JP2021069480A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用性が向上する電気掃除を提供すること。【解決手段】電動送風機を収納した駆動装置と、バッテリと、集塵装置とを含む掃除機本体を備え、筐体は、グリップ部を有するハンドル部を有し、バッテリは、バッテリの前端が電動送風機の前端よりも後方でかつバッテリの前半部が電動送風機の真下領域内に配置されるよう設けられ、電動送風機の重心と、電動送風機の重心とバッテリの重心とを結ぶ直線の中間点とが、グリップ部の高さ範囲内に配置され、かつ、電動送風機の重心が高さ範囲の中間高さ位置よりも高い位置に配置され、かつ、中間点が高さ範囲の中間高さ位置よりも低い位置に配置されていることを特徴とする電気掃除機。【選択図】図8

Description

本発明は、電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機として、特許文献1では、電動送風機およびバッテリが設けられた駆動装置と、駆動装置に着脱可能に装着される集塵装置とを有する掃除機本体を備えると共に、掃除機本体に接続される一端を有する延長管と、延長管の他端に接続される吸込口体とを備えた、スティックタイプのコードレス電気掃除機が提案されている。なお、この種の電気掃除機の多くは、延長管の代わりに付属のハンディノズルを掃除機本体に取り付けることによって、棚上面、家具上面、階段面等を清掃するときのハンディタイプとして使用することができる。
この従来の電気掃除機において、駆動装置の筐体は、後端下部に設けられたバッテリ収納部と、バッテリ収納部の前端から前方へ向かって斜めに上昇する電装送風機収納部と、電動送風機収納部の前端から前方へ突出する載置部および電動送風機収納部の前端から上方へ突出するハンドル連結部を有する集塵装置装着部と、ハンドル連結部の上部とバッテリ収納部の後端寄りの上部とを連結する円弧状のハンドル部とを備えている。
特開2018−15324号公報
前記従来の電気掃除機において、掃除機本体の重量の大部分はバッテリと電動送風機であるが、重量物であるバッテリがハンドル部の真下位置に配置され、もう一方の重量物である電動送風機はハンドル部の上端のほぼ真下位置であってハンドル部の下端とほぼ同じ高さ位置に配置されている。そのため、掃除機本体の重心が手元(ハンドル部)から遠く離れた位置となっており、この結果、使用者がハンドル部を握って掃除機本体を水平状に構えた姿勢(延長管が水平状となるように構えた姿勢)をとると実感重量が増し、手元にかかる負担が増加する。特に、ハンディタイプとしたときには電気掃除機の全重量が使用者の手元にかかるため負担が大きい。また、スティックタイプとして床面清掃する場合、吸込口体の向きを左右に方向転換するために手首を左右に捻るハンドル操作をすると、手首にかかる負担が増加し、ハンドル操作性が低下してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みなされた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明によれば、塵埃を吸引するための電動送風機を収納した筐体を有する駆動装置と、前記電動送風機に給電するよう前記筐体に設けられたバッテリと、吸引した塵埃を収容する集塵装置とを含む掃除機本体を備え、
前記筐体は、前記電動送風機を収納する電動送風機収納部と、前記電動送風機収納部の上部の前方に設けられたパイプ部と、前記電動送風機収納部の後方に設けられ上下方向に延びるグリップ部を有するハンドル部とを有し、
前記集塵装置は、前記パイプ部の下面に沿って設けられ、
前記バッテリは、前記バッテリの前端が前記電動送風機の前端よりも後方となり、かつ、前記バッテリの前半部が前記電動送風機の真下領域内に配置されるよう設けられ、
前記パイプ部を水平方向に向けた状態において、左右方向から視て、前記電動送風機の重心と、前記電動送風機の重心と前記バッテリの重心とを結ぶ直線の中間点とが、前記グリップ部の高さ範囲内に配置され、かつ、前記電動送風機の重心が前記高さ範囲の中間高さ位置よりも高い位置に配置され、かつ、前記中間点が前記高さ範囲の中間高さ位置よりも低い位置に配置されている電気掃除機が提供される。
