JP2019170190A - 圃場作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給装置を駆動するための駆動ユニットの組み付けが容易な圃場作業機を提供する。【解決手段】駆動軸の駆動によって圃場に農用資材を供給する供給装置と、駆動軸を駆動する駆動ユニット37,40と、供給装置と駆動ユニット37,40との間に設けられ、供給装置と駆動ユニット37,40とを連結固定する取付板65と、が備えられ、取付板65と供給装置とは第一ボルトBo1によって連結され、取付板65に、第一ボルトBo1の挿通を許容する第一ボルト挿通孔66a,66bが形成され、第一ボルト挿通孔66a,66bは、駆動軸の軸心方向と垂直又は略垂直な方向に位置調整可能なように、第一ボルトBo1のボルト径よりも大きな直径に形成されている。【選択図】図8

Description

本発明は、駆動軸の駆動によって圃場に農用資材を供給する供給装置が備えられた圃場作業機に関する。
例えば特許文献1に、駆動軸(文献の繰出し駆動軸90,91、繰出体支軸94)の駆動によって圃場に農用資材を供給する供給装置(文献の施肥装置4)と、駆動軸を駆動する繰出体駆動モータM及び伝動機構部110と、が備えられた乗用田植機が開示されている。特許文献1の繰出体駆動モータM及び伝動機構部110は、供給装置の内部に組み込まれた状態で装着されている。
特開2017−175971号公報
ところで特許文献1の繰出体駆動モータM及び伝動機構部110を組み付ける場合、ギアの伝動ロスを極力減らすために、精度の高い位置決め寸法を要求されがちとなる。この場合、特許文献1の繰出体駆動モータM及び伝動機構部110は供給装置の内部に直接組み込まれる構成であるため、組み付けの寸法合わせが煩わしくなりがちとなる。
上述の実情に鑑みて、本発明の目的は、供給装置を駆動するための駆動ユニットの組み付けが容易な圃場作業機を提供することにある。
本発明による圃場作業機は、
駆動軸の駆動によって圃場に農用資材を供給する供給装置と、
前記駆動軸を駆動する駆動ユニットと、
前記供給装置と前記駆動ユニットとの間に設けられ、前記供給装置と前記駆動ユニットとを連結固定する取付板と、が備えられ、
前記取付板と前記供給装置とは第一ボルトによって連結され、
前記取付板に、前記第一ボルトの挿通を許容する第一ボルト挿通孔が形成され、
前記第一ボルト挿通孔は、前記駆動軸の軸心方向と垂直又は略垂直な方向に位置調整可能なように、前記第一ボルトのボルト径よりも大きな直径に形成されていることを特徴とする。
本発明によると、駆動ユニットが取付板を介して供給装置に取り付けられる構成であるため、駆動ユニットが供給装置の内部に直接組み込まれる構成と比較して、駆動ユニットの取り付けレイアウトの自由度を高められる。また、第一ボルト挿通孔の直径が第一ボルトのボルト径よりも十分に大きな直径となっており、駆動軸の軸心方向と垂直又は略垂直な方向に位置調整可能であるため、駆動軸と駆動ユニットとの間の位置決め寸法の精度を高め易い。これにより、供給装置を駆動するための駆動ユニットの組み付けが容易な圃場作業機が実現される。
本発明において、
前記取付板と前記駆動ユニットとは第二ボルトによって連結され、
前記取付板に、前記第二ボルトを締結固定する第二ボルト締結孔が形成され、
前記駆動ユニットに、前記第二ボルトの挿通を許容する第二ボルト挿通孔が形成され、
前記第一ボルト挿通孔の直径と前記第一ボルトのボルト径との比率が、前記第二ボルト挿通孔の直径と前記第二ボルトのボルト径との比率よりも大きくなるように、前記第一ボルト挿通孔が形成されていると好適である。
