JP2019158119A - 電動駆動ユニットの軸配置構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸方向寸法を短縮して電動駆動ユニットの小型化を図ることができる電動駆動ユニットの軸配置構造を提供すること。【解決手段】同軸上に配置された左右の電動機2L,2Rからそれぞれ出力される回転駆動力を、互いに平行に配置された左右のカウンタ軸9L,9Rを経て、同軸上に配置された左右の出力軸10L,10Rにそれぞれ独立して伝達する電動機駆動ユニット1において、前記左右のカウンタ軸9L,9Rを少なくとも上下方向にオフセットさせてタンデムに配置するとともに、これらの各カウンタ軸9L,9Rの軸方向両端をそれぞれ回転可能に支持する複数の軸受11,12のうち、軸方向内側の2つの軸受11を軸方向にオーバーラップさせて配置する。【選択図】図2
Description
本発明は、駆動源として電動機を備える電動駆動ユニットの軸配置構造に関する。
例えば、車両の動力伝達装置として、左右の車軸をディファレンシャル機構(差動機構)に連結するとともに、一方の車軸の外周に電動機を同軸に配置し、この電動機からの回転駆動力を減速機構を経てディファレンシャル機構に伝達するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記動力伝達装置によれば、1つの電動機からの回転動力がディファレンシャル機構によって左右の車軸に分配されるため、左右の駆動輪を独立して制御することができないという問題がある。
そこで、特許文献2には、車両の左右の車軸にそれぞれ独立して回転動力を出力可能な左右2つの電動機を設けるとともに、各電動機から左右の車軸への各動力伝達経路に遊星ギヤ機構などの減速機構をそれぞれ設ける構成が提案されている。ここで、かかる構成を採用する従来の電動駆動ユニットにおける軸配置構造を図8に示す。
すなわち、図8は従来の電動駆動ユニットの軸配置構造を示す展開平面図であり、図示の電動駆動ユニット101においては、駆動源である左右の電動機102L,102Rが同軸かつ左右対称に配置されている。
上記左右の電動機102L,102Rの各モータ軸103L,103Rは、同軸上で相対向するように水平に配置されており、各モータ軸103L,103Rの軸方向2箇所は、軸受(ボールベアリング)104,105によってハウジング107に回転可能に支持されている。そして、左右のモータ軸103L,103Rには、小径のギヤ108が固定されている。
また、上記左右のモータ軸103L,103Rと平行な左右のカウンタ軸109L,109Rと出力軸110L,110Rがそれぞれ水平に配置されており、左右のカウンタ軸109L,109Rは、同軸に配置され、左右の出力軸110L,110Rも同軸に配置されている。ここで、左右のカウンタ軸109L,109Rは、その軸方向両端が軸受(ボールベアリング)111,112によってハウジング107にそれぞれ回転可能に支持されており、左右の出力軸110L,110Rは、その軸方向2箇所が軸受(ボールベアリング)113,114によってハウジング107にそれぞれ回転可能に支持されている。
そして、同軸上に配置された上記左右の各カウンタ軸109L,109Rには、大小異径のギヤ116,117がそれぞれ固定されており、大径側の各ギヤ116は、左右のモータ軸103L,103Rにそれぞれ固定された前記ギヤ108にそれぞれ噛合している。ここで、左右の各カウンタ軸109L,109Rにそれぞれ固定されたギヤ116は、各モータ軸103L,103Rにそれぞれ固定されたギヤ108よりも大径であって、これらのギヤ108,116は、減速ギヤ列を構成している。
