JP2019170952A - 吸収体の製造方法及び吸収体の製造装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記シート片製造工程は、
前記原料シートを一方向に搬送しつつスリット形成部に供給して、該原料シートに、その搬送方向に沿って延び、且つ該搬送方向と交差する方向に並列した複数のスリットを形成するスリット形成工程と、
前記スリットが形成された前記原料シートを、複数の当接部を該原料シートの搬送方向と直交する方向に間隔を置いて有する分割部材における該当接部に接触させ且つ該当接部どうしの間に該原料シートにおける前記スリット間の領域を導入することにより、該原料シートを長尺状切断片に分割する分割工程と、
前記長尺状切断片をその長手方向と交差する方向に切断し、前記短尺シート片を形成する切断工程とを備える、吸収性物品用の吸収体の製造方法を提供するものである。
前記シート片形成部は、
合成繊維を含む帯状の原料シートに、その搬送方向に沿って延び、且つ該搬送方向と交差する方向に並列した複数のスリットを形成するスリット形成部と、
複数の当接部を搬送方向と直交する方向に間隔を置いて有し、前記スリットが形成された前記原料シートを該当接部に接触させ且つ該当接部どうしの間に該原料シートにおける前記スリット間の領域を導入することにより、該原料シートを長尺状切断片に分割する分割部材と、
前記長尺状切断片をその長手方向と交差する方向に切断し、前記短尺シート片を形成する幅方向切断部とを備える、吸収性物品用の吸収体の製造装置を提供するものである。
まず、帯状の原料シート2を一方向に搬送しつつスリット形成部20に供給して、該シート2に複数のスリットを形成する。詳細には、図1ないし図4に示すように、スリット形成部20としてスリットロール21及びアンビルロール22を用い、スリットロール21とアンビルロール22との間に原料シート2を供給する。スリットロール21とアンビルロール22との間に供給された原料シート2は、搬送方向MDに搬送されながら、スリットロール21に配された複数のスリット刃21aによって複数のスリット3が形成される。これらのスリット3は、原料シート2の搬送方向(原料シート2の長手方向)に沿って延び、且つ搬送方向MDと交差する方向に並列している。なお、「一方向」とは、搬送方向MDとのなす角度が45度未満である方向を指し、図2におけるスリット3は、該スリット3の延びる方向と搬送方向MDとが一致している。
次いで、図3に示すように、スリット3が形成された原料シート2を分割部材30における当接部30aに接触させ且つ当接部30aどうしの間に原料シート2におけるスリット間の領域3Rを導入することによって、原料シート2を長尺状切断片2Aに分割する。図4及び図6(a)においては、スリット3が形成された原料シート2を凹凸部材30’における凸部30aに接触させ且つ凹部30bに原料シート2におけるスリット間の領域3Rを導入することによって、原料シート2を長尺状切断片2Aに分割する。なお、以下の説明では、分割部材30として凹凸部材30’を用いた形態を例にとり説明する。
続いて、図2並びに図7(a)及び(b)に示すように、分割工程で形成された長尺状切断片2Aを、その長手方向と交差する方向に切断し、短尺シート片2Sを形成する。詳細には、幅方向切断部50におけるカッターロール51と、第2アンビルロール52との間に該切断片2Aを供給する。カッターロール51と第2アンビルロール52との間に供給された長尺状切断片2Aは、搬送方向MDに搬送されながら、カッターロール51に配された複数のカッター刃51aによって切断される。図7(a)及び(b)に示すように、カッターロール51におけるカッター刃51aが、長手方向と交差する方向に、つまり本図においては搬送方向MDと交差する方向に延びているので、カッターロール51が回転しながら、長尺状切断片2Aをその幅方向Yに切断する。これによって、長尺状切断片2Aから、短尺シート片2Sが形成される。短尺シート片2Sは、原料シート2を分割及び切断して形成したものであるので、短尺シート片2S、原料シート2及び長尺状切断片2Aは実質的に同一のものである。
まず、繊維供給装置70において、親水性繊維を含む帯状の繊維シート71を解繊機72で解繊して、親水性繊維を得る。解繊によって得られた親水性繊維は、吸収体の製造装置1における流路62へ供給される。
切断工程を経て形成された短尺シート片2Sは、空気流によって搬送部53へ搬送される。図1に示すように、シート片形成部10における搬送部53と、吸収体の製造装置1における流路62とはダクト60Bの天面で接続されているので、ダクト60B内で発生した空気流(バキュームエア)によって、短尺シート片2Sを集積部に搬送する。本工程においては、シート片製造工程で形成された短尺シート片2S及び解繊工程で得られた親水性繊維を集積部に搬送している間に、短尺シート片2Sと親水性繊維とを混合することが好ましい。つまり、短尺シート片2S及び親水性繊維は、ダクト60B内で発生した空気流で混合されることが好ましい。
