JP2016012855A - アルカリ金属セル及び原子発振器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成でありながら、開口部への液体のアルカリ金属の付着を抑制する。【解決手段】本実施の形態のアルカリ金属セルは、一方の面から他方の面へと貫通する開口部を含む基板と、前記開口部を介して対向し、前記基板の両面と接合する2つの透光性基板と、前記開口部に封止されるアルカリ金属と、少なくとも1つの透光性基板に形成され、前記開口部を加熱するヒーターと、を有し、前記開口部と連結する空隙に、液体のアルカリ金属が付着する、ことにより上記課題を解決する。【選択図】図5
Description
本発明は、アルカリ金属セル及び原子発振器に関する。
従来より、セシウム、ルビジウム等のアルカリ金属原子の、基底準位から励起準位までのエネルギー遷移、等を利用して、極めて正確に時間を計測する原子時計(原子発振器)が知られている。中でも、CPT(Coherent Population Trapping)方式の原子時計は、水晶発振器と比較して、周波数安定性が3桁程度高く、超小型化及び超低消費電力化が可能であるというメリットを有する。
CPT方式の原子時計では、アルカリ金属セルの開口部を透過するレーザ光のサイドバンド波長が、遷移エネルギーに相当する波長と一致するように、レーザ光の周波数が変調される。原子時計の性能を低下させないためには、透過光の光強度の低下を防ぎ、該光強度に依存するCPT共鳴周波数の周波数シフトを抑制することが必要であり、そのためには、開口部への液体のアルカリ金属の付着を抑制することが望まれる。
ガスセルに形成される突起部を、原子捕獲手段として利用することで、窓部におけるアルカリ金属の析出を低減するガスセルが開示されている(例えば、特許文献1参照)。又、放熱部を設けることで、ガスセルの各窓部に発生する金属原子の結露を抑制する原子発振器が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、アルカリ金属セルにおいて、簡易な構成でありながら、開口部への液体のアルカリ金属の付着を抑制することは、困難である。
特許文献1に記載のガスセルは、構成が複雑であり、突起部の温度が下がり難いため、原子の捕獲を促進させる効果が小さい。又、特許文献2に記載の原子発振器は、製造工程が煩雑であり、ウェハレベルでの一括処理が難しいため、製造コストの増大を招く懸念がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でありながら、開口部への液体のアルカリ金属の付着を抑制することを目的とする。
本実施の形態のアルカリ金属セルは、一方の面から他方の面へと貫通する開口部を含む基板と、前記開口部を介して対向し、前記基板の両面と接合する2つの透光性基板と、前記開口部に封止されるアルカリ金属と、少なくとも1つの透光性基板に形成され、前記開口部を加熱するヒーターと、を有し、前記開口部と連結する空隙に、液体のアルカリ金属が付着する、ことを要件とする。
本実施の形態によれば、簡易な構成でありながら、開口部への液体のアルカリ金属の付着を抑制することができる。
以下、図面及び表を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<実施形態1>
〔原子発振器の構成〕
図1に、本実施の形態に係るアルカリ金属セルを適用した原子発振器100の概略構成の一例を示す。
〔原子発振器の構成〕
図1に、本実施の形態に係るアルカリ金属セルを適用した原子発振器100の概略構成の一例を示す。
原子発振器100は、CPT方式の小型原子発振器であり、光源10、コリメートレンズ20、λ/4板30、アルカリ金属セル40、光検出器50、変調器60、等を含む。アルカリ金属セル40の内部には、アルカリ金属(例えば、セシウム)が封止される。光源10(例えば、面発光レーザ素子)から射出した光は、コリメートレンズ20及びλ/4板30を介して、アルカリ金属セル40へと入射し、該光により、アルカリ金属の電子は、励起する。アルカリ金属セル40を透過した光は、光検出器50(例えば、フォトダイオード)へと入射し、光検出器50は、該光を検出し、検出信号を変調器60へとフィードバックする。変調器60は、フィードバックされた検出信号(出力)に基づいて、面発光レーザ素子の周波数を変調する。
