JP2019157889A - ラジアルフォイル軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置に大きな外力が作用したとき、シャフトの変位を抑制する。【解決手段】ラジアルフォイル軸受3は、シャフトが挿通される挿通孔12aを有する軸受ハウジング12と、挿通孔12aの内周面に配置されるバックフォイル11と、バックフォイル11に支持されるトップフォイル9と、挿通孔12aの内周面から挿通孔12aの径方向内側に向かって突出し、トップフォイル9を支持可能な突出部40と、を備える。【選択図】図9

Description

本開示は、ラジアルフォイル軸受に関するものである。
従来、高速回転体用の軸受として、回転軸に外挿されて用いられるラジアルフォイル軸受が知られている。このようなラジアルフォイル軸受としては、軸受面を形成する薄板状のトップフォイルと、このトップフォイルを弾性的に支持するバックフォイルと、これらトップフォイル及びバックフォイルを収容する円筒状の軸受ハウジングと、を備えた構成がよく知られている。ラジアルフォイル軸受のバックフォイルとしては、薄板を波板状に成形したバンプフォイルが主として用いられている(例えば下記特許文献1参照)。
特開2013−100885号公報
このようなラジアルフォイル軸受は、軸受ハウジング内が柔らかいフォイルで構成されているため、外力に対するシャフトの変位が大きい。したがって、ラジアルフォイル軸受を搭載した装置が強い外乱に晒されても、装置本体側(静止側)にシャフトが接触しないように、シャフトの変位を抑制する必要がある。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、装置に大きな外力が作用したとき、シャフトの変位を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示のラジアルフォイル軸受は、シャフトが挿通される挿通孔を有する軸受ハウジングと、前記挿通孔の内周面に配置されるバックフォイルと、前記バックフォイルに支持されるトップフォイルと、前記挿通孔の内周面から前記挿通孔の径方向内側に向かって突出し、前記トップフォイルを支持可能な突出部と、を備える。
また、本開示においては、前記バックフォイルは、前記突出部が嵌合される孔部を備えてもよい。
また、本開示においては、前記突出部は、前記挿通孔の軸方向中央位置より±5%の範囲の軸方向位置に頂壁部を備えてもよい。
また、本開示においては、前記突出部は、前記挿通孔の内周面の周方向に沿ってリング状に形成されていてもよい。
また、本開示においては、前記突出部は、前記挿通孔の内周面の周方向に沿って間隔をあけて複数形成されていてもよい。
また、本開示においては、前記バックフォイルは、前記挿通孔の軸方向において分離した、第1のバックフォイルと、第2のバックフォイルとを備え、前記第1のバックフォイルと、前記第2のバックフォイルとは、前記突出部を挟み軸方向で対向していてもよい。
また、本開示においては、前記第1のバックフォイルと、前記第2のバックフォイルとは、前記トップフォイルを支持する支持剛性が異なっていてもよい。
また、本開示においては、前記バックフォイルは、前記突出部に対し軸方向一方側に配置された第1支持部と、前記突出部に対し軸方向他方側に配置された第2支持部と、前記突出部と前記突出部との隙間に配置され、前記第1支持部と前記第2支持部との間を接続する接続部と、を備えてもよい。
本開示によれば、装置に大きな外力が作用したとき、シャフトの変位を抑制することができる。
本開示のラジアルフォイル軸受が適用されるターボ機械の一例を示す側面図である。 本開示の第1実施形態に係るラジアルフォイル軸受を示す正面図である。 本開示の第1実施形態に係るラジアルフォイル軸受に蓋体を取り付けた状態を示す正面図である。 本開示の第1実施形態に係るトップフォイルを展開した(a)平面図、(b)正面図である。 本開示の第1実施形態に係るラジアルフォイル軸受の要部の分解斜視図である。 本開示の第1実施形態に係る軸受ハウジングの(a)正面図、(b)A−A断面図である。 本開示の第1実施形態に係るラジアルフォイル軸受の要部を平坦化して模式的に示す平面図である。 本開示の第1実施形態に係るラジアルフォイル軸受の要部を平坦化して模式的に示す正面図である。 図8におけるB−B断面図である。 本開示の第2実施形態に係る軸受ハウジングの正面図である。 本開示の第2実施形態に係るラジアルフォイル軸受の要部を平坦化して模式的に示す平面図である。 本開示の第2実施形態に係るラジアルフォイル軸受の要部を平坦化して模式的に示す正面図である。 本開示の第2実施形態の一変形例に係る軸受ハウジングの正面図である。 本開示の第2実施形態の一変形例に係るラジアルフォイル軸受の要部を平坦化して模式的に示す正面図である。 本開示の第2実施形態の一変形例に係るラジアルフォイル軸受の要部を平坦化して模式的に示す正面図である。
以下、図面を参照して本開示のラジアルフォイル軸受を詳しく説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本開示のラジアルフォイル軸受が適用されるターボ機械の一例を示す側面図である。
