JP2022015237A - 作業機の干渉判定装置、作業機の干渉判定システム、及び作業機の干渉判定方法 - Google Patents

作業機の干渉判定装置、作業機の干渉判定システム、及び作業機の干渉判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業機同士の干渉を抑制できる作業機の干渉判定装置を提供する。【解決手段】作業機の干渉判定装置は、作業現場に配置された複数の作業機それぞれの姿勢に関する情報を取得する第一取得部と、作業現場の上空を飛行する飛行体から取得した情報に基づいて複数の作業機の位置に関する情報を取得する第二取得部と、姿勢に関する情報及び位置に関する情報に基づいて、複数の作業機同士の干渉を予見し、予見の結果に応じた情報を、少なくとも1台の作業機に送信する制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、作業機の干渉判定装置、作業機の干渉判定システム、及び作業機の干渉判定方法に関する。
従来、車体に対して旋回可能に設けられたブームを備えたクレーン(特許文献1参照)及び高所作業車等の作業機が知られている。クレーンは、建築現場において、荷物(例えば、建築資材)の搬送作業に使用される。又、高所作業車は、建築現場において、作業者が高所で作業する際に使用される。
このような作業機は、ブームの起伏角及びブームの長さ等を含む作業時の姿勢(以下、作業姿勢と称する。)に応じた作業半径、及び、作業半径に応じた作業領域を有する。
特開2012-96928号公報
ところで、作業現場において、第一作業機と第二作業機とが、それぞれの作業領域が重なる状態で配置されると、第一作業機のブームと第二作業機のブームとが干渉する可能性がある。
本発明の目的は、作業機同士の干渉を抑制できる作業機の干渉判定装置、作業機の干渉判定システム、及び作業機の干渉判定方法を提供することである。
本発明に係る作業機の干渉判定装置の一態様は、
作業現場に配置された複数の作業機それぞれの姿勢に関する情報を取得する第一取得部と、
作業現場の上空を飛行する飛行体から取得した情報に基づいて複数の作業機の位置に関する情報を取得する第二取得部と、
姿勢に関する情報及び位置に関する情報に基づいて、複数の作業機同士の干渉を予見し、予見の結果に応じた情報を、少なくとも1台の作業機に送信する制御部と、を備える。
本発明に係る作業機の干渉判定システムは、
作業現場に配置された複数の作業機と、
作業現場の上空を飛行し、複数の作業機を含む所定領域を撮像し画像情報を生成する飛行体と、
複数の作業機及び飛行体に無線接続された干渉判定装置と、を備え、
作業機は、作業機の姿勢に関する情報を干渉判定装置に送信し、
飛行体は、画像情報又は画像情報に基づいて取得した情報を干渉判定装置に送信し、
干渉判定装置は、飛行体から取得した情報に基づいて、作業機の位置に関する情報を取得し、取得した位置に関する情報及び複数の作業機から取得した作業機の姿勢に関する情報に基づいて、複数の作業機同士の干渉を予見し、予見の結果に応じた情報を、複数の作業機に出力する。
本発明に係る作業機の干渉判定方法は、
上述の干渉判定装置において実施される干渉判定方法であって、
作業現場に配置された複数の作業機それぞれの姿勢に関する情報を取得するステップと、
作業現場の上空を飛行する飛行体から取得した情報に基づいて複数の作業機の位置に関する情報を取得するステップと、
姿勢に関する情報及び位置に関する情報に基づいて、複数の作業機同士の干渉を予見し、予見の結果に応じた情報を、少なくとも1台の作業機に送信するステップと、を備える。
本発明によれば、作業機同士の干渉を抑制できる作業機の干渉判定装置、作業機の干渉判定システム、及び作業機の干渉判定方法を提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係る作業機の干渉判定システムの構成図である。 図2は、干渉判定システムのブロック図である。 図3は、作業現場を上空から見た状態を示す模式的に示す図である。 図4は、干渉判定システムの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、後述する実施形態に係る干渉判定システムS、干渉判定装置5、及び干渉判定方法は、本発明に係る作業機の干渉判定システム、作業機の干渉判定装置、及び作業機の干渉判定方法の一例であり、本発明は実施形態により限定されない。
[実施形態]
図1~図4を参照して、本発明の実施形態1に係る干渉判定システムS、干渉判定装置5、及び干渉判定方法について説明する。
(干渉判定システム)
先ず、干渉判定システムSの概要について説明する。図3に示すような建築現場において、荷物(例えば、建築資材W)の搬送を実施するクレーンや作業者の高所での作業を可能とする高所作業車(不図示)等の作業機が使用される。これら各作業機はそれぞれ、例えば走行機能を有する走行体等の基体に旋回可能に設けられたジブを有する。そして、各作業機はそれぞれ、自身の姿勢に応じた作業領域を有する。
作業現場において、所定領域に配置された2台の作業機同士の作業領域が重複する場合、2台の作業機のジブ同士が干渉する可能性がある。このような2台の作業機同士が、互いの作業状況(姿勢)を認識し合う機能を備えていれば、2台の作業機同士の干渉を防止することができる。
ところが、作業現場では、機種が異なる複数の作業機が同時に配置されることもあり、総ての作業機が、他の作業機の作業状況を認識する機能を備えていない場合も多々ある。
作業機は、一般的に、自身の姿勢に関する情報(以下、単に姿勢情報と称する。)を取得する機能を有する。姿勢情報は、ジブの旋回角、ジブの起伏角、及びジブの長さ等を含む。
