JP2019172131A - 車両ドア - Google Patents

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公宏 木下
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Abstract

【課題】ウインドガラスを駆動する機構を省スペースに収容し、且つドアデザインへの制約が少ない車両ドアを得る。【解決手段】ウインドガラスの縁部に沿って前記ウインドガラスの駆動方向に延びる、前記ウインドガラスよりも車内側に位置するドアサッシュと、前記ドアサッシュに車内側から被せられて、前記ドアサッシュとの間に内部空間を形成するガーニッシュと、前記ドアサッシュと前記ガーニッシュとの間に形成された前記内部空間に少なくとも一部が収容される、前記ウインドガラスを駆動する駆動機構と、を有することを特徴とする車両ドア。【選択図】図4

Description

本発明は、車両ドアに関する。
ドアサッシュ(窓枠)で囲まれる窓開口をウインドガラスで開閉する車両ドアには、ガラス駆動装置(ウインドレギュレータ)が設けられる。ガラス駆動装置は様々なタイプが知られているが、車両ドアのドアパネルを構成するインナパネルに対して組み付けられて、ドアパネル内に収容される場合が多い。
特許文献1には、樹脂ウインドウ(樹脂製の窓)の後端部にラック状のギヤを設け、ドアパネルから上方に突出するギヤ側ガイドフレームの内部に、ギヤを含む樹脂ウインドウの後端部を収容した構成が記載されている。ギヤ側ガイドフレームは、樹脂ウインドウの後端部を昇降可能に案内しており、樹脂ウインドウを挟んで車内側と車外側に位置する一対の壁部によって、樹脂ウインドウの後端部を車内外方向に移動規制している。
特開2010−100250号公報
特許文献1の構成は、樹脂ウインドウの車内外方向の移動規制を行うために、樹脂ウインドウを跨いで車内側と車外側に延びる大型の断面形状のギヤ側ガイドフレームを用いている。そのため、ドアサッシュが車内外方向に大型化しやすいという問題がある。また、ギヤ側ガイドフレームの一部が樹脂ウインドウよりも車外側に位置するため、窓とドアサッシュの互いの外面が略面一になるタイプの車両ドア等には適用できず、使用可能なドアの外観デザインが限られる。
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、ウインドガラスを駆動する機構を省スペースに収容し、且つドアデザインへの制約が少ない車両ドアを得ることを目的とする。
本実施形態の車両ドアは、ウインドガラスの縁部に沿って前記ウインドガラスの駆動方向に延びる、前記ウインドガラスよりも車内側に位置するドアサッシュと、前記ドアサッシュに車内側から被せられて、前記ドアサッシュとの間に内部空間を形成するガーニッシュと、前記ドアサッシュと前記ガーニッシュとの間に形成された前記内部空間に少なくとも一部が収容される、前記ウインドガラスを駆動する駆動機構と、を有することを特徴としている。
前記駆動機構は、前記ウインドガラスに固定されるスライダと、前記スライダを前記駆動方向に移動可能に案内するガイド部材と、前記スライダに対して駆動源からの駆動力を伝達する伝達部材とを有しており、前記伝達部材の少なくとも一部は、前記ドアサッシュと前記ガーニッシュとの間に形成された前記内部空間に収容されることができる。
前記駆動機構は、前記伝達部材の方向を変更する変更部材を有しており、前記伝達部材と前記変更部材の少なくとも一部は、前記ドアサッシュと前記ガーニッシュとの間に形成された前記内部空間に収容されることができる。
前記ガーニッシュは、車内側に位置する車内側壁と、前記車内側壁の内周側の端部から車外側に延びる内周側壁と、前記車内側壁の外周側の端部から車外側に延びる外周側壁と、前記車内側壁の内外周方向の途中位置から車外側に延びる隔壁とを有しており、前記内部空間は、前記車内側壁と前記内周側壁と前記隔壁によって囲まれた一方の内部空間と、前記車内側壁と前記外周側壁と前記隔壁によって囲まれた他方の内部空間とに区画されており、前記他方の内部空間に前記変更部材が収容されることができる。
前記伝達部材は、前記駆動源であるモータからの回転駆動力が伝達されるピニオンと、前記ウインドガラスに固定されるとともに前記ピニオンと噛み合う歯部が形成されたラックとを有しており、前記ピニオンの少なくとも一部は、前記ドアサッシュと前記ガーニッシュとの間に形成された前記内部空間に収容されることができる。
本発明によれば、ウインドガラスを駆動する機構を省スペースに収容し、且つドアデザインへの制約が少ない車両ドアを得ることができる。