続いて、搬送工程によって搬送された短尺シート片2S(又は短尺シート片2S及び親水性繊維)を集積部に集積して、吸収体の構成部材である集積体を得る。図1における回転ドラム60Aには、該ドラム60A側に吸引する空気流が発生しているので、ダクト60Bに供給された短尺シート片2S及び親水性繊維等の原材料が、回転ドラム60A側に吸引されながら搬送される。搬送された短尺シート片2S等の原材料は、集積部61である集積用凹部61に集積され、吸収体の構成部材である集積体100Pとなる。この集積体100Pは、集積部61(集積用凹部61)から離型して、そのまま吸収体100として使用してもよく、必要に応じてコアラップシート2Wで集積体100Pの上下面を被覆して吸収体100とすることもできる。
合成繊維を含む帯状の原料シートから複数の短尺シート片を製造するシート片製造工程を備え、該短尺シート片を含む吸収体を製造する吸収性物品用の吸収体の製造方法であって、
前記シート片製造工程は、
前記原料シートを一方向に搬送しつつスリット形成部に供給して、該原料シートに、その搬送方向に沿って延び、且つ該搬送方向と交差する方向に並列した複数のスリットを形成するスリット形成工程と、
前記スリットが形成された前記原料シートを、複数の当接部を該原料シートの搬送方向と直交する方向に間隔を置いて有する分割部材における該当接部に接触させ且つ該当接部どうしの間に該原料シートにおける前記スリット間の領域を導入することにより、該原料シートを長尺状切断片に分割する分割工程と、
前記長尺状切断片をその長手方向と交差する方向に切断し、前記短尺シート片を形成する切断工程とを備える、吸収性物品用の吸収体の製造方法。
前記スリット形成工程においては、該原料シートの厚さ方向に貫通していない非貫通部を有するスリットを前記スリットとして一本以上形成する、前記<1>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<3>
前記短尺シート片を空気流で搬送する搬送工程と、
搬送した前記短尺シート片を集積部に集積して、吸収体の構成部材である集積体を得る集積工程とを備える、前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<4>
親水性繊維を含む帯状の繊維シートを解繊して親水性繊維を得る解繊工程を備え、
前記搬送工程においては、前記シート片製造工程で形成された前記短尺シート片及び前記解繊工程で得られた前記親水性繊維を前記集積部に搬送している間に、該短尺シート片と該親水性繊維とを混合する、前記<3>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<5>
前記スリット形成部は、周方向に沿って延び、且つ軸方向に間隔を置いて配された複数のスリット刃を周面に有するスリットロールと、該スリットロールに対向して配されているアンビルロールとを備えており、
前記スリット形成工程においては、前記スリットロールと前記アンビルロールとの間に前記原料シートを供給し、該原料シートに、前記スリットを形成する、前記<1>ないし<4>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
前記シート片製造工程においては、フィード機構部によって前記長尺状切断片の搬送速度を制御する、前記<1>ないし<5>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<7>
隣り合う前記スリットの間隔は、0.1mm以上であることが好ましく、0.3mm以上であることが更に好ましく、30mm以下であることが好ましく、15mm以下であることが更に好ましく、0.1mm以上30mm以下であることが好ましく、0.3mm以上15mm以下であることが更に好ましい、前記<1>ないし<6>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
用の吸収体の製造方法。
<8>
前記分割部材は、複数の凸部及び凹部を該原料シートの搬送方向と直交する方向に交互に有する凹凸部材であり、該凸部に前記当接部を備え、
前記スリットが形成された前記原料シートを、前記凸部における前記当接部に接触させ且つ前記凹部に該原料シートにおける前記スリット間の領域を導入することにより、該原料シートを長尺状切断片に分割する、前記<1>ないし<7>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<9>
前記凹凸部材における前記凸部の高さは、0.5mm以上であることが好ましく、1mm以上であることが更に好ましく、15mm以下であることが好ましく、10mm以下であることが更に好ましく、0.5mm以上15mm以下であることが好ましく、1mm以上10mm以下であることが更に好ましい、前記<8>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<10>