図1中、符号1は回転軸(シャフト)、符号2は回転軸の軸方向の一方側の先端に設けられたインペラ、符号3は本開示に係るラジアルフォイル軸受である。なお、図1では省略してラジアルフォイル軸受を一つしか記載していないが、通常は回転軸1の軸方向にラジアルフォイル軸受が二つ設けられている。したがって、本開示においてもラジアルフォイル軸受3が二つ設けられている。
回転軸1には、ラジアルフォイル軸受3が外挿(挿通)されている。回転軸1のインペラ2とラジアルフォイル軸受3との間には、スラストカラー4が設けられている。このスラストカラー4の軸方向両側には、スラスト軸受5が配置(挿通)されている。インペラ2は、静止側となるハウジング6内に配置されており、ハウジング6との間にチップクリアランス7を有している。
(第1実施形態)
図2は、本開示の第1実施形態に係るラジアルフォイル軸受3を示す正面図である。図3は、本開示の第1実施形態に係るラジアルフォイル軸受3に蓋体50を取り付けた状態を示す正面図である。
ラジアルフォイル軸受3は、回転軸1に外挿されて、該回転軸1を支持する軸受である。ラジアルフォイル軸受3は、トップフォイル9と、中間フォイル10と、バックフォイル11と、軸受ハウジング12と、を備える。軸受ハウジング12は、回転軸1が挿通される挿通孔12aを有する。
なお、以下の説明においては、挿通孔12aを基準に各部材の位置関係を説明することがある。具体的に、「軸方向」とは、挿通孔12aが延びる方向(回転軸1が挿通される方向)を言う。また、「径方向」とは、挿通孔12aの径方向を言う。また、「周方向」とは、挿通孔12aの内周面に沿った周方向を言う。
軸受ハウジング12は、径方向におけるラジアルフォイル軸受3の最外部を構成する円筒状の部材である。軸受ハウジング12には、挿通孔12aが形成されている。挿通孔12aには、バックフォイル11、中間フォイル10、トップフォイル9が収容されている。具体的に、バックフォイル11は挿通孔12aの内周面に支持され、中間フォイル10はバックフォイル11に支持され、トップフォイル9は中間フォイル10に支持されている。なお、本開示の軸受ハウジング12は、挿通孔12aを備える円筒状の部材である。しかし、挿通孔12aを有すれば、軸受ハウジング12は、円筒状以外の部材(例えば角柱状の部材)であってもよい。
図4は、本開示の第1実施形態に係るトップフォイル9を展開した(a)平面図、(b)正面図である。
トップフォイル9は、図4(a)に示すように、周方向を長辺とし、軸方向を短辺とする矩形状の金属箔である。このトップフォイル9は、図2に示すように、円筒状に巻かれて、回転軸1の周面に対向して配置されている。
トップフォイル9の長辺方向における一方の短辺には、図4(a)に示すように、長辺方向の一方側に突出する一つの凸部21aと、凸部21aの短辺方向両側に形成された二つの凹部22aとを有してなる第1の凹凸部23aが形成されている。すなわち、トップフォイル9の長辺方向における一方の短辺は、長辺方向の一方側に突出する一つの凸部21aと、凸部21aの短辺方向両側に延接する段差とを備える。
また、トップフォイル9の当該一方の短辺と反対の他方の短辺(長辺方向における他方側に位置する短辺)には、短辺方向において離隔する二つの凸部21bと、当該二つの凸部21bの間に位置する一つの凹部22bと、を有してなる第2の凹凸部23bが形成されている。あるいは、トップフォイル9の長辺方向の他方側に位置する短辺には、長辺方向の一方側に窪む凹部22bと、凹部22bの短辺方向両側に位置する段差とを備える。
第2の凹凸部23bの凹部22bは、第1の凹凸部23aの凸部21aに対応して形成されている。また、第1の凹凸部23aの凹部22aは、第2の凹凸部23bの凸部21bに対応して形成されている。つまり、凹部22bの短辺方向の間隔の最少が、凸部21aの短辺方向の幅の最大より大きい。本開示の凹部22bの長辺方向の間隔と、凸部21aの長辺方向の間隔は、長辺方向において一定である。
第2の凹凸部23bの凹部22bは、第1の凹凸部23aと第2の凹凸部23bとが重なるようにトップフォイル9を円筒状に巻いた際、凹部22b内を凸部21aが通り抜けるように形成されている。同様に、第1の凹凸部23aの凹部22aは、トップフォイル9を円筒状に巻いた際、該凹部22a内を凸部21bがそれぞれ通り抜けるように形成されている。
凹部22b、22aを通り抜けた凸部21a、21bは、図2に示すように、それぞれ軸受ハウジング12側に引き出される。すなわち、挿通孔12aの内周側に配されたトップフォイル9を軸方向から見ると、凸部21aと凸部21bが交差している。また、トップフォイル9の凸部21aは、軸方向において、2つの凸部21bの間に位置する。軸受ハウジング12には、挿通孔12aの内周面に、凸部21a、21bを収容する溝13が形成されている。溝13は、軸受ハウジング12の軸方向の一方の端面12bから他方の端面12bまで形成されている。
