JP2019171780A - 化粧材 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材表面に、複数の閉領域からなる模様を有し、複数の閉領域に境界線を形成するという手段によらずに、その境界を際立たせた化粧材の提供。【解決手段】マット部3を表面に有する化粧材10であって、表面が複数の閉領域Ai(i=1〜3)からなり、複数の閉領域Aiのうち、任意の閉領域Aiにおけるマット部3の、カットオフ値を8mmとした際のJISB0601:1994での十点平均粗さ(Rzi)と、任意の閉領域Aiに隣接する閉領域Aiにおけるマット部3の、カットオフ値を8mmとした際のJISB0601:1994での十点平均粗さ(Rzi+1)が以下の条件(1)を満たす、化粧材10。1.6μm≦|Rzi−Rzi+1|・・・・(1)【選択図】図1

Description

本発明は、化粧材に関する。
一般的に、建材、家具、家電製品等の表面加飾に用いる化粧材では、より自然の材質に近い意匠表現を実現することが求められる。
これらの需要に応える化粧材として、例えば、天然木により近い木肌感を表現する為に、天然木板表面の導管溝を表現する凹條部即ち溝を単一の深さとはせずに、深度に変化をつけた多段深度の溝とする事で、複雑で趣のある風合いを与えて、より高度な導管意匠を表現したもの(特許文献1)や、多数の万線状凹凸模様を設けることで、木材から反射される光線の面的変化を表現したもの(特許文献2、3)が知られている。
また、特許文献1には、木材繊維組織による導管溝以外の微細な表面凹凸(木肌)を表現する為に、導管をエンボス版で賦形する時に、そのエンボス版表面をサンドブラスト処理等によりマット化しておくことで、化粧材表面が鏡面になるのを防ぎ、該表面に微細な凹凸(マット面)を、導管賦形と同時に形成する技術も開示されている。
特開平2000−33799号公報 特開平4−064443号公報 特開平4−125199号公報
特許文献1〜3は、何れも、化粧材の表面全体で天然木により近い木肌感を表現することを目的とするものであるが、近年、木目羽目板模様、タイル貼り模様、レンガ積み模様、石積み模様等、特定模様を領域内に有する閉領域を複数隣接配置してなる意匠(以下、突付柄とも言う)において、その境界を際立たせる意匠表現への需要もある。
表現すべき意匠(乃至其の原稿)自体に、元来、目地溝等の隣接領域間の境界溝が存在する場合は、当該境界溝によって隣接領域間の境界が明瞭になるので問題ない。而るに、表現すべき意匠(乃至其の原稿)自体に、元来、隣接領域間の境界溝が無い場合には、これらの領域間に、レーザ加工、プレス加工、エッチング等の手法で境界線を形成することで、境界を際立たせることは可能であるが、より自然な模様を実現する観点からは境界線を形成する手法は好ましくない。
本発明は、複数の閉領域を有する化粧材であって、複数の閉領域に境界線を形成するという手段によらずに、その境界を際立たせた化粧材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意研究した結果、化粧材の隣接する閉領域(AとAi+1)の間で、各マット部のJIS B0601:1994での十点平均粗さ(RziとRzi+1)を異なるものとすることにより、上記課題を解決することを見出した。すなわち、本発明は、以下[1]の化粧材を提供する。
[1]マット部を表面に有する化粧材であって、前記表面が複数の閉領域からなり、該複数の閉領域のうち、任意の閉領域における前記マット部の、カットオフ値を8mmとした際のJIS B0601:1994での十点平均粗さ(Rzi)と、該任意の閉領域に隣接する閉領域におけるマット部の、カットオフ値を8mmとした際のJIS B0601:1994での十点平均粗さ(Rzi+1)が以下の条件(1)を満たす、化粧材。
1.6μm≦|Rzi−Rzi+1|・・・・(1)
本発明の化粧材は、閉領域間に境界線を形成するという手段によらずに、その境界を際立たせることができる。
本発明において、境界が際立つとは、「隣接する閉領域のそれぞれのグロス値(60°入射)の差が0.5以上及び/又は隣接する閉領域のそれぞれのグロス値(85°入射)の差が2以上」であることを意味する。
本発明の化粧材の一実施形態を示す斜視概略図である。 本発明の化粧材の一実施形態を示す断面図である。 本発明の化粧材の他の実施形態を示す断面図である。 実施例の表面粗さの測定データである。
