JP2019161640A - 電力増幅モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】入力電力が所定の閾値以上である場合に電力増幅回路に流れる電流を抑制する。【解決手段】電力増幅モジュール1Aは、無線周波数信号を増幅して出力する第1のトランジスタT11と、第1のトランジスタと並列に接続され、第1のトランジスタよりサイズが小さい第2のトランジスタT12と、第1のトランジスタ及び第2のトランジスタにバイアス電流を供給する第3のトランジスタT21と、第2のトランジスタのコレクタに流れる電流を検出する電流検出回路R12と、電流検出回路の検出結果に応じた電流を第3のトランジスタのコレクタ又はドレインに供給することにより、第3のトランジスタから第1のトランジスタ及び第2のトランジスタに供給されるバイアス電流を制御するバイアス制御回路400Aを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、電力増幅モジュールに関する。
携帯電話等の移動体通信機においては、基地局に無線周波数(RF:Radio Frequency)信号を送信するための送信ユニットが搭載されている。送信ユニットには、基地局に送信するRF信号の電力を増幅する電力増幅回路が用いられる。このような送信ユニットでは、例えば、アンテナ等の負荷のインピーダンスが変化した場合に、電力増幅回路に大電流が流れることがある。そのため、送信ユニットにおいては、大電流によって電力増幅回路が破壊されてしまうことを防ぐために、電力増幅回路に流れる電流を制限することが行われる。
例えば、特許文献1には、無線周波数信号を増幅して出力する第1の増幅トランジスタと、第1の増幅トランジスタと並列に接続された第2の増幅トランジスタと、第1及び第2のトランジスタにバイアス電圧を供給するバイアス回路と、第2の増幅トランジスタに流れる電流を検出する電流検出回路と、電流検出回路の検出結果に応じてバイアス回路から第1及び第2の増幅トランジスタに供給されるバイアス電圧を制御するバイアス制御回路と、を備えた電力増幅モジュールが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された電力増幅モジュールのように、電圧によって第1及び第2の増幅トランジスタのバイアスを制御する場合、入力電力が大きくなると、セルフバイアス効果により、電力増幅回路に流れる電流が過大になる可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、入力電力が所定の閾値以上である場合に電力増幅回路に流れる電流を抑制することを目的とする。
本発明の一側面に係る電力増幅モジュールは、無線周波数信号を増幅して出力する第1のトランジスタと、第1のトランジスタと並列に接続され、第1のトランジスタよりサイズが小さい第2のトランジスタと、第1及び第2のトランジスタにバイアス電流を供給する第3のトランジスタと、第2のトランジスタのコレクタに流れる電流を検出する電流検出回路と、電流検出回路の検出結果に応じた電流を第3のトランジスタのコレクタ又はドレインに供給することにより、第3のトランジスタから第1及び第2のトランジスタに供給されるバイアス電流を制御するバイアス制御回路であって、第2のトランジスタのコレクタに流れる電流が所定の閾値より大きい場合に、第3のトランジスタのコレクタ又はドレインに供給する電流を低減させるバイアス制御回路と、を備える。
本発明によれば、入力電力が所定の閾値以上である場合に電力増幅回路に流れる電流を抑制することが可能となる。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
[第1実施形態]
(1)電力増幅モジュール1Aの構成
(1−1)電力増幅モジュール1A
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力増幅モジュール1Aの構成例を示す図である。電力増幅モジュール1Aは、無線周波数(RF:Radio Frequency)信号RFinを増幅し、増幅信号RFoutを出力する。
(1)電力増幅モジュール1Aの構成
(1−1)電力増幅モジュール1A
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力増幅モジュール1Aの構成例を示す図である。電力増幅モジュール1Aは、無線周波数(RF:Radio Frequency)信号RFinを増幅し、増幅信号RFoutを出力する。
図1に示すとおり、電力増幅モジュール1Aは、電力増幅回路10Aと、制御回路20Aとを備える。電力増幅回路10A及び制御回路20Aは、例えば、異なる基板に形成されている。例えば、電力増幅回路10Aは、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)等のバイポーラトランジスタを用いて構成することができる。電力増幅回路10AにHBTを用いる場合、HBTを構成する基板の材料には、例えば、SiGe、GaAs、InP、GaN等を用いることができる。また、制御回路20Aは、例えば、MOSFET(Metal−Oxide−Silicon Field−Effect Transistor)を用いて構成することができる。なお、電力増幅回路10A及び制御回路20Aは、同一の基板に形成されていてもよい。
(1−2)電力増幅回路10A
電力増幅回路10Aは、電力増幅回路10Aに入力されるRF信号(RFin)の電力を増幅し、増幅信号(RFout)を出力する。電力増幅回路10Aは、増幅回路100Aと、バイアス生成回路200Aと、整合回路300A、301Aとを備える。
電力増幅回路10Aは、電力増幅回路10Aに入力されるRF信号(RFin)の電力を増幅し、増幅信号(RFout)を出力する。電力増幅回路10Aは、増幅回路100Aと、バイアス生成回路200Aと、整合回路300A、301Aとを備える。
(1−2−1)増幅回路100A
増幅回路100Aは、インダクタL11と、トランジスタT11(第1のトランジスタ)と、キャパシタC11と、トランジスタT12(第2のトランジスタ)と、キャパシタC12と、抵抗素子R12と、を備える。
増幅回路100Aは、インダクタL11と、トランジスタT11(第1のトランジスタ)と、キャパシタC11と、トランジスタT12(第2のトランジスタ)と、キャパシタC12と、抵抗素子R12と、を備える。
インダクタL11は、RF信号(RFin)の電源側への漏出を抑制するチョークインダクタである。インダクタL11の第1の端子には、電源電圧Vccが供給される。インダクタL11の第2の端子は、トランジスタT11のコレクタ及びトランジスタT12のコレクタに接続されている。
トランジスタT11(第1のトランジスタ)は、ベースに入力される電流を増幅して出力する電流増幅素子(増幅トランジスタ)である。トランジスタT11のコレクタは、インダクタL11の第2の端子に接続されている。トランジスタT11のベースは、キャパシタC11の第2の端子及び抵抗素子R21の第2の端子それぞれに接続されている。トランジスタT11のエミッタは、接地されている。トランジスタT11のベースには、整合回路301A及びキャパシタC11を通じて、RF信号(RFin)の一部が入力される。また、トランジスタT11のベースには、抵抗素子R21を通じて、バイアス生成回路200Aが生成するバイアス電流Ibias1が供給される。また、トランジスタT11のコレクタには、インダクタL11を通じて、電源電圧Vccが供給される。
