この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。以下の説明では、塵埃とその他のゴミとは、まとめて単に「塵埃」と呼ばれる。塵埃が混じった空気は、「含塵空気」と呼ばれる。塵埃が取り除かれた空気は、「清浄空気」と呼ばれる。
実施の形態1.
図1は実施の形態1における掃除機システムの斜視図である。図2は実施の形態1における掃除機システムの上面図である。図3は実施の形態1における掃除機システムの側面図である。
図1に示されるように、掃除機システムは、掃除機1と支持装置2とを備える。
掃除機1は、掃除が行われる際に支持装置2から取り外される。掃除機1は、掃除が終了した後に進行方向を維持したまま支持装置2に取り付けられる。この際、掃除機1の前部が支持装置2に保持される。その結果、掃除機1は、後部を意匠面として配置される。掃除機1と掃除機システムとは、外観として左右方向に対称性を有する。
例えば、掃除機1は、本体3と管体4と吸込具5とを備える。
例えば、本体3は、円柱状に形成される。例えば、管体4は、棒状に形成される。管体4は、本体3から下方に伸びる。管体4の上端部は、本体3の後部に対して着脱自在に設けられる。吸込具5の後部かつ幅方向の中間部は、管体4の下端部に対して着脱自在に設けられる。
例えば、支持装置2は、居室の床面に置かれる。例えば、支持装置2は、掃除機1を充電する充電台である。支持体7の一部は、金属部材で形成される。例えば、支持装置2の一部は、鋼板で形成される。支持体7は、掃除機1よりも重い。例えば、支持装置2は、基体6と支持体7と保持体8とを備える。
基体6は、支持装置2の中で最も下方に配置される。例えば、基体6は、居室の壁際の床面に置かれる。例えば、支持体7は、柱状である。例えば、支持体7の下端部は、基体6に固定される。保持体8は、基体6より上方に配置される。例えば、保持体8は、基体6の直上に配置される。保持体8は、支持体7に支持される。保持体8は、支持体7の上端部に固定される。
掃除機1の着脱時に支持装置2が転倒しにくいように、基体6と支持体7と保持体8との重心は、低い位置に設定される。具体的には、基体6は、支持体7よりも重い。基体6は、保持体8よりも重い。基体6は、支持体7と保持体8とを合わせた重さよりも重くてもよい。換言すると、基体6の質量は、支持体7と保持体8とを合わせた質量より大きい。これにより、重心が低くなり、支持装置2および掃除機システムとして倒れにくい。例えば、支持装置2に水平方向に力が加わった場合にも倒れにくい。
掃除機1が支持装置2に取り付けられる際、本体3および管体4の少なくとも一方は、保持体8に保持される。吸込具5は、支持装置2の基体6に支持される。この際、吸込具5の後端は、管体4と本体3より後方側に配置される。本体3の重心は、管体4の内部風路より前方側となる。好ましくは、本体3の重心は、管体4よりも本体3の前方側となる。
掃除機1がスティック型の掃除機として支持装置2から外される場合、図3に示されるように、使用者は、本体3を上方に持ち上げることなく本体3をA方向に移動させる。
なお、使用者は、本体3を上方に持ち上げることなく本体3をB方向に回転させることもある。本体3は、B方向に回転した直後はA方向に移動する。その結果、管体4は、被清掃面に対して斜めになる。このため、掃除機1は、速やかに清掃形態に移行する。
掃除機1がハンディ型の掃除機として支持装置2から外される場合、使用者は、本体3をC方向に移動させる。この際、管体4は、本体3に引っ張られてC方向に移動する。このため、本体3がC方向に移動しても、管体4は保持体8に保持されたままである。この際、管体4と吸込具5とは、支持装置2から外れない。
なお、管体4が支持装置2に支持されていない場合、掃除機1は、ハンディ型の掃除機1として支持装置2に着脱し得る。例えば、使用者は、支持装置2に対して横方向に移動させることで本体3を着脱する。例えば、使用者は、支持装置2に対して上下方向に移動させることで本体3を着脱する。
また、管体4が支持装置2に支持されている場合、使用者は、管体4の上方から本体3を移動させる。その結果、本体3は、管体4に接続された状態で支持装置2に支持される。
掃除機1が支持装置2に支持されている場合、本体3の一部は、吸込具5の直上に配置される。このため、掃除機1と支持装置2とは、狭いスペースに設置され得る。
次に、図4を用いて、掃除機1の第1使用例を説明する。図4は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の第1使用例を示す斜視図である。
図4に示されるように、本体3は、外郭部9とハンドル10と集塵部11とを備える。
外郭部9は、掃除機1の意匠面の一部となる。ハンドル10は、掃除機システムの前後方向を定める。ハンドル10の上端部は、外郭部9よりも上方に設けられる。集塵部11は、全体として円筒状に形成される。集塵部11は、外郭部9の下方に設けられる。
掃除機1がスティック型掃除機として使用される際、使用者は、ハンドル10の中間部を持つ。例えば、使用者は、管体4の長手方向が斜め方向となるようにして床面を掃除する。この際、管体4は、本体3より下側に配置される。
次に、図5を用いて、掃除機1の第2使用例を説明する。
図5は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の第2使用例を示す側面図である。
図5に示されるように、使用者は、図5においては図示されない吸込具5が外された状態で掃除する。例えば、使用者は、管体4の長手方向を斜め方向にして高所を掃除する。この際、掃除機1の先端部には、重量物がない。このため、使用者は、手元の負担を少なくして掃除できる。
次に、図6と図7とを用いて、掃除機1の第3使用例を説明する。
図6は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の本体の正面図である。図7は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の本体の側面図である。
図6と図7とに示されるように、掃除機1がハンディ型掃除機として使用される際、使用者は、管体4と吸込具5とが外された状態で被清掃面を掃除する。この際、使用者は、ハンドル10の前端部の側を持つ。
次に、図8と図9とを用いて、掃除機1を支持装置2に支持させる手順を説明する。
図8は実施の形態1における掃除機システムの掃除機を支持装置に支持させる直前の状態を示す側面図である。図9は実施の形態1における掃除機システムの吸込具が特定位置に配置された状態を示す側面図である。
図8に示されるように、使用者は、ハンドル10を持って吸込具5を前後に動かす。この際、掃除機1は、吸込具5が本体3よりも前方となるように斜めに配置される。
掃除の終了後、使用者は、掃除機1を清掃時の姿勢のままD方向に動かして吸込具5に支持装置2の特定位置に配置する。この際、吸込具5は、特殊な動作を行なわない。
図9に示されるように、吸込具5が特定位置に配置した直後において、本体3は、吸込具5よりも後方に配置される。使用者は、吸込具5が特定位置に配置された状態で本体3と管体4とをE方向に移動させる。D方向の動作とE方向の動作とは、掃除機1を前方に動かす一連の動作として行われる。E方向の動作は、使用者がハンドル10を持った状態で吸込具5の回転軸を中心に弧を描くように移動させる動作である。このため、掃除機1は、持ち上げられることなく支持装置2に支持される。
図示されないが、吸込具5が特定位置に配置されたまま、使用者は、本体3と管体4とが斜め上方に持ち上げる。その後、使用者は、管体4を保持体8に後方から押し付ける。その結果、掃除機1は、保持体8に保持される。
次に、図10から図15を用いて、掃除機システムの変形例を説明する。
図10は実施の形態1における掃除機システムの支持装置に管体と吸込具とが支持された状態の側面図である。図11は実施の形態1における掃除機システムの支持装置に本体と管体とが支持された状態の側面図である。図12は実施の形態1における掃除機システムの支持装置に管体が支持された状態の側面図である。図13は実施の形態1における掃除機システムの支持装置に本体が支持された状態の側面図である。図14は実施の形態1における掃除機システムの支持装置に吸込具が支持された状態の側面図である。図15は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の本体と吸込具とが接続された状態の側面図である。
図10に示されるように、管体4と吸込具5とが接続された状態で、管体4は、保持体8に保持される。
図11に示されるように、本体3と管体4とが接続された状態で、管体4は、保持体8に保持される。
図12に示されるように、本体3と吸込具5とがない状態で、管体4は、保持体8に保持される。
図13に示されるように、管体4と吸込具5とがない状態で、本体3は、保持体8に保持される。
図14に示されるように、本体3と管体4とがない状態で、吸込具5は、基体6に支持される。
図15に示されるように、本体3と吸込具5とは、直接接続される。吸込具5の端部は、管体4の端部と類似する。このため、本体3と吸込具5とは、機械的かつ電気的に接続される。この状態においては、掃除機1は、吸込具5がついたハンディ型の掃除機として使用される。例えば、掃除機1は、ソファの掃除に使用される。例えば、掃除機1は、机の掃除に使用される。
次に、図16と図17とを用いて、外郭部9とハンドル10とを説明する。
図16は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の縦断面図である。図17は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の縦断面図の要部である。
図16と図17とに示されるように、外郭部9は、ケース部12とバッテリ部13と接続管部14と排気部15とを備える。
ケース部12は、全体として円筒状に形成される。ケース部12は、電動送風機16と制御部17とを収納する。電動送風機16は、集塵部11の上方に設けられる。電動送風機16は、吸気と排気とを行い得るように設けられる。制御部17は、電動送風機16の直上に設けられる。例えば、制御部17は、電動送風機16の動作を制御する。