本構成によると、第一ボルト挿通孔の直径と第一ボルトのボルト径との比率が、第二ボルト挿通孔の直径と第二ボルトのボルト径との比率よりも大きい。このことから、第二ボルト挿通孔と第二ボルトとの隙間を小さくして取付板と駆動ユニットとが精度よく連結されつつも、駆動軸の軸心方向と垂直又は略垂直な方向に位置調整可能な取付板が実現される。
本発明において、
前記第一ボルト挿通孔は、前記駆動軸の軸芯方向視で前記駆動ユニットの外周よりも外側に位置すると好適である。
本構成であれば、第一ボルト挿通孔の位置が外部から視認し易く作業しやすい位置となるため、取付板の位置調整作業と第一ボルトの締結作業とが容易になる。
本発明において、
前記駆動ユニットに、電動モータが備えられていると好適である。
本構成であれば、供給装置が電動モータによって駆動可能であり、農用資材の種類や車速に応じて、農用資材の供給量を容易に調整できる。
田植機の全体側面図である。 田植機の全体平面図である。 施肥装置の前面図である。 施肥装置の左側面図である。 施肥装置を駆動する駆動ユニットを示す右側面図である。 施肥装置を駆動する駆動ユニットを示す正面断面図である。 駆動ユニットの取付板を示す図である。 駆動ユニットの取り付けを示す説明図である。
〔圃場作業機の基本構成〕
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ここでは、本発明の圃場作業機の一例として乗用型田植機を例に挙げて説明する。なお、図1及び図2に示されているように、本実施形態では、矢印Fが走行機体1の機体前部側、矢印Bが走行機体1の機体後部側、矢印Lが走行機体1の機体左側、矢印Rが走行機体1の機体右側である。
乗用型田植機には、左右一対の操舵車輪2と、左右一対の後車輪3とを有する走行機体1と、圃場に対する苗の植え付けが可能な作業装置としての八条植え型式の苗植付装置Wと、が備えられている。左右一対の操舵車輪2は、走行機体1の機体前側に設けられて走行機体1の向きを変更操作自在なように構成され、左右一対の後車輪3は、走行機体1の機体後側に設けられている。苗植付装置Wは、昇降用油圧シリンダ4の伸縮作動により昇降作動するリンク機構5を介して、走行機体1の後端に昇降自在に連結されている。
走行機体1の前部には、開閉式のボンネット6が備えられている。ボンネット6の先端位置には、マーカ(不図示)によって圃場に描かれる指標ライン(不図示)に沿って走行するための目安となる棒状のセンターマスコット7が備えられている。走行機体1には、前後方向に沿って延びる機体フレーム1Fが備えられ、機体フレーム1Fの前部には支持支柱フレーム8が立設されている。
ボンネット6内には、エンジンEが備えられている。詳述はしないが、エンジンEの動力が、機体に備えられた変速装置を介して操舵車輪2及び後車輪3に伝達され、変速後の動力が電動駆動式の植付クラッチ(不図示)を介して苗植付装置Wに伝達される。
八条植え型式の苗植付装置Wに、四個の伝動ケース10と、八個の回転ケース11と、整地フロート12と、苗載せ台13と、整地ロータ14と、が備えられている。回転ケース11は、各伝動ケース10の後部の左側部及び右側部に、夫々回転自在に支持されている。夫々の回転ケース11の両端部に、一対のロータリ式の植付アーム15が備えられている。整地フロート12は、圃場の田面に接地追従することで田面を整地するものであり、苗植付装置Wに複数備えられている。苗載せ台13に、植え付け用のマット状苗が載置される。
苗植付装置Wは、苗載せ台13を左右に往復横送り駆動しながら、伝動ケース10から伝達される動力により各回転ケース11を回転駆動して、苗載せ台13の下部から各植付アーム15により交互に苗を取り出して圃場の田面に植え付けるようになっている。苗植付装置Wは、複数の回転ケース11に備えられた植付アーム15により苗を植え付けるように構成されている。回転ケース11が四個の場合は四条植え型式であり、回転ケース11が六個の場合は六条植え型式であり、回転ケース11が八個の場合は八条植え型式であり、回転ケース11が十個の場合は十条植え型式である。
