JP2019173389A - ショベル - Google Patents

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幸平 浜崎
Kohei Hamazaki
幸平 浜崎
皓也 西田
Koya Nishida
皓也 西田
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Abstract

【課題】エンジン室内のファンの翼端付近の圧力変動を抑制でき、ファンの効率を向上できるショベルを提供する。【解決手段】ショベルは、エンジン11と、エンジン11により駆動されるファン17と、ファン17を挟んでエンジン11と反対側に配置されるラジエータ72と、ラジエータ72とエンジン11との間に配置され、ファン17の回転により発生し、上流側のラジエータ72を通過した冷却風Wを下流側のエンジン11へ導くシュラウド73と、シュラウド73の下流側に設けられ、冷却風Wを下流側に導く環状のリップ74と、を備え、リップ74は、冷却風Wの下流側に向けて裾広がりになるように形成される。【選択図】図3

Description

本開示は、ショベルに関する。
特許文献1には、ショベルのエンジン室に設けられるラジエータと、ラジエータと冷却用のファンとの間に設けられ、エンジン室内へ冷却風を導くシュラウドと、シュラウドのエンジン側の端部からファンの形状に合わせて冷却風の流れ方向に突出する円筒状のリップとを備える構成が開示されている。リップは、ファンの特性に合わせて、ファンの風流れを誘導するために設けられている。ファンの風流れを誘導することで、ファンの効率を上げている。
特開2005−147428号公報
ここで、ファンの翼端付近の冷却風がファンの軸中心から離れる方向(遠心方向)に向かう流れとなる。特許文献1などに記載される従来の構成では、リップはシュラウドからファンの回転軸と平行になるように延出した形状のため、ファンの翼端付近の冷却風がリップに衝突してしまう。リップへ衝突した冷却風の流れは上流側へ流れ逆流してしまう。このような翼端付近の冷却風の逆流は、圧力変動を生じさせてしまう。この圧力変動が原因で、ファンの効率が悪くなる場合がある。
本開示は、ファンの効率を向上できるショベルを提供することを目的とする。
本発明の実施形態の一観点に係るショベルは、エンジンと、前記エンジンにより駆動されるファンと、前記ファンを挟んで前記エンジンと反対側に配置されるラジエータと、前記ラジエータと前記エンジンとの間に配置され、前記ファンの回転により発生し、上流側の前記ラジエータを通過した冷却風を下流側の前記エンジンへ導くシュラウドと、前記シュラウドの下流側に設けられ、前記冷却風を下流側に導く環状のリップと、を備え、前記リップは、前記冷却風の下流側に向けて裾広がりになるように形成される。
本開示によれば、ファンの効率を向上できるショベルを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る油圧ショベルを示す側面図である。 上部旋回体の概略構成を示す平面図である。 エンジン室の内部を後方側から視たときのエンジン室の側面図である。 リップに対するファンのかぶり代の変化に応じた翼端の冷却風の流れを模式的に示す図である。 かぶり代と風量との特性の一例を示す図である。 変形例におけるエンジン室の内部を後方側から視たときのエンジン室の側面図である。
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
なお、以下の説明において、X方向、Y方向、Z方向は互いに垂直な方向であり、典型的には、X方向およびY方向は水平方向、Z方向は鉛直方向である。X方向は、ショベルの前後方向であり、前方側がX正方向であり、後方側がX負方向である。Y方向は、ショベルの左右幅方向であり、右側がY正方向、左側がY負方向である。Z方向は、ショベルの高さ方向であり、上側がZ正方向、下側がZ負方向である。
最初に、図1を参照して、本発明の一実施形態に係るショベルの全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る油圧ショベルを示す側面図である。
