JP2019161323A - 増幅回路 - Google Patents

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宏明 桂井
裕之 福山
Hiroyuki Fukuyama
裕之 福山
秀之 野坂
Hideyuki Nosaka
秀之 野坂
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Abstract

【課題】単一の電源電圧に対し、複数チャンネルの増幅器の電源を縦続に接続することにより、消費電力を削減する。【解決手段】増幅回路10は、1以上の増幅段11〜13を含む第1チャンネル増幅器と、1以上の増幅段21〜23を含む第2チャンネル増幅器と、中間電圧安定化回路31とから構成される。供給電源電圧は、正電源線(VDD)〜負電源線(VSS)間に供給され、第1チャンネル増幅器の各増幅段の電源と、第2チャンネル増幅器の各増幅段の電源とが、VDD〜VSS間に縦続に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、増幅回路に関し、より詳細には、複数チャンネルの増幅器を多段に接続し、電源電圧を分割して供給する増幅回路に関する。
CMOSプロセスの微細化により、トランジスタの性能が向上する一方、その駆動電圧、耐圧は低下する傾向にある。しかしながら、一般的に、供給される電源電圧は、使用する装置の規格によって定められていることが多く、実使用上は容易に変更することができない。従って供給電源電圧より小さな耐圧のトランジスタを用いる場合、1)抵抗による電圧降下を用いる、2)シリーズレギュレータ回路を用いる、3)トランジスタを多段に接続する、といった手段が必要となる。
例えば、非特許文献1のバッファ回路においては、3.3Vの供給電源電圧に対し、1.8VCMOSプロセスにより回路を実現するために、トランジスタを多段に接続した出力段が示されている。非特許文献1の回路の目的は、供給電源電圧に対して広い出力振幅を得ようとすることであった。しかしながら、同じ回路構成で出力振幅を小さくしても、その消費電力は変わらない。
Rajat Chauhan, et al. "A High Performance, High Voltage Output Buffer in a Low Voltage CMOS process," Custom Integrated Circuit Conference (CICC), P-9-1, pp.227-230, IEEE 2005 Dong-Wook Kim, et al. "12.5-Gb/s Analog Front-End of an Optical Transceiver in 0.13-μm CMOS," The International Symposium on Circuits and Systems (ISCAS), pp.1115-1118, IEEE 2013
一方、非特許文献2の光送信器のドライバ回路においては、比較的小さい振幅を扱う前段に備わる増幅器において、出力段の増幅器の電源電圧よりも小さい電源電圧で駆動することにより、ドライバ回路の消費電力を下げる回路構成が示されている。しかしながら、このような光モジュールでは、実装上の利便性を向上させるために、1つの電源電圧しか供給されないことがある。このような光モジュールにドライバ回路を実装する場合には、ドライバ回路を構成する増幅器を動作させるために、それぞれの増幅器に必要な電源電圧の数に応じた電源回路が必要となる。例えば、それぞれの増幅器に必要な電源回路をスイッチングレギュレータ回路で実現する場合、電源回路サイズが大きいために、ドライバ回路と同一の集積回路上に搭載することが難しい。そこで、スイッチングレギュレータ回路からなる電源回路を、光モジュールとは別デバイスとして用意する必要がある。このため、部材コスト、実装コストが大きくなってしまう。
一方、それぞれの増幅器に必要な電源回路をシリーズレギュレータ回路で実現する場合、ドライバ回路と同一の集積回路に搭載することは可能であるが、消費電力削減の効果は失われてしまう。このように、従来の回路では、単一の電源電圧で動作させる場合、出力振幅が小さい増幅器であっても、部材コストおよび実装コストの抑制と、低消費電力動作との両立が困難であるという問題があった。