本発明の電気掃除機によれば、ハンドル操作性が向上する。
本発明の電気掃除機がスティックタイプであるときの斜視図である。 本発明の電気掃除機をハンディタイプに変えるときの斜視図である。 本発明の電気掃除機がハンディタイプであるときの部分的に拡大した左側面図である。 第1実施形態の掃除機本体を示す斜視図である。 図4の掃除機本体の中央縦断面図である。 図5のI-I線矢視断面図である。 図5のII-II線矢視断面図である。 第1実施形態の掃除機本体における電動送風機とバッテリとグリップ部との位置関係を説明する中央縦断面図である。
(第1実施形態)
<電気掃除機の全体構成>
図1は本発明の電気掃除機がスティックタイプであるときの斜視図である。
図1に示す電気掃除機1は、掃除機本体10と、掃除機本体10に着脱可能に装着されるバッテリ40と、掃除機本体10に着脱可能に接続される一端61aを有する延長管60と、延長管60の他端61bと着脱可能に接続される吸込口体70とを備えたスティックタイプの電気掃除機である。
また、図1で説明した電気掃除機1は、延長管60を介さずに、掃除機本体10に吸込口体70を直接接続したハンディタイプとして使用することもできる。
あるいは、図2と図3に示すように、掃除機本体10にハンディノズル80を取り付けたハンディタイプの電気掃除機101としても使用することもできる。なお、図2は本発明の電気掃除機にハンディノズル80を取り付けたハンディタイプに変えるときの斜視図であり、図3は本発明の電気掃除機がハンディタイプであるときの部分的に拡大した左側面図である。なお、図2と図3中に、掃除機本体10(後述するパイプ部21d)を水平状に構えた使用者から視た場合の前後左右上下方向を矢印にて示しており、掃除機本体の構造はこの前後左右上下方向に基づいて説明される。
図1に示すように、掃除機本体10は、駆動装置20と、駆動装置20に着脱可能に装着される集塵装置30とを備える。なお、掃除機本体10について詳しくは後述する。
バッテリ40は、ケース内に収納された複数のセルを備え、中央のセル付近にバッテリ40の重心G2が配置される(図8参照)。
延長管60は、管本体61と、管本体61に沿って設けられた図示しない複数の導電ケーブルとを備える。
吸込口体70は、吸込口本体71と、前後方向の第1軸心を中心として回動可能に吸込口本体71と結合した関節部72と、第1軸心と直交する第2軸心を中心として回動可能に関節部72と結合した接続管部73とを備える。
吸込口本体71は、底部に図示しない吸込口を有する筐体71aと、筐体71a内の吸込口近傍に回転可能に設けられた回転ブラシ(不図示)と、回転ブラシを回転させる回転ブラシ用モータ(不図示)等を備える。
掃除機本体10と吸込口体70とが延長管60を介して接続された電気掃除機1においては、バッテリ40からの電力を回転ブラシ用モータに供給する電気配線系が設けられており、掃除機本体10の後述する電源スイッチをONまたはOFFに切り替えることによって回転ブラシの回転駆動が制御される。なお、吸込口体70を直接掃除機本体10に接続した場合も同様である。
<掃除機本体の構成>
図4は第1実施形態の掃除機本体を示す斜視図である。また、図5は図4の掃除機本体の中央縦断面図であり、図6は図5のI-I線矢視断面図であり、図7は図5のII-II線矢視断面図である。また、図8は第1実施形態の掃除機本体における電動送風機とバッテリとグリップ部との位置関係を説明する中央縦断面図である。なお、図4〜図8中に、掃除機本体10(後述するパイプ部21d)を水平状に構えた使用者から視た場合の前後左右上下方向を矢印にて示しており、掃除機本体の構造はこの前後左右上下方向に基づいて説明される。
図4〜図8に示すように、掃除機本体10の駆動装置20は、電動送風機22および制御部を構成する回路基板23を収納する電動送風機収納部21aと、電動送風機収納部21aの後方に設けられたハンドル部21bと、電動送風機収納部21aの下端に設けられたバッテリ装着部21cと、電動送風機収納部21aの上部の前方に設けられたパイプ部21dとを含む筐体21を備える。