キャパシタC11は、RF信号(RFin)の直流成分の電圧を除去するためのカップリングコンデンサである。キャパシタC11の第1の端子は、整合回路301Aに接続され、キャパシタC11の第2の端子は、トランジスタT11のベースに接続されている。
トランジスタT12(第2のトランジスタ)は、トランジスタT11より小さいサイズのトランジスタであり、構成としてはトランジスタT11と同様にベースに入力される電流を増幅して出力する電流増幅素子(増幅トランジスタ)である。ここで、トランジスタのサイズは、例えば、平面図視におけるエミッタの面積であってよい。後述するように、トランジスタT12は、トランジスタT11のコレクタ電流Iccを検出するためのレプリカトランジスタとしての機能を有する。トランジスタT12のコレクタは、インダクタL11の第2の端子に接続されている。トランジスタT12のベースは、キャパシタC12の第2の端子及び抵抗素子R22の第2の端子それぞれに接続されている。トランジスタT12のエミッタは、抵抗素子R12の第1の端子に接続されている。トランジスタT12のベースには、整合回路301A及びキャパシタC12を通じて、RF信号(RFin)の一部が入力される。また、トランジスタT12のベースには、抵抗素子R22を通じて、バイアス生成回路200Aが生成するバイアス電流Ibias2が供給される。また、トランジスタT12のコレクタには、インダクタL11を通じて、電源電圧Vccが供給される。
キャパシタC12は、RF信号(RFin)の直流成分の電圧を除去するためのカップリングコンデンサである。キャパシタC12の第1の端子は、整合回路301Aに接続され、キャパシタC12の第2の端子は、トランジスタT12のベースに接続されている。
抵抗素子R12は、トランジスタT12のコレクタ電流Irpを検出するための電流検出回路を構成し、トランジスタT12のコレクタ電流Irpに応じた検出電圧Vsenseを生成する。抵抗素子R12の第1の端子は、トランジスタT12のエミッタに接続され、抵抗素子R12の第2の端子は、接地されている。また、トランジスタT12のコレクタ電流Irpは、トランジスタT11及びトランジスタT12のサイズ比に基づいて決定される。
(1−2−2)バイアス生成回路200A
バイアス生成回路200Aは、抵抗素子R21、R22と、トランジスタT21(第3のトランジスタ)、T22、T23と、キャパシタC21とを備える。
バイアス生成回路200Aは、抵抗素子R21、R22と、トランジスタT21(第3のトランジスタ)、T22、T23と、キャパシタC21とを備える。
抵抗素子R21の第1の端子は、トランジスタT21のエミッタに接続され、抵抗素子R21の第2の端子は、キャパシタC11の第2の端子及びトランジスタT11のベースに接続されている。
抵抗素子R22の第1の端子は、トランジスタT21のエミッタに接続され、抵抗素子R22の第2の端子は、キャパシタC12の第2の端子及びトランジスタT12のベースに接続されている。
トランジスタT21(第3のトランジスタ)は、増幅回路100Aの電力増幅トランジスタT11及びトランジスタT12のベース電流を供給する電流増幅素子(増幅トランジスタ)である。トランジスタT21のコレクタは、後述する第1バイアス制御回路400Aに接続されており、当該第1バイアス制御回路400Aから、コレクタ電流IeCが供給される。トランジスタT21のベースは、後述する第2バイアス制御回路500Aに接続されており、当該第2バイアス制御回路500Aから、ベース電流IeBが供給される。トランジスタT21のエミッタは、抵抗素子R21の第1の端子及び抵抗素子R22の第1の端子に接続されている。トランジスタT21のエミッタからは、第1バイアス制御回路400A及び第2バイアス制御回路500Aそれぞれの制御に応じて、増幅回路100Aにバイアス電流Ibiasが供給される。バイアス電流Ibiasの一部は、バイアス電流Ibias1として、抵抗素子R21を通じてトランジスタT11のベースに流入する。バイアス電流Ibiasの一部は、バイアス電流Ibias2として、抵抗素子R22を通じてトランジスタT12のベースに流入する。なお、増幅回路100Aの電力増幅トランジスタT11及びトランジスタT12のベース電流を供給するトランジスタT21(第3のトランジスタ)については、FETを用いて構成しても良い。具体的には、FET(第3のトランジスタ)のゲートはトランジスタT21のベースに、FETのドレインはトランジスタT21のコレクタに、FETのソースはトランジスタT21のエミッタに、それぞれ対応する。
トランジスタT22、T23及びキャパシタC21は、トランジスタT21のベースの電圧を所定レベルとするように構成される。トランジスタT22及びT23はそれぞれ、ダイオード接続されている。トランジスタT22のエミッタは、トランジスタT23のコレクタに接続されている。トランジスタT23のエミッタは、接地されている。キャパシタC21の第1の端子は、トランジスタT21のベース及びトランジスタT22のコレクタに接続され、キャパシタC21の第2の端子は、接地されている。
(1−2−3)コレクタ電流Iccの検出原理
ここで、トランジスタT12(レプリカトランジスタ)により、トランジスタT11のコレクタ電流Iccを検出する原理について説明する。
ここで、トランジスタT12(レプリカトランジスタ)により、トランジスタT11のコレクタ電流Iccを検出する原理について説明する。
トランジスタT11のサイズと、トランジスタT12のサイズとの比は、N:1に設定されている。ここで、Nは、トランジスタT11のコレクタ電流IccがトランジスタT12のコレクタ電流Irpよりも十分に大きな値となるように、1よりも十分に大きな実数であるものとする。具体的には、例えば、トランジスタT11及びトランジスタT12がマルチエミッタ構造を有する場合は、トランジスタT11が有する単位トランジスタ(フィンガー)の数と、トランジスタT12が有する単位トランジスタの数との比が、N:1に設定されていてもよい。或いは、例えば、トランジスタT11及びトランジスタT12が単一のエミッタ構造を有する場合は、トランジスタT11のサイズ(エミッタサイズ)と、トランジスタT12のサイズ(エミッタサイズ)との比が、N:1に設定されていてもよい。
このとき、トランジスタT11のコレクタ電流Iccと、トランジスタT12のコレクタ電流Irpとの比は、トランジスタT11及びT12のサイズの比(N:1)に概ね等しくなる。換言すれば、トランジスタT11及びT12の電流密度が概ね等しくなる。
これにより、トランジスタT12のコレクタ電流Irpを検出することによって、トランジスタT11のコレクタ電流Iccを検出することが可能となる。本実施形態においては、トランジスタT12のコレクタ電流Irpを抵抗素子R12により検出電圧Vsenseに変換することで、コレクタ電流Iccが検出される。
なお、コレクタ電流Iccと、コレクタ電流Irpとの比が、トランジスタT11及びT12のサイズの比(N:1)により近づくように、例えば、キャパシタC11及びC12の容量や、抵抗素子R21及びR22の抵抗値を設定してもよい。これにより、コレクタ電流Iccの検出の精度が向上する。
また、トランジスタT11のエミッタ側に抵抗素子を設けてもよい。当該抵抗素子を設けることにより、トランジスタT12の特性がトランジスタT11の特性により近づくため、コレクタ電流Iccとコレクタ電流Irpとの比が、トランジスタT11及びT12のサイズの比(N:1)により近づく。これにより、コレクタ電流Iccの検出の精度が向上する。
