JP2019159158A - 光導波路構造及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータによる加熱効率が高く、信頼性の低下が抑制された光導波路構造及びその製造方法を提供する。【解決手段】光導波路構造は、分布反射部120、分布反射部を上下左右から囲むクラッド部、クラッド部の上部の表面に分布反射部に沿って配置されたヒータ103と、ヒータに電気的に接続された配線104、105と、を備え、クラッド部には縦溝102a、102bが形成され、これら縦溝がメサ形状のメサ部を定義しており、ヒータは、メサ部上に配置され、縦溝の少なくとも一つは、第1溝部102aa、ba、bbと第1溝部よりも溝幅が小さい第2溝部102ab、ac、bcとを有し、縦溝の少なくとも一つに対し、その近傍のクラッド部は、縦溝内のメサ部から遠い内側壁からメサ部に向かって突出して第2溝部を形成する凸部101a、b、cを有し、配線は、凸部の上を通って第2溝部に掛け渡され、ヒータに電気的に接続する。【選択図】図1

Description

本発明は、光導波路構造及びその製造方法に関するものである。
光導波路構造において、光導波層や回折格子層の屈折率を、ヒータによって加熱することで変化させて、レーザ発振波長を変化させる技術が知られている(たとえば、特許文献1)。ヒータによる加熱の効率を高めてヒータの消費電力を抑制するための種々の技術が開示されている。たとえば、熱の拡散を防ぐために光導波層を含む部分を深いメサ構造にしたり、光導波層の下に高熱抵抗層を配置したり、中空導波路構造にしたりする技術が特許文献2〜4に開示されている。
光導波層を含む部分を深いメサ構造にする場合、光導波層を含む部分の両側に溝を形成する場合がある。溝は通常、ポリイミドなどからなる絶縁材によって埋められ、ヒータに電力を供給する配線は、絶縁材の上を通るように配置される。
一方、特許文献5には、リッジ、半島構造部及び導電性トレースを含む導波路構造が開示されている。この導波路構造では、半島構造部の端面とリッジの側壁との間にギャップが存在するように、半島構造部はリッジに隣接している。導電性トレースは、半島の上面及びリッジの上面の上を導電性トレースが延伸するように、ギャップを横切って架けられている。
国際公開第2016/152274号 特許第5303581号公報 特許第5303580号公報 米国特許第7778295号明細書 特表2017−502355号公報
しかしながら、溝を埋める絶縁材の表面は平坦性が低い場合がある。例えば、絶縁材の表面は中央が窪んだ形状となり、周辺が突起した形状となる場合がある。このように表面に凹凸を有する絶縁材の表面を通るように配線を配置すると、配線に歪みが掛かり、通電時と非通電時とでの温度差などによって配線の劣化や断線が発生しやすくなる場合がある。この場合、光導波路構造の信頼性が低下する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ヒータによる加熱効率が高く、信頼性の低下が抑制された光導波路構造及びその製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る光導波路構造は、光導波層と回折格子層とを含み、一方向に沿って所定の長さで伸びるように構成された分布反射部と、前記分布反射部をそれに沿って上下左右から囲むクラッド部と、前記クラッド部の上部の表面に前記分布反射部に沿って配置されたヒータと、前記ヒータに電気的に接続された配線と、を備え、前記クラッド部には前記分布反射部の左右両側にそれぞれ前記分布反射部に沿って伸びる縦溝が形成されていて、これら縦溝が前記分布反射部を含む断面形状がメサ形状のメサ部を定義しており、前記ヒータは、前記メサ部上に配置されており、前記縦溝の少なくとも一つは、所定の溝幅を有する第1溝部と、前記第1溝部よりも溝幅が小さい第2溝部とを有し、前記縦溝の前記少なくとも一つに対し、その近傍の前記クラッド部は、平面視において前記縦溝内の前記メサ部から遠い内側壁から前記メサ部に向かって突出して前記第2溝部を形成する凸部を有しており、前記配線は、前記凸部の上を通って前記第2溝部に掛け渡され、前記ヒータに電気的に接続している。
本発明の一態様に係る光導波路構造は、前記縦溝の前記少なくとも一つは、前記凸部に隣接して、前記第1溝部よりも溝幅が大きい第3溝部を有し、前記クラッド部は、前記第3溝部を形成する凹部を有している。
本発明の一態様に係る光導波路構造は、前記凸部は、突出方向において互いに離間した複数のセグメントからなる。
