JP2013147235A - ハイブリッド車両用駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動装置の車両の前後方向における長さを短くする。
【解決手段】ハイブリッド車両用駆動装置14は、少なくとも発電機として機能する第1モータジェネレータ18と、エンジン12で発生する動力を第1モータジェネレータ18及び駆動輪13に分割する動力分割機構21と、別に駆動輪13を駆動するための動力を発生する第2モータジェネレータ19とを備える。第1及び第2モータジェネレータ19の双方がエンジン12と動力分割機構21の間に並列に設けられる。動力分割機構21は、第1モータジェネレータ18に連結されたサンギヤ22と、駆動輪13が接続されたリングギヤ23と、エンジン12の動力により回転するプラネタリキャリヤ24とが連結された遊星歯車機構によって構成され、第2モータジェネレータ19はリングギヤ23を回転させることにより駆動輪を駆動するように構成される。第1及び第2モータジェネレータを一対設けても良い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンと電動機という特性の異なる2種類の動力源を備え、状況に応じ駆動力を最適に組合わせて走行するようにしたハイブリッド車両に採用して好適なハイブリッド車両用駆動装置に関する。更に詳しくは、トレーラを連結するトラクタや、キャブの後に荷台が搭載されるようなトラックのように、比較的大型なハイブリッド車両に採用して好適なハイブリッド車両用駆動装置に関するものである。
近年、エンジンと電動機という特性の異なる2種類の動力源を備えたハイブリッド車両が開発・実用化されている。このハイブリッド車両では、前述した2種類の動力源の駆動力を状況に応じて最適に組合わせることで、各動力源の長所を活かし短所を補うようにしている。このため、車両の動力性能を十分に確保しつつ、燃料消費率やエミッション性能の大幅な改善を図ることができるとしている。
このようなハイブリッド車両に採用される駆動装置としては、従来から種々提案されている。その1つに、図3に示すように、第1モータジェネレータ2と、動力分割機構3及び第2モータジェネレータ4とを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。第1モータジェネレータ2は主に発電機として機能するものであり、動力分割機構3は遊星歯車機構から構成され、エンジン5で発生する動力を第1モータジェネレータ2及び駆動輪6に分割するように構成される。第2モータジェネレータ4は主に電動機として機能し、エンジン5の動力とは別に駆動輪6を駆動するための補助動力を発生する。ここで、図3における符号7は、第2モータジェネレータ4の後方に設けられた減速装置7である。
このようなハイブリッド車両用駆動装置1では、動力分割機構3によって分割された動力の一方が機械的に駆動輪6に伝達されて、その駆動輪6が回転される。また、分割された動力の他方が第1モータジェネレータ2に伝達される。この伝達に応じて第1モータジェネレータ2が発電機として機能し、発電された電力が第2モータジェネレータ4に供給される。この供給に応じて第2モータジェネレータ4が電動機として機能すると、その第2モータジェネレータ4で発生した動力が、前述した動力分割機構3によって分割された一方の動力に加わり、エンジン5の出力がアシストされる。
そして、このようなハイブリッド車両用駆動装置1における各構成部品の配置は、エンジン5、第1モータジェネレータ2、動力分割機構3、及び第2モータジェネレータ4がこの順序で直列に配置されることにより、いわゆるエンジン5に近い箇所から遠ざかるにつれて順に体格、特に外径が小さくなって、フロントエンジンリヤドライブ(FR)式の駆動方式を有するハイブリッド車両において、その装置全体をコンパクトにできるとしている。
特開2003−191761号公報
ここで、同じフロントエンジンリヤドライブ(FR)式の駆動方式を有するハイブリッド車両に用いられる駆動装置であっても、その車両の前後方向における長さを短くしたい場合がある。例えば、キャブの後にトレーラを連結するトラクタや、キャブの後に荷台が搭載されるようなトラックにあっては、そのキャブの後方の空間を比較的広く確保する必要から、そのキャブの下方に搭載される駆動装置1にあっては、車両の幅方向や高さ方向が増加したとしても、車両の前後方向における長さAを短くせよとの市場における要望がある。