本実施形態による車両ドアを車外側から見た図である。 ウインドレギュレータアッセンブリを示す斜視図である。 ウインドガラスとスライダの位置関係を示す側面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図2のV−V線に沿う断面図である。 図2のVI−VI線に沿う断面図である。 図2のVII−VII線に沿う断面図である。 本実施形態による車両ドアの別実施形態を示す第1の概念図である。 本実施形態による車両ドアの別実施形態を示す第2の概念図である。 本実施形態による車両ドアの別実施形態を示す第3の概念図である。 本実施形態による車両ドアの別実施形態を示す第4の概念図である。 本実施形態による車両ドアのさらなる別実施形態を示す分解斜視図である。 本実施形態による車両ドアのさらなる別実施形態を示す断面図である。
図1〜図7を参照して、本実施形態による車両ドア10について詳細に説明する。
車両ドア10は、車両ボディ(図示略)の右側前席の側方に取り付けられる側面ドアである。車両ボディには、車両ドア10によって開閉されるドア開口(図示略)が形成されている。車両ドア10は、ドアパネル10a(一点鎖線で仮想的に示す)とドアサッシュ10bを有している。ドアパネル10aの上縁部とドアサッシュ10bによって囲まれる領域に窓開口10cが形成されている。
以下の説明における車内側と車外側は、車両ドア10を閉じた状態での車両ボディの内側と外側に対応しており、車内側と車外側を結ぶ方向(車両ドア10の厚み方向)を車内外方向と呼ぶ。またドアサッシュ10bのうち、窓開口10cに向く側を内周側、窓開口10cの反対側(車両ドア10を閉じた状態でボディ開口の内縁に向く側)を外周側とし、内周側と外周側を結ぶ方向を内外周方向と呼ぶ。
図示は省略しているが、ドアパネル10aは、車内側に位置するインナパネルと、車外側に位置するアウタパネルとを組み合わせて構成されている。インナパネルとアウタパネルの間にドアパネル内空間(図示略)が形成されており、ドアパネル内空間の上縁は窓開口10c側に開口している。
ドアサッシュ10bは、車両ドア10の上縁に位置するアッパサッシュ11と、アッパサッシュ11からドアパネル10aへ向けて概ね上下方向に延びている立柱サッシュ12及びフロントサッシュ13とを有している。立柱サッシュ12はドアサッシュ10bの最後部に位置しており、車両ドア10の後部上方の角隅部は、アッパサッシュ11の後端と立柱サッシュ12の上端が交わるドアコーナー部10dとなっている。立柱サッシュ12とフロントサッシュ13は略平行に延びており、立柱サッシュ12が窓開口10cの後縁を形成し、フロントサッシュ13が窓開口10cの前縁を形成する。また、アッパサッシュ11が窓開口10cの上縁を形成する。
立柱サッシュ12は、ドアコーナー部10dから下方(斜め下方)に延びてドアパネル内空間に挿入される。アッパサッシュ11は、ドアコーナー部10dから前方に延び、途中から前方に進むにつれて下方に湾曲する。アッパサッシュ11の前端はドアパネル10aのドアパネル内空間に挿入される。フロントサッシュ13は、アッパサッシュ11の途中位置から下方(斜め下方)に延びてドアパネル内空間に挿入される。アッパサッシュ11と立柱サッシュ12とフロントサッシュ13はそれぞれ、ドアパネル内空間内でドアパネル10aに対して固定される。
ドアパネル内空間には、前部にミラーブラケット14が配され、後部にロックブラケット15が配されている。ミラーブラケット14とロックブラケット15はそれぞれドアパネル10aに対して固定され、ミラーブラケット14にフロントサッシュ13が固定され、ロックブラケット15に立柱サッシュ12が固定される。ミラーブラケット14の一部は、ドアパネル10aよりも上方に突出してアッパサッシュ11とフロントサッシュ13の間の三角状のスペースに収まる形状をなし、ミラーブラケット14の当該部分に対してドアミラー(図示略)等が取り付けられる。ロックブラケット15には、ドアロック機構(図示略)等が取り付けられる。
ドアパネル内空間の上縁付近に、前後方向に延びるベルトラインリンフォース16が配されている。ベルトラインリンフォース16は車外側に位置するアウタリンフォースを少なくとも備えており、その前部がミラーブラケット14に固定され後部がロックブラケット15に固定される。なお、ベルトラインリンフォース16の構成として、アウタリンフォースに加えて、車内側に位置するインナリンフォースを備えてもよい。
車両ドア10は、立柱サッシュ12とフロントサッシュ13に沿って昇降して窓開口10cを開閉させるウインドガラスWを備える。ウインドガラスWは、車外側を向く車外側面W1と、車内側を向く車内側面W2と、外周側を向く縁面W3とを有する板状のガラス材である(図2参照)。ウインドガラスWは、後述するウインドレギュレータ60により、全閉位置(図1、図2の位置、図3の実線位置)と全開位置(図3の二点鎖線位置)との間で昇降し、全閉位置ではウインドガラスWの上縁がアッパサッシュ11まで達する。全閉位置から全開位置へ下降したウインドガラスWは、ドアパネル内空間に収容される。