本発明の一態様に係る光導波路構造は、前記各々の縦溝の内表面と前記クラッド部の表面を覆う保護膜をさらに備える。
本発明の一態様に係る光導波路構造は、前記保護膜は、前記溝の開口部の近傍において厚さが他の保護膜の部分よりも厚い。
本発明の一態様に係る光導波路構造は、前記保護膜は前記第2溝部を埋めている。
本発明の一態様に係る光導波路構造は、前記凸部と前記メサ部との間の前記溝の幅は3μm以下である。
本発明の一態様に係る光導波路構造は、光導波層と回折格子層とを含み、一方向に沿って所定の長さで伸びるように構成された分布反射部と、前記分布反射部をそれに沿って上下左右から囲むクラッド部と、前記クラッド部の上部の表面に前記分布反射部に沿って配置されたヒータと、前記ヒータに電気的に接続された配線と、を備え、前記クラッド部には前記分布反射部の左右両側に沿ってそれぞれ前記分布反射部に沿って伸びる縦溝が形成されていて、これら縦溝が前記分布反射部を含む断面形状がメサ形状のメサ部を定義しており、前記ヒータは、前記メサ部上に配置されており、前記縦溝のうち少なくとも一つの縦溝のその少なくとも一部は、縦溝の底面に形成された表面が凸状である第1ポリマー層と、前記第1ポリマー層上に形成された絶縁性の第2ポリマー層とによって埋められており、前記配線は、前記縦溝の前記一部の上に露出している前記第2ポリマー層の表面を通って前記ヒータに電気的に接続している。
本発明の一態様に係る光導波路構造は、前記回折格子層は標本化回折格子、位相シフト回折格子、又は超構造回折格子として構成されている。
本発明の一態様に係る光導波路構造の製造方法は、光導波層と回折格子層とを含み、一方向に沿って所定の長さで伸びるように構成された分布反射部と、前記分布反射部をそれに沿って上下左右から囲むクラッド部と、を形成する工程と、前記クラッド部に、前記分布反射部の左右両側にそれぞれ前記分布反射部に沿って伸びる縦溝を形成することによって、前記分布反射部を含む断面形状がメサ形状のメサ部を形成する工程と、前記クラッド部の上部の表面に前記分布反射部に沿ってヒータを配置する工程と、前記ヒータに電気的に接続する配線を配置する工程と、を含み、前記溝を形成する際に、前記縦溝の少なくとも一つに対し、その近傍の前記クラッド部に、平面視において前記縦溝内の前記メサ部から遠い内側壁から前記メサ部に向かって突出する凸部を形成することによって、所定の溝幅を有する第1溝部と、前記第1溝部よりも溝幅が小さく、前記凸部によって形成される第2溝部とを形成し、前記配線を配置する際に、前記配線を前記凸部の上を通って前記第2溝部に掛け渡し、前記ヒータに電気的に接続する。
本発明の一態様に係る光導波路構造の製造方法は、光導波層と回折格子層とを含み、一方向に沿って所定の長さで伸びるように構成された分布反射部と、前記分布反射部をそれに沿って上下左右から囲むクラッド部と、を形成する工程と、前記クラッド部に、前記分布反射部の左右両側にそれぞれ前記分布反射部に沿って伸びる縦溝を形成することによって、前記分布反射部を含む断面形状がメサ形状のメサ部を形成する工程と、前記縦溝のうち少なくとも一つの縦溝のその少なくとも一部に、その縦溝の底面に表面が凸状である第1ポリマー材料を供給し、前記第1ポリマー材料を硬化して第1ポリマー層を形成する工程と、前記第1ポリマー層上に絶縁性の第2ポリマー材料を供給し、前記第2ポリマー材料を硬化して第2ポリマー層を形成し、前記縦溝の前記一部を埋める工程と、前記クラッド部の上部の表面に前記分布反射部に沿ってヒータを配置する工程と、配線を、前記縦溝の前記一部の上に露出している前記第2ポリマー層の表面を通って前記ヒータに電気的に接続するように配置する工程と、を含む。
本発明によれば、ヒータによる加熱効率が高く、信頼性の低下が抑制された光導波路構造を実現できるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る光導波路構造の模式的な上面図である。 図2は、図1のA−A線断面の一部を示す図である。 図3は、図1のB−B線断面の一部を示す図である。 図4は、図1に示す光導波路構造の製造方法を説明する図である。 図5は、実施形態2に係る光導波路構造を説明する模式図である。 図6は、実施形態3に係る光導波路構造を説明する模式図である。 図7は、実施形態4に係る光導波路構造を説明する模式図である。 図8は、実施形態5に係る光導波路構造の模式的な上面図である。 図9は、図8のC−C線断面の一部を示す図である。 図10は、図8に示す光導波路構造の製造方法を説明する図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る光導波路構造の模式的な上面図である。図2は、図1のA−A線断面の一部を示す図である。光導波路構造100は、積層部101と、ヒータ103と、配線104、105とを備えている。積層部101には、トレンチ溝102a、102bが形成されている。また、光導波路構造100は、2つの光導波部110a、110bと、2つの光導波部110a、110bの間に接続された分布反射部120とを備えている。