筐体21の電動送風機収納部21aは、略円筒形の部分であり、前方へ開口する円筒形の空気導入口21aaが設けられており、空気導入口21aa内には格子部材21abが嵌め込まれている(図5、図6、図8参照)。
また、電動送風機収納部21aの右側壁には複数の小孔からなる排気口21acが設けられている。
電動送風機22は、電動送風機収納部21a内の空気導入口21aaの後方であって、空気導入口21aaの中心を通る中心線Pに対して電動送風機22の回転軸22aが平行かつ上方に位置するように配置されている(図5、図8参照)。
回路基板23は電動送風機22の後方に配置されている。なお、回路基板23は、図5で示した位置以外の位置に設けてもよい。
ハンドル部21bは、電動送風機収納部21aの上部から後方へ延びる上端部21baと、電動送風機収納部21aの下部から後方へ延びる下端部21bbと、上端部21baと下端部21bbとを連結するグリップ部21bcとからなる。
下端部21bbは上端部21baよりも後方へ突出しているため、これらを連結するグリップ部21bcは下端部21bb側から上端部21ba側へ向かうにつれて前方へ傾斜している。
グリップ部21bcには、グリップ部21bcを握る使用者の手の指を検知して検知信号を制御部へ出力するようにグリップセンサ21bsが設けられている。具体的には、図4と図5と図8に示すように、グリップ部21bcの電動送風機収納部21aと対向する内側面には、グリップ部21bcの上下方向の高さ範囲Hの中間位置Mよりも少し高い位置に孔部21bxaが設けられており、その孔部の奧にグリップセンサ21bsが設けられている。
グリップセンサ21bsは、一体化された発光素子および受光素子(不図示)を有してなる。グリップセンサ21bsは、使用者がグリップ部21bcを握る手の指に向けて発光素子が光を照射し、手の指を反射した発光素子の光を受光素子が受光することにより検知信号が出力されるよう構成されている。
前記制御部は、グリップセンサ21bsからの検知信号に基づいて電動送風機22および回転ブラシ用モータの駆動を制御するよう構成されている。
ハンドル部21bの下部には、バッテリ用ロック機構21bdが設けられている。
電動送風機収納部21aの上部には、ハンドル部21bの上端部21baと連続的に繋がる連結部21ae(図4、図7参照)が設けられており、この連結部21aeの上面とハンドル部21bの上端部21baの上面に、電源スイッチを含む操作部21eが設けられている。
バッテリ用ロック機構21bdは、グリップ部21bcの下部に設けられたロック解除ボタン部21bdaと、ロック解除ボタン部21bdaと摺接可能な傾斜面部を有する爪部21bdbと、爪部21bdbを下方へ付勢する付勢部材21bdc(例えば、圧縮コイルバネ)とを有する。
このバッテリ用ロック機構21bdによれば、ロック解除ボタン部21bdaを前方へ押すと、ロック解除ボタン部21bdaの前端が爪部21bdbの傾斜面部を押圧し、それによって付勢部材21bdcの付勢力に抗して爪部21bdbが上方へ移動する。この状態からロック解除ボタン部21bdaの押圧を解除すると、付勢部材21bdcにて爪部21bdbが押圧されて下方へ移動し、それによってロック解除ボタン部21bdaが後方の初期位置(図5で示した位置)へ移動する。
バッテリ装着部21cは、下方および後方へ開口する凹部を有し、凹部は後方から前方へ向かうにつれて少し(例えば、10°前後)上昇する傾斜状に設けられている。また、バッテリ装着部21cの凹部の奥部には、バッテリ40の給電端子(不図示)と電気的に接続可能な受電端子(不図示)が設けられている。
また、凹部内の左右側面には前後長手方向に沿って延びる図示しないリブが設けられており、バッテリ装着時にはバッテリ40の左右に沿って設けられた溝部41(図4参照)がバッテリ装着部21cの左右のリブにスライドしながら嵌り込むようになっている。このとき、バッテリ用ロック機構21bdの爪部21bdbがバッテリ40の後部上面の切欠凹部42に係止することにより、バッテリ装着部21cにバッテリ40が装着状態でロックされる(図5参照)。
図4に示すように、パイプ部21dは、電動送風機収納部21aの上部に設けられて空気導入口21aaよりも前方へ突出した突出部21adから前方へ突出しており、先端に吸引口21daが設けられている。
