JP7153867B1 - 掃除機及び掃除機から塵埃を回収する回収装置 - Google Patents

掃除機及び掃除機から塵埃を回収する回収装置 Download PDF

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Abstract

【課題】掃除機の向きを掃除機の使用時における向きから変えることなく回収装置に接続可能に構成された掃除機及びこの掃除機が接続される回収装置を提供する。【解決手段】本出願の掃除機100は、塵埃を吸引する吸引力を発生する吸塵源116と、吸塵源116により吸引された塵埃を貯留する貯塵室152と、を有している掃除機本体を備えている。貯塵室152は、掃除機が回収装置に接続された状態において、回収装置の回収室に連通可能に前向きに開口している。【選択図】図1

Description

本発明は、掃除機及び掃除機から塵埃を回収する回収装置に関する。
特許文献1には、図9に示すスティック型の掃除機300が開示されている。この掃除機300は、掃除機本体310と、掃除機本体310から下方に延設された吸引管320と、を備えている。吸引管320の下端には、吸込ノズル330が接続されており、吸込ノズル330の内部には、塵埃を吸い込むための吸込空間が形成されている。掃除機本体310は、吸込ノズル330を通じて塵埃を吸い込むとともに、吸い込んだ塵埃を貯留するように構成されている。
掃除機本体310は、矩形箱状の筐体311を備えており、筐体311内には、塵埃を吸引する吸引力を発生する吸塵源312が配置されている。また、掃除機本体310には、吸塵源312の吸引力により筐体311内に流入した塵埃を貯留する貯塵室317が設けられており、貯塵室317には、貯塵室317に貯まった塵埃を排出するための排塵口319が形成されている。
筐体311の上側には、使用者によって握持される把持部341が設けられている。把持部341は、筐体311の上端面から上方に延設された棒状部342の上端に接続されており、棒状部342に対して後方に屈曲している。使用者が把持部341を保持すると、掃除機本体310は、使用者の前方に位置する。このように掃除機300が使用者によって保持されたとき、上述の排塵口319は、使用者側、すなわち、後方に向く。
特許文献1では、掃除機300の貯塵室317に貯まった塵埃を回収するために、図10に示す回収装置400が用いられる。回収装置400は、矩形箱状の筐体410を有している。筐体410は、掃除機300を接続可能に形成された接続壁411を有している。
筐体410の内部には、掃除機300の貯塵室317内の塵埃を吸い出す吸引力を発生する吸引源420と、吸引源420の吸引力により掃除機300から回収された塵埃が溜められる回収室440と、が配置されている。回収室440からは、塵埃が流れる塵埃流路430が延設されている。
塵埃流路430の先端は、筐体410の接続壁411において、回収口431として開口している。回収口431は、回収装置400に取り付けられた掃除機300の排塵口319と前後方向において重なり合う高さ位置に形成されている。
塵埃の回収時には、回収装置400の回収口431が掃除機300の排塵口319と接続されるように、掃除機300が回収装置400に取り付けられる。この状態で回収装置400の吸引源420が作動すると、吸引源420の吸引力により掃除機300の貯塵室317内の塵埃が吸い出され、塵埃流路430を通じて回収室440に流入する。
特開平3-267032号公報
使用者が掃除機300を回収装置400に接続するときには、掃除機300を保持して、掃除機300が回収装置400の接続壁411に対向する位置に移動させることになる。このとき、使用者は、掃除機300の把持部341を把持しているため、掃除機300の排塵口319は、回収装置400側ではなく、使用者側(すなわち、後方)に向いている。このため、排塵口319を回収装置400の接続壁411に対向させるためには、掃除機300の向きを前後反転させる必要があり、回収装置400への掃除機300の取付作業は煩わしいものとなる。
本発明は、掃除機の向きを掃除機の使用時における向きから変えることなく回収装置に接続可能に構成された掃除機及びこの掃除機が接続される回収装置を提供することを目的とする。
本開示における掃除機は、使用者により前方に移動されながら床面上の塵埃を吸引するように構成されている。掃除機は、塵埃を吸引する吸引力を発生する吸塵源と、吸塵源により吸引された塵埃を貯留する貯塵室と、を有している掃除機本体を備えている。掃除機本体の前側部分には、貯塵室内の塵埃を排出するための排塵口が前向きに開口している。塵埃を回収する回収室を有する回収装置に掃除機本体の前側部分が接続されると、貯塵室は、排塵口を通じて回収室に連通する。
本開示における回収装置は、上述の掃除機から塵埃を回収するように構成されている。掃除機は、吸塵源の吸引力により塵埃を吸い込む吸込ノズルを有している。掃除機本体は、掃除機本体が吸込ノズルに対して直立した直立姿勢から使用者の操作によって後方に傾動可能に吸込ノズルに取り付けられている。回収装置は、掃除機の貯塵室内の塵埃を吸引する吸引力を発生させる吸引源と、吸引源を収容する筐体と、筐体の後側において吸込ノズルが載置される台座部と、を備えている。台座部は、掃除機本体が吸込ノズルに対して直立姿勢になっている状態で掃除機が回収装置に接続されたときに、掃除機本体が床面に対して前傾姿勢になるように傾斜した載置面を有している。筐体は、掃除機本体が前傾姿勢になった状態で掃除機が回収装置に接続されると、掃除機の貯塵室に連通する回収口が形成された後壁を含んでいる。後壁は、前傾姿勢の掃除機本体に当接して掃除機本体を支持するように構成されている。
上述の発明では、清掃作業時における保持状態から前後反転させることなく、掃除機を回収装置に接続することが許容される。