[化粧材] 本発明の化粧材は、少なくとも一方の表面に、光沢の少ないマット部を有する。前記マット部は、複数の微細な凹部(以下、微凹部)からなる。本明細書において、微凹部とは、粗面を構成する凹凸形状であり、所謂、砂目、梨地等の微小な凹部及び凸部を平面上に配配列してなる箇所を意味する。各凹部及び凸部は、単一の形状と寸法を有するものではなく、各種形状と寸法からなる。
前記マット部を有する面は、複数の閉領域(A :i=1〜n(nは任意の整数))からなる。本明細書において、閉領域とは、2次元の面内に於いて閉じた線で囲まれた領域を意味する。
本発明の化粧材は、前記複数の閉領域のうち、任意の閉領域(A)における前記マット部の、カットオフ値を8mmとした際のJIS B0601:1994での十点平均粗さ(Rzi)と、該任意の閉領域に隣接する閉領域(Ai+1)におけるマット部の、カットオフ値を8mmとした際のJIS B0601:1994での十点平均粗さ(Rzi+1)が、1.6μm≦|Rzi−Rzi+1|の条件を満たす。
化粧材の総厚みは、30μm〜500μm(0.05cm)程度とされるが、量産適性、施工や搬送等の取扱い容易性等の点からは、50〜300μmがより好ましく、80〜250μmがさらに好ましい。
図1は、本発明の化粧材10の一実施形態を示す斜視概略図であり、図2は本発明の化粧材10の一実施形態を示す断面図である。図3は、本発明の化粧材10の他の実施形態を示す断面図である。
図1〜図3に示すように、本発明の化粧材10は、少なくとも一方の表面10fに複数の閉領域(A)を有し、各閉領域(A)に微凹部からなるマット部3を含む凹部2が形成されている。凹部2に、より深い凹部からなる深凹部4を合わせて形成することもできる。本明細書において、深凹部とは、例えば木目導管、ヘアライン、万線条溝等の柄を構成するものであり、20〜100μm程度の深さを有する凹部を意味する。
図3に示すように、化粧材10が、基材1の一方の面に意匠層5、凹凸層6を有する構成とし、凹凸層6に前記の凹部2を形成することもできる。
<凹部>
(マット部)
任意の閉領域(A)における前記マット部の、カットオフ値を8mmとした際のJIS B0601:1994での十点平均粗さ(Rzi)と、該任意の閉領域に隣接する閉領域(Ai+1)におけるマット部の、カットオフ値を8mmとした際のJIS B0601:1994での十点平均粗さ(Rzi+1)が、1.6μm≦|Rzi−Rzi+1|の条件を満たす本発明の化粧材では、隣接する閉領域(AとAi+1)の間に境界線を形成するという手段によらずに、その境界を際立たせることができる。
十点平均粗さ(Rz)は、カットオフ値と等しいサンプリング長さのN倍の評価長さの粗さ曲線をN等分し、区間毎に第1位から第5位までの高さの山頂の平均標高と第1位から第5位までの深さの谷底の平均標高の間隔Rz’を求めたときのN個のRz’の算術平均値である。このように、Rzは、粗さ曲線のうち、標高の高い箇所及び低い箇所に注目した値である。
尚、十点平均粗さ(Rz)の測定対象とする閉領域(A)内にマット部3以外に深凹部4を有する場合は、化粧材10表面の凹部4の存在する部分は避けて十点平均粗さ(Rz)の測定を行うか、或いはマット部3と深凹部4の両凹凸形状が重畳した表面の表面粗さ曲線を得たのち、其処から深凹部4bに相当する凹部を除いた部分の曲線を用いて十点平均粗さ(Rz)を算出する。
隣接する閉領域(AとAi+1)の境界を際立たせる観点から、前記Rziと前記Rzi+1は、1.6μm≦|Rzi−Rzi+1|であることが好ましく、1.8μm≦|Rzi−Rzi+1|であることがより好ましく、1.9μm≦|Rzi−Rzi+1|であることが更に好ましい。隣接する閉領域(AとAi+1)の境界を際立たせる観点からは、|Rzi−Rzi+1|の上限は、特に限定されないが、化粧材の耐汚染性及び耐擦傷性の確保の観点から、|Rzi−Rzi+1|≦15μmであることが好ましく、|Rzi−Rzi+1|≦10μmであることがより好ましい。
RziとRzi+1は、それぞれ、19μm以上、29μm以下であることが好ましく、RziとRzi+1の比は、Rzi<Rzi+1として、1.1≦Rzi+1/Rzi≦1.6であることが好ましい。
Raは、化粧シートの白濁感を低減する観点から、2.3μm以上、5.0μm以下であることが好ましい。
