JP2019169355A - 二次電池、電池パック、車両及び定置用電源 - Google Patents
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Abstract
Description
第1の実施形態によると、二次電池が提供される。この二次電池は、正極と、チタン酸化物粒子を含む負極と、水系電解質とを含む。チタン酸化物粒子の表面の一部は、アルキル系シラン化合物により被覆されている。赤外分光法により得られる赤外吸収スペクトルにおいて3200cm-1〜3600cm-1の範囲内に存在する最大ピークである第1ピークPA、565cm-1〜570cm-1の範囲内に存在する最大ピークである第2ピークPB、及び、2800cm-1〜3000cm-1の範囲内に存在する第3ピークPCを有している。第1ピークPAの強度IAに対する第2ピークPBの強度IBの比IB/IAは4〜10の範囲内にある。
まず、表面処理剤(アルキル系シランカップリング剤)と加水分解溶媒としての有機溶媒とを混合し、十分に攪拌して表面処理剤を含む溶液を得る。有機溶媒としては、例えばアルコールを使用することができる。次に、有機溶媒にチタン酸化物粒子を分散させた分散溶液を得る。この分散溶液に、上記で作製した表面処理剤を含む溶液を添加して、60℃〜80℃の温度で1時間〜3時間に亘り攪拌しながら加熱する。反応後の混合物を室温まで冷却し、ろ過により固形分を分取する。
活物質が電池に組み込まれている場合、例えば以下のようにして取り出すことができる。まず、電池を放電状態にする。例えば、電池を25℃環境において0.1C電流で定格終止電圧まで放電させることで、電池を放電状態にすることができる。次に、放電状態の電池を解体し、電極(例えば負極)を取り出す。取り出した電極を例えば純水で洗浄する。
上述の手順で得られた赤外吸収スペクトルから、チタン酸化物表面の一部を被覆しているアルキル系シラン化合物の種類を同定することができる。
EGA 温度:60℃(0min) -700℃(1min), 20℃/min
カラム:不活性化金属キャピラリチューブ(2.5m, 0.15mmid)
GC 注入口温度:300℃
スプリット比:50:1
GC オーブン温度:300℃
キャリアガス:ヘリウム(0.8ml/min)
質量範囲:m/z 10-700
熱脱着温度:60℃(0min)-380℃(0.1min), 20℃/min
カラム:Ultra Alloy-5 (30m, 0.25mm id, 0.25μm filmthickness)
GC 注入口温度:300℃
スプリット比:50:1
GC オーブン温度:35℃(3min)- 380℃(5min), 15℃/min
キャリアガス:ヘリウム(1.0ml/min)
質量範囲:m/z 10-700
負極は、負極集電体と、負極集電体の片面又は両面に担持され、活物質、導電剤及び結着剤を含む負極活物質含有層とを有する。
正極は、正極集電体と、正極活物質含有層とを含むことができる。正極活物質含有層は、正極集電体の片面又は両面に形成され得る。正極活物質含有層は、正極活物質と、任意に導電剤及び結着剤を含むことができる。
水系電解質は、水系溶媒と電解質塩とを含む。水系溶媒としては、水を含む溶液を用いることができる。水を含む溶液とは、純水であってもよく、水と水以外の物質との混合溶液又は混合溶媒であってもよい。
セパレータは、例えば、ポリエチレン(polyethylene;PE)、ポリプロピレン(polypropylene;PP)、セルロース、若しくはポリフッ化ビニリデン(polyvinylidene fluoride;PVdF)を含む多孔質フィルム、又は合成樹脂製不織布から形成される。
正極、負極及び水系電解質が収容される外装部材としては、金属製容器、ラミネートフィルム製容器、ポリエチレン又はポリプロピレンなどからなる樹脂製容器を使用することができる。
負極端子は、キャリアイオンの吸蔵放出電位において電気化学的に安定であり、かつ導電性を有する材料から形成されることができる。具体的には、負極端子の材料としては、亜鉛、銅、ニッケル、ステンレス若しくはアルミニウム、又は、Mg,Ti,Zn,Mn,Fe,Cu,及びSiからなる群より選択される少なくとも1種の元素を含むアルミニウム合金が挙げられる。負極端子の材料としては、亜鉛又は亜鉛合金を用いることが好ましい。負極端子は、負極集電体との接触抵抗を低減するために、負極集電体と同様の材料からなることが好ましい。