掃除機の概略的な断面図 掃除機の正面図 掃除機及び回収装置の概略的な断面図 フィルタ部が収容された貯塵室の周囲の掃除機の断面図 回収装置の平面図 回収装置の正面図 貯塵室の周囲の掃除機の断面図 傾斜した上面を有している回収装置の台座部に載置された掃除機の概略図 従来の掃除機の断面図 従来の掃除機が接続される回収装置の斜視図
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明するが、当業者の理解を容易にするために、例えば、既によく知られた事項の詳細説明、又は、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(掃除機の全体的な構造)
図1は、スティック型の掃除機100の概略的な断面図である。図2は、掃除機100の正面図である。図1及び図2を参照して、掃除機100を説明する。以下の説明において、「前方」又は「前側」との用語は、掃除機100の通常の使用状態における掃除機100の進行方向又は使用者に対する掃除機100の位置を意味している。
掃除機100は、床面上の塵埃を吸い込む吸込ノズル130と、吸込ノズル130に対して前後方向に傾動可能に吸込ノズル130に取り付けられた掃除機本体110と、掃除機本体110の上端112から上方に延設された把持部140と、を備えている。図1及び図2に示す掃除機本体110は、吸込ノズル130に対して直立した姿勢にされており、この直立姿勢より前方には傾動しない。掃除機100の使用時においては、掃除機本体110及び把持部140は、吸込ノズル130に対して後方に傾動した姿勢で使用者によって保持される。このため、掃除機100が使用者によって保持されている状態においては、掃除機本体110及び吸込ノズル130は、使用者の前側に位置する。
吸込ノズル130は、掃除機本体110よりも幅広のノズルケース132を備えている。ノズルケース132は、直立姿勢にある掃除機本体110及び把持部140が左右方向に傾動しにくい状態で、掃除機本体110及び把持部140を支持するように構成されている。すなわち、直立している掃除機本体110及び把持部140が外力を受けない限り、吸込ノズル130は、掃除機本体110の直立姿勢を保ったまま、掃除機本体110及び把持部140を支持することができる。
ノズルケース132内には、塵埃を吸い込むための吸込空間131と、吸込空間131から区画された収容空間と、が形成されている。吸込空間131は、下向きに開口している。収容空間は、吸込空間131の後側、左側及び右側に形成されており、ノズルケース132の底部134により下側から閉じられている。
吸込空間131には、床面上の塵埃を掻き取るための掻取ブラシ133が配置されており、掻取ブラシ133の一部は、吸込空間131の開口を通じて床面に接触可能にノズルケース132から下方に突出している。収容空間を閉じている底部134上には、掻取ブラシ133を駆動するためのモータ及びモータの駆動力を掻取ブラシ133へ伝達するための伝達機構(たとえば、駆動ベルト)が配置されている。収容空間内のモータは、吸込ノズル130を前進させる方向に掻取ブラシ133を回転させるように構成されている。
掃除機本体110は、上下方向に細長い略円筒形状の筐体111を有している。筐体111の下端は、使用者の操作により当該下端回りに、掃除機本体110が図1に示す直立姿勢から後方へ傾動することが許容されるように、ノズルケース132の後部に取り付けられている。筐体111の上部は、筐体111の上端112に向けて細くなっており、上端112から把持部140が上方に延設されている。把持部140は、使用者により握持される太さを有している棒状の部分である。把持部140には、図2に示すように、使用者によって操作される操作部141(操作ボタン)が設けられている。
筐体111の内部には、床面上に塵埃を吸い上げるとともに吸い上げた塵埃を貯留するための様々な部品が配置されている。詳細には、筐体111は、塵埃を吸引するための上向きの吸引力を発生させる吸塵源116と吸塵源116に電力を供給するバッテリ117とを収容する駆動室151を有している。また、駆動室151の下側には、貯塵室152が設けられており、貯塵室152には、吸塵源116の吸引力により吸い上げられた塵埃を捕捉するフィルタ部115が収容されている。フィルタ部115は、下向きに開口した容器形状を有しており、フィルタ部115内には、塵埃が貯留される。貯塵室152の下側の筐体111の下部の内部には、貯塵室152に向けて流れる塵埃の流路を形成している吸引管113が配置されている。
駆動室151内に配置された吸塵源116は、モータと、モータにより回転駆動されて上向きの気流を発生させるファンと、により構成されている。バッテリ117は、駆動室151内で吸塵源116のモータに電力を供給可能にモータに接続されている。
駆動室151の前側部分には、図2に示すように、抗力発生部153が設けられている。詳細には、抗力発生部153は、吸塵源116の上部と前後方向に重なる位置において、駆動室151の前壁に取り付けられている。抗力発生部153は、図3に示す回収装置200に掃除機100が接続されたときに、掃除機本体110が直立姿勢から意図せず後方に傾動することを防止するために設けられている。抗力発生部153は、たとえば、磁石により磁気的に吸着される板状の磁性体により構成され得る。
駆動室151の下側の貯塵室152の前側部分には、図4に示すように、筐体111の前壁において開口した排塵口124が形成されている。排塵口124は、貯塵室152内のフィルタ部115によって捕捉された塵埃を排出するために設けられている。
排塵口124は、蓋体121により開閉される。図1乃至図3に示す蓋体121は、直立しており、排塵口124を閉じる閉姿勢になっている。一方、図4に示す蓋体121は、閉姿勢の状態から所定の角度(90°以下の回動角度)だけ下方に回動して、排塵口124を開く開姿勢になっている。
