JP7275512B2 - 化粧材 - Google Patents

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本発明は化粧材に関する。
住宅、事務所、店舗等の建築物の内面を構成する壁、床、天井等の空間の内面、又は建築物の外壁、屋根、軒下、塀等を構成する外面に用いられ、これら内面や外面を装飾する化粧材が知られている。この化粧材では、様々な種類に亘って化粧材の表面に付される模様や色彩が準備されており、利用者の好みに応じて模様や色彩を選択することができる。
このような化粧材は、例えば建築物内面の壁面を装飾する壁紙等の化粧材の場合、通常は概ね920mmの幅、及び、概ね1240mmの長さを有する帯状に形成されている。そして空間を形成する内面に、複数の化粧材を幅方向及び長さ方向に2次元的に配列して当該内面、すなわち施工面の所望の広い範囲を隙間なく被覆することによって装飾(すなわち施工)することができる。
このような化粧材には例えば特許文献1に記載のように、横長の長方形をなす木材のブロックが縦横に配列された形態の模様を有しているものがある。この化粧材を複数配列して内面を装飾し、この模様による美感を有する装飾をすることができる。かかる模様においては、ブロックを構成する輪郭線(即ち、長方形の辺)の方向は水平又は鉛直方向に延びる。
一方で、好みの多様化により、斜めに延びる帯状が配列された模様を有する形態の要望があった。
特開2005-307455号公報
ところが、従来の技術では、斜めに延びる帯状が配列された模様を有する形態において、装飾されるべき内面や外面が全体として一方向に斜めに延びる帯状により装飾されるような模様とすることに困難があった。
例えば、細長い長方形の木板を斜め向きとし、これを複数並べて内面や外面に取り付けていくことにより、このような模様を形成することは可能である。しかしながら、この場合には実際の木板を用いる必要があるため、非常に費用と時間を要する。
また、帯状の長方形をなす化粧材の縁、すなわち、化粧材外周部の長辺に平行に模様のブロックの長辺が延びる帯状が配列された模様の化粧材(例えば特許文献1)を、ブロックの長辺を鉛直線に対して斜めに傾けて内面や外面に貼り付けることでこのような模様を形成することは可能である。しかしながら、化粧材の自重を支えながら化粧材の傾斜角度を調整し、所望の傾斜角度で接着が完了するまで化粧材の落下、垂れ下がり、傾斜角度の変位を防ぐよう保持する必要が有る。このように複数の化粧材を斜めにして内面や外面に貼り付けていくことは施工が難しく、特に、壁紙のような可撓性シート状の化粧材の場合に難度が高く、作業効率の観点から好ましくない。
そこで本発明は、施工された部分において一方向に斜めに延びる帯状の領域が複数配列された模様を容易に形成することができる化粧材を提供することを課題とする。
本発明の一つの態様は、長方形又は正方形の外周形状を有する化粧材であって、長方形又は正方形の辺に対して斜めに延びる領域である斜行領域を複数有し、複数の斜行領域は、延びる方向が平行になるように配列されるとともに、隣り合う斜行領域には異なる模様が付されており、外周形状の一つの辺である第一辺及び該第一辺とは反対側に位置する辺である第二辺において、複数の斜行領域が形成する縁部の長さはいずれも同じであり、外周形状の第一辺に直交する辺である第三辺及び該第三辺とは反対側に位置する第四辺において、複数の斜行領域が形成する縁部の長さはいずれも同じであり、第一辺における斜行領域の縁に隣接する模様と第二辺における斜行領域の縁に隣接する模様とは、いずれも同じ又は連続し、第三辺における斜行領域の縁に隣接する模様と第四辺における斜行領域の縁に隣接する模様とは、いずれも同じ又は連続する、化粧材である。
模様は木目調、又は、石目調とすることができる。
隣り合う斜行領域は線、溝、又は凸条の少なくとも一つにより区切られてもよい。
斜行領域には、延びる方向に直交する境界である斜行領域内境界短辺が形成され、斜行領域内境界短辺を挟んで一方側と他方側とで模様が異なるようにしてもよい。