しかし、エンジン5、第1モータジェネレータ2、動力分割機構3、及び第2モータジェネレータ4がこの順序で直列に配置される上述した従来のハイブリッド車両用駆動装置1にあっては、動力分割機構3の後方に第2モータジェネレータ4が存在することから、車両の前後方向における長さAを短くすることには限界があった。特に、図3に示すように、第2モータジェネレータ4の後方に減速装置7を更に設けるようなものにあっては、更にその長さAを短くするのは困難であった。
本発明の目的は、車両の前後方向における長さを短くすることのできるハイブリッド車両用駆動装置を提供することにある。
本発明は、電動機あるいは発電機として機能する第1モータジェネレータと、エンジンで発生する動力を第1モータジェネレータ及び駆動輪に分割する動力分割機構と、駆動輪を駆動するための動力を発生する第2モータジェネレータとを備えたハイブリッド車両用駆動装置の改良である。
その特徴ある構成は、第1モータジェネレータと第2モータジェネレータの双方がエンジンと動力分割機構の間に並列に設けられたところにある。
この場合、動力分割機構は、第1モータジェネレータに連結されたサンギヤと、駆動輪が接続されたリングギヤと、エンジンで発生する動力により回転するプラネタリキャリヤとが、互いに同一の軸心を有しつつ回転可能に連結された遊星歯車機構によって構成され、第2モータジェネレータはリングギヤを回転させることにより駆動輪を駆動するように構成することが好ましい。
また、エンジンの動力を動力分割機構に伝達する入力軸を挟むように第1モータジェネレータを一対設け、その入力軸に直交する平面内で一対の第1モータジェネレータを連結する線に直交する両方向から入力軸を挟むように第2モータジェネレータを一対設けることもできる。
本発明のハイブリッド車両用駆動装置では、第1モータジェネレータと第2モータジェネレータの双方をエンジンと動力分割機構の間に設けるので、それらを車両の幅方向又は高さ方向に重ねることにより、それらが車両の長さ方向に連なる従来のものに比較して、車両の前後方向における長さを短くすることができる。
この場合、駆動輪が接続されたリングギヤを有する遊星歯車機構によって動力分割機構を構成して、第2モータジェネレータによりそのリングギヤを回転させることにより駆動輪を駆動することが可能になる。
そして、エンジンの動力を動力分割機構に伝達する入力軸を挟むように第1モータジェネレータを一対設け、その入力軸に直交する平面内で一対の第1モータジェネレータを連結する線に直交する両方向から入力軸を挟むように第2モータジェネレータを一対設けるようにすれば、単一のジェネレータの軸方向における長さを短くすることが可能になり、車両の前後方向における長さを更に短くすることができる。
本発明実施形態のハイブリッド車両用駆動装置の構成図である。 そのモータジェネレータが一対ずつ設けられたハイブリッド車両用駆動装置を示す斜視図である。 従来のハイブリッド車両用駆動装置の構成図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明は、フロントエンジンリヤドライブ(FR)式の駆動方式を有するハイブリッド車両11に用いられるものである。このハイブリッド車両11は、エンジン12が前部に設けられ、後部に駆動輪13が設けられる。このエンジン12と駆動輪13との間には、本発明の駆動装置14、プロペラシャフト15、ディファレンシャル16、一対のアクスルシャフト17等が設けられる。プロペラシャフト15は、駆動装置14の出力をディファレンシャル16に伝える軸である。ディファレンシャル16は、プロペラシャフト15からの動力を両アクスルシャフト17に分けて伝える作動装置である。各アクスルシャフト17は、ディファレンシャル16によって分けられた動力を駆動輪13に伝える軸である。
本発明のハイブリッド車両用駆動装置14は、電動機あるいは発電機として機能する第1モータジェネレータ18と、エンジン12で発生する動力を第1モータジェネレータ18及び駆動輪13に分割する動力分割機構21と、その動力分割機構21で駆動輪13に分割された動力とは別に、駆動輪13を駆動するための動力を発生する第2モータジェネレータ19とを備える。