トップフォイル9は、図4(b)に示すように、第1の凹凸部23aを形成した側(一方の短辺側)と第2の凹凸部23bを形成した側(他方の短辺側)とに、これらの間の中央部に比べて薄厚(薄肉)な薄肉部24が形成されている。これら薄肉部24は、図2に示すように、その外周面(軸受ハウジング12側の面)が中央部の外周面より凹み、薄肉となっている。薄肉部24の周方向の長さLは、図2に示すように、溝13と、バックフォイル11の端部の山部11cの一つ分までに対応する長さとされている。本開示においては、軸受ハウジング12に配されたトップフォイル9は、外周面側に段差を備え、当該段差を介し薄肉となる。また、薄肉部24は、トップフォイル9の周方向の両端から最も近い山部11cを越える周方向位置まで延在している。
図2に示すように、軸受ハウジング12の軸方向の両端面12bには、挿通孔12aの内周縁から径方向外側に向かって延伸する一対の係合溝25が形成されている。つまり、軸受ハウジング12の軸方向における端面12bは、軸受ハウジング12の内周まで延在する凹部を備える。本開示の係合溝25は、軸受ハウジング12の端面12bを、周方向にほぼ3分割する位置に、それぞれ形成されている。そして、これら係合溝25には、後述する係合部材30(係合ピン)が係合している。なお、本開示では、3つの係合溝25のうちの2つの係合溝25の間に、溝13が配置されている。また、係合溝25の一つは、径方向において溝13と対向している。
バックフォイル11は、軸受ハウジング12の挿通孔12aの内周面に配置されている。バックフォイル11は、中間フォイル10及びトップフォイル9を弾性的に支持するフォイル(薄板)である。このようなバックフォイル11としては、例えばバンプフォイルや、特開2006−57652号公報や特開2004−270904号公報などに記載されているスプリングフォイル、特開2009−299748号公報などに記載されているバックフォイルなどが用いられる。本開示では、バックフォイル11としてバンプフォイルを用いている。
本開示のバックフォイル11は、挿通孔12aの内周面に沿って配置された3つのバックフォイル片11aによって構成されている。なお、バックフォイル片11aのそれぞれは、後述のように軸方向に分離しているため、厳密には6つのバックフォイル片11aによってバックフォイル11が構成されている。バックフォイル片11aは、フォイル(薄板)が周方向に波板状になっている。周方向に連なる3つのバックフォイル片11aは、軸方向から見たとき、全体として略円筒状になるよう湾曲している。つまり、バックフォイル片11aは、挿通孔12aの内周面に支持される。本開示では、周方向に連なる3つのバックフォイル片11aが全て同じ形状・寸法に形成されている。したがって、これらバックフォイル片11aは、挿通孔12aの内周面を周方向において略3分割して配置されている。
バックフォイル片11aは、径方向内側に突出する山部11cと、山部11cから見て径方向外側に突出する谷部11bと、が周方向において交互に形成されている。谷部11bの軸受ハウジング12と対向する平坦部は、挿通孔12aの内周面に当接可能である。また、山部11cは、中間フォイル10(中間フォイル片10a)に当接可能である。このように、バックフォイル片11aは、山部11cにより、中間フォイル片10aを介してトップフォイル9を弾性的に支持している。なお、バックフォイル片11aの周方向両端は、いずれも谷部11bとなっている。
中間フォイル10は、トップフォイル9とバックフォイル11との間に配置されている。中間フォイル10は、本開示では、挿通孔12aの内周面に沿って配置された3つの中間フォイル片10aによって構成されている。なお、中間フォイル片10aのそれぞれもは、後述のように軸方向に分離しているため、厳密には6つの中間フォイル片10aによって中間フォイル10が構成されている。周方向に連なる3つの中間フォイル片10aは、展開形状が略矩形状であり、軸方向から見たとき、図2に示すように、全体として略円筒状になるよう湾曲している。本開示では、周方向に連なる3つの中間フォイル片10aが全て同じ形状・寸法に形成されている。したがって、これら中間フォイル片10aは、挿通孔12aの内周面を周方向において略3分割して配置されている。
中間フォイル片10aの厚みは、バックフォイル片11aよりも薄い。中間フォイル10の剛性は、バックフォイル11の剛性の半分以下である。中間フォイル片10aの外形は、バックフォイル片11aの外形と略等しい大きさを有する。この中間フォイル片10aは、バックフォイル11の山部11cの頂部に接する平面部10bと、平面部10bによりも径方向外側に窪む(突出する)溝部10cと、を有する。すなわち、この溝部10cは、トップフォイル9から離隔している。溝部10cは、少なくとも中間フォイル片10aの周方向両端の間の周方向位置(本開示では周方向における中間フォイル片10aの中央位置)に形成されている。中間フォイル片10aの溝部10cの両側の部位は、溝部10cが対向するバックフォイル片11aの谷部11bの両側の山部11cに当接可能となっている。
図5は、本開示の第1実施形態に係るラジアルフォイル軸受3の要部の分解斜視図である。図6は、本開示の第1実施形態に係る軸受ハウジング12の(a)正面図、(b)A−A断面図である。図7は、本開示の第1実施形態に係るラジアルフォイル軸受3の要部を平坦化して模式的に示す平面図である。図8は、本開示の第1実施形態に係るラジアルフォイル軸受3の要部を平坦化して模式的に示す正面図である。図9は、図8におけるB−B断面図である。
