JP2018068702A - 手持ち型電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用形態、使用場所などの使用状態に応じて、手あるいは腕への負担を抑えて掃除できる手持ち型電気掃除機を提供する。【解決手段】手持ち型電気掃除機1は、筐体2の内部に配置され、塵埃を吸い込むための気流を発生させる電動送風機3と、電動送風機3の電源であるバッテリー4と、塵埃を吸い込むための吸込口8を有する筒状部5と、塵埃を捕集する集塵部6と、使用者が手で握るハンドル7と、を備える。バッテリー4は、電動送風機3の隣に配置される。電動送風機3の回転軸3aの方向における電動送風機3の中央を通り回転軸3aに直交する直線3bがバッテリー4と交わる。吸込口8が向く方を手持ち型電気掃除機1の前とし、その反対側を手持ち型電気掃除機1の後ろとした場合に、ハンドル7は、筐体2の後端面11に対向する第一部分9と、第一部分9から連続して形成され、手持ち型電気掃除機1の前方へ延びる第二部分10とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、手持ち型電気掃除機に関する。
特許文献1に開示された手持ち型電気掃除機は、吸引導管の長手方向に対して交差する方向に延びるハンドルと、ハンドルの一端側に配置された電動送風機と、ハンドルの他端側に配置されたバッテリーとを備える。
特許文献2に開示された手持ち型電気掃除機では、集塵部及びフィルターが掃除機本体の前半部に配置され、電動送風機及びバッテリーが掃除機本体の後半部に配置され、ハンドルは、前後方向に延びる円弧形状に形成され、かつ電動送風機及びバッテリーの上方位置に配置されている。
特開2013−236972号公報 特許2015−144785号公報
特許文献1の手持ち型電気掃除機では、ハンドルを握る位置を変えることができないので、使用形態、使用場所などの使用状態によっては、手あるいは腕への負担が大きいという課題がある。
特許文献2には[発明の効果]として、使用状態によってハンドルの握る位置を変えることによって最適な重心バランスを保ちながら掃除でき、手首、肘等にかかる負担を軽減することができる、と記載されている。しかしながら、特許文献2の手持ち型電気掃除機では、電動送風機の回転軸の方向の位置に関して、バッテリーの位置が電動送風機の位置に対してずれている。このため、バッテリーと電動送風機とを合わせた重量物について、重心の周りの慣性モーメントが大きい。例えば、掃除機ヘッドを下向きから上向きに変えるときに手持ち型電気掃除機を回転させるようなときに、この慣性モーメントが大きいために、手あるいは腕への負担が大きくなる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、使用形態、使用場所などの使用状態に応じて、手あるいは腕への負担を抑えて掃除できる手持ち型電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明に係る手持ち型電気掃除機は、筐体と、筐体の内部に配置され、塵埃を吸い込むための気流を発生させる電動送風機と、電動送風機の電源であるバッテリーと、塵埃を吸い込むための吸込口を有する筒状部と、塵埃を捕集する集塵部と、使用者が手で握るハンドルと、を備える手持ち型電気掃除機において、バッテリーは、電動送風機の隣に配置され、電動送風機の回転軸の方向における電動送風機の中央を通り回転軸に直交する直線がバッテリーと交わり、吸込口が向く方を手持ち型電気掃除機の前とし、その反対側を手持ち型電気掃除機の後ろとした場合に、ハンドルは、筐体の後端面に対向する第一部分と、第一部分から連続して形成され、手持ち型電気掃除機の前方へ延びる第二部分とを有するものである。
本発明の手持ち型電気掃除機によれば、ハンドルが、筐体の後端面に対向する第一部分と、第一部分から連続して形成され、手持ち型電気掃除機の前方へ延びる第二部分とを有することで、使用形態、使用場所などの使用状態に応じて、手あるいは腕への負担を抑えて掃除することが可能となる。