貯塵室152の下側の筐体111の内部空間において、吸引管113は、上下方向に延設されている。吸引管113は、筐体111内で固定されており、掃除機本体110が直立姿勢(図1に示す姿勢)から後方に傾動すると、筐体111とともに後方に傾動する。掃除機本体110が直立姿勢にあるときには、吸引管113の下端は、ノズルケース132の底部134に当接した状態になっている。すなわち、掃除機本体110が直立姿勢にあるときにおいて、吸引管113の下端は、ノズルケース132の底部134によって閉じられている。掃除機本体110が直立姿勢から後方に傾動すると、吸引管113の下端は、図1の矢印Aで示す方向に移動する。この結果、吸引管113の内部空間は、ノズルケース132の吸込空間131に連通した状態になる。
吸引管113の上端は、貯塵室152内のフィルタ部115から下側に離間した位置にある。吸引管113の上端には、吸塵源116が作動していないときにおいて吸引管113の上端を塞ぐ逆止弁114が取り付けられている。逆止弁114は、吸塵源116の上向きの吸引力により、吸引管113の上端の開口を開放するように構成されている。
(回収装置の全体的な構造)
貯塵室152に貯留された塵埃は、図3に示す回収装置200により回収され得る。回収装置200は、板状の台座部220と、台座部220に据え付けられた筐体210と、を備えている。台座部220は、筐体210が据え付けられた前部221と、前部221の後側に設けられた後部222と、を有している。後部222は、略水平な上面を有しており、後部222には、掃除機100が載置される。
回収装置200の筐体210内には、掃除機100から回収された塵埃が流入するように一端部が筐体210の外側に開口した塵埃流路230が設けられている。塵埃流路230の他端部は、塵埃流路230を通過した塵埃を貯留する回収室240に接続されている。
回収室240の下側には、貯塵室152内の塵埃を塵埃流路230に流入させる吸引力を発生させる吸引源250が配置されている。吸引源250は、筐体210内において制御部260に電気的に接続されており、制御部260の制御下で動作する。
筐体210の高さは、台座部220に載せられた掃除機100の掃除機本体110の上端112(すなわち、把持部140の下端)よりも筐体210の上端が低い位置になるように設定されている。このような接続状態では、把持部140は全体的に、回収装置200の筐体210の上側に位置する。なお、掃除機100が回収装置200に接続された状態において、筐体210の上端は、駆動室151内の吸塵源116よりも高い位置にあり、筐体210の後壁214は、吸塵源116と前後方向において対向している。
筐体210は、塵埃流路230及び回収室240が収容された上部212と、上部212の下側に設けられて、上部212を所定の高さ位置で支持する下部211と、を有している。上部212は、掃除機100が接続されたときにおいて掃除機本体110に当接する部分である。掃除機本体110から前方に突出した吸込ノズル130との干渉を避けるために、筐体210の下部211は、上部212よりも前後方向において小さくなっており、下部211の後方には、吸込ノズル130を収容するための収容空間213が形成されている。
筐体210の上部212は、掃除機本体110と接続可能に形成された後壁214を含んでいる。後壁214には、図5に示すように、掃除機本体110の前側部分と相補的な凹溝部215が設けられている。凹溝部215は、図6に示すように、上下方向に延設されている。凹溝部215には、直立姿勢の掃除機本体110の前側部分が嵌め込まれる。この状態で、掃除機100は、凹溝部215により幅方向(すなわち、左右方向)において位置決めされる。このとき、後壁214は、後壁214の上端から下端までの高さ区間に亘って掃除機本体110の前側部分と当接している。
凹溝部215内において、図6に示すように、後壁214の上端の近くには左右一対の小孔が形成されており、これらの小孔を通じて後壁214の外面からそれぞれ突出した一対の検出片261が設けられている。これらの検出片261は、掃除機本体110が凹溝部215に嵌め込まれたことを検出するために利用される。
検出片261は、後壁214から突出する方向に付勢されており、掃除機本体110が凹溝部215に嵌め込まれると、掃除機本体110によって小孔内に押し込まれて小孔内に没入した状態になる。検出片261が小孔内に没入した状態であるか否かを検出するとともに、小孔内への検出片261の没入が検出されたときに起動信号を生成するように構成された信号生成部262が筐体210内に配置されている。信号生成部262は、図3に示す制御部260に電気的に接続されている。
左右一対の検出片261の間には、図6に示すように、掃除機100が回収装置200に接続されたときにおいて、掃除機本体110に設けられた抗力発生部153と接触する対向部263が設けられている。対向部263は、板状の磁石により構成されており、台座部220の後部222に載せられた掃除機100の掃除機本体110の貯塵室152の外面に設けられた抗力発生部153と同じ高さ位置に設けられている。すなわち、対向部263は、掃除機100が回収装置200に接続された状態において、図3に示すように掃除機100の抗力発生部153に接触して、抗力発生部153を磁気的に吸着する。対向部263と抗力発生部153との間の吸引力は、掃除機本体110が直立姿勢から後方へ傾動することに対する抗力になる。
塵埃流路230は、図3に示すように、筐体210の上部212内に配置されて、上下方向に延設されている。塵埃流路230の上端は、回収室240に接続されている。塵埃流路230の下端は、凹溝部215内において後壁214に開口した回収口216(図6を参照)を形成している。