走行機体1におけるボンネット6の左右側部には、二個の予備苗台16が備えられている。予備苗台16は、苗植付装置Wに補給するための予備苗を載置可能なレール式に構成されている。走行機体1におけるボンネット6の左右側部には、予備苗台16を支持する背高のフレーム部材としての左右一対の予備苗フレーム17が備えられ、左右の予備苗フレーム17の上部同士が連結フレーム18にて連結されている。
走行機体1に衛星測位ユニット19が備えられている。衛星測位ユニット19は、航法衛星からの電波を受信して機体の位置を検出する衛星測位用システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)の一例として、周知の技術であるGPS(Global Positioning System)を利用して、機体の位置を求める。衛星測位ユニット19は、走行機体1の前部に位置する状態で、連結フレーム18に取り付けられている。図1及び図2に示されるように、衛星測位ユニット19が、連結フレーム18と予備苗フレーム17とによって、高い箇所に支持されるものとなる。これにより、衛星測位ユニット19に受信障害が生じるおそれが少なく、衛星測位ユニット19における電波の受信感度を高めることができる。
走行機体1の中央部には、各種の運転操作が行われる搭乗部20が備えられている。搭乗部20には、運転座席21と、操向ハンドル22と、主変速レバー23と、操作レバー24と、が備えられている。運転座席21は、走行機体1の中央部に備えられ、搭乗者が着席可能なように構成されている。操向ハンドル22は、人為操作によって操舵車輪2の操向操作を可能なように構成されている。主変速レバー23は、前後進の切換え操作や走行速度の変更操作が可能なように構成されている。苗植付装置Wの昇降操作と、左右の整地ロータ14の切換えと、が操作レバー24によって行われる。操向ハンドル22、主変速レバー23、操作レバー24等は、運転座席21の機体前部側に位置する操縦塔25の上部に備えられている。搭乗部20の足元部位の左右両方に、搭乗者が搭乗部20へ機体横側方から乗降するための乗降用ステップ26が設けられている。
操作レバー24を上昇位置に操作すると、植付クラッチ(不図示)が切り操作されて苗植付装置Wに対する伝動が遮断され、昇降用油圧シリンダ4を作動して苗植付装置Wが上昇する。操作レバー24を下降位置に操作すると、苗植付装置Wが下降して田面に接地して停止した状態となる。
搭乗者は、田植え作業を開始するときは、操作レバー24を操作して苗植付装置Wを下降させると共に、苗植付装置Wに対する伝動を開始させて田植え作業を開始する。そして、田植え作業を停止するときは、操作レバー24を操作して苗植付装置Wを上昇させると共に、苗植付装置Wに対する伝動を遮断する。
〔施肥装置〕
図1乃至図4に示されるように、搭乗部20よりも後側に、本発明の供給装置としての施肥装置30が備えられ、施肥装置30は圃場に植え付けられた苗に、例えば肥料や薬剤等の農用資材である粉粒体を供給する。施肥装置30に、ホッパー31と、繰出し部32と、搬送管路50と、施肥排出部34と、作溝器35と、ブロア36と、電動式の駆動モータ37(電動モータ)と、が設けられている。
本実施形態では、八条植え型式の苗植付装置Wに対応して、八個の作溝器35が、夫々の回転ケース11の近傍に設けられている。作溝器35によって圃場の田面における夫々の植え付け条の近傍に溝が形成される。八個の施肥排出部34が夫々の作溝器35と一体的に設けられ、八本の搬送管路50が夫々の施肥排出部34に連通接続されている。なお、作溝器35と施肥排出部34とは一体的に設けられても良いし、作溝器35と施肥排出部34との夫々が別体で設けられても良い。