積層部101は、n型InPからなる基板100a上に配置されており、複数の半導体層が積層して構成されている。図2に示すように、積層部101において、n型InPからなりバッファ層としても機能する下部クラッド層100bが積層している。下部クラッド層100b上には、回折格子層100cが積層している。回折格子層100cは、例えば標本化回折格子、位相シフト回折格子、又は超構造回折格子として構成されている。回折格子層100cは、バンドギャップ波長が1.55μm帯より短い、たとえば1.3μmであるn型GaInAsPと、n型InPとからなる。回折格子層100c上には、n型InPからなるスペーサ層100dが積層している。スペーサ層100d上には、光導波層100eが積層している。光導波層100eは、バンドギャップ波長が1.55μm帯より短い、たとえば1.3μmであるGaInAsPからなる。
光導波層100e上には、p型InPからなる第1上部クラッド層100fが積層している。下部クラッド層100bの上部、回折格子層100c、スペーサ層100d、光導波層100e、第1上部クラッド層100fは、エッチング等により、1.55μm帯の光をシングルモードで光導波するのに適した幅W1(たとえば2μm)にされたメサ構造M1になっている。メサ構造M1の両脇(紙面左右方向)は、p型InPからなる下部埋込層100gおよびn型InPからなる上部埋込層100hで構成された電流ブロッキング構造で埋め込まれており、いわゆる埋込メサ構造が形成されている。さらに、第1上部クラッド層100fおよび上部埋込層100hの上には、p型InPからなる第2上部クラッド層100iが積層している。
分布反射部120は、光導波層100eとスペーサ層100dと回折格子層100cとを含み、一方向に沿って所定の長さで伸びるように構成されている。第1上部クラッド層100fと第2上部クラッド層100iとは、一体となって上部クラッド層として機能する。下部クラッド層100bと、上部クラッド層と、下部埋込層100gと、上部埋込層100hとは、分布反射部120をそれに沿って上下左右から囲むように隣接しており、クラッド部106として機能する。
なお、積層部101において、2つの光導波部110a、110bが形成される各々の領域では、回折格子層100cに変えて、回折格子層100と同じn型GaInAsPからなる半導体層が積層した構成となっている。
トレンチ溝102a、102bは、クラッド部106に、分布反射部120の左右両側にそれぞれ、分布反射部120に沿って伸びる縦溝である。これらトレンチ溝102a、102bが、分布反射部120を含む、断面形状がメサ形状であり幅W2のメサ部M2を定義している。幅W2はたとえば3μmである。さらに、光導波路構造100は、各々のトレンチ溝102a、102bの内表面とクラッド部106の表面を覆う保護膜100jを備える。保護膜100jは、SiNxは、クラッド部106よりも屈折率が低い、SiNxなどの誘電体からなる。保護膜100jの厚さはたとえば300nmである。
ヒータ103は、たとえばTi膜、Pt膜、Au膜が積層した構造を有しており、メサ部M2におけるクラッド部106に形成された上部の保護膜100jの表面に分布反射部120に沿って配置されている。
トレンチ溝102aは、所定の溝幅を有する第1溝部102aaと、第1溝部102aaよりも溝幅が小さい第2溝部102ab、102acと、第1溝部102aaよりも溝幅が大きい第3溝部102ad、102ae、102af、102agとを有する。
トレンチ溝102bは、所定の溝幅を有する第1溝部102ba、102bbと、第1溝部102ba、102bbよりも溝幅が小さい第2溝部102bcと、第1溝部102ba、102bbよりも溝幅が大きい第3溝部102bd、102beとを有する。第1溝部102aa、102ba、102bbの溝幅(たとえば図2に示す溝幅W3)はたとえば20μmである。ここで、トレンチ溝102a、102bは、クラッド部106に彫られた縦溝の側面に設けられた保護膜100jの表面によってその構造の境界が定義されるとする。そこで、トレンチ溝102a、102bの溝幅は、図2に幅W3、W4等で示されているように溝内で相対する保護膜100jの表面の間の距離である。