実施の形態1による手持ち型電気掃除機の斜視図である。 図1に示す手持ち型電気掃除機の側面図である。 図1に示す手持ち型電気掃除機の断面図である。 図1に示す手持ち型電気掃除機の正面図である。 図1に示す手持ち型電気掃除機の背面図である。 図1に示す手持ち型電気掃除機の分解斜視図である。 図1に示す手持ち型電気掃除機に対して、パイプ及びヘッドを取り付けた使用形態を示す斜視図である。 図1に示す手持ち型電気掃除機に対して、先細ノズルを取り付けた使用形態を示す斜視図である。 実施の形態の手持ち型電気掃除機の使用状態を説明する模式図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による手持ち型電気掃除機1の斜視図である。図2は、図1に示す手持ち型電気掃除機1の側面図である。図3は、図1に示す手持ち型電気掃除機1の断面図である。なお、図3は、図2と同じ方向から見た図である。図4は、図1に示す手持ち型電気掃除機1の正面図である。図5は、図1に示す手持ち型電気掃除機1の背面図である。図6は、図1に示す手持ち型電気掃除機1の分解斜視図である。
以下の説明では、塵埃及びその他のゴミを総称して単に「塵埃」と呼ぶ場合がある。また、塵埃が混じった空気を「含塵空気」と呼ぶ場合がある。
図1に示すように、手持ち型電気掃除機1は、筐体2、電動送風機3、バッテリー4、筒状部5、集塵部6、及びハンドル7を備える。電動送風機3は、筐体2の内部に配置されている。電動送風機3は、塵埃を吸い込むための気流を発生させる。バッテリー4は、電動送風機3を駆動するための電源となる。バッテリー4は、充電可能な二次電池である。筒状部5は、塵埃を吸い込むための吸込口8を有する。吸込口8は、筒状部5の一端に形成された開口である。集塵部6は、塵埃を捕集する。集塵部6は、吸込口8から吸い込まれた含塵空気から塵埃を分離し、その塵埃を捕集する。本実施の形態における集塵部6は、サイクロン分離器を備える。本発明の手持ち型電気掃除機は、サイクロン分離器を有する集塵部6に代えて、例えば、集塵袋によって気流を濾過することで塵埃を捕集する集塵部を備えてもよい。ハンドル7は、使用中に使用者が手で握る部位である。使用者は、ハンドル7を握ることで手持ち型電気掃除機1を把持する。
本明細書では、吸込口8が向く方を手持ち型電気掃除機1の「前」とし、その反対側を手持ち型電気掃除機1の「後ろ」として説明する。ハンドル7は、第一部分9及び第二部分10を有する。図2に示すように、ハンドル7の第一部分9は、筐体2の後端面11に対向する。ハンドル7の第一部分9と、筐体2の後端面11との間には、第一空間12が形成される。ハンドル7の第一部分9を握った手の指が第一空間12に挿入可能である。ハンドル7の第二部分10は、第一部分9から連続して形成されている。ハンドル7の第二部分10は、手持ち型電気掃除機1の前方へ延びる。ハンドル7の第二部分10と、筐体2の側面との間には、第二空間13が形成される。ハンドル7の第二部分10を握った手の指が第二空間13に挿入可能である。
本明細書では、手持ち型電気掃除機1の前と後ろとを結ぶ方向に垂直な方向に関して、ハンドル7の第二部分10がある方を手持ち型電気掃除機1の「上」とし、その反対側を手持ち型電気掃除機1の「下」として説明する。
図1及び図2に示すように、手持ち型電気掃除機1は、排気口14を備える。集塵部6にて塵埃が取り除かれた気流は、排気口14から外部へ排出される。
図3に示すように、バッテリー4は、電動送風機3の隣に配置されている。バッテリー4の長手方向は、電動送風機3の回転軸3aに対して平行である。直線3bは、電動送風機3の回転軸3aの方向における電動送風機3の中央を通り、かつ回転軸3aに直交する直線である。直線3bは、バッテリー4と交わる。図示の構成では、バッテリー4の長手方向が電動送風機3の回転軸3aに平行であるが、バッテリー4の長手方向が電動送風機3の回転軸3aに対して傾斜していてもよい。
本実施の形態であれば、以下の効果が得られる。手持ち型電気掃除機1の構成要素のうち、電動送風機3及びバッテリー4は、共に重量が大きい。バッテリー4が電動送風機3の隣に配置されていることで、ハンドル7を持った手で手持ち型電気掃除機1の向きを変化させるときの慣性モーメントが小さくなる。このため、使用者が掃除中にハンドル7を持った手で手持ち型電気掃除機1の向きを変化させるときに、手あるいは腕への負担を軽くできる。