夫々の搬送管路50は、剛性を有する第一管路51と、苗植付装置Wに支持されて剛性を有する第二管路52と、可撓性を有する第三管路53と、の組み合わせによって構成されている。図4に示されるように、第一管路51は繰出し部32の下端と連結され、ブロア36の搬送風を受け入れる空気導入口51aと、管路途中に設けられて繰出し部32から繰り出された粉粒体を受け入れる施肥入口51bと、が形成されている。第二管路52は、苗植付装置Wの支持フレーム(不図示)に支持されて、粉粒体及び搬送風を施肥排出部34へ送り出す。第三管路53は、第一管路51と第二管路52とを連通接続する可撓性のホースであり、苗植付装置Wは上下の昇降動作に対応して湾曲度合いが変形自在な構成となっている。第一管路51は機体側面視で水平方向に沿う状態となっており、第二管路52は機体側面視で後下がりに傾斜する。
図3及び図4に示されるように、機体横方向に沿って四個のホッパー31,31,31,31が左右に振り分けて配置され、夫々のホッパー31よりも下側に繰出し部32が設けられている。右側の二つのホッパー31,31が二つ一組で連結され、左側の二つのホッパー31,31が二つ一組で連結されている。更に、単体の繰出し部32に、二つの繰出しロール38,38が装着可能となっている。つまり、繰出しロール38は、八本の搬送管路50の夫々に対応して設けられる構成であるため、ホッパー31よりも下側に配置された複数の繰出し部32が、異なる植え付け条ごとに施肥可能な構成となっている。夫々の繰出しロール38よりも下側の空間は、夫々異なる搬送管路50の施肥入口51bと連通する。
また、繰出し部32の機体前方に、筒状の送風ダクト39が機体横方向に沿って設けられている。送風ダクト39はブロア36の吐出口と接続され、ブロア36からの搬送風が送風ダクト39に送り込まれる。送風ダクト39の後側部に、第一管路51の空気導入口51aが貫通するための八箇所の貫通孔39aが形成され、夫々の第一管路51の空気導入口51aが送風ダクト39の筒内に挿入される。貫通孔39aと空気導入口51aとは全周に亘って密着し、貫通孔39aから搬送風が漏れ出さないように、第一管路51及び送風ダクト39は構成されている。
夫々の繰出しロール38は駆動モータ37によって駆動され、夫々の繰出しロール38の回転によって、ホッパー31に貯留された粉粒体が繰り出され、夫々の第一管路51の施肥入口51bに粉粒体が案内される。搬送管路50の管路内は、空気導入口51aから施肥排出部34へ搬送風が流れ、搬送方向は空気導入口51aから施肥排出部34へ向かう側の方向となる。施肥入口51bに案内された粉粒体は、ブロア36の搬送風によって施肥排出部34に送られる。換言すると、可撓性を有する第三管路53の一部分が後上がりに傾斜しても、ブロア36の搬送風によって、粉粒体が、この後上がりに傾斜する箇所に滞留することなく第二管路52に案内される。そして、粉粒体は後下がりに傾斜する第二管路52の管路内を自由落下する。作溝器35によって圃場の田面における夫々の植え付け条の近傍に溝が形成され、施肥排出部34に送られた粉粒体は、田面の溝に供給される。
繰出しロール38が、エンジンEのベルト駆動ではなくて電動式の駆動モータ37によって駆動される構成によって、例えば肥料の種類や車速等に応じて駆動モータ37の回転速度の制御が容易になり、田面の溝に供給される粉粒体の供給量を容易に調整できる。また、衛星測位ユニット19によって取得された位置情報と、過去の施肥実績と、に基づいて、位置情報と連係して電動式の駆動モータ37の回転速度を増減制御することによって、位置情報ごとに施肥量を調整する構成であっても良い。