回収口216は、掃除機本体110が直立姿勢になった状態で掃除機100が台座部220の後部222上に載置されて、掃除機本体110の前側部分が凹溝部215に嵌め込まれたときに、図4に示す排塵口124と前後方向に重なり合う位置に形成されている。すなわち、回収口216は、掃除機100が回収装置200に接続されたときに、掃除機100の排塵口124に対向する。回収口216は、掃除機100の蓋体121が図4の開姿勢になったときにおいて、蓋体121が回収口216内に入り込むような大きさを有している。
回収室240は、貯塵室152から塵埃流路230を通じて流入した塵埃を回収するために設けられている。回収室240は、回収室240の内部の空気が回収室240の下側の吸引源250により吸い出されることが許容されるように構成されている。回収室240は、掃除機100に設けられた貯塵室152の容積よりも大きな容積を有している。
吸引源250は、回収室240内の空気を吸い込むように構成されている。吸引源250の吸引力は、掃除機100が回収装置200に接続されているとき、回収室240及び塵埃流路230を通じて掃除機100の蓋体121に作用する。吸引源250は、蓋体121を閉姿勢から開姿勢へ傾動させるとともに、フィルタ部115内の塵埃を吸引する大きさの吸引力が得られるように構成されている。たとえば、吸引源250は、ファンと、モータと、から構成されていてもよい。
台座部220は、薄板状の部材であり、図3に示すように、台座部220の前部221に筐体210が固定されている。台座部220の後部222は、筐体210に対して後方に突出しており、掃除機100の吸込ノズル130は、台座部220の後部222上に載置される。すなわち、台座部220の後部222の上面は、吸込ノズル130が載置される載置面223になっている。台座部220は、吸込ノズル130よりも幅狭になっており、図5に示すように、吸込ノズル130が載置面223上に載置されたとき、吸込ノズル130の左右の端部は、載置面223の左右縁からそれぞれ突出した状態になる。載置面223には、吸込ノズル130から下方に突出した掻取ブラシ133との干渉を避けるために、掻取ブラシ133が載置される位置において、掻取ブラシ133の長手方向(すなわち、左右方向)に延設された保護溝224が凹設されている。
(清掃作業時における掃除機の動作の説明)
掃除機100は、清掃作業時において、吸込ノズル130に対して掃除機本体110及び把持部140が後方に傾斜した姿勢で、使用者に保持される。この保持状態において、掃除機本体110及び吸込ノズル130は、使用者の前側に位置し、使用者は、吸込ノズル130を押しながら前方に移動させることができる。なお、使用者が掃除機本体110及び把持部140を後傾姿勢にすることで、吸引管113の下端は、吸込ノズル130の底部134から離れ、吸引管113の内部空間は、吸込ノズル130の吸込空間131と連通する。
使用者が、その後、操作部141を操作して、吸塵源116を作動させると、吸塵源116は、上向きの吸引力を発生させる。この吸引力により、逆止弁114は、吸引管113の上端を開く。
吸引管113の上端が開かれると、吸塵源116の吸引力は、吸込ノズル130の吸込空間131に作用し、床面上の塵埃は、吸込空間131内に吸い込まれる。塵埃は、その後、吸引管113を通過し、フィルタ部115内に流入する。フィルタ部115は、塵埃を捕捉する。
清掃作業が終了すると、使用者は、操作部141を操作して、吸塵源116を停止させる。この結果、吸塵源116の吸引力はなくなるので、逆止弁114は、吸引管113の上端を閉じる。したがって、フィルタ部115内の塵埃は、フィルタ部115から落下しても、貯塵室152内に留められる。
(塵埃の回収時における回収装置の動作の説明)
使用者は、掃除機100の貯塵室152に貯まった塵埃を回収するために、回収装置200に掃除機100を接続する。このとき、使用者は、吸込ノズル130に対して掃除機本体110及び把持部140が後方に傾斜した姿勢で掃除機本体110を回収装置200の後方位置に移動させ、この姿勢を保ったまま吸込ノズル130を台座部220の後部222上に載置してもよい。その後、使用者は、掃除機本体110及び把持部140を後傾姿勢から起立させ、掃除機本体110を吸込ノズル130に対して直立姿勢にしてもよい。使用者は、直立姿勢になった掃除機本体110を回収装置200の凹溝部215に嵌め込むことができる。このとき、掃除機本体110の排塵口124は、前向きに開口した状態になっており、掃除機本体110の前方に位置している回収装置200の後壁214の回収口216に設けられた蓋体121に対向する。また、掃除機本体110の前壁に設けられた抗力発生部153は、回収装置200の後壁214に設けられた対向部263と対向する。このとき、抗力発生部153と対向部263との間には、掃除機本体110を回収装置200の後壁214に引き付ける磁気的な吸引力が生ずる。この結果、掃除機本体110が意図せず後方に傾動しにくくなる。
掃除機本体110が回収装置200の後壁214の凹溝部215に嵌め込まれると、回収装置200の検出片261は、掃除機本体110によって前方に押されて後壁214の小孔内に没入する。検出片261が小孔内に没入したことは、信号生成部262により検出される。信号生成部262は、小孔内への検出片261の没入の検出に応じて、起動信号を生成する。起動信号は、信号生成部262から制御部260へ伝達され、制御部260は、起動信号の受信に応じて、吸引源250を所定期間作動させる。