第1モータジェネレータ18及び第2モータジェネレータ19は、電動機あるいは発電機として機能し、かつそれらの機能が状況に応じて切替え可能な電動機、例えば交流同期電動機によって構成される。ただし、車両の通常の走行時には、第1モータジェネレータ18はエンジン12の動力により発電を行う発電機としての役割を主に担う。また、第2モータジェネレータ19はエンジン12の補助動力を発生する電動機としての役割を主に担う。別の表現をすると、第2モータジェネレータ19は電動機として機能する場合、エンジン12の補助動力源としてエンジン12の動力を必要に応じてアシスト(補助)し、駆動力を高める。なお、第1モータジェネレータ18,第2モータジェネレータ19は発電機と電動機の機能を併せ持つものでなく、いずれか一方の機能を有するだけにしても良い。
第1モータジェネレータ18は第1ステータ(固定子)32及び第1ロータ(回転子)33を備える。第1ステータ32は、この駆動装置14を収容する図示しないケースに固定されて、第1ロータ33は、第1ステータ32に回転可能に挿通される。そして、この第1モータジェネレータ18では、第1ステータ32の図示しないステータコイルへの通電により第1ロータ33が回転するように構成される。また、第2モータジェネレータ19にあっても、第2ステータ(固定子)39及び第2ロータ(回転子)41を備える。第2ステータ39は、この駆動装置14を収容する図示しないケースに固定されて、第2ロータ41は、第2ステータ39に回転可能に挿通される。そして、この第2モータジェネレータ19にあっても、第2ステータ39の図示しないステータコイルへの通電により第2ロータ41が回転するように構成される。
動力分割機構21は、エンジン12の動力を、駆動輪13を直接駆動するための車両駆動力と、第1モータジェネレータ18を作動させて発電を行わせるための発電駆動力とに適切に分割するための機構である。動力分割機構21は、互いに同一の軸心を有するサンギヤ22、リングギヤ23及びプラネタリキャリヤ24が回転可能に連結された遊星歯車機構によって構成される。
そして、本発明の特徴ある構成は、第1モータジェネレータ18と第2モータジェネレータ19の双方が、エンジン12と動力分割機構21の間に並列に設けられたところにある。この実施の形態では、図2に示すように、エンジン12の動力を動力分割機構21に伝達する入力軸27を挟むように第1モータジェネレータ18が一対設けられ、その入力軸27に直交する平面内で一対の第1モータジェネレータ18を連結する線に直交する両方向からその入力軸27を挟むように第2モータジェネレータ19が一対設けられる場合を示す。即ち、第1モータジェネレータ18と第2モータジェネレータ19は、入力軸27を中心とする周方向に略90度毎に交互に設けられ、車両11の前後方向において全てが同一位置になるように配置される。ただし、図1では、便宜上第1モータジェネレータ18と第2モータジェネレータ19をそれぞれ1つずつ描くものとする。
本発明の特徴ある構成を具体的に説明すると、図1及び図2に示すように、サンギヤ22には入力軸27が相対回転可能に挿通される。入力軸27は、トランスアクスルダンパ28を介して、エンジン12の出力軸であるクランク軸29に連結される。サンギヤ22には入力軸27上においてそのサンギヤ22と一体に回転する補助ギヤ26が連結される。この補助ギヤ26はサンギヤ22より大径に形成され、その補助ギヤ26には、第1モータジェネレータ18の第1ロータ33における回転軸34に設けられた第1ピニオンギヤ35が歯合するように構成される。これにより、このサンギヤ22は第1モータジェネレータ18に連結される。
リングギヤ23には、入力軸27と同軸の出力軸49が連結されて回転可能に支持される。この出力軸49は、前述したプロペラシャフト15、ディファレンシャル16、アクスルシャフト17等を介して駆動輪13に連結される。これにより、このリングギヤ23は、これらを介して駆動輪13に接続される。
また、プラネタリキャリヤ24は、入力軸27に一体的に回転可能に取付けられ、これにより、このプラネタリキャリヤ24は、エンジン12で発生する動力により回転するように構成される。そして、プラネタリキャリヤ24にはピニオンギヤ25が回転可能に軸支される。ピニオンギヤ25はサンギヤ22及びリングギヤ23間に位置し、両ギヤ22,23間に回転可能に噛み合わされる。
このため、このような構成の動力分割機構21では、エンジン12で発生して入力軸27に伝達された動力が、プラネタリキャリヤ24、ピニオンギヤ25、サンギヤ22、補助ギヤ26及び第1ピニオンギヤ35を介して第1モータジェネレータ18の第1ロータ33に伝達される。また、入力軸27に伝達されたエンジン12の動力は、プラネタリキャリヤ24及びピニオンギヤ25を介してリングギヤ23(出力軸49)にも伝達される。