前記凹凸部材における前記凸部の幅方向における幅は、0.05mm以上であることが好ましく、0.1mm以上であることが更に好ましく、5mm以下であることが好ましく、3mm以下であることが更に好ましく、0.05mm以上5mm以下であることが好ましく、0.1mm以上3mm以下であることが更に好ましい、前記<8>又は<9>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<11>
前記凹凸部材は、周面に周方向に沿って延びる複数の凸部及び凹部を軸方向に交互に有する凹凸ロールである、前記<8>ないし<10>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<12>
前記分割工程において、前記凹凸ロールは駆動装置によって回転しながら、前記原料シートを前記長尺状切断片に分割する、前記<11>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<13>
前記原料シートの搬送速度に対する前記凹凸ロールの周速の比は、0.5以上2.0以下とすることがより好ましく、0.7以上1.5以下とすることが更に好ましい、前記<12>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
前記原料シートが前記凹凸ロールに接触してから離れるまでの該原料シートの回転角度は、5度以上であることが好ましく、15度以上であることが更に好ましく、また、180度以下であることが好ましく、135度以下であることが更に好ましく、5度以上180度以下であることが好ましく、15度以上135度以下であることが更に好ましい、前記<11>ないし<13>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<15>
周面に周方向に沿って延びる複数の第2凸部及び第2凹部を軸方向に交互に有する第2凹凸ロールが、前記凹凸ロールにおける前記凹部と、該第2凹凸ロールにおける前記第2凸部とが互いに噛み合うように、前記凹凸ロールに対向して配されており、
前記分割工程においては、前記凹凸ロールと前記第2凹凸ロールとの間に、前記スリットが形成された前記原料シートを供給し、前記第2凸部により、前記スリット間の領域を該凹部に押し込ませることによって、該原料シートを長尺状切断片に分割する、前記<11>ないし<14>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<16>
前記第2凹凸ロールにおける第2凸部の軸方向における幅は、0.05mm以上であることが好ましく、0.1mm以上であることが更に好ましく、30mm以下であることが好ましく、15mm以下であることが更に好ましく、0.05mm以上30mm以下であることが好ましく、0.1mm以上15mm以下であることが更に好ましい、前記<15>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
前記第2凹凸ロールにおける第2凹部の軸方向における幅は、0.05mm以上であることが好ましく、0.1mm以上であることが更に好ましく、30mm以下であることが好ましく、15mm以下であることが更に好ましく、0.05mm以上30mm以下であることが好ましく、0.1mm以上15mm以下であることが更に好ましい、前記<15>又は<16>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<18>
前記スリット間の領域を、前記凹凸ロールにおける前記凹部及び前記第2凹凸ロールにおける前記第2凹部に押し込ませることによって、前記原料シートを長尺状切断片に分割する、前記<15>ないし<17>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<19>
前記第2凹部の軸方向における幅に対する前記凸部の軸方向における幅の比は、0.40以上であることが好ましく、0.50以上であることが更に好ましく、0.98以下であることが好ましく、0.90以下であることが更に好ましく、0.40以上0.98以下であることが好ましく、0.5以上0.90以下であることが更に好ましい、前記<15>ないし<18>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
前記分割工程において、前記原料シートに張力が付与された状態で搬送しながら、前記原料シートを前記長尺状切断片に分割する、前記<1>ないし<19>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
<21>
合成繊維を含む帯状の原料シートから複数の短尺シート片を製造するシート片形成部を備え、該短尺シート片を含む吸収体を製造する吸収性物品用の吸収体の製造装置であって、
前記シート片形成部は、
合成繊維を含む帯状の原料シートに、その搬送方向に沿って延び、且つ該搬送方向と交差する方向に並列した複数のスリットを形成するスリット形成部と、
