JP7106929B2 - 作業車両 - Google Patents

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本発明は、作業車両に関する。詳しくは、操作性の向上を実現させた作業車両に関する。
従来より、代表的な作業車両であるクレーンが知られている。クレーンは、主に車両とクレーン装置で構成されている(特許文献1参照)。車両は、複数の車輪を備え、走行自在に構成されている。クレーン装置は、ブームのほかにワイヤロープやフックを備え、荷物を運搬自在に構成されている。
ところで、ブーム等の動作を予測して当該ブーム等の未来位置及び未来姿勢を表示する建設車両が提案されている(特許文献2参照)。しかし、かかる建設車両は、所定時間経過後のブーム等の未来位置及び未来姿勢を表示するものであり、ブーム等と障害物の干渉の有無を確認できるようにして更なる操作性向上に資するためには、連続的な未来軌跡を表示することが重要であると考えられる。また、近年では、クレーン装置を遠隔操作端末によって操作自在としたクレーンも存在しており、遠隔操作を行うオペレータにとって連続的な未来軌跡を表示することはより重要であると考えられる。これは、クレーン装置に相当する作業装置を備えた他の作業車両においても同様であると考えられる。そこで、遠隔操作を行うオペレータが作業装置の未来軌跡を確認できる作業車両が求められていた。ひいては、操作性の向上を実現させた作業車両が求められていたのである。
特開2017-122003号公報 特開2016-61054号公報
操作性の向上を実現させた作業車両を提供する。
第一の発明は、
作業装置を備え、
前記作業装置を遠隔操作端末によって操作自在とした作業車両において、
カメラと、
前記カメラが撮影した画像から前記作業装置の位置及び姿勢を認識する制御装置と、
前記制御装置に接続されて当該制御装置が指示した画像を表示する表示装置と、を具備し、
前記制御装置は、
オペレータにより操作された前記遠隔操作端末の操作態様を受信し、
前記遠隔操作端末の操作態様に基づいて、所定時間毎の解析を行い前記作業装置の動作を予測するとともに、前記作業装置の未来位置及び未来姿勢における所定部分をつなげていくことにより、連続的な前記作業装置の未来軌跡を算出して前記表示装置に表示する、ものである。
第二の発明は、第一の発明に係る作業車両において、
ブームとアウトリガの少なくとも一つを含んだ前記作業装置が構成されており、
前記制御装置が前記遠隔操作端末の操作態様に基づいて前記作業装置に含まれる前記ブームと前記アウトリガの少なくとも一つの動作を予測するとともに、その未来軌跡を算出して前記表示装置に表示する、ものである。
第三の発明は、第一又は第二の発明に係る作業車両において、
前記作業装置がフックを含んだクレーン装置であり、
前記制御装置が前記遠隔操作端末の操作態様に基づいて前記フックと当該フックから吊り下げられた荷物の少なくとも一つの動作を予測するとともに、その未来軌跡を算出して前記表示装置に表示する、ものである。
第四の発明は、第一から第三のいずれかの発明に係る作業車両において、
前記表示装置が前記カメラと一体化したヘッドマウントディスプレイである、ものである。
第一の発明に係る作業車両は、カメラと、カメラが撮影した画像から作業装置の位置及び姿勢を認識する制御装置と、制御装置に接続されて制御装置が指示した画像を表示する表示装置と、を具備している。そして、制御装置は、オペレータにより操作された遠隔操作端末の操作態様を受信し、遠隔操作端末の操作態様に基づいて、所定時間毎の解析を行い作業装置の動作を予測するとともに、前記作業装置の未来位置及び未来姿勢における所定部分をつなげていくことにより、連続的な前記作業装置の未来軌跡を算出して表示装置に表示する。かかる作業車両によれば、オペレータが現在の操作を継続した場合における作業装置と障害物の干渉の有無を前もって確認できるので、操作性の向上を実現できる。
第二の発明に係る作業車両は、ブームとアウトリガの少なくとも一つを含んだ作業装置が構成されている。そして、制御装置が遠隔操作端末の操作態様に基づいて作業装置に含まれるブームとアウトリガの少なくとも一つの動作を予測するとともに、その未来軌跡を算出して表示装置に表示する。かかる作業車両によれば、オペレータが現在の操作を継続した場合におけるブームとアウトリガの少なくとも一つと、障害物の干渉の有無を前もって確認できるので、操作性の向上を実現できる。
第三の発明に係る作業車両は、作業装置がクレーン装置であり、フックを含んだクレーン装置が構成されている。そして、制御装置が遠隔操作端末の操作態様に基づいてフックと当該フックから吊り下げられた荷物の少なくとも一つの動作を予測するとともに、その未来軌跡を算出して表示装置に表示する。かかる作業車両によれば、遠隔操作を行うオペレータがフックと荷物の少なくとも一つの未来軌跡を確認できる。オペレータが現在の操作を継続した場合におけるフックと荷物の少なくとも一つと、障害物の干渉の有無を前もって確認できるので、操作性の向上を実現できる。