正極端子の材料としては、チタン、アルミニウム、或いは、Mg、Ti、Zn、Mn、Fe、Cu及びSiからなる群より選択される少なくとも1種の元素を含むアルミニウム合金が挙げられる。正極端子は、正極集電体との接触抵抗を低減するために、正極集電体と同様の材料から形成されることが好ましい。キャリアイオンがリチウムイオンである場合、正極端子は、リチウムの酸化還元電位に対し3V以上4.5V以下の電位範囲(vs.Li/Li+)において電気的に安定であり、且つ導電性を有する材料から形成することができる。
第2の実施形態によると、電池パックが提供される。この電池パックは、第1の実施形態に係る二次電池を具備している。この電池パックは、第1の実施形態に係る二次電池を1つ具備していてもよく、複数個の二次電池で構成された組電池を具備していてもよい。
第3の実施形態によると、車両が提供される。この車両は、第2の実施形態に係る電池パックを搭載している。
図8は、実施形態に係る車両の一例を概略的に示す断面図である。
第4の実施形態によると、定置用電源が提供される。この定置用電源は、第2の実施形態に係る電池パックを具備している。
以下に実施例を説明するが、実施形態は、以下に記載される実施例に限定されるものではない。
実施例1は、負極活物質として以下に記載する「表面処理活物質1」を使用し、電解液として塩化リチウム水溶液を使用し、サイクリックボルタンメトリーを実施した例である。
磁気撹拌子を付したナス型フラスコ(50ml)に、アルキル系シランカップリング剤としてn−プロピルトリメトキシシラン(0.96g)、並びに、加水分解溶媒としてエタノール及び水を体積比9:1で混合した混合物(30ml)を入れ、室温で1.5時間に亘り撹拌した。こうしてシランカップリング剤入り溶液を調製した。
赤外吸収スペクトルは、第1の実施形態において説明した赤外分光法(IR)に従って、ジャスコエンジニアリング製TabletMasterを用い、KBr錠剤法で測定した。図10に、表面処理活物質1の赤外吸収スペクトルを示す。図10に示す赤外吸収スペクトルの横軸は波数(cm-1)であり、縦軸はピーク強度(Abs)である。一方、図11には、表面処理前の活物質、即ちTiO2ナノ粒子の赤外吸収スペクトルを示す。表面処理を行っていないTiO2ナノ粒子の活物質を、本明細書においては「未処理活物質」と表記する。また、図12は、表面処理活物質1のスペクトルから未処理活物質のスペクトルを差し引いた、差スペクトルを示している。
プラスチック製軟膏容器に、負極活物質として先に作製した表面処理活物質1を1.0g、導電剤としてグラファイトを0.1g、結着剤(バインダー樹脂)としてPTFEのNMP分散液(固形分40重量%)を0.25g、及び、およびNMP(N−メチル−2−ピロリドン)2.4gを入れた。この混合物を、混練機を用いて4分間混合して灰色のスラリーを得た。ギャップ厚が340μmのアプリケーターに、厚み50μmのカプトンテープを貼り付けたものを用いて、このスラリーを、表面を陽極酸化処理したAl板上に塗布した。スラリーが塗布された積層体を、120℃のホットプレートに載せて溶媒を留去した。その後、この積層体を、小型ロールプレスを用いて、初期荷重1kN/cm2、挿引速度0.5mm/secで圧延した。得られた負極の目付は33g/m2であった。
作用極として上述の方法で作成した負極、対極として5mmの白金線、参照極として飽和カロメル電極を用いて、これらを評価セル(BAS社製プレート電極評価セル)内部に設置した。ここに、電解液として、9mol/Lの塩化リチウム水溶液を0.7ml添加した。北斗電工社製HSV−100を用い、測定範囲−1.0V〜−1.55V、挿引速度2mV/secで、サイクリックボルタモグラムを測定した。図13に、実施例1に係るサイクリックボルタモグラムを示す。比較のために、図13には、後述する比較例1に係るサイクリックボルタモグラムも示している。図13のサイクリックボルタモグラムにおいて、横軸は電位(V)(vs.飽和カロメル電極)であり、縦軸は電流値(mA)である。実施例1のリチウム挿入電位は−1.38Vであり、比較例1の−1.42Vと比較して貴である。即ち、実施例1の電極では、比較例1と比較してリチウムの挿入反応が水の電気分解による水素発生よりも有利である。なお、塩化リチウム濃度が高い水溶液を使用した系においては、例えば水の電気分解が−1.7V〜−1.8V(vs.飽和カロメル電極)で生じる。従って、実施例1に係る二次電池は、比較例1と比較して充放電特性及びサイクル寿命特性に優れている。