吸引源250が作動すると、吸引源250の吸引力は、回収室240及び塵埃流路230を通じて、回収口216に対向している蓋体121に作用する。蓋体121は、吸引源250の吸引力を受けて、図7に示すように、排塵口124を閉じる閉姿勢から下方に傾動して、排塵口124を開く開姿勢になる。このとき、蓋体121の上端部分は、回収口216を通じて、塵埃流路230の下端部に入り込んでいる。
蓋体121が下方に回動すると、排塵口124が開放された状態になる。この結果、貯塵室152は、排塵口124、回収口216及び塵埃流路230を通じて、回収室240に連通した状態になる。したがって、掃除機100の貯塵室152内に貯留された塵埃は、回収装置200の吸引源250の吸引力により、排塵口124、回収口216及び塵埃流路230を順次通過し、回収室240内に流入する。この結果、塵埃は、回収室240に回収される。
上述の実施形態では、掃除機本体110は、吸込ノズル130に対して、直立姿勢から後方に傾動することが許容される。このため、掃除機100の使用時において、使用者は、吸込ノズル130に対して掃除機本体110を後傾姿勢にして掃除機100を保持することができる。この保持状態では、吸込ノズル130及び掃除機本体110は、使用者の前側に位置し、使用者は、吸込ノズル130を前方に押しながら、床面上の塵埃を掃除機100内に吸引することができる。
床面上の塵埃の吸引を終えた後、使用者は、清掃時における保持状態を保ったまま、掃除機100を回収装置200の後側に移動させることができる。その後、使用者は、吸込ノズル130を台座部220の後部222に載せ、掃除機本体110を直立姿勢にすることができる。このとき、掃除機100の貯塵室152に設けられた排塵口124は、前向きに開口しているので、掃除機本体110の前側にある回収装置200に対向する。この対向状態のまま、使用者が、掃除機本体110を回収装置200の凹溝部215に嵌め込めば、排塵口124は、回収装置200の回収口216に接続される。すなわち、使用者は、清掃時における掃除機100の保持姿勢から掃除機100を前後反転させることなく、掃除機100を回収装置200に接続して、貯塵室152を回収装置200の回収室240に連通させることができる。したがって、回収装置200への掃除機100の接続作業が簡素化される。
掃除機100が回収装置200に接続された状態において、抗力発生部153と対向部263との間には磁気的な吸引力が作用している。したがって、たとえば、使用者が掃除機100の把持部140に意図せず接触し、掃除機100に後向きの外力が作用しても、吸込ノズル130に対して掃除機本体110が後方に傾動しにくくなっている。
掃除機100が回収装置200に接続された状態において、吸込ノズル130は、台座部220の載置面223上に載置されている。吸込ノズル130からは掻取ブラシ133が下方に突出しているが、載置面223には保護溝224が凹設されているので、掻取ブラシ133は、載置面223に過度に強い力で押し付けられない。このため、掻取ブラシ133は、変形しにくくなっている。
掃除機100が回収装置200に接続された状態において、回収装置200の筐体210の上端は、把持部140の下端(すなわち、掃除機本体110の上端112)よりも下側に位置している。すなわち、把持部140は、全長に亘って、回収装置200の上側に位置している。したがって、掃除機100から回収装置200への塵埃の回収が終わった後、使用者は、回収装置200に邪魔されることなく、把持部140を握持することができる。
使用者が把持部140を握持して、抗力発生部153と対向部263との間の磁気的な吸引力に抗して、把持部140及び掃除機本体110を後方に傾動すれば、掃除機本体110は、凹溝部215から後方に抜け出る。この状態のまま、使用者が後方に掃除機100を引きずり出すことにより、掃除機100は、台座部220から後方に取り外される。あるいは、使用者は、掃除機本体110を凹溝部215から取り外した後、掃除機100を左右方向に移動して台座部220から取り外してもよい。台座部220は、吸込ノズル130よりも幅狭になっており、吸込ノズル130が台座部220の載置面223上にあるとき、吸込ノズル130の左右の端部は、台座部220に対して左右に突出した状態になっている。すなわち、台座部220は、吸込ノズル130が左右方向に移動しても吸込ノズル130の左右端に引っ掛かる部分を有していない。したがって、掃除機本体110を凹溝部215から取り外した後、掃除機100を左右方向に移動して台座部220から取り外すことが許容される。
上述の実施形態では、回収装置200の対向部263として板状の磁石が用いられ、掃除機100の抗力発生部153として磁石に磁気的に引き寄せられる板状の磁性体が用いられている。磁石及び磁性体はともに板状であるので、回収装置200及び掃除機100の外面から大きく突出しない。したがって、対向部263及び抗力発生部153が使用者と意図せず接触することが防止される。なお、掃除機100の抗力発生部153に板状の磁石が用いられてもよい。この場合には、回収装置200の対向部263として板状の磁性体が用いられる。あるいは、対向部263及び抗力発生部153として、互いに係止可能な面ファスナが用いられてもよい。この場合、面ファスナ間の係止力により、掃除機本体110の後方への傾動が抑制される。
上述の実施形態では、台座部220の後部222は、略水平な上面を有している。代替的に、台座部220の後部222の載置面223は、図8に示すように、前方に向けて下方に傾斜していてもよい。この場合、筐体210の上部212における後壁214は、上方に向けて前方に傾斜した形状に形成される。
台座部220の後部222に吸込ノズル130が載置されて、掃除機本体110が吸込ノズル130に対して直立姿勢にされると、台座部220の載置面223の傾斜により、掃除機本体110は、床面に対して前傾姿勢になる。掃除機本体110が床面に対して前傾姿勢になっていても、筐体210の後壁214が掃除機本体110の前傾姿勢に合わせて傾斜していれば、後壁214の上端から下端までの区間に亘って、後壁214は、掃除機本体110と当接した状態になり得る。また、この当接状態が得られたときに、回収装置200の回収室240は、回収口216及び塵埃流路230を通じて、掃除機100の貯塵室152と連通し得る。