第四の発明に係る作業車両は、表示装置がカメラと一体化したヘッドマウントディスプレイである。かかる作業車両によれば、遠隔操作を行うオペレータの視界に未来軌跡を表示させることができる。
クレーンを示す図。 軌跡表示システムの車両側構成を示す図。 軌跡表示システムの端末側構成を示す図。 遠隔操作端末を示す図。 ヘッドマウントディスプレイを示す図。 作業装置を遠隔操作している状況を示す図。 表示装置に表示する画像を示す図。 表示装置に表示する画像を示す図。 表示装置に表示する画像を示す図。 表示装置に表示する画像を示す図。
本願においては、代表的な作業車両であるクレーン1を用いて説明する。本願に開示する技術的思想は、以下に説明するクレーン1のほか、その他のクレーンにも適用できる。
まず、図1を用いて、クレーン1について説明する。
クレーン1は、主に車両2とクレーン装置3で構成されている。
車両2は、左右一対の前輪4と後輪5を備えている。また、車両2は、荷物Wの運搬作業を行なう際に接地させて安定を図るアウトリガ6を備えている。アウトリガ6は、スライドビーム7と、スライドビーム7の先端部分に設けられたジャッキ8で構成されている。スライドビーム7は、アクチュエータによって、車両2の左右方向に伸縮自在である。また、ジャッキ8は、アクチュエータによって上下方向に伸縮自在である。車両2は、これらを駆動するためのエンジンやトランスミッション等を備えている。
クレーン装置3は、その後部から前方へ突き出すようにブーム9を備えている。そのため、ブーム9は、アクチュエータによって旋回自在となっている(矢印A参照)。また、ブーム9は、アクチュエータによって伸縮自在となっている(矢印B参照)。更に、ブーム9は、アクチュエータによって起伏自在となっている(矢印C参照)。加えて、ブーム9には、ワイヤロープ10が架け渡されている。ブーム9の基端側には、ワイヤロープ10を巻き付けたウインチ11が配置され、ブーム9の先端側には、ワイヤロープ10によってフック12が垂下されている。ウインチ11は、アクチュエータと一体的に構成されており、ワイヤロープ10の巻き入れ及び巻き出しを可能としている。そのため、フック12は、アクチュエータによって昇降自在となっている(矢印D参照)。なお、クレーン装置3は、ブーム9の側方にキャビン13を備えている。キャビン13の内部には、後述する旋回操作具21や伸縮操作具22、起伏操作具23、巻回操作具24、スライドビーム操作具25、ジャッキ操作具26が設けられている。
ところで、本願における作業装置14とは、クレーン装置3と同義であって、ブーム9やフック12等からなる部分を指す。但し、荷物Wの運搬作業に必須であるアウトリガ6も含むものとする。
次に、図2から図5を用いて、軌跡表示システム15について説明する。
軌跡表示システム15は、主に制御装置20で構成されている。制御装置20には、各種操作具21~26が接続されている。また、制御装置20には、各種バルブ31~36が接続されている。更に、制御装置20には、通信機40が接続されている。
上述したように、ブーム9は、アクチュエータによって旋回自在となっている(図1における矢印A参照)。本願においては、かかるアクチュエータを旋回用油圧モータ41(図1参照)と定義する。旋回用油圧モータ41は、方向制御弁である旋回用バルブ31によって適宜に稼動される。つまり、旋回用油圧モータ41は、旋回用バルブ31が作動油の流動方向を切り替えることで適宜に稼動される。なお、旋回用バルブ31は、オペレータによる旋回操作具21の操作に基づいて稼動される。また、ブーム9の旋回角度は、図示しない旋回用センサによって検出される。そのため、制御装置20は、ブーム9の旋回角度を認識することができる。
また、上述したように、ブーム9は、アクチュエータによって伸縮自在となっている(図1における矢印B参照)。本願においては、かかるアクチュエータを伸縮用油圧シリンダ42(図1参照)と定義する。伸縮用油圧シリンダ42は、方向制御弁である伸縮用バルブ32によって適宜に稼動される。つまり、伸縮用油圧シリンダ42は、伸縮用バルブ32が作動油の流動方向を切り替えることで適宜に稼動される。なお、伸縮用バルブ32は、オペレータによる伸縮操作具22の操作に基づいて稼動される。また、ブーム9の伸縮長さは、図示しない伸縮用センサによって検出される。そのため、制御装置20は、ブーム9の伸縮長さを認識することができる。