(1−3)制御回路20A
制御回路20Aは、電力増幅回路10Aに含まれるバイアス生成回路200Aを制御する。制御回路20Aは、第1バイアス制御回路400Aと、第2バイアス制御回路500Aとを備える。第1バイアス制御回路400A及び第2バイアス制御回路500Aには、制御信号MODE1,MODE2が供給される。ここで、制御信号MODE1,MODE2は、電力増幅モジュール1Aや電力増幅モジュール1Aを備える送信ユニット等の制御に係る任意の信号である。例えば、制御信号MODE1,MODE2は、電力増幅モジュール1Aの電力モード(例えば、ハイパワーモード及びローパワーモード)を切り替えるための制御信号であってもよい。また例えば、制御信号MODE1,MODE2は、RF信号の周波数帯(バンド)を切り替えるための制御信号であってもよい。また、制御信号MODE1は、任意なリミット電流値を生成する制御信号であっても良い。
制御回路20Aは、電力増幅回路10Aに含まれるバイアス生成回路200Aを制御する。制御回路20Aは、第1バイアス制御回路400Aと、第2バイアス制御回路500Aとを備える。第1バイアス制御回路400A及び第2バイアス制御回路500Aには、制御信号MODE1,MODE2が供給される。ここで、制御信号MODE1,MODE2は、電力増幅モジュール1Aや電力増幅モジュール1Aを備える送信ユニット等の制御に係る任意の信号である。例えば、制御信号MODE1,MODE2は、電力増幅モジュール1Aの電力モード(例えば、ハイパワーモード及びローパワーモード)を切り替えるための制御信号であってもよい。また例えば、制御信号MODE1,MODE2は、RF信号の周波数帯(バンド)を切り替えるための制御信号であってもよい。また、制御信号MODE1は、任意なリミット電流値を生成する制御信号であっても良い。
第1バイアス制御回路400Aは、基準電圧生成回路410Aと、比較回路420Aと、IeCバイアス電流制御回路430Aとを備える。
基準電圧生成回路410Aには、制御信号MODE1が供給される。基準電圧生成回路410Aは、制御信号MODE1に応じた基準電圧Vlimitを生成し、当該基準電圧Vlimitを、比較回路420Aが備える差動増幅器422の反転入力端子に供給する。
比較回路420Aは、ローパスフィルタ421と、差動増幅器422とを備える。ローパスフィルタ421は、抵抗素子R41と、キャパシタC41とを備える。抵抗素子R41の第1の端子は、上述した増幅回路100Aが備える抵抗素子R12の第1の端子に接続されている。抵抗素子R41の第2の端子は、キャパシタC41の第1の端子及び差動増幅器422の非反転入力端子に接続されている。キャパシタC41の第2の端子は、接地されている。差動増幅器422の非反転入力端子には、抵抗素子R41を通じて、増幅回路100Aが備える抵抗素子R12が生成する検出電圧Vsenseが供給される。差動増幅器422の反転入力端子には、基準電圧生成回路410Aから基準電圧Vlimitが供給される。差動増幅器422の出力端子は、IeCバイアス電流制御回路430Aに接続されており、検出電圧Vsense及び基準電圧Vlimitの差に基づく電圧差信号Vd(検出電圧Vsense及び基準電圧Vlimitの差を所定の割合で増幅した電圧信号)を当該IeCバイアス電流制御回路430Aに出力する。
IeCバイアス電流制御回路430Aは、上述した比較回路420Aから出力される電圧差信号Vdに基づいて、バイアス生成回路200Aが備えるトランジスタT21のコレクタにコレクタ電流IeCを供給する。特に、後述するように、IeCバイアス電流制御回路430Aは、電圧差信号Vdに基づいて、検出電圧Vsenseが基準電圧Vlimitよりも大きい場合に、コレクタ電流IeCを低減させる。なお、トランジスタT21がFETにより構成される場合は、IeCバイアス電流制御回路430Aは、上述した比較回路420Aから出力される電圧差信号Vdに基づいて、当該FETにドレイン電流を供給する。
IeCバイアス電流制御回路430Aは、定電流源S41と、NチャネルMOSFET41、42、43と、PチャネルMOSFET44、45とを備える。NチャネルMOSFET41は、差動増幅器422が出力する電圧差信号Vdに応じた電流I3を、定電流源S41が供給する電流I1から引き抜く引抜回路を構成する。NチャネルMOSFET42、43と、PチャネルMOSFET44、45はカレントミラー構成であり、定電流源S41が供給する電流I1から、NチャネルMOSFET41(引抜回路)が引き抜く電流I3を減じた残りの電流I2(=I1−I3)に等しいコレクタ電流IeCを、トランジスタT21のコレクタに供給する電流供給回路を構成する。なお、IeCバイアス電流制御回路430Aは、MOSFET41、42、43、44、及び45に代えて、バイポーラトランジスタによって構成しても良い。
定電流源S41の第1の端子には、電源電圧Vbatが供給され、定電流源S41の第2の端子は、NチャネルMOSFET41のドレイン及びNチャネルMOSFET42のドレインに接続されている。NチャネルMOSFET41のゲートは、差動増幅器422の出力端子に接続されており、当該差動増幅器422から、上述した検出電圧Vsense及び基準電圧Vlimitの比較結果を示す信号(電圧差信号Vd)が供給される。NチャネルMOSFET41のソースは、接地されている。NチャネルMOSFET42は、ダイオード接続されている。NチャネルMOSFET42のドレインは、定電流源S41の第2の端子に接続されており、当該定電流源S41から電流I2が供給される。NチャネルMOSFET42のソースは、接地されている。NチャネルMOSFET43は、NチャネルMOSFET42と電流ミラー接続されている。NチャネルMOSFET43のドレインは、PチャネルMOSFET44のドレインに接続され、NチャネルMOSFET43のソースは、接地されている。PチャネルMOSFET44は、ダイオード接続されている。PチャネルMOSFET44のソースには、電源電圧Vbatが供給される。PチャネルMOSFET45は、PチャネルMOSFET44と電流ミラー接続されている。PチャネルMOSFET45のソースには、電源電圧Vbatが供給される。PチャネルMOSFET45のドレインは、上述したトランジスタT21のコレクタに接続されており、PチャネルMOSFET45は、当該トランジスタT21のコレクタにコレクタ電流IeCを供給する。
第2バイアス制御回路500Aは、上述したバイアス生成回路200AのトランジスタT21のベースに接続されている。第2バイアス制御回路500Aには、制御信号MODE2が入力される。第2バイアス制御回路500Aは、トランジスタT21のベース及びダイオード接続されているトランジスタT22,トランジスタT23に、制御信号MODE2に応じたベース電流IeBを供給する。
(2)電力増幅モジュール1Aの動作
図2A〜2Cを用いて、電力増幅モジュール1Aの動作について説明する。
図2A〜2Cを用いて、電力増幅モジュール1Aの動作について説明する。
図2Aは、RF信号(RFin)の電力である入力電力Pinと、トランジスタT11のコレクタ電流Icc及びトランジスタT12のコレクタ電流Irpとの関係の一例を示す概略図である。図2Aにおいて、横軸は入力電力Pinを示し、縦軸は電流値を示す。