そこで、本実施形態に係る干渉判定システムSは、建築現場における所定領域に配置された複数(少なくとも2台)の作業機から取得した作業機の姿勢情報と、複数の作業機を上空から撮影する飛行体から取得した複数の作業機の位置に関する情報(以下、単に位置情報と称する。)及び向きに関する情報(以下、単に向き情報と称する。)とに基づいて、複数の作業機同士の干渉を判定し、判定結果に応じた情報を、複数の作業機のうちの少なくとも1台の作業機に送信する。以下、本実施形態に係る干渉判定システムSの具体的な構成について説明する。
干渉判定システムSは、図1に示すように、複数のクレーンC1、C2、C3と、飛行体4と、干渉判定装置5と、を備える。干渉判定システムSは、複数のクレーンC1、C2、C3及び飛行体4それぞれが、干渉判定装置5に、ネットワークNを介して接続された構成を有する。干渉判定システムSにおける複数のクレーンC1、C2、C3の数は、図示の場合に限定されない。
(クレーン)
複数のクレーンC1、C2、C3は、作業機の一例に該当し、例えば、移動可能な移動式クレーンである。以下、便宜的に、クレーンC1、C2、C3をまとめて、クレーンCと称する。尚、作業機は、クレーンに限定されない。作業機は、例えば、高所作業車や油圧ショベルカーのように旋回可能なジブを有する種々の作業機であってよい。
作業機がクレーンの場合、クレーンとして、移動式クレーン及び/又はタワークレーン等が挙げられる。移動式クレーンとして、例えば、オールテレーンクレーン、トラッククレーン、及び積載形トラッククレーン(カーゴクレーンとも称する。)が挙げられる。
クレーンCは、走行可能な走行体1と、アウトリガ2と、旋回体3と、を有する。
(走行体)
走行体1は、複数個の車輪を有し、走行可能である。
(アウトリガ)
アウトリガ2は、走行体1の四隅に設けられている。
(旋回体)
旋回体3は、走行体1の上部に旋回可能に設けられている。旋回体3は、旋回台301と、伸縮式ブーム302と、伸縮装置303と、起伏装置304と、を有する。又、旋回体3は、補助ジブ305と、ワイヤロープ306と、フック装置307と、を有する。
更に、旋回体3は、運転室308と、表示部309と、操作入力部310と、通信部311と、検出部312と、制御部313と、を有する。
(旋回台)
旋回台301は、走行体1に旋回可能に支持されており、旋回体3を旋回させるためのものである。
(伸縮式ブーム)
伸縮式ブーム302は、ジブの一例に該当し、複数のブーム要素からなる。複数のブーム要素はそれぞれ、筒状である。複数のブーム要素は、互いに、テレスコピック状に組み合わされている。伸縮式ブーム302の基端部は、旋回台301に固定されている。尚、伸縮式ブーム302は、主ジブと称されることもある。
(伸縮装置)
伸縮装置303は、アクチュエータ314(図2参照)の一例に該当し、伸縮式ブーム302を伸縮させる。
(起伏装置)
起伏装置304は、アクチュエータ314(図2参照)の一例に該当し、伸縮式ブーム302を起伏させる。
(補助ジブ)
補助ジブ305は、ジブの一例に該当し、主ジブである伸縮式ブーム302の先端部に接続されている。補助ジブ305の先端部には、ワイヤロープ306が垂れ下がっている。尚、補助ジブ305は、作業状態に応じて、使用されない場合もある。この場合、伸縮式ブーム302の先端から、ワイヤロープ306が垂れ下がる。
以下、伸縮式ブーム302及び補助ジブ305を、ジブ31と称する。ジブ31は、伸縮式ブーム302のみが使用されている場合には、伸縮式ブーム302を意味する。ジブ31は、伸縮式ブーム302とともに、補助ジブ305が使用されている場合には、伸縮式ブーム302及び補助ジブ305を意味する。
(フック装置)
フック装置307は、ジブ31(図示の場合、補助ジブ305)の先端部からワイヤロープ306により吊られている。
(表示部)
表示部309は、情報等を表示する。表示部309は、運転室308に設けられている。表示部309は、例えば、ディスプレイ又はモニタである。ディスプレイは、タッチパネル式のディスプレイであってもよい。
(操作入力部)
操作入力部310は、操作部の一例に該当し、運転室308に設けられている。操作入力部310は、例えば、クレーンCの走行を操作するための操作具、及び、クレーンCを操作するための操作具を含む。
(通信部)
通信部311は、後述の干渉判定装置5の通信部51と無線通信を確立して、干渉判定装置5に情報を送信する。通信部311と通信部51との間の無線通信の方式は、例えば、WiFi(登録商標)等の無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はNFC(Near Field Communication)等であってよい。
(検出部)
検出部312は、クレーンCの姿勢情報を検出する。検出部312は、クレーンCに設けられた複数のセンサにより構成されている。検出部312は、検出した姿勢情報を、制御部313に送る。
作業機の姿勢情報は、例えば、ジブの旋回角、ジブの起伏角、ジブの長さ、アウトリガの張出幅、及びワイヤの吊り下げ長さを含んでよい。尚、姿勢情報は、センサにより検出される情報だけでなく、センサにより検出される情報に基づいて算出される情報であってもよい。
ジブの旋回角は、主ジブ(伸縮式ブーム302)の旋回角を意味する。ジブの起伏角は、主ジブ(伸縮式ブーム302)のみを使用している場合には、主ジブ(伸縮式ブーム302)の起伏角を意味する。一方、主ジブ(伸縮式ブーム302)及び補助ジブ305を使用している場合には、ジブの起伏角は、主ジブ(伸縮式ブーム302)の起伏角及び補助ジブ305の起伏角を意味する。