掃除機本体110が床面に対して前傾姿勢になっている状態で掃除機100が回収装置200に接続されている場合、掃除機100の吸塵源116の重心Gに作用する重力の分力のうち一方は前方に向く。このとき、回収装置200の後壁214の上縁は、上述の如く、吸塵源116の上側に位置しており、後壁214の上部は、吸塵源116に前後方向に対向しているから、後壁214は、吸塵源116の重心Gに作用する重力の分力を受け止めることができる。すなわち、後壁214は、吸塵源116の自重を受け止めることができる。したがって、回収装置200は、床面に対して前傾姿勢になっている掃除機本体110を安定的に支持することができる。たとえば、回収装置200の筐体210の上端から上方に突出した把持部140に、使用者が誤って前向きの外力を加えたとしても、掃除機100は、前方に転倒しにくくなっている。
図3及び図8に示す回収装置200において、対向部263は、後壁214の上縁に近い位置に設けられている。一方、吸込ノズル130に対する掃除機本体110の傾動軸AX(すなわち、吸込ノズル130と掃除機本体110との接続部分)は、後壁214の下縁よりも下側にある。このため、対向部263と抗力発生部153との間の吸引力の発生位置から傾動軸AXまでの長い距離が確保されている。したがって、対向部263と抗力発生部153との間の吸引力により、前向きの大きなモーメントMを傾動軸AXに作用させることができる。この場合、使用者が把持部140に誤って後向きの外力を加えたときに生ずる後向きのモーメントに抗して、筐体210の後壁214と掃除機本体110との間の当接状態を維持しやすくなる。
図8に示す回収装置200では、掃除機本体110が床面に対して前傾姿勢になった状態で、掃除機100は、台座部220の後部222上に載置される。この場合、掃除機本体110は、回収装置200の筐体210に寄り掛かった状態になっており、掃除機本体110の後方への傾動は生じにくい。したがって、掃除機本体110の後方への傾動を抑制するために設けられた対向部263及び抗力発生部153は省略されてもよい。
上述の実施形態では、把持部140は、掃除機本体110から上方にまっすぐ延設されている。代替的に、把持部140は、掃除機本体110から斜め後方に延設されていてもよいし、後方に屈曲した形状を有していてもよい。
上述の実施形態では、バッテリ117は、駆動室151の内部に配置されている。代替的に、バッテリ117は、駆動室151の外(たとえば、筐体111の外面)に取り付けられていてもよい。
上述の実施形態では、掃除機本体110は、吸込ノズル130に対して直立した状態から前方には傾動しない。代替的に、吸込ノズル130に対する掃除機本体110の前傾姿勢が許容されていてもよい。この場合、台座部220の後部222が、図3に示すように略水平な載置面223を有していても、掃除機本体110が床面に対して前傾姿勢になった状態で、掃除機100は、回収装置200に取り付けられ得る。掃除機本体110が床面に対して前傾姿勢になった状態で、掃除機100が回収装置200に取り付けられれば、掃除機本体110の後方への傾動は生じにくくなるので、対向部263及び抗力発生部153は省略されてもよい。
上述の実施形態では、掃除機本体110を回収装置200の後壁214上で位置決めするために凹溝部215が設けられている。代替的に、回収装置200に対する掃除機100の位置決めは、他の部分において行われてもよい。たとえば、台座部220が掃除機100の吸込ノズル130を位置決めするように構成されていてもよい。この場合、凹溝部215は、回収装置200に設けられなくてもよい。
上述の実施形態において、「前方」又は「前側」との用語は、掃除機100の通常の使用状態における掃除機100の進行方向を意味している。いずれの方向が「前方」であるかは、たとえば、以下のように定められてもよい。また、以下の定義が総合的に勘案されて、いずれの方向が「前方」及び「前側」であるかが決定されてもよい。
・「前方」及び「前側」は、掻取ブラシ133の回転によって吸込ノズル130の移動が補助される方向として定義されてもよい。
・「前側」は、吸込ノズル130に対する掃除機本体110の取付位置に基づいて決定されてもよい。すなわち、吸込ノズル130が幅広になっている方向が左右方向となり、且つ、幅狭になっている方向が前後方向となり得る。そして、掃除機本体110が吸込ノズル130の前後方向における一方側の部分に接続されていれば、掃除機本体110が吸込ノズル130に取り付けられた側と反対側が「前側」と定義され得る。
・「前方」及び「前側」は、吸込ノズル130に対して掃除機本体110の傾動が許容される方向に基づいて決定されてもよい。すなわち、吸込ノズル130が幅狭になっている方向において、掃除機本体110が直立姿勢から傾動することが許容されている場合、掃除機本体110の傾動が許容されている方向とは反対の方向が「前方」として定義されてもよい。
・把持部140が掃除機本体110に対して屈曲していれば、掃除機本体110に対する把持部140の屈曲方向とは反対方向が「前方」として定義されてもよい。
(効果等)
上述の実施形態に係る掃除機100及び回収装置200は、以下の特徴を有しているとともに、以下の効果を奏する。
上述の実施形態に係る一の局面に係る掃除機は、使用者により前方に移動されながら床面上の塵埃を吸引するように構成されている。掃除機は、塵埃を吸引する吸引力を発生する吸塵源と、吸塵源により吸引された塵埃を貯留する貯塵室と、を有している掃除機本体を備えている。掃除機本体の前側部分には、貯塵室内の塵埃を排出するための排塵口が前向きに開口している。塵埃を回収する回収室を有する回収装置に掃除機本体の前側部分が接続されると、貯塵室は、排塵口を通じて回収室に連通する。