複数の当接部を搬送方向と直交する方向に間隔を置いて有し、前記スリットが形成された前記原料シートを該当接部に接触させ且つ該当接部どうしの間に該原料シートにおける前記スリット間の領域を導入することにより、該原料シートを長尺状切断片に分割する分割部材と、
前記長尺状切断片をその長手方向と交差する方向に切断し、前記短尺シート片を形成する幅方向切断部とを備える、吸収性物品用の吸収体の製造装置。
前記スリット形成部においては、該原料シートの厚さ方向に貫通していない非貫通部を有するスリットを前記スリットとして一本以上形成する、前記<21>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<23>
前記シート片形成部で形成した前記短尺シート片を空気流で搬送する搬送部と、
搬送した前記短尺シート片を集積して、吸収体の構成部材である集積体を得る集積部とを備える、前記<21>又は<22>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<24>
親水性繊維を含む帯状の繊維シートを解繊する繊維供給装置を備える、前記<21>ないし<23>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<25>
前記スリット形成部は、周方向に沿って延び、且つ軸方向に間隔を置いて配された複数のスリット刃を周面に有するスリットロールと、該スリットロールに対向して配されているアンビルロールとを備えおり、
前記スリットロールと前記アンビルロールとの間に前記原料シートを供給して、該原料シートに前記スリットを形成する、前記<21>ないし<24>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
前記シート片形成部は、前記長尺状切断片の搬送速度を制御するフィード機構部を備える、前記<21>ないし<25>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<27>
隣り合う前記スリットの間隔は、0.1mm以上であることが好ましく、0.3mm以上であることが更に好ましく、30mm以下であることが好ましく、15mm以下であることが更に好ましく、0.1mm以上30mm以下であることが好ましく、0.3mm以上15mm以下であることが更に好ましい、前記<21>ないし<26>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<28>
前記分割部材は、複数の凸部及び凹部を該原料シートの搬送方向と直交する方向に交互に有する凹凸部材であり、該凸部に前記当接部を備えている、前記<21>ないし<27>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<29>
前記凹凸部材における前記凸部の高さは、0.5mm以上であることが好ましく、1mm以上であることが更に好ましく、15mm以下であることが好ましく、10mm以下であることが更に好ましく、0.5mm以上15mm以下であることが好ましく、1mm以上10mm以下であることが更に好ましい、前記<28>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<30>
前記凹凸部材における前記凸部の幅方向における幅は、0.05mm以上であることが好ましく、0.1mm以上であることが更に好ましく、5mm以下であることが好ましく、3mm以下であることが更に好ましく、0.05mm以上5mm以下であることが好ましく、0.1mm以上3mm以下であることが更に好ましい、前記<28>又は<29>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
前記凹凸部材は、周面に周方向に沿って延びる複数の凸部及び凹部を軸方向に交互に有する凹凸ロールである、前記<28>ないし<30>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<32>
前記凹凸ロールは駆動装置によって回転する、前記<31>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<33>
前記原料シートの搬送速度に対する前記凹凸ロールの周速の比は、0.5以上2.0以下とすることがより好ましく、0.7以上1.5以下とすることが更に好ましい、前記<32>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
前記原料シートが前記凹凸ロールに接触してから離れるまでの該原料シートの回転角度は、5度以上であることが好ましく、15度以上であることが更に好ましく、また、180度以下であることが好ましく、135度以下であることが更に好ましく、5度以上180度以下であることが好ましく、15度以上135度以下であることが更に好ましい、前記<31>ないし<33>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<35>
