JP2019172313A - 液体吐出容器 - Google Patents
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Abstract
Description
前記液体を貯留する容器本体と、前記押圧操作に応じて前記液体を吐出する液体吐出ヘッドとを備えており、
前記液体吐出ヘッドは、前記押圧操作に応じて前記液体を吐出する一次吐出口と、
前記押圧操作による押圧方向に対する反対方向に開口していて、前記一次吐出口から吐出された前記液体を外部に吐出する二次吐出口と、
前記液体を受け取る被吐出体と前記二次吐出口との距離を一定に維持する押圧部と、
前記一次吐出口と前記二次吐出口との間に形成され、前記一次吐出口から吐出された液体が広がる前室と、を有し、
前記前室には、前記一次吐出口を取り囲み前記二次吐出口に向けて起立する起立筒部が配置されている液体吐出容器に関する。
先ず、図1から図5を用いて第1実施形態を説明する。
なお、図1、図3、図4及び図5における下方向が下方、上方向が上方である。すなわち、本実施形態の場合、下方向(下方)は、液体吐出容器100の底部14が水平な載置面に載置されて液体吐出容器100が自立する状態での重力方向である。
図3では、液体吐出キャップ300において破断線Hよりも下側の部分については、外形線のみを示している。
二次吐出口53を有する第2部材50が、一次吐出口33を有する第1部材30に対して着脱自在に装着されているため、第2部材50を第1部材30から取り外して容易に洗浄することができる。
本実施形態では、押圧操作により液体吐出ヘッド400を押圧する方向が下方であるため、押圧操作のことを液体吐出ヘッド400の押下操作と称する場合がある。
ここで、押圧方向と、押圧方向に対する反対方向とは、必ずしも、同一直線上で180度異なる方向でなくてもよく、およそ反対方向であればよい。したがって、押圧方向と、押圧方向に対する反対方向との間には、ある程度の軸ズレ(例えば、10度以内の軸ズレ)が許容される。
また、被吐出体22と二次吐出口53との距離を一定に維持するとは、押圧操作の終了段階における被吐出体22と二次吐出口53との距離を、毎回の押圧操作において互いに一定となるようにすることであり、押圧操作の開始段階と終了段階とで被吐出体22と二次吐出口53との距離が変化することは許容される。例えば、毎回の押圧操作により押圧部56が一定に潰れたり又は撓んだりすることが挙げられる。ただし、押圧操作の開始段階と終了段階とで被吐出体22と二次吐出口53との距離が変化する場合、距離の変化量は、毎回の押圧操作において互いに一定となることが好ましい。なお、本実施形態の場合、液体吐出ヘッド400の全体が実質的に剛体であり、押圧操作の開始段階から終了段階に亘り被吐出体22と二次吐出口53との距離が一定に維持されるようになっている。
また、被吐出体22と二次吐出口53との距離を一定に維持するとは、図1から分かるように、被吐出体22と二次吐出口53とが離間した状態(被吐出体22と二次吐出口53とが非接触の状態)に維持することである。押圧操作の開始段階から終了段階に亘り、被吐出体22と二次吐出口53とが離間した状態に維持される。
換言すれば、液体吐出ヘッド400は、液体吐出キャップ300の構成のうちキャップ200を除く部分により構成されている。
後述するように、液体吐出ヘッド400は、例えば、キャップ200のポンプ部75が備えるピストンガイド80の上端部に対して装着される。
本明細書では、泡状の(泡化した)液体101を泡と呼称して、容器本体10に貯留されている非泡状の液体101と区別する。
泡化する前の液体101の粘度、すなわち容器本体10内の液体101の粘度は、特に限定されないが、例えば、20℃において約1mPa・s以上20mPa・s以下とすることができる。液体101の粘度はB型粘度計により測定する。B型粘度計としては、粘度に応じて選択されたロータを有するものが用いられる。このローターは、60回転/分の回転数で回転する。ローターの回転開始から60秒後の粘度を測定する。
本実施形態の場合、液体吐出容器100は、底部14が水平な載置面上に載置された状態で自立可能である。また、液体吐出容器100が自立した状態で液体吐出ヘッド400に対する押下操作が行われることによって、泡化した液体101を二次吐出口53から吐出できるようになっている。