上述の構成では、使用者は、掃除機を前進させながら、床面上の塵埃を吸引する。その後、使用者が回収装置へ掃除機を前進させて、掃除機本体の前側部分を回収装置に接続する。このとき、排塵口は、前向きに開口しているので、回収装置に向けて貯塵室が開口した状態が得られ、貯塵室を回収室に連通させることができる。すなわち、使用者は、使用時の保持状態から掃除機を反転させなくとも、排塵口を回収装置に向けた状態で、掃除機を回収装置に接続することができる。
上述の構成において、掃除機は、吸塵源の吸引力により塵埃を吸い込む吸込ノズルを更に備えていてもよい。掃除機本体は、掃除機本体が吸込ノズルに対して直立した直立姿勢から使用者の操作によって後方に傾動可能に吸込ノズルに取り付けられていてもよい。回収装置には、掃除機本体との接続部位に配置された対向部を有していてもよい。掃除機本体の前側部分には、掃除機本体が直立姿勢となった状態で回収装置に接続されたときに、回収装置の対向部に接触して、対向部との間で掃除機本体の後方への傾動に対する抗力を生じさせる抗力発生部が設けられていてもよい。
上述の構成では、吸込ノズルに対して掃除機本体が後傾姿勢をとることが許容されている。吸込ノズルに対して掃除機本体が後傾姿勢をとった状態で、使用者が掃除機を保持すれば、吸込ノズルは、使用者の前側に位置し、使用者は、吸込ノズルを前方に押しながら床面上の塵埃を吸引することができる。掃除機本体が後傾姿勢をとっていれば、掃除機本体が直立姿勢をとっているときよりも、吸込ノズルを前方に押し出しやすくなるので、掃除機本体が後傾姿勢をとった状態での清掃作業を使用者に促すことができる。
掃除機から回収装置への塵埃の回収時においては、回収装置は、掃除機の前側に位置しているので、前向きの外力が掃除機本体に加わっても、掃除機は、前方には倒れにくい。一方、使用者が後向きの外力を掃除機本体に加えた場合、掃除機本体は、回収装置に妨げられることなく後方に傾動し得る。掃除機本体が意図せず後方に傾動しないように、回収装置には対向部が設けられているとともに、掃除機本体には抗力発生部が設けられている。このため、抗力発生部と対向部との間では、掃除機本体の後方への傾動に対する抗力が生じるので、掃除機本体が意図せず後方に傾動することが抑制される。このため、掃除機本体が後方に傾動して、回収装置から離れた状態になりにくい。
上述の構成において、対向部は、磁石、磁性体又は面ファスナにより構成されていてもよい。抗力発生部は、磁石に磁気的に吸着される磁性体、回収装置に設けられた磁性体を磁気的に吸着する磁石又は面ファスナに係止される面ファスナにより構成されていてもよい。
上述の構成では、磁石と磁性体との間の磁気的な吸着力又は面ファスナ間の係止力により、掃除機本体の後方への傾動が抑制され得る。
上述の実施形態に係る一の局面に係る回収装置は、上述の掃除機から塵埃を回収するように構成されている。掃除機は、掃除機本体が直立姿勢から使用者の操作によって後方に傾動することを許容するように掃除機本体に取り付けられて、吸塵源の吸引力により塵埃を吸い込む吸込ノズルを有している。回収装置は、掃除機の貯塵室内の塵埃を吸引する吸引力を発生させる吸引源と、吸引源を収容する筐体と、筐体の後側において吸込ノズルが載置される台座部と、を備えている。台座部は、掃除機が回収装置に接続されたときに、掃除機本体が床面に対して前傾姿勢になるように傾斜した載置面を有している。筐体は、掃除機本体が前傾姿勢になった状態で掃除機が回収装置に接続されると掃除機の貯塵室に連通する回収口が形成された後壁を含んでいる。後壁は、前傾姿勢の掃除機本体に当接して掃除機本体を支持するように構成されている。
上述の構成では、掃除機の吸込ノズルが台座部に乗せられると、回収装置の筐体の後壁に形成された回収口は、掃除機の貯塵室に連通する。この状態で、回収装置の吸引源が吸引力を発生させると、掃除機の貯塵室内の塵埃は、回収口を通じて、回収装置の筐体内に流入する。このとき、掃除機の吸込ノズルが載置された台座部の載置面は傾斜しているので、掃除機本体は、床面に対して前傾姿勢をとり得る。この場合、掃除機本体の重心に作用する重力の分力は前方に向くので、掃除機本体の意図しない後方への傾動は抑制される。掃除機本体は、前傾姿勢をとっているが、掃除機本体の前側に位置している回収装置の筐体の後壁に当接して支持された状態になっているので、掃除機の前方への転倒は生じにくい。
上述の構成において、回収装置の筐体の後壁は、掃除機が回収装置に接続されたときに掃除機の吸塵源と対向して、吸塵源の自重を受け止めるように構成されていてもよい。
上述の構成では、回収装置の筐体の後壁は、掃除機が回収装置に接続されたときに、掃除機の吸塵源と対向して吸塵源の自重を受け止める。このため、吸塵源が後壁よりも高い位置にあり後壁に対向していない構造と比べて、掃除機の前方への転倒は生じにくくなっている。
上述の構成において、掃除機は、吸塵源の上側で、使用者により握持可能に形成された把持部を更に備えていてもよい。回収装置の筐体は、回収装置に接続された掃除機の把持部の下端の高さ位置よりも低い高さを有していてもよい。
上述の構成では、回収装置の筐体は、把持部の下端の高さ位置よりも低い高さを有しているので、回収装置は、掃除機ほど高さ方向において大きくならない。また、把持部は、全体的に、回収装置の筐体の上側にあるので、使用者は、回収装置の筐体に邪魔されることなく把持部を握持し、掃除機を回収装置に接続したり、回収装置から取り外したりすることができる。