また、同軸上に配置された前記左右の出力軸110L,110Rの軸受113と114との間には、大径のギヤ118がそれぞれ固定されており、各ギヤ118は、左右の各カウンタ軸109L,109Rに固定された小径側のギヤ117にそれぞれ噛合している。ここで、左右の各出力軸110L,110Rにそれぞれ固定されたギヤ118は、各カウンタ軸109L,109Rにそれぞれ固定されたギヤ117よりも大径であって、これらのギヤ117,118は、減速ギヤ列を構成している。
以上のように構成された電動駆動ユニット101において、左右の電動機102L,102Rに給電されてこれらがそれぞれ起動されると、その各モータ軸103L,103Rの回転は、減速ギヤ列を構成するギヤ108とギヤ116を経て減速されて左右の各カウンタ軸109L,109Rへと伝達されて各カウンタ軸109L,109Rがそれぞれ所定の速度で回転駆動される。そして、左右のカウンタ軸109L,109Rの回転は、減速ギヤ列を構成するギヤ117とギヤ118を経て減速されて左右の各出力軸110L,110Rへと伝達されて各出力軸110L,110Rがそれぞれ所定の速度で回転駆動される。このため、左右の電動機102L,102Rの各モータ軸103L,103Rの回転は、左右のカウンタ軸109L,109Rを経て2段減速されて左右の出力軸110L,110Rにそれぞれ伝達され、当該電動駆動ユニット101が車両に搭載される場合、左右の出力軸110L,110Rから左右の不図示の車軸にそれぞれ独立して回転動力を伝達して左右の不図示の駆動輪を回転駆動することができる。
しかしながら、図8に示す従来の電動駆動ユニット101の軸配置構造においては、左右のカウンタ軸109L,109Rが同軸に配置されているため、各カウンタ軸109L,109Rを支持する軸受111,112のうち、相対向する内側の軸受111同士の軸方向における干渉を防ぐために、これら2つの軸受111を軸方向に並設する必要がある。このように内側の2つの軸受111を並設すると、左右のカウンタ軸109L,109Rの全体の軸方向寸法が長くなり、電動駆動ユニット101の幅寸法を縮小して小型化を図ることができないという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、軸方向寸法を短縮して電動駆動ユニットの小型化を図ることができる電動駆動ユニットの軸配置構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、同軸上に配置された左右の電動機(2L,2R)からそれぞれ出力される回転駆動力を、互いに平行に配置された左右のカウンタ軸(9L,9R)を経て、同軸上に配置された左右の出力軸(10L,10R)にそれぞれ独立して伝達する電動機駆動ユニット(1)において、前記左右のカウンタ軸(9L,9R)を少なくとも上下方向にオフセットさせて配置するとともに、これらの各カウンタ軸(9L,9R)の軸方向両端をそれぞれ回転可能に支持する複数の軸受(11,12)のうち、軸方向内側の2つの軸受(11)を軸方向にオーバーラップさせて配置したことを特徴とする。
本発明にかかる電動駆動ユニットの軸配置構造によれば、左右のカウンタ軸を従来の軸配置構造における左右のカウンタ軸に対して軸受の幅の1/2だけそれぞれ内側に配置することができ、これに伴って左右のモータ軸と出力軸も同様に同寸法だけ軸方向内側に配置することができる。この結果、電動駆動ユニットの幅寸法を1つの軸受の幅だけ短縮することができ、該電動駆動ユニット1の小型化を図ることができる。
また、本発明では、左右の前記カウンタ軸(9L,9R)を前後方向にもオフセットさせて配置してもよい。
また、本発明では、左右の前記電動機(2L,2R)の各モータ軸(3L,3R)から左右の前記カウンタ軸(9L,9R)への動力伝達および左右の前記カウンタ軸(9L,9R)から左右の前記出力軸(10L,10R)への動力伝達を、互いに噛合する減速ギヤ列(8,16,17,18)を介して行うようにしてもよい。