更に、上述したように、ブーム9は、アクチュエータによって起伏自在となっている(図1における矢印C参照)。本願においては、かかるアクチュエータを起伏用油圧シリンダ43(図1参照)と定義する。起伏用油圧シリンダ43は、方向制御弁である起伏用バルブ33によって適宜に稼動される。つまり、起伏用油圧シリンダ43は、起伏用バルブ33が作動油の流動方向を切り替えることで適宜に稼動される。なお、起伏用バルブ33は、オペレータによる起伏操作具23の操作に基づいて稼動される。また、ブーム9の起伏角度は、図示しない起伏用センサによって検出される。そのため、制御装置20は、ブーム9の起伏角度を認識することができる。
加えて、上述したように、フック12は、アクチュエータによって昇降自在となっている(図1における矢印D参照)。本願においては、かかるアクチュエータを巻回用油圧モータ44(図1参照)と定義する。巻回用油圧モータ44は、方向制御弁である巻回用バルブ34によって適宜に稼動される。つまり、巻回用油圧モータ44は、巻回用バルブ34が作動油の流動方向を切り替えることで適宜に稼動される。なお、巻回用バルブ34は、オペレータによる巻回操作具24の操作に基づいて稼動される。また、フック12の吊下長さは、図示しない巻回用センサによって検出される。そのため、制御装置20は、フック12の吊下長さを認識することができる。
加えて、上述したように、スライドビーム7は、アクチュエータによって伸縮自在となっている。本願においては、かかるアクチュエータをスライドビーム用シリンダ45(図1参照)と定義する。スライドビーム用シリンダ45は、方向制御弁であるスライドビーム用バルブ35によって適宜に稼動される。つまり、スライドビーム用シリンダ45は、スライドビーム用バルブ35が作動油の流動方向を切り替えることで適宜に稼動される。なお、スライドビーム用バルブ35は、オペレータによるスライドビーム操作具25の操作に基づいて稼動される。また、スライドビーム7の伸長量は、図示しないスライドビーム用センサによって検出される。そのため、制御装置20は、スライドビーム7の伸長量を認識することができる。
加えて、上述したように、ジャッキ8は、アクチュエータによって伸縮自在となっている。本願においては、かかるアクチュエータをジャッキ用シリンダ46(図1参照)と定義する。ジャッキ用シリンダ46は、方向制御弁であるジャッキ用バルブ36によって適宜に稼動される。つまり、ジャッキ用シリンダ46は、ジャッキ用バルブ36が作動油の流動方向を切り替えることで適宜に稼動される。なお、ジャッキ用バルブ36は、オペレータによるジャッキ操作具26の操作に基づいて稼動される。また、ジャッキ8の伸長量は、図示しないジャッキ用センサによって検出される。そのため、制御装置20は、ジャッキ8の伸長量を認識することができる。
通信機40は、電波信号により情報の送受信を行うものである。通信機40は、地物等による電波への影響を低減すべく、少なくともアンテナがブーム9の先端部分に取り付けられている。なお、通信機40は、制御装置20に接続されている。そのため、制御装置20は、電波信号を介して情報の送受信を行うことができる。例えば、遠隔操作端末16やヘッドマウントディスプレイ17との間で情報の送受信を行うことができる。
遠隔操作端末16は、端末側制御装置60を有している。端末側制御装置60には、各種端末側操作具61~66が接続されている。
端末側旋回操作具61は、ブーム9の旋回動作を指示するものである。また、端末側伸縮操作具62は、ブーム9の伸縮動作を指示するものである。更に、端末側起伏操作具63は、ブーム9の起伏動作を指示するものである。加えて、端末側巻回操作具64は、フック12の昇降動作を指示するものである。加えて、端末側スライドビーム操作具65は、スライドビーム7の伸縮動作を指示するものである。加えて、端末側ジャッキ操作具66は、ジャッキ8の伸縮動作を指示するものである。これらにより、作業装置14は、オペレータが上述した各種操作具21~26を操作したときと同様に稼動する。
加えて、端末側制御装置60には、端末側表示装置67と端末側通信機68が接続されている。
端末側表示装置67は、画像を表示するものである。端末側表示装置67は、端末側通信機68に接続されている。なお、端末側表示装置67には、後述するヘッドマウントディスプレイ側表示装置72に表示される画像と同じ画像が表示されるものとしてもよい。
端末側通信機68は、電波信号により情報の送受信を行うものである。なお、端末側通信機68は、電波信号を介して制御装置20に接続されているといえる。そのため、制御装置20は、通信機40から端末側通信機68を通じて端末側表示装置67に画像を送信することができる。また、制御装置20は、端末側通信機68から通信機40を通じてオペレータの操作態様を受信することもできる。オペレータの操作態様とは、オペレータが各種端末側操作具61~66を操作した内容である。