斜行領域内境界短辺が線、溝、又は凸条の少なくとも一つにより形成されてもよい。
本発明の化粧材によれば、施工された部分において、鉛直線に対して一方向に斜めに延びる拡張、長大化された帯状の領域が複数配列された模様を形成することができる。また、複数の化粧材を配列する際には、通常の化粧材と同様に縦横に並べればよく、容易に施工することができる。
図1は化粧材10による空間内面構造1を表した図である。 図2は化粧材10を表した図である。 図3は化粧材10を製造するための型を説明する図である。 図4は化粧材10’を表した図である。 図5は化粧材10’による空間内面構造1’を表した図である。 図6は化粧材10’の他の例を表した図である。 図7は化粧材10’の他の例を表した図である。 図8は化粧材10’の他の例を表した図である。 図9は化粧材110を表した図である。 図10は化粧材210を表した図である。 図11は化粧材310を表した図である。 図12は化粧材310’を表した図である。 図13は化粧材310’による空間内面構造301’を表した図である。 図14は化粧材410を表した図である。 図15は化粧材510を表した図である。
以下、本発明を図面に示す形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら形態に限定されるものではない。なお、以下に示す図面では分かりやすさのため部材の大きさや比率を変更または誇張して記載することがある。また、見やすさのため説明上不要な部分の図示や繰り返しとなる符号は省略することがある。
図1は第一の形態を説明する図であり、複数の化粧材10が配列された空間内面構造1の一部を表している。ここで空間内面構造は、建物の壁、床、天井等のような、空間を形成する内表面における構造を意味している。本形態ではその中でも建物の壁の例である。従って、本形態では図1に併せて示した方向を示す矢印はxが水平方向、yが鉛直方向、zが壁厚方向をそれぞれ表している。なお、図1では分かりやすさのため、隣り合う化粧材10との境界となる部分を太線で表しているが、実際にはこのように隣り合う化粧材10との境界は目立つようには構成されていない。
ここではひとつの例として、化粧材を空間内面構造に適用した例で説明するが、例えば次のように適用することもできる。
すなわち、上記したような壁、床、天井等の建築物の内装材として空間内面構造を形成する他、建築物の外壁、屋根、門扉、塀、柵等の外裝材として外面構造、扉、窓枠、扉、扉枠等の建具、廻り縁、幅木、手摺等の造作部材の表面材、テレビ受像機、冷蔵庫等の家電製品や複写機等の事務機器の筐体の表面材、箪笥等の家具の表面材、箱、樹脂瓶等の容器の表面材、車両等の内装材又は外裝材、船舶の内装材又は外裝材等として用いることもできる。
図1からわかるように、化粧材10はシート状の部材であり、複数の化粧材10が水平方向(x方向)及び鉛直方向(y方向)に配列されている。このとき本形態では長方形の化粧材10のうち互いに平行な1対の辺(化粧材の幅を構成する短辺)が水平方向に並び、これに直交する互いに平行なもう1対の辺(化粧材の長さを構成する長辺)が鉛直方向に並ぶようにされている。ただしこれに限定されることはなく、長方形の化粧材のうち長辺が水平方向に並び、短辺が鉛直方向に並ぶように配列してもよい。
複数の化粧材10のこのような配置では、ある化粧材10に注目し、その水平方向に平行な1対の辺、すなわち、上辺11、下辺12、及び、鉛直方向に平行な1対の辺、すなわち、左辺13、右辺14についてみると、当該ある化粧材10の上(上辺11側)に配置される他の化粧材10との関係において、当該ある化粧材10の上辺11と上に配置される他の化粧材10の下辺12とが重なるように配置される。
同様に、ある化粧材10の下(下辺12側)に配置される他の化粧材10との関係において、当該ある化粧材10の下辺12とその下に配置される他の化粧材10の上辺11とが重なるように配置される。