バックフォイル片11aは、図5に示すように、軸方向の端縁に切欠26を備える。切欠26は、バックフォイル片11aの谷部11bに形成されている。
切欠26は、バックフォイル片11aの周方向両端の間の周方向位置(本開示では周方向におけるバックフォイル片11aの中央位置)に形成されている。また、切欠26は、バックフォイル片11aに形成された2つの山部11cの間の周方向位置に形成されている。すなわち、バックフォイル片11aには、軸方向の端縁の当該周方向位置において、軸方向に凹みが存在する。この切欠26は、軸受ハウジング12の係合溝25に対応する位置、すなわち係合溝25と径方向で重なる(連なる)位置に配置されている。また、切欠26の幅は、係合溝25の幅より小さく形成されている。つまり、切欠26の周方向両端は、係合溝25の周方向両端の間の周方向位置に位置する。
また、中間フォイル片10aは、軸方向の端縁に切欠27を備える。切欠27は、中間フォイル片10aの溝部10cに形成されている。本開示の溝部10cは、平面部10bよりも径方向外側に位置し周方向に沿って平坦な底部と、当該底部の周方向両端に位置し平面部10bに向かって径方向内側に延伸するテーパ部と、を有する。切欠27は、中間フォイル片10aの周方向両端の間の周方向位置(本開示では周方向における中間フォイル片10aの中央位置)に形成されている。すなわち、中間フォイル片10aには、軸方向の両端縁の当該周方向位置において、軸方向の凹みが存在する。
切欠27は、軸受ハウジング12の係合溝25及びバックフォイル片11aの切欠26に対応する位置、すなわち係合溝25及び切欠26と径方向に重なる(連なる)位置に形成されている。切欠27の幅は、係合溝25の幅よりも小さく、切欠26の幅と同じに形成されている。これら係合溝25と切欠26と切欠27には、係合部材30が係合している。係合部材30は、軸受ハウジング12の係合溝25に係合する係合部31と、切欠26及び切欠27を挿通(あるいは嵌挿)する挿通部32と、中間フォイル10(バックフォイル11)の内周側に対向する返し部33と、を備える。
係合部31は、図8に示すように、係合溝25の周方向両端の内面25aにそれぞれ当接している。係合溝25の内面25aは、周方向において間隔をあけて対向し、且つ径方向に平行に延伸している。係合部31は、係合溝25の内面25aのそれぞれに、径方向において所定幅で接触する矩形枠状に形成されている。また、係合部31の周方向の一方側で内面25aと対向する部分と、係合部31の周方向の他方側で内面25aと対向する部分との間には、周方向に空隙となる領域が存在する。また、係合部31は、内面25aからR(湾曲形状)をつける等して滑らかに離隔している。
挿通部32は、矩形枠状の係合部31の上部から径方向内側に向かって平行に延伸している。挿通部32は、係合部31から2つ形成されており、互いに離隔している。また、挿通部32と係合部31は、R(湾曲形状)をつける等して滑らかにつながっている。また、挿通部32は、軸方向において中間フォイル片10a及びバックフォイル片11aと当接する。返し部33は、径方向内側に向かって平行に延伸した挿通部32の先端部から、周方向において互いに相反する方向に曲げられて形成されている。つまり、係合部材30は、周方向において相反する方向に延伸する一対の返し部33を備える。一対の返し部33は、中間フォイル10の溝部10cに収容され、溝部10cの開口位置(上端)よりも径方向外側に位置している。
本開示の係合部材30は、中間フォイル10(バックフォイル11)の内周側(周方向内側の面)において、切欠27(切欠26)の形成範囲Wよりも広い範囲に亘って延伸している。具体的には、一対の返し部33の相反する方向に延伸する両端部間の幅をW1とすると、W1>Wの関係を有する。なお、挿通部32の幅をW2とすると、W1>W>W2の関係を有する。また、係合部31の幅をW3とすると、W3>W1>W>W2の関係を有する。また、W1は、バックフォイル11の谷部11bの平坦部より広い範囲に亘って延伸している。
係合部材30は、蓄勢状態で係合溝25の内面25aに当接している。本開示の係合部材30は、一枚の板バネ(弾性部材)を略C形(瓶形)に折り曲げて形成されている。係合部材30の係合部31は、周方向において僅かに縮められた状態で、係合溝25に係合している。これによって、係合部31には、周方向に開こうとするスプリングバックが作用している。これにより、係合部31と係合溝25の内面25aとの間に摩擦力が発現し、係合部材30が軸受ハウジング12に保持されている。
図3に戻り、軸受ハウジング12の軸方向の両端面12bには、蓋体50が取り付けられている。蓋体50は、係合部材30を収容している係合溝25を覆っている。本開示の蓋体50は、軸受ハウジング12の周方向に沿う円環板状に形成されている。蓋体50の内周縁の径は、軸受ハウジング12の内周縁の径よりも大きく、蓋体50の外周縁の径は、軸受ハウジング12の外周縁の径よりも小さい。
蓋体50は、係合溝25の近傍に形成されたネジ孔52(図2参照)にネジ51によってネジ止めされている。本開示の蓋体50は、軸受ハウジング12の端面12bを、その周方向にほぼ3分割する位置に、それぞれネジ止めされている。上記構成によれば、軸受ハウジング12の端面12bに、係合部材30を収容している係合溝25を覆う蓋体50が取り付けられているため、係合部材30が軸受ハウジング12から軸方向に外れるのを抑制することができる。