なお、ポンプ部75の構造はよく知られており、本明細書では詳細な説明を省略する。
キャップ200は、液体吐出ヘッド400が押下されることにより、液体101を泡化し、泡を吐出する。
なお、装着部71は、2重筒構造に形成されていて、そのうち内側の筒状部が口頸部13に対して螺合するようになっていても良いし、一重の筒状に構成されていても良い。口頸部13に装着部71が装着されることによって、キャップ部材70の全体、キャップ200の全体、ひいては液体吐出キャップ300の全体が容器本体10に装着される。
液体吐出キャップ300が容器本体10に装着されることにより、液体吐出キャップ300によって口頸部13の上端の開口が閉塞される。
ポンプ部75は、ボール弁90を含む液体弁を備えている。液体吐出ヘッド400に対する押下操作が行われると、ボール弁90が押し上げられて液体弁が開き、液体101が気液混合部20に流入する(つまり気液混合部20に液体101が送出される)ようになっている。
また、気液混合部20に液体101を送出する際に、ポンプ部75は、気液混合部20に対する空気の送出も並行して行うように構成されている。
リング部材25の内部には、筒状のメッシュ保持リング23が例えば上下2段に設けられている。下側のメッシュ保持リング23の下端の開口と、上側のメッシュ保持リング23の上端の開口には、それぞれメッシュ24が設けられている。
リング部材25の内部空間は、例えば、気液混合部20の一部を構成している。
メッシュ保持リング23及びメッシュ24は、気液混合部20とともにフォーマー機構19を構成している。
気液混合部20にて生成された泡がメッシュ24を通過することにより、泡はよりきめ細かく均一になる。
なお、メッシュ24が無くても所望のきめ細かさの泡を生成できる場合、フォーマー機構19はメッシュ保持リング23及びメッシュ24を有していなくてもよい。
更に、第1部材30は、一次吐出口33の周囲において該一次吐出口33を取り囲むように、台状部34の上面である対向面37から上方に起立している起立筒部45を備えている。
起立筒部45と筒部31とは、例えば、互いに同軸に配置されている。
起立筒部45は、例えば、円筒状となっており、一次吐出口33の平面形状は、例えば、円形である。
前室21への液体の広がり性の観点から、起立筒部45の先端高さは、前室21の高さの1/2以下であることが好ましい。
第1部材30には、当該第1部材30を上下に貫通する流路43が、筒部31から起立筒部45に亘って形成されている。流路43の内周面には、例えば、当該流路43の長手方向に延在する複数のリブが、当該流路43の周方向において等角度間隔で形成されていてもよい。起立筒部45の上端の開口、すなわち流路43の下流端が一次吐出口33である。
例えば、環状壁35は、起立筒部45と同軸に配置されている。
例えば、外筒部36において、当該外筒部36の上端部を除く部分は、下端から上方に向けて徐々に外径が拡径している。
更に、外筒部36の上端部から台状部34にかけての部分の外周面にはネジ山が形成されており、当該上端部は雄ネジ部44を構成している。
環状壁35は、例えば、円環状に形成されている。
上下2段のメッシュ保持リング23を内部に保持したリング部材25が、筒部31の下端から筒部31内に挿入されることによって、保持部32に固定されている。
本実施形態の場合、対向部52は、平板状に形成されている板状部52aと、板状部52aから上方に起立しているノズル形成壁55と、板状部52aから下方に突出している突起部65と、を備えている。ノズル形成壁55は、平面視において閉ループ形状に形成されている。ノズル形成壁55の起立方向における先端側の開口が二次吐出口53を構成している。
また、ノズル形成壁55の基端側において、例えば、ノズル形成壁55と同形状の開口が対向部52を上下に貫通している。このため、対向部52の下側の空間(後述する前室21となる空間)と、二次吐出口53の上側の空間とは、対向部52に形成された開口、ノズル形成壁55の内部空間及びノズル形成壁55の先端の開口を介して相互に連通している。
すなわち、本実施形態の場合、第2部材50が押圧部56を有する。
押圧部56は、例えば、対向部52の周縁部(板状部52aの周縁部)から上方(例えば斜め上方)に突出している複数の柱状部57と、これら複数の柱状部57の先端部どうしを連結している環状部58と、を備えて構成されている。
