JP2019165332A - 電子デバイスおよび原子発振器 - Google Patents

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庄子 浩義
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Abstract

【課題】支持部材と基板との間の熱伝導を従来に比して抑えることができる電子デバイスを提供する。【解決手段】電子デバイスは、少なくとも電子部品を含む複数の部品と、開口部216を有する支持部材210と、支持部材210に固定される支持膜220と、開口部216に対応する領域の内側の支持膜220に設けられる独立部材230と、を有する。複数の部品は、独立部材230に対応する位置に配置され、支持膜220を介して支持部材210に支持される。【選択図】図1

Description

本発明は、電子デバイスおよび原子発振器に関する。
極めて正確に時間を計る時計として、原子時計(原子発振器)が知られている。原子時計とは、アルカリ金属等の原子を構成している電子の遷移エネルギ量を基準とする発振器であり、特に、アルカリ金属の原子における電子の遷移エネルギは外乱がない状態では、非常に精密な値が得られるため、水晶発振器に比べて、数桁高い周波数安定性を得ることができる。
原子発振器は、例えば、光源、アルカリ金属を封入したガスセル、受光素子およびヒータ等を含む量子部を配置した基板を、支持部材上に配置してパッケージに収容した構造とされている。支持部材は、矩形状を有し、四隅近辺にパッケージを構成する基体と脚部を介して固定される。基板と支持部材との間の熱伝導を抑えるために、基板は、凹部が設けられた支持部材上に設けられたり、複数の柱部を介して支持部材上に設けられたりする(例えば、特許文献1参照)。
従来の技術では、支持部材と基板との間の接触を小さくすることで熱伝導を抑制しようとしている。しかし、支持部材上に量子部を支持するためには、支持部材と基板との間の接合箇所を大きくしたり、あるいは柱部の肉厚を大きくしたりしなければならず、十分に熱伝導を抑制することができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、支持部材と基板との間の熱伝導を従来に比して抑えることができる電子デバイスおよび原子発振器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも電子部品を含む複数の部品と、開口部を有する支持部材と、前記支持部材に固定される支持膜と、前記開口部に対応する領域の内側の前記支持膜に設けられる独立部材と、を有し、前記複数の部品は、前記独立部材に対応する位置に配置され、前記支持膜を介して前記支持部材に支持されることを特徴とする電子デバイスである。
本発明によれば、支持部材と基板との間の熱伝導を抑えることができるという効果を奏する。
図1は、原子発振器の基本構成について説明する図である。 図2は、第1の実施の形態による原子発振器の構成の一例を示す断面図である。 図3は、第1の実施の形態による原子発振器の構成の一例を模式的に示す分解斜視図である。 図4は、第1の実施の形態による原子発振器を構成する支持構造部の構成の一例を示す図である。 図5−1は、第1の実施の形態による支持構造部の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その1)。 図5−2は、第1の実施の形態による支持構造部の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その2)。 図6は、第1の実施の形態による支持構造部の製造方法の手順の一部の一例を示す下面図である。 図7は、第1の実施の形態による支持構造部への量子部の接合方法の一例を示す図である。 図8は、第2の実施の形態による原子発振器の構成の一例を示す断面図である。 図9は、第3の実施の形態による原子発振器の構成の一例を示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、電子デバイスおよび原子発振器の実施の形態を詳細に説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の実施の形態では、電子デバイスが原子発振器である場合を例に挙げて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、原子発振器の基本構成について説明する図である。原子発振器1は、CPT(Coherent Population Trapping)方式の原子発振器であり、量子部300と、変調器400とを有している。
量子部300は、例えば、光源310、4分の1波長板321、ND(Neutral Density)フィルタ322、アルカリ金属原子を封入したガスセル330、および受光素子340を有する部品である。ここでは、光源310として、励起光となるレーザ光を出射するレーザ素子を用いる例を示す。