図4から図7に示すように、立柱サッシュ12は、金属製の長尺部材からなるインナサッシュ(ドアサッシュ、ガイド部材)20と、樹脂製の長尺部材からなるインナガーニッシュ(ガーニッシュ)30とを組み合わせて構成されている。なお、インナサッシュ20とインナガーニッシュ30の構成材料には自由度があり、種々の設計変更が可能である。例えば、インナサッシュ20を樹脂材料から構成してインナガーニッシュ30を金属材料から構成してもよいし、インナサッシュ20とインナガーニッシュ30を金属材料から構成してもよいし、インナサッシュ20とインナガーニッシュ30を樹脂材料から構成してもよい。
インナサッシュ20とインナガーニッシュ30は、ウインドガラスWの縁部(つまり縁面W3)に沿って、ウインドガラスWの昇降方向(駆動方向)に延びている。インナサッシュ20はウインドガラスWよりも車内側に位置しており、インナガーニッシュ30は、インナサッシュ20に車内側から被せられて、インナサッシュ20との間に第3区画(第3内部空間)S3(後述する)を形成する。インナガーニッシュ30は、立柱サッシュ12(インナサッシュ20)に加えて、アッパサッシュ11とフロントサッシュ13を含んだ略コ字状部に車内側から被せられる略コ字状部を構成する。
インナサッシュ20とインナガーニッシュ30の車外側には、インナサッシュ意匠部40と弾性カバー50が設けられている。インナサッシュ意匠部40は、車内側に位置する車内側部41と、車外側に位置する車外側部(意匠部)42と、車内側部41と車外側部42を接続する接続部43とを有している。また、インナサッシュ意匠部40の車外側には、図示を省略したアウタガーニッシュが設けられていてもよい。
インナガーニッシュ30は、車内側に位置する車内側壁31と、車内側壁31の内周側の端部から車外側に延びる内周側壁32と、車内側壁31の外周側の端部から車外側に延びる外周側壁33とを有している。外周側壁33は概ね車内外方向にストレートに延びている。内周側壁32は、車内側壁31から離れるに連れて外周側壁33に対する間隔を大きくする(内周側への突出量を大きくする)傾斜領域を有しており、傾斜領域の車外側は外周側壁33と略平行な平行領域となっている。インナガーニッシュ30は、内周側壁32と外周側壁33の車外側の端部を接続せずに車外側に向けて開放された袋状の断面形状を有している。
インナサッシュ20は、車外側に向けて開放された凹状の断面形状を有しており、インナガーニッシュ30における袋状断面形状の車外側の開放部分の内側(内周側壁32と外周側壁33の間)に嵌まるように構成されている。より詳しくは、インナサッシュ20は、車内側に位置する車内側壁21と、車内側壁21の内周側の端部から車外側に延びる内周側壁22と、車内側壁21の外周側の端部から車外側に延びる外周側壁23とを有している。外周側壁23の車外側の端部には、内周側に向けて突出するカバー壁24が設けられている。インナサッシュ20はさらに、車内側壁21の内外周方向の途中位置から車外側に突出する隔壁25と、この隔壁25の車外側の端部から内周側に突出する保持壁26とを有している。なお、図4に示す断面では、車内側壁21のうち隔壁25より外周側に位置する部分、及び、外周側壁23の車内側に位置する部分が省略(切除)されている。
内外周方向に並ぶ3つの壁である内周側壁22と外周側壁23と隔壁25、及びこれらを接続する車内側壁21によって、インナサッシュ20内には、内外周方向に隣接する第1区画(第1内部空間)S1と第2区画(第2内部空間)S2が形成される。保持壁26は、内周側壁22との間に隙間を形成しながら、第1区画S1の車外側を部分的に塞いでいる。カバー壁24は、隔壁25との間に隙間を形成しながら、第2区画S2の車外側を部分的に塞いでいる。なお、図4に示す断面では、第2区画S2が存在せず、又は、第2区画S2と後述する第3区画S3が共通スペースを形成している。
隔壁25は、外周側壁23よりも内周側壁22に近い位置に設けられており、内外周方向におけるサイズは、第1区画S1よりも第2区画S2の方が大きい。車内側壁21を基準とする車外側への突出量は、外周側壁23が最も大きく、次いで内周側壁22が大きく、隔壁25が最も小さい。従って、第1区画S1よりも第2区画S2の方が、内外周方向と車内外方向のいずれにも広い。