本発明によれば、電動駆動ユニットの軸方向寸法を短縮して当該電動駆動ユニットの小型化を図ることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は電動駆動ユニットを備えるハイブリッド車両の基本構成を示す概略平面図であり、図示のハイブリッド車両HEVは、内燃機関(エンジン)Eと電動機Mが直列に接続された駆動ユニットUを車両前部に備え、この駆動ユニットUから出力される動力がトランスミッションTを介して左右の前輪WFにそれぞれ伝達される。
また、ハイブリッド車両HEVは、上記駆動ユニットUとは別に電動駆動ユニット1が後部に配置されており、この電動駆動ユニット1から出力される動力が左右の後輪WRにそれぞれ伝達される。ここで、電動駆動ユニット1には、左右の後輪WRを独立して駆動するための左右の電動機2L,2Rが備えられているが、これらの電動機2L,2Rと前記駆動ユニットUの電動機Mは、パワードライブユニットPDUを介してバッテリBにそれぞれ電気的に接続されており、これらの電動機Mと2L,2Rには、バッテリBから電力が供給されるとともに、電動機Mと2L,2Rにおいて発生して回生エネルギによるバッテリBへの蓄電がPDUを介してなされる。
次に、前記電動駆動ユニット1の構成と本発明にかかる軸配置構造を図2〜図7に基づいて以下に説明する。
図2は本発明にかかる軸配置構造を備える電動駆動ユニットの展開平面図、図3は同電動駆動ユニットの軸配置構造を示す斜視図、図4は同電動駆動ユニットの軸配置構造を示す正面図(図3の矢視A方向の図)、図5は同電動駆動ユニットの軸配置構造を示す平面図(図3の矢視B方向の図)、図6は同電動駆動ユニットの軸配置構造を示す側面図(図3の矢視C方向の図)、図7は本発明にかかる電動駆動ユニットの軸配置構造におけるカウンタ軸の配置を従来との比較において模式的に示す図であって、(a)は従来、(b)は本発明をそれぞれ示す。
図2に示すように、電動駆動ユニット1においては、駆動源である左右の前記電動機2L,2Rが同軸かつ左右対称に配置されている。
上記左右の電動機2L,2Rの左右のモータ軸3L,3Rは、同軸上で相対向するように水平に配置されており、各モータ軸3L,3Rの軸方向3箇所は、軸受(ボールベアリング)によってハウジング7にそれぞれ回転可能に支持されている。そして、左右のモータ軸3L,3Rには、小径のギヤ8がそれぞれ固定されている。
また、上記左右のモータ軸3L,3Rと平行な左右のカウンタ軸9L,9Rと出力軸10L,10Rがそれぞれ水平に配置されており、左右のカウンタ軸9L,9Rは、後述のように上下及び前後方向にオフセットしてタンデムに配置され、左右の出力軸10L,10Rは、モータ軸3L,3Rと同様に同軸に配置されている。ここで、左右のカウンタ軸9L,9Rは、その軸方向両端が軸受(ボールベアリング)11,12によってハウジング7にそれぞれ回転可能に支持されており、左右の出力軸10L,10Rは、その軸方向3箇所が軸受(ボールベアリング)13,14,15によってハウジング7にそれぞれ回転可能に支持されている。
そして、互いに上下及び前後方向にオフセットしてタンデムに配置された前記左右の各カウンタ軸9L,9Rには、大小異径のギヤ16,17がそれぞれ固定されており、大径側の各ギヤ16は、左右のモータ軸3L,3Rにそれぞれ固定された前記ギヤ8にそれぞれ噛合している。ここで、左右の各カウンタ軸9L,9Rにそれぞれ固定されたギヤ16は、各モータ軸3L,3Rにそれぞれ固定されたギヤ8よりも大径であって、これらのギヤ8,16は、減速ギヤ列を構成している。
また、同軸上に配置された前記左右の出力軸10L,10Rの軸受13と14との間には、大径のギヤ18がそれぞれ固定されており、各ギヤ18は、左右の各カウンタ軸9L,9Rに固定された小径側のギヤ17にそれぞれ噛合している。ここで、左右の各出力軸10L,10Rにそれぞれ固定されたギヤ18は、各カウンタ軸10L,10Rにそれぞれ固定されたギヤ17よりも大径であって、これらのギヤ17,18は、減速ギヤ列を構成している。