また、トレンチ溝102aに対して、その近傍のクラッド部106は、平面視においてトレンチ溝102a内のメサ部M2から遠い内側壁からメサ部M2に向かって突出して第2溝部102ab、102acをそれぞれ形成する凸部101a、101bを有している。また、クラッド部106は、トレンチ溝102a内において、第3溝部102ad、102ae、102af、102agをそれぞれ形成する凹部101c、101d、101e、101fを有している。凹部101c、101d、101e、101fは、第3溝部102ad、102ae、102af、102agが凸部101a、101bのいずれかに隣接するように形成されている。
また、トレンチ溝102bに対して、その近傍のクラッド部106は、平面視においてトレンチ溝102b内のメサ部M2から遠い内側壁からメサ部M2に向かって突出して第2溝部102bcを形成する凸部101gを有している。また、クラッド部106は、トレンチ溝102b内において、第3溝部102bd、102beをそれぞれ形成する凹部101h、101iを有している。凹部101h、101iは、第3溝部102bd、102beが凸部101gに隣接するように形成されている。
配線104は、たとえば厚さが1μmであり、電極パッドとなる本体から延伸する2つのアーム部104a、104bを有する。アーム部104aは凸部101aの上を通って第2溝部102abに掛け渡され、ヒータ103に電気的に接続している。アーム部104bは凸部101bの上を通って第2溝部102acに掛け渡され、ヒータ103に電気的に接続している。アーム部104a、104bは、それぞれヒータ103の長手方向の両端付近に接続している。
配線105は、電極パッドとなる本体から延伸するアーム部105aを有する。アーム部105aは凸部101gの上を通って第2溝部102bcに掛け渡され、ヒータ103に電気的に接続している。アーム部105aは、ヒータ103の長手方向の中央付近に接続している。
なお、配線104、105は、Auなどの導電性材料を含んで構成されている。
配線104、105に電流を流すと、ヒータ103は電流が供給されて発熱し、分布反射部120を加熱する。これにより、分布反射部120の屈折率が変化するので、分布反射部120の反射波長特性を変化させることができる。
この光導波路構造100では、配線104、105のアーム部104a、104b、105aが、それぞれ凸部101a、101bの上を通って第2溝部102ab、102ac、102bcに掛け渡され、ヒータ103に電気的に接続している。その結果、アーム部104a、104b、105aに歪みが掛かりにくくなるため、劣化や断線が発生しにくくなる。これにより、光導波路構造100の信頼性の低下が抑制される。
第2溝部102ab、102ac、102bcの溝幅(たとえば図2に示す溝幅W4)は、アーム部104a、104b、105aに歪みが掛かりにくくするために、たとえば3μm以下が好ましく、たとえば1μm程度である。
なお、図2に示すようにアーム部104aが完全に直線状にならず、第2溝部102abに掛け渡された部分が自重によって撓む場合があるが、溝幅W4を調整することによって、その撓みがアーム部104aの劣化や断線に対して問題にならない程度にできる。
また、この光導波路構造100では、ヒータ103に対してアーム部104aとアーム部105aとを通る電流経路で電流を流し、アーム部104bとアーム部105aとを通る電流経路で電流を流すことができる。この場合、ヒータ103のアーム部104aとアーム部105aとの間の部分と、アーム部104bとアーム部105aとの間の部分に、並列に電流が流れる。その結果、個々の電流経路においてヒータ103に電流を流す長さをヒータ103の全長よりも短くできる。これにより、ヒータ103において電流が受ける電気抵抗を小さくでき、発熱効率が高まる。
また、この光導波路構造100では、凸部101a、101b、101gはメサ部M2と距離が近いため、ヒータ103により与えられた熱が凸部101a、101b、101gに伝熱し、放射されるおそれがある。そこで、第3溝部102ad、102aeを凸部101aに隣接させ、第3溝部102af、102agを凸部101bに隣接させ、第3溝部102bd、102beを凸部101gに隣接させている。これによって、凸部101a、101b、101gの長さを実質的に長くして熱抵抗をできるだけ高め、凸部101a、101b、101gからの放熱を抑制している。第3溝部102ad、102ae、102af、102agの溝幅(たとえば図3に示す溝幅W5)はたとえば3μm以上が好ましい。
