JP2019172433A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のオペレータがそれぞれ遠隔操作端末を操作する場合であっても、設定要目の間違いや混乱を防ぐことができる作業車両を提供する。【解決手段】作業装置40を備え、前記作業装置40を遠隔操作端末13によって稼動自在とした作業車両(クレーン1)において、前記遠隔操作端末13を用いて前記作業装置40の設定要目を変更できるものとされ、複数の前記遠隔操作端末13のうち一の前記遠隔操作端末13のみが設定要目の変更を許容される、とした。【選択図】図3

Description

本発明は、作業車両に関する。詳しくは、複数のオペレータがそれぞれ遠隔操作端末を操作する場合であっても、設定要目の間違いや混乱を防ぐことができる作業車両に関する。
従来より、代表的な作業車両であるクレーンが知られている。クレーンは、主に走行体と旋回体で構成されている。走行体は、複数の車輪を備え、走行自在に構成されている。旋回体は、ブームやフック等からなる作業装置を備え、荷物を運搬自在に構成されている。
ところで、作業装置を遠隔操作端末によって稼動自在としたクレーンが存在している(特許文献1参照)。また、遠隔操作端末を用いて作業装置の設定要目を変更できるクレーンが提案されている。このようなクレーンにおいては、複数のオペレータがそれぞれ遠隔操作端末を操作する場合に、作業装置の設定要目が不正確に変更されてしまうおそれがあった。つまり、設定要目の間違いや混乱が生じてしまうおそれがあった。これは、複数の遠隔操作端末を具備するその他の作業車両においても同様であると考えられる。そこで、複数のオペレータがそれぞれ遠隔操作端末を操作する場合であっても、設定要目の間違いや混乱を防ぐことができる作業車両が求められていたのである。
特開2017−65911号公報
複数のオペレータがそれぞれ遠隔操作端末を操作する場合であっても、設定要目の間違いや混乱を防ぐことができる作業車両を提供する。
第一の発明は、
作業装置を備え、
前記作業装置を遠隔操作端末によって稼動自在とした作業車両において、
前記遠隔操作端末を用いて前記作業装置の設定要目を変更できるものとされ、
複数の前記遠隔操作端末のうち一の前記遠隔操作端末のみが設定要目の変更を許容される、ものである。
第二の発明は、第一の発明に係るクレーンにおいて、
予め特定された一の前記遠隔操作端末のみが設定要目の変更を許容される、ものである。
第三の発明は、第一の発明に係るクレーンにおいて、
それぞれの前記遠隔操作端末に切替具が設けられており、
前記切替具によって選択された一の前記遠隔操作端末のみが設定要目の変更を許容される、ものである。
第四の発明は、第一から第三のいずれかの発明に係るクレーンにおいて、
それぞれの前記遠隔操作端末に灯火部が設けられており、
設定要目の変更を許容されている前記遠隔操作端末のみで前記灯火部が点灯される、ものである。
第五の発明は、第一から第三のいずれかの発明に係るクレーンにおいて、
それぞれの前記遠隔操作端末に画像表示機が設けられており、
設定要目の変更を許容されている前記遠隔操作端末のみで前記画像表示機にその旨が表示される、ものである。
第六の発明は、第一から第三のいずれかの発明に係るクレーンにおいて、
それぞれの前記遠隔操作端末に画像表示機が設けられており、
設定要目の変更を許容されている前記遠隔操作端末では前記画像表示機に設定要目変更画面が表示され、
設定要目の変更を許容されていない前記遠隔操作端末では前記画像表示機に設定要目変更画面が表示されない、ものである。
第一の発明に係る作業車両は、遠隔操作端末を用いて作業装置の設定要目を変更できる。そして、複数の遠隔操作端末のうち一の遠隔操作端末のみが設定要目の変更を許容される。かかる作業車両によれば、所定の遠隔操作端末を有する者のみが作業装置の設定要目を変更できる。従って、複数のオペレータがそれぞれ遠隔操作端末を操作する場合であっても、設定要目の間違いや混乱を防ぐことができる。
第二の発明に係る作業車両は、予め特定された一の遠隔操作端末のみが設定要目の変更を許容される。かかる作業車両によれば、簡素な構成でありながら確実に、所定の遠隔操作端末を有する者のみが作業装置の設定要目を変更できる。
第三の発明に係る作業車両は、それぞれの遠隔操作端末に切替具が設けられている。そして、切替具によって選択された一の遠隔操作端末のみが設定要目の変更を許容される。かかる作業車両によれば、任意に一の遠隔操作端末を選択でき、かかる遠隔操作端末を有する者のみが作業装置の設定要目を変更できる。