実施例2は、負極活物質として以下に記載する「表面処理活物質2」を使用し、電解液として塩化ナトリウム水溶液を使用し、定電流充放電試験を実施した例である。
磁気撹拌子を付したナス型フラスコ(50ml)に、アルキル系シランカップリング剤としてn−プロピルトリメトキシシラン(0.98g)、並びに、加水分解溶媒としてエタノール及び水を体積比9:1で混合した混合物(30ml)を入れ、室温で1.5時間に亘り撹拌した。こうしてシランカップリング剤入り溶液を調製した。
赤外吸収スペクトルは、第1の実施形態において説明した赤外分光法(IR)に従って、ジャスコエンジニアリング製TabletMasterを用い、KBr錠剤法で測定した。図14に、表面処理活物質2の赤外吸収スペクトルを示す。また、図15は、表面処理活物質2のスペクトルから、図11に示す未処理活物質のスペクトルを差し引いた、差スペクトルを示している。
プラスチック製軟膏容器に、負極活物質として先に作製した表面処理活物質1を1.0g、導電剤としてグラファイトを0.1g、結着剤(バインダー樹脂)としてPTFEのNMP分散液(固形分40重量%)を0.25g、及び、およびNMP(N−メチル−2−ピロリドン)1.8gを入れた。この混合物を、混練機を用いて5分間混合して、灰色のスラリーを得た。このスラリーを、ギャップ厚が280μmのアプリケーターを用いて、表面を陽極酸化処理したAl板(2cm×2cm)上に塗布した。スラリーが塗布された積層体を、120℃のホットプレートに載せて溶媒を留去した。その後、この積層体を、小型ロールプレスを用いて、初期荷重1kN/cm2、挿引速度0.5mm/secで圧延した。次いで、圧延後の積層体を、130℃の真空オーブン中で2時間に亘り乾燥させて負極を得た。
プラスチック製軟膏容器に、正極活物質としてLiCoO2を2.0g、導電剤としてアセチレンブラックを0.066g、及びグラファイトを0.034g、及び、結着剤(バインダー樹脂)としてPVDF分散液(固形分率5%のNMP溶液)を2.0g入れた。この混合物を、混練機を用いて5分間混合して、黒色の粘稠性スラリーを得た。このスラリーを、ギャップ厚が120μmのアプリケーターを用いて、厚さ20μmのTi箔の片面上に塗布した後、120℃のホットプレート上で溶媒を留去して積層体を得た。次いで、この積層体を、小型ロールプレスを用いて、初期荷重0.5kN/cm2、延伸速度0.5mm/secで圧延した。その後、この積層体を120℃の真空オーブン中で16時間に亘り乾燥させた後、直径10mmの円形に打ち抜いた。得られた正極の目付は、145g/m2であり、密度は2.4g/cm3であった。
磁気撹拌子を入れたビーカー(300mL)に、純水70mLを入れた。純水を撹拌しながら、ここに26.2g(0.45mol)の塩化ナトリウムを少しずつ添加すると、完全には溶解せず、僅かに溶け残った。得られた懸濁液をメスフラスコ(100mL)に移し、純水を標線まで添加することで、飽和塩化ナトリウム溶液を得た。
通電体であるTi板、及び、表面を陽極酸化処理したアルミニウム板は、電解液との接触を防ぐため、プラスチック製テープで被覆した。次に、正極及び負極をセルロース製ろ紙(精密ろ過用 No.5C)を介して対向させ、正極はTi板に、負極は、表面が陽極酸化処理されたアルミニウム板にそれぞれ圧着させ、プラスチック板とネジで固定した。この電極体をボルタンメトリーセルに入れ、内側を電解液(飽和塩化ナトリウム溶液)で満たした。参照電極を挿入し、定電流充放電試験を行った。得られた結果から、下記式1に従って充放電効率を算出した。