また、ある化粧材10の右(右辺14側)に配置される他の化粧材10との関係において、当該ある化粧材10の右辺14とその右に配置される他の化粧材10の左辺13とが重なるように配置される。
そして、ある化粧材10の左(左辺13側)に配置される他の化粧材10との関係において、当該ある化粧材10の左辺13とその左に配置される他の化粧材10の右辺14とが重なるように配置される。
ここで、便宜のため化粧材の縁を「上辺」、「下辺」、「左辺」、「右辺」と表現するが、これらは、第一辺、第一辺の反対側に位置する第二辺、第一辺に直交する第三辺、第三辺の反対側に位置する第四辺をそれぞれ意味する。
又、「重なるように配置」とは、図1、図5及び図13の如く、水平方向及び鉛直方向に隣接する化粧材10同士が、間に空隙、目地溝、スペーサやレール等の部材を介すること無く、密接して配置されることを意味する。そして、所定の個数の化粧材10が互いに隣接部分において重なるようにして、水平方向及び鉛直方向に配置された各化粧材が施工面を隙間無く被覆する事を化粧材10が「配列」すると呼称する。
図2には1つの化粧材10に注目した図を表した。
図1、図2よりわかるように、1つの化粧材10に形成された斜めに延びる領域である斜行領域15が具備する模様による表現が、複数の化粧材10が配列された全体に拡張、長大化され、一方向に斜めに延びた帯状が複数配列された形態の模様を有する空間内面構造1を形成する。これにより、化粧材が施工された部分において一方向に斜めに延びる長大化した帯状が配列された模様で装飾することができる。そして、図1からもわかるように、このような装飾とするための化粧材10の配置は通常の化粧材と同様に、化粧材をその長辺及び短辺を鉛直方向及び水平方向に合致させて縦横に配列するのみなので、施工も容易である。
以下、化粧材10についてさらに詳しく説明する。
化粧材10は、長方形又は正方形である外周を有するシート状であり、上辺11、下辺12、左辺13、右辺14を有して構成される。
そして、図2に示すように、化粧材10の縁である上辺11、下辺12、左辺13、右辺14に対して傾斜するようにして延びると共に1対の斜行領域内境界長辺17、17で其の両側を挟まれた細長い領域である斜行領域15が複数配列されている。本形態では斜行領域15A~斜行領域15Fまで6つの斜行領域を有しており、複数の斜行領域が延びる方向は平行である。
ここで、斜行領域15が傾斜するとは、該斜行領域15の両側を区画する斜行領域内境界長辺17が化粧材10の左辺13又は右辺14とのなす傾斜角をθ、上辺11又は下辺12とのなす傾斜角をθとしたときに、
0°<θ<90° かつ 0°<θ<90°
であることを言う。なお、斜行領域15及び化粧材10が共に長方形となる典型的な形態の場合は、傾斜角θと傾斜角θとは図2からも明らかなように互いに補角となるため、
θ+θ=90°
となる。
各斜行領域15は、隣り合う斜行領域15と模様が異なるように形成されている。これにより隣り合う斜行領域15が明確に区別され斜めに延びる構成が印象づけられる。
ここで、「模様」は、「絵柄模様」及び「凹凸模様」の両者を含み、「絵柄模様」のみ、「凹凸模様」のみ、及びその両者を組み合わせたものがある。
「絵柄模様」は平面上に形成された色及び/又はパターンよりなるものを意味し、「色」は色相、明度、彩度、及び/又は光沢度により特定される。これには例えば印刷により形成されたものが挙げられる。
一方、「凹凸模様」は3次元形状による模様を意味する。これには例えば各種エンボス加工方法により形成した凹凸を挙げることができる。
ここで、隣り合う斜行領域15の境界である斜行領域内境界長辺17は、このような模様の違いにより生じるものであってもよいし、境界として線、溝、及び/又は凸条が形成されていてもよい。より明確に斜行領域15を視認可能として印象づける観点からは、このように境界に線、溝、及び/又は凸条が形成されていることが好ましい。