駆動モータ37は施肥装置30の機体右側部に備えられ、駆動モータ37の駆動力が減速装置40を介して機体左右に亘る駆動軸としての中間伝動軸41に伝達され、中間伝動軸41が回転する。中間伝動軸41の長手方向に沿って四個のホッパー31,31,31,31が一列に配置され、四個のホッパー31,31,31,31よりも下側に四個の繰出し部32,32,32,32が一列に配置されている。四個の繰出し部32,32,32,32に対応して、中間伝動軸41に四個の出力ギア42,42,42,42が設けられ、繰出し部32に、夫々の出力ギア42と係合可能な入力ギア(不図示)が設けられている。中間伝動軸41の動力が出力ギア42及び入力ギアを介して夫々の繰出しロール38に伝達され、夫々の繰出しロール38が回転する。
図3,図5及び図8に示されるように、減速装置40に隣接して計量スイッチ43が設けられている。計量スイッチ43が押下されると、駆動モータ37が一定の回転速度で一定の回転量だけ回転し、作業者が施肥排出部34から排出される粉粒体の量を計量する。作業者が計量スイッチ43を一旦押下すると、駆動モータ37が自動的に回転するため、作業者は施肥排出部34から排出される粉粒体の量を計量するだけで済み、計量作業が容易となる。計量結果に基づいて駆動モータ37の回転速度が調整され、粉粒体の種類や圃場の作物に対応した施肥量の調整が可能となる。
〔施肥装置の駆動ユニット〕
図2,図3,図5,図6に示されるように、駆動モータ37は、減速装置40と一体的に施肥装置30の機体右側部、即ち施肥フレーム60の機体右側部に備えられている。減速装置40は、第一歯車61と、第一歯車61と同一軸芯の第二歯車62と、第二歯車62と係合する第三歯車63と、第一歯車61と第二歯車62と第三歯車63とを収納するハウジングケース64と、を有し、駆動モータ37の回転速度を減速して、中間伝動軸41に駆動モータ37の回転力を伝達する。
軸芯O回りに回転する駆動モータ37の出力歯車37Aと、第一歯車61と、が係合し、第一歯車61の径は出力歯車37Aの径よりも大きく形成されている。第二歯車62の径は第一歯車61の径よりも小さく形成され、同一の軸芯P回りに一体回転する。第三歯車63の径は第二歯車の径よりも大きく形成され、軸芯Q周りに回転する。また、第三歯車63の回転中心側に出力軸63Aが設けられ、出力軸63Aが中間伝動軸41と嵌合することによって、第三歯車63と中間伝動軸41とが一体回転可能となる。このことから、中間伝動軸41は軸芯Q周りに回転する。軸芯O,P,Qは、平面視で互いに重複した位置となるように、上下一列に平行に並んでいる。このように、駆動モータ37と減速装置40とによって、中間伝動軸41を駆動する駆動ユニットが構成され、この駆動ユニットがカバー体68によって覆われている。
減速装置40は駆動モータ37と一体的に連結され、減速装置40が駆動モータ37よりも施肥装置30の位置する側寄りに配置される。減速装置40と施肥フレーム60との間に取付板65が備えられ、取付板65は駆動ユニットと施肥フレーム60とを連結固定する。
図6乃至図8に示されるように、取付板65の上下中央箇所に段差部65aが形成されている。段差部65aは、例えば金属製の平板のプレス成型によって形成され、取付板65における上部及び下部に対して厚み方向に段差を有する。段差部65aの長手方向は機体の水平方向に沿い、段差部65aの長手方向両端に二箇所の第一ボルト挿通孔66a,66bが形成されている。段差部65aと施肥フレーム60とが当接した状態で、夫々の第一ボルト挿通孔66a,66bに第一ボルトBo1が挿通され、施肥フレーム60に第一ボルトBo1が締結されることによって、取付板65が施肥フレーム60にボルト連結される。