図2Bは、入力電力Pinと、定電流源S41の電流I1、NチャネルMOSFET42に流れる電流I2及びNチャネルMOSFET41に流れる電流I3との関係の一例を示す図である。図2Bにおいて、横軸は入力電力Pinを示し、縦軸は電流値を示す。
図2Cは、RF信号(RFin)の電力である入力電力Pinと、検出電圧Vsenseとの関係の一例を示す概略図である。図2Cにおいて、横軸は入力電力Pinを示し、縦軸は電圧値を示す。
入力電力Pinが所定の電力値P1よりも小さいとき、差動増幅器422の出力信号は負の電圧であるため、NチャネルMOSFET41はOFFである。そのため、図2Bに示すとおり、定電流源S41の電流I1は、NチャネルMOSFET41には流入せず、全てNチャネルMOSFET42に流入する。すなわち、I1=I2である。そして、NチャネルMOSFET42及び43の電流ミラー接続と、PチャネルMOSFET44及び45の電流ミラー接続とにより、PチャネルMOSFET45からは、電流I2に等しい一定のコレクタ電流IeCが流出する。そして、当該コレクタ電流IeCが、トランジスタT21のコレクタに供給される。このとき、図2Aに示すように、入力電力Pinの上昇に伴い、コレクタ電流Icc及びコレクタ電流Irpも共に上昇する。また、図2Cに示すように、コレクタ電流Irpの上昇に伴い、検出電圧Vsenseは上昇する。
入力電力Pinが所定の値P1まで上昇すると、図2Cに示すとおり、検出電圧Vsenseが基準電圧Vlimitに等しくなり、差動増幅器422の出力信号が負の電圧から正の電圧(NチャネルMOSFET41の閾値電圧以上の電圧)に切り替わる。これにより、NチャネルMOSFET41がONし、NチャネルMOSFET41が、定電流源S41の電流I1から電流I3を引き抜き始める。
更に入力電力Pinが上昇すると、図2Bに示すとおり、NチャネルMOSFET41が定電流源S41から引き抜く電流I3が増加し、NチャネルMOSFET42に流れる電流I2(=I1−I3)が減少する。これに伴って、PチャネルMOSFET45からトランジスタT21に供給するコレクタ電流IeCも減少する。すると、トランジスタT21からトランジスタT11に供給されるバイアス電流Ibias1及びトランジスタT21からトランジスタT12に供給されるバイアス電流Ibias2は、共に減少する。そのため、図2Aに示すとおり、入力電力Pinが上昇しても、トランジスタT11のコレクタ電流Icc及びトランジスタT12のコレクタ電流Irpの上昇が抑制される(クランプされる)。そして、図2Cに示すとおり、検出電圧Vsenseの上昇も抑制される(クランプされる)。以上より、入力電力Pinが所定の値以上になると、トランジスタT11のコレクタ電流Iccの上昇が抑制される。
[第2実施形態]
(1)電力増幅モジュール1Bの構成
図3は、本発明の第2実施形態に係る電力増幅モジュール1Bの構成例を示す図である。電力増幅モジュール1Bの構成のうち、電力増幅モジュール1Aと同様の構成については、適宜説明を省略する。
(1)電力増幅モジュール1Bの構成
図3は、本発明の第2実施形態に係る電力増幅モジュール1Bの構成例を示す図である。電力増幅モジュール1Bの構成のうち、電力増幅モジュール1Aと同様の構成については、適宜説明を省略する。
図3に示すとおり、電力増幅モジュール1Bは、増幅回路100Aに代えて、増幅回路100Bを備える。また、電力増幅モジュール1Bは、比較回路420Aに代えて、比較回路420Bを備える。また、電力増幅モジュール1Bは、基準電圧生成回路410Aに代えて、基準電圧生成回路410Bを備える。
増幅回路100Bにおいては、抵抗素子R12は、トランジスタT12のコレクタ側に接続されている。すなわち、抵抗素子R12の第1の端子は、インダクタL11の第2の端子に接続され、抵抗素子R12の第2の端子は、トランジスタT12のコレクタに接続されている。
抵抗素子R12は、トランジスタT12のコレクタ電流Irpを検出するための電流検出回路を構成し、トランジスタT12のコレクタ電流Irpに応じた検出電圧Vsenseを生成する。
比較回路420Bにおいては、差動増幅器422の非反転入力端子には、基準電圧生成回路410Bが生成した基準電圧Vlimitが供給される。また、差動増幅器422の反転入力端子には、ローパスフィルタ421を通じて検出電圧Vsenseが供給される。
図3の方式では、検出電圧Vsenseは、基準となる電源電圧VccからトランジスタT12のコレクタ電流Irpによる抵抗素子R12の電圧降下分を減じた電圧となる。更に、基準電圧生成回路410Bは、電源電圧Vccを基準とした当該検出電圧Vsenseと比較するための基準電圧Vlimitを生成する。
電力増幅モジュール1Bにおいては、トランジスタT12のコレクタの電圧が、コレクタ電流Irpに応じた検出電圧Vsenseとして、制御回路20Aに供給される。そして、検出電圧Vsenseが基準電圧Vlimitより小さい場合に、トランジスタT21のコレクタ電流IeCが低減される。これにより、入力電力Pinが所定の値以上になると、トランジスタT11のコレクタ電流Iccの上昇が抑制される。
(2)電力増幅モジュール1Bの動作
図4A〜4Cを用いて、電力増幅モジュール1Bの動作について説明する。
図4A〜4Cを用いて、電力増幅モジュール1Bの動作について説明する。
図4Aは、RF信号(RFin)の電力である入力電力Pinと、トランジスタT11のコレクタ電流Icc及びトランジスタT12のコレクタ電流Irpとの関係の一例を示す概略図である。図4Aにおいて、横軸は入力電力Pinを示し、縦軸は電流値を示す。
図4Bは、入力電力Pinと、定電流源S41の電流I1、NチャネルMOSFET42に流れる電流I2及びNチャネルMOSFET41に流れる電流I3との関係の一例を示す図である。図4Bにおいて、横軸は入力電力Pinを示し、縦軸は電流値を示す。
図4Cは、RF信号(RFin)の電力である入力電力Pinと、検出電圧Vsenseとの関係の一例を示す概略図である。図4Cにおいて、横軸は入力電力Pinを示し、縦軸は電圧値を示す。
入力電力Pinが所定の電力値P1よりも小さいとき、差動増幅器422の出力信号は負の電圧であるため、NチャネルMOSFET41はOFFである。そのため、図4Bに示すとおり、定電流源S41の電流I1は、NチャネルMOSFET41には流入せず、全てNチャネルMOSFET42に流入する。すなわち、I1=I2である。そして、NチャネルMOSFET42及び43の電流ミラー接続と、PチャネルMOSFET44及び45の電流ミラー接続とにより、PチャネルMOSFET45からは、電流I2に等しい一定のコレクタ電流IeCが流出する。そして、当該コレクタ電流IeCが、トランジスタT21のコレクタに供給される。このとき、図4Aに示すように、入力電力Pinの上昇に伴い、コレクタ電流Icc及びコレクタ電流Irpも共に上昇する。また、図4Cに示すように、コレクタ電流Irpの上昇に伴い、検出電圧Vsenseは減少する。
入力電力Pinが所定の値P1まで上昇すると、図4Cに示すとおり、検出電圧Vsenseが基準電圧Vlimitに等しくなり、差動増幅器422の出力信号が負の電圧から正の電圧(NチャネルMOSFET41の閾値電圧以上の電圧)に切り替わる。これにより、NチャネルMOSFET41がONし、NチャネルMOSFET41が、定電流源S41の電流I1から電流I3を引き抜き始める。