本発明の目的は、単一の電源電圧に対し、複数チャンネルの増幅器の電源を縦続に接続することにより、消費電力を削減することができる増幅回路を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、一実施態様は、複数のN(Nは2以上の整数)チャンネルの信号を増幅する増幅回路であって、各々のチャンネルの増幅器は、1以上の増幅段を備え、各チャンネルの増幅器の少なくとも1つの増幅段は、1チャンネル目の増幅段の正電源端子が正電源線に接続され、負電源端子が2チャンネル目の増幅段の正電源端子に接続され、n(nは2以上N未満の整数)チャンネル目の増幅段の正電源端子がn−1番目の増幅段の負電源端子に接続され、負電源端子がn+1チャンネル目の増幅段の正電源端子に接続され、Nチャンネル目の増幅段の正電源端子がN−1チャンネル目の増幅段の負電源端子に接続され、負電源端子が負電源線に接続され、前記n−1チャンネル目の増幅段と前記nチャンネル目の増幅段との間の中間電圧と基準電圧とを比較して、前記n−1チャンネル目の増幅段の電流源を制御する中間電圧安定化回路を備え、前記正電源線と前記負電源線との間の供給電源電圧がN等分されて、各チャンネルの増幅器に印加されることを特徴とする。
さらに、前記Nチャンネル目の増幅段と前記N−1チャンネル目の増幅段との間の中間電圧と前記負電源端子電圧との間で基準電流を生成する定電流回路と、前記基準電流に基づいて前記Nチャンネル目の増幅段の電流源を制御する制御電流を出力するカレントミラー回路とを含む電流源回路をさらに備えることもできる。
本発明によれば、電流源回路より生成された基準電流によるフィードバック制御により、単一の供給電源電圧をチャンネル数だけ分割した駆動電圧により各チャンネルの増幅器を動作させることで、各チャンネルの増幅器を同一条件で動作させるとともに、消費電力を低減することが可能となる。
本発明の実施例1にかかる2チャンネルの増幅回路のブロック構成を示す図である。 実施例1にかかる増幅回路において電圧不感型電流源回路を用いた場合の構成を示す図である。 実施例1にかかる電圧不感型電流源回路の回路構成を示す図である。 実施例1にかかる第1チャンネル増幅器の差動増幅段の回路構成を示す図である。 実施例1にかかる第2チャンネル増幅器の差動増幅段の回路構成を示す図である。 本発明の実施例2にかかる2チャンネルの増幅回路のブロック構成を示す図である。 本発明の実施例3にかかる2チャンネルの増幅回路のブロック構成を示す図である。 本発明の実施例4にかかる2チャンネルの増幅回路のブロック構成を示す図である。 本発明の実施例5にかかる3チャンネルの増幅回路のブロック構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。本実施形態では、主として、2チャンネル差動信号を増幅する増幅回路であって、各チャンネルの増幅器は、第1差動増幅段、第2差動増幅段および出力バッファ段の3段構成の増幅器を例に説明する(実施例1〜4)。本実施形態では、2チャンネル(N=2)で供給電源電圧を2分割するが、供給電源電圧と各増幅器の動作電圧とを考慮して、2以上の多チャンネル化が可能である(実施例5)。また、各チャンネルの増幅器は、1段構成であっても多段構成であっても構わない。
図1に、本発明の実施例1にかかる2チャンネルの増幅回路のブロック構成を示す。増幅回路10は、第1差動増幅段11、第2差動増幅段12および出力バッファ段13を含む第1チャンネル増幅器と、第1差動増幅段21、第2差動増幅段22および出力バッファ段23を含む第2チャンネル増幅器と、中間電圧安定化回路31とから構成される。供給電源電圧は、正電源線(VDD)〜負電源線(VSS)間に供給され、第1チャンネル増幅器の各増幅段と、第2チャンネル増幅器の各増幅段とが、VDD〜VSS間に縦続に接続されている。
電流パスが他にないため、第1チャンネル増幅器を流れる電流の和と、第2チャンネル増幅器を流れる電流の和はと等しい。第1および第2チャンネル増幅器の構成が同じであれば、理想的には、
正電源電圧(VDD)−中間電圧(Vmid)=Vmid−負電源電圧(VSS)
すなわち、Vmid−VSS=(1/2)(VDD−VSS)となる動作点が存在する。しかしながら、実際の増幅回路動作では、素子バラつきや、電圧変動、温度編号等の様々な要因から、その動作点が安定的に得られるとは限らない。そこで、中間電圧安定化回路31は、中間電圧(Vmid)と参照電圧(Vref)とを比較し、その結果(Vctrl)を第1チャンネル増幅器にフィードバックすることにより、Vmid−VSS=(1/2)(VDD−VSS)となるように制御を行う。Vrefそのものは回路内部で、抵抗分圧などの手段により簡単に作れるため、シリーズレギュレータ回路のように消費電力を増大させることはない。