ケース部12は、凸部18を備える。凸部18は、ケース部12の前部に設けられる。
バッテリ部13は、ハンドル10の後端部の下方において外郭部9の後部に収納される。バッテリ部13は、ケース部12に隣接する。バッテリ部13は、複数の二次電池を備える。当該複数の二次電池の電圧は、制御部17に制御される。
接続管部14は、集塵部11に沿って配置される。接続管部14の前側は、集塵部11に隣接する。接続管部14は、バッテリ部13の延長線上に配置される。接続管部14は、筒状に形成される。接続管部14は、管体4に対して着脱自在に設けられる。接続管部14の下部の内側は、管体4の上部が挿入され得るように設けられる。接続管部14は、吸込具5に対して着脱自在に設けられる。
接続管部14は、嵌合部19を備える。嵌合部19は、側面視において三角形状に形成される。嵌合部19は、上方にいくにつれて接続管部14の外側に突出する。例えば、嵌合部19の下部は、ほとんど突出しない。例えば、嵌合部19の下部は、完全に突出しない。例えば、嵌合部19は、スロープ状に形成される。
排気部15は、バッテリ部13の近傍において外郭部9に設けられる。排気部15は、ハンドル10の前部かつ下部にも設けられることもある。この場合、排気部15は、本体3の前方と後方とに設けられることになる。
ハンドル10は、本体3が図16と図17とにおいて図示されない支持装置2に支持された状態で上面視において視認可能に配置されるように設けられる。ハンドル10は、本体3の前後方向にわたって形成される。例えば、ハンドル10は、上端部から前方にわたって形成される。例えば、ハンドル10は、上端部から後方にわたって形成される。例えば、ハンドル10は、上端部から前後にわたって形成される。例えば、ハンドル10は、上端部より前方では低い位置に形成される。例えば、ハンドル10は上端部より後方では低い位置に形成される。例えば、ハンドル10は、本体3の前後方向の中心から前後に延びるように形成される。
例えば、ハンドル10は、外郭部9の前端部と後端部とにかけて連続的に形成される。例えば、ハンドル10の前端部と後端部とは、平行に設けられる。例えば、ハンドル10の中間部は、ケース部12の上方においてハンドル10の前端部と後端部とに対して湾曲して連結される。例えば、ハンドル10の中間部は、上側に凸となるように形成される。例えば、ハンドル10の後端部は、管体4の延長線上においてケース部12の後部よりもケース部12の後方側に設けられる。例えば、ハンドル10の前端部は、ケース部12の前部よりもケース部12の前方側に設けられる。例えば、ハンドル10の前端部は、ケース部12の凸部18に連結される。
好ましくは、ハンドル10は、本体3の最上部に配置される。ハンドル10は、電動送風機16の上方に配置される。好ましくは、ハンドル10とケース部12との間には、側面視において空間20が形成される。好ましくは、空間20は、ハンドル10の上端部の直下に形成される。空間20は、使用者が上方からハンドル10を持つ際に使用され、空間に手または指を挿入した状態でハンドル10を把持してもよい。
ハンドル10は、操作部21を備える。操作部21は、ハンドル10の前部に設けられる。例えば、操作部21は、複数の操作スイッチを備える。
図示されないが、本体3は、左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとを備える。例えば、左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、接続管部14の前部に設けられる。例えば、左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、集塵部11よりも下方に設けられる。左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、ハンドル10の下部に設けられることもある。
左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、本体側充電端子支持具に覆われる。左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、本体側充電端子支持具の端部に固定される。
左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、細長い金属板で形成される。左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、それぞれ細長い突起を備える。当該突起は、対応する本体側充電端子部の中央に設けられる。
左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、互いに離れた位置に配置される。左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、左右方向を向く。
使用者は、ハンドル10を持った手で操作部21を操作する。制御部17は、バッテリ部13からの電力を利用して操作部21への操作内容に基づいて電動送風機16の動作を制御する。例えば、制御部17は、電動送風機16が停止している状態において操作スイッチの一方が押された際に電動送風機16を動作させる。例えば、制御部17は、電動送風機16が動作している状態において操作スイッチの一方が押された際に電動送風機16を停止させる。例えば、制御部17は、電動送風機16が動作している状態において操作スイッチの他方が押された際に電動送風機16の回転数を変更する。
電動送風機16が動作すると、吸引風が発生する。当該吸引風により、含塵空気は、吸込具5から吸い込まれる。その後、当該含塵空気は、管体4の内部を通過する。その後、当該含塵空気は、接続管部14の内部を通過する。その後、当該含塵空気は、集塵部11に流入する。この際、当該含塵空気の塵埃は、集塵部11に収集される。その結果、清浄空気が生成される。当該清浄空気は、集塵部11から流出する。その後、当該清浄空気は、電動送風機16を通過する。その後、当該清浄空気は、排気部15から本体3の外部に排出される。
次に、図18から図21を用いて、集塵部11を説明する。
図18は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の集塵部の分解斜視図である。図19は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の集塵部の上面図である。図20は図19のF−F線における断面図である。図21は図19のG−G線における断面図である。
図18に示されるように、集塵部11は、サイクロン分離装置22とフィルタ部23とを備える。
サイクロン分離装置22は、流入部ケース24と案内部25と旋回部26と排出部27と集塵容器28と隔壁部29とを備える。
流入部ケース24は、流入口30を備える。流入口30は、流入部ケース24は側壁において開口する。
案内部25は、流入部ケース24に収納され得るように設けられる。
旋回部26は、円錐状に形成される。
集塵容器28は、円筒状に形成される。集塵容器28の長手軸は、旋回部26の長手軸に対して平行となる。集塵容器28は、底部を備える。集塵容器28は取り外し得るように設けられる。
隔壁部29は、旋回部26の下部に配置される。隔壁部29は、集塵容器28を区画する。
排出部27は、円筒状または円錐状に形成される。排出部27は、複数の微細孔を備える。排出部27の長手軸は、集塵容器28の長手軸と旋回部26の長手軸とに対して平行となる。
図19に示されるように、フィルタ部23は、流入部ケース24の上部に着脱可能に収容される。フィルタ部23は、図19においては図示されない電動送風機16とサイクロン分離装置22との間に設けられる。
図20に示されるように、旋回部26は、第1開口31と第2開口32とを備える。第1開口31は、旋回部26の側壁に形成される。第2開口32は、旋回部26の底部に形成される。
集塵容器28は、窪み部33を備える。窪み部33は、集塵容器28の底部に設けられる。図示されないが、窪み部33は、接続管部14の凸部18に接触し得るように設けられる。この際の接触点は、集塵部11が回転して本体3に接続される際の起点となる。
隔壁部29の外側は、第1集塵室34となる。隔壁部29の内側は、第2集塵室35となる。
集塵部11において、含塵空気は、流入口30から流入する。当該含塵空気は、流入部ケース24の接線方向または円周方向に流入する。当該含塵空気は、案内部25を介して旋回部26に導かれる。当該含塵空気は、旋回部26で旋回気流となる。
この際、旋回気流中のごみは、遠心力を受ける。例えば、繊維ごみ、毛髪といった比較的嵩の大きなごみαは、遠心力により第1開口31から第1集塵室34に送られる。これに対し、砂ごみ、細かい繊維といった比較的嵩の小さなごみβは、第1開口31から第1集塵室34に送られずに第2開口32から第2集塵室35に落下する。その結果、含塵空気は、清浄空気となる。当該清浄空気は、排出部27を通過する。その後、当該清浄空気は、フィルタ部23を通過する。この際、フィルタ部23は、分離されなかったより微細な塵埃を捕集する。
次に、図22から図26を用いて、管体4を説明する。
図22は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の管体の斜視図である。図23は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の管体の背面図である。図24は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の管体の側面図である。図25は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の管体の縦断面図である。図26は図24のH−H線における断面図である。