図7及び図8に示されるように、四箇所の第二ボルト締結孔67a,67b,67c,67dが、取付板65のうち、段差部65aよりも上側と下側とに二箇所ずつ設けられ、第二ボルト締結孔67a,67b,67c,67dに、減速装置40をボルト固定するため第二ボルトBo2が締結される。取付板65の上下夫々の箇所において、段差部65aの位置する側の面にナットが溶接固定されることによって、第二ボルト締結孔67a,67b,67c,67dが形成される。これにより、第二ボルト締結孔67a,67b,67c,67dと、施肥フレーム60との干渉が回避される。
段差部65aの長手方向において、第二ボルト締結孔67a,67b,67c,67dは、第一ボルト挿通孔66a,66bよりも長手方向内側に位置する。軸芯O,P,Qの軸芯方向視で、ハウジングケース64の外周に沿って第二ボルト締結孔67a,67b,67c,67dに対応する複数の第二ボルト挿通孔64a,64b,64c,64dが形成され、これら複数のボルト挿通孔は、第二ボルトBo2の挿通を許容する。第二ボルトBo2は、第二ボルト挿通孔64a,64b,64c,64dに夫々挿通されて、第二ボルト締結孔67a,67b,67c,67dに締結固定される。これにより、ハウジングケース64と取付板65とがボルト連結される。
ハウジングケース64と取付板65とがボルト連結された状態で、第一ボルト挿通孔66a,66bは、軸芯O,P,Qの軸芯方向視で、ハウジングケース64よりも外周外側に位置する。このため、ハウジングケース64と取付板65とがボルト連結された状態で、取付板65が施肥フレーム60に対して容易にボルト連結される。
図8に示されるように、第一ボルト挿通孔66a,66bの直径φ1は、第一ボルトBo1のボルト径φ3よりも大きく形成されているが、第一ボルト挿通孔66a,66bは第一ボルトBo1の頭部の通過を許容しない。つまり、第一ボルト挿通孔66a,66bは、中間伝動軸41の軸心方向、即ち軸芯Qと垂直又は略垂直な方向に位置調整可能なように、第一ボルトBo1のボルト径φ3よりも大きな直径に形成されたクリアランスホールとなっている。換言すると、第一ボルト挿通孔66a,66bの直径φ1と第一ボルトBo1のボルト径φ3との比率(φ1/φ3)が、第二ボルト挿通孔64a,64b,64c,64dの直径φ2と第二ボルトBo2のボルト径φ4との比率(φ2/φ4)よりも大きくなるように、第一ボルト挿通孔66a,66bが形成されている。このため、第一ボルトBo1が増締めされていない状態で、取付板65は、第一ボルト挿通孔66a,66bの直径φ1の範囲内で、軸芯Qと垂直又は略垂直な方向にスライドが可能となる。
駆動モータ37と減速装置40とによって構成される駆動ユニットを施肥フレーム60に組み付ける場合、まず、作業者は駆動モータ37と減速装置40とを連結する。次に、ハウジングケース64の第二ボルト挿通孔64a,64b,64c,64dに第二ボルトBo2を夫々挿通し、取付板65の第二ボルト締結孔67a,67b,67c,67dに夫々の第二ボルトBo2を締結する。これにより、減速装置40と取付板65とがボルト連結される。
駆動ユニットと一体連結された取付板65を施肥フレーム60と連結する前に、第一ボルト挿通孔66a,66bに第一ボルトBo1を挿通した状態で施肥フレーム60に対して取付板65を仮止めする。そして作業者は、取付板65を中間伝動軸41の軸心方向と垂直又は略垂直な方向へスライドさせることによって、出力軸63Aの軸芯と、中間伝動軸41の軸芯と、が一致するように、出力軸63Aの芯出し作業を行う。出力軸63Aの芯出し作業が完了すると、第一ボルトBo1を増締めし、取付板65と施肥フレーム60とがボルト連結される。これにより、駆動ユニットが施肥フレーム60に組付けられ、駆動モータ37等の回転が中間伝動軸41に伝達される。
〔別実施形態〕
本発明は、上記の実施形態に例示された構成に限定されるものではなく、以下、本発明の代表的な別実施形態を例示する。