油圧ショベルは、自走可能なクローラ式の下部走行体1と、この下部走行体1上に旋回機構2を介して旋回可能に搭載された上部旋回体3を有している。
上部旋回体3には、ブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはエンドアタッチメントとしてのバケット6が取り付けられている。ブーム4、アーム5及びバケット6により作業アタッチメントが構成される。
ブーム4は、旋回フレーム31に俯仰動可能に取付けられている。アーム5は、ブーム4の先端側に回動可能に取付けられている。また、バケット6は、アーム5の先端側に回動可能に取付けられている。
ブームシリンダ7は、旋回フレーム31とブーム4との間に配設されている。このブームシリンダ7により、ブーム4は旋回フレーム31に対して俯仰動する。アームシリンダ8は、ブーム4とアーム5との間に配設されている。このアームシリンダ8により、アーム5はブーム4に対して回動動作する。更にバケットシリンダ9は、バケット6とアーム5との間に配設されている。このバケットシリンダ9により、バケット6はアーム5に対して回動する。
上部旋回体3は、下部走行体1上に旋回機構2を介して旋回自在に設置されている。この上部旋回体3には、旋回フレーム31、キャブ10、カウンタウェイト32、外装カバー33、図2を参照して後述するエンジン11、冷却ユニット70等が配設されている。
キャブ10は旋回フレーム31上に設けられており、その内部には運転席(図示せず)が設けられている。オペレータはキャブ10内の運転席に着座し、油圧ショベルの運転操作を行う。
カウンタウェイト32は、作業アタッチメントとの重量バランスをとる機能を奏する。また、外装カバー33及びエンジンフード34aは、エンジン室34内に配設されたエンジン11、冷却ユニット70等を覆う。
図2は上部旋回体3の概略構成を示す平面図である。図3は、エンジン室34の内部を後方側(X負方向側)から視たときのエンジン室34の側面図である。
図2に一点鎖線で示すように、上部旋回体3の後部にはエンジン室34が形成される。エンジン室34の上部は、図1に示すようにエンジンフード34aにより覆われているが、図2ではエンジン室34の内部を図示するためにエンジンフード34aが取り外された状態が示されている。図3では、エンジン室34内のファン17の周囲を透過的に示している。
エンジン室34の前方右側に、油圧システムで用いられる作動油を貯蔵する作動油タンク35が配置される。作動油タンク35の前方に、軽油等のディーゼルエンジン燃料を貯蔵する燃料タンク36が配置される。燃料タンク36に貯蔵されたディーゼルエンジン燃料は、燃料供給配管(図示せず)を介してエンジン11に供給される。
燃料タンク36の前方に、排ガス処理装置が使用する処理剤(尿素水溶液(液体還元剤))を貯蔵する尿素水タンク37が配置される。尿素水タンク37に貯蔵された処理剤は、処理剤供給配管(図示せず)により排ガス処理装置に供給される。なお、尿素水溶液(液体還元剤)は処理剤の一例であり、液体還元剤として他の処理剤を用いたり、他の処理方法を用いて行なう場合もあり得る。
図2に示すように、エンジン室34の内部には、エンジン11、油圧ポンプ14、冷却ユニット70等が搭載されている。エンジン11は、図3に示すようにエンジンマウントを介して旋回フレーム31に固定されている。なお図2、図3には図示しないが、エンジン室34内には、排ガス処理装置や、エアクリーナ、過給機、等の他の装置も設置されている。
冷却ユニット70は、エンジン室34内のエンジン11及びその他の機器を冷却する。冷却ユニット70は、エンジン11の左側(Y負方向側)に設置されている。冷却ユニット70は、ラジエータ72、エアコン用コンデンサ80、燃料クーラ90等を含む。エアコン用コンデンサ80及び燃料クーラ90はラジエータ72の吸気側(Y負方向側)に取り付けられている。ラジエータ72の吸気側は、冷却風Wの流れに関する上流側を意味する。つまり図3に矢印で示すように、エンジン室34内では冷却風WはY負方向側からY正方向側へ向けて流れており、Y負方向側(ラジエータ72側)が上流側、Y正方向側(エンジン11側)が下流側である。