又、ジブの長さは、主ジブ(伸縮式ブーム302)のみを使用している場合には、主ジブ(伸縮式ブーム302)の長さを意味する。一方、主ジブ(伸縮式ブーム302)及び補助ジブ305を使用している場合には、ジブの長さは、主ジブ(伸縮式ブーム302)の長さ及び補助ジブ305の長さを意味する。
(制御部)
制御部313は、既述のクレーンCが備える各エレメントの動作を制御する。制御部313は、演算能力を備えた回路又はデバイスであってよい。
制御部313には、例えば、CPU(central processing unit)、MPU(micro processing unit)、及び、GPU(graphics processing unit)の少なくとも1つが用いられてよい。又、制御部313は、クレーンCに設けられた安全装置(例えば、過負荷防止装置)等の制御装置であってもよい。以下に説明する制御部313の機能は、一つの制御部により実現されてもよいし、複数の制御部の協働により実現されてもよい。
制御部313は、検出部312から情報を取得する。具体的には、制御部313は、検出部312から、クレーンCの姿勢情報を取得する。そして、制御部313は、検出部312から取得したクレーンCの姿勢情報を、通信部311を介して後述の干渉判定装置5に送信する。
制御部313は、作業機の姿勢情報を、所定の時間間隔で、検出部312から順次情報を取得してもよい。この場合、制御部313は、検出部312から取得した作業機の姿勢情報を、通信部311を介して後述の干渉判定装置5に順次送信する。尚、制御部313が作業機の姿勢情報を検出部312から順次取得する場合であっても、制御部313は、クレーンCの姿勢が変わった場合のみ、作業機の姿勢情報を干渉判定装置5に送信してもよい。
又、制御部313は、クレーンCの姿勢が変わった場合に、検出部312から情報を取得してもよい。制御部313は、クレーンCの姿勢が変わった場合に、検出部312から取得した情報を、通信部311を介して干渉判定装置5に送信する。
クレーンCの姿勢が変わった場合とは、例えば、伸縮式ブーム302が旋回して伸縮式ブーム302の旋回角が変わった場合、伸縮式ブーム302が起伏して伸縮式ブーム302の起伏角が変わった場合、及び/又は伸縮式ブーム302が伸縮して伸縮式ブーム302の長さが変わった場合である。
尚、制御部313は、干渉判定装置5からの要求に応じて、検出部312から取得した情報を、通信部311を介して干渉判定装置5に送信してもよい。
(飛行体)
飛行体4は、無人の小型航空機であって、例えば、ドローン(drone)である。飛行体4は、オペレータの操作に基づいて、又は、自動で、作業現場の上空を飛行し、作業現場に配置された複数のクレーンCを所定領域を撮像する。そして、飛行体4は、画像情報を、干渉判定装置5に送信する。
飛行体4は、通信部41と、撮像部42と、記憶部43と、制御部44と、を有する。
(通信部)
通信部41は、干渉判定装置5の通信部51と無線通信を確立して、干渉判定装置5に情報を送信する。通信部41と通信部51との間の無線通信の方式は、例えば、WiFi(登録商標)等の無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はNFC(Near Field Communication)等であってよい。
飛行体4がオペレータの操作に基づいて動作する場合、通信部41は、オペレータが操作する遠隔操作装置(ラジコン)と無線通信を確立する。
(撮像部)
撮像部42は、例えば、デジタルカメラ装置である。撮像部42は、例えば、飛行体4において、上空から下方を撮像可能な位置に設けられている。撮像部42の動作は、後述の制御部44により制御される。撮像部42が生成した画像情報は、制御部44に送られる。画像情報は、静止画に関する情報であってもよいし、動画に関する情報であってもよい。
(記憶部)
記憶部43は、情報を記憶する。記憶部43は、撮像部42により生成された画像情報を記憶する。又、記憶部43は、作業現場の地形情報を、予め記憶する。
(制御部)
制御部44は、既述の飛行体4が備える各エレメントの動作を制御する。制御部44は、演算能力を備えた回路又はデバイスであってよい。制御部313には、例えば、CPU(central processing unit)、MPU(micro processing unit)、及び、GPU(graphics processing unit)の少なくとも1つが用いられてよい。
飛行体4がオペレータの操作に基づいて動作する場合、制御部44は、オペレータが操作する遠隔操作装置(ラジコン)から受け取った動作指令に基づいて、飛行体4の動作を制御する。飛行体4が自動で動作する場合、制御部44は、例えば、予め記憶された飛行プログラムに基づいて、飛行体4の動作を制御する。
制御部44は、作業現場に配置された複数のクレーンCを含む所定領域を撮像するように撮像部42を制御する。そして、制御部44は、撮像部42により生成された画像情報を、通信部41を介して、干渉判定装置5に送信する。尚、制御部44は、干渉判定装置5から情報の要求を受けた場合に、作業現場に配置された複数のクレーンCを含む所定領域を撮像するように撮像部42を制御してもよい。
(干渉判定装置)
干渉判定装置5は、例えば、作業現場内の所定位置に配置された管理サーバ等の端末T(図1参照)に組み込まれる。干渉判定装置5が組み込まれた端末の配置場所は、作業現場内に限らない。端末は、例えば、作業現場から離れた場所に配置されてもよい。
干渉判定装置5は、作業現場に配置された複数のクレーンCの姿勢情報(作業機の姿勢情報)、複数のクレーンCの位置情報(作業機の位置情報)、及びクレーンCの向き情報(作業機の向き情報)を取得する。そして、干渉判定装置5は、取得したクレーンCの姿勢情報、クレーンCの位置情報、及びクレーンC向き情報に基づいて、複数のクレーンC同士の干渉を予見し、予見の結果に応じた情報を、少なくとも1台のクレーンCに送信する。