以上説明したように、光導波路構造100は、ヒータ103による加熱効率が高く、信頼性の低下が抑制されたものである。
(製造方法)
光導波路構造100は、たとえば以下のような工程で製造することができる。まず、分布反射部120を形成するべき領域においては、図4(a)に示すように、基板100a上に、公知の有機金属気相成長(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:MOCVD)法、フォトリソグラフィ技術及びエッチングを用いて、下部クラッド層100b、回折格子層100c、スペーサ層100d、光導波層100e、第1上部クラッド層100f、下部埋込層100g、上部埋込層100h、第2上部クラッド層100iを有し、メサ構造M1を含む構造を形成する。すなわち、光導波層100eと回折格子層100cとを含み、一方向に沿って所定の長さで伸びように構成された分布反射部120と、分布反射部120をそれに沿って上下左右から囲むクラッド部106を形成する工程を行う。なお、光導波部110a、110bを形成すべき各々の領域では、回折格子層100cに変えて、回折格子層100と同じp型GaInAsPからなる半導体層が積層した構成となっている。
つづいて、全面にSiN膜を堆積した後、SiN膜にパターニングを施す。その後、SiN膜をマスクとしてドライエッチングし、トレンチ溝102a、102bとメサ部M2を形成する。すなわち、クラッド部106に、分布反射部120の両側に沿ってトレンチ溝102a、102bを形成することによって、分布反射部120を含むメサ部M2を形成する工程を行う。つづいて、CVD法を用いて保護膜100jを形成する。図4(b)は、保護膜100jを形成した後の状態を示している。なお、トレンチ溝102a、102bを形成する際には、凸部101a、101b、101gを形成することによって、第1溝部102aa、102ba、102bbと、第2溝部102ab、102ac、102bcと、第3溝部102ad、102ae、102af、102ag、102bd、102beとを形成する。
つづいて、たとえば蒸着法とリフトオフ法とを用いて、クラッド部106上で分布反射部120に沿ってヒータ103を配置する工程と、ヒータ103に電気的に接続する配線104、105を配置する工程とを行う。このとき、配線104、105のアーム部104a、104b、105aを、凸部101a、101b、101gのいずれかの上を通って第2溝部102ab、102ac、102bcのいずれかに掛け渡し、ヒータ103に電気的に接続する。その後、半導体素子の作製における必要な工程を適宜行うことで、光導波路構造100が完成する。
(実施形態2)
図5は、実施形態2に係る光導波路構造を説明する模式図であり、図2に相当する構造の右側の一部を拡大したものである。光導波路構造100Aは、実施形態1に係る光導波路構造100において、保護膜100jを保護膜100Ajに置き換えた構成を有する。
保護膜100Ajは、トレンチ溝102aの開口部の近傍において、厚さが保護膜100Ajの他の部分よりも厚い厚膜部100Ajaを有する。その結果、第2溝部102abの溝幅W6は、光導波路構造100における溝幅W4よりも小さくなる。その結果、アーム部104aには歪みがさらに掛かりにくくなるため、劣化や断線がさらに発生しにくくなる。これにより、光導波路構造100の信頼性の低下がより一層抑制される。
なお、このような厚膜部107Ajaを形成するためには、CVD法における保護膜の原料ガスの流量と圧力とを調整すればよい。
(実施形態3)
図6は、実施形態3に係る光導波路構造を説明する模式図であり、図6(a)は、図2に相当する図であり、図6(b)は上面図である。光導波路構造100Bは、実施形態1に係る光導波路構造100において、凸部101aを凸部101Baに置き換えた構成を有する。
凸部101Baは、突出方向において互いに離間した複数のセグメント101Baaからなる。セグメント101Baa間は溝101Babによって離間している。これにより、凸部101Baの突出方向における熱抵抗をきわめて高くできるので、メサ部M2から凸部101Baへの放熱をより一層抑制することができ、ヒータ103による加熱効率をより一層高めることができる。なお、他の凸部101b、101gについても、凸部101Baと同様の凸部に置き換えてもよい。