第四の発明に係る作業車両は、それぞれの遠隔操作端末に灯火部が設けられている。そして、設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末のみで灯火部が点灯される。かかる作業車両によれば、一目で設定要目の変更を許容された遠隔操作端末であることを認識できる。
第五の発明に係る作業車両は、それぞれの遠隔操作端末に画像表示機が設けられている。そして、設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末のみで画像表示機にその旨が表示される。かかる作業車両によれば、一目で設定要目の変更を許容された遠隔操作端末であることを認識できる。
第六の発明に係る作業車両は、それぞれの遠隔操作端末に画像表示機が設けられている。そして、設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末では画像表示機に設定要目変更画面が表示され、設定要目の変更を許容されていない遠隔操作端末では画像表示機に設定要目変更画面が表示されない。かかる作業車両によれば、設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末では、設定要目を変更する操作を行うことができる。他方で、設定要目の変更を許容されていない遠隔操作端末では、設定要目を変更する操作を行うことすらできない。従って、設定要目の変更を許容されていない遠隔操作端末に対し、設定要目を変更する操作を行ってしまうという無駄を排除できる。
クレーンを示す図。 操作システムの構成を示す図。 遠隔操作端末を操作している状況を示す図。 作業装置の設定要目を変更する画面を示す図。 クレーン設定を変更する画面を示す図。 アウトリガ設定を変更する画面を示す図。 カウンタウエイト設定を変更する画面を示す図。 一の実施形態に係る遠隔操作端末を示す図。 他の実施形態に係る遠隔操作端末を示す図。 遠隔操作端末ごとの表示態様を示す図。 作業装置の設定要目を変更する際の処理を示す図。 作業装置の設定要目を変更する際の処理を示す図。
本願においては、代表的な作業車両であるクレーンについて説明する。本願に開示する技術的思想は、以下に説明するクレーン1のほか、他のクレーンにも適用できる。
まず、図1を用いて、クレーン1について説明する。
クレーン1は、主に走行体2と旋回体3で構成されている。
走行体2は、左右一対の前輪4と後輪5を備えている。また、走行体2は、荷物Lの運搬作業を行なう際に接地させて安定を図るアウトリガ6を備えている。なお、走行体2は、アクチュエータによって、その上部に支持する旋回体3を旋回自在としている。
旋回体3は、その後部から前方へ突き出すようにブーム7を備えている。そのため、ブーム7は、アクチュエータによって旋回自在となっている(矢印A参照)。また、ブーム7は、アクチュエータによって伸縮自在となっている(矢印B参照)。更に、ブーム7は、アクチュエータによって起伏自在となっている(矢印C参照)。加えて、ブーム7には、ワイヤロープ8が架け渡されている。ブーム7の基端側には、ワイヤロープ8を巻き付けたウインチ9が配置され、ブーム7の先端側には、ワイヤロープ8によってフック10が垂下されている。ウインチ9は、アクチュエータと一体的に構成されており、ワイヤロープ8の巻き入れ及び巻き出しを可能としている。そのため、フック10は、アクチュエータによって昇降自在となっている(矢印D参照)。なお、旋回体3は、ブーム7の後方にカウンタウエイト11を備えている。また、旋回体3は、ブーム7の側方にキャビン12を備えている。キャビン12の内部には、後述する旋回操作具21や伸縮操作具22、起伏操作具23、巻回操作具24が設けられている。
次に、図2及び図3を用いて、操作システムについて説明する。但し、本操作システムは、考え得る構成の一例であり、これに限定するものではない。ここでは、クレーン1に乗車して操作を行うオペレータを「オペレータX1」とし、クレーン1に乗車せずに操作を行うオペレータを「オペレータX2」として説明する。
操作システムは、主に制御装置20で構成されている。制御装置20には、各種操作具21〜24が接続されている。また、制御装置20には、各種バルブ31〜34が接続されている。
前述したように、ブーム7は、アクチュエータによって旋回自在となっている(図1における矢印A参照)。本願においては、かかるアクチュエータを旋回用油圧モータ41と定義する。旋回用油圧モータ41は、電磁比例切換弁である旋回用バルブ31によって適宜に稼動される。つまり、旋回用油圧モータ41は、旋回用バルブ31が作動油の流動方向を切り替えたり作動油の流量を調節したりすることで適宜に稼動される。なお、旋回用バルブ31は、オペレータX1による旋回操作具21の操作に基づいて稼動される。また、ブーム7の旋回角度や旋回速度は、図示しないセンサによって検出される。そのため、制御装置20は、ブーム7の旋回角度や旋回速度を認識することができる。