インナサッシュ20とインナガーニッシュ30を組み合わせた状態で、インナガーニッシュ30の車外側の開口部分をインナサッシュ20が塞いでいる。インナサッシュ20の内周側壁22がインナガーニッシュ30の内周側壁32に内側から当接しており、インナサッシュ20の外周側壁23がインナサッシュ意匠部40の車内側部41からの折曲部44を介してインナガーニッシュ30の外周側壁33に内側から当接している。この当接により、インナサッシュ20とインナガーニッシュ30が内外周方向に一体化される。インナサッシュ20の車内側壁21は、インナガーニッシュ30の内周側壁32と外周側壁33を内外周方向に接続する。そして、インナサッシュ20の車内側壁21、及びインナガーニッシュ30の車内側壁31と内周側壁32と外周側壁33によって囲まれる第3区画(第3内部空間)S3が形成される。
図4に示す断面では、インナガーニッシュ30の車内側壁31の内外周方向の途中位置から車外側に延びる隔壁34が形成されており、隔壁34の内周側が第3A区画(第3A内部空間、一方の内部空間)S3Aに区画され、隔壁34の外周側が第3B区画(第3B内部空間、他方の内部空間)S3Bに区画されている。図5、図6に示す断面では、第3区画S3が第1区画S1と第2区画S2の車内側に隣接して位置し、車内側壁21によって第1区画S1及び第2区画S2と隔てられている。図6に示す断面では、インナガーニッシュ30の車内側壁31と内周側壁32と外周側壁33の間に網目状壁35が形成されており、網目状壁35より車外側かつ車内側壁21より車内側の空間に、第3区画S3が形成されている。
また、インナサッシュ20とインナガーニッシュ30を組み合わせた状態では、インナサッシュ20の外周側壁23が、インナサッシュ意匠部40の車内側部41より車外側に突出しており、この外周側壁23の突出部とインナサッシュ意匠部40の接続部43の間には、弾性カバー50を保持する保持凹部が形成される。
また、インナサッシュ20のカバー壁24は、ウインドガラスWに対して、車内側に離間して対向する。インナサッシュ20のカバー壁24は、インナサッシュ意匠部40の車内側部41より車外側に位置しており、ウインドガラスWの車内側面W2とカバー壁24の間には、上述の保持凹部に連通する隙間が形成される。
弾性カバー50は、弾性体からなる長尺部材であり、立柱サッシュ12(インナサッシュ20とインナガーニッシュ30)の長手方向に延びている。弾性カバー50は、中空断面形状の中空部51と、中空部51から内周側に突出する片持ち状のリップ部52とを有している。ウインドガラスWによる押圧を受けない初期状態(自由状態)では、弾性カバー50の中空部51とリップ部52がウインドガラスWに重なる位置関係にある。一方、ウインドガラスWからの押圧力を受けると、弾性カバー50の中空部51とリップ部52が弾性変形した状態で、ウインドガラスWが保持される。図4から図6に示す断面では弾性カバー50が存在しており、図7に示す断面では弾性カバー50が省略(切除)されている。
本実施形態による車両ドア10は、ウインドガラスWを昇降(駆動)する昇降機構(駆動機構)としてのウインドレギュレータ60の構成要素を、立柱サッシュ12を構成するインナサッシュ20とインナガーニッシュ30の内部に組み込んでいる。
ウインドレギュレータ60は、ウインドガラスWに対して固定される上下2つのシューベース61、62と、各シューベース61、62に取り付けられてインナサッシュ20に対して上下方向に摺動可能に支持される上下2つのシュー63、64とを有している。シューベース61にシュー63を取り付けて上側のスライダ65が構成され、シューベース62にシュー64を取り付けて下側のスライダ66が構成される。上側のスライダ65と下側のスライダ66は、必ずしも、上下方向に離間して2つ設ける必要はなく、例えば、上下方向にある程度の長さを持った単一のスライダから構成してもよいし、上下方向に3つ以上設けてもよい。
図4から図7の断面に示すように、インナサッシュ20において、車内側壁21と内周側壁22と隔壁25と保持壁26によって規定された第1区画S1は、ウインドレギュレータ60の上側のスライダ65と下側のスライダ66(シュー63とシュー64)の昇降案内用のガイド部材として機能する。
インナサッシュ20はインナガーニッシュ30よりも下方に長く延設されており(図2参照)、ドアパネル10aの内部空間では、インナサッシュ20の上側部分がインナガーニッシュ30に囲まれる一方、インナサッシュ20の下側部分がインナガーニッシュ30に囲まれずに露出する。ドアパネル10aの内部空間において、インナガーニッシュ30に囲まれるインナサッシュ20の上側部分には、ウインドレギュレータ60の駆動源であるモータ71を備えたモータユニット70が取り付けられる(インナガーニッシュ30の下端部近傍にはモータユニット70を覆って保護するカバー部が形成されている)。モータユニット70はインナサッシュ20に固定されたモータブラケット76にボルト締結される。モータユニット70は、モータ71と減速ギヤ機構(図示略)を有する駆動部70aと、巻取ドラム72を回転可能に収容するドラムハウジング70bとを有している。ドラムハウジング70bの周面には、巻取ドラム72から延出される第1ワイヤ(第1伝達部材)73と第2ワイヤ(第2伝達部材)74を通す切欠きが形成されている。駆動部70aとドラムハウジング70bを組み合わせると、駆動部70aの駆動軸が巻取ドラム72の軸孔に連結されて、モータ71の駆動力が巻取ドラム72に伝達される。