次に、図2乃至図4を用いて、原子発振器100の原理を簡単に説明する。
アルカリ金属は、図2に示すように、3準位系のエネルギー準位を有しており、エネルギー準位の異なる2つの基底準位(第1の基底準位201、第2の基底準位202)、励起準位203の3つの準位をとり得る。なお、第1の基底準位201は、第2の基底準位202よりも低いエネルギー準位を有する。
アルカリ金属セル40の内部に存在するアルカリ金属に、周波数の異なる2つの共鳴光(第1の共鳴光301、第2の共鳴光302)が入射すると、2つの基底準位から励起準位へと電子が励起される。第1の共鳴光301の周波数ω1と第2の共鳴光302の周波数ω2との周波数差に応じて、アルカリ金属の光吸収率(光透過率)は、変化する。周波数ω1と周波数ω2との差が、第1の基底準位201と第2の基底準位202とのエネルギー差(ΔE)に相当する周波数差に一致すると、2つの基底準位の重ね合わせ状態、即ち、量子干渉効果が生じる。第1の基底準位201及び第2の基底準位202から励起準位203への電子の励起がそれぞれ停止し、第1の共鳴光301及び第2の共鳴光302は、何れもアルカリ金属に吸収されずに、アルカリ金属セル40の開口部を透過する。
アルカリ金属の光吸収が停止し、光吸収率の低下が最大となる透明化現象(CPT共鳴)が生じると、図3に示すように、光強度は、所定の変調周波数でピークを有するため、光検出器50は、該ピークをCPT信号として検出する。CPT信号は、アルカリ金属の種類によって決まった固有値を有する。従って、変調器60が、レーザ光の周波数を、アルカリ金属の種類に応じて変調すると、図4に示すように、搬送波の両側にサイドバンドが発生する。
例えば、アルカリ金属としてセシウムを用いる場合、変調器60は、搬送波とサイドバンドとの周波数差が、セシウムの固有周波数である9.2GHzと一致するように、レーザ光の周波数を4.6GHzに変調する。この時、励起されたセシウムガスを透過するレーザ光は、光強度が最大となる。セシウムの固有周波数は、極めて安定しているため、変調周波数も安定した値となる。セシウムのD1ラインの遷移を利用する場合、搬送波の波長は、894.6nmとなるが、セシウムのD2ラインの遷移を利用する場合、搬送波の波長は、852.3nmとなる。
又、例えば、アルカリ金属としてルビジウムを用いることもでき、ルビジウムのD1ラインの遷移を利用する場合、搬送波の波長は、795.0nmとなり、ルビジウムのD2ラインの遷移を利用する場合、搬送波の波長は、780.2nmとなる。87Rbを用いる場合、変調器60は、レーザ光の変調周波数を3.4GHzで変調し、85Rbを用いる場合、変調器60は、レーザ光の変調周波数を1.5GHzで変調する。なお、これらの搬送波の波長において、±1nmの範囲の波長が必要となる。
次に、図2を用いて、原子発振器100の構成についてより詳細に説明する。
原子発振器100は、光源10、アルミナ基板11、面発光レーザ素子用ヒーター12、回路基板13、リッド14、セラミックPKG15、内部パッド16、外部端子17、コリメートレンズ20、ND(Neutral Density)フィルタ(減光フィルタ)21、断熱スペーサ22、λ/4板30、スペーサ31、断熱スペーサ32、アルカリ金属セル40、光検出器50、断熱スペーサ51、断熱スペーサ52、光検出器用の配線53、等を含む。アルカリ金属セル40は、ガラス基板(透光性基板)41(ガラス基板41a、ガラス基板41b)、シリコン基板42、アルカリ金属43、ヒーター44、アルカリ金属セル用のヒーター配線(金属配線)45、等を含む。
回路基板13に接して、アルミナ基板11が形成され、アルミナ基板11には、光源10の温度を制御するヒーター12が形成される。アルミナ基板11に接して、光源10が形成され、アルミナ基板11とNDフィルタ21とは、断熱スペーサ22(例えば、ガラス)を介して、所定の間隔を保持して形成される。NDフィルタ21に接して、コリメートレンズ20が形成され、NDフィルタ21とλ/4板30とは、スペーサ31(例えば、シリコン)を介して、所定の間隔を保持して形成される。λ/4板30とアルカリ金属セル40とは、断熱スペーサ32(例えば、ガラス)を介して、所定の間隔を保持して形成される。アルカリ金属セル40と光検出器50とは、断熱スペーサ51(例えば、ガラス)及び断熱スペーサ52(例えば、ガラス)を介して、所定の間隔を保持して形成される。