具体的には、干渉判定装置5は、通信部51と、取得部52と、制御部53と、を有する。
(通信部)
通信部51は、機能的な観点から見た場合に、第一通信部511及び第二通信部512を有する。第一通信部511は、複数のクレーンC1、C2、C3の通信部311と無線通信を確立してクレーンC1、C2、C3から情報を受信する及び/又はクレーンC1、C2、C3に情報を送信する。
具体的には、第一通信部511は、複数のクレーンC1、C2、C3から、複数のクレーンC1、C2、C3それぞれの姿勢情報を受信する。第一通信部511は、複数のクレーンC1、C2、C3から受け取った情報を、制御部53に送信する。
又、第二通信部512は、飛行体4の通信部41と無線通信を確立して、飛行体4から情報を受信する及び/又は飛行体4に情報を送信する。
第二通信部512は、飛行体4から、飛行体4の撮像部により生成された画像情報を受信する。或は、第二通信部512は、飛行体4から、作業現場に配置された複数のクレーンC1、C2、C3の位置情報を受信する。又、第二通信部512は、飛行体4から、作業現場に配置された複数のクレーンC1、C2、C3の向き情報を受信してもよい。
ここで、画像情報は、上空から作業現場における所定領域を撮像した画像情報であって、作業現場に配置された少なくとも2台のクレーンC1、C2、C3の画像情報を含む。
クレーンC1、C2、C3の位置情報は、作業現場の所定領域に配置されたクレーンC1、C2、C3同士の旋回中心の距離(以下、旋回中心距離と称する。)であってよい。又、クレーンC1、C2、C3の位置情報は、作業現場の所定領域に配置されたクレーンC1、C2、C3の座標であってもよい。クレーンC1、C2、C3の座標は、作業現場内の所定位置を基準としたローカル座標であってもよいし、グローバル座標であってもよい。
クレーンC1、C2、C3の向き情報は、クレーンC1、C2、C3の前方の方位と捉えてよい。
(取得部)
取得部52は、通信部51から情報を取得する。取得部52は、取得した情報を、後述の制御部53に送る。取得部52は、第一取得部521及び第二取得部522を有する。
第一取得部521は、第一通信部511から情報を取得する。換言すれば、第一取得部521は、作業現場に配置された複数のクレーンC1、C2、C3それぞれから、情報を取得する。
具体的には、第一取得部521は、第一通信部511から、作業現場に配置された複数のクレーンC1、C2、C3それぞれの姿勢情報を取得する。第一取得部521は、取得した情報(姿勢情報)を、後述の制御部53に送る。
又、第二取得部522は、取得部52は、第二通信部512から情報を取得する。換言すれば、第二取得部522は、飛行体4から情報を取得する。
具体的には、第二通信部512が画像情報を飛行体4から受信した場合、第二取得部522は、第二通信部512から、この画像情報を取得する。そして、第二取得部522は、受け取った画像情報を画像解析して、作業現場に配置された複数のクレーンC1、C2、C3の位置情報を取得する。
第二取得部522が取得する複数のクレーンC1、C2、C3の位置情報は、例えば、画像情報に含まれる複数のクレーンC1、C2、C3同心の旋回中心距離である。
又、第二取得部522は、受け取った画像情報を画像解析して、作業現場に配置された複数のクレーンC1、C2、C3の向き情報を取得する。このように、第二取得部522(つまり、取得部52)は、通信部51から受け取った情報を解析(例えば、画像解析)して、所望の情報を取得する機能を有する。
又、第二通信部512が作業現場に配置された複数のクレーンC1、C2、C3の位置情報を飛行体4から取得した場合、第二取得部522は、第二通信部512から、この位置情報を取得する。又、第二通信部512が飛行体4から作業現場に配置された複数のクレーンC1、C2、C3の向き情報を取得した場合、第二取得部522は、第二通信部512から、この向き情報を取得する。そして、第二取得部522は、取得した情報を、後述の制御部53に送る。
(制御部)
制御部53は、干渉判定装置5が備える各エレメントの動作を制御する。制御部53は、演算能力を備えた回路又はデバイスであってよい。
制御部53には、例えば、CPU(central processing unit)、MPU(micro processing unit)、及び、GPU(graphics processing unit)の少なくとも1つが用いられてよい。又、制御部53は、クレーンCに設けられた安全装置(例えば、過負荷防止装置)等の制御装置であってもよい。
以下に説明する制御部53の機能は、一つの制御部により実現されてもよいし、複数の制御部の協働により実現されてもよい。尚、便宜的に、取得部52の機能と制御部53の機能とを別々に説明しているが、取得部52の機能は、制御部53により実現されてもよい。
制御部53は、第一取得部521から受け取った作業現場に配置された複数のクレーンC1、C2、C3それぞれの姿勢情報、第二取得部522から受け取ったクレーンC1、C2、C3の位置情報に基づいて、作業現場の所定領域に配置された複数のクレーンC1、C2、C3同士の干渉を予見する。
そして、作業現場の所定領域に配置された複数のクレーンC1、C2、C3同士の間に干渉が発生すると予見した場合に、予見結果に応じた情報を、少なくとも一台のクレーンC1、C2、C3に送信する。尚、制御部53の具体的な機能については、後述の干渉判定システムSの動作説明において説明する。
(干渉判定システムの動作の第一例)