周面に周方向に沿って延びる複数の第2凸部及び第2凹部を軸方向に交互に有する第2凹凸ロールが、前記凹凸ロールにおける前記凹部と、該第2凹凸ロールにおける前記第2凸部とが互いに噛み合うように、前記凹凸ロールに対向して配されており、
前記凹凸ロールと前記第2凹凸ロールとの間に前記スリットが形成された前記原料シートを供給し、前記第2凸部によって前記スリット間の領域を該凹部に押し込ませて、該原料シートを長尺状切断片に分割する、前記<31>ないし<34>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<36>
前記第2凹凸ロールにおける第2凸部の軸方向における幅は、0.05mm以上であることが好ましく、0.1mm以上であることが更に好ましく、30mm以下であることが好ましく、15mm以下であることが更に好ましく、0.05mm以上30mm以下であることが好ましく、0.1mm以上15mm以下であることが更に好ましい、前記<35>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
前記第2凹凸ロールにおける第2凹部の軸方向における幅は、0.05mm以上であることが好ましく、0.1mm以上であることが更に好ましく、30mm以下であることが好ましく、15mm以下であることが更に好ましく、0.05mm以上30mm以下であることが好ましく、0.1mm以上15mm以下であることが更に好ましい、前記<35>又は<36>に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<38>
前記スリット間の領域を、前記凹凸ロールにおける前記凹部及び前記第2凹凸ロールにおける前記第2凹部に押し込ませることによって、前記原料シートを長尺状切断片に分割する、前記<35>ないし<37>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
<39>
前記第2凹部の軸方向における幅に対する前記凸部の軸方向における幅の比は、0.40以上であることが好ましく、0.50以上であることが更に好ましく、0.98以下であることが好ましく、0.90以下であることが更に好ましく、0.40以上0.98以下であることが好ましく、0.5以上0.90以下であることが更に好ましい、前記<35>ないし<38>のいずれか一に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
2 原料シート
2A 長尺状切断片
2S 短尺シート片
3 スリット
3p 非貫通部
3R スリット間の領域
4 親水性繊維
5 吸水性ポリマー粒子
10,10A,10B シート片形成部
20 スリット形成部
21 スリットロール
22 アンビルロール
30 分割部材(仕切り部材)
30’ 分割部材(凹凸部材)
30a 凸部
30b 凹部
30A 分割部材(ロール状凹凸部材、凹凸ロール)
30B 分割部材(一対の凹凸ロール)
301A 凹凸ロール
301B 第2凹凸ロール
301a 第2凸部
301b 第2凹部
50 幅方向切断部
53 搬送部
60A 回転ドラム
60B ダクト
61 集積部(集積用凹部)
100 吸収体
100P 集積体
MD 搬送方向(長手方向)
Y 幅方向(軸方向)
Claims (14)
- 合成繊維を含む帯状の原料シートから複数の短尺シート片を製造するシート片製造工程を備え、該短尺シート片を含む吸収体を製造する吸収性物品用の吸収体の製造方法であって、
前記シート片製造工程は、
前記原料シートを一方向に搬送しつつスリット形成部に供給して、該原料シートに、その搬送方向に沿って延び、且つ該搬送方向と交差する方向に並列した複数のスリットを形成するスリット形成工程と、
前記スリットが形成された前記原料シートを、複数の当接部を該原料シートの搬送方向と直交する方向に間隔を置いて有する分割部材における該当接部に接触させ且つ該当接部どうしの間に該原料シートにおける前記スリット間の領域を導入することにより、該原料シートを長尺状切断片に分割する分割工程と、
前記長尺状切断片をその長手方向と交差する方向に切断し、前記短尺シート片を形成する切断工程とを備える、吸収性物品用の吸収体の製造方法。 - 前記スリット形成工程においては、該原料シートの厚さ方向に貫通していない非貫通部を有するスリットを前記スリットとして一本以上形成する、請求項1に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
- 前記短尺シート片を空気流で搬送する搬送工程と、
搬送した前記短尺シート片を集積部に集積して、吸収体の構成部材である集積体を得る集積工程とを備える、請求項1又は2に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。 - 前記スリット形成部は、周方向に沿って延び、且つ軸方向に間隔を置いて配された複数のスリット刃を周面に有するスリットロールと、該スリットロールに対向して配されているアンビルロールとを備えており、