更に入力電力Pinが上昇すると、図4Bに示すとおり、NチャネルMOSFET41が定電流源S41から引き抜く電流I3が増加し、NチャネルMOSFET42に流れる電流I2(=I1−I3)が減少する。これに伴って、PチャネルMOSFET45からトランジスタT21に供給するコレクタ電流IeCも減少する。すると、トランジスタT21からトランジスタT11に供給されるバイアス電流Ibias1及びトランジスタT21からトランジスタT12に供給されるバイアス電流Ibias2は、共に減少する。そのため、図4Aに示すとおり、入力電力Pinが上昇しても、トランジスタT11のコレクタ電流Icc及びトランジスタT12のコレクタ電流Irpの上昇が抑制される(クランプされる)。そして、図4Cに示すとおり、検出電圧Vsenseの減少も抑制される(クランプされる)。以上より、入力電力Pinが所定の値以上になると、トランジスタT11のコレクタ電流Iccの上昇が抑制される。
[第3実施形態]
図5は、本発明の第3実施形態に係る電力増幅モジュール1Cの構成例を示す図である。電力増幅モジュール1Cの構成のうち、電力増幅モジュール1Aと同様の構成については、適宜説明を省略する。
図5は、本発明の第3実施形態に係る電力増幅モジュール1Cの構成例を示す図である。電力増幅モジュール1Cの構成のうち、電力増幅モジュール1Aと同様の構成については、適宜説明を省略する。
図5に示すとおり、電力増幅モジュール1Cは、増幅回路100Aに代えて、増幅回路100Cを備える。また、電力増幅モジュール1Cの制御回路20Aは、更に電流検出回路600Cを備える。
増幅回路100Cは、抵抗素子R12を備えず、インダクタL12を備える。インダクタL12の第1の端子は、制御回路20Aが備える電流検出回路600Cに接続されている。インダクタL12の第2の端子は、トランジスタT11のコレクタ及びトランジスタT12のコレクタに接続されている。増幅回路100Cの方式はトランジスタT12のコレクタ電流Irpを直接モニターする方式である。
電流検出回路600Cは、PチャネルMOSFET61(第4のトランジスタ)と、PチャネルMOSFET62(第5のトランジスタ)と、抵抗素子R61と、キャパシタC61とを備える。PチャネルMOSFET61は、ダイオード接続されている。PチャネルMOSFET61のソースには、電源電圧Vccが供給される。PチャネルMOSFET61のドレインは、キャパシタC61の第1の端子及び増幅回路100Cが備えるインダクタL12の第2の端子に接続されている。キャパシタC61の第2の端子は、接地されている。PチャネルMOSFET61は、PチャネルMOSFET62と電流ミラー接続されている。PチャネルMOSFET62のソースには、電源電圧Vccが供給される。PチャネルMOSFET62のドレインは、抵抗素子R61の第1の端子に接続されている。抵抗素子R61の第2の端子は、接地されている。なお、キャパシタC61とインダクタL12とは、ローパスフィルタを構成する。
PチャネルMOSFET61には、電源電圧Vccにより電流I4が流れる。当該電流I4は、レプリカ素子のトランジスタT12へ流れるコレクタ電流Irp(検出電流)がキャパシタC61とインダクタL12とで構成されるローパスフィルタを通じて流す電流である。また、PチャネルMOSFET62には、上述した電流ミラー接続によって、PチャネルMOSFET61に流れる電流I4に等しい電流I5が流れる。そして、抵抗素子R61は、当該電流I5に応じた電圧を、トランジスタT12のコレクタ電流Irpに応じた検出電圧Vsenseとして生成し、これを比較回路420Aに供給する。
そして、電力増幅モジュール1Aと同様に、検出電圧Vsenseが基準電圧Vlimitより大きい場合に、トランジスタT21のコレクタ電流IeCが低減される。これにより、入力電力Pinが所定の値以上になると、トランジスタT11のコレクタ電流Iccの上昇が抑制される。
[基準電圧生成回路の具体例]
図6〜8を用いて、基準電圧生成回路410A、図9〜11を用いて、基準電圧生成回路410Bの具体例を説明する。
図6〜8を用いて、基準電圧生成回路410A、図9〜11を用いて、基準電圧生成回路410Bの具体例を説明する。
図6は、基準電圧生成回路410Cの一例を示す図である。基準電圧生成回路410Cは、バンドギャップ回路BG1と、オペアンプOP1と、PチャネルMOSFET411、412と、抵抗素子R411、4121、4122と、スイッチSB1と、を備える。図6の基準電圧生成回路410Cは抵抗素子R4121,4122により、パワーモード毎の基準電圧Vlimitを生成する方式である。
PチャネルMOSFET411のソース及びPチャネルMOSFET412のソースには、電源電圧Vccが供給される。なお、電源電圧Vccは、レギュレータにより生成された電圧であってもよいし、バッテリ電圧であってもよい。バンドギャップ回路BG1は、基準電圧(バンドギャップ電圧)Vbgを生成し、当該基準電圧Vbgを、オペアンプOP1の非反転入力端子に印加する。オペアンプOP1は、基準電圧Vbgを、PチャネルMOSFET411のゲートに出力する。PチャネルMOSFET411のドレインは、オペアンプOP1の反転入力端子及び抵抗素子R411の第1の端子に接続されている。抵抗素子R411の第2の端子は、接地されている。PチャネルMOSFET412のドレインは、スイッチSC1を通じて、抵抗素子R4121の第1の端子又は抵抗素子R4122の第1の端子に接続される。抵抗素子R4121の第2の端子及び抵抗素子R4122の第2の端子は、接地されている。PチャネルMOSFET411のゲートは、PチャネルMOSFET412のゲートに接続されている。スイッチSC1には、制御信号MODE1が入力される。スイッチSC1は、制御信号MODE1がハイパワーモードを示す時は、PチャネルMOSFET412のドレインを抵抗素子R4121に接続する。スイッチSC1は、制御信号MODE1がローパワーモードを示す時は、PチャネルMOSFET412のドレインを抵抗素子R4122に接続する。PチャネルMOSFET412のドレインから、基準電圧Vlimitが出力される。
PチャネルMOSFET411のサイズを「M411」などと表すこととする。このとき、Ic1=Vbg/R411である。また、Ic2=Ic1×(M412/M411)である。したがって、ハイパワーモードの時は、Vlimit=Ic2×R4121であり、ローパワーモードの時は、Vlimit=Ic2×R4122である。
図7は、基準電圧生成回路410Dの一例を示す図である。基準電圧生成回路410Dは、バンドギャップ回路BG1と、オペアンプOP1と、PチャネルMOSFET411、412、413と、抵抗素子R411、412と、スイッチSD1と、を備える。図7の基準電圧生成回路410Dは、PチャネルMOSFETのサイズ変更(スイッチSD1によりサイズ変更)により、電流Id2にId3を追加し、パワーモード毎の基準電圧Vlimitを生成する方式である。
PチャネルMOSFET411、412及び413それぞれには、電源電圧Vccが供給される。PチャネルMOSFET411には電流Id1が、PチャネルMOSFET412には電流Id2が、PチャネルMOSFET413には電流Id3が、それぞれ流れる。PチャネルMOSFET412のドレインは、抵抗素子R412の第1の端子に接続されている。PチャネルMOSFET413のソースには、電源電圧Vccが供給される。PチャネルMOSFET413のドレインは、PチャネルMOSFET412のドレイン及び抵抗素子R412の第1の端子に接続されている。PチャネルMOSFET411のゲートは、更にスイッチSD1に接続されている。スイッチSD1は、PチャネルMOSFET411のゲート及びPチャネルMOSFET413のゲートに接続されている。スイッチSD1には、制御信号MODE1が入力される。スイッチSD1は、制御信号MODE1がハイパワーモードを示す時はOFFとなり、制御信号MODE1がローパワーモードを示す時はONとなる。