図22に示されるように、管体4は、パイプ部36とカバーパイプ37とラッチ部38と端子部39と図示されないリード線とを備える。
パイプ部36は、管体4の主要部材である。パイプ部36の上端部は、図22においては図示されない接続管部14の内側において接続管部14に接続される。
パイプ部36は、パイプ40と嵌合部41とを備える。
パイプ40は、パイプ部36の主要部である。パイプ40は、円筒状に形成される。パイプ40の内側は、風路となる。パイプ40の内部空間は、長手軸を有する。長手軸は、直線形状である。嵌合部41は、パイプ部36の前部かつ下部に配置される。嵌合部41は、図22においては図示されない吸込具5と嵌合し得るように設けられる。
カバーパイプ37は、パイプ部36の後部に結合される。カバーパイプ37の外形は、円弧状に形成される。カバーパイプ37がパイプ部36に結合された状態において、パイプ部36とカバーパイプ37とを合わせた外形は、真直ぐな棒状となる。
ラッチ部38は、管体4の前部かつ上部に配置される。ラッチ部38は、パイプ部36の外側に設けられる。例えば、ラッチ部38は、カバーを介してパイプ部36に固定される。例えば、ラッチ部38は、パイプ部36に直接固定される。ラッチ部38の中央部は、パイプ部36に支持される。ラッチ部38は、図22においては図示されない本体3と嵌合し得るように設けられる。具体的には、ラッチ部38は、接続管部14の下端部と管体4の上端部との接続を維持し得るように設けられる。ラッチ部38は、ラッチ42aとカバーラッチ42bとを備える。
図25に示されるように、ラッチ42aは、ボタン部43aとラッチ先端部43bとバネ43cとを備える。ラッチ42aは、シーソーのように変位する。例えば、ラッチ42aは、第1位置から第2位置に変位する。例えば、ラッチ42aは、第2位置から第1位置に変位する。第1位置は、図25においては図示されない本体3とパイプ部36の上端部との接続を維持する位置である。第2位置は、本体3とパイプ部36の上端部との接続を解放する位置である。
ラッチ42aは、ボタン部43aがパイプ部36の端部から離れるようにバネ43cからの力を受ける。このため、ラッチ42aにバネ43cからの力以外の外力が作用しなければ、ラッチ42aは、第1位置に配置される。
ボタン部43aがパイプ部36に近づくように押されると、ラッチ42aは、第1位置から第2位置に変位する。ラッチ先端部43bが本体3の嵌合部に接触すると、ラッチ42aは、第1位置から変化する。
カバーラッチ42bは、ラッチ先端部43bを覆う。例えば、カバーラッチ42bは、傾斜する。例えば、カバーラッチ42bは、丸みを帯びた形状である。例えば、カバーラッチ42bの幅は、パイプ部36から離れるにつれて狭くなる。カバーラッチ42bは、管体4が保持体8に保持される際のガイドとなる。
ラッチ42aが第2位置に配置された状態で、管体4と接続管部14の嵌合部とが離れる方向に移動すると、ラッチ先端部43bは、接続管部14の嵌合部との嵌合から解放される。ラッチ42aが第1位置に配置されると、ラッチ先端部43bは、接続管部14の嵌合部と嵌合する。この際、接続管部14の嵌合部の凸部は、パイプ部36が接続管部14から抜けることを抑制する。さらに、ラッチ先端部43bが接続管部14の嵌合部から離れると、ラッチ42aは、バネ43cからの力により第1位置に戻る。
管体4が本体3に挿入される際、接続管部14の嵌合部は、ラッチ先端部43bが接触する。この状態からさらに管体4が本体3の側に移動すると、ラッチ42aは、第1位置から変化する。この状態からさらに管体4が本体3の側に移動すると、本体3と管体4とは、接続される。この際、ラッチ42aは、第1位置に戻る。このように、本体3と管体4との接続は、ボタン部43aの操作を要することなく行われる。
図26に示されるように、パイプ部36は、左側凹部44aと右側凹部44bとを備える。例えば、左側凹部44aと右側凹部44bとは、パイプ40の前部に設けられる。例えば、左側凹部44aと右側凹部44bとは、ラッチ部38の後方に設けられる。例えば、左側凹部44aと右側凹部44bとは、縦長の窪みである。
例えば、左側凹部44aは、パイプ部36の表面のうち左方向を向く表面に形成される。右側凹部44bは、パイプ部36の表面のうち右方向を向く表面に形成される。これに対し、ラッチ部38は、パイプ部36の表面のうち前方向を向く表面に設けられる。管体4を上から見ると、ラッチ部38は、左側凹部44aと右側凹部44bとの間にラッチ部38が配置される。
左側凹部44aと右側凹部44bとは、同等の高さに配置される。例えば、左側凹部44aと右側凹部44bとは、ラッチ42aとカバーラッチ42bと同等の高さに配置される。左側凹部44aの最小幅と右側凹部44bの最小幅とは、カバーラッチ42bの最大幅より小さい。
図24に示されるように、管体4は、左側第1規制部45aと右側第1規制部45bと左側第2規制部46aと右側第2規制部46bとを備える。なお、左側第1規制部45aと左側第2規制部46aとは、図24の奥側に配置される。このため、図24において、左側第1規制部45aと左側第2規制部46aとは、図示されない。
例えば、左側第1規制部45aと右側第1規制部45bと左側第2規制部46aと右側第2規制部46bとは、パイプ部36の上端部の近傍に設けられる。例えば、左側第1規制部45aと右側第1規制部45bと左側第2規制部46aと右側第2規制部46bとは、ラッチ部38の近傍に設けられる。
左側第1規制部45aは、左側凹部44aの上端部に配置される。右側第1規制部45bは、右側凹部44bの上端部に配置される。左側第1規制部45aと右側第1規制部45bとは、同等の高さに配置される。なお、左側凹部44aは、図24の奥側に配置される。このため、図24において、左側凹部44aは、図示されない。
左側第2規制部46aは、左側凹部44aの下端部に配置される。右側第2規制部46bは、右側凹部44bの下端部に配置される。左側第2規制部46aと右側第2規制部46bとは、同等の高さに配置される。
端子部39は、管体4の後部かつ上部に配置される。端子部39は、図24においては図示されない吸込具5に通電するための中継部品である。端子部39は、図24においては図示されないリード線と接続される。端子部39の一部とリード線とはパイプ部36とカバーパイプ37との間に配置される。
次に図27から図31を用いて吸込具を説明する。
図27は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の正面図である。図28は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の上面図である。図29は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の側面図である。図30は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の吸込具の下面図である。図31は実施の形態1における掃除機システムの掃除機の吸込具の縦断面図である。
図27から図29に示されるように、吸込具5は、吸込口体47と連結部48と備える。
吸込口体47は、細長い形状に形成される。吸込口体47は、平面視において長方形状に形成される。平面視において、吸込口体47の短手方向は、吸込口体47における清掃方向である。平面視において、吸込口体47の長手方向は、吸込口体47の短手方向に対して垂直な方向である。吸込口体47の底面の大部分は、被清掃面に平行である。
連結部48は、吸込口体47の長手方向の中間部かつ後部と管体4とを接続する。連結部48は、吸込口体47と管体4の角度を可変させ得るように設けられる。
図30に示されるように、吸込口体47は、一対の前車輪49と一対の後車輪50と吸込口51と回転ブラシ52と図示されない電動機とを備える。
一対の前車輪49は、回転し得るように設けられる。一対の前車輪49の一方は、吸込口体47の前後方向の中央において吸込口体47の一側に設けられる。一対の前車輪49の他方は、吸込口体47の前後方向の中央において吸込口体47の他側に設けられる。
一対の後車輪50は、回転し得るように設けられる。一対の後車輪50の一方は、吸込口体47の後部において吸込口体47の一側に設けられる。一対の前車輪49の他方は、吸込口体47の後部において吸込口体47の他側に設けられる。
吸込口51は、吸込口体47の底面に形成される。吸込口51は、下方を向いて開口する。
回転ブラシ52は、吸込口51に配置される。回転ブラシ52は、回転した際に塵埃を掻き上げ得るように設けられる。
電動機は、本体3から直接供給された電力または本体3から管体4を介して供給された電力により動作し得るように設けられる。電動機の回転は、ベルト等を介して回転ブラシ52に伝達される。
吸込口体47は、安全スイッチ53を備える。安全スイッチ53は、被清掃面を検知し得るように設けられる。安全スイッチ53は、被清掃面を検知した際に回転ブラシ52が回転し得るように設定される。例えば、安全スイッチ53は、ホイール53aと図示されない弾性部材とを備える。
ホイール53aは、上下方向に移動し得るように設けられる。ホイール53aは、被清掃面に接触すると上方向に移動する。ホイール53aは、最上部に移動した際に一対の前車輪49および一対の後車輪50よりも上方に配置される。
例えば、弾性部材は、バネである。弾性部材は、ホイール53aが被清掃面から離れた際にホイール53aを予め設定した位置に戻す。
図31に示されるように、連結部48は、相互に平行でない複数の回転軸を備える。例えば、図31に示されるように、連結部48は、回転軸Xを備える。回転軸Xは、吸込口体47に対する管体4の角度を可変にするための回転軸である。回転軸Xは、吸込口体47の長手方向に沿った回転軸である。回転軸Xは、清掃方向に垂直な回転軸である。
例えば、水平方向後方を0°とした場合、連結部48は、回転軸Xを中心として角度αまで回転する。例えば、連結部48は、0°から90°の間で回転する。好ましくは、0°から92°の間で回転する。
連結部48は、端子部54を備える。端子部54は、連結部48の後部かつ上部に配置される。端子部54は、図31においては図示されない管体4および本体3と通電し得るように設けられる。