また、前述したように、ブーム7は、アクチュエータによって伸縮自在となっている(図1における矢印B参照)。本願においては、かかるアクチュエータを伸縮用油圧シリンダ42と定義する。伸縮用油圧シリンダ42は、電磁比例切換弁である伸縮用バルブ32によって適宜に稼動される。つまり、伸縮用油圧シリンダ42は、伸縮用バルブ32が作動油の流動方向を切り替えたり作動油の流量を調節したりすることで適宜に稼動される。なお、伸縮用バルブ32は、オペレータX1による伸縮操作具22の操作に基づいて稼動される。また、ブーム7の伸縮長さや伸縮速度は、図示しないセンサによって検出される。そのため、制御装置20は、ブーム7の伸縮長さや伸縮速度を認識することができる。
更に、前述したように、ブーム7は、アクチュエータによって起伏自在となっている(図1における矢印C参照)。本願においては、かかるアクチュエータを起伏用油圧シリンダ43と定義する。起伏用油圧シリンダ43は、電磁比例切換弁である起伏用バルブ33によって適宜に稼動される。つまり、起伏用油圧シリンダ43は、起伏用バルブ33が作動油の流動方向を切り替えたり作動油の流量を調節したりすることで適宜に稼動される。なお、起伏用バルブ33は、オペレータX1による起伏操作具23の操作に基づいて稼動される。また、ブーム7の起伏角度や起伏速度は、図示しないセンサによって検出される。そのため、制御装置20は、ブーム7の起伏角度や起伏速度を認識することができる。
加えて、前述したように、フック10は、アクチュエータによって昇降自在となっている(図1における矢印D参照)。本願においては、かかるアクチュエータを巻回用油圧モータ44と定義する。巻回用油圧モータ44は、電磁比例切換弁である巻回用バルブ34によって適宜に稼動される。つまり、巻回用油圧モータ44は、巻回用バルブ34が作動油の流動方向を切り替えたり作動油の流量を調節したりすることで適宜に稼動される。なお、巻回用バルブ34は、オペレータX1による巻回操作具24の操作に基づいて稼動される。また、フック10の吊下長さや昇降速度は、図示しないセンサによって検出される。そのため、制御装置20は、フック10の吊下長さや昇降速度を認識することができる。
加えて、制御装置20には、情報中継機35が接続されている。但し、情報中継機35は、遠隔操作端末13が有線式の場合に不要となる。
情報中継機35は、電波信号に変換された情報を送受信するものである。情報中継機35は、地物等による電波への影響を低減すべく、少なくともアンテナがブーム7の先端部分に取り付けられている。なお、情報中継機35は、制御装置20のほか、後述する遠隔操作端末13の制御装置60に接続されている。そのため、情報中継機35は、制御装置20から制御装置60へ情報を伝達することができる。また、情報中継機35は、制御装置60から制御装置20へ情報を伝達することもできる。
更に加えて、本操作システムは、複数の遠隔操作端末13を有しているものとする。遠隔操作端末13は、制御装置60を備えている。また、遠隔操作端末13は、図示しない送信機と受信機を備えている。なお、本願における遠隔操作端末13は、遠隔操作端末の一例であり、これに限定するものではない。
遠隔操作端末13には、旋回操作具61が設けられている。旋回操作具61は、制御装置60に接続されている。そして、制御装置60は、電波信号を介して前述した制御装置20に接続されている。そのため、オペレータX2が旋回操作具61を任意の方向へ倒すと(図3における矢印E参照)、前述した旋回操作具21を任意の方向に倒したのと同様にブーム7の旋回動作が行われる。つまり、オペレータX2が旋回操作具61を任意の方向へ倒すと、適宜に旋回用油圧モータ41が稼働し、ブーム7が左旋回或いは右旋回するのである。
また、遠隔操作端末13には、伸縮操作具62が設けられている。伸縮操作具62は、制御装置60に接続されている。そして、制御装置60は、電波信号を介して前述した制御装置20に接続されている。そのため、オペレータX2が伸縮操作具62を任意の方向へ倒すと(図3における矢印F参照)、前述した伸縮操作具22を任意の方向に倒したのと同様にブーム7の伸縮動作が行われる。つまり、オペレータX2が伸縮操作具62を任意の方向へ倒すと、適宜に伸縮用油圧シリンダ42が稼働し、ブーム7が伸長或いは収縮するのである。