回路基板13は、セラミックPKG15のキャビティに形成され、キャビティには、複数の内部パッド16が形成される。各内部パッド16は、それぞれ、外部端子17と接続される。ヒーター44は、高温部としてのヒーター線配線部と低温部としてのヒーター線パッド部とを含んでおり、ヒーター線パッド部と内部パッド16とは、金属配線45を介して、ワイヤボンド等で接続される。光検出器50と内部パッド16とは、光検出器用の配線53を介して、ワイヤボンド等で接続される。同様に、光源10の配線、面発光レーザ素子用ヒーター12の配線、等も、内部パッド16と、ワイヤボンド等で接続される。
リッド14(例えば、セラミック)と、セラミックPKG15の外周部とは、予めメタライズされた表面に、半田、AuSn、等の金属接着層が形成され、高真空、高温で加熱されることで、接着される。減圧環境で高真空封止された内部は、熱伝導が低く、熱抵抗が非常に高い。従って、アルカリ金属セル40を加熱するために必要なエネルギーを小さくすることができ、原子発振器100の低消費電力化を図れる。
アルカリ金属セル40から熱が逃げる経路は、該セルに接触する部材を介した熱伝導、及び輻射に限られる。該セルに接触する部材(断熱スペーサ32、52、等)として、熱伝導の低い材料(例えば、ガラス、プラスチック、ポリイミド、等)を用いることで、内部において、熱抵抗をより高めることができる。一方、ヒーター線パッド部と接続される金属配線は、熱伝導が高いため、ヒーター線パッド部の温度は、ヒーター線配線部の温度と比較して、低くなり易い。つまり、他の熱伝導経路における熱伝導を極力低くすることで、ヒーター線パッド部から金属配線を介して熱を逃がすことができるため、ヒーター線パッド部の発熱量を、ヒーター線配線部の発熱量と比較して、小さくすることができる。これにより、アルカリ金属セル40において、ヒーター線パッド部近傍に存在する空隙に液体のアルカリ金属を付着し易くすることができる。
詳細は後述するが、本実施の形態に係るアルカリ金属セル40は、ガラス基板に形成されるヒーター線パッド部とヒーター線配線部との間に生じる温度差を利用して、アルカリ金属が封止される開口部と連結する空隙に、液体のアルカリ金属を集めることができる。空隙は、シリコン基板を削る、ガラス基板とシリコン基板との間に接合層を挿入する、等の極めて簡易な工程で形成される。これにより、アルカリ金属セル40は、簡易な構成でありながら、レーザ光の透過する開口部への液体のアルカリ金属の付着を抑制することができる。又、該セルが搭載される原子発振器100は、レーザ光の透過光量(光強度)の変動が極めて生じ難いため、周波数シフトが発生し難く、長期間に渡って安定度の高い基準周波数信号を出力することができる。
〔アルカリ金属セルの作製方法〕
図6及び図7は、本実施の形態に係るアルカリ金属セル40の作製方法の一例を示す図である。図6及び図7において、断面図は、上面図の鎖線A−Aに対応する。
図6及び図7は、本実施の形態に係るアルカリ金属セル40の作製方法の一例を示す図である。図6及び図7において、断面図は、上面図の鎖線A−Aに対応する。
まず、図6(A)に示すように、シリコン基板42を準備する。シリコン基板42は、1.5mm程度の厚さで形成され、両面に鏡面加工が施される。
次に、図6(B)に示すように、シリコン基板42に、開口部111及び空隙121を形成する。