軸受ハウジング12には、図6(a)に示すように、挿通孔12aの内周面から径方向内側(内径側)に向かって突出する突出部40が設けられている。本開示の突出部40は、軸受ハウジング12と一体で形成されている。なお、突出部40は、別部材として軸受ハウジング12に取り付けられる構成であってもよい。突出部40は、挿通孔12aの内周面の周方向に沿ってリング状に形成されている。より詳しくは、突出部40は、溝13を除く挿通孔12aの内周面、略全周に亘ってC字状に形成されている。
突出部40は、図6(b)に示すように、挿通孔12aの内周面よりも径方向内側に位置し(縮径し)周方向に沿って平坦な頂壁部40aと、当該頂壁部40aの軸方向両端に位置し挿通孔12aの内周面に向かって径方向外側に垂直に延伸する一対の側壁部40bと、を有する。突出部40は、挿通孔12aの軸方向中央位置P1より±5%の範囲の軸方向位置に頂壁部40aを備えている。すなわち、挿通孔12a(軸受ハウジング12)の軸方向における全幅をD1とし、頂壁部40aの全幅をD2としたとき、D2はD1の10%の範囲内で形成することが好ましい。なお、D2をD1の10%の範囲内で形成しなければ、効果が生じないというわけではない。
図7に示すように、本開示のバックフォイル11は、挿通孔12aの軸方向において分離している。突出部40に対し軸方向一方側(図7において紙面上側)に配置されたバックフォイル11(以下、第1のバックフォイル11)には、軸方向一方側の端縁に切欠26が形成され、係合部材30と係合している。この第1のバックフォイル11の軸方向他方側の端縁には、切欠26が形成されておらず、当該軸方向他方側の端縁は、突出部40の側壁部40bに対し軸方向で接する若しくはわずかな隙間をあけて配置されている。
また、突出部40に対し軸方向他方側(図7において紙面下側)に配置されたバックフォイル11(以下、第2のバックフォイル11)にも、不図示であるが軸方向他方側の端縁に切欠26が形成され、係合部材30と係合している。この第2のバックフォイル11の軸方向一方側の端縁には、切欠26が形成されておらず、当該軸方向一方側の端縁は、突出部40の側壁部40bに対し軸方向で接する若しくはわずかな隙間をあけて配置されている。
つまり、バックフォイル11は、突出部40を挟み、軸方向に交差する方向に延伸した4つの端縁(第1のバックフォイル11の2つの端縁と、第2のバックフォイル11の2つの端縁)を備える。あるいは、軸方向に見た場合に、バックフォイル11は、4つの端縁を備えるとも言える。また、バックフォイル11の軸方向両側の端縁には切欠26が形成され、係合部材30と係合しているとも言える。他方、このバックフォイル11の突出部40に対向する端縁 、つまり、軸方向の内側に位置する2つの端縁には、切欠26が形成されておらず、当該2つの端縁は、突出部40の側壁部40bに対し軸方向で接する若しくはわずかな隙間をあけて配置されているとも言える。
また、本開示の中間フォイル10も、突出部40に対し、挿通孔12aの軸方向において分離している。突出部40に対し軸方向他方側(図7において紙面下側)に配置された中間フォイル10(以下、第1の中間フォイル10)には、軸方向他方側の端縁に切欠27が形成され、係合部材30と係合している。この第1の中間フォイル10の軸方向一方側の端縁には、切欠27が形成されておらず、当該軸方向一方側の端縁は、突出部40の側壁部40bに対し軸方向で接する若しくはわずかな隙間をあけて配置されている。
また、突出部40に対し軸方向一方側(図7において紙面上側)に配置された中間フォイル10(以下、第2の中間フォイル10)には、不図示であるが軸方向一方側の端縁に切欠27が形成され、係合部材30と係合している。この第2の中間フォイル10の軸方向他方側の端縁には、切欠27が形成されておらず、当該軸方向他方側の端縁は、突出部40の側壁部40bに対し軸方向で接する若しくはわずかな隙間をあけて配置されている。
つまり、中間フォイル10は、突出部40を挟み、軸方向に交差する方向に延伸した4つの端縁(第1の中間フォイル10の2つの端縁と、第2の中間フォイル10の2つの端縁)を備える。あるいは、軸方向に見た場合に、中間フォイル10は、4つの端縁を備えるとも言える。また、中間フォイル10の軸方向両側の端縁には切欠26が形成され、係合部材30と係合しているとも言える。他方、この中間フォイル10の突出部40に対向する端縁 、つまり、軸方向の内側に位置する2つの端縁には、切欠26が形成されておらず、当該2つの端縁は、突出部40の側壁部40bに対し軸方向で接する若しくはわずかな隙間をあけて配置されているとも言える。
トップフォイル9は、図9に示すように、挿通孔12aの軸方向において分離したバックフォイル11及び中間フォイル10のそれぞれに支持されている。分離した第1,第2のバックフォイル11の間及び第1,第2の中間フォイル10の間には、隙間が形成され、その隙間に突出部40が配置されている。つまり、バックフォイル11及び中間フォイル10の突出部40を挟んだ両側の部位が、それぞれトップフォイル9を支持していると言える。つまり、頂壁部40aは、径方向においてトップフォイル9と対面している。トップフォイル9は、挿通孔12aの径方向(図9において紙面上下方向)において突出部40と重なって配置される。突出部40の頂壁部40aは、挿通孔12aの径方向においてトップフォイル9の外周面(背面)と隙間をあけて対向している。