以下、図3及び図4を参照して、干渉判定システムSの動作の第一例について説明する。本例の干渉判定システムの動作の説明は、本発明に係る干渉判定方法の説明も含む。この干渉判定方法は、管理サーバ等の端末に組み込まれた干渉判定装置により実施される。
本例に係る干渉判定方法は、図3に示すように、作業現場に複数台(本例の場合は2台)のクレーンC1、C2が配置された状態で実施される。クレーンC1は、第一仮置き位置9Aに仮置きされた建築資材Wを、第二仮置き位置9Bに搬送する作業(以下、仮置き搬送作業と称する。)を実施するクレーンである。
一方、クレーンC2は、第二仮置き位置9Bに仮置きされた建築資材Wを、建築物Bにおける所定位置(例えば、組み付け位置)まで搬送する作業(以下、組み付け搬送作業と称する。)を実施するクレーンである。尚、クレーンC1は、組み付け搬送作業を実施するクレーンであってもよい。又、クレーンC2は、仮置き搬送作業を実施するクレーンであってもよい。
クレーンC1は、仮置き搬送作業を実施する際、旋回体3が矢印Aで示す方向に旋回する。クレーンC1が、第一仮置き位置9Aにおいて建築資材Wを吊り上げる状態(以下、仮置き搬送作業における第一状態と称する。)において、伸縮式ブーム302は、図3に二点鎖線で示す状態となる。
又、クレーンC1が、第二仮置き位置9Bにおいて建築資材Wを仮置きする状態(以下、仮置き搬送作業における第二状態と称する。)において、伸縮式ブーム302は、図3に実線で示す状態となる。
以下、本実施形態に係る干渉判定システムSの動作及び干渉判定方法について説明する。
先ず、図4のステップS101において、作業現場の上空を飛行する飛行体4により、作業現場の所定領域を撮像する。この所定領域には、少なくともクレーンC1、C2が配置された領域が含まれる。飛行体4は、例えば、地上にいるオペレータからの指示に基づいて動作する。
本例の場合、飛行体4のオペレータは、作業現場にクレーンC1、C2が配置された状態で、遠隔操作装置(ラジコン)を操作することにより、飛行体4を飛行させる。そして、飛行体4のオペレータは、遠隔操作装置を操作することにより、上空から作業現場の所定領域を撮像するように、飛行体4を制御する。但し、飛行体4は、例えば、干渉判定装置5の制御部53からのリクエストに応じて、自動的に、撮像してもよい。
次に、ステップS102において、飛行体4の制御部44は、生成した作業現場の画像情報を解析して、クレーンC1、C2の位置情報を取得する。ステップS102において取得する位置情報は、クレーンC1の旋回中心とクレーンC2の旋回中心との距離(以下、旋回中心距離と称する。)である。飛行体4の制御部44がこの旋回中心距離を取得する方法(算出方法)は、従来から知られている公知の測量方法であってよい。
ステップS102において、飛行体4の制御部44は、旋回中心距離を算出するために、記憶部43に記憶された作業現場の地形情報を参照してもよい。
旋回中心距離は、作業機(クレーンC1、C2)の位置情報の一例に該当する。作業機の位置情報は、作業機それぞれの位置情報(座標)に限らず、作業機同士の位置関係に相当する情報(例えば、旋回中心距離)も含む。
次に、ステップS103において、飛行体4の制御部44は、生成した作業現場の画像情報を解析して、クレーンC1の向き情報及びクレーンC2の向き情報を取得する。飛行体4の制御部44がこれら各向き情報を取得する方法(演算方法)は、従来から知られている公知の測量方法であってよい。
尚、クレーンC1、C2それぞれが自身の向き情報を取得する機能を有し、干渉判定装置5が、クレーンC1、C2の向き情報を、クレーンC1、C2から取得する場合には、ステップS103は省略されてよい。
次に、ステップS104において、飛行体4の制御部44は、情報を干渉判定装置5に送信する。具体的には、飛行体4の制御部44は、取得したクレーンC1、C2の旋回中心距離に関する情報及び向き情報を、干渉判定装置5に送信する。本例において、ステップS101~S104の動作は、クレーンC1、C2の配置が変わらない限り、一度実施されればよい。
尚、ステップS101~S104の制御処理が実施されるタイミングは、図4に示すタイミングに限定されない。ステップS101~S104の制御処理は、後述のステップS110よりも前の適宜のタイミングで実施されてよい。
又、本例の変形例として、ステップS102及びステップS103は、省略されてもよい。この変形例の場合、ステップS104において、飛行体4の制御部44は、生成した作業現場の画像情報を干渉判定装置5に送信する。つまり、この変形例の場合、飛行体4の制御部44は、作業機の位置情報及び作業機の向き情報を取得しない。
次に、ステップS105において、干渉判定装置5の制御部53は、作業現場に配置されたクレーンC1、C2に対して、情報の送信の開始を要求するためのリクエストを送信する。尚、ステップS105は、省略されてもよい。
次に、ステップS106において、クレーンC1、C2の制御部313はそれぞれ、検出部312から姿勢情報を取得する。
ただし、ステップS105の制御処理が省略される場合には、クレーンC1、C2は、例えば、クレーンC1、C2のオペレータの操作に基づいて、ステップS106の制御処理を実施してもよい。或いは、クレーンC1、C2は、干渉判定装置5との通信が確立した場合に、自動的にステップS106の制御処理を実施してもよい。
クレーンC1、C2が、自身の向き情報を取得する機能を有する場合には、ステップS106において、クレーンC1、C2はそれぞれ、自身の向き情報を取得してもよい。
次に、ステップS107において、クレーンC1、C2の制御部313は、干渉判定装置5に姿勢情報を、干渉判定装置5に送信する。尚、ステップS106において、クレーンC1、C2が向き情報を取得した場合には、クレーンC1、C2の制御部313は、姿勢情報と共に、向き情報を干渉判定装置5に送信してもよい。