具体的には、シリコン基板42の一方の面にフォトレジストを塗布し、露光装置により露光、現像(フォトリソグラフィ)を行い、開口部111とならない領域にレジストパターン(図示せず)を形成する。その後、ICP(Inductively Coupled Plasma)等によるドライエッチングにより、レジストパターンが形成されていない領域のシリコンを、シリコン基板42の厚さの半分程度まで除去する。又、シリコン基板42の他方の面にもフォトリソグラフィを行い、開口部111とならない領域にレジストパターン(図示せず)を形成する。その後、ドライエッチングにより、レジストパターンが形成されていない領域のシリコンを、シリコン基板42の厚さの半分程度まで除去することで、開口部111を形成する。なお、シリコン基板42のドライエッチングは、印加パワー2kWで、SF6とC4F8とを交互に供給してエッチングを行うボッシュプロセスを採用することが好ましい。ボッシュプロセスでは、異方性の高いシリコンのエッチングを高速で行うことができるためである。
その後、シリコン基板42の一方の面に、再び、フォトリソグラフィを行い、空隙121とならない領域にレジストパターン(図示せず)を形成する。温度85℃、KOH(30wt%)溶液を用いるウェットエッチングにより、レジストパターンが形成されていない領域のシリコンを除去することで、空隙121を形成する。
開口部111の形状は、一辺が約2mmの正方形状である。空隙121の形状は、三角形状であり、開口部111の端から最も遠い点までの長さは、約200umである。形状、大きさ、等は、特に限定されるものではない。
次に、図6(C)に示すように、シリコン基板42とガラス基板41aとを、陽極接合により接合する。具体的には、減圧チャンバー内において、シリコン基板42の他方の面にガラス基板41aを接触させ、温度380℃、ガラス基板41aに電圧−800Vを印加して、シリコン基板42とガラス基板41aとを接合する。
次に、図7(A)に示すように、ガラス基板41bの一方の面に、ヒーター44を形成する。具体的には、ガラス基板41bの一方の面に、Cr膜(膜厚約30nm)、Pt膜(膜厚約150nm)、SiO2膜(膜厚約200nm)を、順番にスパッタリング等により成膜し、ヒーター44となる領域をマスクするレジストパターン(図示せず)を形成する。その後、ウェットエッチングにより、SiO2膜を除去し、レジストパターンを除去した後、SiO2膜を、レジストマスクとして、スパッタリング等によりPt膜、Cr膜を除去することで、ヒーター44を形成する。
ヒーター44は、ヒーター線配線部171とヒーター線パッド部172とを含み、ワイヤボンド等により配線を取り易くするためヒーター線パッド部172の面積が、ヒーター線配線部171の面積と比較して大きくなるように形成される。従って、ヒーター線パッド部172の電気抵抗は、ヒーター線配線部171の電気抵抗と比較して、小さくなるため、ヒーター線パッド部172の温度は、ヒーター線配線部171の温度と比較して、低くなる。これにより、空隙121に、液体のアルカリ金属を集めることができる。
又、ヒーター44は、ガラス基板41bの一方の面に形成される。これにより、加熱する対象物をできるだけ小さくすることができるため、アルカリ金属セル40の低消費電力化及び小型化を図れる。
ヒーター線配線部171の形状は、配線幅が約100um、配線間隔が約10umの対向する2本の配線により、開口部111a及び111bを取り囲むような形状である。又、ヒーター線パッド部172の形状は、一辺が約400umの正方形状である。
ところで、ヒーター44は抵抗体に電流が与えられることで発熱する構成を有するため、ヒーター44に電流が流れることで、ヒーター44には磁場が発生する。CPT共鳴は磁場に対する感度が非常に高い現象である。このため、CPT方式の原子発振器100では、アルカリ金属セル40に一様な磁場を印可し、縮退した共鳴をゼーマン分裂させて、磁場に対する感度が最も低い0−0遷移を使用するのが一般的である。しかしながら、0−0遷移であっても、外部から不要な磁場が印可されると、磁場に対する周波数シフトがゼロではなくなり、共鳴周波数が変動してしまうため、原子発振器としての性能が低下してしまう。ここで、ヒーター線配線部171の形状を、上述のような形状とすることで、ヒーター44に電流が流れることで発生する磁場を打ち消し、原子発振器の性能低下を抑制することができる。
なお、ヒーター線パッド部172の幅を、ヒーター線配線部171の幅と比較して、長くしても良い。又、ヒーター線パッド部172の膜厚を、ヒーター線配線部171の膜厚と比較して、厚くしても良い。ヒーター線パッド部172及びヒーター線配線部171の金属膜を、2回に分けて形成することで、ヒーター線パッド部172とヒーター線配線部171との間で膜厚差を生じさせることが可能である。