連結部48は、ラッチ部55を備える。ラッチ部55は、連結部48の前部かつ上部に設けられる。ラッチ部55は、管体4と嵌合し得るように設けられる。例えば、ラッチ部55は、ラッチ部38の真下に配置される。例えば、ラッチ部55は、ラッチ56とカバーラッチ57とを備える。ラッチ56が押された状態で管体4と連結部48とが互いに離れる方向に移動すると、管体4と連結部48との接続が解放される。
次に図32から図37を用いて、基体6と支持体7とを説明する。
図32は実施の形態1における掃除機システムの支持装置の斜視図である。図33は実施の形態1における掃除機システムの支持装置の上面図である。図34は実施の形態1における掃除機システムの支持装置の縦断面図である。図35は実施の形態1における掃除機システムの支持装置の縦断面図の要部である。図36は実施の形態1における掃除機システムの縦断面図である。図37は実施の形態1における掃除機システムの縦断面図の要部である。
図32に示されるように、基体6は、底板58と固定部59と側壁60とを備える。
底板58は、基体6の底面を形成する。底板58の上面は、平坦面である。固定部59は、底板58の上面に設けられる。固定部59は、支持体7の下端部を支持する。側壁60は、底板58と固定部59とに連結される。側壁60は、底板58のみに連結されることもある。
図33に示されるように、側壁60は、側壁60aと側壁60bと側壁60cとを備える。側壁60aと側壁60bと側壁60cとは、図33においては図示されない吸込具5を特定位置に配置するための位置決め部として機能する。特定位置は、掃除機1が支持装置2に支持される際に吸込具5が配置される位置である。
吸込具5が底板58の上面において特定位置に配置された場合、側壁60aと側壁60bと側壁60cとは、吸込具5に三方から対向するように設けられる。具体的には、側壁60aは、特定位置に配置された吸込具5の前面に対向するように設けられる。例えば、側壁60aは、吸込具5が後方から向かってくるように設けられる。側壁60bは、特定位置に配置された吸込具5の右側の側面に対向するように設けられる。側壁60cは、特定位置に配置された吸込具5の左側の側面に対向するように設けられる。例えば、吸込具5が進入しやすくなるように、側壁60bと側壁60cとの間の距離は、後方にいくにつれて長くなる。
図34に示されるように、基体6は、スロープ部61を備えることもある。スロープ部61は、図34においては図示されない吸込具5を持ち上げることなく特定位置に入れ易くするために設けられる。スロープ部61の上面は、傾斜面である。スロープ部61は、底板58に隣接する。即ち、スロープ部61の傾斜面は、底板58の平坦面に隣接する。傾斜面の高さは、底板58の平坦面から後方にいくにつれて低くなる。
図35に示されるように、基体6は、制御部62と板金部材63とを備える。
例えば、制御部62は、図35においては図示されないバッテリ部13の二次電池の充電を制御する機能を備える。例えば、制御部62は、外部からの交流電力を直流電力に変換する機能を備える。
板金部材63は、おもりとしての機能を備える。板金部材63は、制御部62の燃焼による燃え広がりを防ぐ機能を備える。板金部材63は、制御部62を保護する機能を備える。板金部材63は、基体6と図35においては図示されない支持体7とを強固に固定する機能を備える。例えば、板金部材63は、難燃部材で形成される。例えば、板金部材63は、炎にさらされる間は燃えるが、炎から離されれば消火して延焼しにくい、自己消火性を有する。例えば、板金部材63は、1.6mm以上の厚みの鋼板である。好ましくは、板金部材63は、2.0mm以上の厚みの鋼板である。例えば、板金部材63は、SGHC材の鋼板である。板金部材63は、制御部62の少なくとも一部を覆う。例えば、板金部材63は、制御部17の上方を覆う。好ましくは、板金部材63は、制御部17の全体を覆う。
図36と図37とに示されるように、支持体7は、本体3等の重量物を支持する際に折れないように設けられる。例えば、支持体7の外観の少なくとも一部は、樹脂部材よりも強度がある部材で形成される。例えば、支持体7の外観の少なくとも一部は、金属部材で形成される。当該金属部材は、鉛直方向に延びる。例えば、当該金属部材は、支持体7の下端から上端まで延びる。例えば、当該金属部材は、図36と図37とにおいては図示されない板金部材63に強固に固定される。
次に、図38から図44を用いて、保持体8を説明する。
図38は実施の形態1における掃除機システムの支持装置の保持体の斜視図である。図39は実施の形態1における掃除機システムの支持装置の保持体の正面図である。図40は実施の形態1における掃除機システムの支持装置の保持体の縦断面図の要部である。図41は実施の形態1における掃除機システムの支持装置の保持体の要部の斜視図である。図42は実施の形態1における掃除機システムの要部の縦断面図である。図43は図42のI−I線における断面図の要部である。図44は図42のN−N線における断面図の要部である。
図38に示されるように、保持体8は、保持ケース64と管体保持部65と本体保持部66と解除部67とを備える。
保持ケース64は、図38においては図示されない支持体7の上部に固定される。保持ケース64の一部は、上方から見て凹形状である。保持ケース64の凹形状の部分において、空間が存在する。当該空間は、上方と下方とに開口する。当該空間は、上下一直線状に後方に開口する。
図39に示されるように、保持ケース64は、内壁64aと内壁64bと内壁64cとを備える。内壁64aと内壁64bと内壁64cとは、保持ケース64の凹形状の一部を形成する。内壁64aは、上記凹形状の部分を形成する内壁のうち、内壁64bと内壁64cとの間に配置された奥側の内壁である。
図示されないが、保持ケース64は、複数の軸支持部を備える。例えば、複数の軸支持部の各々は、穴である。例えば、複数の軸支持部の各々の一部は、円弧状である。例えば、複数の軸支持部の各々の一部は、切り欠かれる。
管体保持部65は、保持ケース64に支持される。管体保持部65は、図39においては図示されない掃除機1を保持する。例えば、管体保持部65は、掃除機1を両側から挟んで保持する。具体的には、管体保持部65は、管体4の上端部を両側から挟んで保持する。管体保持部65は、本体3を両側から挟むこともある。
本体保持部66は、保持ケース64に支持される。本体保持部66は、管体保持部65よりも上方に配置される。本体保持部66は、本体3を保持する。例えば、本体保持部66は、接続管部14を保持する。具体的には、本体保持部66は、接続管部14を両側から挟んで保持する。本体保持部66は、本体3の一部を挟んで保持することもある。本体保持部66は、本体3を充電し得る。
解除部67は、保持ケース64の内壁64aから突出する。例えば、解除部67において、内壁64aから離れた上端部と下端部とは、傾斜していてもよい。また、下端部は、内壁64aから略垂直に突出していてもよい。換言すると上端部のみ傾斜していてもよい。例えば、解除部67において、内壁64aから離れた上端部と下端部とは、丸みを帯びる。図39においては図示されないが、解除部67は、ラッチ部38のボタン部43aよりも上方、または同等の高さに配置される。解除部67の幅は、ボタン部43aの幅より小さい。
図41に示されるように、例えば、管体保持部65は、左側保持部68aと右側保持部68bとバネ69とを備える。
例えば、左側保持部68aと右側保持部68bとは、互いに対向するように配置される。例えば、左側保持部68aと右側保持部68bとは、対称に配置される。
左側保持部68aは、左側軸部70aを備える。左側軸部70aは、左側保持部68aの前部に設けられる。左側軸部70aは、左側保持部68aの上端部と下端部とから突出する。左側軸部70aは、図41においては図示されない保持ケース64の軸支持部に回転自在に支持される。この際の左側保持部68aの回転方向は、掃除機システムの上下方向に対して直交方向である。当該回転方向は、床面に対して水平方向である。
右側保持部68bは、右側軸部70bを備える。右側軸部70bは、右側保持部68bの前部に設けられる。右側軸部70bは、右側保持部68bの上端部と下端部とから突出する。右側軸部70bは、図41においては図示されない保持ケース64の軸支持部に回転自在に支持される。この際の右側保持部68bの回転方向は、掃除機システムの上下方向に対して直交方向である。当該回転方向は、床面に対して水平方向である。
例えば、バネ69は、引張りバネである。左側軸部70aおよび右側軸部70bよりも後方に配置される。バネ69は、左側保持部68aと右側保持部68bとに接続される。バネ69は、初張力により左側保持部68aと右側保持部68bとを互いの側に引き付ける。バネ69は、自らの力以外の外力が左側保持部68aと右側保持部68bとに作用しない際に左側保持部68aと右側保持部68bとを最も接近させる。
図41に示されるように、本体保持部66は、左側保持部71aと右側保持部71bとバネ72と支持装置側充電端子部とを備える。
左側保持部71aは、左側保持部71aの一部と右側保持部71bとの一部とは、上面視において三角状に形成される。左側保持部71aと右側保持部71bとは、同じ高さに配置される。左側保持部71aと右側保持部71bとは、対称に配置される。
左側保持部71aは、左側軸部73aを備える。左側軸部73aは、左側保持部71aの前部に設けられる。左側軸部73aは、円筒状である。左側軸部73aは、左側保持部71aの上端部と下端部とから突出する。左側軸部73aは、図41においては図示されない保持ケース64の軸支持部に回転自在に支持される。この際の左側保持部71aの回転方向は、掃除機システムの上下方向軸に対して直交方向である。当該回転方向は、床面に対して水平方向である。
右側保持部71bは、右側軸部73bを備える。右側軸部73bは、右側保持部71bの前部に設けられる。右側軸部73bは、円筒状である。右側軸部73bは、右側保持部71bの上端部と下端部とから突出する。右側軸部73bは、図41においては図示されない保持ケース64の軸支持部に回転自在に支持される。この際の右側保持部71bの回転方向は、掃除機システムの上下方向軸に対して直交方向である。当該回転方向は、床面に対して水平方向である。