(1)取付板65の形状は、図7等に示された形状に限定されず、適宜変更可能である。要するに、取付板65に形成された第一ボルト挿通孔66a,66bの直径φ1が、中間伝動軸41の軸心方向と垂直又は略垂直な方向に位置調整可能なように、第一ボルトBo1のボルト径φ3よりも大きな直径に形成されていれば良い。
(2)上述した実施形態において、取付板65に段差部65aが設けられ、第一ボルト挿通孔66a,66bの夫々は段差部65aの長手方向両端に設けられているが、上述した実施形態に限定されない。例えば、取付板65は平坦状に形成され、段差部65aに相当する別体の取付部材が設けられ、第一ボルト挿通孔66a,66bが当該取付部材に形成される構成であっても良い。そして、取付板65と当該取付部材とが一体連結され、取付板65は、当該取付部材に形成された第一ボルト挿通孔66a,66bによって、中間伝動軸41の軸心方向と垂直又は略垂直な方向に位置調整可能な構成であっても良い。
(3)上述した実施形態において、段差部65aの長手方向が機体の水平方向に沿っているが、段差部65aの長手方向が必ずしも機体の水平方向に沿っている必要はなく、段差部65aの長手方向が鉛直方向に沿っていたり、後上がりや後下がりに傾斜したりする構成であっても良い。
(4)上述した実施形態において、駆動ユニットに電動式の駆動モータ37が備えられているが、電動式の駆動モータ37に代えて、油圧モータやエアモータであっても良い。
(5)上述した実施形態は、田植機に限定されず、直播機や野菜移植機、圃場における肥料や薬剤の散布機等にも適用可能である。
本発明は、圃場作業機に適用可能である。
30 :施肥装置(供給装置)
37 :駆動モータ(駆動ユニット、電動モータ)
40 :ギアボックス(駆動ユニット)
41 :中間伝動軸(駆動軸)
64a :第二ボルト挿通孔
64b :第二ボルト挿通孔
64c :第二ボルト挿通孔
64d :第二ボルト挿通孔
65 :取付板
66a :第一ボルト挿通孔
66b :第一ボルト挿通孔
67a :第二ボルト締結孔
67b :第二ボルト締結孔
67c :第二ボルト締結孔
67d :第二ボルト締結孔
Bo1 :第一ボルト
Bo2 :第二ボルト
φ1 :直径
φ2 :直径
φ3 :ボルト径
φ4 :ボルト径

Claims (4)

  1. 駆動軸の駆動によって圃場に農用資材を供給する供給装置と、
    前記駆動軸を駆動する駆動ユニットと、
    前記供給装置と前記駆動ユニットとの間に設けられ、前記供給装置と前記駆動ユニットとを連結固定する取付板と、が備えられ、
    前記取付板と前記供給装置とは第一ボルトによって連結され、
    前記取付板に、前記第一ボルトの挿通を許容する第一ボルト挿通孔が形成され、
    前記第一ボルト挿通孔は、前記駆動軸の軸心方向と垂直又は略垂直な方向に位置調整可能なように、前記第一ボルトのボルト径よりも大きな直径に形成されている圃場作業機。
  2. 前記取付板と前記駆動ユニットとは第二ボルトによって連結され、
    前記取付板に、前記第二ボルトを締結固定する第二ボルト締結孔が形成され、
    前記駆動ユニットに、前記第二ボルトの挿通を許容する第二ボルト挿通孔が形成され、
    前記第一ボルト挿通孔の直径と前記第一ボルトのボルト径との比率が、前記第二ボルト挿通孔の直径と前記第二ボルトのボルト径との比率よりも大きくなるように、前記第一ボルト挿通孔が形成されている請求項1に記載の圃場作業機。
  3. 前記第一ボルト挿通孔は、前記駆動軸の軸芯方向視で前記駆動ユニットの外周よりも外側に位置する請求項2に記載の圃場作業機。
  4. 前記駆動ユニットに、電動モータが備えられている請求項1から3の何れか一項に記載の圃場作業機。
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