Id1=Vbg/R411である。また、Id2=Id1×(M412/M411)であり、Id3=Id1×(M413/M411)である。したがって、ハイパワーモードの時は、Vlimit=Id2×R412であり、ローパワーモードの時は、Vlimit=(Ic2+Ic3)×R412である。また、検出電圧Vsenseにより、スイッチSC1の動作が逆の制御信号MODE1がハイパワーモードを示す時はONとなり、制御信号MODE1がローパワーモードを示す時はOFFとなる場合もある。
図8は、基準電圧生成回路410Eの一例を示す図である。基準電圧生成回路410Eは、基準電圧生成回路410Dの抵抗素子R412に代えて、抵抗素子R4123、R4124、R4125、R4126及びスイッチSE2、SE3、SE4を備える。スイッチSE1は、制御信号MODE1が入力され、SE2、SE3、SE4には、制御信号MODE3が入力される。
抵抗素子R4123の第2の端子は、抵抗素子R4124の第1の端子及びスイッチSE2の第1の端子に接続され、抵抗素子R4124の第2の端子は、抵抗素子R4125の第1の端子及びスイッチSE3の第1の端子に接続されている。抵抗素子R4125の第2の端子は、抵抗素子R4126の第1の端子及びスイッチSE4第1の端子に接続され、抵抗素子R4126の第2の端子は、接地されている。スイッチSE2、SE3、SE4それぞれの第2の端子は、互いに接続されており、基準電圧Vlimitを出力する。
スイッチSE1は電力増幅モジュール1Aの電力モードを示す制御信号MODE1に応じてON及びOFFを切り替えてもよい。例えば、スイッチSE1は、制御信号MODE1がハイパワーモードを示す時はOFFとなり、制御信号MODE1がローパワーモードを示す時はONとなる。
スイッチSE2、SE3、SE4は、RF信号の周波数帯(バンド)を示す制御信号MODE3に応じてON及びOFFを切り替えてもよい。例えば、SE2、SE3、SE4は、周波数帯に応じて、いずれか一つがONとなる。なお、スイッチSE2、SE3、SE4は、RF信号の周波数帯とは別の情報に基づいてON及びOFFを切り替えてもよい。また、抵抗素子R4123〜R4126及びスイッチSE2〜SE4を増やし、制御信号MODE3をデジタル信号により、細かく制御してもよい。
Ie1=Vbg/R411である。また、Ie2=Ie1×(M412/M411)であり、Ie3=Ie1×(M413/M411)である。したがって、パワーモードの時は、Vlimit=Ie2×Reであり、ローパワーモードの時は、Vlimit=(Ic2+Ic3)×Reである。ただし、スイッチSE2、SE3、SE4のうちスイッチSE2のみがONの場合は、Re=R4124+R4125+R4126であり、スイッチSE3のみがONの場合は、Re=R4125+R4126であり、スイッチSE4のみがONの場合は、Re=R4126である。
図9は、基準電圧生成回路410Fの一例を示す図である。基準電圧生成回路410Fは、バンドギャップ回路BG1と、オペアンプOP1と、PチャネルMOSFET411、412と、NチャネルMOSFET414、415と、抵抗素子R4131、R4132と、スイッチSE1と、を備える。図9の基準電圧生成回路410Fは抵抗素子R4131,4132により、パワーモード毎の基準電圧Vlimitを生成する方式である。また、基準電圧Vlimitは電源電圧Vccを基準に生成する。
PチャネルMOSFET411には電流Ie1が、PチャネルMOSFET412には電流Ie2が、NチャネルMOSFET415には電流Ie3が、それぞれ流れる。PチャネルMOSFET412のドレインは、NチャネルMOSFET414のドレインに接続されている。NチャネルMOSFET414のソースは、接地されている。PチャネルMOSFET414は、PチャネルMOSFET415に電流ミラー接続されている。NチャネルMOSFET415のソースは、接地されている。抵抗素子R4131及びR4132それぞれの第1の端子には、電源電圧Vccが供給される。抵抗素子R4131及びR4132それぞれの第2の端子は、スイッチSE1に接続されている。スイッチSF1には、制御信号MODE1が入力される。スイッチSF1は、制御信号MODE1がハイパワーモードの時は、NチャネルMOSFET415のドレインを、抵抗素子R4131に接続する。スイッチSF1は、制御信号MODE1がローパワーモードの時は、NチャネルMOSFET415のドレインを、抵抗素子R4132に接続する。NチャネルMOSFET415のドレインから、基準電圧Vlimitが出力される。
If1=Vbg/R411である。また、If2=If1×(M412/M411)であり、If3=If2である。(但し、M414=M415とする。)したがって、ハイパワーモードの時は、Vlimit=Vcc−If3×R4131であり、ローパワーモードの時は、Vlimit=Vcc−If3×R4132である。
図10は、基準電圧生成回路410Gの一例を示す図である。基準電圧生成回路410Gは、バンドギャップ回路BG1と、オペアンプOP1と、PチャネルMOSFET411、412と、NチャネルMOSFET414、415、416と、抵抗素子R411、R413と、スイッチSG1と、を備える。図10の基準電圧生成回路410Fは、NチャネルMOSFETのサイズ変更(スイッチSF1によりサイズ変更)により、電流Ig3にIg4を追加し、パワーモード毎の基準電圧Vlimitを生成する方式である。また、基準電圧Vlimitは電源電圧Vccを基準に生成する。
抵抗素子R413の第1の端子には、電源電圧Vccが供給される。抵抗素子R413の第2の端子は、NチャネルMOSFET415のドレインに接続されている。NチャネルMOSFET415及び416は、電流ミラー接続されている。NチャネルMOSFET416のドレインは、NチャネルMOSFET415のドレインに接続され、NチャネルMOSFET416のソースは、接地されている。NチャネルMOSFET415のゲート及びNチャネルMOSFET416のゲートは、スイッチSG1を通じて接続されている。NチャネルMOSFET415には電流Ig3が、PチャネルMOSFET416には電流Ig4が、それぞれ流れる。スイッチSG1は、制御信号MODE1の入力に応じて、ON及びOFFを切り替える。NチャネルMOSFET415及び416のドレインから、基準電圧Vlimitが出力される。
Ig1=Vbg/R411である。また、Ig2=Ig1×(M412/M411)であり、Ig2=Ig3=Ig4である。(但し、M414=M415=M416とする。)したがって、ハイパワーモードの時は、Vlimit=Vcc−Ig3×R413であり、ローパワーモードの時は、Vlimit=Vcc−(Ig3+Ig4)×R413である。また、検出電圧Vsenseにより、スイッチSG1の動作が逆の制御信号MODE1がハイパワーモードを示す時はONとなり、制御信号MODE1がローパワーモードを示す時はOFFとなる場合もある。
図11は、基準電圧生成回路410Hの一例を示す図である。基準電圧生成回路410Hは、基準電圧生成回路410Gの抵抗素子R413に代えて、抵抗素子R4133、R4134、R4135、R4136及びスイッチSH2、SH3、SH4を備える。スイッチSH1は制御信号MODE1が入力され、SH2、SH3、SH4には、制御信号MODE3が入力される。