例えば、バネ72は、引張りバネである。左側軸部73aおよび右側軸部73bよりも後方に配置される。バネ72は、左側保持部71aと右側保持部71bとに接続される。バネ72は、初張力により左側保持部71aと右側保持部71bとを互いの側に引き付ける。バネ72は、自らの力以外の外力が左側保持部71aと右側保持部71bとに作用しない際に左側保持部71aと右側保持部71bとを最も接近させる。
図41に示されるように、本体保持部66は、左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとを備える。
左側支持装置側充電端子部74aは、左側保持部71aの上部に設けられた傾斜部の下方に設けられる。右側支持装置側充電端子部74bは、右側保持部71bの上部に設けられた傾斜部の下方に設けられる。
左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとは、三角状の金属板で形成される。左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとは、先細りとなるように形成される。左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとは、互いの左右方向の距離が近くなるほど奥行幅が小さくなるように形成される。左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとは、同じ高さに配置される。左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとは、対称に配置される。
図44において、左側保持部68aと右側保持部68bとは、先端部を有する。左側保持部68aと右側保持部68bとの先端部は、外観に露出する左側保持部68aと右側保持部68bとの部分において、最も近い距離に配置されていても良い。また、左側保持部68aと右側保持部68bとは、先端部が向かい合うように配置されても良い。左側保持部68aと右側保持部68bとは、先端部から後方に向かって傾斜する後方傾斜面を有する。左側保持部68aと右側保持部68bとは、先端部より前方に向かって傾斜する前方傾斜面を有する。図44に示されるように、先端部からの長さは、後方傾斜面の方が前方傾斜面より長く形成される。また、先端部からの角度は、後方傾斜面の方が前方傾斜面より緩やかに傾斜する。換言すると、先端部から、前方および後方に等しく離れた位置において、後方傾斜面の方が前方傾斜面より左側保持部68aと右側保持部68bとの間隔が狭い。換言すると、左側保持部68aと右側保持部68bとの間隔は、後方傾斜面の方が前方傾斜面より間隔が緩やかに変化する。その結果、管体4は、保持体8に支持されやすく、保持体8から外れにくい。換言すると、管体4を支持装置から外すために必要な力は、管体4を支持装置2に支持させるために必要な力より大きい。換言すると、掃除機1を支持装置2から外すために必要な力は、掃除機1を支持装置2に支持させるために必要な力より大きい。
図44において、管体4が左側保持部68aと右側保持部68bとに接触する前において、左側保持部68aの先端部と右側保持部68bの先端部との間隔は、ラッチ部38の幅よりも短い。左側保持部68aの先端部と右側保持部68bの先端部との間隔は、左側凹部44aと右側凹部44bとの距離よりも幅よりも短い。
ラッチ部38が左側保持部68aと右側保持部68bとに接触した後にラッチ部38が左側保持部68aと右側保持部68bとに押し付けられるように移動すると、左側保持部68aと右側保持部68bとは、互いの間隔が広げる方向に変位する。
ラッチ部38がさらに左側保持部68aと右側保持部68bとに押し付けられるように移動すると、左側保持部68aの先端部と右側保持部68bの先端部とは、左側凹部44aと右側凹部44bとにそれぞれ収納される。この際、左側保持部68aと右側保持部68bとは、互いの間隔が狭まる方向に変位する。その結果、管体4は、左側保持部68aと右側保持部68bとに挟まれた状態で保持体8に保持される。
左側保持部68aの先端部と右側保持部68bの先端部とが左側凹部44aと右側凹部44bとにそれぞれ収納された状態において、左側保持部68aと右側保持部68bとは、バネ69の力により左側凹部44aと右側凹部44bとを押し付ける。使用者による外力等のバネ69以外の外力が作用しない限り、左側保持部68aと右側保持部68bとは、バネ69の力により左側凹部44aと右側凹部44bとを押し付け続ける。その結果、管体4は、保持体8に保持された状態で上下方向を向く。
パイプ部36が保持体8から離れる方向に移動すると、左側保持部68aと右側保持部68bとは、互いの間隔が広げる方向に変位する。例えば、パイプ部36が後方に移動すると、左側保持部68aと右側保持部68bとは、互いの間隔が広げる方向に変位する。パイプ部36が左側保持部68aと右側保持部68bとから外れると、左側保持部68aと右側保持部68bとは、バネ69の力により最も接近する位置に配置される。
なお、詳細は図示されないが、管体4が保持体8に保持された状態において、左側第1規制部45aの下面は、左側保持部68aの上方に配置される。右側第1規制部45bの下面は、右側保持部68bの上方に配置される。左側第2規制部46aの上面は、左側保持部68aの下方に配置される。右側第2規制部46bの上面は、右側保持部68bの下方に配置される。
管体4は、左側第1規制部45aと右側第1規制部45bとが左側保持部68aと右側保持部68bとにそれぞれ接触することで支持される。好ましくは、管体4は、左側第1規制部45aと右側第1規制部45bとが左側保持部68aの上端部と右側保持部68bの上端部とにそれぞれ接触することで支持される。
管体4が保持体8に保持された状態において管体4が上方に移動すると、左側第2規制部46aと右側第2規制部46bとは、左側保持部68aと右側保持部68bとにそれぞれ接触する。好ましくは、左側第2規制部46aと右側第2規制部46bとは、左側保持部68aの下端部と右側保持部68bの下端部とにそれぞれ接触する。その結果、管体4は、上方への移動を規制される。
また、吸込具5と管体4との接続の有無に関わらず、左側第1規制部45aと右側第1規制部45bとが左側保持部68aと右側保持部68bとにそれぞれ支持される。その結果、管体4は、姿勢と位置とを変えずに支持装置2に支持される。この際、吸込具5と管体4とが接続されていれば、吸込具5の後車輪50は底板58の上面からわずかに浮く。
本体3が支持装置2から外された状態において、左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとの間隔は、左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとの間隔よりも短い。本体3が支持装置2に近づくと、左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとにそれぞれ接触する。その後、左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとが左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとにそれぞれ押し付けられるように移動すると、左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとは、互いの間隔が広がる方向に変位する。この際、左側保持部71aと右側保持部71bとは、互いの間隔が広がる方向に変位する。本体3が支持装置2に支持されると、本体保持部66は、左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとを挟むように保持する。その結果、本体3は、支持装置2に支持された状態で安定する。本体3が支持装置2から外されると、左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとは、バネ72の力により最も接近する位置に配置される。
なお、左側保持部71aの一部と右側保持部71bの一部とは、上面視において三角状となっている。さらに、左側保持部71aの上部と右側保持部71bの上部とにおいては、傾斜部が形成されている。このため、左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、上方および後方のいずれから左側保持部71aと右側保持部71bとにそれぞれ接触しても、左側保持部71aと右側保持部71bとの間隔は広がる。また、本体3が上方および後方のいずれの方向に移動しても、本体3は、支持装置2から外れる。
本体3が支持装置2に支持された状態において、左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとに接触する。その結果、商用電源等の外部の交流電源に接続された支持装置2から本体3への給電経路がつながる。この際、基体6は、内蔵した電力変換回路により交流電力を直流電力に変換して左側支持装置側充電端子部74aと右側支持装置側充電端子部74bとに供給する。左側本体側充電端子部Lと右側本体側充電端子部Rとは、本体3の内部に配設される図示されないリード線を介してバッテリに直流電力を供給する。
管体4が上方に移動すると、ボタン部43aは、解除部67に押されながら上方に移動する。その結果、ラッチ42aは、第2位置に配置される。この際、ラッチ部38は、接続管部14の嵌合部から外れる。
ラッチ42aが第2位置に配置された後、さらに管体4が上方に移動すると、左側第2規制部46aと右側第2規制部46bとは、左側保持部68aと右側保持部68bとにそれぞれ接触する。その結果、管体4は、上方への移動を規制される。さらに本体3が上方に移動すると、本体3は、管体4から外れる。