図5に示すように、パイプ部21dおよびハンドル部21bの上端部21baは、左右方向から視て、直線的に配置されている。
また、図5に示すように、筐体21は、電動送風機収納部21aの下端におけるバッテリ装着部21cの前方に引っ掛け部21fを有している。この引っ掛け部21fは、例えば、掃除を中断する際、引っ掛け部21fをテーブルに引っ掛けることによりスティックタイプの電気掃除機1(図1参照)を立て掛けておくことができる。また、壁面に設けたフックに引っ掛け部21fを引っ掛けて電気掃除機1を収納することができる。さらに、ハンディタイプの電気掃除機101(図2、図3参照)を床面に載置するとき、引っ掛け部21fおよびバッテリ40の下面に設けた突起部43が脚となって床面上で電気掃除機101を立たせることができる。なお、バッテリ40の突起部43は、バッテリ40を掃除機本体10から取り外す際に、バッテリ40を掴んだ指を滑りにくくする滑り止めとしても機能する。
図5に示すように、集塵装置30は、有底筒形の集塵容器31と、集塵容器31と着脱可能なフィルタ部32とを有し、全体として略円筒形に形成されたサイクロン方式の集塵装置であり、駆動装置20のパイプ部21dの下端に沿って横向きに装着される。このとき、集塵装置の略円筒形の軸が、駆動装置20の空気導入口21aaの中心線Pとほぼ一致する。なお、駆動装置20におけるパイプ部21dの下方と電動送風機収納部21aの前方のスペースが集塵装置30の装着部として構成されている。
集塵容器31の周壁部の一部に流入口31a(図5参照)が設けられており、一方、駆動装置20のパイプ部21dの下端には集塵容器31の流入口31aと接続可能な流出口21dc(図5参照)が設けられている。よって、掃除機本体10の駆動時において、駆動装置20のパイプ部21d内に流入した塵埃含有空気は、流出口21dcおよび流入口31aを介して集塵容器31内に流入する。
集塵装置30のフィルタ部32は、集塵容器31の開口部に着脱可能に嵌め込まれるカップ部32aと、カップ部32aの中心孔と接続されて集塵容器31内に収納される内筒部32bと、カップ部32aの内筒部32bとは反対側に設けられるフィルタ本体32cとを有する。
掃除機本体10の駆動時において、集塵容器31内に流入した塵埃含有空気のうち、比較的大きな第1の塵埃の一部は集塵容器31内を旋回して遠心分離され、他の第1の塵埃は内筒部32bに設けられたメッシュ部にて捕獲される。メッシュ部を通過した比較的微細な第2の塵埃は、フィルタ本体32cにて捕獲される。フィルタ本体32cを通過することにより塵埃が除去された空気は、駆動装置20内へ空気導入口21aaから流入し、電動送風機22を通過して排気口21acから排気される。
<電動送風機とバッテリとグリップ部との位置関係について>
次に、主に図5〜図8を参照しながら、掃除機本体10における電動送風機22とバッテリ40とグリップ部21bcとの位置関係について説明する。
この掃除機本体10においては、バッテリ40の前端40aが電動送風機22の前端22bよりも後方となり、かつ、バッテリ40の前半部40Aが電動送風機22の真下領域内に配置されている。
また、パイプ部21dを水平方向に向けた状態において、左右方向から視て、電動送風機22の回転軸22a上にある重心G1と、電動送風機22の重心G1とバッテリ40の重心G2とを結ぶ直線Lの中間点PMとが、グリップ部21bcの高さ範囲H内に配置され、かつ、電動送風機22の重心G1が高さ範囲Hの中間高さ位置Mよりも高い位置に配置され、かつ、中間点PMが高さ範囲Hの中間高さ位置Mよりも低い位置に配置されている。このとき、図6と図7に示すように、重心G1と重心G2と中間点PMと中心線Pとは、掃除機本体10の中央を前後方向に横切る同一の縦断面K上に配置されている。
また、本実施形態の場合、電動送風機収納部21aの空気導入口21aaの中心を通る中心線Pは、電動送風機22の重心G1と中間点PMとの略中間の高さ位置に配置されている。
なお、電動送風機22の前端22bに設けられた空気を導入するための開口部は、駆動装置20の空気導入口21aaの上部と対向する位置に配置されている。これにより、電動送風機22の吸引力(吸引抵抗)は、電動送風機22の回転軸22aの位置を空気導入口21aaの中心線Pの位置と一致させた場合の吸引力(吸引抵抗)に対して同程度とされている。