次に、図7(B)に示すように、公知の技術により、アルカリ金属(例えば、セシウム)43を、開口部111に封止する。アルカリ金属を封止する際には、真空中で封止するのではなく、N2等のバッファガスとともに封止することが好ましい。バッファガスとしては、不活性ガスを用いることが好ましく、例えば、N2ガス、Neガス、Arガス、NeとArとの混合ガス、等が挙げられる。その後、シリコン基板42とガラス基板41bとを陽極接合により接合する。具体的には、減圧チャンバー内において、シリコン基板42の一方の面にガラス基板41bを接触させ、ヒーター線パッド部172が、空隙121近傍に対応するように、シリコン基板42とガラス基板41bとを接合する。
次に、図7(C)に示すように、ヒーター線パッド部172に、アルカリ金属セル用のヒーター配線(金属配線)45を接続する。金属配線45は、電源と接続されており、金属配線45に電流が流れることで、アルカリ金属セル40は加熱され、アルカリ金属セル40の内部に、気体のアルカリ金属が発生する。
なお、本実施の形態では一方のガラス基板(ガラス基板41b)にのみ、ヒーター44を形成しているが、両方のガラス基板(ガラス基板41a及びガラス基板41b)に、ヒーター44を形成しても良い。この場合は、図6(C)に示す工程と図7(A)に示す工程との間で、他方のガラス基板(ガラス基板41a)にヒーター44を形成する工程を行えば良い。
上述の作製方法により作製されたアルカリ金属セル40は、ヒーター44を加熱することで生じる開口部111と空隙121との間の温度差を利用して、液体のアルカリ金属セルを空隙121に集めることができる。その結果、レーザ光が透過する開口部111への液体のアルカリ金属の付着を抑制できるため、セルを透過する光量の変動を小さくすることができる。又、上述の作製方法は、ウェハレベルでの一括処理が可能であるため、製造コストを抑制することができる。従って、該セルが搭載される原子発振器100の低コスト化を図りつつ、性能を高めることができる。
<実施形態2>
本実施の形態では、実施形態1とは異なるアルカリ金属セルの作製方法について説明する。図8乃至図10は、本実施の形態に係るアルカリ金属セル400の作製方法の一例を示す図である。断面図は、上面図の鎖線A−Aに対応する。
本実施の形態では、実施形態1とは異なるアルカリ金属セルの作製方法について説明する。図8乃至図10は、本実施の形態に係るアルカリ金属セル400の作製方法の一例を示す図である。断面図は、上面図の鎖線A−Aに対応する。
実施形態1に係るアルカリ金属セル40の構成と、本実施の形態に係るアルカリ金属セル400の構成とで異なる点は、シリコン基板42自体に空隙121を形成せずに、ガラス基板41bとシリコン基板42との間に、空隙175を形成する点である。
まず、図8(A)に示すように、シリコン基板42を準備する。シリコン基板42は、1.5mm程度の厚さで形成され、両面に鏡面加工が施される。
次に、図8(B)に示すように、シリコン基板42に、開口部111を形成する。開口部111の作製方法については、実施形態1の説明を参酌できる。
次に、図8(C)に示すように、シリコン基板42とガラス基板41aとを、陽極接合により接合する。陽極接合の条件等については、実施形態1の説明を参酌できる。
次に、図9(A)に示すように、ガラス基板41bの一方の面に、ヒーター44を形成する。ヒーター44の作製方法については、実施形態1の説明を参酌できる。
次に、図9(B)に示すように、ガラス基板41bの他方の面に、下地層173a(例えば、金属)及び接合層174(例えば、金属)を形成する。具体的には、ガラス基板41bの他方の面に、スプレーコート法により、下地層173b及び接合層174とならない領域にレジストパターン(図示せず)を形成する。その後、Cr膜(膜厚約20nm)、Pt膜(膜厚約60nm)、Au膜(膜厚約300nm)を、順番に蒸着により形成し、レジストパターンをリフトオフ法により除去することで、下地層173aを形成する。更に、スクリーン印刷法により、AuSn合金のペーストを下地層173aに接するように形成し、ガラス基板41bを約300℃に加熱し、AuSn合金ペーストを融解させ、下地層173aと共晶反応させることで、接合層174を形成する。下地層173a及び接合層174の形状は、開口部111を囲み、囲みの一部(ヒーター線パッド部172近傍)が広がるような形状である。