斜行領域に形成される模様としては、木材板表面の導管溝、年輪の隆起による凹凸(いわゆる浮造り調年輪凹凸模様)等の木目凹凸模様、花崗岩等の結晶質石材表面の劈開面構造、トラバーチン大理石板表面の凹陥分部等の石目凹凸模様、セメント、石膏、壁土等の左官加工時に表面に生成される鏝痕模様、織布又は不織布の繊維状凹凸模様(いわゆるテクスチュア)、皮革表面の皮シボ凹凸模様、万線、ヘアライン等の線条凹凸模様等を用いることができる。
斜行領域15はさらに次のような構成を備えている。
ここで、各部位について次のように定義する。
・上辺11に斜行領域15Aが形成する縁を縁11A、その長さをL11A
・上辺11に斜行領域15Bが形成する縁を縁11B、その長さをL11B
・上辺11に斜行領域15Cが形成する縁を縁11C、その長さをL11C
・下辺12に斜行領域15Dが形成する縁を縁12D、その長さをL12D
・下辺12に斜行領域15Eが形成する縁を縁12E、その長さをL12E
・下辺12に斜行領域15Fが形成する縁を縁12F、その長さをL12F
・左辺13に斜行領域15Aが形成する縁を縁13A、その長さをL13A
・左辺13に斜行領域15Bが形成する縁を縁13B、その長さをL13B
・左辺13に斜行領域15Cが形成する縁を縁13C、その長さをL13C
・右辺14に斜行領域15Dが形成する縁を縁14D、その長さをL14D
・右辺14に斜行領域15Eが形成する縁を縁14E、その長さをL14E
・下辺14に斜行領域15Fが形成する縁を縁14F、その長さをL14F
辺ごとに、これに属する各縁の長さは同じとされている。すなわち、斜行領域は各縁によってこれが属する辺を等分するように構成されている。従って、L11A、L11B、L11Cは同じ長さ、L12D、L12E、L12Fは同じ長さ、L13A、L13B、L13Cは同じ長さ、及び、L14D、L14E、L14Fは同じ長さとなる。
また、互いに反対側に位置する辺11と辺12、及び、辺13と辺14とでは、斜行領域15の縁によって各辺は同じように等分されている。本形態では辺11と辺12は3等分され、辺13と辺14も3等分されるように斜行領域が形成される。
ここで、化粧材10は長方形又は正方形なので、互いに反対側に位置する辺に属する各縁の長さはいずれも同じとなる。従って、L11A、L11B、L11C、L12D、L12E、L12Fはいずれも同じ長さ、及び、L13A、L13B、L13C、L14D、L14E、L14Fはいずれも同じ長さとなる。
以上の構成により、互いに反対側に位置する辺11と辺12、及び、辺13と辺14とでは、ここに属する縁の端点は、ちょうど反対側となるように位置し、辺が延びる方向において位置が同じとなる。
すなわち、縁11Aと縁12Dとを例に挙げると、これらはちょうど反対側となる位置に配置され、その端点である点aと点b、点cと点dとはx方向(短辺が延びる方向)において同じ位置となる。また、縁13Bと縁14Eとを例に挙げると、これらはちょうど反対側となる位置に配置され、その端点である点eと点f、点gと点hとはy方向(長辺が延びる方向)において同じ位置となる。
他の縁についても同様である。
そしてさらに、ちょうど反対側となる位置に配置された縁(例えば縁11Aと縁12D)において、当該縁に隣接する部位における斜行領域15の端部の模様は、同じであるか、又は、模様が連続するように構成されている。
具体的には例えば縁11Aに隣接する部位における斜行領域15の端部の模様は複数の斜線であり、縁12Dに隣接する部位における斜行領域15の端部の模様も複数の斜線であり、両者はつなぎ合わせることにより連続する模様を形成する。
他の縁についても同様に構成されている。
以上のように構成される斜行領域15を有する化粧材10により、図1のように複数の化粧材10を縦横に配列したときに、当該複数の化粧材10により形成された全体の模様が、1つの化粧材10内の斜行領域15が、これと重なるよう配置された隣接する化粧材10内の斜行領域15と模様が連続すると共に、その延びる方向も合致して接続することで一つの化粧材10の外部にまで拡張され、長大化したものとなる。そのため、化粧材10が施工された部分において一方向に斜めに延びる帯状が配列された模様で装飾することができる。また、このように装飾するに際しては、化粧材10を通常の化粧材と同様に縦横に配置すればよいため、施工も容易である。