掃除機本体10の全重量のうち、電動送風機22およびバッテリ40の合計重量が大部分を占めている。重量物である電動送風機22およびバッテリ40がグリップ部21bcに対して前記のように配置されることにより、掃除機本体10全体の重心がグリップ部21bcの高さ範囲H内に配置されて手元から近くなる。また、空気導入口21aaの中心線Pとほぼ一致した位置に集塵装置30の略円筒形の軸が配置されていることも、掃除機本体10全体の重心をグリップ部21bcの高さ範囲H内に配置することに寄与している。
この結果、重量物であるバッテリ40が掃除機本体10の下部に設けられるにもかかわらず、使用者がハンドル部21bを握って掃除機本体10を水平状に構えた姿勢をとるときの実感重量が減少し、手元にかかる負担が軽減する。例えば、室内の壁面、ブラインド、カーテン等をハンディタイプの電気掃除機101(図2、図3参照)で清掃するとき、あるいは壁面上部をスティックタイプの電気掃除機1(図1参照)で清掃するときなどは、手元にかかる負担低減に有効である。
また、床面清掃時において、吸込口体の向きを左右に方向転換するために手首を左右に捻るハンドル操作をしても、手首にかかる負担が軽減され、ハンドル操作性が向上する。
なお、室内の壁面上部、棚上面、エアコン室内機の上面などの高い位置を掃除する際に、電動送風機22を停止させた状態で、電気掃除機1(または電気掃除機101)を持ち上げて掃除することがある。この際、グリップセンサ21bsは、電動送風機22の後方に位置するようにグリップ部21bcに設けられているため、グリップ部21bcを握って電気掃除機1(または電気掃除機101)を持ち上げた状態で、グリップセンサ21bsの前方に位置する指(例えば、中指)を開閉することで容易にON・OFF操作することができる。このときも、手元にかかる負担が軽減される。なお、グリップセンサ21bsは、電動送風機22の回転軸22aの延長線上に位置している。
また、本実施形態においては、バッテリ40は、グリップ部21bcと電動送風機収納部21aとの間の開口の前端縁21ax(電動送風機収納部21aの後端面)よりも後方にバッテリ40の後端40bが配置されるように設けられている(図8参照)。なお、本実施形態での開口の前端縁21axとは、電動送風機収納部21aの平坦な後端面である。この構成によれば、バッテリ40の重心G2および中間点PMを手元側(グリップ部21bc側)に近づけて手元にかかる負担軽減およびハンドル操作性(使用性)の向上に寄与している。
また、本実施形態においては、バッテリ40は、掃除機本体10のバッテリ装着部21cに装着されることにより、バッテリ40の後端40bから前端40aに向かうにつれて上方へ傾斜した状態となっている。この構成によれば、バッテリ40の前端40aを上下方向にコンパクト化した筐体21の下部に配置することができるため、デッドスペースを削減し省スペース化することができる。また、バッテリ40は後端40bが前端40aよりも下がった傾斜状であるため、ハンドル部21bを小さくすることなく筐体21の省スペース化を図ることができる。
(第2実施形態)
本発明において、掃除機本体のハンドル部の形状は第1実施形態のような屈曲形に限定されず、例えば、円弧形であってもよい。この場合、円弧形ハンドル部全体がグリップ部となり、円弧形ハンドルの高さ範囲の中間位置またはそれより少し高い位置にグリップセンサが設けられる。なお、第2実施形態において、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
第1実施形態では、水平状に保持した状態の掃除機本体10において、バッテリ40を駆動装置20に対して傾斜状にスライドさせて着脱可能に設けた場合を例示したが、バッテリ40を駆動装置20に対して平行に着脱可能に設けてもよい。この場合、例えば、駆動装置20のバッテリ装着部21cへのバッテリ40の取り付け時に、バッテリ40をバッテリ装着部21cの下方から上方へ向かって嵌め込み、さらにバッテリ40の前端40aをバッテリ装着部21cの奥部に向かって前方へスライドさせて装着を完了させるように構成する。なお、バッテリ取り外し時は逆の動作を行えばよい。