次に、図10(A)に示すように、シリコン基板42の一方の面に下地層173bを形成する。具体的には、シリコン基板42の一方の面に、スプレーコート法により、下地層173bとならない領域にレジストパターン(図示せず)を形成する。その後、Cr膜(膜厚約20nm)、Pt膜(膜厚約60nm)、Au膜(膜厚約300nm)を、順番に蒸着により形成し、レジストパターンをリフトオフ法により除去することで、下地層173bを形成する。
次に、図10(B)に示すように、公知の技術により、アルカリ金属(例えば、セシウム)43、及びN2等のバッファガスを、開口部111に封止する。その後、シリコン基板42とガラス基板41bとを金属共晶接合により接合する。具体的には、下地層173bと下地層173aとを、接合層174を介して接触させ、温度約300℃で加熱し、AuSnの共晶反応を利用して、ヒーター線のパッド部172が、空隙175近傍に対応するように、シリコン基板42とガラス基板41bとを接合する。これにより、シリコン基板42とガラス基板41bとの間に、下地層173(下地層173a、下地層173b)及び接合層174の膜厚分の空隙175を形成することができる。
次に、図10(C)に示すように、ヒーター線パッド部172に、金属配線45を接続する。
上述の作製方法により作製されたアルカリ金属セル400は、ヒーター44を加熱することで生じる開口部111と空隙175との間の温度差を利用して、液体のアルカリ金属セルを空隙175に集めることができる。その結果、レーザ光が透過する開口部111への液体のアルカリ金属の付着を抑制できるため、セルを透過する光量の変動を小さくすることができる。又、アルカリ金属セル400の構成は、シリコン基板42に空隙を形成する工程が不要になるという利点がある。
<実施形態3>
本実施の形態では、実施形態1とは異なるアルカリ金属セルの作製方法について説明する。図11及び図12は、本実施の形態に係るアルカリ金属セル500の作製方法の一例を示す図である。断面図は、上面図の鎖線A−Aに対応する。
本実施の形態では、実施形態1とは異なるアルカリ金属セルの作製方法について説明する。図11及び図12は、本実施の形態に係るアルカリ金属セル500の作製方法の一例を示す図である。断面図は、上面図の鎖線A−Aに対応する。
実施形態1に係るアルカリ金属セル40の構成と、本実施の形態に係るアルカリ金属セル500の構成とで異なる点は、シリコン基板42自体に空隙121を形成せずに、開口部を2つ形成し、且つ、開口部間を結ぶアルカリ金属蒸気の経路(連結部)を形成する点である。
まず、図11(A)に示すように、シリコン基板42を準備する。シリコン基板42は、1.5mm程度の厚さで形成され、両面に鏡面加工が施される。
次に、図11(B)に示すように、シリコン基板42に、開口部111a、開口部111b、経路112を形成する。
具体的には、シリコン基板42の一方の面にフォトリソグラフィを行い、開口部111a、開口部111b、経路112とならない領域にレジストパターン(図示せず)を形成する。その後、ICP等によるドライエッチングにより、レジストパターンが形成されていない領域のシリコン基板42を、基板の厚さの半分程度まで除去する。又、シリコン基板42の他方の面にもフォトリソグラフィを行い、開口部111a、開口部111bとならない領域にレジストパターン(図示せず)を形成する。その後、ドライエッチングにより、レジストパターンが形成されていない領域のシリコン基板42を、基板の厚さの半分程度まで除去することで、開口部111a、開口部111b、経路112を形成する。経路112は、シリコン基板42を貫通しないように、一方の面からのエッチングのみにより、形成される。
開口部111a、開口部111bの形状は、一辺が約2mmの正方形状であり、開口部間の間隔は約1mm、経路112の幅は約200umである。形状、大きさ、等は特に限定されるものではない。