(実施形態4)
図7は、実施形態4に係る光導波路構造を説明する模式図であり、図2に相当する図である。この光導波路構造100Cでは、保護膜100jが第2溝部102abを埋めている構造となっている。このように、保護膜100jが第2溝部102abを埋めている構造の場合、保護膜100jを形成する前の第2溝部102abの溝幅が十分に狭い。その結果、保護膜100jで第2溝部102abを埋めた場合の保護膜100jの表面の凹凸は小さい。その結果、配線(アーム部104a)の劣化や断線が発生しにくくなる。
光導波路構造100Cを作製する場合には、保護膜100jを形成する前の第2溝部102abの溝幅を0.5μm〜3μm程度とすることが好ましい。なお、他の第2溝部102ac、102bcについても、保護膜100jで埋めるようにしてもよい。
(実施形態5)
図8は、実施形態1に係る光導波路構造の模式的な上面図である。図9は、図8のC−C線断面の一部を示す図である。光導波路構造100Dは、実施形態1に係る光導波路構造100において、トレンチ溝102a、102bをそれぞれトレンチ溝102Da、102Dbに置き換え、ポリマー層107を追加した構成を有する。
すなわち、光導波路構造100Dは、光導波層100eと回折格子層100cとを含み、一方向に沿って所定の長さで伸びるように構成された分布反射部120と、光導波部110a、110bと、光導波部110a、110bおよび分布反射部120をそれに沿って上下左右から囲むように隣接するクラッド部106と、を備える積層部101Dを有する。光導波路構造100Dは、さらに積層部101Dのクラッド部106の上部の表面に分布反射部120に沿って配置されたヒータ103と、ヒータ103に電気的に接続された配線104、105と、を備えている。そして、クラッド部106に、分布反射部120の左右両側それぞれ、分布反射部120に沿って伸びる縦溝であるトレンチ溝102Da、102Dbが形成されている。これらトレンチ溝102Da、102bDが、分布反射部120を含み断面形状がメサ形状であるメサ部M2を定義している。
トレンチ溝102Da、トレンチ溝102Dbの少なくとも一部は、ポリマー層107によって埋められている。
図9に示すように、ポリマー層107は、溝(図ではトレンチ溝102Daについて示す)の底面に形成された表面が凸状である第1ポリマー層107aと、第1ポリマー層107a上に形成された絶縁性の第2ポリマー層107bとを有する。すなわち、ポリマー層107において、第2ポリマー層107bが最表面を形成している。第1ポリマー層107a、第2ポリマー層107bは、いずれもクラッド部106よりも屈折率が低いものであり、本実施形態では感光性ポリマーであるポリイミドである。
配線104のアーム部104aは、トレンチ溝102Daの一部の上に露出している第2ポリマー層107bの表面を通ってヒータ103に電気的に接続している。配線104のアーム部104bも、トレンチ溝102Daの一部の上に露出している第2ポリマー層107bの表面を通ってヒータ103に電気的に接続している。配線105のアーム部105aも、トレンチ溝102Dbの一部の上に露出している第2ポリマー層107bの表面を通ってヒータ103に電気的に接続している。
上述したように、溝を埋める絶縁材の表面は、中央が窪んだ形状となり、周辺が突起した形状となる場合がある。これに対して、ポリマー層107では、第1ポリマー層107aを凸状に形成することによって、第2ポリマー層107bの表面の中央が窪む作用を相殺している。また、このように中央が窪む作用を相殺することによって、周辺が突起した形状となる作用も抑制される。その結果、ポリマー層107の表面の平坦性が高くなり、その上に配線(アーム部104a、104b、105a)を通しても、歪みが掛かりにくくなり、劣化や断線が発生しにくくなる。これにより、光導波路構造100Dの信頼性の低下が抑制される。
なお、トレンチ溝102Da、トレンチ溝102Dbの溝幅(たとえば図9に示す溝幅W7)は、第1ポリマー層107aの凸形状を形成しやすくするため、5μm〜15μm程度とすることが好ましい。また、本実施形態ではトレンチ溝102Da、102Dbの一部のみポリマー層107で埋めているが、トレンチ溝102Da、102Dbの全体をポリマー層107で埋めてもよい。
(製造方法)