図16には、横軸にサイクル数(回)、縦軸に放電容量(mAh/g)を記載したグラフを示す。図17には、横軸にサイクル数(回)、縦軸に充放電効率(%)を記載したグラフを示す。図16及び図17では、比較のために、後述する比較例2の結果も示している。放電容量及び充放電効率の双方について、実施例2の方が優れていたことから、表面処理活物質2を使用した実施例2は、未処理活物質を使用した比較例2と比較して、充放電特性に優れていた。また、実施例2は、サイクル数が増加しても、充放電効率及び放電容量の劣化が進行しにくかった。従って、実施例2は、比較例2と比較してサイクル寿命特性にも優れていた。
実施例3は、負極活物質として上述の通り作製した「表面処理活物質2」を使用し、電解液として塩化アルミニウム水溶液を使用し、サイクリックボルタンメトリーを実施した例である。
実施例2で作製したのと同様の方法で負極を作製した。つまり、実施例3に係る負極の活物質として、表面処理活物質2を使用した。
磁気撹拌子を入れたビーカー(300mL)に、純水70mLを入れた。純水を撹拌しながら、ここに13.3g(0.10mol)の塩化アルミニウムを少しずつ添加した。得られた溶液をメスフラスコ(100mL)に移し、純水を標線まで添加して良く攪拌することで、1mol/Lの塩化アルミニウム水溶液を得た。
作用極として、上記のように実施例2で作製した負極、対極として5mmの白金線、参照極として飽和カロメル電極を用いて、これらを評価セル(BAS社製プレート電極評価セル)内部に設置した。ここに、電解液として、1mol/Lの塩化アルミニウム水溶液を0.7ml添加した。北斗電工社製HSV−100を用い、測定範囲−0.7V〜−1.4V、挿引速度10mV/secで、サイクリックボルタモグラムを測定した。図18に、実施例3に係るサイクリックボルタモグラムを示す。比較のために、図18には、後述する比較例4に係るサイクリックボルタモグラムも示している。図18のサイクリックボルタモグラムにおいて、横軸は電位(V)(vs.飽和カロメル電極)であり、縦軸は電流値(mA)である。実施例3のアルミニウムイオン挿入電位は−1.24Vであり、比較例4の−1.26Vと比較して貴である。更に、実施例3は、比較例4よりもピークトップが明瞭である。また、アルミニウムイオン挿入後の電流値も、実施例3では比較例4に比べて明らかに小さい。このことは、実施例3では、比較例4に比べ、水分解が抑制されていることを示唆する。即ち、実施例3の電極では、比較例4に比べ、アルミニウムイオンの挿入反応が水の電気分解による水素発生よりも有利である。従って、実施例3に係る二次電池は、比較例4と比較して充放電特性及びサイクル寿命特性に優れている。
比較例1は、負極活物質として、表面を処理していないTiO2ナノ粒子を使用し、電解液として塩化リチウム水溶液を使用し、サイクリックボルタンメトリーを実施した例である。
プラスチック製軟膏容器に、負極活物質として平均一次粒子径が25nmのTiO2ナノ粒子を1.0g、導電剤としてグラファイトを0.1g、結着剤(バインダー樹脂)としてPTFEのNMP分散液(固形分40重量%)を0.25g、及び、およびNMP(N−メチル−2−ピロリドン)2.4gを入れた。この混合物を、混練機を用いて3分間混合して、灰色のスラリーを得た。このスラリーを、ギャップ厚が340μmのアプリケーターを用いて、表面を陽極酸化処理したAl板(2cm×2cm)上に塗布した。スラリーが塗布された積層体を、120℃のホットプレートに載せて溶媒を留去した。その後、この積層体を、小型ロールプレスを用いて、初期荷重1kN/cm2、挿引速度0.5mm/secで圧延した。得られた負極の目付は21g/m2であった。
作用極として、比較例1に係る負極を使用したことを除いて、実施例1で記載したのと同様の方法でサイクリックボルタンメトリーを実施した。
比較例2は、負極活物質として、表面を処理していないTiO2ナノ粒子を使用し、電解液として塩化ナトリウム水溶液を使用し、定電流充放電試験を実施した例である。
プラスチック製軟膏容器に、負極活物質として平均一次粒子径が25nmのTiO2ナノ粒子を1.0g、導電剤としてグラファイトを0.1g、結着剤(バインダー樹脂)としてPTFEのNMP分散液(固形分40重量%)を0.25g、及び、およびNMP(N−メチル−2−ピロリドン)2.1gを入れた。この混合物を、混練機を用いて5分間混合して、灰色のスラリーを得た。このスラリーを、ギャップ厚が280μmのアプリケーターを用いて、表面を陽極酸化処理したAl板(2cm×2cm)上に塗布した。スラリーが塗布された積層体を、120℃のホットプレートに載せて溶媒を留去した。その後、この積層体を、小型ロールプレスを用いて、初期荷重1kN/cm2、挿引速度0.5mm/secで圧延した。次いで、圧延後の積層体を、130℃の真空オーブン中で1.5時間に亘り乾燥させて負極を得た。得られた負極の目付は17g/m2であった。