突出部40は、図8に示すように、挿通孔12aの内周面から、バックフォイル11の山部11cの頂部11c1より径方向外側(外径側)の径方向位置まで延伸している。すなわち、突出部40は、山部11cの頂部11c1よりも径方向内側(内径側)には突出していない。このため、負荷の作用していない場合、突出部40の頂壁部40aは、トップフォイル9の外周面に対して離隔している。突出部40は、例えば、山部11cの全高の75%以下の高さを有することが好ましい。
なお、突出部40は、バックフォイル11の谷部11bに対しては、径方向内側(内径側)の径方向位置まで延伸している。これにより、図7に示すように、突出部40に対向するバックフォイル11の端縁の一部が、側壁部40bに対向可能となり、バックフォイル11の軸方向における位置決めがなされる。また、突出部40は、中間フォイル10の溝部10cより径方向内側(内径側)の径方向位置まで延伸していることが好ましい。これにより、突出部40に対向する中間フォイル10の端縁の一部が、側壁部40bに対向可能となり、中間フォイル10の軸方向における位置決めがなされる。
なお、本開示の中間フォイル10は、図8に示すように、周方向中央位置の溝部10cの周方向両側に、第2の溝部10c1を備える。第2の溝部10c1は、溝部10cと同様に径方向外側に窪んでおり、トップフォイル9から離隔している。第2の溝部10c1は、バックフォイル11の山部11cと接触し、後述する摩擦によるエネルギー散逸を引き起こし易くする。また、第2の溝部10c1は、突出部40の側壁部40bに軸方向において対向し、中間フォイル10の軸方向における位置決めに寄与する。すなわち、第2の溝部10c1は、頂壁部40aより径方向外側まで延伸している。
次に、このような構成からなるラジアルフォイル軸受3の作用について説明する。
回転軸1が停止した状態では、トップフォイル9はバックフォイル11(3つのバックフォイル片11a)によって中間ファイル10(3つの中間フォイル片10a)を介して回転軸1側に付勢されることで回転軸1に密着している。なお、本開示では、トップフォイル9の両端部が薄肉部24となっているので、これら薄肉部24では回転軸1を締め付ける力(局所的なプリロード)が、薄肉部24がない場合と比べ緩和される。
そして、回転軸1を図2中の矢印P方向に始動させると、最初は低速で回転を始め、その後徐々に加速して高速で回転する。すると、図2中矢印Qで示すように、トップフォイル9、中間フォイル10、バックフォイル11のそれぞれの一端側から周囲流体が引き入れられ、トップフォイル9と回転軸1との間に流入する。これにより、トップフォイル9と回転軸1との間に流体潤滑膜が形成される。
この流体潤滑膜の膜圧は、トップフォイル9に作用し、該トップフォイル9に接する中間フォイル10を介してバックフォイル片11aの個々の山部11cを押圧する。すると、バックフォイル片11aは中間フォイル10に押圧されることにより、その山部11cが押し広げられ、これによってバックフォイル片11aは軸受ハウジング12上をその周方向に動こうとする。すなわち、バックフォイル片11a(バックフォイル11)は、中間フォイル10を介してトップフォイル9を弾性的に支持するため、トップフォイル9から荷重を受けた際にはその周方向に変形することで、トップフォイル9や中間フォイル10の撓みを許容し、これを支持する。
ここで、図8に示すように、バックフォイル片11aには、軸方向の端縁に形成された切欠26に、係合部材30が挿通されている。係合部材30は、軸受ハウジング12の係合溝25に係合しており、この係合部材30が切欠26に挿通されることで、周方向におけるバックフォイル片11aの回転が抑制される。したがって、バックフォイル片11aの個々の山部11cは、係合部材30が係合している切欠26を挟み周方向に変形する(動く)。
係合部材30の挿通部32は、バックフォイル片11aと当接しており、軸方向におけるバックフォイル片11aの移動も抑制している。さらに、係合部材30は、切欠26を通ったバックフォイル11の内周側において、挿通孔12aの周方向における切欠26の形成範囲W外まで延伸している。つまり、係合部材30には、切欠26を通ったバックフォイル11の内周側に返し部33が形成されており、これが径方向におけるバックフォイル片11aの抜け止めとなっている。よって、バックフォイル片11aの脱落が抑制される。
中間フォイル片10aにもバックフォイル片11aと同様に、切欠27が形成され、係合部材30が挿通されている。このため、中間フォイル片10aも脱落が抑制される。中間フォイル片10aは、トップフォイル9からバックフォイル片11aへ荷重を伝える際、トップフォイル9およびバックフォイル片11aと共に撓むが、このとき中間フォイル片10aとトップフォイル9やバックフォイル片11aとの間で「滑り」が生じる。すなわち、回転軸1の軸振動により流体潤滑膜に圧力変動が生じると、トップフォイル9に圧力変動が伝達し、当該「滑り」が生じる。この「滑り」が摩擦によるエネルギー散逸を引き起こし、膜圧変動を減衰させるので、回転軸1の軸振動が抑制される。