図2に、実施例1にかかる増幅回路において電圧不感型電流源回路を用いた場合の構成を示す。第1および第2チャンネル増幅器の第1差動増幅段11,21からなる初段のみを抽出してある。VDD〜Vmid間に第1電圧不感型電流源回路41、Vmid〜VSS間に第2電圧不感型電流源回路42が挿入されている。第2電圧不感型電流源回路42の出力Ictrlは、第2チャンネル増幅器の第1差動増幅段21に接続されている。第1チャンネル増幅器と第2チャンネル増幅器とを流れる電流が等しいことを利用するため、第1電圧不感型電流源回路41がダミーとして挿入されているが、第1チャンネル増幅器の第1差動増幅段11とは接続されない。
図3に、実施例1にかかる電圧不感型電流源回路の回路構成を示す。第2電圧不感型電流源回路42は、定電流回路42aとカレントミラー回路42bとから構成される。定電流回路42aは、正電源端子(V+)がVmidに接続され、負電源端子(V−)がVSSに接続される。定電流回路42aは、V+〜V−間の電圧が変動しても、抵抗R1に流れる電流が一定となり、これを基準電流として、カレントミラー回路42bで所望の係数で増幅し、電流制御出力Ictrl1〜Ictr3とする。
図2に示したように、電流制御出力Ictrl1を、第2チャンネル増幅器の第1差動増幅段21に接続することにより、通常の差動増幅段が備えている電流源回路に代わって、第2電圧不感型電流源回路42が第1差動増幅段21の電流源回路を制御する(以下の図5を参照)。これにより、第1差動増幅段21に流れる電流が、中間電圧に依存しない基準電流により決定されて、第1および第2チャンネル増幅器の第1差動増幅段11,21に流れる電流I1が、中間電圧(Vmid)には影響されず、一意に決定される。
同様に、電流制御出力Ictrl2を第2チャンネル増幅器の第2差動増幅段22に接続することにより、第2差動増幅段12,22に流れる電流I2を、および、電流制御出力Ictrl3を第2チャンネル増幅器の出力バッファ段23に接続することにより、出力バッファ段13,23に流れる電流IOを、中間電圧(Vmid)には影響されず、それぞれ一意に決定することができる。
以下、図4,5を参照して説明するように、第2電圧不感型電流源回路42により第1差動増幅段11,21に流れる電流I1を決定し、中間電圧安定化回路31により、第1差動増幅段11,21に加わる供給電源電圧(VDD−VSS)を2等分することによって、2チャンネル増幅器を同じ動作条件で駆動させることができる。同様に、3チャンネル以上の多チャンネル増幅器とした場合においても、各チャンネル増幅器に印加される駆動電圧を整数分の1にすることができ、各チャンネル増幅器の低消費電力化を図ることが可能となる。
図4に、実施例1にかかる第1チャンネル増幅器の差動増幅段の回路構成を示す。第1チャンネル増幅器の第1差動増幅段11と第2差動増幅段12とは同じ回路構成である。第1差動増幅段11は、差動入力In1(IC),In1(IT)に接続される差動増幅段と差動出力Out1(OC),Out1(OT)に接続される出力段、カスコード接続された電流源とを含む。
供給電源電圧は、正電源端子(V+)をVDDに接続し、負電源端子(V−)を第2チャンネル増幅器のV+(VDD側)に接続することにより供給される。2段にカスコード接続された電流源は、中間電圧安定化回路31の電圧制御出力Vctrlから生成されたVg1,Vg2によって、それぞれ制御される。なお、電流源は、2段カスコード接続を例に記載したが、これに限らない。
図5に、実施例1にかかる第2チャンネル増幅器の差動増幅段の回路構成を示す。第2チャンネル増幅器の第1差動増幅段21と第2差動増幅段22とは同じ回路構成である。第1差動増幅段21は、差動入力In1(IC),In1(IT)に接続される差動増幅段と差動出力Out1(OC),Out1(OT)に接続される出力段、カスコード接続された電流源とを含む。
供給電源電圧は、正電源端子(V+)を第1チャンネル増幅器のV−(VSS側)に接続し、負電源端子(V−)をVSSに接続することにより供給される。2段にカスコード接続された電流源は、第2電圧不感型電流源回路42の電流制御出力Ictrl1によって制御される。Ictrl1を基準として、電流源のトランジスタにかかるゲート電圧Vga、Vgbを決定している。
第1チャンネル増幅器の第1差動増幅段11に流れる電流がIctrl1で決定されるI1と等しくなり、第1および第2チャンネル増幅器が増幅器として等しい特性を持つためには、電流源のトランジスタにかかるゲート電圧に関して、
Vga−Vss= Vg1−Vmid
Vgb−Vss= Vg2−Vmid
となる必要がある。