ヘッドマウントディスプレイ17は、カメラ71を有している。また、ヘッドマウントディスプレイ17は、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72やヘッドマウントディスプレイ側通信機73を有している。
カメラ71は、画像を撮影するものである。カメラ71は、ヘッドマウントディスプレイ側通信機73に接続されている。なお、カメラ71は、オペレータと同じ視界を撮影すべく、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72等と一体化している(図5参照)。但し、カメラ71は、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72等と一体化しておらず、離れた場所に配置されていてもよい。
ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72は、画像を表示するものである。ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72は、ヘッドマウントディスプレイ側通信機73に接続されている。なお、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72は、いわゆる透過型である。そのため、オペレータは、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72を通して見える光景と表示される画像を同時に視認することができる。但し、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72は、いわゆる非透過型であってもよい。
ヘッドマウントディスプレイ側通信機73は、電波信号により情報の送受信を行うものである。なお、ヘッドマウントディスプレイ側通信機73は、電波信号を介して制御装置20に接続されているといえる。そのため、制御装置20は、通信機40からヘッドマウントディスプレイ側通信機73を通じてヘッドマウントディスプレイ側表示装置72に画像を送信することができる。また、制御装置20は、ヘッドマウントディスプレイ側通信機73から通信機40を通じてカメラ71が撮影した画像を受信することもできる。
次に、図6及び図7を用いて、オペレータがヘッドマウントディスプレイ17を通して見る光景について説明する。ここでは、建築物18の屋上から作業装置14の遠隔操作を行うオペレータを「オペレータ19」として説明する。
制御装置20は、カメラ71が撮影した画像から画像認識によりブーム9の位置及び姿勢を認識する。そして、制御装置20は、端末側旋回操作具61の操作態様に基づいて、所定時間毎の解析を行いブーム9の旋回動作を予測する。その後、制御装置20は、ブーム9の未来位置及び未来姿勢における所定部分(例えば先端部分)をつなげていくことにより、連続的な未来軌跡の画像E(図7参照)を算出する。所定部分は、オペレータがブーム9の任意の部分を設定することができる。なお、制御装置20は、旋回操作具21の操作態様に基づいて直接的にブーム9の未来軌跡の画像Eを算出するとしてもよい。
加えて、制御装置20は、ブーム9の未来軌跡をヘッドマウントディスプレイ側表示装置72に表示する。具体的に説明すると、制御装置20は、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72を通して見えるブーム9を起点とし、ブーム9の未来軌跡の画像Eを表示するのである。かかる表示技術は、いわゆるAR(augmented reality)と呼ばれる。これにより、オペレータ19は、画像Eと障害物の相対位置を確認することができる。即ち、ブーム9と障害物の干渉の有無を確認することができる。また、干渉の有無が確認できるので、ブーム9の遠隔操作を行う際の安全性を向上することができる。
なお、本願においては、ブーム9が旋回した場合に着目して説明したが、ブーム9が伸縮や起伏をした場合についても同様である。つまり、ブーム9の伸縮や起伏に際しても、ブーム9の未来軌跡の画像Eを表示するのである。ブーム9の先端部分にジブが取り付けられている場合は、ジブの未来軌跡の画像を表示することもできる。
このように、本クレーン1は、カメラ71と、カメラ71が撮影した画像から作業装置14の位置及び姿勢を認識する制御装置20と、制御装置20に接続されて制御装置20が指示した画像を表示する表示装置(ヘッドマウントディスプレイ17)と、を具備している。そして、制御装置20が遠隔操作端末16の操作態様に基づいて作業装置14の動作を予測するとともに、作業装置14の未来軌跡(画像E)を算出して表示装置(17)に表示する。かかるクレーン1によれば、遠隔操作を行うオペレータ19が作業装置14の未来軌跡(E)を確認できる。オペレータ19が現在の操作を継続した場合における作業装置14と障害物の干渉の有無を前もって確認できるので、操作性の向上を実現できる。