モータユニット70に内蔵した巻取ドラム72に、第1ワイヤ73と第2ワイヤ74のそれぞれの一端部が接続している。第1ワイヤ73の他端部は、巻取ドラム72から上方に延設されて、インナサッシュ20の上端付近(ドアコーナー部10d)に回転軸75aにより回転自在に支持されたガイドプーリ(変更部材)75に巻回されて下向きに向きを変え、上側のスライダ65のシューベース61に上方から接続される。第2ワイヤ74の他端部は、巻取ドラム72から上方に延設されて、上側のスライダ65のシューベース61に下方から接続される。
モータユニット70のモータ71を駆動して巻取ドラム72を回転させると、巻取ドラム72の周面に形成した螺旋溝に対する第1ワイヤ73と第2ワイヤ74の巻回量が相対的に変化する。巻取ドラム72を第1の方向に回転させて第1ワイヤ73の巻回量が増加すると、第1ワイヤ73によってスライダ65(シューベース61)が上方に牽引され、シュー63をインナサッシュ20の第1区画S1で摺動させながらスライダ65が上方に移動する。巻取ドラム72を第2の方向に回転させて第2ワイヤ74の巻回量が増加すると、第2ワイヤ74によってスライダ65(シューベース61)が下方に牽引され、シュー63をインナサッシュ20の第1区画S1で摺動させながらスライダ65が下方に移動する。巻回量が増加する側と反対の各ワイヤ73、74は、巻取ドラム72から繰り出されて(弛緩して)、スライダ65の移動に追随する。スライダ65が上下に移動すると、シューベース61に固定されているウインドガラスWが昇降動作を行う。シューベース62を介してウインドガラスWに固定されているスライダ66は、シュー64をインナサッシュ20の第1区画S1で摺動させながらウインドガラスWと共に移動して、ウインドガラスWの姿勢を安定させる。
スライダ65とスライダ66を構成する要素のうち、ウインドガラスWに固定されるシューベース61とシューベース62はそれぞれ、金属等で形成された剛体となっている。インナサッシュ20の第1区画S1で摺動して移動されるシュー63とシュー64はそれぞれ、異音や振動を防ぎながら円滑な移動を実現するべく、インナサッシュ20を構成する金属等に比較して硬度が低い合成樹脂等で形成されている。
図5に示す断面において、スライダ65(66)のシューベース61(62)からは、インナサッシュ20の車内側壁21と外周側壁23とカバー壁24と隔壁25によって囲まれた第2区画S2に入り込むワイヤエンド支持部67(68)が延設されており、当該ワイヤエンド支持部67(68)に、第1ワイヤ73と第2ワイヤ74のワイヤエンドが固定されている。
本実施形態による車両ドア10では、ウインドガラスWを昇降(駆動)するウインドレギュレータ(昇降機構、駆動機構)60の少なくとも一部の構成要素を、インナサッシュ20とインナガーニッシュ30の間に形成された第3区画(第3内部空間)S3に収容している。具体的に、ウインドレギュレータ60は、ウインドガラスWに固定されるスライダ65、66と、スライダ65、66を昇降方向(駆動方向)に移動可能に案内するインナサッシュ(ガイド部材)20と、スライダ65、66に対してモータ(駆動源)71からの駆動力を伝達する第1、第2ワイヤ(伝達部材)73、74と、第1ワイヤ73の方向を変更するガイドプーリ(変更部材)75とを有している。また、第3区画(第3内部空間)S3は、インナガーニッシュ30の車内側壁31と内周側壁32と隔壁34によって囲まれた第3A区画(第3A内部空間)S3Aと、車内側壁31と外周側壁33と隔壁34によって囲まれた第3B区画(第3B内部空間)S3Bとに区画されている。
そして、図4に示す断面では、伝達部材としての第1ワイヤ73が第3B区画(第3B内部空間)S3Bに収容されており、図5、図6に示す断面では、伝達部材としての第2ワイヤ74が第3区画(第3内部空間)S3に収容されている。さらに、図4の断面に示すように、第1ワイヤ73の方向を変更するガイドプーリ(変更部材)75が、第3B区画(第3B内部空間)S3Bに収容されている。このように、ウインドレギュレータ60の少なくとも一部の構成要素を、インナサッシュ20とインナガーニッシュ30の間に形成された第3区画(第3内部空間)S3に収容することで、ウインドガラスWを駆動する機構を省スペースに収容し、且つドアデザインへの制約が少ない車両ドア10を得ることが可能になる。