光導波路構造100Dは、たとえば以下のような工程で製造することができる。まず、図4を参照して説明した光導波路構造100の製造工程と同様に分布反射部120と、光導波部110a、110bと、これらをそれに沿って上下左右から囲むクラッド部106を形成する工程を行う。。つづいて、トレンチ溝102Da、102Dbとメサ部M2を形成する。つづいて、CVD法を用いて保護膜100jを形成する。つづいて、図10(a)に示すように、トレンチ溝102Da、102Db内の所定の箇所(図ではトレンチ溝102Daについて示す)の底面に表面が凸状になるように第1ポリマー材料である硬化前のポリイミドを供給する。その後ポリイミドを熱硬化して第1ポリマー層107aとする。つづいて、図10(b)に示すように、第1ポリマー層107上に第2ポリマー材料である硬化前のポリイミドを供給し、これを熱硬化して第2ポリマー層107bとし、トレンチ溝102Da、102Dbの一部を埋める。
その後、ヒータ103を配置する工程と、ヒータ103に電気的に接続する配線104、105を配置する工程とを行い、さらに半導体素子の作製における必要な工程を適宜行うことで、光導波路構造100Dが完成する。
なお、上記実施形態1〜3において、ポリイミドなどの絶縁性材料で第2溝部を埋めてもよい、実施形態4と同様に、実施形態1〜3の第2溝部の溝幅が十分に狭いので、絶縁性材料で埋めた場合の表面の凹凸は小さい。その結果、絶縁性材料の上に配線を通しても、劣化や断線が発生しにくくなる。また、上記実施形態1では、2つのトレンチ溝の両方が、第1溝部と第2溝部と第3溝部とを有するが、2つのトレンチ溝の少なくとも一方が第1溝部と第2溝部と第3溝部とを有していてもよい。実施形態2、3についても同様である。また、上記実施形態5では、2つのトレンチ溝の両方の少なくとも一部がポリマー層によって埋められているが、2つのトレンチ溝の少なくとも一方の少なくとも一部がポリマー層によって埋められていてもよい。
また、上記実施形態では、回折格子層が光導波層に対して基板側に位置するが、基板とは反対側に位置させてもよい。また、上記実施形態において、分布反射部の両脇が電流ブロッキング構造等の半導体で埋め込まれておらず、メサ部がハイメサ構造になっていてもよい。この場合、メサ部の両脇に隣接したクラッド部は存在せず、分布反射部を挟むように隣接する下部クラッド層と第1上部クラッド層及び第2上部クラッド層とで構成される。
また、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
100 光導波路構造
100a 基板
100b 下部クラッド層
100c 回折格子層
100d スペーサ層
100e 光導波層
100f 第1上部クラッド層
100g 下部埋込層
100h 上部埋込層
100i 第2上部クラッド層
100j 保護膜
101 積層部
101a、101b、101g 凸部
101c、101d、101e、101f、101h 凹部
102a、102b トレンチ溝
102aa、102ba、102bb 第1溝部
102ab、102ac、102bc 第2溝部
102ad、102ae、102af、102ag、102bd、102be 第3溝部
103 ヒータ
104、105 配線
104a、104b、105a アーム部
106 クラッド部
107 ポリマー層
107a 第1ポリマー層
107b 第2ポリマー層
108a、108b ポリイミド
110 光導波部
120 分布反射部
M1 メサ構造
M2 メサ部
W1、W2 幅
W3、W4、W5、W6、W7 溝幅

Claims (11)

  1. 光導波層と回折格子層とを含み、一方向に沿って所定の長さで伸びるように構成された分布反射部と、
    前記分布反射部をそれに沿って上下左右から囲むクラッド部と、
    前記クラッド部の上部の表面に前記分布反射部に沿って配置されたヒータと、
    前記ヒータに電気的に接続された配線と、
    を備え、
    前記クラッド部には前記分布反射部の左右両側にそれぞれ前記分布反射部に沿って伸びる縦溝が形成されていて、これら縦溝が前記分布反射部を含む断面形状がメサ形状のメサ部を定義しており、
    前記ヒータは、前記メサ部上に配置されており、
    前記縦溝の少なくとも一つは、所定の溝幅を有する第1溝部と、前記第1溝部よりも溝幅が小さい第2溝部とを有し、
    前記縦溝の前記少なくとも一つに対し、その近傍の前記クラッド部は、平面視において前記縦溝内の前記メサ部から遠い内側壁から前記メサ部に向かって突出して前記第2溝部を形成する凸部を有しており、