原子発振器1において、光源310から出射されたレーザ光は、4分の1波長板321およびNDフィルタ322を介してガスセル330に照射され、ガスセル330を透過したレーザ光が受光素子340に入射する。なお、ガスセル330には、所定方向の磁場が印加されている。
光源310からのレーザ光は変調され、特定波長である搬送波の両側に出現するサイドバンド波長により、ガスセル330に封入されたアルカリ金属原子における電子の2つの遷移を同時に行い励起する。この遷移における遷移エネルギは不変であり、レーザ光のサイドバンド波長と遷移エネルギに対応する波長とが一致したときに、アルカリ金属原子における光の吸収率が低下する透明化現象が生じる。
原子発振器1では、ガスセル330を透過する透過光の光量に基づいて光源310が制御される。具体的には、アルカリ金属による光の吸収率が低下するように、搬送波の波長を調整するとともに、受光素子340において検出された信号を変調器400にフィードバックし、変調器400により光源310からのレーザ光の変調周波数を調整する。
図2は、第1の実施の形態による原子発振器の構成の一例を示す断面図である。図3は、第1の実施の形態による原子発振器の構成の一例を模式的に示す分解斜視図である。
原子発振器1は、真空封止したパッケージ100に、量子部300が配置された支持構造部200を収納した構造である。ただし、変調器400は、パッケージ100の外部に設けることができる。パッケージ100は、例えば、セラミック等から形成されたキャビティ部110とセラミック等から形成された蓋120とが、はんだ等の接合部130により接合された構造とすることができる。なお、キャビティ部110の側面には、パッケージ100側のリード端子が配置される端子配置部112が設けられている。
キャビティ部110の底面111には、はんだ等の接合部140により、支持構造部200が接合され、支持構造部200上に、部品である量子部300が支持されている。第1の実施の形態では、キャビティ部110の底面111が平坦となっている領域に支持構造部200が設けられる。支持構造部200は、支持部材210と、支持膜220と、独立部材230と、を有している。
なお、以下の実施の形態では、便宜上、蓋120側を上側または一方の側、キャビティ部110側を下側または他方の側とする。また、各部位の蓋120側の面を一方の面または上面、キャビティ部110側の面を他方の面または下面とする。また、各部位の上面と下面とを接続する面を側面とする。ただし、原子発振器1は天地逆の状態で用いることができ、または任意の角度で配置することができる。また、平面視とは対象物を支持膜220の一方の面の法線方向から視ることを指し、平面形状とは対象物を支持膜220の一方の面の法線方向から視た形状を指すものとする。
支持部材210は、矩形の枠状(額縁状)の部材である。すなわち、支持部材210は、開口部216を有する平板状の部材である。支持部材210は、例えば、シリコンから形成される。
支持膜220は、支持部材210の一方の面の全面に、具体的には、支持部材210に設けられる開口部216を覆うように、設けられる。このように支持膜220を設けることで、機械的強度を確保している。支持膜220は、支持部材210および独立部材230よりも小さい熱伝導率を有する。支持膜220の材料としては、例えば、ポリイミド系樹脂等の樹脂を用いることができる。支持膜220の膜厚は、例えば、5〜10μm程度とすることができる。支持膜220の膜厚を5〜10μm程度と薄くすることで、高い熱抵抗を実現することができる。
支持膜220の中央付近には、量子部配置領域220cが設けられる。量子部配置領域220cは、量子部300を固定するために確保されたスペースであり、支持部材210の開口部216上に位置する支持膜220の略中央に配置されている。
独立部材230は、量子部配置領域220cを含む領域の支持膜220の下面側に設けられる。独立部材230は、量子部300を構成する各部材を積み上げる際に支持膜220を固定するとともに、支持膜220への部材配置による荷重に対する耐性を持たせるために設けられる。独立部材230は、支持部材210の開口部216内に支持部材210と接触しないように配置される。すなわち、独立部材230は、支持部材210から所定の距離を置いて、あるいは支持部材210から孤立した状態で、支持部材210に支持膜220で固定されている。また、独立部材230は、下面でキャビティ部110の底面111と接触しないように、支持部材210の厚さよりも薄くなっている。独立部材230は、例えば、シリコンから形成される。また、独立部材230は、支持部材210と同じ材料によって構成することができる。
このように、独立部材230を支持部材210から孤立させることで、独立部材230上に設けられるヒータ244を作動させた場合に、独立部材230の熱伝導率が支持膜220の熱伝導率よりも高いので、独立部材230内での加熱を均一化させることができる。この例では、光源310およびガスセル330を加熱するヒータ244は、独立部材230が配置された支持膜220上に形成される。支持膜220がたとえばポリイミド膜からなる場合には、ポリイミド膜の熱容量が小さく、その熱応答は速く、熱伝導率が小さい。そのため、ヒータ244近傍とポリイミド膜とでは温度差が大きくなると考えられるが、支持膜220よりも熱伝導のよい独立部材230を貼り付けることで、支持膜220の温度分布を均一化することができる。