なお、シリコン基板42のエッチングは、ドライエッチングに限定されるものではなく、例えば、ウェットエッチングを採用しても良い。ウェットエッチングを採用する場合、まず、シリコン基板42の両面に、減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)法等により、SiN膜を成膜する。成膜されたSiN膜の一方の面にフォトレジストを塗布し、露光装置により露光、現像を行い、開口部111a、開口部111b、経路112が形成されない領域にレジストパターン(図示せず)を形成する。又、SiN膜の他方の面にもフォトリソグラフィを行い、開口部111a、開口部111bが形成されない領域にレジストパターン(図示せず)を形成する。その後、エッチングガスとしてCF4を用いたドライエッチングにより、レジストパターンが形成されていない領域のSiN膜を除去し、レジストパターンを除去することで、SiN膜のマスクを形成する。更に、温度85℃、KOH(30wt%)溶液を用いるウェットエッチングにより、レジストパターンが形成されていない領域のシリコンを除去することで、開口部111a、開口部111b、経路112を形成する。その後、SiN膜のマスクを、SiNを溶解する溶液を用いて、ウェットエッチング等により除去する。Siのウェットエッチングは、異方性エッチングであるため、開口部111a、開口部111b、経路112の側面には、傾斜角54.7の逆傾斜が形成される。
次に、図11(C)に示すように、シリコン基板42とガラス基板41aとを陽極接合により接合する。陽極接合の条件等については、実施形態1の説明を参酌できる。
次に、図12(A)に示すように、ガラス基板41bの一方の面に、ヒーター48を形成する。ヒーター48の作製方法については、実施形態1の説明を参酌できる。
ヒーター線配線部178の形状は、対向する2本の配線により、開口部111a及び111bを取り囲むような形状である。又、ヒーター線パッド部172の形状は、一辺が約400umの正方形状である。
次に、図12(B)に示すように、公知の技術により、セシウム、ルビジウム等のアルカリ金属を含む化合物130を、開口部111aに封止する。アルカリ金属を含む化合物130が封止された開口部111aを、原料室131とする。アルカリ金属を封止する際には、真空中で封入するのではなく、N2等のバッファガスとともに封止することが好ましい。バッファガスとしては、不活性ガスを用いることが好ましく、例えば、N2ガス、Neガス、Arガス、NeとArとの混合ガス、等が挙げられる。その後、シリコン基板42とガラス基板41bとを陽極接合により接合する。具体的には、減圧チャンバー内において、シリコン基板42の一方の面にガラス基板41bを接触させ、ヒーター線パッド部179が、原料室131の近傍に対応するように、シリコン基板42とガラス基板41bとを接合する。
次に、図12(C)に示すように、アルカリ金属を含む化合物130からアルカリ金属を生成する。その後、ヒーター線パッド部179に、金属配線45を接続する。例えば、アルカリ金属を含む化合物130として、大気中で安定なCsディスペンサを用いる場合、Csディスペンサを封止した後、Csディスペンサのみにレーザ光を照射し、Csディスペンサを加熱し、セシウムガスを発生させる。セシウムは、融点が約28℃であるため、融点以上に加熱されることで液体と気体の混合状態となる。気体のセシウムは経路112を介して原料室131から開口部111bへと拡散し、液体のセシウムは、原料室131に留まる、又は、経路112に付着する。
上述の作製方法により作製されたアルカリ金属セル500は、ヒーター44を加熱することで生じる原料室131及び経路112と開口部111bとの間の温度差を利用して、液体のアルカリ金属セルを原料室131及び経路112に集めることができる。その結果、レーザ光が透過する開口部111bへの液体のアルカリ金属の付着を抑制できるため、セルを透過する光量の変動を小さくすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の実施形態の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