環状部58は、例えば、円環状に形成されており、環状部58の中心軸は板状部52aの板面に対して直交している。更に、環状部58の中心軸は、例えば、板状部52aの中心を通っている。
換言すれば、押圧部56は、二次吐出口53から外方向に離間した位置において、押圧操作による押圧方向に対する反対方向に向けて、対向部52から起立している。
隣り合う柱状部57どうしの間隙であって押圧部56と対向部52との間の間隙は、押圧部56の内側の領域と外側の領域とを相互に連通させる孔63となっている。本実施形態の場合、押圧部56は、複数の孔63を有する。
また、押圧部56の上端(環状部58)には、二次吐出口53から吐出された液体101を外部に通過させる開口56aが形成されている。
本実施形態の場合、第2部材50の環状壁51が第1部材30の雄ネジ部44と螺合することによって、第2部材50が第1部材30に対して着脱自在に装着される。
すなわち、第2部材50が第1部材30に装着された状態では、一次吐出口33から吐出された液体101が広がる前室21が、第2部材50と第1部材30との間に形成される。
そして、液体吐出ヘッド400に対する押圧操作により、液体101(本実施形態の場合、泡化された液体101)は、一次吐出口33、前室21及び二次吐出口53をこの順に通って外部に吐出される。
より詳細には、前室21は、第1部材30の台状部34の対向面37と、第2部材50の対向部52との間に形成される。また、前室21は、環状壁35によって囲まれた領域である。
本実施形態の場合、対向面37と対向部52の板状部52aとは互いに平行に対向している。
本実施形態の場合、突起部65は、起立筒部45よりも更に流路43の上流側(図5において下方)に入り込んでいる。
突起部65は、例えば、半球状(例えば先端部(下端部)が丸みを帯びた半球状)に形成されていて、起立筒部45と同軸に配置されている。ただし、突起部65と流路43の周壁との間には、液体101を通過させるクリアランスが存在しており、流路43を通過した液体101(本実施形態では泡)が、このクリアランスを介して前室21に流入し、更に、前室21から二次吐出口53を通過して外部に吐出されるようになっている。
また、ノズル形成壁55の高さ寸法は、板状部52aからのノズル形成壁55の突出長であり、板状部52aの上面と押圧部56の上端との高低差でもある。
つまり、押圧部56は、押圧操作による押圧方向に対する反対方向(上方)に向けて二次吐出口53よりも延出している。
すなわち、二次吐出口53は、泡の目的形状と対応する形状に形成されている。
また、二次吐出口53は、1つのノズル形成壁55の先端の開口(つまり、1つ(単数)の開口)により構成されていてもよいし、複数のノズル形成壁55の先端の開口の集合体(つまり、互いに独立して配置された複数の開口の集合体)であってもよい。
また、二次吐出口53の形状は、泡の目的形状と同一とは限らない。特定の立体泡を形成するためには、二次吐出口53は、非円形形状であるか、又は、複数の開口(互いに独立して配置された複数の開口)を含んで構成されていることが好ましい。
図2に示すように、二次吐出口53及びノズル形成壁55は、このような形状の泡に対応するものとなっている。
二次吐出口53は、複数(例えば5つ)のノズル形成壁55の先端に形成された複数(例えば5つ)の開口を含んで構成されている。
各ノズル形成壁55の先端の開口は、個々の花びらを模した平面形状となっており、これら開口が放射状に配置されている。
図1に示すように、手の平などの被吐出体22で押圧部56を押圧することにより、手の平において、各開口から吐出された泡が一体化して、花を模した形状となるとともに、泡が手の平に付着する。
液体吐出ヘッド400は、例えば、液体吐出ヘッド400の筒部31を起立筒部73の上方から起立筒部73内に押し込み、筒部31の下端部に対してピストンガイド80の上端部を差し込み固定することで、ピストンガイド80に装着されている。これにより、液体吐出ヘッド400はピストンガイド80によって保持されている。
なお、液体吐出ヘッド400の筒部31に対するピストンガイド80の固定は、例えば嵌合により行われている。液体吐出ヘッド400を上方に強く引っ張ることによって、筒部31に対するピストンガイド80の嵌合が外れ、液体吐出ヘッド400をキャップ200から取り外すことができるようになっている。