図3中のBは、電動送風機3の回転軸3aに平行な方向の位置に関する、バッテリー4の存在範囲を示す。図3中のFは、電動送風機3の回転軸3aに平行な方向の位置に関する、電動送風機3の存在範囲を示す。本実施の形態では、電動送風機3の回転軸3aに平行な方向の位置に関して、電動送風機3の存在範囲Fの全体が、バッテリー4の存在範囲Bに重なっている。これにより、ハンドル7を持った手で手持ち型電気掃除機1の向きを変化させるときの慣性モーメントをさらに小さくできる。
図3に示すように、筐体2は、電動送風機カバー15を備える。電動送風機カバー15は、電動送風機3を収納する。電動送風機3の回転軸3aは、筒状部5の軸方向に対して平行である。電動送風機3の回転軸3aは、集塵部6の長手方向に対して平行である。電動送風機3の回転軸3aは、手持ち型電気掃除機1の前と後ろとを結ぶ方向に対して、平行である。
筐体2は、基板格納部材16を備える。基板格納部材16の内部には、制御基板17が格納されている。制御基板17は、手持ち型電気掃除機1の運転を制御する制御回路を有する。制御基板17は、電動送風機3の後方に隣接して配置されている。
バッテリー4は、筐体2の側方に組みつけられている。バッテリー4は、セル18と、セル18を収容する収容ケース19とを備える。バッテリー4は、電動送風機3に対して、手持ち型電気掃除機1の下側に隣接する。
筒状部5の内部には、吸込口8を通過した含塵空気の気流を集塵部6へ導く風路20が形成されている。吸込口8の開口端縁には、後述するパイプ21を接続した際の気密を保つためにパッキン(図示せず)が設けられている。
電動送風機カバー15は、電動送風機3の外周部を包み込むように形成されている。電動送風機3の後部は、防振部材22を介して、電動送風機カバー15に支持されている。電動送風機3の吸込口側には、気密性を保持するための気密部材23が配置されている。
基板格納部材16は、制御基板17を囲いつつ筐体カバー部材26に内接するように、配置されている。また、電動送風機3から出た排気の一部が制御基板17に流れ込むように、基板格納部材16の電動送風機3側には複数の開口が形成されている。
筐体2は、筐体カバー部材26を備える。筐体カバー部材26は、電動送風機カバー15及び基板格納部材16を覆いかつ支持する。図1及び図2に示すように、筐体カバー部材26の、バッテリー4の収容ケース19に近接する表面に、排気口14が形成されている。筐体カバー部材26は、電動送風機3及び集塵部6の外形形状に対応するように、部分的に筒形状に形成されている。
図6に示すように、バッテリー4は、筐体2から取り外し可能である。筐体2からバッテリー4を手持ち型電気掃除機1の下方向へ変位させることでバッテリー4が筐体2から取り外される。
バッテリー4の収容ケース19は、箱形に形成されている。収容ケース19の外表面の一部には、収容ケース19の内部に設けられたセル18の複数の電極端子と電気的に接続する複数の導電部材24が設けられている。バッテリー4が筐体2に取り付けられると、導電部材24は、手持ち型電気掃除機1側の導電部材(図示省略)を介して、制御基板17に電気的に接続される。制御基板17は、操作部25のスイッチ及び電動送風機3に対して、リード線を介して電気的に接続されている。
図6に示すように、集塵部6は、筐体2から取り外し可能である。筐体2から集塵部6を手持ち型電気掃除機1の上方向へ変位させることで集塵部6が筐体2から取り外される。
集塵部6は、ダストカップ27及びフィルター28を備える。ダストカップ27は、周囲壁を有する円筒形の外形を有する。ダストカップ27は、手持ち型電気掃除機1の前方を向く面に底壁を有する。ダストカップ27は、手持ち型電気掃除機1の後方側に開口部を有する。フィルター28は、ダストカップ27の開口部と気密に嵌合するように配置される。ダストカップ27の周囲壁において、フィルター28に近い位置には、流入口29が設けられている。集塵部6が筐体2に取り付けられると、筒状部5の後部に設けられた連通口30が集塵部6の流入口29に連通する。