以上のように構成された車両ドア10を組み立てる場合、ウインドレギュレータ60の少なくとも一部の構成要素(例えばガイドプーリ75)をインナガーニッシュ30に予め組み込んでおき、このサブアセンブリ体をインナサッシュ20に組み付けることができる。これにより、ウインドレギュレータ60を内蔵した車両ドア10を簡単・迅速・確実に製造することが可能になる。
以上の実施形態では、ウインドレギュレータ60がウインドガラスWを上下方向に駆動(昇降)する場合を例示して説明したが、ウインドガラスWの駆動方向は上下方向(昇降方向)に限定されることはなく、例えば横方向(水平方向)とすることも可能である。
以上の実施形態では、ウインドレギュレータ60の伝達部材としての第1、第2ワイヤ73、74及び変更部材としてのガイドプーリ75を第3区画(第3内部空間)S3に収容した場合を例示して説明した。しかし、ウインドレギュレータ60のそれ以外の構成要素を第3区画(第3内部空間)S3に収容してもよい。あるいは、ウインドレギュレータ60の一部の構成要素ではなく全ての構成要素を第3区画(第3内部空間)S3に収容してもよい。
図8〜図11は、本実施形態による車両ドア10の別実施形態を示す第1〜第4の概念図である。図8〜図11では、インナガーニッシュ30が、車内外方向に延びる一対の対向壁36と、この一対の対向壁36の車内側の端部を接続して内外周方向に延びる接続壁37とを有する略コ字型の断面形状を有している。
図8A、図8Bでは、インナサッシュ20が、内外周方向に延びる内外周壁27Aと、この内外周壁27Aの内外周方向の中間部から車内側に延びる車内側壁27Bと、この車内側壁27Bを一辺とする四角中空形状の袋状部27Cとを有している。インナガーニッシュ30の略コ字型の断面形状部の内部の外周側の半分を占める領域にインナサッシュ20の四角中空形状の袋状部27Cが位置しており、両者の間に形成された内周側の半分を占める内部空間に、ウインドレギュレータ60の構成要素60Aが収容されている。
図9A、図9Bでは、インナサッシュ20が、内外周方向に延びる内外周壁27Aと、この内外周壁27Aの内外周方向の中間部から車内側に延びる車内側壁27Bと、この車内側壁27Bを一辺として車内側が開放された略コ字型の断面形状部27Dとを有している。インナガーニッシュ30の略コ字型の断面形状部の内部にインナサッシュ20の略コ字型の断面形状部27Dが位置しており、両者の間に形成された内部空間に、ウインドレギュレータ60の構成要素60Bが収容されている。
図10A、図10Bでは、インナサッシュ20が、内外周方向に延びる内外周壁27Aと、この内外周壁27Aの内外周方向の中間部から車内側に延びる車内側壁27Bと、この車内側壁27Bを一辺とする四角中空形状の袋状部27Eとを有している。インナガーニッシュ30の略コ字型の断面形状部の内部の車外側の半分を占める領域にインナサッシュ20の四角中空形状の袋状部27Eが位置しており、両者の間に形成された車内側の半分を占める内部空間に、ウインドレギュレータ60の構成要素60Cが収容されている。
図11A、図11Bでは、インナサッシュ20が、内外周方向に延びる内外周壁27Aと、この内外周壁27Aの内外周方向の中間部から車内側に延びる車内側壁27Bと、この車内側壁27Bを一辺とする略H型の断面形状部27Fとを有している。インナガーニッシュ30の略コ字型の断面形状部の内部にインナサッシュ20の略H型の断面形状部27Fが位置しており、両者の間に形成された車外側の半分を占める内部空間に、ウインドレギュレータ60の構成要素60Dが収容されている。また図11Bの紙面直交方向の別位置では、インナサッシュ20の略H型の断面形状部27Fの中央部分が切り欠かれて分断されており、この分断部を介して車内外方向に延びるウインドレギュレータ60の構成要素60D’が収容されている。構成要素60D’は、図11Bに破線で描かれており、例えば、伝達部材としてのワイヤの方向を変更するガイドプーリ(変更部材)、及び/又は、駆動源としてのモータからの回転駆動力が伝達されるピニオン(伝達部材)とすることができる。
図12、図13は、本実施形態による車両ドア10のさらなる別実施形態を示している。図1〜図7の実施形態がワイヤ式の伝達機構を備えているのに対して、図12、図13の実施形態はラックピニオン式の伝達機構を備えている。その他の構成は両実施形態で共通しており、共通の符号を付して重複する説明を省略する。なお、図12はインナガーニッシュ30を省略しており、図13はインナガーニッシュ30を描いている。