液体吐出ヘッド400に対して押下操作が行われたときには、付勢部材の付勢に抗して液体吐出ヘッド400及びピストンガイド80が一体に下降するようになっている。なお、液体吐出ヘッド400の押下操作は、所定の下死点で停止するようになっている。
また、液体吐出ヘッド400に対する押下操作が解除されると、液体吐出ヘッド400及びピストンガイド80が付勢部材の付勢に従って上死点位置(図1〜図3の位置)まで上昇するようになっている。
なお、液体吐出容器100は、液体吐出ヘッド400に対する1回の押下操作(液体吐出ヘッド400を上死点から下死点まで押し下げる操作)によって一定量の泡を吐出するようになっている。
したがって、ボール弁90の配置領域は、リング部材25及びメッシュ保持リング23の内部空間を介して、筒部31における保持部32よりも上方の部分の内部空間と連通し、ひいては筒部31の上端の一次吐出口33に連通している。
液体吐出ヘッド400に対する押下操作が行われると、フォーマー機構19にて生成された泡が、筒部31を介して一次吐出口33から上方に吐出されるようになっている。
すなわち、本実施形態に係る液体詰め容器800は、本実施形態に係る液体吐出容器100と、容器本体10に充填された液体101と、を備えている。
すなわち、本実施形態に係るノズル部材は、押圧操作に応じて泡となった液体101又は液状のままの液体101(本実施形態では、泡となった液体101)を吐出する一次吐出口33を有する第1部材30に対して着脱自在に装着して用いられるノズル部材(第2部材50)であって、当該ノズル部材が第1部材30に装着された状態において、押圧操作による押圧方向に対する反対方向に開口して、一次吐出口33から吐出された液体101を外部に吐出する二次吐出口53を備えている。
液体吐出ヘッド400に対する押下操作は、図1に示すように手などの被吐出体22で液体吐出ヘッド400の上端(押圧部56の上端)の開口56aを塞いだ状態(つまり、被吐出体22が二次吐出口53と対向する状態)で、被吐出体22によって液体吐出ヘッド400を押下することによって行うことができる。つまり、液体吐出ヘッド400に対する押下操作を片手操作で行うことができる。
この際に、ポンプ部75の作用により液体101及び空気が気液混合部20に供給され、該気液混合部20にて泡が生成される。気液混合部20にて生成された泡は、メッシュ24を通過することによって、よりきめ細かく均一な泡となる。このようにしてフォーマー機構19にて生成された泡は、筒部31の内部を通過して一次吐出口33から前室21に吐出され、該前室21にて広がる。
更に、泡は対向部52に形成されたノズル形成壁55を通過して、二次吐出口53から吐出される。泡はノズル形成壁55及び二次吐出口53を通過することによって、所定の目的形状(本実施形態では花を模した形状)に整形され、開口56aを塞いでいる被吐出体22の下面に付着する。すなわち、押圧部56の押圧操作によって二次吐出口53から飛び出した泡が被吐出体22に転写され、所定の目的形状に整形された泡である泡造形物が被吐出体22の下面に付着した状態となる。
その後、液体吐出ヘッド400に対する押下操作が解除されると、付勢部材の付勢に従ってピストンガイド80及び液体吐出ヘッド400が上昇し、液体吐出ヘッド400が上死点位置に復帰する。
その後、被吐出体22を開口56aの上方に持ち上げて裏返すことにより、被吐出体22上に泡造形物が形成された状態となる。すなわち、所定の目的形状の泡造形物を被吐出体22上に受け取ることができる。
なお、ピストンガイド80が上昇する際に、容器本体10内の液体101がディップチューブ77を介してポンプ部75内に吸い上げられる。
よって、液体吐出ヘッド400の押下操作をより軽い力で行うことができるので、スムーズに液体吐出ヘッド400を押下して二次吐出口53から泡を吐出させることができる。また、スムーズに泡を排出できることで、特定形状の泡を好適に所望の立体形状に形成することができる。
よって、手などの被吐出体22によって押圧部56に対して押圧操作を行うことにより、二次吐出口53から吐出される泡を被吐出体22に付着させることができる。したがって、片手操作で液体101(本実施形態では泡)を手などの被吐出体22上に受け取ることが可能である。つまり、簡易な操作で泡を被吐出体22上に受け取ることができる。