上述の構成において、吸込ノズルは、塵埃を吸い込むための吸込空間を区画しているノズルケースと、吸込空間内においてノズルケースに回転可能に保持されているとともに、床面上の塵埃を掻き取るようにノズルケースから下方に突出した掻取ブラシと、を有していてもよい。載置面には、掻取ブラシが載置される位置において保護溝が凹設されていてもよい。
上述の構成では、台座部には、吸込ノズルの掻取ブラシが載置される位置において保護溝が凹設されているので、掻取ブラシが台座部に強く押し付けられることが防止される。このため、掻取ブラシの変形が抑制される。
上述の構成において、台座部は、吸込ノズルよりも幅狭に形成されていてもよい。
上述の構成では、台座部は、吸込ノズルよりも幅狭に形成されているので、回収装置は、広い設置領域を必要としない。
上述の構成において、後壁には、吸込ノズルに対して直立姿勢になっている掃除機本体が嵌め込まれて、掃除機本体の幅方向において掃除機本体を位置決めする凹溝部が形成されていてもよい。
上述の構成によれば、掃除機本体が、回収装置の後壁に形成された凹溝部に嵌め込まれることにより、掃除機本体は位置決めされる。掃除機本体が位置決めされた状態で、回収装置は、掃除機から塵埃を回収することができる。
上述の実施形態の掃除機及び回収装置は、清掃作業に用いられる装置に好適に利用される。
100 掃除機
110 掃除機本体
111 筐体
116 吸塵源
124 排塵口
130 吸込ノズル
131 吸込空間
132 ノズルケース
133 掻取ブラシ
140 把持部
152 貯塵室
153 抗力発生部
200 回収装置
210 筐体
214 後壁
215 凹溝部
216 回収口
220 台座部
223 載置面
224 保護溝
240 回収室
250 吸引源
263 対向部

Claims (9)

  1. 使用者により前方に移動されながら床面上の塵埃を吸引するように構成された掃除機であって、
    塵埃を吸引する吸引力を発生する吸塵源と、前記吸塵源により吸引された塵埃を貯留する貯塵室と、を有している掃除機本体を備え、
    前記掃除機本体の前側部分には、前記貯塵室内の塵埃を排出するための排塵口が前向きに開口しており、
    塵埃を回収する回収室を有する回収装置に前記掃除機本体の前記前側部分が接続されると、前記貯塵室は、前記排塵口を通じて前記回収室に連通する、掃除機。
  2. 前記吸塵源の吸引力により塵埃を吸い込む吸込ノズルを更に備え、
    前記掃除機本体は、前記掃除機本体が前記吸込ノズルに対して直立した直立姿勢から使用者の操作によって後方に傾動可能に前記吸込ノズルに取り付けられており、
    前記回収装置には、前記掃除機本体との接続部位に配置された対向部を有しており、
    前記掃除機本体の前記前側部分には、前記掃除機本体が前記直立姿勢となった状態で前記回収装置に接続されたときに、前記回収装置の前記対向部に接触して、前記対向部との間で前記掃除機本体の後方への傾動に対する抗力を生じさせる抗力発生部が設けられている、請求項1に記載の掃除機。
  3. 前記対向部は、磁石、磁性体又は面ファスナにより構成されており、
    前記抗力発生部は、前記磁石に磁気的に吸着される磁性体、前記回収装置に設けられた前記磁性体を磁気的に吸着する磁石又は前記面ファスナに係止される面ファスナにより構成されている、請求項2に記載の掃除機。
  4. 請求項1に記載の掃除機から塵埃を回収する回収装置であって、
    前記掃除機は、前記掃除機本体が直立姿勢から使用者の操作によって後方に傾動することを許容するように前記掃除機本体に取り付けられて、前記吸塵源の吸引力により塵埃を吸い込む吸込ノズルを有しており、
    前記回収装置は、前記掃除機の前記貯塵室内の塵埃を吸引する吸引力を発生させる吸引源と、前記吸引源を収容する筐体と、前記筐体の後側において前記吸込ノズルが載置される台座部と、を備え、
    前記台座部は、前記掃除機が前記回収装置に接続されたときに、前記掃除機本体が床面に対して前傾姿勢になるように傾斜した載置面を有しており、
    前記筐体は、前記掃除機本体が前記前傾姿勢になった状態で前記掃除機が前記回収装置に接続されると前記掃除機の前記貯塵室に連通する回収口が形成された後壁を含み、
    前記後壁は、前記前傾姿勢の前記掃除機本体に当接して前記掃除機本体を支持するように構成されている、回収装置。
  5. 前記回収装置の前記筐体の前記後壁は、前記掃除機が前記回収装置に接続されたときに前記掃除機の前記吸塵源と対向して、前記吸塵源の自重を受け止めるように構成されている、請求項4に記載の回収装置。
  6. 前記掃除機は、前記吸塵源の上側で、使用者により握持可能に形成された把持部を更に備えており、
    前記回収装置の前記筐体は、前記回収装置に接続された前記掃除機の前記把持部の下端の高さ位置よりも低い高さを有している、請求項5に記載の回収装置。
  7. 前記吸込ノズルは、塵埃を吸い込むための吸込空間を区画しているノズルケースと、前記吸込空間内において前記ノズルケースに回転可能に保持されているとともに、床面上の塵埃を掻き取るように前記ノズルケースから下方に突出した掻取ブラシと、を有しており、
    前記載置面には、前記掻取ブラシが載置される位置において保護溝が凹設されている、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の回収装置。
  8. 前記台座部は、前記吸込ノズルよりも幅狭に形成されている、請求項4乃至7のいずれか1項に記載の回収装置。
  9. 前記後壁には、前記吸込ノズルに対して前記直立姿勢になっている前記掃除機本体が嵌め込まれて、前記掃除機本体の幅方向において前記掃除機本体を位置決めする凹溝部が形成されている、請求項4乃至8のいずれか1項に記載の回収装置。
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