実施例2で作製したのと同様の方法で正極を作製した。
実施例2で作製したのと同様の方法で飽和塩化ナトリウム溶液を調製した。
比較例2に係る負極を使用したことを除いて、実施例2で記載したのと同様の方法で定電流充放電試験を実施した。
比較例3は、負極活物質として以下に記載する「表面処理活物質3」を使用し、電解液として塩化ナトリウム水溶液を使用し、定電流充放電試験を実施した例である。
「表面処理活物質3」は、シランカップリング反応を2回生じさせて得られた活物質である。以下に詳細を説明する。
磁気撹拌子を付したナス型フラスコ(50ml)に、アルキル系シランカップリング剤としてn−プロピルトリメトキシシラン(1.5g)、並びに、加水分解溶媒としてエタノール及び水を体積比9:1で混合した混合物(50ml)を入れ、室温で1時間に亘り撹拌した。こうしてシランカップリング剤入り溶液を調製した。
赤外吸収スペクトルは、第1の実施形態において説明した赤外分光法(IR)に従って、ジャスコエンジニアリング製TabletMasterを用い、KBr錠剤法で測定した。図19に、表面処理活物質3の赤外吸収スペクトルを示す。また、図20は、表面処理活物質3のスペクトルから、図11に示す未処理活物質のスペクトルを差し引いた、差スペクトルを示している。
比較例3に係る負極を使用したことを除いて、実施例2で記載したのと同様の方法で定電流充放電試験を実施した。試験を5回試行したが、いずれの試行においても電池は動作しなかった。
比較例4は、負極活物質として、表面を処理していないTiO2ナノ粒子を使用し、電解液として塩化アルミニウム水溶液を使用し、サイクリックボルタンメトリーを実施した例である。
比較例2で作製したのと同様の方法で負極を作製した。つまり、比較例4に係る負極の活物質としては、未処理活物質である平均一次粒子径が25nmのTiO2ナノ粒子を使用した。
作用極として比較例2で作製した負極を使用し、電解液として実施例3で調製した塩化アルミニウム水溶液を使用したことを除いて、実施例3で記載したのと同様の方法でサイクリックボルタンメトリーを実施した。
Claims (9)
- 正極と、チタン酸化物粒子を含む負極と、水系電解質とを含み、
前記チタン酸化物粒子の表面の一部は、アルキル系シラン化合物により被覆されており、赤外分光法により得られる赤外吸収スペクトルにおいて3200cm-1〜3600cm-1の範囲内に存在する最大ピークである第1ピークPA、565cm-1〜570cm-1の範囲内に存在する最大ピークである第2ピークPB、及び、2800cm-1〜3000cm-1の範囲内に存在する第3ピークPCを有しており、
前記第1ピークPAの強度IAに対する前記第2ピークPBの強度IBの比IB/IAは4〜10の範囲内にある二次電池。 - 前記アルキル系シラン化合物はアルキル基を含んでおり、
前記アルキル基は、炭素数が1〜10の炭化水素である請求項1に記載の二次電池。 - 前記チタン酸化物粒子は、二酸化チタン、リチウムチタン複合酸化物、ナトリウムチタン複合酸化物、アルミニウムチタン複合酸化物及びニオブチタン複合酸化物からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む請求項1又は2に記載の二次電池。
- 前記チタン酸化物粒子は前記二酸化チタンを含む請求項3に記載の二次電池。
- 請求項1〜4の何れか1項に記載の二次電池を具備した電池パック。
- 通電用の外部端子と、保護回路とを更に含む請求項5に記載の電池パック。
- 複数の前記二次電池を具備し、前記二次電池が、直列、並列、又は、直列及び並列を組み合わせて電気的に接続されている請求項5又は6に記載の電池パック。
- 請求項5〜7の何れか1項に記載の電池パックを搭載した車両。
- 請求項5〜7の何れか1項に記載の電池パックを具備する定置用電源。
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