抵抗素子R4133の第2の端子は、抵抗素子R4134の第1の端子及びスイッチSH2の第1の端子に接続され、抵抗素子R4134の第2の端子は、抵抗素子R4135の第1の端子及びスイッチSH3の第1の端子に接続されている。抵抗素子R4135の第2の端子は、抵抗素子R4136の第1の端子及びスイッチSH4第1の端子に接続され、抵抗素子R4136の第2の端子は、NチャンネルMOSFET415のドレイン及びNチャンネルMOSFET416のドレインに接続されている。スイッチSGH2、SH3、SH4それぞれの第2の端子は、互いに接続されており、基準電圧Vlimitを出力する。
スイッチSH1は電力増幅モジュール1Bの電力モードを示す制御信号MODE1に応じてON及びOFFを切り替えてもよい。例えば、スイッチSH1は、制御信号MODE1がハイパワーモードを示す時はOFFとなり、制御信号MODE2がローパワーモードを示す時はONとなる。
スイッチSH2、SH3、SH4は、RF信号の周波数帯(バンド)を示す制御信号MODE3に応じてON及びOFFを切り替えてもよい。例えば、SH2、SH3、SH4は、周波数帯に応じて、いずれか一つがONとなる。なお、スイッチSH2、SH3、SH4は、RF信号の周波数帯とは別の情報に基づいてON及びOFFを切り替えてもよい。また、抵抗素子R4133〜R4136及びスイッチSH2〜SH4を増やし、制御信号MODE3をデジタル信号により、細かく制御してもよい。
Ih1=Vbg/R411である。また、Ih2=Ih1×(M412/M411)であり、Ih2=Ih3=Ih4である。(但し、M414=M415=M416とする。)したがって、ハイパワーモードの時は、Vlimit=Vcc−Ih3×Rhであり、ローパワーモードの時は、Vlimit=Vcc−(Ih3+Ih4)×Rhである。ただし、スイッチSH2、SH3、SH4のうちスイッチSH2のみがONの場合は、Rh=R4133であり、スイッチSGH3のみがONの場合は、Rh=R4133+R4134であり、スイッチSH4のみがONの場合は、Rh=R4133+R4134+R4135である。
[変形例]
上述の実施形態においては、電力増幅回路10Aは、増幅回路を1段のみ備えるものとして説明した。しかしながら、電力増幅回路10Aは、ドライブ段及びパワー段等の、複数の増幅回路を備えるものとしてもよい。この場合、制御回路20Aは、複数の増幅回路のいずれか(例えばパワー段の増幅回路)から検出電圧Vsenseを取得してもよい。そして、制御回路20Aは、複数の増幅回路のうち1の増幅回路(例えば、ドライブ段の増幅回路)又は複数の増幅回路(例えば、ドライブ段及びパワー段の増幅回路)に含まれるバイアス供給用のトランジスタ(第3のトランジスタ)のコレクタに電流を供給してもよい。
上述の実施形態においては、電力増幅回路10Aは、増幅回路を1段のみ備えるものとして説明した。しかしながら、電力増幅回路10Aは、ドライブ段及びパワー段等の、複数の増幅回路を備えるものとしてもよい。この場合、制御回路20Aは、複数の増幅回路のいずれか(例えばパワー段の増幅回路)から検出電圧Vsenseを取得してもよい。そして、制御回路20Aは、複数の増幅回路のうち1の増幅回路(例えば、ドライブ段の増幅回路)又は複数の増幅回路(例えば、ドライブ段及びパワー段の増幅回路)に含まれるバイアス供給用のトランジスタ(第3のトランジスタ)のコレクタに電流を供給してもよい。
また、電力増幅モジュール1Aは、複数の周波数帯(バンド)に対応する複数の電力増幅回路を備えていてもよい。また、制御回路20Aは、それら複数の電力増幅回路のそれぞれから検出電圧を取得してもよい。また、制御回路20Aは、複数の電力増幅回路から取得する複数の検出電圧のうちのいずれかを選択的に比較回路420Aに供給するためのスイッチを備えていてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールは、無線周波数信号を増幅して出力する第1のトランジスタと、第1のトランジスタと並列に接続され、第1のトランジスタよりサイズが小さい第2のトランジスタと、第1及び第2のトランジスタにバイアス電流を供給する第3のトランジスタと、第2のトランジスタのコレクタに流れる電流を検出する電流検出回路と、電流検出回路の検出結果に応じた電流を第3のトランジスタのコレクタ又はドレインに供給することにより、第3のトランジスタから第1及び第2のトランジスタに供給されるバイアス電流を制御するバイアス制御回路であって、第2のトランジスタのコレクタに流れる電流が所定の閾値より大きい場合に、第3のトランジスタのコレクタ又はドレインに供給する電流を低減させるバイアス制御回路と、を備える。これにより、第2のトランジスタのコレクタに流れる電流を検出し、第2のトランジスタのコレクタに流れる電流が所定の閾値より大きい場合に、第3のトランジスタのコレクタ又はドレインに供給する電流を低減させることにより、第1及び第2のトランジスタに供給されるバイアス電流を直接的に電流制御することができる。したがって、入力電力が所定の閾値以上である場合に電力増幅回路に流れる電流を抑制することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールにおいては、電流検出回路は、第2のトランジスタに流れる電流に応じた検出電圧を生成する。これにより、第1のトランジスタに流れる電流を検出することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールにおいては、電流検出回路は、第2のトランジスタに流れる電流に応じた検出電圧を生成する検出抵抗を備える。これにより、第1のトランジスタに流れる電流を検出することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールにおいては、検出抵抗は、第2のトランジスタと直列に接続されている。これにより、第1のトランジスタに流れる電流を検出することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールにおいては、検出抵抗は、第2のトランジスタのエミッタに接続されている。これにより、第1のトランジスタに流れる電流を検出することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールにおいては、検出抵抗は、第2のトランジスタのコレクタに接続されている、電力増幅モジュール。これにより、第1のトランジスタに流れる電流を検出することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールにおいては、検出回路は、第2のトランジスタに直列に接続される第4のトランジスタと、第4のトランジスタに電流ミラー接続される第5のトランジスタと、を更に備え、検出抵抗は、第5のトランジスタと直列に接続される。これにより、第1のトランジスタに流れる電流を検出することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールにおいては、バイアス制御回路は、所定レベルの基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、検出電圧及び基準電圧の差に基づく電圧差信号を出力する比較回路と、電圧差信号に応じた電流を、第3のトランジスタのコレクタに供給するバイアス電流制御回路と、を備える。