ラジエータ72の下流側には、冷却風Wを生成するファン17が設けられている。ファン17はエンジン11によって駆動される。この場合、エンジン11は、ファン17の回転駆動源として機能する。具体的には、ファン17の回転軸17Xは、図3に示すようにファンベルト18を介して、エンジン11の回転軸11Xに連結されている。ファンベルト18は、エンジン11の回転力をファン17に伝える。ファン17は、シュラウド73と、シュラウド73の端部に取り付けられた筒状のリップ74により形成される空間に収納されている。
図3に示すように、ファン17はエンジン11の上流側に配置される。したがって、ラジエータ72は、ファン17を挟んでエンジン11と反対側に配置されることになる。
シュラウド73は、ラジエータ72とエンジン11との間に配置され、ラジエータ72の下流側、かつ、ファン17の上流側の空間を覆うように設けられている。シュラウド73は、ラジエータ72の下流側に面する放熱部の外周を覆うように形成される箱状部73Aと、この箱状部73Aの下流側端部を塞ぐ平板部73Bとを有する。平板部73Bの中央には円形状の下流側開口73Cが形成される。下流側開口73Cの径は、ファン17より大きく設定されている。
シュラウド73は、上記構成により、ファン17によって外部からエンジン室34内に取り込まれた冷却風Wを、ラジエータ72の全体を偏りなく冷却しながら通過させることができ、さらに、ファン17の回転により発生して上流側のラジエータ72を通過した冷却風Wを、下流側のエンジン11へ導くことができる。
シュラウド73の下流側開口73Cから下流側に突出して環状のリップ74が形成されている。リップ74は、シュラウド73の下流側に設けられ、冷却風Wを下流側に導く。リップ74は、シュラウド73の下流側開口73Cの全周に亘って設けられる。
図3に示すように、リップ74は、冷却風Wの下流側に向けて裾広がりになるように形成されている。言い換えると、リップ74は、冷却風Wの流れ方向(Y方向)と直交する断面形状が円形であり、冷却風Wの下流側に向けて径が大きくなるよう形成されている。本実施形態では、リップ74は、冷却風Wの流れ方向の断面が直線状に形成されている。
ファン17は、回転中心から遠心方向に延びる複数のブレード17aを有する。シュラウド73の下流側開口73Cとリップ74は、このファン17のブレード17aの翼端より外周側に配置されるように径が設定されている。
ここで、特許文献1などに記載される従来のリップは、シュラウドの下流側開口から冷却風の風流れ方向に沿って突出して形成されている。ファンのブレードの翼端付近の冷却風は、ファンの軸中心から離れる方向(遠心方向)に向かう流れとなる。このため、従来のリップの形状では、ファンの翼端付近の冷却風がリップに衝突してしまい、リップへ衝突した冷却風の流れは上流側へ流れ逆流してしまう。このような翼端付近の冷却風の逆流は、圧力変動を生じさせてしまう。この圧力変動が原因で、ファンの効率が悪くなる場合がある。
これに対して本実施形態では、上述のようにリップ74が冷却風Wの下流側に向けて裾広がりに形成されるため、ファン17のブレード17aの翼端とリップ74との距離が、冷却風Wの下流側に進むほど広がる。これにより、ファン17のブレード17aの翼端付近の冷却風Wがファン17の軸中心から離れる方向(遠心方向)に流れても、冷却風Wの流れ方向とリップ74の延在方向とが平行になり、リップ74の裾広がりの方向に沿って下流側に流れやすくできる。したがって、翼端付近の冷却風Wがリップ74に衝突しにくくでき、冷却風Wの逆流を低減することが可能となるので、エンジン室34内のファン17の翼端付近の圧力変動を抑制でき、ファン17の効率を向上できる。
また、冷却風Wの流れと直交する方向(X方向またはZ方向)から視たときに、ブレード17aの少なくとも一部が、リップ74と重なるように配置される。さらに、冷却風Wの流れと直交する方向から視たときに、ブレード17aの冷却風Wの流れ方向に沿った長さのうち1/3〜2/3の部分が、リップ74と重なるように配置されるのが好ましい。
