JP2019160563A - コネクタホルダ - Google Patents
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Abstract
Description
上記規制部は、例えば、係止によってコネクタの移動を規制する構成、嵌合によってコネクタの移動を規制する構成、あるいは当接によってコネクタの移動を規制する構成などを含むものとする。
具体的には、離脱方向の弾性を有する弾性片をホルダ本体に備えたことにより、コネクタホルダは、収容空間の内部において、コネクタを弾性片の弾性力によって離脱方向へ押圧することができる。
加えて、コネクタホルダは、収容空間の内部において、コネクタを揺動させるような荷重を、弾性片の弾性力によって吸収することができる。
このように、コネクタホルダは、少なくとも離脱方向の弾性を有する弾性片によって、収容空間の所定位置に収容されたコネクタのガタつきを抑えることができる。
従って、コネクタホルダは、収容空間の所定位置にコネクタを安定した状態で収容できるとともに、収容されたコネクタのガタつきを抑えることができる。
上記挿入方向、または離脱方向に湾曲または屈曲した断面形状とは、例えば、挿入方向に突出して湾曲した円弧状の断面形状、離脱方向に突出して湾曲した円弧状の断面形状、あるいは離脱方向に突出した略くの字状の断面形状などを含むものとする。
従って、コネクタホルダは、収容空間の所定位置にコネクタを安定した状態で収容できるとともに、収容されたコネクタのガタつきを抑えることができる。
上記コネクタ角受け部は、例えば、コネクタの角部に対応する凹形状、コネクタの角部に対応する凸形状、あるいはこれらを組み合わせた形状を含むものとする。
従って、コネクタホルダは、収容空間の内部において、コネクタのガタつきをより確実に、かつ安定して抑えることができる。
この発明により、コネクタホルダは、挿入方向へ所定の変位量だけ弾性変形させる押圧荷重が、先端から基部へ向かうほど高くなる弾性片を構成することができる。換言すれば、コネクタホルダは、先端の弾性力に対して基部の弾性力の方が高い弾性片を構成することができる。
従って、コネクタホルダは、収容空間の内部において、コネクタのガタつきをさらに確実に抑えることができる。
この発明により、コネクタホルダは、コネクタが挿入方向に沿って収容空間から脱出することを、ストッパ部によって確実に防止することができる。
従って、コネクタホルダは、収容空間の所定位置にコネクタを確実に収容することができる。
この発明により、コネクタホルダは、挿入方向に沿って貫通した収容空間の成形性を損なうことなく、コネクタのガタつきを抑えることができる。
従って、コネクタホルダは、挿入方向に沿って貫通した収容空間の成形性を損なうことなく、コネクタのガタつきを抑えることができる。
この発明により、コネクタホルダは、挿入方向視において、ストッパ部がコネクタの隅部と重なり合うように配置されるため、コネクタ同士の雌雄嵌合に必要なスペースを確実に確保することができる。
従って、コネクタホルダは、コネクタのガタつきを抑えるとともに、コネクタ同士の雌雄嵌合と、ストッパ部における強度とを両立して確保することができる。
本実施形態では、ワイヤーハーネス1の一端に設けたコネクタ4を収容保持するコネクタホルダ10について、図1から図6を用いて詳しく説明する。
加えて、図6(a)はコネクタ4が弾性片19に当接した状態を示し、図6(b)はコネクタ4が弾性片19を押圧した状態を示している。
なお、図4中において、コネクタ4は、図示を明確にするために、コネクタハウジング3のみを図示している。
さらに、挿脱方向Xにおいて、矢印Xiはコネクタホルダ10に対するコネクタ4の挿入方向を示し(以下、「挿入方向Xi」とする)、矢印Xoはコネクタホルダ10に対するコネクタ4の離脱方向を示している(以下、「離脱方向Xo」とする)。加えて、幅方向Yにおいて、図1中の右側をコネクタホルダ10の右側として、図1中の左側をコネクタホルダ10の左側とするとともに、図中の上側をコネクタホルダ10の上方側とし、図中の下側をコネクタホルダ10の下方側とする。