ハンドル7の一端は、第一固定部31を介して筐体2に固定されている。ハンドル7の他端は、第二固定部32を介して筐体2に固定されている。第一固定部31は、ハンドル7の第一部分9を筐体2に固定する。第二固定部32は、ハンドル7の第二部分10を筐体2に固定する。
図2から図4に示すように、ハンドル7の第二部分10には、操作部25が配置されている。操作部25は、第二部分10のうち、第二固定部32に近い位置にある。操作部25は、使用者が、電源の入り切りを操作したり、電動送風機3への入力の調整を操作したりするため部位である。操作部25の一部は、凹部状にスイッチ収納空間を形成している。操作部25は、押しボタン式の第一スイッチ33及び第二スイッチ34を備える。第一スイッチ33及び第二スイッチ34は、図示しないリード線を介して制御基板17と電気的に接続されている。第一スイッチ33は、電源の入り切りを操作するスイッチ、すなわち電動送風機3をON/OFFするスイッチである。第二スイッチ34は、電動送風機3に入力される電力の大きさを段階的に切り替えるスイッチである。第一スイッチ33及び第二スイッチ34は、手の親指で操作することができる。本発明における操作部25は、上記のような押しボタン式のものに限定されないことは言うまでもない。例えば、操作部25は、使用者の指の静電容量を検知したり、ハンドル7にかかる圧力または歪みの変化を検知したりするタッチ式のものでもよい。タッチ式の操作部25の場合には、操作部25をフラットに形成でき、ハンドル7の握り心地をより良好にできる。
操作部25の第一スイッチ33をON操作して電動送風機3を駆動させることで、手持ち型電気掃除機1の運転が開始される。手持ち型電気掃除機1の運転時には、以下のようになる。吸込口8から流入した含塵空気が筒状部5内の風路20を通過してダストカップ27内に流入する。ダストカップ27内のサイクロン分離器により含塵空気が旋回することで、比較的大きな塵埃は、遠心分離され、ダストカップ27の底面側へ寄せられることで捕捉される。比較的大きな塵埃が分離された後の空気から、フィルター28により、細かい塵埃が除去される。フィルター28を通過した清浄空気は、電動送風機3内に流入し、電動送風機カバー15の後方排気口及び制御基板17の通気口を通って、筐体2の後部のスペースに流入し、排気口14から外部に排出される。
図3に示すように、手持ち型電気掃除機1の前から後ろへ向かって、集塵部6、電動送風機3、制御基板17、及びハンドル7の第一部分9が、この順に直線状に並んで配置されている。集塵部6は、筒状部5に対して、手持ち型電気掃除機1の上側に隣接する。バッテリー4は、筒状部5に対して、手持ち型電気掃除機1の後ろ側に隣接する。
ハンドル7の第一部分9の中心線C1は、円弧に沿う。すなわち、ハンドル7の第一部分9は、円弧状に形成されている。ハンドル7の第二部分10の中心線C2は、直線に沿う。すなわち、ハンドル7の第二部分10は、直線状に形成されている。ハンドル7の第一部分9の円弧の中心角は、90°から180°の範囲にあることが望ましい。ハンドル7の第二部分10の長さL2は、第一部分9の長さL1の、0.5倍から1.5倍の範囲にあることが望ましい。
図7は、図1に示す手持ち型電気掃除機1に対して、パイプ21及びヘッド35を取り付けた使用形態を示す斜視図である。図7に示す形態は、例えば、使用者が立位状態で床面を掃除する際の形態である。以下の説明では、この形態を「スティック形態」と称する。
図7に示すように、スティック形態では、パイプ21が筒状部5の吸込口8に接続されている。パイプ21の後端部は、筒状部5の吸込口8に対して、着脱可能である。パイプ21の前端部は、回転可能な関節部36を介して、ヘッド35に接続されている。ヘッド35は、被清掃面である床面より塵埃を吸引する吸引開口を有する。ヘッド35の内部には、被清掃面の塵埃を掻き上げる回転ブラシのようなアジテーター(図示せず)が内蔵されていてもよい。ヘッド35の吸引開口から吸い込まれた含塵空気は、関節部36及びパイプ21の内部に形成された風路を通って、筒状部5内へ流入する。パイプ21は、筒状部5から真っ直ぐに延びる形状を有する。パイプ21は、ヘッド35から取り外し可能でもよい。