図4、図5を参照して、上記のリップ74とブレード17aとの位置関係による効果を説明する。図4は、リップ74に対するファン17のかぶり代の変化に応じた翼端の冷却風Wの流れを模式的に示す図である。図5は、かぶり代と風量との特性の一例を示す図である。ここで「かぶり代」とは、冷却風Wの流れと直交する方向(X方向またはZ方向)から視たときに、ファン17のブレード17aの冷却風Wの流れ方向(Y方向)の全長のうち、リップ74と重なっている長さの割合を意味する。
図4(a)〜(f)は、それぞれかぶり代が0、1/3、2/3、1、2、−1の場合のリップ74とファン17の位置関係を示す。図5の横軸はかぶり代を表し、横軸に記載されている文字a〜fは、それぞれ図4の(a)〜(f)のかぶり代の値に対応する。図5の縦軸は、所定回転数でファン17が回転する場合のファン17の下流側の風量を表す。図5中のグラフは、かぶり代に応じた風量の特性を示し、風量が大きいほどファン17の効率が良いことを表す。
図4(a)に示すように、かぶり代が0の場合は、ファン17のブレード17aの下流側端部の位置と、リップ74の上流側端部の位置とが略同一となる。この場合、ブレード17aがリップ74より上流側にあるので、ブレード17aの翼端から径方向外側に流れる冷却風Wの一部がシュラウド73の平板部73Bより上流側に分岐して流れてしまう。このためリップ74を通って下流側に流れる冷却風Wが減少するので、図5に示すように風量は相対的に低下する。
図4(b)に示すように、かぶり代が1/3の場合は、ファン17のブレード17aの下流側端部の位置が、リップ74の上流側端部の位置より下流側となり、ブレード17aの下流側の略1/3の部分がリップ74と重なっている。この場合、ブレード17aの翼端から径方向外側に流れる冷却風Wもリップ74に沿って下流側に流れるので、図5に示すように風量は相対的に増加する。
図4(c)に示すように、かぶり代が2/3の場合は、ファン17のブレード17aの下流側端部の位置が、リップ74の上流側端部の位置より下流側となり、ブレード17aの下流側の略2/3の部分がリップ74と重なっている。この場合も上記(b)と同様に、ブレード17aの翼端から径方向外側に流れる冷却風Wもリップ74に沿って下流側に流れるので、図5に示すように風量は相対的に増加する。
図4(d)に示すように、かぶり代が1の場合は、ファン17のブレード17aの上流側端部の位置が、リップ74の上流側端部の位置と略同一となり、ブレード17aの全体がリップ74と重なっている。この場合ブレード17aの翼端から径方向外側に流れる冷却風Wの一部がリップ74に衝突して上流側に逆流する。このためリップ74を通って下流側に流れる冷却風Wが減少するので、図5に示すように風量は相対的に低下する。
図4(e)に示すように、かぶり代が2の場合は、ファン17のブレード17aの下流側端部の位置が、リップ74の上流側端部の位置から、ブレード17aの幅の2倍の長さだけ下流側に配置される。この場合ブレード17aの翼端から径方向外側に流れる冷却風Wの一部がリップ74に衝突して上流側に逆流する。この逆流する冷却風Wの量は上記(d)よりも増加する。このためリップ74を通って下流側に流れる冷却風Wは上記(d)より減少するので、図5に示すように風量は上記(d)よりもさらに低下する。
図4(f)に示すように、かぶり代が−1の場合は、ファン17のブレード17aの上流側端部の位置が、リップ74の上流側端部の位置から、ブレード17aの幅の2倍の長さだけ上流側に配置される。この場合ブレード17aの翼端から径方向外側に流れる冷却風Wの一部がシュラウド73の平板部73Bより上流側に分岐して流れてしまう。この分岐する冷却風Wの量は上記(a)よりも増加する。このためリップ74を通って下流側に流れる冷却風Wは上記(a)より減少するので、図5に示すように風量は上記(a)よりもさらに低下する。
このように、本実施形態では、図4、図5の(a)〜(d)に示すように、リップ74に対するブレード17aのかぶり代が0〜1の場合、すなわち、ブレード17aの少なくとも一部がリップ74と重なるように配置される場合に、ファン17からリップ74を通って下流側に流れる冷却風Wの風量が増加でき、ファン17の効率をさらに向上できる。
また、図4、図5の(b)、(c)に示すように、かぶり代を1/3〜2/3の間とすると、ファン17からリップ74を通って下流側に流れる冷却風Wの風量をさらに増加でき、ファン17の効率をより一層向上できる。