マット部のJIS−B0601−1994で規定される凹凸の平均間隔(Sm)は、化粧シートの白濁感を低減する観点から、200μm以上、500μm以下であることが好ましく、250μm以上、450μm以下であることがより好ましい。
マット部を構成する微凹部は、金属或いはセラミックスの円筒にレーザ加工やエッチング加工で表面を凹凸化したエンボスロールや、サンドブラスト加工で表面を凹凸化したエンボスロールを用いたエンボス加工により形成することができる。特に、レーザ加工を用いることにより、微細な加工を実現することができる。
(深凹部)
凹部2には、前記マット部を構成する微凹部のほかに、より深い凹部からなる深凹部4を合わせて、即ち重畳させて形成することもできる。
隣接する閉領域(AとAi+1)の深凹部のパターンを変えることで、例えば木目導管柄等の絵柄に変化を持たせることができ、隣接する閉領域(AとAi+1)に異なる絵柄を付与することができる。
深凹部は、金属あるいはセラミックスの円筒にレーザ加工やエッチング加工で表面を凹凸化したエンボスロールや、サンドブラスト加工で表面を凹凸化したエンボスロールを用いたエンボス加工により形成することができる。
閉領域における深凹部の密度が高いほど、絵柄の光沢が抑えられマットに見える傾向がある。このため、任意の閉領域(A)における深凹部の密度(Di)と、該任意の閉領域に隣接する閉領域(Ai+1)における深凹部の密度(Di+1)及び、前記Rziと前記Rzi+1が以下の条件(2)を満たす場合、隣接する閉領域(AとAi+1)の間で絵柄の相違をより際立たせることができる。
i>Di+1かつRzi>Rzi+1 (2)
また、用途に応じて、Di<Di+1かつRzi>Rzi+1の条件を満足する意匠や、Di=Di+1かつRzi>Rzi+1の条件を満足する意匠とすることもできる。
<基材>
基材1は特に制限されないが、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル等のプラスチックフィルム、紙類、あるいはこれらの複合体等が挙げられる。これらの中でも、ポリオレフィン樹脂シートが好ましい。ポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブテン樹脂、エチレン/プロピレン共重合体樹脂、エチレン/プロピレン/ブテン共重合体樹脂、オレフィン熱可塑性エラストマー等が挙げられる。耐候性や、耐擦傷性等の表面保護特性の観点から、ポリプロピレン樹脂が好ましい。これら基材は、意匠性の観点から着色されていてもよい。
また、基材としてプラスチックフィルムを用いる場合、機械的強度の観点から、二軸延伸されたものが好適である。
基材の厚さは、機械的強度及び取り扱い性の観点から、20〜200μmが好ましく、40〜160μmがより好ましく、40〜100μmがさらに好ましい。
ポリプロピレン樹脂としては、ホモポリプロピレン樹脂、ランダムポリプロピレン樹脂、ブロックポリプロピレン樹脂、あるいはポリプロピレン結晶部を有し、かつプロピレン以外の炭素素2〜20のα−オレフィン共重合体等が好ましく挙げられる。その他、エチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等を15モル%以上含むプロピレン−α−オレフィン共重合体、例えばエチレン/プロピレン共重合体、エチレン/プロピレン/ブテン共重合体等も挙げられる。
基材に用いる紙類としては、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙等が挙げられる。これらの紙基材は、紙基材の繊維間ないしは他層と紙基材との層間強度を強化したり、ケバ立ち防止のため、これら紙基材に、更に、アクリル樹脂、スチレンブタジエンゴム、メラミン樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂を添加(抄造後樹脂含浸、又は抄造時に内填)させたものでもよい。例えば、紙間強化紙、樹脂含浸紙等である。
これらの他、リンター紙、板紙、石膏ボード用原紙、又は紙の表面に塩化ビニル樹脂層を設けたビニル壁紙原反等、建材分野で使われることの多い各種紙が挙げられる。さらには、事務分野や通常の印刷、包装等に用いられるコート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、又は和紙等を用いることもできる。また、これらの紙とは区別されるが、紙に似た外観と性状を持つ各種繊維の織布や不織布も基材として使用することができる。各種繊維としてはガラス繊維、石綿繊維、チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、若しくは炭素繊維等の無機質繊維、又はポリエステル繊維、アクリル繊維、若しくはビニロン繊維等の合成樹脂繊維が挙げられる。これらの紙類は、凹凸柄の賦形適性の点から、賦形適性に優れるプラスチック基材と積層して用いることが好ましい。