図8は、図1に示す手持ち型電気掃除機1に対して、先細ノズル37を取り付けた使用形態を示す斜視図である。図8に示す形態は、例えば、使用者が机上など床面よりも高い被清掃面を掃除する際の形態である。以下の説明では、この形態を「ハンディ形態」と称する。
図8に示すように、ハンディ形態では、先細ノズル37が筒状部5の吸込口8に接続されている。先細ノズル37の後端部は、筒状部5の吸込口8に対して、着脱可能である。先細ノズル37は、円形の吸込口8に比べて、風路断面積が縮小した前端部を有する。先細ノズル37を装着することで塵埃を吸引する際の吸込み風速を増やし、塵埃捕集量を増加させることが可能となる。ハンディ形態は、先細ノズル37を装着する形態に限定されるものではない。ハンディ形態では、先細ノズル37に代えて、吸込口8に対して風路断面積が拡大した前端部を有する先広ノズル(図示せず)、あるいは被清掃面と対向する部分に毛ブラシを有する毛ブラシノズル(図示せず)を装着してもよい。先広ノズルを装着した場合には、一度当たりの吸引面積を増やすことができる。毛ブラシノズルを装着した場合には、被清掃面の傷付きをより確実に防止できる。
図9は、実施の形態1の手持ち型電気掃除機1の使用状態を説明する模式図である。図9(A)は、スティック形態で床掃除をする状態を示す。図9(B)は、スティック形態で段差持ち上げ動作をする状態を示す。図9(C)は、ハンディ形態で机上掃除を行う状態を示す。図9中の黒い丸印は、全体としての実質的な重心位置を表す。
以下に説明するように、本実施の形態であれば、手持ち型電気掃除機1の使用状態に応じて、手でハンドル7を握る位置を変えることで、手あるいは腕への負荷を軽減することができる。
図9(A)に示す状態では、以下のようになる。ハンドル7を握った手が手持ち型電気掃除機1を支持する一方で、ヘッド35が床面に接地するため、手持ち型電気掃除機1の重量の一部は床面で支持される。この状態では、全体の実質的な重心位置MAは、例えば、集塵部6の付近になる。この状態では、ハンドル7の第一部分9を握ることで、重心位置MAと握り位置との距離を離すことができるため、床面が支持する重量を増やすことができ、使用者の手にかかる負荷を軽減することができる。本実施の形態では、ハンドル7の第一部分9が円弧状であることで、図9(A)に示す状態でハンドル7の最も上部になる位置を手で握ることができる。これにより、上記の効果をより確実に奏することが可能となる。
図9(A)に示す使用状態において、例えば、階段、部屋間仕切りなどの段差を乗り越える動作が必要になる場合がある。当該動作を「段差持ち上げ動作」と称する。図9(B)に示すように、段差持ち上げ動作の状態では、以下のようになる。ヘッド35が床面から離れ、手持ち型電気掃除機1の全重量が、ハンドル7を握った手に作用する。その結果、全体の実質的な重心位置MBは、重心位置MAに比べて前方へ移動する。例えば、重心位置MBは、パイプ21の途中の位置になる。この状態では、ハンドル7の第二部分10を握ることで、重心位置MBと握り位置との距離を近づけることができる。その結果、持ち上げ時のモーメントを減らし、手及び腕にかかる負荷を軽減することができる。
図9(C)に示す状態では、以下のようになる。図9(B)の状態に比べて、パイプ21及びヘッド35がないため、全体の実質的な重心位置MCは、後方へ移動する。重心位置MCは、例えば、電動送風機3の位置になる。この状態では、ハンドル7の第二部分10を握ることで、重心位置MCと握り位置との距離を近づけることができる。その結果、持ち上げ時のモーメントを減らし、手及び腕にかかる負荷を軽減することができる。