化粧材を構成する材料は従来公知の化粧材と同様の機能を有するものであればよいので、その材料は特に限定されない。樹脂、紙、織布または不織布、金属、非金属無機材料、木材或いはこれらの積層体や複合体を用いることができる。
例えば、樹脂の場合は、ポリエチレン、ポリプロピレン、オレフィン系熱可塑性エラストマー、アイオノマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体)、スチレン樹脂等の熱可塑性樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂、或いは、ラジカル重合型のアクリレート系やカチオン重合型のエポキシ系等の単量体やプレポリマーで電離放射線(紫外線、電子線等)で硬化する電離放射線硬化性樹脂等が用いられる。なお、これら樹脂を公知の着色剤で着色しても良い。
紙としては、上質紙、薄葉紙、クラフト紙、リンター紙、チタン紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント紙等を用いることができる。
織布または不織布としては、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂等の合成樹脂繊維、絹、木綿、麻等の天然繊維、硝子等の無機繊維等の繊維からなるものを用いることができる。
金属としては、鉄、銅、錫、アルミニウム、チタニウム、或いはこれらの金属を含む合金を用いることができる。
非金属無機材料としては、セメント、珪酸カルシウム、石膏、陶磁器等を用いることができる。
木材としては、杉、檜、松、樫、ラワン、チーク等の樹木からなる単板、合板、集成材、パーチクルボード、繊維板等を用いることができる。
また、化粧材の厚さも特に制限は無いが、シート状又はフィルム状の場合は例えば、厚さ20μm以上1000μm以下程度、板状の場合は例えば、1mm以上20mm以下程度のものが使用できる。
以上のような化粧材の製造方法は特に限定されることはなく、例えば絵柄模様の形成に通常のグラビア印刷の手法を用いて次のように製造することができる。
初めに、上記したような構成を有する斜行領域となるように、具体的には、図1のような空間内面構造を形成するように図2の如く化粧材10を設計する。そしてこれを化粧材のデザインのパターンを印刷する版の画像とする。
次に、この画像データを図3に示したロール状のグラビア印刷用の版20の表面に形成する。従って本例によれば、版20のロール長L20が化粧材10の幅(x方向大きさ)となり、版20の外周の周方向における周囲長が化粧材10の長さ(y方向大きさ)となる。
そしてこの版20を用いて所望のグラビア印刷をすることによって化粧材10を得る。グラビア印刷の製版及び印刷の方法乃至製造加工条件については、公知の各種方法、製造加工条件を適宜選択し適用すれば良い。
又、印刷方法については、グラビア印刷の他、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、凸版(活版)印刷、インキジェット印刷等の各種印刷方法を適用することもできる。
図4、図5には変形例にかかる化粧材10’について表した。図4は1つの化粧材10’、図5には複数の化粧材10’が配列された空間内面構造1’を示した。
化粧材10’の例では、斜行領域15の中に、これを区切って斜行領域内境界長辺17方向に複数の小斜行領域15S、15S、15S、…に分割するような境界であって斜行領域内境界長辺17と直交する斜行領域内境界短辺16が設けられている。かかる斜行領域内境界短辺16のうち隣接する2辺と斜行領域内境界長辺17のうち隣接する2辺とにより、化粧材10’中の斜行領域15の一部は複数の小斜行領域15S、15S、15S、…に分割される。