<意匠層>
意匠層は、化粧材の意匠性を高めることを目的として、必要に応じて設けられる。図3に示すように、意匠層5は、例えば基材1と凹凸層6との間に設けられる。
意匠層としては、着色層、絵柄層等が挙げられる。これらの層は、同一種または異種の層を積層する等して、適宜組み合わせて用いてもよい。
着色層は、全面ベタのベタ印刷層であり、主として隠蔽性を付与する目的を有する。着色層は、印刷等で形成することができる。
着色層の形成に用いられるインキとしては、バインダーに顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したものが使用される。
バインダーとしては特に制限はなく、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド系樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
着色剤としては、化粧材の用途や絵柄層との色の相性等から適宜選択すればよいが、例えばカーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄鉛、チタン黄、弁柄、カドミウム赤、群青、コバルトブルー等の無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮等の鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料等が挙げられる。
絵柄層は印刷等で形成される。絵柄層の模様(絵柄パターン)としては、木目模様、大理石模様(例えばトラバーチン大理石模様)等の岩石の表面を模した石目模様、布目や布状の模様を模した布地模様、タイル貼模様、煉瓦積模様等があり、これらを複合した寄木、パッチワーク等の模様もある。これらの模様は通常の黄色、赤色、青色、および黒色のプロセスカラーによる多色印刷によって形成される他、模様を構成する個々の色の版を用意して行う特色による多色印刷等によっても形成される。絵柄層を用いるインキは、着色層と同様のものを用いることができる。
絵柄層により付与する意匠が木目模様の場合、ベタ印刷層は木肌模様(木目模様を構成する模様のうち、導管溝模様及び/又は節目模様以外の部分)とすることが好ましい。また、絵柄層によりにより付与する意匠がトラバーチン等の石の模様の場合、ベタ印刷層は凹陥部以外の模様とすることが好ましい。また、絵柄層によりにより付与する意匠がタイル模様又はレンガ模様の場合、ベタ印刷層はタイル部分又はレンガ部分とすることが好ましい。
なお、ベタ印刷層は、単層であってもよいし、複数のベタ印刷層を積層してもよい。
意匠層の厚みは、意匠層の形態と、目的とする意匠性とを考慮して、0.1〜20μm程度の範囲で適宜調整することができる。意匠層中には、本発明の効果を阻害しない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を含有しても良い。
<熱可塑性樹脂層>
化粧材は、必要に応じて熱可塑性樹脂層を有することができる。
熱可塑性樹脂層は、基材1や意匠層5の保護のために、必要に応じて、基材1と凹凸層6との間、あるいは意匠層5と凹凸層6との間に設けられる。
熱可塑性樹脂層を形成する熱可塑性樹脂としては、各種熱可塑性樹脂を用いることができるが、ポリオレフィン樹脂が好適である。
ポリオレフィン樹脂としては、基材を構成する材料として例示したポリオレフィン樹脂を好ましく採用することができる。これらのポリオレフィン樹脂のうち、ポリプロピレン樹脂が好ましく、ホモポリプロピレン樹脂がより好ましい。
熱可塑性樹脂層は、必要に応じて、着色剤を含んだ熱可塑性樹脂組成物により構成されていてもよく、意匠層の視認性が確保されていれば半透明であってもよい。また、熱可塑性樹脂組成物は、必要に応じて、その他の添加剤、例えば、充填剤、難燃剤、酸化防止剤、滑剤、発泡剤、紫外線吸収剤、光安定剤等を含んでいてもよい。