図12に示すように、本実施形態では、図1〜図7の実施形態のモータユニット70に代えて、モータユニット80を有している(モータユニット70とモータユニット80はドアパネル10a内の略同じ位置でインナサッシュ20に取り付けられる)。モータユニット80は、モータMを備えた駆動部80aと、ピニオン90を回転可能に支持するピニオン支持部材80bとを備えている。ピニオン90は駆動軸80cに接続し、駆動部80aから駆動軸80cを介して回転駆動力が伝達される。ピニオン支持部材80bは、上下のブラケット80d、80eをインナサッシュ20の車内側壁21に対して車内側から当接させて締結固定される。このように支持されたピニオン90は、内外周方向へ向く駆動軸80cを中心として回転駆動される。
インナサッシュ20の車内側壁21には、ピニオン支持部材80bの上下のブラケット80d、80eが固定される位置の間に、車内外方向へ貫通する貫通孔27が形成されている。貫通孔27は、立柱サッシュ12(インナサッシュ20)内の第2区画S2と第3区画S3(図13参照)を連通させる位置に形成されている。ピニオン90の一部が貫通孔27を通して第2区画S2内に進入する。図13はピニオン90の位置よりも上方の立柱サッシュ12の一般断面位置を示しており、ピニオン90を一点鎖線で仮想的に表している。
立柱サッシュ12(インナサッシュ20)内の第2区画S2内にはラック91が配置される。ラック91は立柱サッシュ12(インナサッシュ20)の長手方向に沿って延びる長尺部材であり、車内側に向く歯部91aが長手方向に連続的に形成されている。第2区画S2内にはラック91を安定して上下方向へ移動可能にさせるラックガイド92が設けられている(図13参照)。
スライダ65のシューベース61には、長手方向の中央付近に、外周側に突出するラック接続部61aが設けられている。ラック接続部61aは第2区画S2内に延びて、ラック91の車外側の面(歯部91aが形成されていない側の面)に固定されている。ラック接続部61aに固定されるのはラック91上端付近の一部である。
第2区画S2内に配置されるラック91は貫通孔27の形成位置まで延びており、貫通孔27を通して第2区画S2内に進入するピニオン90がラック91の歯部91aに噛み合う。モータMの駆動力でピニオン90が正逆に回転すると、噛合するラック91が上下方向に移動する。このラック91の移動がスライダ65に伝わり、ウインドガラスWが昇降する。ラック91は、ウインドガラスWの全閉位置から全開位置までの可動範囲の全体でピニオン90に噛合する長さを有している。
このように本実施形態では、駆動源であるモータユニット80のモータMからの駆動力をスライダ65(66)さらにはウインドガラスWに伝達する伝達部材をピニオン90とラック91で構成している。ピニオン90には、駆動源であるモータユニット80のモータMからの回転駆動力が伝達される。ラック91は、スライダ65(66)に固定されるとともに、ピニオン90と噛み合う歯部91aが形成されている。従って、部品点数が少なく、構成のシンプルさや生産の行い易さ等の点で有利である。
そして本実施形態では、伝達部材の構成要素であるピニオン90をインナサッシュ20とインナガーニッシュ30の間に形成された第3区画(第3内部空間)S3に収容している。その一方、伝達部材の構成要素であるラック91は、インナサッシュ20の車内側壁21と外周側壁23とカバー壁24と隔壁25により囲まれた第2区画(第2内部空間)S2に収容されている。
このように、ウインドレギュレータ60の少なくとも一部の構成要素(ここではピニオン90)を、インナサッシュ20とインナガーニッシュ30の間に形成された第3区画(第3内部空間)S3に収容することで、ウインドガラスWを駆動する機構を省スペースに収容し、且つドアデザインへの制約が少ない車両ドア10を得ることが可能になる。
また、このように構成された車両ドア10を組み立てる場合、ウインドレギュレータ60の少なくとも一部の構成要素(例えばピニオン90)をインナガーニッシュ30に予め組み込んでおき、このサブアセンブリ体をインナサッシュ20に組み付けることができる。これにより、ウインドレギュレータ60を内蔵した車両ドア10を簡単・迅速・確実に製造することが可能になる。
なお、ウインドレギュレータ60を構成する伝達部材(ここではピニオン90とラック91)は、少なくとも一部がインナサッシュ20とインナガーニッシュ30の間に形成された第3区画(第3内部空間)S3に収容されていればよい。図12、図13の例では、ピニオン90の全体が第3区画(第3内部空間)S3に収容されているわけではなく、ピニオン90の一部がラック91の歯部91aと噛み合うために第2区画(第2内部空間)S2に入り込んでいる。すなわち、貫通穴27を介して連通された第2区画(第2内部空間)S2と第3区画(第3内部空間)とに亘って、伝達部材を構成するピニオン90とラック91が高いレイアウト効率で収容されている。また、例えば、ラック91が第3区画(第3内部空間)S3に収容され且つピニオン90が第2区画(第2内部空間)S2に収容されていてもよいし、ピニオン90とラック91の全体が第3区画(第3内部空間)S3に収容されていてもよい。