前記スリット形成工程においては、前記スリットロールと前記アンビルロールとの間に前記原料シートを供給し、該原料シートに、前記スリットを形成する、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。 - 前記分割部材は、複数の凸部及び凹部を該原料シートの搬送方向と直交する方向に交互に有する凹凸部材であり、該凸部に前記当接部を備え、
前記スリットが形成された前記原料シートを、前記凸部における前記当接部に接触させ且つ前記凹部に該原料シートにおける前記スリット間の領域を導入することにより、該原料シートを長尺状切断片に分割する、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。 - 前記凹凸部材は、周面に周方向に沿って延びる複数の凸部及び凹部を軸方向に交互に有する凹凸ロールである、請求項5に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
- 前記分割工程において、前記凹凸ロールは駆動装置によって回転しながら、前記原料シートを前記長尺状切断片に分割する、請求項6に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
- 周面に周方向に沿って延びる複数の第2凸部及び第2凹部を軸方向に交互に有する第2凹凸ロールが、前記凹凸ロールにおける前記凹部と、該第2凹凸ロールにおける前記第2凸部とが互いに噛み合うように、前記凹凸ロールに対向して配されており、
前記分割工程においては、前記凹凸ロールと前記第2凹凸ロールとの間に、前記スリットが形成された前記原料シートを供給し、前記第2凸部により、前記スリット間の領域を該凹部に押し込ませることによって、該原料シートを長尺状切断片に分割する、請求項6又は7に記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。 - 合成繊維を含む帯状の原料シートから複数の短尺シート片を製造するシート片形成部を備え、該短尺シート片を含む吸収体を製造する吸収性物品用の吸収体の製造装置であって、
前記シート片形成部は、
合成繊維を含む帯状の原料シートに、その搬送方向に沿って延び、且つ該搬送方向と交差する方向に並列した複数のスリットを形成するスリット形成部と、
複数の当接部を搬送方向と直交する方向に間隔を置いて有し、前記スリットが形成された前記原料シートを該当接部に接触させ且つ該当接部どうしの間に該原料シートにおける前記スリット間の領域を導入することにより、該原料シートを長尺状切断片に分割する分割部材と、
前記長尺状切断片をその長手方向と交差する方向に切断し、前記短尺シート片を形成する幅方向切断部とを備える、吸収性物品用の吸収体の製造装置。 - 前記シート片形成部で形成した前記短尺シート片を空気流で搬送する搬送部と、
搬送した前記短尺シート片を集積して、吸収体の構成部材である集積体を得る集積部とを備える、請求項9に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。 - 前記スリット形成部は、周方向に沿って延び、且つ軸方向に間隔を置いて配された複数のスリット刃を周面に有するスリットロールと、該スリットロールに対向して配されているアンビルロールとを備えており、
前記スリットロールと前記アンビルロールとの間に前記原料シートを供給して、該原料シートに前記スリットを形成する、請求項9又は10に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。 - 前記分割部材は、複数の凸部及び凹部を該原料シートの搬送方向と直交する方向に交互に有する凹凸部材であり、該凸部に前記当接部を備えている、請求項9ないし11のいずれか一項に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
- 前記凹凸部材は、周面に周方向に沿って延びる複数の凸部及び凹部を軸方向に交互に有する凹凸ロールである、請求項12に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
- 周面に周方向に沿って延びる複数の第2凸部及び第2凹部を軸方向に交互に有する第2凹凸ロールが、前記凹凸ロールにおける前記凹部と、該第2凹凸ロールにおける前記第2凸部とが互いに噛み合うように、前記凹凸ロールに対向して配されており、
前記凹凸ロールと前記第2凹凸ロールとの間に前記スリットが形成された前記原料シートを供給し、前記第2凸部によって前記スリット間の領域を該凹部に押し込ませて、該原料シートを長尺状切断片に分割する、請求項13に記載の吸収性物品用の吸収体の製造装置。
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