管体4が支持装置2に支持された状態において、本体3を上方から支持装置2に近づけると、ラッチ先端部43bは、接続管部14の嵌合部に接触する。その後、本体3を上方から支持装置2にさらに近づけると、本体3と管体4とが接続される。さらに、本体3と支持装置2とが接続される。
なお、管体4と保持体8との着脱時においては、ラッチ部38に対し、バネ43cからの力以外の外力は作用しない。この際、ラッチ42aは、第1位置に配置された状態を維持する。
また、掃除機システムは、基体6を支点に予め設定された範囲を超えて傾斜すると転倒する。しかしながら、傾斜角度が10°以内のとき、例えば、10°以内の傾斜した載置面に支持装置2を載置したとき、換言すると、重力および傾斜面からの以外の外力が働かない状態において、掃除機システムおよび支持装置2単体で転倒せず、かつ、掃除機1が支持装置2に支持された掃除機システムにおいて、掃除機1が支持装置2から外れることはない。また、載置面が後方に傾斜状態、換言すると支持装置2から掃除機1が外れる方向に載置面が傾斜した状態、に対して、掃除機システムまたは支持装置2の転倒角度、および掃除機1が支持装置2から外れるリリース角度の値は予め設定されている。掃除機1の重心は、支持装置2の重心より高い位置に配置される。このため、掃除機1が支持装置2に支持された状態での転倒角度は、支持装置2の転倒角度より小さい。また、リリース角度は、掃除機システムの転倒角度と支持装置2の転倒角度の間に設定される。
また、掃除機1が支持装置2に支持された状態において、後方に向けて徐々に力を加えると、転倒する。しかし、掃除機1が支持装置2に支持された状態において、後方に向けて、掃除機1に徐々に力を加えた際に、掃除機1が支持装置2に支持された状態で倒れるより早く、掃除機1が支持装置2から外れるようリリース力は設定される。換言すると、掃除機1が支持装置2に支持された状態において、後方に向けて本体3に力を加えた際に、掃除機1を支持装置2から外すために必要な力は、後方に向けて本体3に力を加えた際に、掃除機1が支持装置2に支持された状態で転倒する際に必要な力より小さい。なお、力を加える場所は、例えばハンドル10である。また、掃除機1が支持装置2に支持された状態で転倒する際に必要な力とは、水平面に載置され、掃除機1が支持装置2に支持された状態で後方に力を加えた際に、基体6、例えば基体6の後端部を支点に傾斜させた状態で、転倒し得る転倒角度に達するために必要な力である。
以上で説明した実施の形態1によれば、ハンドル10は、ケース部12の後端部から前端部にかけて連続的に形成される。例えば、ハンドル10の後端部と前端部とは平行である。例えば、ハンドル10の中間部は、ハンドル10の後端部と前端部とに対して湾曲して連結される。このため、掃除が行われる場面に応じて、適切な握り箇所を確保することができる。その結果、使用者は、掃除が行われる場面に応じて握りやすい個所を握ることができる。
また、吸込具5が支持装置2に支持された状態において、本体3と管体4と吸込具5との前部は、支持装置2に対向する。例えば、掃除機1の前部は、掃除機1の後部よりも支持体7または支持体7の仮想延長線上に近い位置に配置される。例えば、管体4の前部は、管体4の後部よりも支持体7に近い位置に配置される。例えば、吸込具5の前部または上部は後部または下部よりも支持体7に近い位置に配置される。
また、本体3と管体4と吸込具5とは、一体として接続された状態で支持装置2に支持される。すなわち、掃除機システムとしての高さは高くなる。例えば、支持装置2の上面視における最大長さの寸法より掃除機システムの最大高さの寸法は大きい。
また、支持装置2は、本体3の二次電池を充電する。支持装置2は、交流電源を必要とする。例えば、支持装置2の電源コードは、壁際のコンセントに接続される。このため、支持装置2は、壁際に設置されたほうがよい。支持装置2が壁際に設置された場合、使用者が不用意に支持装置2に接触することを抑制できる。支持装置2が倒れる向きを制限できる。電源コードに使用者の足を引っかかることを抑制できる。
また、掃除機1が支持装置2に支持された状態においては、掃除機1の後方に使用者は立つ。この際、支持装置2の前方は、壁際を向く。掃除機1の後部は、使用者に向く。この状態において、使用者は、掃除機1を支持装置2から取り外す。例えば、床掃除、机掃除等の高い位置以外の場所を掃除する場合、使用者は、本体3の後部を使用者側に向けた状態で掃除機1を傾けて使用する。支持装置2と掃除機1の着脱時と清掃時はいずれにおいても掃除機1の後部が使用者に向く。このため、掃除機1と支持装置2との着脱時と清掃時とにおいて掃除機1の向きを変える必要がなく、掃除機1の使い勝手をよくすることができる。
また、ハンドル10は、前後方向に延びる。使用者は、掃除機1と支持装置2の着脱時にハンドル10を掴む。この際のハンドル10を握る向きは、清掃中のハンドル10を握る向きと同じである。このため、掃除機1と支持装置2との着脱時と清掃時とにおいてハンドル10を持ち替える必要がなく、掃除機1の使い勝手をよくすることができる。特に、ハンドル10を握る手と反対側の手で、本体3を支持する必要がない。第2のハンドル等を必要としない。
また、ハンドル10を上端部から前方にわたって形成してもよい。この際、掃除機1が支持装置2に支持された状態において、ハンドル10の前方は、上端部より低い位置に配置される。このため、使用者は、ハンドル10を持って容易に掃除することができる。例えば、使用者は、ハンドル10の上端部を持って掃除機1と支持装置2とを容易に着脱することができる。この際、ハンドル10の持つ位置を変える必要はない。ただし、掃除機1の形体または掃除機1の使用場所に応じてハンドル10の持つ位置は変更してもよい。このため、掃除機1の使い勝手をよくすることができる。特に、ハンドル10を握る手と反対側の手で、本体3を支持する必要がない。第2のハンドル等を必要としない。
また、ハンドル10を上端部から後方にわたって形成してもよい。掃除機1が支持装置2に支持された状態において、ハンドル10の前方は、上端部より低い位置に配置される。このため、使用者は、ハンドル10を持って容易に掃除することができる。例えば、作業者は、ハンドル10の後方を持って、肘と肩と手首とに負担なく、掃除機1を支持装置2から着脱できる。例えば、使用者は、ハンドル10の上端部を持って支持装置2と掃除機1の着脱を行い、ハンドル10の持つ位置を変えずに清掃することができる。ただし、掃除機1の形体または掃除機1の使用場所に応じてハンドル10の持つ位置は変更してもよい。例えば、掃除機1と支持装置2との着脱時にハンドル10の後方よりを持ち、清掃時にハンドル10の少し前方に持つ位置をずらしてもよい。このため、掃除機1の使い勝手をよくすることができる。特に、ハンドル10を握る手と反対側の手で、本体3を支持する必要がない。第2のハンドル等を必要としない。
また、支持装置2において、支持体7、板金等の重量物は、支持装置2の中心よりも一側に配置される。例えば、支持体7、板金等の重量物は、支持装置2の中心よりも前方に配置される。このため、支持装置2の重心は、支持装置2の中心よりも前方に配置される。管体4は、支持装置2の中心よりも支持装置2の他端側に配置される。例えば、管体4は、支持装置2の中心よりも支持装置2の後方に配置される。このため、管体4は、掃除機1が支持装置2に支持された状態で支持体7との間に前後方向の空間をあけて配置される。その結果、側面視において、掃除機システムの奥側を視認しやすくなる。例えば、人を視認しやすくなる。例えば、幼児等背が低い対象を視認しやすくなる。このため、掃除機システム周辺の安全性を確保することができる。
また、本体3は、吸込具5の上方に配置される。本体3の中心は、管体4の中心よりも前方に配置される。このため、本体3の重心は、管体4の中心と同等もしくは管体4よりも前方に配置される。この際、本体3と管体4との重心または掃除機1の重心は、管体4の中心と同等または管体4の中心よりも前方に配置される。好ましくは、本体3の中心は、管体4よりも前方に配置される。掃除機1の重心は管体4の中心よりも前方に配置される。支持装置2の重心は、支持装置2の中心よりも前方に配置される。掃除機1が支持装置2に支持された状態において、掃除機1の重心は、支持装置2の中心よりも後方に配置される。この際、掃除機1の重心と支持装置2の重心とは、支持装置2の中心に対して、互いに反対側に配置される。このため、掃除機1と支持装置2との重心は、前後方向の一側に偏らないこのため、掃除機1と支持体7との転倒を抑制できる。さらに、掃除機1が支持装置2から後方に取り外される際に支持装置2が転倒することを抑制できる。
また、掃除機1が支持装置2に支持された状態において、本体3の重心は、吸込口体47の回転軸Xよりも前方にある。支持体7は、掃除機システムの中心よりも前方に配置される。支持体7と保持体8とを合わせた重心は、掃除機システムの中心よりも前方に配置される。本体3は、掃除機システムの中心より後方において掃除機システムの中心に近い位置に配置される。この場合、本体3と管体4と保持体8とを合わせた重心は、管体4と保持体8を合わせた重心よりも掃除機システムの中心に近い。このため、掃除機システムの重心が前後方向の一側に偏ることを抑制できる。その結果、掃除機システムの転倒を抑制できる。掃除機1が支持装置2に支持されることで掃除機システムの重心がより高い位置に配置されても、支持装置2の重心より、掃除機システムの重心の方が中心により近い位置に配置される。このため、掃除機システムの転倒の抑制を維持できる。
また、板金部材63は、難燃材料で形成される。板金部材63は、制御部62を覆う。支持装置2は、掃除機1より重い。このため、制御部62に異常が発生しても周辺の樹脂部品等への燃え広がりを抑制できる。掃除機1と支持装置2との着脱時に支持装置2の転倒を抑制できる。その結果、掃除機システムの安全性を高めることができる。