例えば、図4に示したように、斜行領域15Dは、斜行領域内境界短辺16及び斜行領域内境界長辺17により、小斜行領域15DS、15DS、15DSに分割される。これら小斜行領域のうち、小斜行領域15DSは長方形をなす。一方、小斜行領域15DS及び15DSは長方形から切り取られた長方形の一部分をなすが、化粧材10’を施工面上に隙間なく被覆して配列した(即ち、施工した)状態においては、図5に示したように、小斜行領域15DS及び15DSは、何れも、重なって配置された隣接する化粧材10’中の小斜行領域と接合、合体する結果、空間内面構造1’内においては、平面視形状で長方形を構成する。本発明において、「長方形から切り取られた長方形の一部分をなす」とはかかる意味に解する。
このような化粧材10’においては、斜行領域内境界短辺16を挟んで一方と他方とで模様が異なる。これによれば、図5からわかるように、一方向に斜めに延びる帯状が配列される形態を基準としつつも、当該斜め方向にブロックが並べられるような表現となる形態が付加されたデザインとすることができる。ただし、この場合であっても各斜行領域における縁などの上記した考え方は化粧材10と同じように構成する。
ここで、斜行領域内境界短辺16は、模様の違いにより生じるものであってもよいし、境界として線、溝、及び/又は凸条が形成されていてもよい。より明確に斜行領域内境界短辺16を視認可能として印象づける観点からは、このように境界に線、溝、及び/又は凸条が形成されていることが好ましい。
また、図6~図8に示したように、斜行領域内境界短辺16を、隣り合う斜行領域15の境界と異なる形態に(本形態では斜行領域内境界短辺16及び斜行領域内境界長辺17の一部或いは全部を黒等のより低明度で且つ幅も太く形成)することにより、例えば光が指す方向を印象づける陰影感を出すこともできる。
図6の形態においては、各斜行領域15内を複数の小斜行領域15S、15S、15S、…に分割する斜行領域内境界短辺16及び隣接する斜行領域15同士を区画する斜行領域内境界長辺17に所定の幅を持たせてある。その上で、各斜行領域内境界短辺16については、当該所定の幅を有する斜行領域内境界短辺16内のうちで、幅の中央部から其の上方(+y側)に位置する各小斜行領域15S、15S、15S、…の短辺側までの間の領域を黒色、濃灰色、茶褐色、深緑色、臙脂色、濃紫色等の低明度の無彩色又は有彩色とする。さらに、各斜行領域内境界長辺17については、所定幅を有する斜行領域内境界長辺17内のうちで、幅の中央部からその上方(+y側)に位置する各小斜行領域15S、15S、15S、…の短辺側までの領域を黒色、濃灰色、茶褐色、深緑色、臙脂色、濃紫色等の低明度の無彩色又は有彩色とする。
ここで、斜行領域内境界短辺16及び斜行領域内境界長辺17の所定の幅は、例えば、1mm以上10mm以下とすることができる。
図6の形態の化粧材10’は、平面視長方形の各種素材から成るブロックを各ブロックの平面視の長辺を鉛直方向に対して傾斜させて、且つ各ブロック間に目地溝を介して、煉瓦積状に配置してなる壁面の施工面の意匠外観を再現するものである。特に、小斜行領域15S、15S、15S、…は各ブロックの外観を、斜行領域内境界長辺17及び斜行領域内境界短辺16は目地(乃至目地溝)の外観を再現するものである。
そして、斜行領域内境界短辺16及び斜行領域内境界長辺17を以上の如く構成した化粧材10’は、図6の如き平面視外観となるように実物のブロックを目地溝を介して煉瓦積状に配置した鉛直面と平行に延在する壁面に於いて、図6の左上方から光が入射した状態における目地溝に陰影を生じた壁面の意匠外観を再現する。
図7の形態においても、各斜行領域15内を複数の小斜行領域15S、15S、15S、…に分割する斜行領域内境界短辺16及び隣接する斜行領域15同士を区画する斜行領域内境界長辺17に所定の幅を持たせてある。
その上で、各斜行領域内境界短辺16及び各斜行領域内境界長辺17については、その全域(即ち、全幅に亘って)を図7の形態と同様の低明度の無彩色又は有彩色とする。