ここで、電動駆動ユニット1における本発明に係る軸配置構造の実際の状況を図3〜図6に示すが、これらの図に示すように、右側のカウンタ軸9Rは、左側のカウンタ軸9Lに対して下方にε1(図6参照)だけオフセットし、車両前方(図6の右方)にε2だけオフセットした位置に配置されている。なお、本実施の形態では、図3〜図5に示すように、各カウンタ軸9L,9Rの軸方向外端部を支持する軸受12は、ギヤ16の内部に収容されて外部には露出していない。
以上のように構成された電動駆動ユニット1において、左右の電動機2L,2Rに給電されてこれらがそれぞれ起動されると、その各モータ軸3L,3Rの回転は、減速ギヤ列を構成するギヤ8とギヤ16を経て減速されて左右の各カウンタ軸9L,9Rへと伝達されて各カウンタ軸9L,9Rがそれぞれ所定の速度で回転駆動される。そして、左右のカウンタ軸9L,9Rの回転は、減速ギヤ列を構成するギヤ17とギヤ18を経て減速されて左右の各出力軸10L,10Rへと伝達されて各出力軸10L,10Rがそれぞれ所定の速度で回転駆動される。このため、左右の電動機2L,2Rの各モータ軸3L,3Rの回転は、左右のカウンタ軸9L,9Rを経て2段減速されて左右の出力軸10L,10Rにそれぞれ伝達され、当該電動駆動ユニット1が搭載された図1に示すハイブリッド車両HEVにおいては、電動駆動ユニット1の左右の出力軸10L,10Rから左右の車軸にそれぞれ独立して回転動力を伝達して左右の後輪WR(図1参照)を回転駆動することができる。
以上説明した電動駆動ユニット1における軸配置構造においては、前述のように左右のカウンタ軸9L,9Rを上下及び前後方向にオフセットさせてタンデムに配置したため、これらのカウンタ軸9L,9Rの各軸方向内端部を支持する軸受11を図4,図5及び図7に示すように軸方向にオーバーラップさせて配置することができる。つまり、両軸受11を軸方向に同じ位置に配置しても、これらが互いに干渉することがない。この結果、本発明に係る軸配置構造によれば、左右のカウンタ軸9L,9Rの長さを変化させることなく、これらの左右のカウンタ軸9L,9Rのハウジング7内における軸方向寸法を1つの軸受11の幅だけ短縮することができる。このことを図7に基づいて以下に説明する。
図7はカウンタ軸9L,9Rを正面側から見た模式図であって、図8に示す従来の軸配置構造においては、図7(a)に示すように、左右のカウンタ軸109L,109Rが同軸に配置されているため、これらを回転可能に支持する内側の2つの軸受111同士の干渉を避けてこれらを軸方向に併設する必要がある。このため、軸受111,112を含む左右の各カウンタ軸109L,109Rの長さを図示のようにLとすると、これらのカウンタ軸109L,109がハウジング109(図8参照)において占める軸方向の長さL2は、
L2=L+L=2L …(1)
となる。
L2=L+L=2L …(1)
となる。
これに対して、本発明に係る軸配置構造においては、図7(b)に示すように、左右のカウンタ軸9L,9Rを上下方向にε1、前後方向にε2(図6参照)だけオフセットしてタンデムに配置したため、各カウンタ軸を支持する内側の軸受11の軸方向における干渉を考慮することなく、これら2つの軸受11を軸方向にオーバーラップさせて(軸方向において同位置に)配置することができる。従って、左右のカウンタ軸9L,9Rの長さを従来のカウンタ軸109L,109Rと同様にLとすると、これらのカウンタ軸9L,9Rがハウジング7(図2および図6参照)において占める長さL1は、1つの軸受11の幅Wだけ短くなり、次式で示される関係が成立する。
L1=L2−W …(2)