10 車両ドア
10a ドアパネル
10b ドアサッシュ
10c 窓開口
10d ドアコーナー部
11 アッパサッシュ
12 立柱サッシュ
13 フロントサッシュ
14 ミラーブラケット
15 ロックブラケット
16 ベルトラインリンフォース
20 インナサッシュ(ドアサッシュ、ガイド部材)
21 車内側壁
22 内周側壁
23 外周側壁
24 カバー壁
25 隔壁
26 保持壁
27 貫通孔
30 インナガーニッシュ(ガーニッシュ)
31 車内側壁
32 内周側壁
33 外周側壁
34 隔壁
35 網目状壁
40 インナサッシュ意匠部
41 車内側部
42 車外側部(意匠部)
43 接続部
44 折曲部
50 弾性カバー
60 ウインドレギュレータ(昇降機構、駆動機構)
61 62 シューベース
61a ラック接続部
63 64 シュー
65 66 スライダ
67 68 ワイヤエンド支持部
70 モータユニット(昇降機構、駆動機構)
70a 駆動部
70b ドラムハウジング
71 モータ(駆動源)
72 巻取ドラム
73 第1ワイヤ(第1伝達部材)
74 第2ワイヤ(第2伝達部材)
75 ガイドプーリ(変更部材)
75a 回転軸
76 モータブラケット
80 モータユニット
80a 駆動部
80b ピニオン支持部材
80c 駆動軸
80d 80e ブラケット
90 ピニオン(伝達部材)
91 ラック(伝達部材)
91a 歯部
92 ラックガイド
S1 第1区画(第1内部空間)
S2 第2区画(第2内部空間)
S3 第3区画(第3内部空間)
S3A 第3A区画(第3A内部空間、一方の内部空間)
S3B 第3B区画(第3B内部空間、他方の内部空間)
W ウインドガラス
W1 車外側面
W2 車内側面
W3 縁面(縁部)

Claims (5)

  1. ウインドガラスの縁部に沿って前記ウインドガラスの駆動方向に延びる、前記ウインドガラスよりも車内側に位置するドアサッシュと、
    前記ドアサッシュに車内側から被せられて、前記ドアサッシュとの間に内部空間を形成するガーニッシュと、
    前記ドアサッシュと前記ガーニッシュとの間に形成された前記内部空間に少なくとも一部が収容される、前記ウインドガラスを駆動する駆動機構と、
    を有することを特徴とする車両ドア。
  2. 前記駆動機構は、前記ウインドガラスに固定されるスライダと、前記スライダを前記駆動方向に移動可能に案内するガイド部材と、前記スライダに対して駆動源からの駆動力を伝達する伝達部材とを有しており、
    前記伝達部材の少なくとも一部は、前記ドアサッシュと前記ガーニッシュとの間に形成された前記内部空間に収容される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両ドア。
  3. 前記駆動機構は、前記伝達部材の方向を変更する変更部材を有しており、
    前記伝達部材と前記変更部材の少なくとも一部は、前記ドアサッシュと前記ガーニッシュとの間に形成された前記内部空間に収容される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両ドア。
  4. 前記ガーニッシュは、車内側に位置する車内側壁と、前記車内側壁の内周側の端部から車外側に延びる内周側壁と、前記車内側壁の外周側の端部から車外側に延びる外周側壁と、前記車内側壁の内外周方向の途中位置から車外側に延びる隔壁とを有しており、
    前記内部空間は、前記車内側壁と前記内周側壁と前記隔壁によって囲まれた一方の内部空間と、前記車内側壁と前記外周側壁と前記隔壁によって囲まれた他方の内部空間とに区画されており、
    前記他方の内部空間に前記変更部材が収容される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両ドア。
  5. 前記伝達部材は、前記駆動源であるモータからの回転駆動力が伝達されるピニオンと、前記ウインドガラスに固定されるとともに前記ピニオンと噛み合う歯部が形成されたラックとを有しており、
    前記ピニオンの少なくとも一部は、前記ドアサッシュと前記ガーニッシュとの間に形成された前記内部空間に収容される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両ドア。
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