支持構造部200の上面の周縁部上に配置したパッドと、キャビティ部110の端子配置部112に設けられるリード端子と、は、ボンディングワイヤ190で接続される。キャビティ部110のリード端子は、キャビティ部110を貫通する貫通電極等によって、キャビティ部110の外側に設けられた外部端子と接続されている。外部端子は、パッケージ100の外部に設けられた変調器400と接続することができる。
量子部300は、支持構造部200を構成する支持膜220の略中央に位置する量子部配置領域220cに配置される。量子部300は、主要な構成要素として、光源310と、スペーサ320と、ガスセル330と、受光素子340と、を有する。
光源310は、量子部配置領域220cの略中央に実装されている。光源310としては、例えば、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER:垂直共振器面発光レーザ)等を用いることができる。受光素子340としては、例えば、フォトダイオード等を用いることができる。
また、量子部配置領域220cには、サーミスタまたは熱電対等の光源310の温度を検出する温度センサ243、光源310の温度を制御するヒータ244、並びに光源310、温度センサ243およびヒータ244に接続される配線等を適宜設けることができる。光源310および温度センサ243の実装には、例えば、融点280℃のAuSnはんだまたは鉛フリーはんだ等を用いることができる。
また、量子部配置領域220cには、接合部150を介して、スペーサ320が接合されている。スペーサ320は、光学素子である4分の1波長板321およびNDフィルタ322を縦方向に収容した収容部材である。スペーサ320には、光源310から出射される励起光が通過する貫通孔320xが設けられている。スペーサ320は、絶縁性でかつ熱伝導性のよい材料からなる。スペーサ320は、例えば、ガラス等により構成される。
4分の1波長板321は、光源310から出射される励起光を直線偏光から円偏光に変換する機能を有している。ガスセル330に所定方向の磁場を印加した状態でアルカリ金属原子に円偏光の励起光を照射することで、所望のエネルギ準位のアルカリ金属原子の数を他のエネルギ準位のアルカリ金属原子の数に対して相対的に多くすることが可能となる。その結果、原子発振器1の発振特性を向上させることができる。
NDフィルタ322は、光源310から出射される励起光の強度を調整(減光)する機能を有している。NDフィルタ322を設けることで、光源310から出射される励起光の強度が高い場合でも、ガスセル330に適切な強度の励起光を入射させることができる。ただし、光源310から出射される励起光の強度によっては、NDフィルタ322を設けなくてよい場合もある。
なお、光源310とガスセル330との間には、4分の1波長板321およびNDフィルタ322以外の光学素子を配置してもよい。このような光学素子としては、例えば、コリメータレンズ等が挙げられる。
量子部配置領域220cには、スペーサ320を接合するために、4個の接合用パターン241が配置される。4個の接合用パターン241のうち2個は支持部材210の周縁部に形成された受光素子340のアノード端子およびカソード端子用のパッド242にそれぞれ接続されている。
スペーサ320の側面には、2領域に分割された導電膜320Aが設けられる。スペーサ320の上下に隣接する部材と対向する接合面(スペーサ320の上面および下面)には、各々の導電膜320Aから延伸した接合用パターン320Bが設けられる。スペーサ320の下面に形成された各々の接合用パターン320Bは、接合部150を介して、接合用パターン241と接続されている。
スペーサ320の上部にはガスセル330が積層されている。ガスセル330は、例えば、対向する2枚のガラス基板331,333の外縁部同士を、枠状のシリコン基板332を介して接合して気密空間を形成した中空構造とされている。ガラス基板331,333とシリコン基板332に囲まれた気密空間には、アルカリ金属原子のガスが封入されている。アルカリ金属原子としては、例えば、セシウム、ルビジウム、ナトリウム等が挙げられる。
ガスセル330の近傍等にヒータ244を配置し、ヒータ244からの熱でガスセル330を加熱し、ガスセル330内を所望の温度に調節することができる。これにより、ガスセル330中のアルカリ金属原子が加熱され、ガスセル330中のアルカリ金属原子を所望の濃度のガス状に維持することができる。
加熱に伴うガスセル330での消費電力を抑えるために、ガスセル330を含む量子部300の熱抵抗を高くすることが好ましい。また、量子部300での消費電力を下げるためには、量子部300の熱抵抗を高くする以外に、輻射を抑える、真空封止する等の対策が必要である。
ガスセル330の側面には、2領域に分割された導電膜330Aが設けられる。ガスセル330の上下に隣接する部材と対向する接合面(ガスセル330の上面および下面)には、各々の導電膜330Aから延伸した接合用パターン330Bが設けられる。ガスセル330の下面に形成された接合用パターン330Bは、接合部160を介して、スペーサ320の上面に形成された各々の接合用パターン320Bと接続されている。