熱可塑性樹脂層の厚さは、基材や意匠層の保護、機械的強度、取り扱い性等の観点から、5〜200μmであることが好ましく、10〜150μmであることがより好ましく、10〜100μmであることがさらに好ましい。
<接着剤層>
化粧材は、必要に応じて接着剤層を有することができる。
接着剤としては、例えば、ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤等が挙げられ、中でも、ウレタン系接着剤が接着力の点で好ましい。なお、ウレタン系接着剤としては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール、ポリカーボネートジオール等の各種ポリオール化合物と、上記の各種イソシアネート化合物等の硬化剤とを含む2液硬化型ウレタン樹脂を利用した接着剤が挙げられる。また、アクリル−ポリエステル−塩酢ビ系樹脂等も加熱により容易に接着性を発現し、高温での使用でも接着強度を維持し得る好適な接着剤である。
接着剤層の厚さは、十分な接着性が得られる観点から、好ましくは0.1μm以上、より好ましくは1μm以上、さらに好ましくは2μm以上であり、上限として好ましくは20μm以下、より好ましくは10μm以下である。
[用途]
本発明の化粧材は、凹部2を形成した表面とは反対側の面を下記の被着材と積層し、例えば、壁、天井、床等の建築物の内装材;窓枠、扉、手すり等の建具;家具;家電製品、OA機器等の筐体;玄関ドア等の外装材として好ましく用いることができる。なかでも建築物の内装材として用いることが好ましく、そのなかでも床用に用いることが好ましい。化粧材の総厚みは前記の通りである。
被着材は、例えば、木材単板、木材合板、パーチクルボード、MDF(中密度繊維板)等の木質板;石膏板、石膏スラグ板等の石膏系板;珪酸カルシウム板、石綿スレート板、軽量発泡コンクリート板、中空押出セメント板等のセメント板;パルプセメント板、石綿セメント板、木片セメント板等の繊維セメント板;陶器、磁器、土器、硝子、琺瑯等のセラミックス板;鉄板、亜鉛メッキ鋼板、ポリ塩化ビニルゾル塗布鋼板、アルミニウム板、銅板等の金属板;ポリオレフィン樹脂板、アクリル樹脂板、ABS板、ポリカーボネート板等の熱可塑性樹脂板;フェノール樹脂板、尿素樹脂板、不飽和ポリエステル樹脂板、ポリウレタン樹脂板、エポキシ樹脂板、メラミン樹脂板等の熱硬化型樹脂板;フェノール樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の樹脂を、硝子繊維不織布、布帛、紙、その他の各種繊維質基材に含浸硬化して複合化したいわゆるFRP板等が挙げられ、これらを単独で用いてもよく、これらの2種以上を積層した複合基板として用いてもよい。
化粧材の各種被着材への積層方法としては特に限定されるものではなく、例えば接着剤によりシートを被着材に貼着する方法等を採用することができる。接着剤は、被着材の種類等に応じて公知の接着剤から適宜選択すれば良い。例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマー等のほか、ブタジエン−アクリルニトリルゴム、ネオプレンゴム、天然ゴム等が挙げられる。
[製造方法]
以下に説明する製造方法には、原稿画像を作製する工程、版下画像を作製する工程、版を作製する工程、及び凹凸層を形成する工程を含んでいる。
原稿画像を作製する工程は、凹凸柄として表現すべき模様を取得してこれを原稿画像とする。原稿画像は画像濃度の平面内分布のデジタルデータであることが好ましいため、原稿として導管溝を有する欅柾目の木材板を用意し、其の木目をデジタルスキャナを用いて読み込むことによりTIFF形式で8bitの画像濃淡階調(256階調)で2540dpiの解像度の濃淡画像のデジタルデータを得た。次いで、得られた欅板目の濃淡画像中から濃度度数分布(濃度ヒストグラム)中の最も高濃度の領域として識別された導管溝に相当する画像のみを抽出し、現行の欅柾目木目の導管溝のみからなる濃淡画像データ、即ち、導管画像を得た。後の版を作製する工程のレーザ光彫刻工程に於いて、該導管画像データからエンボス版の深凹部4の形成に寄与する凸部が形成される(斯かる凸部が凹凸層表面に賦形された結果化粧材の深凹部4となる)。これで、デジタルデータとして原稿画像が得られる。
版を作製する工程では、版下画像に基づいてエンボス版(化粧材用成形型)の作製を行う。具体的には以下の手順(1)〜(5)からなる。
(1)濃淡階調版下画像作成工程