以下、干渉判定装置5が、飛行体4及びクレーンC1、C2から取得した情報に基づいて、クレーンC1、C2同士の間に干渉が発生する可能性があるか否かを判断する(予見する)。干渉判定装置5が実施する制御処理を、干渉判定処理と称する。
先ず、ステップS108において、干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1から取得した、クレーンC1の姿勢情報に基づいて、クレーンC1の作業半径R(図3参照)を取得する。作業半径Rは、姿勢情報に含まれるジブ31の旋回角、ジブ31の起伏角、及びジブ31の長さ等に基づいて算出される。
又、ステップS108において、干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC2から取得した、クレーンC2の姿勢及び情報に基づいて、クレーンC2の作業半径R(図3参照)を取得する。クレーンC1の作業半径R及びクレーンC2の作業半径Rは、クレーンC1、C2を上から見た場合に、クレーンC1、C2のジブ31の先端部が描く軌跡と捉えてよい。
次に、ステップS109において、干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性があるか否かを判定する。
具体的には、ステップS109において、干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1の作業半径RとクレーンC2の作業半径Rとの和(以下、単にクレーンC1、C2の作業半径の和と称する。)と、飛行体4から取得したクレーンC1、C2の旋回中心距離と、を比較する。
クレーンC1、C2の作業半径の和が、クレーンC1、C2の旋回中心距離よりも大きい場合、図3に示すように、クレーンC1の作業半径Rにより画定される作業円Fと、クレーンC2の作業半径Rにより画定される作業円Fとが交わる。
よって、図3に示すクレーンC1、C2の作業姿勢から、クレーンC1、C2におけるジブ31の旋回角が変わった場合、クレーンC1、C2のジブ31同士が干渉する可能性がある。
一方、クレーンC1とクレーンC2とが、図3に示す位置よりも互いに離れた位置に配置された場合、クレーンC1、C2の作業半径の和が、クレーンC1、C2の旋回中心距離よりも小さくなる。クレーンC1、C2の作業半径の和が、クレーンC1、C2の旋回中心距離よりも小さい場合、クレーンC1の作業円Fと、クレーンC2の作業円Fとが交わらない。
クレーンC1の作業円FとクレーンC2の作業円Fとが交わらなければ、クレーンC1、C2におけるジブ31の旋回角が変わった場合でも、クレーンC1、C2のジブ31同士が干渉することはない。
干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1の作業円FとクレーンC2の作業円Fとが交わる場合に、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性があると判断する。干渉判定装置5の制御部53が、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性があると判断した場合(ステップS109において“YES”)、制御処理はステップS110に移行する。
尚、ステップS109において干渉判定装置5の制御部53が、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性があると判断した場合、後述のステップS110の制御処理を実施せず、後述のステップS111の制御処理を実施してもよい。
一方、干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1の作業円FとクレーンC2の作業円Fとが交わらない場合に、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性がないと判断する。干渉判定装置5の制御部53が、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性がないと判断した場合(ステップS109において“NO”)、干渉判定処理は終了する。
次に、ステップS110において、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性が高いか否かを判定する。
具体的には、干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1におけるジブ31の位置(具体的には、先端部の作業円F上の位置)を取得する。制御部53は、クレーンC1から取得したクレーンC1の姿勢情報と飛行体4から取得したクレーンC1の向き情報とに基づいて、ジブ31の位置を取得する。尚、向き情報は、制御部53がクレーンC1から向き情報を取得している場合もある。
クレーンC1の姿勢情報に含まれるジブ31の旋回角は、クレーンC1の基準状態を基準とした角度である。つまり、姿勢情報に含まれるジブ31の旋回角は、クレーンC1の向きが考慮されていない。よって、姿勢情報に含まれるジブ31の旋回角のみでは、ジブ31の位置は求められない。そこで、本例の場合、ジブ31の位置を求めるために、飛行体4から取得したクレーンC1の向き情報を利用する。
又、干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC2におけるジブ31の位置(具体的には、先端部の作業円F上の位置)を取得する。制御部53は、クレーンC2から取得したクレーンC2の姿勢情報と飛行体4から取得したクレーンC2の向き情報とに基づいて、ジブ31の位置を取得する。尚、向き情報は、制御部53がクレーンC2から向き情報を取得している場合もある。