量子部300の最上部には、ガスセル330の上面に形成された接合用パターン330Bにフリップチップ実装された受光素子340が配置されている。具体的には、受光素子340のアノード端子およびカソード端子には金バンプ341が形成され、接合部170を介して、ガスセル330の上面に形成された各々の接合用パターン330Bにフリップチップ実装されている。
なお、図3では、説明の便宜上、受光素子340の受光面側が示されているが、受光素子340は実際には矢印のように反転して(受光面をガスセル330の上面側に向けて)配置される。
接合部150,160,170の材料としては、接合材料(接合に適した導電材料等)を用いることができる。以降の実施の形態では、接合部150,160,170の材料として、はんだを用いる例を示す。接合部150,160,170の材料としては、例えば、融点280℃のAuSnはんだ、またはAuSnはんだよりも融点の低いはんだ(例えば、SnAgCuはんだ等)を用いることができる。ただし、接合部150,160,170の材料は、はんだには限定されず、低融点金属、例えばインジュウム、錫等の単体金属も用いることができる。
受光素子340のアノード端子およびカソード端子は、接合部170、ガスセル330の上面に形成された接合用パターン330B、ガスセル330の側面に形成された導電膜330A、ガスセル330の下面に形成された接合用パターン330B、接合部160、スペーサ320の上面に形成された接合用パターン320B、スペーサ320の側面に形成された導電膜320A、スペーサ320の下面に形成された接合用パターン320B、接合部150、および接合用パターン241を経由して、パッド242と接続される。
各部材の側面に形成された導電膜は、ガスセル330の熱が輻射により逃げるのを抑制する効果を奏する。高温物体から低温物体に対して、電磁波によりエネルギが伝搬する現象が熱輻射であり、真空中でも熱が移動できる。高温物体から輻射される電磁波の波長分布はシュテファン=ボルツマンの法則に従い、高温になるほど短波長の電磁波の割合が多くなるが、物体温度が100℃前後の低温の場合、輻射される電磁波は赤外領域から遠赤外領域が殆どである。
熱輻射による熱の移動を抑制するには、高温物体からの熱輻射量を減らし、かつ低温物体における熱の吸収を減らす必要がある。熱輻射の起こりやすさは物質の種類と表面状態に大きく依存し、輻射率(放射率)と呼ばれる数値で表される。輻射率が大きいほど輻射が起こりやすく、一般に金属材料は輻射率が低く、非金属は輻射率が高い。また、滑らかに研磨された表面は輻射率が低く、粗い面や酸化膜で覆われた金属は輻射率が高くなる。
ガスセル330を構成するガラス基板331,333およびシリコン基板332は、輻射率が高いため熱輻射の点では不利である。スペーサ320についても同様である。そこで、導電膜320A,330Aとして、被被覆物を構成する材料よりも輻射率が低い金属材料を用い、例えばガスセル330およびスペーサ320の表面、支持構造部200の独立部材230の裏面並びに受光素子340の裏面をコーティングすることにより、熱輻射を低減することができる。
導電膜320A,330Aを構成する輻射率の小さい金属材料としては特に限定しないが、銅、銀、金、クロム、ニッケル、アルミニウムまたはこれらの合金等を用いることが可能であり、特に化学的に安定で酸化膜を作らない金を使うことが最も好ましい。
なお、本実施の形態では、各部材の側面に配置した導電膜を2領域に分割したが、これには限定されず、その他の電気配線が必要な場合には、必要に応じて3領域以上に分割してもよい。また、必要に応じて、導電膜の一部を延伸してガスセル330の加熱用のヒータ等と接続することもできる。
ここで、原子発振器1の支持構造部200のさらに詳細な構造について説明する。図4は、第1の実施の形態による原子発振器を構成する支持構造部の構成の一例を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は下面図であり、(c)は(a)のA−A断面図である。
支持部材210は、矩形の枠状の支持基板211を有する。つまり、矩形状の支持基板211の中心付近に矩形状の開口部216が設けられた構造を有する。支持基板211の上面には、絶縁膜212が形成される。支持基板211の上面に一面に張られた支持膜220が絶縁膜212を介して設けられる。すなわち、枠状の支持基板211の上面は、シート状の支持膜220によって覆われる。支持膜220は、絶縁膜212上に設けられる第1の支持膜221と、第1の支持膜221上に設けられる第2の支持膜222と、を有する。
第1の支持膜221上には、パターニングされた配線層223が設けられる。このパターニングされた配線層223を保護するために、配線層223が配置された第1の支持膜221上の略全面に第2の支持膜222が配置される。第2の支持膜222の所定の位置には、下層の配線層223が露出するようにボンディングパッド用の開口部222Aが設けられる。第1の支持膜221および第2の支持膜222は、例えば厚さ5μmのポリイミド膜で構成される。