更に、遠隔操作端末13には、起伏操作具63が設けられている。起伏操作具63は、制御装置60に接続されている。そして、制御装置60は、電波信号を介して前述した制御装置20に接続されている。そのため、オペレータX2が起伏操作具63を任意の方向へ倒すと(図3における矢印G参照)、前述した起伏操作具23を任意の方向に倒したのと同様にブーム7の起伏動作が行われる。つまり、オペレータX2が起伏操作具63を任意の方向へ倒すと、適宜に起伏用油圧シリンダ43が稼働し、ブーム7が起立或いは倒伏するのである。
加えて、遠隔操作端末13には、巻回操作具64が設けられている。巻回操作具64は、制御装置60に接続されている。そして、制御装置60は、電波信号を介して前述した制御装置20に接続されている。そのため、オペレータX2が巻回操作具64を任意の方向へ倒すと(図3における矢印H参照)、前述した巻回操作具24を任意の方向に倒したのと同様にフック10の昇降動作が行われる。つまり、オペレータX2が巻回操作具64を任意の方向へ倒すと、適宜に巻回用油圧モータ44が稼働し、フック10が上昇或いは降下するのである。
更に加えて、遠隔操作端末13には、画像表示機65が設けられている。画像表示機65は、制御装置60に接続されている。そして、制御装置60は、電波信号を介して前述した制御装置20に接続されている。そのため、制御装置20は、画像表示機65を通じ、オペレータX2へ情報を提供することができる。他方で、画像表示機65は、いわゆるタッチパネルであることから、オペレータX2の入力機器であるともいえる。そのため、オペレータX2は、画像表示機65を通じ、制御装置20へ情報を提供することもできる。なお、画像表示機65は、オペレータX2が各種操作具61〜64を操作しながら視認できるよう、遠隔操作端末13の正面に取り付けられている。
このような操作システムによれば、複数のオペレータX2がそれぞれ遠隔操作端末13を操作して作業装置40を稼動させることができる。これは、一のオペレータX2にとって死角が多い作業現場であったとしても、複数のオペレータX2が順次に引き継ぎながら作業装置40を稼動させることができるという効果を奏する。なお、作業装置40とは、旋回体3と同義であって、ブーム7やフック10等からなる「クレーン装置」を指す。
次に、図4から図7を用いて、作業装置40の設定要目を変更する画面について説明する。ここでは、複数の遠隔操作端末13のうち一の遠隔操作端末13のみが設定要目の変更を許容されているものとする。以降においては、かかる遠隔操作端末13に着目して説明する。
遠隔操作端末13は、作業装置40の様々な設定要目を変更できる。例えば、クレーン設定やアウトリガ設定、カウンタウエイト設定等である。初期画面Sには、ブーム7の旋回角度を表すイメージ図Iaが描かれている。また、ブーム7の伸縮長さや起伏角度等を表すイメージ図Ibが描かれている。更に、各アウトリガ6の張出長さを表すイメージ図Icが描かれている。加えて、定格総荷重や実荷重等の値が記されたイメージ図Idが描かれている。
まず、クレーン設定について簡単に説明する。オペレータがクレーン設定に関するボタンB1を押すと、画像表示機65に所定の画面S1が表示される(図5参照)。画面S1には、ブーム7の状態を表すイメージ図I1が含まれている。イメージ図I1は、ブーム7の先端部分を簡易的に描いたものであり、送りボタンBf或いは戻りボタンBbを押すことによって、いわゆるブーム作業状態やジブ作業状態に順次に変わっていく。そして、オペレータがセットキーボタンBsを押すことで、かかる設定要目が決定される。
次に、アウトリガ設定について簡単に説明する。オペレータがアウトリガ設定に関するボタンB2を押すと、画像表示機65に所定の画面S2が表示される(図6参照)。画面S2には、アウトリガ6の状態を表すイメージ図I2が含まれている。イメージ図I2は、各アウトリガ6の張出長さを簡易的に描いたものであり、送りボタンBf或いは戻りボタンBbを押すことによって、各アウトリガ6の張出長さが徐々に変わっていく。そして、オペレータがセットキーボタンBsを押すことで、かかる設定要目が決定される。
次に、カウンタウエイト設定について簡単に説明する。オペレータがカウンタウエイト設定に関するボタンB3を押すと、画像表示機65に所定の画面S3が表示される(図7参照)。画面S3には、カウンタウエイト11の状態を表すイメージ図I3が含まれている。イメージ図I3は、カウンタウエイト11の総重量を簡易的に描いたものであり、送りボタンBf或いは戻りボタンBbを押すことによって、カウンタウエイト11の総重量が徐々に変わっていく。そして、オペレータがセットキーボタンBsを押すことで、かかる設定要目が決定される。