次に、本クレーン1における他の特徴点について説明する。
制御装置20は、カメラ71が撮影した画像から画像認識によりアウトリガ6の位置及び姿勢を認識する。そして、制御装置20は、端末側スライドビーム操作具65や端末側ジャッキ操作具66の操作態様に基づいて、所定時間毎の解析を行いスライドビーム7の伸縮動作とジャッキ8の伸縮動作を予測する。その後、制御装置20は、アウトリガ6の未来位置及び未来姿勢における所定部分をつなげていくことにより、連続的な未来軌跡の画像H(図8参照)を算出する。なお、制御装置20は、スライドビーム操作具25及びジャッキ操作具26の操作態様に基づいて直接的にアウトリガ6の未来軌跡の画像Hを算出するとしてもよい。
加えて、制御装置20は、アウトリガ6の未来軌跡をヘッドマウントディスプレイ側表示装置72に表示する。具体的に説明すると、制御装置20は、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72を通して見えるアウトリガ6を起点とし、アウトリガ6の未来軌跡の画像Hを表示するのである。これにより、オペレータ19は、画像Hと障害物の相対位置を確認することができる。即ち、アウトリガ6と障害物の干渉の有無を確認することができる。また、干渉の有無が確認できるので、アウトリガ6の遠隔操作を行う際の安全性を向上することができる。
このように、本クレーン1は、ブーム9とアウトリガ6の少なくとも一つを含んだ作業装置14が構成されている。そして、制御装置20が遠隔操作端末16の操作態様に基づいて作業装置14に含まれるブーム9とアウトリガ6の少なくとも一つの動作を予測するとともに、その未来軌跡(画像E・画像H)を算出して表示装置(ヘッドマウントディスプレイ17)に表示する。かかるクレーン1によれば、オペレータ19が現在の操作を継続した場合におけるブーム9とアウトリガ6の少なくとも一つと、障害物の干渉の有無を前もって確認できるので、操作性の向上を実現できる。
同様に、制御装置20は、カメラ71が撮影した画像から画像認識によりフック12の位置及び姿勢を認識する。そして、制御装置20は、端末側旋回操作具61の操作態様に基づいて、所定時間毎の解析を行いブーム9の旋回動作を予測する。その後、制御装置20は、フック12の未来位置及び未来姿勢における所定部分をつなげていくことにより、連続的な未来軌跡の画像F(図9参照)を算出する。なお、制御装置20は、旋回操作具21の操作態様に基づいて直接的にフック12の未来軌跡の画像Fを算出するとしてもよい。
加えて、制御装置20は、フック12の未来軌跡をヘッドマウントディスプレイ側表示装置72に表示する。具体的に説明すると、制御装置20は、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72を通して見えるフック12を起点とし、フック12の未来軌跡の画像Fを表示するのである。これにより、オペレータ19は、画像Fと障害物の相対位置を確認することができる。即ち、フック12と障害物の干渉の有無を確認することができる。また、干渉の有無が確認できるので、フック12の遠隔操作を行う際の安全性を向上することができる。
なお、本願においては、ブーム9が旋回した場合に着目して説明したが、ブーム9が伸縮や起伏をした場合についても同様である。つまり、ブーム9の伸縮や起伏に際しても、フック12の未来軌跡の画像Fを表示するのである。更に、フック12の昇降に際しても、フック12の未来軌跡の画像Fを表示するのである。
同様に、制御装置20は、カメラ71が撮影した画像から画像認識により荷物Wの位置及び姿勢を認識する。そして、制御装置20は、端末側旋回操作具61の操作態様に基づいて、所定時間毎の解析を行いブーム9の旋回動作を予測する。その後、制御装置20は、荷物Wの未来位置及び未来姿勢における所定部分をつなげていくことにより、連続的な未来軌跡の画像G(図10参照)を算出する。なお、制御装置20は、旋回操作具21の操作態様に基づいて直接的に荷物Wの未来軌跡の画像Gを算出するとしてもよい。
加えて、制御装置20は、荷物Wの未来軌跡をヘッドマウントディスプレイ側表示装置72に表示する。具体的に説明すると、制御装置20は、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72を通して見える荷物Wを起点とし、荷物Wの未来軌跡の画像Gを表示するのである。これにより、オペレータ19は、画像Gと障害物の相対位置を確認することができる。即ち、荷物Wと障害物の干渉の有無を確認することができる。また、干渉の有無が確認できるので、荷物Wを移動させる際の安全性を向上することができる。