原稿画像を作製する工程で得た原稿画像デジタルデータを用い、欅板目の画像データから幅25cmで長さ90cmの部分を切り抜き、これを図1に於ける閉領域Aの画像データとする。更に、同じ画像データの別の場所8箇所からも、順次、幅25cmで長さ90cmの部分を切り抜き、これを図1に於ける閉領域A、閉領域A、A、・・・、Aの画像データとする。其の際、9種類の各導管画像データの濃度ヒストグラム同志は互に全て異なり、閉領域内の平均濃度(化粧材10に於いて各閉領域内の深凹部4の平均深さに対応する)は互に全て異なるものを選ぶ。
一方、アドビシステムズ社製のグラフィックデザイン描画ソフトウエア「Photoshop」を用い、TIFF形式で8bitの画像濃淡階調(256階調)で2540dpiの解像度の濃淡画像データとして、マット部3の形成に用いる砂目地紋データを作成する。
先ず、グレー画像モードにて黒濃度(網点面積率)30%のベタ画像を作製する。この画像をモノクロ2階調(誤差拡散ディザ)処理にて砂目地紋画像データに変換する。而かる後、斯くして得た砂目地紋画像データと導管画像データとを合成する。
先ず、導管画像データは256諧調のフルレンジに調整する。
次いで、9種類の各導管画像データと組み合わせる砂目地紋画像データの濃度(化粧材10上に於けるマット部の十点平均粗さ(Rz1)に対応する)を各導管画像毎に調整する。具体的には、組合せる導管画像データの閉領域内平均画像濃度に対して砂目地紋画像データの閉領域内平均画像濃度が(合成後に)1/10になるよう調整する。
次いで、9種類の各導管画像データと9種類の砂目地紋画像データとを、予め決められた組合せで、不透明度5%にて合成する。
此処で、便宜上、両画像データを合成して得た9種類の閉領域A、A、A、A、A、A、A、A、及びAに対応する各画像を各々と各々TSM_1、TSM_2、TSM_3、TSM_4、TSM_5、TSM_6、TSM_7、TSM_8、及びTSM_9と呼称する。
次いで、両画像データを合成した9種類の閉領域A、・・・Aの各画像TSM_1、・・・TSM_9の画像データの平面内の配置を決定する。
各閉領域A、・・・A、が図2の如く一方向(図2では左側)から他方向(図2では右側)に向って、順次配列するような配置で各画像TSM_1、・・・TSM_9の画像データを配置した。
次いで、各配置した画像データに対して、後工程で使用する金属ロールの円周に合わせて画像のシームレス処理を行った。
次いで、更にミラー反転とネガポジ反転を行った。
斯くして、彫刻用の濃淡画像データを得た。
この濃淡画像データを凹凸模様画像データともいう。
(2)金属ロール準備工程
上記工程(1)と並行して、エンボス版彫刻用の金属ロールを準備する。
(3)レーザ光彫刻工程
レーザ光直接彫刻機を用い、工程(2)で用意した金属ロールの表面を工程(1)で作成した凹凸模様画像データに基づき彫刻する。これによりその表面に化粧材表面の凹凸模様と同一平面視形状で且つ逆凹凸(化粧材の凸に対応する部分がエンボス版面上では凹となる関係)の凹凸形状を形成する。
金属ロールをその回転駆動軸を介して駆動し、回転駆動軸を中心軸として回転する。レーザヘッドから出射される発振波長1024nm、レーザスポット径10μm、出力360Wのファイバーレーザ光Lで金属ロールの表面の全面を走査する。その際には工程(1)で作成した凹凸模様画像データの濃度値に応じてレーザ光をON−OFF切換(照射又は非照射の切換)を行い、照射位置にはレーザ光による金属の蒸発で深さ10μmの凹部を形成する。かかるレーザ光による金属ロール表面に対する走査を複数回繰り返す。また、蒸発した金属が粉体となって金属ロールの表面に残留又は付着することを防止するため、彫刻液吐出ヘッドから彫刻液Tを金属ロールの表面のレーザ光照射領域に吹き付けた状態でレーザ光照射を行うことが好ましい。例えば、凹凸模様画像データ上で版深50μmに対応する画像濃度の位置座標においては、合計10回の走査のうち、最初の5回分のみレーザ光を照射(ON)し、残り5回分についてはレーザ光は非照射(OFF)となるよう制御する。かかるレーザ光の走査を完了させ、金属ロールの表面に所望の凹凸形状を形成する。
彫刻の際、レーザ光直接彫刻機のレーザ光照射を制御する電子計算機に対して、マット部3に対応するエンボス版面上の閉領域内平均版深の範囲を最大16μm(画像TSM_9に於いて)から最小9μm(画像TSM_2に於いて)となるように、画像濃度と彫刻版深との対応関係を指示した。
(4)電解研磨工程