また、回転軸1の軸振動による変動荷重(負荷と除荷の繰り返し)がバックフォイル片11aに作用し、荷重が除荷側になったとき、バックフォイル片11aは、軸受ハウジング12の挿通孔12aの内周面から僅かに浮き上がる。このとき、係合部材30の返し部33が、バックフォイル片11a(中間フォイル片10a)に引っ掛かり、バックフォイル片11aと一緒に係合部材30が持ち上げられる。ここで、係合部材30は、軸受ハウジング12の係合溝25の内面25aに当接しているため、係合部材30と係合溝25の内面25aとの間で「滑り」が生じ、これが摩擦によるエネルギー散逸を引き起こし、減衰として寄与する。
このような通常運転時、回転軸1に作用する荷重は、図9に示すように、流体潤滑膜を介してトップフォイル9を押し下げ、それをバックフォイル11が支えている。強い外力により軸受荷重が大きくなると、バックフォイル11がさらに押し下げられ、トップフォイル9の外径側(背面側)が、突出部40の頂壁部40aに接し始める。この状態に達すると、軸受荷重が増えても、増えた分の荷重は、突出部40に支えられるようになり、回転軸1の径方向の変位の進行は頭打ちになる。したがって、図1に示すインペラ2とハウジング6との間のチップクリアランス7が維持され、両者の接触を回避できる。また、逆にチップクリアランス7を狭く設計してターボ機械の高効率化を図ることが可能になる。
ところで、トップフォイル9の外径側が突出部40の頂壁部30aに接していないとき(または突出部40が無いとき)、挿通孔12aの軸方向中央付近では、流体潤滑膜の圧力(図9において矢印で示す)に負けてトップフォイル9が大きく撓んでしまう。このように、挿通孔12aの軸方向中央付近でトップフォイル9が撓んでいると、流体潤滑膜が厚くなるため、流体潤滑膜の圧力は弱くなる。一方で、本開示では、回転軸1の径方向の変位が進行し、トップフォイル9の外径側が突出部40の頂壁部40aに接し始めると、トップフォイル9を支える力が強まるため、挿通孔12aの軸方向中央付近におけるトップフォイル9の撓みは減っていく。そうすると、回転軸1の径方向の変位が僅かに増えるだけでも流体潤滑膜では圧力が大きく上昇し、より大きな軸受荷重を支えられるようになる。すなわち、回転軸1の径方向の変位の進行に伴い、流体潤滑膜も強化されていく。
また、本開示の突出部40は、図6(a)に示すように、挿通孔12aの軸方向中央位置P1より±5%の範囲の軸方向位置に頂壁部40aを備えている。したがって、挿通孔12aの軸方向中央付近におけるトップフォイル9の撓みを効果的に抑制することができる。すなわち、図9に示すように、流体潤滑膜の圧力は、軸方向中央付近でピークを迎え、軸方向両端に向かい低下する。つまり、軸方向中央付近から、軸方向両端に向かうにつれ、流体潤滑膜の圧力の変化率が大きくなる。頂壁部40aによる支持は、流体潤滑膜のピークの近くが好ましい。図6(b)に示す軸方向中央位置P1より±5%の範囲では、流体潤滑膜のピーク圧力と比べて大きく変動せず、頂壁部40aによる支持がより有効に作用する。
また、本開示の突出部40は、図6(a)に示すように、挿通孔12aの内周面の周方向に沿ってリング状に形成されているため、挿通孔12aの軸方向中央付近におけるトップフォイル9の撓みを全周に亘って抑制できる。さらに、図7に示すように、バックフォイル11(中間フォイル10)は、挿通孔12aの軸方向において分離しているため、リング状に形成された突出部40と干渉することなく挿通孔12aの内周面に配置することができる。
このように、上述の本開示によれば、回転軸1が挿通される挿通孔12aを有する軸受ハウジング12と、挿通孔12aの内周面に配置され、該内周面の周方向に沿って山部11cと谷部11bを交互に備えるバックフォイル11と、バックフォイル11に支持されたトップフォイル9と、挿通孔12aの径方向においてトップフォイル9と重なって配置されると共に、挿通孔12aの内周面から、山部11cの頂部11c1より外径側の径方向位置まで延伸する突出部40と、を備える、という構成を採用することによって、ラジアルフォイル軸受3が組み込まれたターボ機械に大きな外力が作用したとき、回転軸1の径方向の変位を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図10は、本開示の第2実施形態に係る軸受ハウジング12の正面図である。図11は、本開示の第2実施形態に係るラジアルフォイル軸受3の要部を平坦化して模式的に示す平面図である。図12は、本開示の第2実施形態に係るラジアルフォイル軸受3の要部を平坦化して模式的に示す正面図である。
第2実施形態では、図10に示すように、突出部40が、挿通孔12aの内周面の周方向に沿って間隔をあけて複数形成されている点で、上記第1実施形態と異なる。
突出部40と周方向に隣接する突出部40との間には、周方向の隙間Sが形成されている。隙間Sは、挿通孔12aの内周面を周方向にほぼ3分割する位置に、それぞれ形成されている。なお、本開示では、3つの隙間Sのうちの2つの隙間Sの間に、溝13が配置されている。また、隙間Sの一つは、径方向において溝13と対向している。