従って、本発明にかかる軸配置構造によれば、左右のカウンタ軸9L,9Rを従来の軸配置構造における左右のカウンタ軸109L,109に対して軸方向にW/2だけ内側に配置することができ(図7(b)参照)、これに伴って図2〜図6に示す左右のモータ軸3L,3Rと出力軸10L,10Rも同様に軸方向にW/2だけ内側に配置することができる。この結果、ハウジング7を含む電動駆動ユニット1の幅寸法を1つの軸受11の幅Wだけ短縮することができ、該電動駆動ユニット1の小型化を実現して図1に示すハイブリッド車両HEVへの当該電動機ユニット1の搭載性を高めることができる。
従って、本発明にかかる軸配置構造によれば、左右のカウンタ軸9L,9Rを従来の軸配置構造における左右のカウンタ軸109L,109に対して軸方向にW/2だけ内側に配置することができ(図7(b)参照)、これに伴って図2〜図6に示す左右のモータ軸3L,3Rと出力軸10L,10Rも同様に軸方向にW/2だけ内側に配置することができる。この結果、ハウジング7を含む電動駆動ユニット1の幅寸法を1つの軸受11の幅Wだけ短縮することができ、該電動駆動ユニット1の小型化を実現して図1に示すハイブリッド車両HEVへの当該電動機ユニット1の搭載性を高めることができる。
なお、以上の実施の形態では、ハイブリッド車両に搭載された電動駆動ユニットにおける軸配置構造について説明したが、本発明は、ハイブリッド車両以外の例えば電動車両(EV車両)に搭載された電動駆動ユニット、あるいは車両以外の装置に設けられた電動駆動ユニットの軸配置構造に対しても同様に適用可能である。
また、以上の実施の形態では、左右の電動機のモータ軸の回転を2段の減速ギヤ列によって減速して左右の出力軸へと伝達する構成を採用したが、減速機構としては、遊星ギヤ機構などを用いることもできる。
さらに、本発明は、以上説明した実施の形態に適用が限定されるものではなく、特許請求の範囲および明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内で種々の変形が可能である。
1 電動駆動ユニット
2L,2R 電動機
3L,3R モータ軸
4〜6 軸受
7 ハウジング
8 ギヤ
9L,9R カウンタ軸
10L,10R 出力軸
11〜15 軸受
16〜18 ギヤ
ε1 カウンタ軸の上下方向のオフセット量
ε2 カウンタ軸の前後方向のオフセット量
2L,2R 電動機
3L,3R モータ軸
4〜6 軸受
7 ハウジング
8 ギヤ
9L,9R カウンタ軸
10L,10R 出力軸
11〜15 軸受
16〜18 ギヤ
ε1 カウンタ軸の上下方向のオフセット量
ε2 カウンタ軸の前後方向のオフセット量
Claims (3)
- 同軸上に配置された左右の電動機からそれぞれ出力される回転駆動力を、互いに平行に配置された左右のカウンタ軸を経て、同軸上に配置された左右の出力軸にそれぞれ独立して伝達する電動機駆動ユニットにおいて、
前記左右のカウンタ軸を少なくとも上下方向にオフセットさせて配置するとともに、これらの各カウンタ軸の軸方向両端をそれぞれ回転可能に支持する複数の軸受のうち、軸方向内側の2つの軸受を軸方向にオーバーラップさせて配置したことを特徴とする電動駆動ユニットの軸配置構造。 - 左右の前記カウンタ軸を前後方向にもオフセットさせて配置したことを特徴とする請求項1に記載の電動駆動ユニットの軸配置構造。
- 左右の前記電動機の各モータ軸から左右の前記カウンタ軸への動力伝達および左右の前記カウンタ軸から左右の前記出力軸への動力伝達を、互いに噛合する減速ギヤ列を介して行うことを特徴とする請求項1または2に記載の電動駆動ユニットの軸配置構造。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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