中間電位発生回路31は、中間電圧(Vmid)と参照電圧(Vref)とを比較し、Vmid>Vrefの時にVctrl(図4におけるVg1、Vg2)を下げ、Vmid<Vrefの時にVctrlを上げる。中間電位発生回路31は、VmidとVrefとが等しくなるまで繰り返すことにより、上式を満たすように動作する。このとき、上式より、Vg1とVg2との電位差が、第2チャンネル増幅器の第1差動増幅段21の電流源の抵抗R2の電位差と等しくなればよい。すなわち、第2電圧不感型電流源回路42の電流制御出力Ictrl1と抵抗R2とで一意に決定されるVgaとVgbとの電位差に等しくなるように制御すればよい。
図6に、本発明の実施例2にかかる2チャンネルの増幅回路のブロック構成を示す。増幅回路110は、第1差動増幅段111、第2差動増幅段112および出力バッファ段113を含む第1チャンネル増幅器と、第1差動増幅段121、第2差動増幅段122および出力バッファ段123を含む第2チャンネル増幅器と、中間電圧安定化回路131とから構成される。第1および第2差動増幅段の供給電源電圧は、VDD〜VSS間に供給され、第1チャンネル増幅器の各増幅段と、第2チャンネル増幅器の各増幅段とが、VDD〜VSS間に縦続に接続されている。出力バッファ段の供給電源電圧は、それぞれがVDD〜VSS間に接続されている点で、実施例1と異なる。
非特許文献2と同様に、比較的小さい振幅を扱う前段に備わる増幅器(差動増幅段)のみ、小さな電源電圧で駆動し、その分の消費電力を削減することができる。一方、出力バッファ段では比較的大きな振幅を扱うことができるので、消費電力の削減と、大きな出力振幅とを両立することができる。
図7に、本発明の実施例3にかかる2チャンネルの増幅回路のブロック構成を示す。各チャンネルの増幅器においては、出力バッファ段では大きな電流が流れるため、雑音源となり得る。そのため、差動増幅段の電源と出力バッファ段の電源を分離する手法が取られる。
増幅回路210は、第1差動増幅段211、第2差動増幅段212および出力バッファ段213を含む第1チャンネル増幅器と、第1差動増幅段221、第2差動増幅段222および出力バッファ段223を含む第2チャンネル増幅器と、中間電圧安定化回路231,232とから構成される。第1および第2差動増幅段の供給電源電圧は、VDD〜VSS間に供給され、第1チャンネル増幅器の各増幅段と、第2チャンネル増幅器の各増幅段とが、VDD〜VSS間に縦続に接続されている。
出力バッファ段の供給電源電圧は、差動増幅段の電源とは異なるVDDO〜VSSO間に供給され、出力バッファ段213,223が、VDDO〜VSSO間に縦続に接続されている。出力バッファ段にも中間電圧安定化回路232が接続され、差動増幅段から独立した制御を可能とする。本実施例においても、電圧不感型電流源回路を図2に示した構成と同様に備えていてもよい。
図8に、本発明の実施例4にかかる2チャンネルの増幅回路のブロック構成を示す。増幅回路310の第1および第2チャンネル増幅器の第1差動増幅段311,321からなる初段のみを抽出してある。中間電圧安定化回路331の構成と動作は実施例1と同じである。
一般的に、差動増幅器においては、外部からの直接利得制御(Manual Gain Control)、出力振幅を一定とするための自動利得制御(Auto Gain Control)などの機能を有することがある。このうちAGC回路は、一種のフィードバックループとして機能する。従って、中間電圧安定化回路331で構成されるフィードバックループの中に含めてしまうと、ループが不安定化する恐れがある。
そこで、AGC回路に流れる電流は、電圧不感型電流源回路341,42で決定し、AGC回路351,352から、第1差動増幅段311,321の制御端子に、中間電圧安定化回路を介さないで接続する。本実施例の構成は、AGC回路に限らず、その他のフィードバック回路にも適用することができる。
図9に、本発明の実施例5にかかる3チャンネルの増幅回路のブロック構成を示す。増幅回路410は、第1差動増幅段、第2差動増幅段および出力バッファ段を含むチャンネル増幅器を、3チャンネル(N=3)分VDD〜VSS間に縦続に接続した増幅回路である。図9は、このうち第1差動増幅段からなる初段のみを抽出してある。
Vmid2〜VSS間に電圧不感型電流源回路441が挿入され、出力Ictrlは、第3チャンネル増幅器の第1差動増幅段451に接続されている。VDD〜Vmid1間、Vmid1〜Vmid2間にはダミーの電圧不感型電流源回路が挿入されているが、ここでは省略してある。電圧不感型電流源回路441は、第1差動増幅段に流れる電流I1を、中間電圧(Vmid2)には影響されず、一意に決定することができる。