支持基板211の開口部216内には、独立部材230を構成する独立基板211aが設けられる。独立基板211aは、例えば矩形状を有する。独立基板211aの上面は、絶縁膜212を介して支持膜220(第1の支持膜221)と接続されている。独立基板211aは、支持基板211の厚さよりも薄くなっている。独立基板211aの厚さが支持基板211の厚さと同じである場合には、キャビティ部110の底面111に支持構造部200を配置した時に、独立基板211aの下面がキャビティ部110の底面111と接触してしまい、量子部300の熱がキャビティ部110を介して逃げてしまう。そのため、独立基板211aの厚さを支持基板211の厚さよりも薄くしている。支持基板211および独立基板211aは、例えばシリコン基板によって構成される。
上記したように、独立基板211aの側面は、支持基板211の内側の側面と接触していない。すなわち、独立基板211aは、支持基板211の開口部216内で、支持基板211の内側の側面から所定の距離を置いて配置され、下面から見ると独立基板211aと支持基板211との間で、支持膜220が露出した状態にある。このように、独立基板211aと支持基板211との間は、支持膜220を介して接続されるだけであるので、熱の移動に関して、独立基板211aは支持基板211からほぼ影響を受けない。また、独立基板211aから支持基板211への熱伝導も略考慮しなくてよい。
支持基板211の下面の絶縁膜213上および独立基板211aの下面上には、金属膜214が設けられる。金属膜214は、輻射抑制のため、およびパッケージ100との固定のために設けられる。金属膜214としてTi/Pt/Au薄膜などを用いることができる。
支持部材210の下面の一部には、開口部216側と支持部材210の外側とを結ぶ溝215が設けられる。支持部材210の上面の全面に支持膜220を設ける構造であるので、支持構造部200をキャビティ部110の底面111に配置すると、支持構造部200と底面111との間の空間に大気が残存してしまう。そこで、溝215を設けることによって、原子発振器1を組み立てる際の真空封止工程で、パッケージ100に支持構造部200を固定した後に、支持構造部200とキャビティ部110の底面111とで囲まれた空間の大気を排気することができるようにしている。この例では、溝215は、支持部材210の四隅に設けられる場合が示されている。溝215の深さは、例えば独立基板211aの厚さとすることができる。
以上のように、中空構造を有する支持構造部200で、量子部300を支持することができる。
つぎに、原子発振器1の支持構造部200の製造方法について説明する。図5−1〜図5−2は、第1の実施の形態による支持構造部の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である。図6は、第1の実施の形態による支持構造部の製造方法の手順の一部の一例を示す下面図である。
まず、図5−1(a)および図6(a)に示されるように、支持基板211および独立基板211aとなる基板211Cを用意する。基板211Cとしては、例えば厚さが300μmのシリコン基板を用いることができる。ついで、基板211Cの表面に絶縁膜212,213を形成する。具体的には、基板211Cの上面に絶縁膜212が形成され、下面に絶縁膜213が形成される。絶縁膜212,213の厚さとしては、例えば1μmとすることができる。基板211Cがシリコン基板である場合には、熱酸化などの方法によって、絶縁膜212,213としてシリコン酸化膜が形成される。また、絶縁膜212,213として、シリコン窒化膜を用いてもよい。
その後、基板211Cの下面の絶縁膜213上にレジストを塗布し、リソグラフィ技術および現像技術によって、矩形状の開口部216を形成するためのレジストパターン251を形成する。リソグラフィ技術として、例えば密着露光などを用いることができる。なお、ここでは、基板211Cは、ウェハであり、ウェハから複数の支持構造部200を形成する場合を示す。そのため、露光では、基板211Cを複数の矩形状の領域に分け、それぞれの領域でレジストパターン251を形成することになる。たとえば、基板211Cとしてオリエンテーションフラットが設けられているウェハを用いる場合には、レジストパターン251の開口部の一辺がオリエンテーションフラットと平行となるように露光される。
ついで、RIE(Reactive Ion Etching)法などのドライエッチング技術を用いて、レジストパターン251をマスクとして、絶縁膜213を除去する。基板211Cがシリコン基板の場合には、エッチングガスとしてCF4およびH2の混合ガスを用いることができる。