一方、内周にピニオンギヤ25に歯合する内歯23aが形成されたリングギヤ23の外面には外歯23bが一体的に形成され、その外歯23bに噛合する第2ピニオンギヤ43が、第2モータジェネレータ19の第2ロータ41における回転軸42に設けられる。この外歯23b及び第2ピニオンギヤ43により、このリングギヤ23は第2モータジェネレータ19に連結される。そして、第2モータジェネレータ19の第2ロータ41の回転が回転軸42、第2ピニオンギヤ43及びリングギヤ23を介して出力軸49に伝達される。ここで、第2ピニオンギヤ43はリングギヤ23より小径に形成され、このような第2ピニオンギヤ43を用いることにより、第2ロータ41の回転は減速されてリングギヤ23に伝達され、この減速によりトルクの増した回転が出力軸49に加わり、エンジン12の駆動力が補助される。
なお、前述した第1モータジェネレータ18及び第2モータジェネレータ19はともにインバータ61を介して高電圧バッテリ62に接続される。インバータ61は、高電圧バッテリ62の高電圧直流電流と、第1モータジェネレータ18,第2モータジェネレータ19の交流電流とを変換しながら電流を制御する装置である。
次に、このように構成されたハイブリッド車両用駆動装置の動作を、ハイブリッド車両の走行状況に応じて説明する。
発進時、低速走行時等、駆動輪13の回転が低速かつ高負荷となってエンジン効率が低くなる領域では、エンジン12の作動が停止され、高電圧バッテリ62から第2モータジェネレータ19に電力が供給される。第2モータジェネレータ19の第2ロータ41が回転し、その第2ロータ41の回転が回転軸42、第2ピニオンギヤ43及びリングギヤ23を介して出力軸49に伝達される。出力軸49の回転はプロペラシャフト15等を通じて駆動輪13に伝達される。このように第2モータジェネレータ19の動力のみによって駆動輪13が駆動される。このとき第1モータジェネレータ18では第1ロータ33が空転する。
通常走行時には、エンジン12が作動され、その動力が動力分割機構21によって2つの経路に分割された後、駆動輪13に伝達される。1つの経路は、入力軸27に入力された動力をピニオンギヤ25及びリングギヤ23に伝達する経路である。この経路に分割された動力は、出力軸49に直接伝達される。
もう1つの経路は、発電機を駆動して発電する経路である。詳しくは、入力軸27に入力された動力を、ピニオンギヤ25、サンギヤ22、補助ギヤ26及び第1ピニオンギヤ35を介して第1モータジェネレータ18の第1ロータ33に伝達する経路である。この動力伝達によって第1モータジェネレータ18では第1ロータ33が回転して発電が行われる。発電された電力は第2モータジェネレータ19に供給され、この第2モータジェネレータ19がエンジン12の補助動力源として使用される。すなわち、第2モータジェネレータ19の第2ロータ41が回転し、その第2ロータ41の回転が回転軸42、第2ピニオンギヤ43及びリングギヤ23を介して出力軸49に伝達される。そして、両経路を通じて伝達されて、最終的に出力軸49から出力される動力によって駆動輪13が駆動されることとなる。特に、登坂状態等の高負荷時には、前述した通常走行時に加え、第2モータジェネレータ19に対し高電圧バッテリ62からも電力が供給される。このため、第2モータジェネレータ19による補助動力がさらに増大する。
減速時や制動時には、駆動輪13の回転によって第2モータジェネレータ19が駆動される。第2モータジェネレータ19が発電機として機能し、回生発電が行われ、車両減速時の運動エネルギが電気エネルギに変換されて高電圧バッテリ62に回収(蓄電)される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
即ち、本発明のハイブリッド車両用駆動装置14では、第1モータジェネレータ18と第2モータジェネレータ19の双方をエンジン12と動力分割機構21の間に設けるので、それら第1モータジェネレータ18及び第2モータジェネレータ19を車両11の幅方向又は高さ方向に重ねることにより、それらが車両の長さ方向に連なる図3に示す従来のものに比較して、車両11の前後方向における長さBを短くすることができる。