斜行領域内境界短辺16及び斜行領域内境界長辺17の所定の幅は、例えば、1mm以上10mm以下の範囲とすることができる。
図7の形態の化粧材10’は、平面視長方形の各種素材から成るブロックを各ブロックの平面視の長辺を床面の外縁部に対して傾斜させて、且つ各ブロック間に目地溝を介して、煉瓦積状に配置してなる床面の施工面の意匠外観を再現するものである。特に、小斜行領域15S、15S、15S、…は各ブロックの外観を、斜行領域内境界長辺17及び斜行領域内境界短辺16は目地(乃至目地溝)の外観を再現するものである。
そして、斜行領域内境界短辺16及び斜行領域内境界長辺17を以上の如く構成した化粧材10’は、図7の如き平面視外観となるように実物のブロックを目地溝を介して煉瓦積状に配置した水平面と平行に延在する床面に於いて、鉛直上方、即ち、図7においては紙面前方(+z方向)から光が入射した状態に於ける目地溝に陰影を生じた壁面の意匠外觀を再現する。
図8の形態においても、各斜行領域15内を複数の小斜行領域15S、15S、15S、…に分割する斜行領域内境界短辺16及び隣接する斜行領域15同士を区画する斜行領域内境界長辺17に所定の幅を持たせてある。
その上で、所定幅を有する各斜行領域内境界短辺16内及び各斜行領域内境界長辺17内の領域は黒色、濃灰色、茶褐色、深緑色、臙脂色、濃紫色等の低明度の無彩色又は有彩色とすると共に、幅方向中央部の明度が最も低く、幅方向において中央部から両側に遠ざかるにつれて明度が上昇するよう構成される。
斜行領域内境界短辺16及び斜行領域内境界長辺17の所定の幅は、例えば、1mm以上10mm以下の範囲とすることができる。
図8の形態の化粧材10’は、平面視長方形の各種素材からなるブロックを各ブロックの平面視の長辺を床面の外縁部に対して傾斜させて、且つ各ブロック間に目地溝を介して、煉瓦積状に配置してなる床面の施工面の意匠外観を再現するものである。特に、小斜行領域15S、15S、15S、…は各ブロックの外観を、斜行領域内境界長辺17及び斜行領域内境界短辺16は目地(乃至目地溝)の外観を再現するものである。
そして、斜行領域内境界短辺16及び斜行領域内境界長辺17を以上の如く構成した化粧材10’は、図8の如き平面視外観となるように実物のブロックを目地溝を介して煉瓦積状に配置した水平面と平行に延在する床面において、鉛直上方、すなわち、図8においては紙面前方(+z方向)から光が入射した状態における目地溝に陰影を生じた壁面の意匠外観を再現する。
図9~図15は他の形態にかかる化粧材を説明する図を表した。以下に示す各形態にかかる化粧材でも、上記した化粧材10と同様の効果を有するものとなる。また、これら他の形態にかかる化粧材により、化粧材10とは例えば斜行領域15の傾斜角度が異なる等、基本デザインは同じとしつつも他のバリエーションの化粧材となる。
図9は第二の形態にかかる化粧材110である。化粧材110では、幅方向(x方向)となる上辺11及び下辺12を6等分し、長さ方向(y方向)となる左辺13及び右辺14を3等分することで、斜行領域15(15A~15I)を形成した例である。斜行領域15の形態については上記した化粧材10と同様の考えに基づいて構成する。
図10は第三の形態にかかる化粧材210である。化粧材210では、幅方向(x方向)となる上辺11及び下辺12を3等分し、長さ方向(y方向)となる左辺13及び右辺14を6等分することで、斜行領域15(15A~15I)を形成した例である。斜行領域15の形態については上記した化粧材10と同様の考えに基づいて構成する。
図11は第四の形態にかかる化粧材310である。化粧材310では、幅方向(x方向)となる上辺11及び下辺12を8等分し、長さ方向(y方向)となる左辺13及び右辺14も8等分することで、斜行領域15(15A~15P)を形成した例である。