その後、図5−1(b)に示されるように、レジストパターン251を除去した後、絶縁膜212,213をマスクとして、異方性エッチングによって、基板211Cの下面を所定の深さまでエッチングし、凹部216aを形成する。ここでは、独立基板211aの厚さが残るように、例えば基板211Cの半分の厚さとなるように、基板211Cがエッチングされる。基板211Cがシリコン基板であり、絶縁膜212,213がシリコン酸化膜である場合には、異方性エッチングとして、TMAH(Tetramethylammonium hydroxide)溶液を用いることができる。また、基板211Cがシリコン基板であり、絶縁膜212,213がシリコン窒化膜である場合には、KOH溶液を用いることができる。TMAH溶液を用いた異方性エッチングでは、エッチング面が比較的平坦に仕上がるという利点があり、KOH溶液を用いた異方性エッチングでは、エッチング速度が速いという利点がある。これらの他に、ドライエッチングを用いて凹部216aを形成してもよい。
ついで、図5−1(c)に示されるように、基板211Cの上面の絶縁膜212上に第1の支持膜221を形成する。第1の支持膜221として、例えば厚さ5μmのポリイミド膜が形成される。ポリイミド膜は、例えばスピンコート法で塗布した後、プリベーク処理、露光処理、現像処理およびイミド化するためのベーク処理を行うことで形成される。
その後、図5−1(d)に示されるように、第1の支持膜221上に配線層223を形成する。配線層223は、光源310、温度センサ243およびヒータ244等の配線からなる。配線層223は、例えばTi/Pt/Au薄膜によってリフトオフ法で形成される。
ついで、図5−1(e)に示されるように、配線層223を形成した第1の支持膜221上に、配線層223を保護する第2の支持膜222を形成する。第2の支持膜222として、例えば厚さ1μmのポリイミド膜を用いることができる。その後、配線層223上の所定の位置に電極パッド用の開口部222Aを形成する。第1の支持膜221および第2の支持膜222によって支持膜220が構成される。
その後、図5−2(f)および図6(b)に示されるように、基板211Cの下面にメタルマスク252を配置し、マスクデポジション法によって金属膜214を形成する。金属膜214として、例えば基板211C側から順にTi/Pt/Auを積層した薄膜を形成することができる。基板211Cの下面の周縁部では、後に溝215が形成される四隅の対角線付近を除いた領域の絶縁膜213上に金属膜214が形成され、四隅の対角線付近の絶縁膜213上には、金属膜214は形成されない。また。凹部216a内では、後に独立基板211aとなる領域の基板211C上に金属膜214が形成され、それ以外の領域の基板211C上には、金属膜214は形成されない。図6(b)に示されるような金属膜214のパターンとするには、メタルマスク252からの制約で、支持基板211の位置に対応する外枠パターンに2つ以上の支持マスクパターンが必要となる。図6(b)の例では、溝215の形成位置に対応して四隅に支持マスクパターンを配置したメタルマスク252を用いている。
ついで、図5−2(g)に示されるように、基板211Cの上面側に接着層253を介してダミー基板254を貼り付ける。接着層253として、処理終了後にダミー基板254を基板211Cから容易に剥離することができる材料が使用される。接着層253として、例えばワックスを用いることができる。ダミー基板254は、後に基板211C(絶縁膜212)の上面までエッチングした際の支持膜220を支持する役割を有する。ダミー基板254として、例えばシリコン基板を用いることができる。基板211Cの上面の支持膜220上およびダミー基板254に接着層253を塗布した後、基板貼り付け装置で基板211Cとダミー基板254が貼り付けられる。なお、図5−2(g)以降の図では、基板211Cの上下を逆にして描いている。すなわち、紙面の上方が基板211Cの下面となり、紙面の下方が基板211Cの上面となる。
その後、図5−2(h)に示されるように、基板211Cの下面に形成した金属膜214をマスクとして、ドライエッチングによって、絶縁膜212が露出するまで基板211Cをエッチングする。これによって、凹部216aでは、金属膜214が形成された領域の周囲の基板211Cが除去され、周縁部の基板211Cと分離され、独立した形状となる。また、基板211Cが厚さ方向に貫通される状態となり、凹部216aは開口部216となり、開口部216の外側には、枠状の支持基板211が形成される。以下では、開口部216によって囲まれた基板を独立基板211aといい、開口部216の外側に残された基板を支持基板211という。また、このとき、支持基板211の四隅の対角線付近では、金属膜214が設けられていないので、溝215が形成される。ドライエッチングとして、例えばSF6をガスに用いたICP(Inductively Coupled Plasma)エッチング法を使用することができる。
ついで、図5−2(i)に示されるように、ウェットエッチングによって、支持膜220が露出するまで、絶縁膜212を除去する。絶縁膜212がシリコン酸化膜である場合には、例えばバッファードフッ酸(BHF)を用いたウェットエッチングを行うことができる。これによって、支持膜220上には、絶縁膜212、独立基板211aおよび金属膜214が積層された独立部材230が形成される。また、独立部材230の周囲には、支持膜220上に絶縁膜212、支持基板211、絶縁膜213および金属膜214が積層された支持部材210が形成される。