以上のように、本クレーン1は、遠隔操作端末13を用いて作業装置40の設定要目を変更できる。そして、複数の遠隔操作端末13のうち一の遠隔操作端末13のみが設定要目の変更を許容される。かかるクレーン1によれば、所定の遠隔操作端末13を有する者(オペレータX2)のみが作業装置40の設定要目を変更できる。従って、複数のオペレータX2がそれぞれ遠隔操作端末13を操作する場合であっても、設定要目の間違いや混乱を防ぐことができる。
ところで、複数の遠隔操作端末13のうち一の遠隔操作端末13を定める方法として、予め特定しておくことが考えられる。つまり、選択の余地をなくし、原始的に特定しておくのである。
このようにした場合、本クレーン1は、予め特定された一の遠隔操作端末13のみが設定要目の変更を許容される。かかるクレーン1によれば、簡素な構成でありながら確実に、所定の遠隔操作端末13を有する者(オペレータX2)のみが作業装置40の設定要目を変更できる。
加えて、複数の遠隔操作端末13のうち一の遠隔操作端末13を定める方法として、オペレータX2が任意に特定できることが考えられる。つまり、本願の遠隔操作端末13のように切替具66を設け(図2及び図3参照)、オペレータX2の操作によって特定できるようにするのである。
このようにした場合、本クレーン1は、切替具66によって選択された一の遠隔操作端末13のみが設定要目の変更を許容される。かかるクレーン1によれば、任意に一の遠隔操作端末13を選択でき、かかる遠隔操作端末13を有する者(オペレータX2)のみが作業装置40の設定要目を変更できる。
この点、オペレータX2にとって選択された一の遠隔操作端末13であるか否かが一目で認識できることが好ましい。
これについては、遠隔操作端末13に灯火部67を設け(図2及び図3参照)、選択された一の遠隔操作端末13のみ点灯することが考えられる。例えば、第一の遠隔操作端末13から第三の遠隔操作端末13があり、第二の遠隔操作端末13が選択されている場合は、第二の遠隔操作端末13に設けられた灯火部67のみが灯火するのである(図8参照)。但し、切替具66によって一の遠隔操作端末13を選択する態様に限定するものではない。
このようにした場合、本クレーン1は、設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末13のみで灯火部67が点灯される。かかるクレーン1によれば、一目で設定要目の変更を許容された遠隔操作端末13であることを認識できる。
その他、遠隔操作端末13に画像表示機65が設けられているので(図2及び図3参照)、選択された一の遠隔操作端末13のみにその旨を表示することが考えられる。例えば、第一の遠隔操作端末13から第三の遠隔操作端末13があり、第二の遠隔操作端末13が選択されている場合は、第二の遠隔操作端末13に設けられた画像表示機65のみにその旨を表示するのである(図9参照:※印部参照)。但し、切替具66によって一の遠隔操作端末13を選択する態様に限定するものではない。また、記号や文字等の表示態様について限定するものでもない。
このようにした場合、本クレーン1は、設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末13のみで画像表示機65にその旨が表示される。かかるクレーン1によれば、一目で設定要目の変更を許容された遠隔操作端末13であることを認識できる。
次に、図10を用いて、前述の初期画面Sを開く操作をしたときの表示態様について説明する。本クレーン1においては、設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末13で、図示しないボタンを押したときに初期画面Sが開くようになっている。ここでは、初期画面Sを「設定要目変更画面S」と定義する。
まず、設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末13について説明する。設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末13においては、オペレータが所定のボタンを押すと、画像表示機65に設定要目変更画面Sが表示される(図10の(A)参照)。設定要目変更画面Sには、前述したイメージ図Iaやイメージ図Ib、イメージ図Ic、イメージ図Idが表示される。
次に、設定要目の変更を許容されていない遠隔操作端末13について説明する。設定要目の変更を許容されていない遠隔操作端末13においては、オペレータが所定のボタンを押しても、画像表示機65に設定要目変更画面Sが表示されない。或いは、『この遠隔操作端末は設定要目の変更を許容されていません』等のコメントが表示される(図10の(B)参照)。このとき、設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末13の番号等を教示するとしてもよい。