なお、図11では、簡略化のため、各斜行領域15に付される模様は省略し、代わりにアルファベットA~Pを付した。斜行領域15の形態については上記した化粧材10と同様の考えに基づいて構成する。
図12は、化粧材310の変形例にかかる化粧材310’である。また、図13には複数の化粧材310’が縦横に配列された空間内面構造301’を示した。
化粧材310’では、化粧材310において、各斜行領域15に木目調の模様が付された例である。また、化粧材310’では、斜行領域15の中で斜行領域内境界短辺16が設けられ、当該斜行領域内境界短辺16を挟んで一方と他方とで模様の態様が連続しない異なる形態である。これによれば、図13からわかるように、一方向に斜めに延びる帯状の木目調が配列される形態を基準としつつも、当該斜め方向に木板のブロックが並べられる形態が付加されたデザインとなる。
ただし、この場合であっても各斜行領域15における形態については上記化粧材10と同様の考えに基づいて構成される。
図14は第五の形態にかかる化粧材410である。化粧材410では、幅方向(x方向)となる上辺11及び下辺12を4等分し、長さ方向(y方向)となる左辺13及び右辺14を6等分することで、斜行領域15(15A~15J)を形成した例である。
なお、図14では、簡略化のため、各斜行領域15に付される模様は省略し、代わりにアルファベットA~Jを付した。斜行領域15の形態については上記した化粧材10と同様の考えに基づいて構成される。
図15は第六の形態にかかる化粧材510である。化粧材510では、幅方向(x方向)となる上辺11及び下辺12を4等分し、長さ方向(y方向)となる左辺13及び右辺14を3等分することで、斜行領域15(15A~15G)を形成した例である。
なお、図15では、簡略化のため、各斜行領域15に付される模様は省略し、代わりにアルファベットを付した。斜行領域15の形態については上記した化粧材10と同様の考えに基づいて構成される。
10、110、210、310、410、510 化粧材
11 上辺(第一辺)
12 下辺(第二辺)
13 左辺(第三辺)
14 右辺(第四辺)
15 斜行領域
15S、15S、15S 小斜行領域
16 斜行領域内境界短辺
17 斜行領域内境界長辺

Claims (5)

  1. 長方形又は正方形の外周形状を有する化粧材であり、前記長方形又は前記正方形の辺に対して斜めに延びる領域である斜行領域を複数有し、前記化粧材が複数配置されたときに前記斜行領域が連続して一方向に延びる長大化した帯状を形成する化粧材であって、
    複数の前記斜行領域は、延びる方向が平行になるように配列されるとともに、隣り合う前記斜行領域には異なる模様が付されており、
    前記外周形状の一つの辺である第一辺及び該第一辺とは反対側に位置する辺である第二辺において、複数の前記斜行領域が形成する縁部の長さ及び位置がいずれも同じであり、
    前記外周形状の前記第一辺に直交する辺である第三辺及び該第三辺とは反対側に位置する第四辺において、複数の前記斜行領域が形成する縁部の長さ及び位置がいずれも同じであり、
    前記第一辺における斜行領域の縁に隣接する模様と前記第二辺における斜行領域の縁に隣接する模様とは、いずれも同じ又は連続し、
    前記第三辺における斜行領域の縁に隣接する模様と前記第四辺における斜行領域の縁に隣接する模様とは、いずれも同じ又は連続する、
    化粧材。
  2. 前記模様が木目調、又は、石目調である請求項1に記載の化粧材。
  3. 隣り合う前記斜行領域は線、溝、又は凸条の少なくとも一つにより区切られている請求項1又は2に記載の化粧材。
  4. 前記斜行領域には、延びる方向に直交する境界である斜行領域内境界短辺が形成され、前記斜行領域内境界短辺を挟んで一方側と他方側とで模様が異なる、請求項1乃至3のいずれかに記載の化粧材。
  5. 前記斜行領域内境界短辺が線、溝、又は凸条の少なくとも一つにより形成されている請求項4に記載の化粧材。
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