また、吸込具5の後部の両端は、丸みを帯びた形状である。底板58は、円形状である。基体6は、上面視において円形状である。基体6の側面は、円弧状である。掃除機1が支持装置2に支持された状態において、吸込具5と基体6とを合わせた側面は円形状である。掃除機システムにおいて、吸込具5および基体6よりも上部は、上面視において底板58より内側に配置される。この際、上面視において、掃除機システムの外観は、円形状である。このため、全ての方向に対して掃除機システムの転倒を抑制できる。掃除機システムの角部をなくすことで、人の足のひっかかりを抑制でき、掃除機システムを居住空間に設置しやすくすることができる。さらに、本体3と管体4と支持体7と保持体8と基体6よりも内側に配置させることで、人が誤って支持装置2に触れることを抑制でき、掃除機システムの安全性を高めることができる。
なお、支持装置2で本体3を支持してもよい。例えば、支持装置2で集塵部11またはハンドル10を支持してもよい。例えば、集塵部11の上端部と同等高さ、もしくは上端部よりも上側で本体3を保持してもよい。また、例えば、バッテリ部13の下端部より上側で本体3を保持してもよい。好ましくは、支持装置2で集塵部11の底部またはハンドル10の前部を支持すればよい。ハンドル10の前部が底部を有する場合、当該底部を支持すればよい。例えば、支持体7の後部または上部に支持部を有し、当該支持部で本体3を保持すればよい。換言すると、支持体7の真上に支持部を有し、本体3を保持してもよい。これにより、管体4に加えて本体3の少なくとも一部を支持することで、掃除機システムの安定性を高めることができる。管体4を取り外された本体3のみを支持装置2で支持することができ、掃除機システムの汎用性を広げることができる。また、高い位置を保持することで、掃除機1が支持装置2から外れにくくなる。また、バッテリ等の重量物より、上側を把持することにより、支持装置2から外れにくくなる。例えば、吸込具5の回転軸Xを支点に掃除機1を取り外す際は、同じ力で掃除機1を把持した場合でも、上側を把持した方が、掃除機システムの安定性を高めることができる。このため、上述した高さで本体3を保持することが好ましい。その結果、掃除機システム使い勝手を良くすることができる。
また、支持装置2は、集塵部11の底部を支持してもよい。例えば、本体3と管体4とが接続した状態で支持装置2に接続された場合、集塵部11は、保持体8からわずかに浮いた状態であってもよい。例えば、本体3が管体4との接続を解放された状態では、支持装置2は、本体3の重心の真下を支持してもよい。換言すると、本体3が管体4との接続が解放された状態では、集塵部11の底部が支持装置2に支持されていてもよい。好ましくは保持体8の上面で支持する。但し、本体3の重心の真下を直接的に支持していなくてもよい。例えば、円弧上に支持し、円弧の内側に上面視における重心があればよい。例えば、3点以上で支持し、各々の点を結んだ角形の内側に上面視における重心があればよい。これにより、重心が、支持された領域内に配置されるため、転倒しない。また、本体3を支持装置2に設置した際の安定性を高めることができ、使い勝手が良い。
また、掃除機1は、支持装置2に支持されている状態から後方に移動することで支持装置2から外れる。このため、掃除機1を上方に持ち上げることなく、掃除機1を支持装置2から外すことができ、掃除機1の使い勝手をよくすることができる。
また、掃除機1は、支持装置に支持されている状態から吸込具5の回転軸Xを中心に後方に回転することで支持装置2から外れる。このため、掃除機1を上方に持ち上げることなく、掃除機1を支持装置2から外すことができ、掃除機1の使い勝手をよくすることができる。
また、保持体8は、管体4が本体3から取り外された状態で管体4を保持している際に本体3が特定の方向に移動することで、本体3が支持装置2に支持され、かつ本体3と管体4とが接続される。ここでいう特定の方向とは例えば下方向である。このため、例えば、ハンディ型掃除機として本体3を使用して掃除した後、本体3を支持装置2に支持させれば、本体3は管体4と接続される。このため、本体と管体4とを接続する手間が省け、掃除機1の使い勝手をよくすることができる。
なお、保持体8は、管体4と吸込具5とが接続された状態かつ吸込具5の後輪を浮かせた状態で管体4を保持する。この場合、塵埃の吸込具5への付着または吸込具5の寸法のばらつきにより吸込具5の高さが変わっても、掃除機1と支持装置2との接続がゆるくなることを抑制できる。
また、支持装置2は、管体4が本体3に接続された状態と管体4が本体3との接続から解放された状態とにおいて管体4を保持する。好ましくは、保持体8が管体4を保持する。この際、管体4に吸込具5が接続されていてもいなくても、保持体8は、管体4を保持する。換言すると、支持装置2は、管体4のみを支持することができる。このため、管体4との接続から解放された状態で本体3を使用する際、管体4を支持装置2に保持した状態に維持できる。また、例えば、掃除機1で掃除をしている時に吸込具5を本体3に直接接続した場合は、外した管体4を支持装置2に支持させることができる。その結果、管体4の置き場所に支持装置2以外のスペースを必要とせず、管体4の置き場所に困らない。例えば、管体4を床に置いておく必要がない。管体4を壁に立て掛けておく必要がない。壁に立て掛けた管体4が転倒することもない。管体4を紛失することもない。
また、支持装置2は、本体3との接続から解放された管体4が吸込具5に接続された状態と本体3に接続された管体4が吸込具5に接続された状態において管体4を保持する。このため、管体4との接続から解放された状態で本体3を使用する際、管体4と吸込具5とを支持装置2に保持した状態に維持できる。その結果、管体4と吸込具5との置き場所に支持装置2以外のスペースを必要とせず、管体4と吸込具5の置き場所に困らない。例えば、管体4と吸込具5とを床に置いておく必要がない。管体4と吸込具5とを壁に立て掛けておく必要がない。壁に立て掛けた管体4が転倒することもない。管体4と吸込具5とを紛失することもない。
また、支持装置2は、吸込具5と本体3の接続状態に依らずに管体4の姿勢を同等にして管体4を保持する。このため、管体4を紛失することもない。また、支持装置2においては、吸込具5と本体3の接続状態に依らずに、掃除機1を支持するために必要な床面積は変わらない。
また、支持装置2は、本体3との接続から解放された管体4の着脱方向を横方向にして管体4を保持する。このため、重力に抗う方向に管体4を持ち上げることなく、管体4と保持体8とを容易に着脱できる。管体4に重量物が配置される本体3が接続された状態において、特に効果が発揮される。この際、管体4に接続された吸込具5を底板58に接触させた状態で、特定の横方向に移動させれば、さらに重量感を感じずに管体4と保持体8とを着脱することができる。
また、支持装置2が本体3との接続から解放された管体4を保持している状態において本体3を支持した際、管体4が本体3に接続される。換言すると、本体3が上方から支持装置2に接近することにより、本体3が支持装置2に支持され、かつ支持装置2に支持されている管体4に本体3が接続される。例えば、本体3が下方に移動すると、本体3が支持装置2に支持される。この際、管体4が本体に接続される。このため、ハンディ型掃除機として本体3を使用して清掃した後に本体3が支持装置2に支持される際、管体4と本体3との接続および本体3の支持装置2への支持を同時に行うことができる。
また、保持体8および管体4の少なくとも一つは、管体4が下方に移動することを規制する。例えば、管体4は、左側第1規制部45aと右側第1規制部45bとを備える。このため、管体4の保持力が弱い場合でも、管体4が下方にずれることを抑制できる。例えば、本体3と管体4とが接続された状態でも、管体4が下方にずれることを抑制できる。その結果、本体3と管体4との接続および管体4と保持体8との着脱を確実に行うことができる。
また、保持体8が管体4を保持した状態で、保持体8および管体4の少なくとも一つは、管体4が上方向に移動することを規制する。例えば、管体4は、左側第2規制部46aと右側第2規制部46bとを備える。この際、保持体8は、管体4の着脱方向を横方向にして管体4を保持する。管体4と本体3が接続された状態において本体3が上方に移動した場合、左側第2規制部46aと右側第2規制部46bとは、管体4の上方向への移動を規制する。その結果、本体3だけが上方向に移動し、本体3は、管体4から取り外される。このため、本体3の移動方向取り外し方向を変えることで、本体3のみの清掃と本体3と管体4を接続した状態での清掃を選択できる。
また、保持体8は、管体4を保持した状態において管体4が上方に移動した場合に、管体4のラッチ42aの位置を変えることで管体4と本体3との接続を解放する。管体4がさらに上方に移動した場合に管体の上方の移動は規制される。この場合、ラッチ部38が設けられる場合でも、管体4と本体3とを容易に着脱できる。例えば、使用者がハンドル10を持った状態で本体3を上方向に移動させれば、管体4が支持装置2に保持された状態において、本体3が支持装置2から取り外される。このため、本体3の移動方向取り外し方向を変えることで、本体3のみの清掃と本体3と管体4を接続した状態での清掃を選択できる。
また、保持体8は、本体3を保持した場合に本体3のバッテリに電力を供給する。このため、吸込具5と管体4とのメンテナンスの際に、本体3が支持装置2にされた状態にしておけば、余分なスペースを必要とせずに、本体3のバッテリを充電できる。
また、保持体8は、支持体7よりも後方において管体4の前部を保持する。この場合、掃除機1と支持装置2との着脱時と掃除機1での清掃時とで管体4の後方が使用者に向く。このため、掃除機1と支持装置2との着脱時と掃除機1での清掃時とで掃除機1の向きを変える必要がない。
なお、保持部が管体4を保持する保持力を十分に備えていれば、規制部を設けなくてもよい。また、吸込具5と管体4とが接続された状態で、吸込具5が底板58に支持される形態であれば、保持部の保持力は、強くなくてもよい。例えば、吸込具5の底部が底板58と平行な状態で吸込具5が支持されれば、規制部がなくても、本体3と管体4とが接続された状態でも、管体4は下方に滑り落ちることはなく姿勢を維持できる。
また、保持体8でパイプ部36を保持してもよい。