このように、設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末13では画像表示機65に設定要目変更画面Sが表示され、設定要目の変更を許容されていない遠隔操作端末13では画像表示機65に設定要目変更画面Sが表示されない。かかるクレーン1によれば、設定要目の変更を許容されている遠隔操作端末13では、設定要目を変更する操作を行うことができる。他方で、設定要目の変更を許容されていない遠隔操作端末13では、設定要目を変更する操作を行うことすらできない。従って、設定要目の変更を許容されていない遠隔操作端末13に対し、設定要目を変更する操作を行ってしまうという無駄を排除できる。
次に、図11を用いて、制御装置20における処理について簡単に説明する。ここでは、変更権限要求ボタン(例えば前述のボタンB1・B2・B3或いはセットキーボタンBs或いは他のボタンであってもよい)が押されたときを想定する。
このようなフローチャートによると、所定の遠隔操作端末13に対して権限を認可するコマンド(コマンドB)を送信できる。加えて、かかる所定の遠隔操作端末13による設定要目の変更を受け入れることが可能となる。但し、このフローチャートは、考え得る構成の一例であり、これに限定するものではない。
次に、図12を用いて、制御装置60における処理について簡単に説明する。ここでも、変更権限要求ボタン(例えば前述のボタンB1・B2・B3或いはセットキーボタンBs或いは他のボタンであってもよい)が押されたときを想定する。
このようなフローチャートによると、遠隔操作端末13の画像表示機65には、変更権限の取得ができた旨や変更権限の取得ができなかった旨が表示される。また、何らかの原因により変更権限の取得に失敗した旨が表示される。但し、このフローチャートは、考え得る構成の一例であり、これに限定するものではない。
最後に、本願に開示する技術的思想は、複数の遠隔操作端末13を具備するその他の作業車両にも適用できる。例えば、高所作業車等にも適用できる。
1 クレーン(作業車両)
2 走行体
3 旋回体
7 ブーム
10 フック
13 遠隔操作端末
20 制御装置
40 作業装置
60 制御装置
61 旋回操作具
62 伸縮操作具
63 起伏操作具
64 巻回操作具
65 画像表示機
66 切替具
67 灯火部
L 荷物
S 初期画面(設定要目変更画面)
X1 オペレータ
X2 オペレータ

Claims (6)

  1. 作業装置を備え、
    前記作業装置を遠隔操作端末によって稼動自在とした作業車両において、
    前記遠隔操作端末を用いて前記作業装置の設定要目を変更できるものとされ、
    複数の前記遠隔操作端末のうち一の前記遠隔操作端末のみが設定要目の変更を許容される、ことを特徴とする作業車両。
  2. 予め特定された一の前記遠隔操作端末のみが設定要目の変更を許容される、ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. それぞれの前記遠隔操作端末に切替具が設けられており、
    前記切替具によって選択された一の前記遠隔操作端末のみが設定要目の変更を許容される、ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  4. それぞれの前記遠隔操作端末に灯火部が設けられており、
    設定要目の変更を許容されている前記遠隔操作端末のみで前記灯火部が点灯される、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の作業車両。
  5. それぞれの前記遠隔操作端末に画像表示機が設けられており、
    設定要目の変更を許容されている前記遠隔操作端末のみで前記画像表示機にその旨が表示される、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の作業車両。
  6. それぞれの前記遠隔操作端末に画像表示機が設けられており、
    設定要目の変更を許容されている前記遠隔操作端末では前記画像表示機に設定要目変更画面が表示され、
    設定要目の変更を許容されていない前記遠隔操作端末では前記画像表示機に設定要目変更画面が表示されない、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の作業車両。
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