これにより、検出電圧及び基準電圧の比較に応じて、第1のトランジスタに流れる電流を制御することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールにおいては、比較回路は、検出電圧が印加される非反転入力端子と、基準電圧が印加される反転入力端子と、検出電圧及び基準電圧の差を所定の割合で増幅して電圧差信号として出力する出力端子と、を有する差動増幅器を備える。これにより、検出電圧及び基準電圧の比較に応じて、第1のトランジスタに流れる電流を制御することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールにおいては、比較回路は、基準電圧が印加される非反転入力端子と、検出電圧が印加される反転入力端子と基準電圧及び検出電圧の差の差を所定の割合で増幅して電圧差信号として出力する出力端子と、を有する差動増幅器を備える。これにより、検出電圧及び基準電圧の比較に応じて、第1のトランジスタに流れる電流を制御することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールにおいては、バイアス電流制御回路は、比較回路が出力する電圧差信号に基づいて、第2のトランジスタに流れる電流が所定の閾値より大きい場合に、第3のトランジスタのコレクタに供給する電流を低減させる。これにより、検出電圧及び基準電圧の比較に応じて、検出電圧が所定レベル以上の場合に、第1のトランジスタに流れる電流を低減することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る電力増幅モジュールにおいては、バイアス電流制御回路は、定電流を生成する定電流源と、電圧差信号に応じた電流を定電流から引き抜く引抜回路と、定電流源が生成する定電流から引抜回路が引き抜く電流を減じた電流を、第3のトランジスタのコレクタに供給する電流供給回路と、を備える。これにより、検出電圧及び基準電圧の比較に応じて、検出電圧が所定レベル以上の場合に、第1のトランジスタに流れる電流を低減することが可能となる。
なお、本実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
1A、1B、1C…電力増幅モジュール、10A…電力増幅回路、20A…制御回路、100A、100B,100C…増幅回路、200A…バイアス生成回路、300A、301A…整合回路、400A…第1バイアス制御回路、410A〜H…基準電圧生成回路、420A、420B…比較回路、430A…バイアス電流制御回路、500A…第2バイアス制御回路、600C…電流検出回路
Claims (13)
- 無線周波数信号を増幅して出力する第1のトランジスタと、
前記第1のトランジスタと並列に接続され、前記第1のトランジスタよりサイズが小さい第2のトランジスタと、
前記第1及び第2のトランジスタにバイアス電流を供給する第3のトランジスタと、
前記第2のトランジスタのコレクタに流れる電流を検出する電流検出回路と、
前記電流検出回路の検出結果に応じた電流を前記第3のトランジスタのコレクタ又はドレインに供給することにより、前記第3のトランジスタから前記第1及び第2のトランジスタに供給される前記バイアス電流を制御するバイアス制御回路であって、前記第2のトランジスタのコレクタに流れる電流が所定の閾値より大きい場合に、前記第3のトランジスタのコレクタ又はドレインに供給する前記電流を低減させるバイアス制御回路と、
を備える電力増幅モジュール。 - 請求項1に記載の電力増幅モジュールであって、
前記電流検出回路は、前記第2のトランジスタのコレクタに流れる電流に応じた検出電圧を生成する、電力増幅モジュール。 - 請求項2に記載の電力増幅モジュールであって、
前記電流検出回路は、前記第2のトランジスタのコレクタに流れる電流に応じた検出電圧を生成する検出電圧を備え、
前記検出抵抗は、前記第2のトランジスタと直列に接続されている、電力増幅モジュール。 - 請求項3に記載の電力増幅モジュールであって、
前記検出抵抗は、前記第2のトランジスタのエミッタに接続されている、電力増幅モジュール。 - 請求項3に記載の電力増幅モジュールであって、
前記検出抵抗は、前記第2のトランジスタのコレクタに接続されている、電力増幅モジュール。 - 請求項2に記載の電力増幅モジュールであって、
前記電流検出回路は、
前記第2のトランジスタに直列に接続される第4のトランジスタと、
前記第4のトランジスタに電流ミラー接続される第5のトランジスタと、
前記第2のトランジスタのコレクタに流れる電流に応じた検出電圧を生成する検出電圧であって、前記第5のトランジスタと直列に接続される検出抵抗と、を更に備える、電力増幅モジュール。 - 請求項2から6のいずれか一項に記載の電力増幅モジュールであって、
前記バイアス制御回路は、
所定レベルの基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
前記検出電圧及び前記基準電圧の差に基づく電圧差信号を出力する比較回路と、
前記電圧差信号に応じた電流を、前記第3のトランジスタのコレクタに供給するバイアス電流制御回路と、を備える、電力増幅モジュール。 - 請求項7に記載の電力増幅モジュールであって、
前記比較回路は、
前記検出電圧が印加される非反転入力端子と、
前記基準電圧が印加される反転入力端子と、
前記検出電圧及び前記基準電圧の差を所定の割合で増幅して前記電圧差信号として出力する出力端子と、を有する差動増幅器を備える、電力増幅モジュール。 - 請求項7に記載の電力増幅モジュールであって、
前記比較回路は、
前記基準電圧が印加される非反転入力端子と、
前記検出電圧が印加される反転入力端子と、
前記基準電圧及び前記検出電圧の差を所定の割合で増幅して前記電圧差信号として出力する出力端子と、を有する差動増幅器を備える、電力増幅モジュール。 - 請求項7から9のいずれか一項に記載の電力増幅モジュールであって、
前記バイアス電流制御回路は、前記比較回路が出力する前記電圧差信号に基づいて、前記第2のトランジスタのコレクタに流れる電流が所定の閾値より大きい場合に、前記第3のトランジスタのコレクタに供給する前記電流を低減させる、電力増幅モジュール。 - 請求項10に記載の電力増幅モジュールであって、
前記バイアス電流制御回路は、
定電流を生成する定電流源と、
前記電圧差信号に応じた電流を前記定電流から引き抜く引抜回路と、
前記定電流源が生成する前記定電流から前記引抜回路が引き抜く前記電流を減じた電流を、前記第3のトランジスタのコレクタに供給する電流供給回路と、を備える、電力増幅モジュール。 - 請求項7に記載の電力増幅モジュールであって、
前記基準電圧生成回路内の所定レベルの基準電圧については、各Band・モードごとに設定値を任意に設定できるバイアス制御回路を有する電力増幅モジュール。 - 請求項7に記載の電力増幅モジュールであって、
前記基準電圧生成回路内の所定レベルの基準電圧については、デジタル信号で任意に設定できるバイアス制御回路を有する電力増幅モジュール。
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- 2019-01-11 JP JP2019003806A patent/JP2019161640A/ja active Pending
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