また、リリース角度は、支持装置2の転倒角度と、掃除機1が支持装置2に支持された状態の転倒角度との間に設定される。換言すると、基体6を支点に後方に傾斜させた状態において支持装置2に支持された掃除機1が支持装置2から外れる角度は、基体6を支点に後方に傾斜させた状態かつ掃除機1が支持装置2に支持された状態において、掃除機1を支持した支持装置2が転倒する角度と、基体6を支点に後方に傾斜させた状態において掃除機1が取り外された状態の支持装置2が転倒する角度と、の間である。これにより、不用意に掃除機1が支持装置2から外れにくく、かつ、掃除機1が支持装置2から外れにくいということがなく、使い勝手がよい。
また、水平方向に本体3を支持装置2から取り外すために必要な力は、水平方向に本体3を支持装置2に支持させるために必要な力より、大きくても良い。また、水平方向に掃除機1を支持装置2から取り外すために必要な力は、水平方向に掃除機1を支持装置2に支持させるために必要な力より、大きくても良い。これにより、不用意に外れにくくなり、安定性を向上させることができる。
また、掃除機1が支持装置2に支持された状態で、後方に向けて本体3に作用し、掃除機1を支持装置2から外すために必要な力は、後方に向けて本体3に作用し、掃除機1が支持装置2に支持された状態で転倒する際に必要な力より小さい。これにより、掃除機1を支持装置2から取り外そうとした際に、支持装置2から掃除機1が容易に外れる。掃除機1が支持装置2から外れずに、掃除機1と支持装置2一体の転倒角度に至るまで傾斜するということがない。
また、掃除機1を支持装置2に設置した状態で、後方に向けてハンドル10に作用し、掃除機1を支持装置2から外すために必要な力は、後方に向けてハンドル10に作用し、基体6を支点に後方に傾斜させた状態で、転倒し得る、掃除機1と支持装置2一体の転倒角度、に達するために必要な力より小さい。換言すると、掃除機1が支持装置2に支持された状態において、後方に向けてハンドル10に作用し、掃除機1を支持装置2から外すために必要な力は、後方に向けてハンドル10に作用し、基体6を支点に後方に傾斜させた状態かつ、掃除機1が支持装置2に支持された状態において、掃除機1を支持した支持装置2が転倒する角度に達するために必要な力より小さい。これにより、掃除機1を支持装置2から取り外そうとした際に、支持装置2から掃除機1が容易に外れる。掃除機1が支持装置2から外れずに、掃除機1と支持装置2一体の転倒角度に至るまで傾斜するということがない。例えば、ハンドル10を把持した状態で後方に力を加えた際に掃除機1が支持装置2から外れずに、掃除機1と支持装置2一体の転倒角度に至るまで傾斜するということがない。
また、掃除機1の後方が掃除機1の前方よりも支持体7に近い位置に配置されても、保持体8で管体4を保持すればよい。例えば、管体4の後方が管体4の前方よりも支持体7に近い位置に配置されても、保持体8で管体4を保持すればよい。これらの場合でも、掃除機1を支持装置2に対して着脱できる。管体4のみを支持装置2に対して着脱できる。支持装置2に支持された管体4に本体3を接続できる。
また、ラッチ部38は、本体3に設けられていてもよい。また、ラッチ部55は、管体4に設けられていてもよい。但し、管体4には、ラッチ部38またはラッチ部55のいずれか一つが設けられる。この結果、本体3に吸込具5が接続された場合に、嵌合及び接続が可能である。
また、解除部67は、管体4が支持装置2に設置された状態で、ボタン部43aを押した状態であってもよい。換言すると、管体4が支持装置2に設置された状態で、ラッチ42aは第2位置に配置された状態であってもよい。換言すると、本体3が接続された管体4が支持装置2に支持されている状態においても、ラッチ42aは、第2位置に配置された状態であってもよい。この結果、本体3を上方に移動する際の摩擦および抵抗が少なく、本体3が管体4から外れやすくなり、さらに容易に取外しが可能である。
また、ボタン部43aの幅は、解除部67の幅より大きい。これにより、製造ばらつきまたは接続時の左右ずれがある場合でも、ボタン部43aに解除部67が確実に接触する。また、使用者が本体3と管体4との接続を解除する際にボタン部43aを押しやすい。
また、支持装置2が充電機能を備えていなくても、支持体7で掃除機1を支持することができる。
また、接続管部14以外の場所に本体側充電端子部を設けてもよい。例えば、ハンドル10等、支持装置2の支持装置側充電端子部に接触する場所に本体側充電端子部を設ければよい。特に、支持装置側充電端子部が弾性部材の弾性力により本体側充電端子部に接触する場合または支持装置側充電端子部が重力方向に本体側充電端子部に接触する場合は、接触不良を抑制できる。
また、ハンドル10の上方に構造物がなければ、ハンドル10は、掃除機1の最上部に配置されていなくてもよい。例えば、ハンドル10より上方かつ前方または上方かつ後方に集塵部11と電動送風機16とバッテリとを配置してもよい。例えば、ハンドル10の前端部と後端部に集塵部11と電動送風機16とバッテリとを配置してもよい。この場合、ハンドル10を上方から持つ行為を阻害する構造物がない。このため、使用者は、ハンドル10を容易に持つことができる。
また、本体3を先に支持装置2に支持させてもよい。例えば、ハンドル10の底部または集塵部11の底部を支持装置2に接触させた状態において、掃除機1をスライドさせながら、管体4と保持部との距離を近づければ、掃除機1を支持体7に支持させることができる。
また、図示されない給電手段にプラグを介してバッテリを充電してもよい。例えば、プラグを支持装置2に接続し、端子を介して本体3に接続してもよい。この場合でも、バッテリを充電できる。
また、プラグを本体3に接続することで、商用電源から給電し、バッテリを充電してもよい。好ましくは、プラグと当該プラグとが接続されたコードが支持装置2に設置できればよい。
また、集塵部11は、実施の形態のような遠心力が作用する集塵方式に限定されない。例えば、紙パック式であってもよく、フィルタを主として塵埃を集塵する方式であってもよい。
実施の形態2.
図45は実施の形態2における掃除機システムの掃除機の本体の第1例の側面図である。なお、実施の形態1と同一または相当部分には、同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図45に示されるように、ハンドル10の前部は、上端部から前方にわたって形成される。ハンドル10の後部は、上端部から後方にわたって形成される。ハンドル10の前端部は、本体3の前端部と同等の位置に配置される。ハンドル10の把持部は、図45においては図示されない支持装置2の上端部から本体3の側に向かって形成される。
次に、図46を用いて、本体3の第2例を説明する。
図46は実施の形態2における掃除機システムの掃除機の本体の第2例の側面図である。
図46に示されるように、ハンドル10の前部は、上端部から前方にわたって形成される。ハンドル10の後部は、上端部から後方にわたって形成される。ハンドル10の前端部は、本体3の外郭に接続される。ハンドル10の後端部は、本体3の外郭に接続されない。
次に、図47を用いて、本体3の第2例を説明する。
図47は実施の形態2における掃除機システムの掃除機の本体の第3例の側面図である。
図47に示されるように、ハンドル10の前部は、上端部から前方に向かうにつれて低くなるように傾斜する。ハンドル10の前部は、上端部から前方に向かうにつれて低くなるように湾曲することもある。ハンドル10の後部は、上端部から後方に向かうにつれて低くなるように傾斜する。ハンドル10の後方は、上端部から後方に向かうにつれて低くなるように湾曲することもある。ハンドル10の前端部は、本体3の外郭に接続されない。ハンドル10の後端部は、本体3の外郭に接続される。
以上で説明した実施の形態2によれば、様々なハンドル10が提供される。
例えば、図45において、ハンドル10は、支持装置2の上端部から本体3の側に向かって形成される。この場合でも、ハンドル10を把持すれば、掃除機1の安定性を向上させることができる。
例えば、図46において、ハンドル10の前端部は、本体3の外郭に接続される。ハンドル10の後端部は、本体3の外郭に接続されない。この場合、使用者は、ハンドル10の上方または前方を持って容易に清掃できる。また、使用者は、ハンドル10の後方を持って本体3を支持装置2に容易に着脱できる。使用者は、ハンドル10の後方を持って本体3を支持装置2から外した後に持ち手をスライドさせてハンドル10の上部または前部を持って掃除する。このように、片手のみでハンドル10の持つ位置を変更できる。このため、第2のハンドル等を必要としない。
また、図47において、ハンドル10の前端部は、本体3の外郭に接続されない。ハンドル10の後端部は、本体3の外郭に接続される。この場合、使用者は、ハンドル10の上端部から前方かつ下方を持って容易に清掃できる。使用者は、ハンドル10の後方を持って本体3を支持装置2に容易に着脱できる。
実施の形態3.
図48は実施の形態3における掃除機システムの側面図である。なお、実施の形態1と同一または相当部分には、同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図48に示されるように、吸込具5の少なくとも一部は、管体4に接続された状態で支持装置2に支持される際に底板58に接触しない。吸込具5の底部は、底板58に対して平行でない。
例えば、保持体8は、管体4および保持体8の少なくとも一つは、図示されない規制部材を備える。保持部が管体4を保持した状態において、当該規制部材は、管体4が下方向に移動することを規制する。
以上で説明した実施の形態3によれば、吸込具5の少なくとも一部は、管体4に接続された状態で支持装置2に支持される際に底板58に接触しない。このため、吸込具5に位置決めの要素がなくてもよい。
なお、保持体8は、管体4と吸込具5とが接続された状態かつ吸込具5の複数の車輪の少なくとも1つを浮かせた状態で管体4を保持する。このため、塵埃の吸込具5への付着または吸込具5の寸法のばらつきにより吸込具5の高さが変わっても、掃除機1と支持装置2との接続がゆるくなることを抑制できる。