各チャンネルの間に中間電圧安定化回路が挿入されており、中間電圧安定化回路431は、Vref1(=(2/3)(VDD−VSS))と中間電圧(Vmid1)とを比較して、第1チャンネル増幅器の第1差動増幅段411を制御する(Vctrl1)。中間電圧安定化回路432は、Vref2(=(1/3)(VDD−VSS))と中間電圧(Vmid2)とを比較して、第2チャンネル増幅器の第1差動増幅段421を制御する(Vctrl2)。
電圧不感型電流源回路441は、第1差動増幅段411,421,451に流れる電流I1を決定し、中間電圧安定化回路431は、第1差動増幅段411に対して、VDD−Vmid1=(1/3)(VDD−VSS)(=VDD−Vref1)となるように制御する。制御中間電圧安定化回路432は、第1差動増幅段421に対して、Vmid1−Vmid2=(1/3)(VDD−VSS)(=Vref1−Vref2)となるように制御する。
このようにして、第1差動増幅段411,421,451に加わる供給電源電圧(VDD−VSS)を3等分することによって、多チャンネル増幅器を同じ動作条件で動作させることができる。
以下、4チャンネル以上の多チャンネル化も同様にして構成することができる。複数のN(Nは2以上の整数)チャンネルの信号を増幅する増幅回路であって、各々のチャンネルの増幅器が、1以上の増幅段を備えているとき、各チャンネルの増幅器の少なくとも1つの増幅段は、
・1チャンネル目の増幅段の正電源端子が正電源線に接続され、負電源端子が2チャンネル目の増幅段の正電源端子に接続され、
・n(nは2以上N未満の整数)チャンネル目の増幅段の正電源端子がn−1番目の増幅段の負電源端子に接続され、負電源端子がn+1チャンネル目の増幅段の正電源端子に接続され、
・Nチャンネル目の増幅段の正電源端子がN−1チャンネル目の増幅段の負電源端子に接続され、負電源端子が負電源線に接続されることになる。
中間電圧安定化回路は、n−1チャンネル目の増幅段とnチャンネル目の増幅段との間の中間電圧と基準電圧とを比較して、n−1チャンネル目の増幅段の電流源を制御する。
電圧不感型電流源回路は、Nチャンネル目の増幅段とN−1チャンネル目の増幅段との間の中間電圧と前記負電源端子電圧との間で基準電流を生成する定電流回路と、基準電流に基づいてNチャンネル目の増幅段の電流源を制御する制御電流を出力するカレントミラー回路とを含む。
10,110,210,310,410 増幅回路
11,111,211,311,21,121,221,321,411,421,431 第1差動増幅段
12,112,212,22,122,222 第2差動増幅段
13,113,213,23,123,223 出力バッファ段
31,131,231,232,331,431,432 中間電圧安定化回路
41,341 第1電圧不感型電流源回路
42,342 第2電圧不感型電流源回路
441 電圧不感型電流源回路
42a 定電流回路
42b カレントミラー回路
351,352 AGC回路

Claims (3)

  1. 複数のN(Nは2以上の整数)チャンネルの信号を増幅する増幅回路であって、
    各々のチャンネルの増幅器は、1以上の増幅段を備え、各チャンネルの増幅器の少なくとも1つの増幅段は、
    1チャンネル目の増幅段の正電源端子が正電源線に接続され、負電源端子が2チャンネル目の増幅段の正電源端子に接続され、
    n(nは2以上N未満の整数)チャンネル目の増幅段の正電源端子がn−1番目の増幅段の負電源端子に接続され、負電源端子がn+1チャンネル目の増幅段の正電源端子に接続され、
    Nチャンネル目の増幅段の正電源端子がN−1チャンネル目の増幅段の負電源端子に接続され、負電源端子が負電源線に接続され、
    前記n−1チャンネル目の増幅段と前記nチャンネル目の増幅段との間の中間電圧と基準電圧とを比較して、前記n−1チャンネル目の増幅段の電流源を制御する中間電圧安定化回路を備え、
    前記正電源線と前記負電源線との間の供給電源電圧がN等分されて、各チャンネルの増幅器に印加されることを特徴とする増幅回路。
  2. 前記Nチャンネル目の増幅段と前記N−1チャンネル目の増幅段との間の中間電圧と前記負電源端子電圧との間で基準電流を生成する定電流回路と、前記基準電流に基づいて前記Nチャンネル目の増幅段の電流源を制御する制御電流を出力するカレントミラー回路とを含む電流源回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  3. 前記各チャンネルの増幅器の少なくとも1つの増幅段は、自動利得制御回路を備え、
    前記電流源回路で生成された前記基準電流に基づいて、前記自動利得制御回路に流れる電流が決定されることを特徴とする請求項2に記載の増幅回路。
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