具体的には、コネクタホルダ10は、図1に示すように、ワイヤーハーネス1のコネクタ4が収容保持されるホルダ本体11と、ホルダ本体11の下部に設けた装着部12とで、挿脱方向Xから見て挿脱方向視略矩形に形成されている。
なお、詳細な説明、及び図示を省略するが、装着部12は、例えば、自動車の車体に嵌合する樹脂クリップなどを保持可能な形状に形成される、あるいはクリップ状の突起が一体形成されているものとする。
ホルダ本体11は、図1から図3に示すように、上下方向で対向する天板部13、及び底板部14と、幅方向Yで対向する右側面部15、及び左側面部16とで、挿脱方向Xから見て挿脱方向視略矩形の筒状体に形成されている。そして、ホルダ本体11は、天板部13と底板部14と右側面部15と左側面部16とで、コネクタ4を収容する収容空間S1を構成している。
底板部14は、図1及び図2に示すように、天板部13に対してホルダ本体11における上下方向の長さに応じた所定間隔を隔てた下方で対向するとともに、天板部13と略同等の大きさの平面視略矩形の平板状に形成されている。
右側面部15、及び左側面部16は、幅方向Yに所定間隔を隔てて配置されるとともに、幅方向Yに厚みを有する幅方向視略矩形の平板状に形成されている。
左上ストッパ部20Bは、図3に示すように、挿入方向視において、天板部13及び左側面部16の双方から延設された挿入方向視略矩形に形成されている。
左下ストッパ部20Dは、図3に示すように、挿入方向視において、底板部14及び左側面部16の双方から延設された挿入方向視略矩形に形成されている。
コネクタホルダ10の収容空間S1に対して、離脱方向Xo側から挿入方向Xiに沿ってコネクタ4が挿入されると、コネクタ4における挿入方向Xi側の角部4bが、コネクタホルダ10の上側規制部17の傾斜部分172、及び下側規制部18の傾斜部分183と当接する。この際、下側規制部18が下方へ弾性変形することで、コネクタ4は、上側規制部17の傾斜部分172、及び下側規制部18の傾斜部分183に案内されながら、コネクタホルダ10の収容空間S1に挿入される。
加えて、コネクタホルダ10は、収容空間S1の内部において、コネクタ4を揺動させるような荷重を、弾性片19の弾性力によって吸収することができる。
このように、コネクタホルダ10は、離脱方向Xoの弾性を有する弾性片19によって、収容空間S1の所定位置に収容されたコネクタ4のガタつきを抑えることができる。
従って、コネクタホルダ10は、収容空間S1の所定位置にコネクタ4を安定した状態で収容できるとともに、収容されたコネクタ4のガタつきを抑えることができる。
従って、コネクタホルダ10は、収容空間S1の内部において、コネクタ4のガタつきをさらに確実に抑えることができる。
従って、コネクタホルダ10は、コネクタ4のガタつきを抑えて、収容空間S1の所望される位置にコネクタ4を確実に収容することができる。
従って、コネクタホルダ10は、挿入方向Xiに沿って貫通した収容空間S1の成形性を損なうことなく、コネクタ4のガタつきを抑えることができる。
従って、コネクタホルダ10は、コネクタ4のガタつきを抑えるとともに、コネクタ4同士の雌雄嵌合と、ストッパ部20における強度とを両立して確保することができる。
この発明の規制部は、実施形態の上側規制部17、及び下側規制部18に対応し、
以下同様に、
コネクタにおける挿入方向の端部は、コネクタ4における挿入方向Xiの角部4bに対応し、
挿入方向に対して直交する方向は、幅方向Y、及び上下方向に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
また、オス型圧着端子を収容保持したコネクタ4としたが、これに限定せず、例えば、メス型圧着端子を収容保持したコネクタ、メス型コネクタハウジングに雌雄嵌合するオス型コネクタハウジングで構成したコネクタであってもよい。
また、収容空間S1を構成するホルダ本体11の内面における四隅にストッパ部20を備えたが、これに限定せず、ホルダ本体11の内面にストッパ部を設けてもよい。
なお、弾性片19は、上述したように幅方向Y、または上下方向において、少なくとも1つあればよいが、より好ましくは、幅方向Yまたは/および上下方向において、対向配置されていることが望ましい。