その後、ダイシングによってチップ化し、接着層253を除去してダミー基板254を剥すことで、図4に示される配線層223を含む支持膜220を一面に形成した支持構造部200が形成される。なお、接着層253としてワックスを用いる場合には、有機溶剤を用いてワックスを溶かすことができる。
以上のような方法によって、厚さの異なる支持基板211および独立基板211aを、1つの基板211Cから同一工程で製造することが可能になる。
なお、上記した説明では、同一の基板211Cからのエッチングで支持基板211および独立基板211aと支持膜220との接合体を作製したが、実施の形態がこれに限定されるものではない。たとえば、支持膜220を張り付けた支持部材210とは別の工程で独立部材230を作製し、後に独立部材230を支持膜220に貼り付けてもよい。
また、支持部材210と異なる面に独立部材230を配置する場合には、上記したようにエッチングで同時に支持基板211および独立基板211aを形成することはできない。このような場合には、ウェハ単位で支持膜220および開口部216が形成され、独立部材230が支持膜220の異なる面に貼り付けされてから、ダイシングソーで個別化される。
以上のように形成された支持構造部200上に、量子部300が接合される。この接合方法について、簡単に説明する。図7は、第1の実施の形態による支持構造部への量子部の接合方法の一例を示す図である。原子発振器1を組み立てる場合に、ステージ500に支持構造部200を載置する。ステージ500の載置面501の面積は、支持構造部200の開口部216の開口面積よりも小さくされる。また、載置面501の面積は、量子部配置領域220cよりも大きいことが望ましい。図7の例では、載置面501は、周囲よりも突出した構造となっている。これによって、載置面501上には、支持構造部200の独立部材230を載置することができる。また、載置面501の中心付近には、真空吸着孔502が設けられており、真空吸着によって載置面501上の支持構造部200を固定する。
図7に示されるように、ステージ500の載置面501上に、支持構造部200の独立部材230の下面を載せ、真空吸着孔502からの吸引によって載置面501上で支持構造部200を保持する。その後、支持構造部200の上面の量子部配置領域220c上に、量子部300の主要部材が積み上げられる。このように、支持膜220の下面に設けられた独立部材230をステージ500で保持した状態で量子部300の主要部材の積み上げが行われるので、主要部材の配置時にかかる荷重にも支持膜220は耐えることができる。
なお、上記した説明では、独立部材230は、支持膜220の支持部材210と同じ側(同一面)に配置される場合を示したが、支持膜220の支持部材210が設けられる面とは対向する面に設けられてもよい。この場合には、量子部300は、独立部材230上に接合されることになる。ただし、この場合にも、量子部300は、支持膜220を介して支持部材210に支持される構造であることは、上記した説明と同様である。
第1の実施の形態では、枠状の支持部材210の一方の面の全面に開口部216を覆うように支持膜220を張り付け、開口部216の形成位置に対応する支持膜220に、支持部材210とは孤立させた状態で独立部材230を設けた。そして、独立部材230が設けられた支持膜220上に量子部300を配置した。これによって、量子部300と支持部材210との間は支持膜220で接合されるが、支持膜220の熱伝導率が支持部材210よりも小さいので、量子部300と支持部材210との間の熱伝導を従来に比して抑制することができる。これによって、量子部300での温度変化を小さくすることができるので、原子発振器1の消費電力を従来に比して小さくすることができるという効果を有する。
また、支持膜220の熱伝導率が支持部材210よりも小さいので、支持膜220(独立部材230)と量子部300との間の接触面積を過度に小さくする必要がなくなり、量子部300の支持膜220への接合箇所に必要な強度を保たせることが可能になる。
さらに、同一の基板211Cからエッチングによって支持基板211および独立基板211aを支持膜220上に形成したので、量産性に優れた3次元構造の原子発振器1を製造することができるという効果も有する。
また、支持膜220に独立部材230を設けたので、支持膜220上に量子部300の主要部材を積み上げる時にかかる荷重にも耐えることができる。その結果、支持膜220上への量子部300の3次元実装を実現することができるという効果を有する。
(第2の実施の形態)
図8は、第2の実施の形態による原子発振器の構成の一例を示す断面図である。以下では、第1の実施の形態と異なる部分について説明し、第1の実施の形態と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態では、キャビティ部110の端子配置部112の位置を底面111付近に設け、キャビティ部110の端子配置部112と支持構造部200とで、中空構造を構成する場合を示している。たとえば、支持構造部200の支持基板211の厚さを150μmとした場合に、端子配置部112の上面の位置は、例えば底面111から150μmの位置とすることができる。また、端子配置部112の上面には、支持構造部200を載置することができるように、対向する端子配置部112間の距離が、対向する支持部材210間の距離と略等しくなるようにしている。つまり、底面111の面積は、支持構造部200に設けられる開口部216の開口面積と略同じ広さとなる。これによって、端子配置部112の上面の面積は、リード端子に加えて、支持構造部200の支持部材210を載置することができる広さとなる。