前述したように、本実施の形態であれば、電動送風機3の隣にバッテリー4を配置したことで、手持ち型電気掃除機1の慣性モーメントが小さい。そのため、例えば図9(B)の状態でヘッド35を持ち上げるように手持ち型電気掃除機1を回転させるときに手及び腕にかかる負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態であれば、ハンドル7が、円弧状の第一部分9と、直線状の第二部分10とを備えることで、以下の効果が得られる。スティック形態での床面掃除において、ハンドル7を上方から手で握る場合に、使用者の身長によらず、円弧状の第一部分9の自由な位置を持つことができ、手及び腕にかかる負荷を軽減することができる。また、スティック形態あるいはハンディ形態で、被清掃面から持ち上げる際に、直線状の第二部分10を握ることで、手の指にかかる負荷が分散し、指と手のひら全体で握ることができ、手にかかる負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態であれば、筒状部5と、ハンドル7の第一部分9の一部との間に挟まれる位置にバッテリー4があることで、以下の効果が得られる。バッテリー4の後方の位置までハンドル7の第一部分9が延びるようにできるので、ハンドル7の第一部分9の長さを十分に長くできる。
また、本実施の形態であれば、筒状部5とバッテリー4とが一直線上にあることで、以下の効果が得られる。筒状部5とバッテリー4とがスリムに形成されるので、例えば家具の隙間などに手持ち型電気掃除機1を収納しやすい。また、バッテリー4を着脱する操作を容易に行うことができる。
また、本実施の形態であれば、バッテリー4が備えるセル18の長手方向が筒状部5の軸方向に平行であることで、バッテリー4を筒状部5から連続的にスリムに形成する上で特に有利になる。
上述した実施の形態では、バッテリー4が筐体2から取り外し可能な構成について説明したが、本発明は、バッテリーが取り外しできないものにも適用可能である。また、上述した実施の形態では、集塵部6が筐体2から取り外し可能な構成について説明したが、本発明は、集塵部が取り外しできないものにも適用可能である。
1 手持ち型電気掃除機、 2 筐体、 3 電動送風機、 4 バッテリー、 5 筒状部、 6 集塵部、 7 ハンドル、 8 吸込口、 9 第一部分、 10 第二部分、 21 パイプ、 25 操作部、 35 ヘッド、 37 先細ノズル

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、塵埃を吸い込むための気流を発生させる電動送風機と、
    前記電動送風機の電源であるバッテリーと、
    塵埃を吸い込むための吸込口を有する筒状部と、
    塵埃を捕集する集塵部と、
    使用者が手で握るハンドルと、
    を備える手持ち型電気掃除機において、
    前記バッテリーは、前記電動送風機の隣に配置され、
    前記電動送風機の回転軸の方向における前記電動送風機の中央を通り前記回転軸に直交する直線が前記バッテリーと交わり、
    前記吸込口が向く方を前記手持ち型電気掃除機の前とし、その反対側を前記手持ち型電気掃除機の後ろとした場合に、前記ハンドルは、前記筐体の後端面に対向する第一部分と、前記第一部分から連続して形成され、前記手持ち型電気掃除機の前方へ延びる第二部分とを有する
    手持ち型電気掃除機。
  2. 前記バッテリーが備えるセルの長手方向が前記筒状部の軸方向に平行である請求項1に記載の手持ち型電気掃除機。
  3. 前記筒状部と前記ハンドルの一部との間に挟まれる位置に前記バッテリーがある請求項1または請求項2に記載の手持ち型電気掃除機。
  4. 前記筒状部と前記バッテリーとが一直線上にある請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の手持ち型電気掃除機。
  5. 前記ハンドルの前記第一部分の中心線は、円弧に沿い、
    前記ハンドルの前記第二部分の中心線は、直線に沿う請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の手持ち型電気掃除機。
  6. 前記電動送風機の前記回転軸に平行な方向の位置に関して、前記電動送風機の全体が前記バッテリーと重なる請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の手持ち型電気掃除機。
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