次に、干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1のジブ31と、クレーンC2のジブ31との位置関係が、所定条件を満たすか否かを判定する。所定条件を満たす場合とは、例えば、クレーンC1のジブ31(例えば、ジブ31の先端部)と、クレーンC2のジブ31(例えば、ジブ31の先端部)との距離が所定距離未満の場合である。
或いは、所定条件を満たす場合とは、例えば、クレーンC1及びクレーンC2の少なくとも一方のクレーンのジブ31が、他方のクレーンの作業円により囲まれる領域に侵入している場合である。
図3に示すクレーンC1、C2の状態の場合、クレーンC1のジブ31(図3の実線で示すジブ31参照)が、クレーンC1の作業円Fにより囲まれる領域に侵入している。よって、クレーンC1のジブ31と、クレーンC2のジブ31との位置関係が、所定条件を満たす。所定条件(所定距離)は、例えば、クレーンC1、C2の制御部313が、ジブ31の旋回動作を停止するために要する時間を考慮して決めてよい。
干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1のジブ31とクレーンC2のジブ31との位置関係が、所定条件を満たす場合、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性が高いと判断する。
干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1のジブ31とクレーンC2のジブ31との位置関係が、所定条件を満たさない場合、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性が低いと判断する。
ステップS110において、干渉判定装置5の制御部53が、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性が高いと判定した場合(ステップS110において“YES”)、制御処理はステップS111に移行する。
ステップS110において、干渉判定装置5の制御部53が、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性が低いと判定した場合(ステップS110において“NO”)、干渉判定処理は終了する。
次に、ステップS111において、干渉判定装置5の制御部53は、ステップS111における判定の結果(予見結果)に応じた情報を、クレーンC1及びクレーンC2に送信する。
具体的には、干渉判定装置5の制御部53は、ステップS112において、クレーンC1及び/又はクレーンC2に、クレーンC1とクレーンC2との干渉が発生する可能性が高いことを示す情報(以下、干渉通知情報と称する。)を送信する。
又、クレーンC1及びクレーンC2の何れか一方を第一作業機とし、他方を第二作業機とした場合に、ステップS111において、干渉判定装置5の制御部53は、干渉する可能性がある第二作業機に関する情報を、第一作業機に送信してもよい。第二作業機に関する情報は、第二作業機の位置情報(例えば、第一作業機に対する第二作業機の位置)や第二作業機の機種情報を含んでよい。
又、ステップS111において、干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1及び/又はクレーンC2に、動作を停止することを指示する指令信号(以下、停止指令信号と称する。)を送信してもよい。
干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1及びクレーンC2のうち、干渉の危険性を高めるクレーンにのみ、停止指令信号を送信してもよい。干渉の危険性を高めるクレーンとは、例えば、ジブ31を動作させている(例えば、旋回させている)クレーンである。逆に、干渉の危険性を高めないクレーンとは、ジブ31を動作させていないクレーンである。
尚、既述のように、ステップS109において干渉判定装置5の制御部53が、クレーンC1とクレーンC2とが干渉する可能性があると判断した場合、後述のステップS110の制御処理を実施せず、後述のステップS111の制御処理を実施してもよい。この場合、ステップS111において、干渉判定装置5の制御部53は、クレーンC1及び/又はクレーンC2に、クレーンC1とクレーンC2との干渉が発生する可能性があることを示す情報を送信する。この情報も、干渉通知情報の一例に該当する。
そして、ステップS112において、干渉通知情報を受信したクレーンC1及び/又はクレーンC2は、例えば、干渉が発生する可能性がある(可能性が高い)ことを示す情報(警報)を、表示部309に表示する。尚、干渉通知情報を受信したクレーンC1及び/又はクレーンC2は、例えば、音により干渉通知情報に対応する情報(警報)を出力してもよい。そして、干渉判定処理を終了する。
又、干渉判定装置5の制御部53から停止指令信号を受信している場合には、停止指令信号を受信したクレーンC1、C2は、ステップS112において、ジブ31の動作を停止する。
以上のような本例によれば、干渉通知情報を受信したクレーンC1、C2のオペレータは、周辺に配置された他のクレーンとの干渉を認識できる。
(本例の付記)
上述のステップS106及びステップS107の制御処理は、クレーンC1、C2の姿勢が変わる毎に実施されてよい。そして、上述のステップS108~S112の制御処理は、ステップS106及びステップS107の制御処理が実施される毎に実施されてよい。このような構成を採用することにより、クレーンC1、C2のオペレータは、クレーンC1、C2の姿勢が変わる毎に、干渉の発生の有無を認識できる。