また、支持構造部200は、キャビティ部110の底面111に対して段差を有する端子配置部112に配置されるため、独立部材230の厚さを、支持部材210の厚さと略同じにすることができる。これによって、例えば第1の実施の形態の図5−1(a)〜(c)で凹部216aを形成する工程が不要となり、工程数が短縮され、歩留まりが向上する。
第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
図9は、第3の実施の形態による原子発振器の構成の一例を示す断面図である。以下では、第1および第2の実施の形態と異なる部分について説明し、第1および第2の実施の形態と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
第3の実施の形態では、支持部材210は、周縁部上に配置されたボンディングパッド用の開口部222Aと電気的に接続される貫通電極218をさらに備える。そして、貫通電極218が、キャビティ部110の端子配置部112のパッケージ側リード端子と電気的に接続される。この場合には、支持部材210に予め貫通電極218を形成し、キャビティ部110の端子配置部112に、支持構造部200の貫通電極218をはんだなどで固着すればよい。このような構造とすることで、支持構造部200とキャビティ部110との間で、ワイヤボンディングでの電気的な接続が不要となる。
第3の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1〜第3の実施の形態では、原子発振器1を例に挙げて説明してきたが、少なくとも電子部品を含む部品を支持構造部200上で支持する構造の電子デバイス全般について、第1〜第3の実施の形態を適用することができる。
1 原子発振器
100 パッケージ
110 キャビティ部
111 底面
112 端子配置部
120 蓋
130,140,150,160,170 接合部
190 ボンディングワイヤ
200 支持構造部
210 支持部材
211 支持基板
211a 独立基板
211C 基板
212,213 絶縁膜
214 金属膜
215 溝
216 開口部
216a 凹部
218 貫通電極
220 支持膜
220c 量子部配置領域
221 第1の支持膜
222 第2の支持膜
223 配線層
230 独立部材
243 温度センサ
244 ヒータ
251 レジストパターン
252 メタルマスク
253 接着層
254 ダミー基板
300 量子部
310 光源
320 スペーサ
330 ガスセル
340 受光素子
400 変調器
特開2015−70474号公報

Claims (10)

  1. 少なくとも電子部品を含む複数の部品と、
    開口部を有する支持部材と、
    前記支持部材に固定される支持膜と、
    前記開口部に対応する領域の内側の前記支持膜に設けられる独立部材と、
    を有し、
    前記複数の部品は、前記独立部材に対応する位置に配置され、前記支持膜を介して前記支持部材に支持されることを特徴とする電子デバイス。
  2. 前記支持部材および前記独立部材は、同一の材料からなる請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記支持部材および前記独立部材は、シリコン基板を含む請求項1または2に記載の電子デバイス。
  4. 前記支持膜は、前記開口部を覆うように前記支持部材の一方の面を覆っている請求項1に記載の電子デバイス。
  5. 前記支持部材および前記独立部材は、前記支持膜の同一面に配置されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子デバイス。
  6. 前記独立部材は、前記支持部材よりも薄い請求項1〜5のいずれか1つに記載の電子デバイス。
  7. 前記支持部材の前記支持膜が固定されていない側の面には、複数の溝が設けられる請求項1〜6のいずれか1つに記載の電子デバイス。
  8. 前記支持膜は、樹脂により構成されている請求項1〜7のいずれか1つに記載の電子デバイス。
  9. 前記支持部材および前記独立部材の前記支持膜が固定されていない側の面には、金属膜が設けられる請求項1〜8のいずれか1つに記載の電子デバイス。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の電子デバイスを含み、
    前記複数の部品は、アルカリ金属原子のガスが封入されたガスセルと、前記ガスセルにレーザ光を照射する光源と、前記ガスセルを透過した前記レーザ光の強度を検出する受光素子と、を含む原子発振器。

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