彫刻液を洗浄した後、電解研磨を行い、金属ロールの表面に付着した金属の残渣を除去する。
(5)クロムメッキ工程
工程(4)の後、該金属ロール表面にメッキによりクロム層を形成する。
以上により凹凸層の表面に形成された凹凸模様の凹凸が反転した凹凸形状を表面に備える版(化粧材用成形型、本形態ではエンボス版)を得ることができる。
次に、凹凸層を形成する工程で、作製された版(エンボス版)を用いて、基材1にエンボス加工を行えば化粧材10が得られる。エンボス加工は、適宜な公知の方法によれば良く、特に制限はない。
以上のようにして化粧材10を得ることができる。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、この例によってなんら限定されるものではない。なお、「部」は特に断りのない限り質量基準である。
1.測定
上記の[製造方法]により、9パターン(TSM_1〜TSM_9)の閉領域を有する化粧材を作製し、各パターン(TSM_1〜TSM_9)について、下記の測定条件で、化粧材の凹部側の最表面の表面粗さ及び光沢度の測定を行った。
[表面粗さの測定条件]
・東京精密社製、商品名:SURFCOM FLEX−50Aを使用して、JIS B0601:1994の十点平均粗さRzを測定した(カットオフ値:8mm、評価長さ:16mm、測定速度:1.5mm/s)。
・表面粗さの測定は、深凹部を跨がないように行った。
・表面粗さ検出部の触針は、東京精密株式会社製の商品名DM43801(先端曲率半径:2μm、頂角:60度、材質:ダイヤモンド)を使用した。
・同時に、Ra(μm)、Sm(μm)も測定した。
[光沢度の測定条件]
・村上色彩研究所製、商品名:GMX−202光沢計を使用して、JIS K 7105に準拠して60°グロス値及び85°グロス値を測定した。
表面粗さの測定データを図4に示し、表面粗さの測定結果と光沢度の測定結果を表1に示す。
2.官能評価
隣接するパターンの組合わせ(TSM_2とTSM_3、TSM_1とTSM_2、TSM_5とTSM_7、TSM_6とTSM_7、TSM_1とTSM_4、TSM_2とTSM_4、TSM_2とTSM_5、TSM_3とTSM_5、TSM_4とTSM_6、TSM_6とTSM_8)の各々について、隣接する境界が見えるか否かを目視で評価した。評価は、評価者が化粧材を手に持って、蛍光灯の下で、化粧材を自由に動かしながら行った。2名で、それぞれ2回ずつ評価した。
のべ4回の評価のうち、4回「はっきり見える」と評価されたものを(AAA)、3回「ぎりぎり見える」と評価されたものを(A)、2回「ぎりぎり見える」と評価されたものを(B)、4回「見えない」と判断されたものを(C)とした。評価結果を表2に示す。
表2の結果から、1.6μm≦|Rzi−Rzi+1|の条件を満たすことで、肉眼でも確実に境界線を確認でき、閉領域間に境界線を形成するという手段によらずに、その境界を際立たせることができることが分かる。
本発明の化粧材は、複数の閉領域に境界線を形成するという手段によらずに、その境界を際立たせることができる点で有用である。
1:基材
2:凹部
3:マット部
4:深凹部
5:意匠層
6:凹凸層
10:化粧材

Claims (5)

  1. マット部を表面に有する化粧材であって、
    該表面が複数の閉領域からなり、該複数の閉領域のうち、任意の閉領域における前記マット部の、カットオフ値を8mmとした際のJIS B0601:1994での十点平均粗さ(Rzi)と、該任意の閉領域に隣接する閉領域におけるマット部の、カットオフ値を8mmとした際のJIS B0601:1994での十点平均粗さ(Rzi+1)が以下の条件(1)を満たす、化粧材。
    1.6μm≦|Rzi−Rzi+1|・・・・(1)
  2. 深凹部を前記表面に有する、請求項1に記載の化粧材。
  3. 前記任意の閉領域における深凹部の密度(Di)と前記隣接する閉領域における深凹部の密度(Di+1)、及び、前記Rziと前記Rzi+1が以下の条件(2)を満たす、請求項2に記載の化粧材。
    i>Di+1かつRzi>Rzi+1・・・・(2)
  4. 基材上に凹凸層を有してなり、該凹凸層に前記マット部を備える、請求項1〜3の何れかに記載の化粧材。
  5. 前記基材と前記凹凸層との間に意匠層を有してなる、請求項4に記載の化粧材。
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