更に、被吐出体22と二次吐出口53との距離を押圧部56によって一定に維持することができるため、二次吐出口53から吐出された泡を被吐出体22で潰すことなく、被吐出体22上に受け取ることができる。
よって、特に、泡を所定の目的形状に整形して吐出する場合には、被吐出体22上に、より正確に目的形状の泡を形成しやすくなる。
また、二次吐出口53がノズル形成壁55の先端に形成されていることにより、押圧操作による押圧方向に対する反対方向へ、泡を安定して吐出することができるとともに、二次吐出口53からの泡切れ(二次吐出口53からの泡の分離性)を良好にできる。
また、押圧部56は、該反対方向に向けて、ノズル形成壁55の先端に形成された二次吐出口53よりも延出していることによって、泡を被吐出体22上に好適に受け取ることができる。
また、二次吐出口53と押圧部56との高低差は、5mm以上20mm以下であることが好ましく、7mm以上18mm以下であることが更に好ましい。
また、ノズル形成壁55の高さ寸法は、泡を二次吐出口53から被吐出体22上に良好に受け取れるようにする観点から、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることが更に好ましく、また10mm以下であることが好ましく、8mm以下であることが更に好ましい。
また、二次吐出口53の対向位置に被吐出体22を配置せずに押圧部56に対して押圧操作が行われた場合に、二次吐出口53から吐出される泡が押圧部56の先端(上端)よりも上方に飛び出すように、ポンプ部75等のフォーマー機構19の構造、押圧部56やノズル形成壁55の高さ寸法等が設定されていることが好ましい。
更に、液体吐出容器100が突起部65を備えているので、二次吐出口53、前室21及び一次吐出口33を介して流路43側に埃などの異物が侵入することを抑制できる。
また、一次吐出口33から吐出された液体101を突起部65によって周囲に均等に分散させることができるので、液体101が前室21内においてより容易に広がるようにできる。
次に、図6(a)及び図6(b)を用いて第1実施形態の変形例1について説明する。
本変形例に係る液体吐出容器、液体吐出キャップ、液体吐出ヘッド400(図6(b))及び液体詰め容器は、第1部材30が以下に説明する部分閉塞部46を有する点で、上記の第1実施形態に係る液体吐出容器100、液体吐出キャップ300、液体吐出ヘッド400及び液体詰め容器800とそれぞれ相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る液体吐出容器100、液体吐出キャップ300、液体吐出ヘッド400及び液体詰め容器800と同様に構成されている。
第1部材30が部分閉塞部46を有することによって、二次吐出口53、前室21及び一次吐出口33を介して流路43側に埃などの異物が侵入することをより好適に抑制できる。
また、液体吐出ヘッド400は、部分閉塞部46と図5等の突起部65との双方を備えていてもよい。
次に、図7を用いて第1実施形態の変形例2について説明する。
本変形例に係る液体吐出容器、液体吐出キャップ、液体吐出ヘッド400及び液体詰め容器は、第2部材50が以下に説明する壁部47を有し、第1部材30が以下に説明する壁部48を有する点で、上記の第1実施形態に係る液体吐出容器100、液体吐出キャップ300、液体吐出ヘッド400及び液体詰め容器800とそれぞれ相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る液体吐出容器100、液体吐出キャップ300、液体吐出ヘッド400及び液体詰め容器800と同様に構成されている。
より詳細には、壁部47は、例えば、環状に形成されており、押圧方向に視たときに壁部47が起立筒部45を取り囲んでいる。ただし、本発明は、この例に限らず、壁部47は、起立筒部45を取り囲む周回状の形状に限らず、起立筒部45の周囲の一部分に配置されていてもよい。すなわち、壁部47は、起立筒部45の周囲の少なくとも一部分を囲んでいればよい。
対向部52が壁部47を有することによって、二次吐出口53、前室21及び一次吐出口33を介して流路43側に埃などの異物が侵入することをより好適に抑制できる。