この構成によれば、バッテリ40の後端40bも電動送風機収納部21a側に近接させることができるため、バッテリ40の重心G2をよりハンドル21b側に配置することができる。
(まとめ)
本発明の電気掃除機は、塵埃を吸引するための電動送風機を収納した筐体を有する駆動装置と、前記電動送風機に給電するよう前記筐体に設けられたバッテリと、吸引した塵埃を収容する集塵装置とを含む掃除機本体を備え、
前記筐体は、前記電動送風機を収納する電動送風機収納部と、前記電動送風機収納部の上部の前方に設けられたパイプ部と、前記電動送風機収納部の後方に設けられ上下方向に延びるグリップ部を有するハンドル部とを有し、
前記集塵装置は、前記パイプ部の下面に沿って設けられ、
前記バッテリは、前記バッテリの前端が前記電動送風機の前端よりも後方となり、かつ、前記バッテリの前半部が前記電動送風機の真下領域内に配置されるよう設けられ、
前記パイプ部を水平方向に向けた状態において、左右方向から視て、前記電動送風機の重心と、前記電動送風機の重心と前記バッテリの重心とを結ぶ直線の中間点とが、前記グリップ部の高さ範囲内に配置され、かつ、前記電動送風機の重心が前記高さ範囲の中間高さ位置よりも高い位置に配置され、かつ、前記中間点が前記高さ範囲の中間高さ位置よりも低い位置に配置されている。
この構成によれば、掃除機本体全体の重心がグリップ部の高さ範囲内に配置されて手元に近くなる。この結果、使用者がハンドル部を握って掃除機本体を水平状に構えた姿勢をとるときの実感重量が減少し、手元にかかる負担が軽減する。また、床面清掃時において、吸込口体の向きを左右に方向転換するために手首を左右に捻るハンドル操作をしても、手首にかかる負担が軽減され、ハンドル操作性が向上する。
さらにこの構成によれば、電動送風機を筐体内の上部スペースに配置できるため、筐体内の上下方向のスペースを削減してコンパクト化し、軽量化することができる。
本発明の電気掃除機は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
・前記バッテリは、前記グリップ部と前記電動送風機収納部との間の開口の前端縁よりも後方に前記バッテリの後端が配置されるように設けられてもよい。
この構成によれば、バッテリの重心を手元側(グリップ部側)に近づけることができるため、手元にかかる負担がより軽減し、ハンドル操作性がより向上する。
・前記バッテリは、前記バッテリの後端から前記前端に向かうにつれて上方へ傾斜するように設けられてもよい。
この構成によれば、バッテリの前端を上下方向にコンパクト化した筐体の下部に配置することができるため、デッドスペースを削減し省スペース化することができる。また、バッテリは後端が前端よりも下がった傾斜状であるため、ハンドル部を小さくすることなく筐体の省スペース化を図ることができる。
・前記集塵装置は、筒形であり、前記筒形の軸が前後方向を向くように前記パイプ部の下面に沿って設けられており、
前記パイプ部を水平方向に向けた状態において、左右方向から視て、前記集塵装置における前記筒形の軸が、前記電動送風機の前記重心と前記中間点との間に配置されてもよい。
この構成によれば、サイクロン方式の集塵装置を駆動装置に装着した場合でも、手元での実感重量を減少させることができる。
・前記電動送風機は、前記重心を通る回転軸を有し、かつ、前記回転軸が前後方向に向くように前記筐体内に設けられてもよい。
この構成によれば、電動送風機の回転軸を上下方向とした場合と比べて、電動送風機収納部内での吸引抵抗を小さく抑えることができる。
・前記ハンドル部は、前記電動送風機収納部の上部から後方へ突出した上端部と、前記電動送風機収納部の下部から後方へ突出した下端部と、前記上端部と前記下端部とを連結する前記グリップ部とを有し、前記グリップ部が前記下端部側から前記上端部側へ向かうにつれて前方へ傾斜してもよい。
この構成によれば、グリップ部を直線的な握りやすいデザインとすることができるため、ハンドル操作性をより向上させることができる。また、グリップ部にグリップセンサを設ける場合には、グリップ部を握る指を動かすスペースとしてのグリップ部と電動送風機収納部との間の開口を広くすることができる。