なお、本願においては、ブーム9が旋回した場合に着目して説明したが、ブーム9が伸縮や起伏をした場合についても同様である。つまり、ブーム9の伸縮や起伏に際しても、荷物Wの未来軌跡の画像Gを表示するのである。更に、フック12の昇降に際しても、荷物Wの未来軌跡の画像Gを表示するのである。
このように、本クレーン1は、作業装置14がフック12を含んだクレーン装置3である。そして、制御装置20が遠隔操作端末16の操作態様に基づいてフック12と当該フック12から吊り下げられた荷物Wの少なくとも一つの荷物Wの動作を予測するとともに、その未来軌跡(画像F・画像G)を算出して表示装置(ヘッドマウントディスプレイ17)に表示する。かかるクレーン1によれば、オペレータ19が現在の操作を継続した場合におけるフック12と荷物Wの少なくとも一つと、障害物の干渉の有無を前もって確認できるので、操作性の向上を実現できる。
ところで、本クレーン1は、カメラ71と一体化したヘッドマウントディスプレイ17を採用している。かかるクレーン1によれば、遠隔操作を行うオペレータ19の視界に未来軌跡(画像E・画像F・画像G・画像H)を表示させることができる。
前記の実施形態では作業装置14及び荷物Wの未来軌跡について説明したが、制御装置20は、据付後のクレーン1の画像をヘッドマウントディスプレイ側表示装置72に表示してもよい。具体的に説明すると、制御装置20は、施工計画書等からクレーン1の据付位置情報を取得し、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72を通して見える据付位置にクレーン1の画像を表示する。これにより、オペレータが据付位置を確認しながら車両2を走行させることができるので、容易にクレーン1を据え付けることができる。
また、制御装置20は、設置後の荷物Wの画像をヘッドマウントディスプレイ側表示装置72に表示してもよい。具体的に説明すると、制御装置20は、施工計画書等から荷物Wの設置位置情報を取得し、ヘッドマウントディスプレイ側表示装置72を通して見える設置位置に荷物Wの画像を表示する。これにより、オペレータが荷物Wの設置位置を把握しやすくなる。
最後に、本願に開示する技術的思想は、作業装置14を遠隔操作するその他の作業車両にも適用できる。例えば、高所作業車やコンクリートポンプ車等にも適用できる。
1 クレーン
2 車両
3 クレーン装置
6 アウトリガ
9 ブーム
12 フック
14 作業装置
16 遠隔操作端末
17 ヘッドマウントディスプレイ(表示装置)
20 制御装置
71 カメラ
E ブームの未来軌跡の画像
F フックの未来軌跡の画像
G 荷物の未来軌跡の画像
H アウトリガの未来軌跡の画像
W 荷物

Claims (4)

  1. 作業装置を備え、
    前記作業装置を遠隔操作端末によって操作自在とした作業車両において、
    カメラと、
    前記カメラが撮影した画像から前記作業装置の位置及び姿勢を認識する制御装置と、
    前記制御装置に接続されて当該制御装置が指示した画像を表示する表示装置と、を具備し、
    前記制御装置は、
    オペレータにより操作された前記遠隔操作端末の操作態様を受信し、
    前記遠隔操作端末の操作態様に基づいて、所定時間毎の解析を行い前記作業装置の動作を予測するとともに、前記作業装置の未来位置及び未来姿勢における所定部分をつなげていくことにより、連続的な前記作業装置の未来軌跡を算出して前記表示装置に表示する、ことを特徴とする作業車両。
  2. ブームとアウトリガの少なくとも一つを含んだ前記作業装置が構成されており、
    前記制御装置が前記遠隔操作端末の操作態様に基づいて前記作業装置に含まれる前記ブームと前記アウトリガの少なくとも一つの動作を予測するとともに、その未来軌跡を算出して前記表示装置に表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記作業装置がフックを含んだクレーン装置であり、
    前記制御装置が前記遠隔操作端末の操作態様に基づいて前記フックと当該フックから吊り下げられた荷物の少なくとも一つの動作を予測するとともに、その未来軌跡を算出して前記表示装置に表示する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記表示装置が前記カメラと一体化したヘッドマウントディスプレイである、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の作業車両。
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