また、挿脱方向Xに沿った断面において、先端に対して基部が挿脱方向Xに幅広な弾性片19としたが、これに限定せず、先端と基部とが等幅な弾性片としてもよい。
または、挿入方向Xiから見た挿入方向視において、先端に対して基部が幅方向Yに幅広で、かつ挿脱方向Xに沿った断面において、先端に対して基部が挿脱方向Xに幅広な弾性片としてもよい。
あるいは、例えば、挿入方向Xiに突出して湾曲した側面視略円弧状の弾性片、離脱方向Xoに突出して湾曲した側面視略円弧状の弾性片などであってもよい。
従って、コネクタホルダ10は、収容空間S1の所定位置にコネクタ4を安定した状態で収容できるとともに、収容されたコネクタ4のガタつきを抑えることができる。
具体的には、別の弾性片を有するコネクタホルダ10を説明する説明図を示す図7(b)のように、コネクタ4の角部4bと挿脱方向Xで対向する部分を挿入方向Xiに凹設した凹部分22aと、凹部分22aの上端、及び下端から離脱方向Xo側へ突出した凸部分22bとで構成したコネクタ角受け部22を備えた弾性片23としてもよい。
なお、コネクタ角受け部22は、凹部分22aのみ、または凸部分22bのみであってもよい。
従って、コネクタホルダ10は、収容空間S1の内部において、コネクタ4のガタつきをより確実に、かつ安定して抑えることができる。
4b…角部
10…コネクタホルダ
11…ホルダ本体
17…上側規制部
18…下側規制部
19…弾性片
20…ストッパ部
21…弾性片
22…コネクタ角受け部
23…弾性片
S1…収容空間
Xi…挿入方向
Xo…離脱方向
Y…幅方向
Claims (8)
- コネクタが挿入される挿入方向に沿って貫通するとともに、前記コネクタが収容される収容空間を有するホルダ本体を備えたコネクタホルダであって、
前記挿入方向に対して逆向きの方向を離脱方向として、
前記ホルダ本体が、
所定位置に位置する前記コネクタの前記離脱方向への移動を規制する規制部と、
前記離脱方向の弾性を有するとともに、前記所定位置に位置する前記コネクタにおける前記挿入方向の端部に対して当接する弾性片とを備えた
コネクタホルダ。 - 前記弾性片が、
前記挿入方向に沿った断面において、前記収容空間を構成する前記ホルダ本体の内面に突設されるとともに、前記挿入方向に対して交差する面を有する略平板状の断面形状に形成された
請求項1に記載のコネクタホルダ。 - 前記弾性片が、
前記挿入方向に沿った断面において、前記収容空間を構成する前記ホルダ本体の内面に突設されるとともに、前記挿入方向、または前記離脱方向に湾曲または屈曲した断面形状に形成された
請求項1に記載のコネクタホルダ。 - 前記挿入方向に沿った断面において、前記弾性片が、
前記コネクタの角部に対応する形状のコネクタ角受け部を備えた
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のコネクタホルダ。 - 前記挿入方向から見た挿入方向視または/および前記挿入方向に沿った断面において、前記弾性片が、
先端に対して基部が幅広の形状に形成された
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のコネクタホルダ。 - 前記ホルダ本体が、
前記弾性片よりも前記挿入方向側に、前記挿入方向への前記コネクタの移動を規制するストッパ部を備えた
請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のコネクタホルダ。 - 前記規制部、及び前記ストッパ部が、
前記挿入方向から見た挿入方向視において、前記挿入方向に対して直交する方向に沿って所定間隔を隔てて並置され、
前記弾性片が、
前記挿入方向視において、前記規制部と前記ストッパ部との間に並置された
請求項6に記載のコネクタホルダ。 - 前記ホルダ本体が、複数の前記ストッパ部を備え、
前記ホルダ本体の前記収容空間が、
前記挿入方向から見た挿入方向視において挿入方向視矩形に形成され、
前記ストッパ部が、
前記挿入方向視における前記収容空間の隅部に形成され、
前記規制部が、
前記挿入方向視において、前記ストッパ部の間に形成された
請求項6または請求項7に記載のコネクタホルダ。
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