・前記パイプ部および前記ハンドル部の前記上端部が、左右方向から視て、直線的に配置されており、
電源スイッチを含む操作部が前記上端部に設けられてもよい。
この構成によれば、ハンドル部をパイプ部と同じ高さに抑えて上下方向にコンパクト化しながら、上端部を操作部の配置スペースとして利用することができる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1、101 電気掃除機
10 掃除機本体
20 駆動装置
21 筐体
21a 電動送風機収納部
21ax 開口の前端縁
21b ハンドル部
21ba 上端部
21bb 下端部
21bc グリップ部
21d パイプ部
21e 操作部
22 電動送風機
22b 電動送風機の前端
30 集塵装置
40 バッテリ
40A バッテリの前半部
40a バッテリの前端
G1 電動送風機の重心
G2 バッテリの重心
H グリップ部の高さ範囲
L 直線
M 中間高さ位置
PM 中間点

Claims (7)

  1. 塵埃を吸引するための電動送風機を収納した筐体を有する駆動装置と、前記電動送風機に給電するよう前記筐体に設けられたバッテリと、吸引した塵埃を収容する集塵装置とを含む掃除機本体を備え、
    前記筐体は、前記電動送風機を収納する電動送風機収納部と、前記電動送風機収納部の上部の前方に設けられたパイプ部と、前記電動送風機収納部の後方に設けられ上下方向に延びるグリップ部を有するハンドル部とを有し、
    前記集塵装置は、前記パイプ部の下面に沿って設けられ、
    前記バッテリは、前記バッテリの前端が前記電動送風機の前端よりも後方となり、かつ、前記バッテリの前半部が前記電動送風機の真下領域内に配置されるよう設けられ、
    前記パイプ部を水平方向に向けた状態において、左右方向から視て、前記電動送風機の重心と、前記電動送風機の重心と前記バッテリの重心とを結ぶ直線の中間点とが、前記グリップ部の高さ範囲内に配置され、かつ、前記電動送風機の重心が前記高さ範囲の中間高さ位置よりも高い位置に配置され、かつ、前記中間点が前記高さ範囲の中間高さ位置よりも低い位置に配置されていることを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記バッテリは、前記グリップ部と前記電動送風機収納部との間の開口の前端縁よりも後方に前記バッテリの後端が配置されるように設けられている請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記バッテリは、前記バッテリの後端から前記前端に向かうにつれて上方へ傾斜するように設けられている請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 前記集塵装置は、筒形であり、前記筒形の軸が前後方向を向くように前記パイプ部の下面に沿って設けられており、
    前記パイプ部を水平方向に向けた状態において、左右方向から視て、前記集塵装置における前記筒形の軸が、前記電動送風機の前記重心と前記中間点との間に配置されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の電気掃除機。
  5. 前記電動送風機は、前記重心を通る回転軸を有し、かつ、前記回転軸が前後方向に向くように前記筐体内に設けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載の電気掃除機。
  6. 前記ハンドル部は、前記電動送風機収納部の上部から後方へ突出した上端部と、前記電動送風機収納部の下部から後方へ突出した下端部と、前記上端部と前記下端部とを連結する前記グリップ部とを有し、前記グリップ部が前記下端部側から前記上端部側へ向かうにつれて前方へ傾斜している請求項1〜5のいずれか1つに記載の電気掃除機。
  7. 前記パイプ部および前記ハンドル部の前記上端部が、左右方向から視て、直線的に配置されており、
    電源スイッチを含む操作部が前記上端部に設けられている請求項6に記載の電気掃除機。
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