又、干渉判定装置5の制御部53は、干渉通知情報を、少なくとも1台の作業機に送信すればよい。この場合、干渉判定装置5の制御部53は、干渉する可能性がある複数の作業機のうち、姿勢を変えている作業機に干渉通知情報を送信し、姿勢を変えていない作業機には干渉通知情報を送信しなくてもよい。干渉判定装置5の制御部53は、干渉通知情報を、干渉する可能性がある総ての作業機に送信してもよい。
又、干渉通知情報は、具体的な情報であってもよい。例えば、図3に示す状態においてクレーンC2に送信する干渉通知情報は、クレーンC2の作業円Fにより囲まれる領域に、クレーンC1が侵入していることを示す情報であってもよい。又、図3に示す状態においてクレーンC1に送信する干渉通知情報も、クレーンC2の作業円Fにより囲まれる領域に、クレーンC1が侵入していることを示す情報であってもよい。
本発明に係る干渉判定装置は、クレーンに限らず、ジブを備える種々の作業機に適用できる。
B 建築物
C、C1、C2、C3 移動式クレーン
S 干渉判定システム
N ネットワーク
W 建築資材
1 走行体
2 アウトリガ
3 旋回体
31 ジブ
301 旋回台
302 伸縮式ブーム
303 伸縮装置
304 起伏装置
305 補助ジブ
306 ワイヤロープ
307 フック装置
308 運転室
309 表示部
310 操作入力部
311 通信部
312 検出部
313 制御部
314 アクチュエータ
4 飛行体
41 通信部
42 撮像部
43 記憶部
44 制御部
5 干渉判定装置
51 通信部
511 第一通信部
512 第二通信部
52 取得部
521 第一取得部
522 第二取得部
53 制御部
9A 第一仮置き位置
9B 第二仮置き位置

Claims (9)

  1. 作業現場に配置された複数の作業機それぞれの姿勢に関する情報を取得する第一取得部と、
    前記作業現場の上空を飛行する飛行体から取得した情報に基づいて複数の前記作業機の位置に関する情報を取得する第二取得部と、
    前記姿勢に関する情報及び前記位置に関する情報に基づいて、複数の前記作業機同士の干渉を予見し、予見の結果に応じた情報を、少なくとも1台の前記作業機に送信する制御部と、を備える
    作業機の干渉判定装置。
  2. 前記第一取得部は、複数の前記作業機それぞれから前記姿勢に関する情報を取得し、
    前記第二取得部は、前記作業現場の上空を飛行する飛行体から前記位置に関する情報を取得する、又は、前記飛行体から取得した複数の前記作業機を含む前記作業現場の画像情報に基づいて前記位置に関する情報を取得する、請求項1に記載の作業機の干渉判定装置。
  3. 複数の前記作業機及び前記飛行体のそれぞれに、無線接続される、請求項2に記載の作業機の干渉判定装置。
  4. 前記第二取得部は、複数の前記作業機の向きに関する情報を取得し、
    前記制御部は、前記位置に関する情報、前記向きに関する情報、及び前記姿勢に関する情報に基づいて、複数の前記作業機同士の干渉を予見する、請求項1~3の何れか一項に記載の作業機の干渉判定装置。
  5. 前記姿勢に関する情報は、前記作業機のジブの旋回角、前記ジブの起伏角、及び前記ジブの長さを含む、請求項1~4の何れか一項に記載の作業機の干渉判定装置。
  6. 前記制御部は、
    前記姿勢に関する情報に基づいて複数の前記作業機それぞれの作業領域を求め、
    複数の前記作業機の作業領域が互いに重複する場合に、干渉が発生する可能性があることを知らせるための情報を複数の前記作業機に送信する、又は、複数の前記作業機の動作を停止するための情報を複数の前記作業機に送信する、請求項5に記載の作業機の干渉判定装置。
  7. 前記制御部は、
    複数の前記作業機の作業領域が互いに重複し、且つ、所定条件に該当する場合に、干渉が発生する可能性があることを知らせるための情報を複数の前記作業機に送信する、又は、複数の前記作業機の動作を停止するための情報を複数の前記作業機に送信する、請求項6に記載の作業機の干渉判定装置。
  8. 作業現場に配置された複数の作業機と、
    作業現場の上空を飛行し、複数の前記作業機を含む所定領域を撮像し画像情報を生成する飛行体と、
    前記複数の作業機及び前記飛行体に無線接続された干渉判定装置と、を備え、
    前記作業機は、作業機の姿勢に関する情報を前記干渉判定装置に送信し、
    前記飛行体は、前記画像情報又は前記画像情報に基づいて取得した情報を前記干渉判定装置に送信し、
    前記干渉判定装置は、前記飛行体から取得した情報に基づいて、前記作業機の位置に関する情報を取得し、取得した前記位置に関する情報及び複数の前記作業機から取得した前記作業機の姿勢に関する情報に基づいて、複数の前記作業機同士の干渉を予見し、予見の結果に応じた情報を、複数の前記作業機に出力する、
    作業機の干渉判定システム。
  9. 請求項1~7の何れか一項に記載の干渉判定装置において実施される干渉判定方法であって、
    作業現場に配置された複数の作業機それぞれの姿勢に関する情報を取得するステップと、
    前記作業現場の上空を飛行する飛行体から取得した情報に基づいて複数の前記作業機の位置に関する情報を取得するステップと、
    前記姿勢に関する情報及び前記位置に関する情報に基づいて、複数の前記作業機同士の干渉を予見し、予見の結果に応じた情報を、少なくとも1台の前記作業機に送信するステップと、を含む
    作業機の干渉判定方法。
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