この場合、第1モータジェネレータ18と第2モータジェネレータ19の回転軸34,42は、エンジン12に連結された入力軸27からずれることになるけれども、リングギヤ23に駆動輪13が接続された遊星歯車機構によって動力分割機構21を構成し、そのリングギヤ23に第2ピニオンギヤ43を介して第2モータジェネレータ19を連結することにより、第2モータジェネレータ19によりそのリングギヤ23を回転させて、駆動輪13を駆動することが可能になる。また、そのサンギヤ22に補助ギヤ26を設けて、この補助ギヤ26に第1ピニオンギヤ35を介して第1モータジェネレータ18を連結することにより、エンジン12の動力により第1モータジェネレータ18を作動させることが可能になる。ここで、一般的なモータジェネレータは、トルクが小さく高回転であるものの方が小型化される。このため、第1及び第2ピニオンギヤ35,43を小径なものとすることにより、第1モータジェネレータ18及び第2モータジェネレータ19の回転数は高められ、第1モータジェネレータ18及び第2モータジェネレータ19の更なる小型化を図ることができる。
そして、エンジン12の動力を動力分割機構21に伝達する入力軸27を挟むように第1モータジェネレータ18を一対設け、その入力軸27に直交する平面内で一対の第1モータジェネレータ18を連結する線に直交する両方向から入力軸27を挟むように第2モータジェネレータ19を一対設けるようにすれば、同一の能力を一対のものに分割することになるので、単一のモータジェネレータ18及び19の軸方向における長さをそれぞれ短くすることが可能になり、結果として、駆動装置14の車両11の前後方向における長さを更に短くすることができる。
また、第1モータジェネレータ18と第2モータジェネレータ19を並列に設けると、それに直交する方向に無駄なスペースができやすいけれども、図2に示すように、第1モータジェネレータ18と第2モータジェネレータ19をそれぞれ一対ずつ設けることにより無駄なスペースが生じることは防止される。よって、スペースの有効利用を図ることができる。
なお、上述した実施の形態では、第1モータジェネレータ18及び第2モータジェネレータ19は電動機或いは発電機として機能するものとして、交流同期電動機を用いて説明したけれども、この第1モータジェネレータ18及び第2モータジェネレータ19は、交流同期電動機に限られずに、VR型(可変リラクタンス型)同期電動機、バーニアモータ、直流電動機、誘導電動機、超電動モータ、ステップモータ等を用いることができる。
11 ハイブリッド車両
12 エンジン
13 駆動輪
14 駆動装置
18 第1モータジェネレータ
19 第2モータジェネレータ
21 動力分割機構
22 サンギヤ
23 リングギヤ
24 プラネタリキャリヤ
27 入力軸

Claims (3)

  1. 電動機あるいは発電機として機能する第1モータジェネレータ(18)と、エンジン(12)で発生する動力を前記第1モータジェネレータ(18)及び駆動輪(13)に分割する動力分割機構(21)と、前記駆動輪(13)を駆動するための動力を発生する第2モータジェネレータ(19)とを備えたハイブリッド車両用駆動装置において、
    前記第1モータジェネレータ(18)と前記第2モータジェネレータ(19)の双方が前記エンジン(12)と前記動力分割機構(21)の間に並列に設けられたことを特徴とするハイブリッド車両用駆動装置。
  2. 動力分割機構(21)は、第1モータジェネレータ(18)に連結されたサンギヤ(22)と、駆動輪(13)が接続されたリングギヤ(23)と、エンジン(12)で発生する動力により回転するプラネタリキャリヤ(24)とが、互いに同一の軸心を有しつつ回転可能に連結された遊星歯車機構によって構成され、
    第2モータジェネレータ(19)は前記リングギヤ(23)を回転させることにより前記駆動輪(13)を駆動するように構成された
    請求項1記載のハイブリッド車両用駆動装置。
  3. エンジン(12)の動力を動力分割機構(21)に伝達する入力軸(27)を挟むように第1モータジェネレータ(18)が一対設けられ、
    前記入力軸(27)に直交する平面内で前記一対の第1モータジェネレータ(18)を連結する線に直交する両方向から前記入力軸(27)を挟むように第2モータジェネレータ(19)が一対設けられた
    請求項1又は2記載のハイブリッド車両用駆動装置。
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