10 光源
40 アルカリ金属セル
41 ガラス基板(透光性基板)
42 シリコン基板
43 アルカリ金属
44 ヒーター
50 光検出器
100 原子発振器
121,175 空隙
111 開口部
171,178 ヒーター線配線部(配線部)
172,179 ヒーター線パッド部(パッド部)
40 アルカリ金属セル
41 ガラス基板(透光性基板)
42 シリコン基板
43 アルカリ金属
44 ヒーター
50 光検出器
100 原子発振器
121,175 空隙
111 開口部
171,178 ヒーター線配線部(配線部)
172,179 ヒーター線パッド部(パッド部)
Claims (9)
- 一方の面から他方の面へと貫通する開口部を含む基板と、
前記開口部を介して対向し、前記基板の両面と接合する2つの透光性基板と、
前記開口部に封止されるアルカリ金属と、
少なくとも1つの透光性基板に形成され、前記開口部を加熱するヒーターと、を有し、
前記開口部と連結する空隙に、液体のアルカリ金属が付着する、アルカリ金属セル。 - 前記ヒーターは、前記開口部を取り囲むように形成される高温部と、前記空隙の近傍に形成される低温部と、を備え、
前記低温部の発熱量は、前記高温部の発熱量と比較して小さい、請求項1に記載のアルカリ金属セル。 - 前記空隙は、前記基板に形成される、請求項1又は2のいずれか一項に記載のアルカリ金属セル。
- 前記空隙は、前記基板と前記透光性基板との間に形成される、請求項1又は2のいずれか一項に記載のアルカリ金属セル。
- 前記基板は、複数の開口部、及び開口部間を連結する連結部を含み、
前記空隙は、前記連結部又は少なくとも1つの開口部である、請求項1又は2のいずれか一項に記載のアルカリ金属セル。 - 前記低温部の幅は、前記高温部の幅と比較して長い、請求項2乃至5のいずれか一項に記載のアルカリ金属セル。
- 前記低温部の膜厚は、前記高温部の膜厚と比較して厚い、請求項2乃至5のいずれか一項に記載のアルカリ金属セル。
- 前記高温部は、対向する2本の配線により、前記開口部を取り囲む、請求項2乃至7のいずれか一項に記載のアルカリ金属セル。
- 請求項1乃至8に記載のアルカリ金属セルと、
前記アルカリ金属セルにレーザ光を照射する光源と、
前記アルカリ金属セルを透過する光を検出する光検出器と、を有し、
前記アルカリ金属セルは、減圧環境で封止される、原子発振器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014134180A JP2016012855A (ja) | 2014-06-30 | 2014-06-30 | アルカリ金属セル及び原子発振器 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107128871A (zh) * | 2017-05-10 | 2017-09-05 | 中国电子科技集团公司第四十九研究所 | 一种基于mems原子芯片的物理封装件及其封装方法 |
JP2018067906A (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 株式会社リコー | 原子発振器及びその製造方法 |
JP2018098321A (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 株式会社村田製作所 | 原子発振器および電子機器 |
JP2020113616A (ja) * | 2019-01-10 | 2020-07-27 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 | 量子光学装置 |
CN115505869A (zh) * | 2021-06-22 | 2022-12-23 | 北京华信泰科技股份有限公司 | 原子气室的加工设备、加工方法和原子钟 |
-
2014
- 2014-06-30 JP JP2014134180A patent/JP2016012855A/ja active Pending
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