より詳細には、壁部48は、例えば、環状に形成されており、押圧方向に視たときに壁部48が壁部47を取り囲んでいる。ただし、本発明は、この例に限らず、壁部48は、壁部47を取り囲む周回状の形状に限らず、壁部47の周囲の一部分に配置されていてもよい。すなわち、壁部48は、壁部47の周囲の少なくとも一部分を囲んでいればよい。なお、本変形例において、壁部47はなくても良い。この場合も、壁部48は、起立筒部45の周囲に配置されている。すなわち、壁部48は、起立筒部45の周囲の少なくとも一部分を囲んでいればよい。
第1部材30が壁部48を有することによって、二次吐出口53、前室21及び一次吐出口33を介して流路43側に埃などの異物が侵入することをより好適に抑制できる。
次に、図8を用いて第1実施形態の変形例3について説明する。
本変形例に係る液体吐出容器、液体吐出キャップ、液体吐出ヘッド400及び液体詰め容器は、第2部材50の対向面37の構造が以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る液体吐出容器100、液体吐出キャップ300、液体吐出ヘッド400及び液体詰め容器800とそれぞれ相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る液体吐出容器100、液体吐出キャップ300、液体吐出ヘッド400及び液体詰め容器800と同様に構成されている。
このため、二次吐出口53から前室21に埃などの異物が進入した場合に、第1段部37bがトラップとなるので、この異物が一次吐出口33を介して流路43側に侵入することをより好適に抑制できる。その一方で、起立筒部45と対向部52との対向間隔を十分に確保できるため、流路43から二次吐出口53側への液体101(本実施形態では泡)の流動は、スムーズに行うことができる。
次に、図9から図12(d)を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係る液体吐出容器100、液体吐出キャップ300、液体吐出ヘッド400及び液体詰め容器800は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る液体吐出容器100、液体吐出キャップ300、液体吐出ヘッド400及び液体詰め容器800とそれぞれ相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る液体吐出容器100、液体吐出キャップ300、液体吐出ヘッド400及び液体詰め容器800と同様に構成されている。
また、上記の第1実施形態では、第2部材50が押圧部56を有しているのに対し、本実施形態では、第3部材110が押圧部56を有している。
すなわち、本実施形態の場合、液体吐出容器100は、押圧部56を有する第3部材110を備えている。そして、第3部材110が第1部材30又は第2部材50に対して着脱自在に装着されている。より詳細には、第3部材110が第1部材30に対して着脱自在に装着されている。
薄肉部95の外径は、第1部材30の環状壁35の内径よりも大きく、本実施形態の場合、環状壁51の内径と略等しい。
また、中央部96の外径は、開口111の内径と略等しい。
より詳細には、第2部材50の薄肉部95が第1部材30の環状壁35と第3部材110の挟持部112との間に挟持されている。
例えば、第2部材50の中央部96は、挟持部112の開口111に嵌入しており、中央部96の上面と挟持部112の上面とが互いに面一に配置されている。
例えば、液体吐出容器100は、図12(a)及び図12(b)に示す第1の形態の第2部材50(以下、第2部材50a)と、図12(c)及び図12(d)に示す第2の形態の第2部材50(以下、第2部材50b)と、を備えている。
なお、液体吐出容器100又は液体詰め容器800の販売時などの流通時において、複数種類(例えば2種類)の第2部材50が同梱されていてもよい。
液体101の粘度が20℃において1000mPa・s以上100000mPa・s以下であることによって、二次吐出口53より吐出された液体101を好適に所定の目的形状(二次吐出口53の形状と対応する形状)に形成することができる。
11 胴部
12 肩部
13 口頸部
14 底部
19 フォーマー機構
20 気液混合部
21 前室
22 被吐出体
23 メッシュ保持リング
24 メッシュ
25 リング部材
30 第1部材
31 筒部
32 保持部