    前記配線は、前記凸部の上を通って前記第2溝部に掛け渡され、前記ヒータに電気的に接続している光導波路構造。
  2. 前記縦溝の前記少なくとも一つは、前記凸部に隣接して、前記第1溝部よりも溝幅が大きい第3溝部を有し、
    前記クラッド部は、前記第3溝部を形成する凹部を有している請求項1に記載の光導波路構造。
  3. 前記凸部は、突出方向において互いに離間した複数のセグメントからなる請求項1又は2に記載の光導波路構造。
  4. 前記各々の縦溝の内表面と前記クラッド部の表面を覆う保護膜をさらに備える請求項1〜3のいずれか一つに記載の光導波路構造。
  5. 前記保護膜は、前記溝の開口部の近傍において厚さが他の保護膜の部分よりも厚い請求項4に記載の光導波路構造。
  6. 前記保護膜は前記第2溝部を埋めている請求項4に記載の光導波路構造。
  7. 前記凸部と前記メサ部との間の前記溝の幅は3μm以下である請求項1〜6のいずれか一つに記載の光導波路構造。
  8. 光導波層と回折格子層とを含み、一方向に沿って所定の長さで伸びるように構成された分布反射部と、
    前記分布反射部をそれに沿って上下左右から囲むクラッド部と、
    前記クラッド部の上部の表面に前記分布反射部に沿って配置されたヒータと、
    前記ヒータに電気的に接続された配線と、
    を備え、
    前記クラッド部には前記分布反射部の左右両側に沿ってそれぞれ前記分布反射部に沿って伸びる縦溝が形成されていて、これら縦溝が前記分布反射部を含む断面形状がメサ形状のメサ部を定義しており、
    前記ヒータは、前記メサ部上に配置されており、
    前記縦溝のうち少なくとも一つの縦溝のその少なくとも一部は、縦溝の底面に形成された表面が凸状である第1ポリマー層と、前記第1ポリマー層上に形成された絶縁性の第2ポリマー層とによって埋められており、
    前記配線は、前記縦溝の前記一部の上に露出している前記第2ポリマー層の表面を通って前記ヒータに電気的に接続している光導波路構造。
  9. 前記回折格子層は標本化回折格子、位相シフト回折格子、又は超構造回折格子として構成されている請求項1〜8のいずれか一つに記載の光導波路構造。
  10. 光導波層と回折格子層とを含み、一方向に沿って所定の長さで伸びるように構成された分布反射部と、前記分布反射部をそれに沿って上下左右から囲むクラッド部と、を形成する工程と、
    前記クラッド部に、前記分布反射部の左右両側にそれぞれ前記分布反射部に沿って伸びる縦溝を形成することによって、前記分布反射部を含む断面形状がメサ形状のメサ部を形成する工程と、
    前記クラッド部の上部の表面に前記分布反射部に沿ってヒータを配置する工程と、
    前記ヒータに電気的に接続する配線を配置する工程と、
    を含み、
    前記溝を形成する際に、前記縦溝の少なくとも一つに対し、その近傍の前記クラッド部に、平面視において前記縦溝内の前記メサ部から遠い内側壁から前記メサ部に向かって突出する凸部を形成することによって、所定の溝幅を有する第1溝部と、前記第1溝部よりも溝幅が小さく、前記凸部によって形成される第2溝部とを形成し、
    前記配線を配置する際に、前記配線を前記凸部の上を通って前記第2溝部に掛け渡し、前記ヒータに電気的に接続する光導波路構造の製造方法。
  11. 光導波層と回折格子層とを含み、一方向に沿って所定の長さで伸びるように構成された分布反射部と、前記分布反射部をそれに沿って上下左右から囲むクラッド部と、を形成する工程と、
    前記クラッド部に、前記分布反射部の左右両側にそれぞれ前記分布反射部に沿って伸びる縦溝を形成することによって、前記分布反射部を含む断面形状がメサ形状のメサ部を形成する工程と、
    前記縦溝のうち少なくとも一つの縦溝のその少なくとも一部に、その縦溝の底面に表面が凸状である第1ポリマー材料を供給し、前記第1ポリマー材料を硬化して第1ポリマー層を形成する工程と、
    前記第1ポリマー層上に絶縁性の第2ポリマー材料を供給し、前記第2ポリマー材料を硬化して第2ポリマー層を形成し、前記縦溝の前記一部を埋める工程と、
    前記クラッド部の上部の表面に前記分布反射部に沿ってヒータを配置する工程と、
    配線を、前記縦溝の前記一部の上に露出している前記第2ポリマー層の表面を通って前記ヒータに電気的に接続するように配置する工程と、
    を含む光導波路構造の製造方法。
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