また、リップ74の形状は、冷却風Wの下流側に向けて裾広がりになるように形成されるが、特に冷却風Wの流れ方向の断面が直線状となるように形成すると、リップ74の加工が容易となり、製造コストを低減できる。
また、図3に示すように、リップ74はシュラウド73の下流側開口73Cの全周に亘って設けられる。つまりリップ74はシュラウド73に直接固定される。これにより、リップ74とシュラウド73との隙間を無くし、ラジエータ72を通過した冷却風Wをリップ74に導入しやすくできる。ここで、例えば、リップ74は、溶接等を用いてシュラウド73の下流側開口73Cに固定される。
次に図6を参照して変形例を説明する。図6は、変形例におけるエンジン室34の内部を後方側(X負方向側)から視たときのエンジン室34の側面図である。図6に示すように、リップ74は、エンジン11に連結固定することもできる。この場合、エンジン11にブラケット75U,75Dを取付け、このブラケット75U,75Dの上流側端部にリップ74の下流側端部が取り付けられる。リップ74の上流側端部と、シュラウド73の下流側開口73Cとの間は例えばシールクッション76などで封止される。
図6に示す構成でも、上記実施形態と同様にリップ74の形状をとり、また、ファン17とリップ74との位置関係をかぶり代が有るように調整することによって、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
上記実施形態では、リップ74は、冷却風Wの流れ方向に沿った断面が直線状に形成される構成を例示したが、リップ74は冷却風Wの下流側に向けて裾広がりになるように形成されればよく、冷却風Wの流れ方向に沿った断面が曲線状でもよい。また、リップ74は環状であればよく、冷却風Wの流れ方向と直交する断面形状は円形以外でもよい。
11 エンジン
17 ファン
17a ブレード
72 ラジエータ
73 シュラウド
73C 下流側開口
74 リップ
W 冷却風

Claims (7)

  1. エンジンと、
    前記エンジンにより駆動されるファンと、
    前記ファンを挟んで前記エンジンと反対側に配置されるラジエータと、
    前記ラジエータと前記エンジンとの間に配置され、前記ファンの回転により発生し、上流側の前記ラジエータを通過した冷却風を下流側の前記エンジンへ導くシュラウドと、
    前記シュラウドの下流側に設けられ、前記冷却風を下流側に導く環状のリップと、
    を備え、
    前記リップは、前記冷却風の下流側に向けて裾広がりになるように形成される、
    ショベル。
  2. 前記リップは、前記冷却風の流れ方向と直交する断面形状が円形であり、前記冷却風の下流側に向けて径が大きくなるよう形成される、
    請求項1に記載のショベル。
  3. 前記ファンは複数のブレードを有し、
    前記リップは前記複数のブレードの外周側に配置され、
    前記冷却風の流れと直交する方向から視たときに、前記ブレードの少なくとも一部が前記リップと重なるように配置される、
    請求項1または2に記載のショベル。
  4. 前記冷却風の流れと直交する方向から視たときに、前記ブレードの前記冷却風の流れ方向に沿った長さのうち1/3〜2/3の部分が前記リップと重なるように配置される、
    請求項3に記載のショベル。
  5. 前記リップは、前記冷却風の流れ方向に沿った断面が直線状に形成される、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のショベル。
  6. 前記リップは、前記シュラウドの下流側開口の全周に亘って設けられる、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のショベル。
  7. 前記リップは、前記エンジンに連結固定される、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のショベル。
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