33 一次吐出口
34 台状部
35 環状壁
36 外筒部
37 対向面
37a 第2段部
37b 第1段部
43 流路
44 雄ネジ部
45 起立筒部
46 部分閉塞部
47 壁部
48 壁部
50 第2部材
51 環状壁
52 対向部
52a 板状部
53 二次吐出口
54 開口
55 ノズル形成壁
56 押圧部
56a 開口
57 柱状部
58 環状部
63 孔
65 突起部
70 キャップ部材
71 装着部
72 環状閉塞部
73 起立筒部
75 ポンプ部
76 チューブ保持部
77 ディップチューブ
80 ピストンガイド
90 ボール弁
95 薄肉部
96 中央部
100 液体吐出容器
101 液体
110 第3部材
111 開口
112 挟持部
200 キャップ
300 液体吐出キャップ
400 液体吐出ヘッド
800 液体詰め容器
Claims (12)
- 押圧操作に応じて液体を泡化して又は液状のまま吐出する液体吐出容器であって、
前記液体を貯留する容器本体と、前記押圧操作に応じて前記液体を吐出する液体吐出ヘッドとを備えており、
前記液体吐出ヘッドは、前記押圧操作に応じて前記液体を吐出する一次吐出口と、
前記押圧操作による押圧方向に対する反対方向に開口していて、前記一次吐出口から吐出された前記液体を外部に吐出する二次吐出口と、
前記液体を受け取る被吐出体と前記二次吐出口との距離を一定に維持する押圧部と、
前記一次吐出口と前記二次吐出口との間に形成され、前記一次吐出口から吐出された液体が広がる前室と、を有し、
前記前室には、前記一次吐出口を取り囲み前記二次吐出口に向けて起立する起立筒部が配置されている液体吐出容器。 - 前記液体吐出ヘッドは、前記一次吐出口を有する第1部材と、前記二次吐出口を有する第2部材と、を備え、
前記第1部材に対して前記第2部材が着脱自在に装着されている請求項1に記載の液体吐出容器。 - 前記第1部材に対して前記第2部材が装着された状態では、前記第2部材と前記第1部材との間に前記前室が形成され、
前記押圧操作により、前記液体は、前記一次吐出口、前記前室及び前記二次吐出口をこの順に通って外部に吐出される請求項2に記載の液体吐出容器。 - 前記第2部材は、前記前室を間に挟んで前記第1部材と対向して配置されている対向部を有し、
前記対向部に前記二次吐出口が形成されており、
前記第1部材は、前記前室を間に挟んで前記対向部と対向して配置されている対向面と、前記起立筒部と、を有し、
前記起立筒部は、前記対向面から前記対向部側に向けて起立しており、
前記起立筒部の起立方向における先端の開口が前記一次吐出口である請求項3に記載の液体吐出容器。 - 前記対向部は、前記第1部材側に向けて突出している突起部を有している請求項4に記載の液体吐出容器。
- 前記突起部の一部分が前記起立筒部の内部に入り込んでいる請求項5に記載の液体吐出容器。
- 前記対向部は、前記第1部材側に向けて突出している壁部を有し、
前記起立筒部の中心軸を基準として、前記起立筒部よりも前記壁部が外側に配置されている請求項4から6のいずれか一項に記載の液体吐出容器。 - 前記対向面は、第1段部と、前記押圧方向において前記第1段部よりも前記対向部の近くに配置されている第2段部と、を有し、
前記第1段部と前記第2段部との各々が前記対向部に対して対向しており、
前記起立筒部は、前記第1段部から前記対向部に向けて起立しており、
前記押圧方向において、前記一次吐出口が前記第2段部よりも前記対向部から遠くに配置されている請求項4から6のいずれか一項に記載の液体吐出容器。 - 前記第1部材は、前記一次吐出口を横切って配置されていて当該一次吐出口を部分的に塞いでいる部分閉塞部を有する請求項2から8のいずれか一項に記載の液体吐出容器。
- 前記第2部材が前記押圧部を有する請求項2から9のいずれか一項に記載の液体吐出容器。
- 前記押圧部を有する第3部材を備え、
前記第3部材が前記第1部材又は前記第2部材に対して着脱自在に装着されている請求項2から10のいずれか一項に記載の液体吐出容器。 - 前記第1部材と前記第3部材との間に前記第2部材を挟んで前記第3部材が前記第1部材に対して装着されることにより、前記第2部材が前記第1部材と前記第3部材とに挟持されている請求項11に記載の液体吐出容器。
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