バックフォイル11は、図11に示すように、複数の突出部40に対し軸方向一方側(図11において紙面上側)に配置された第1支持部11Aと、複数突出部40に対し軸方向他方側(図11において紙面下側)に配置された第2支持部11Bと、突出部40と突出部40との隙間Sに配置され、第1支持部11Aと第2支持部11Bとの間を接続する接続部11Cと、を備える。すなわち、バックフォイル11は、挿通孔12aの軸方向において分離していない。
接続部11Cは、第1支持部11Aと第2支持部11Bの周方向中央位置を接続している。第1支持部11Aと第2支持部11Bの周方向中央位置は、図12に示すように、挿通孔12aの内周面に接する第2の谷部11b1となっている。第2の谷部11b1の平坦部は、他の谷部11bの平坦部の幅よりも大きく、隙間Sの幅よりも小さくなっている。図11に示すように、接続部11Cの周方向両側には、周方向に延伸する孔部11d(切欠)が形成されている。孔部11dは、突出部40に対応する位置に形成されている。すなわち、バックフォイル11(バックフォイル片11a)には、周方向の両端縁の軸方向中央位置において、周方向の凹みが存在する。
中間フォイル10も、複数の突出部40に対し軸方向一方側(図11において紙面上側)に配置された第1支持部10Aと、複数の突出部40に対し軸方向他方側(図11において紙面下側)に配置された第2支持部10Bと、突出部40と突出部40との隙間Sに配置され、第1支持部10Aと第2支持部10Bとの間を接続する接続部10Cと、を備える。すなわち、中間フォイル10も、挿通孔12aの軸方向において分離していない。
接続部10Cは、第1支持部10Aと第2支持部10Bの周方向中央位置を接続している。第1支持部10Aと第2支持部10Bの周方向中央位置には、図12に示すように、第2の谷部11b1に接する第3の溝部10c2が形成されている。第3の溝部10c2の平坦部は、第2の谷部11b1の平坦部の幅よりも小さく、且つ、隙間Sの幅よりも小さい。図11に示すように、接続部10Cの周方向両側には、孔部10d(切欠)が形成されている。孔部10dは、突出部40に対応する位置に形成されている。すなわち、中間フォイル10(中間フォイル片10a)には、周方向の両端縁の軸方向中央位置において、周方向の凹みが存在する。
上記構成の第2実施形態によれば、突出部40と突出部40との間に隙間Sが形成されることによって、バックフォイル11(中間フォイル10)を軸方向で分離しなくてもよくなる。これにより、部品点数が削減される。また、図11に示すように、バックフォイル11(中間フォイル10)は、突出部40によって軸方向両側及び周方向両側において位置決めされるため、図7に示す係合部材30及び切欠26(切欠27)、さらには蓋体50も不要となる。したがって、部品点数が大幅に削減される。
なお、第2実施形態は、図13及び図14に示す変形例を採用し得る。
図13は、本開示の第2実施形態の一変形例に係る軸受ハウジング12の正面図である。図14は、本開示の第2実施形態の一変形例に係るラジアルフォイル軸受3の要部を平坦化して模式的に示す正面図である。
図13に示すように、挿通孔12aには、突出部40と突出部40の隙間Sに対応する位置に、溝14が形成されている。溝14は、挿通孔12aの内周面よりも径方向外側に凹む窪みであり、例えばキー溝加工により形成することができる。
図14に示すように、バックフォイル11は、溝14上の周方向中央位置に山部11cを備えている。また、中間フォイル10は、溝14上の周方向中央位置に平面部10bを備えている。なお、バックフォイル11(中間フォイル10)の平面形状は、図11に示す平面形状と略同じである。この構成によれば、リング状の突出部40をキー溝加工等により削り取って、簡単に複数の突出部40の形成できると共に、この加工により形成される溝14を跨いでバックフォイル11(中間フォイル10)を配置できる。
なお、第2実施形態は、図15に示す変形例も採用し得る。
図15は、本開示の第2実施形態の一変形例に係るラジアルフォイル軸受3の要部を平坦化して模式的に示す正面図である。
図15に示すように、バックフォイル11は、溝14上の周方向中央位置の第2の谷部11b1に山部11cと上下反転した第2の山部11b2を備えている。第2の山部11b2の径方向外側の頂部は、溝14の底面に接するようになっている。なお、溝14の底面を、符号15で示すテーパ面(すなわち径方向外側に向けて狭まる楔形状)とすることで、第2の山部11b2の収まりが良くなる。
以上、図面を参照しながら本開示の1つの実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記第1実施形態において、リング状の突出部40を複数列設けてもよい。また、リング状の突出部40によって挿通孔12aの軸方向において分離した第1,第2のバックフォイル11は、トップフォイル9を支持する支持剛性が異なっていてもよい。例えば、リング状の突出部40が軸方向に離隔して2列設けられている場合、2列の突出部40の間に配置された中央の第1のバックフォイル11の山部11cと谷部11bのピッチが、2列の突出部40の軸方向外側に配置された外側の第2のバックフォイル11の山部11cと谷部11bのピッチよりも狭くなっていてもよい。これにより、軸方向中央部に配置されたバックフォイル11の剛性が高くなるため、トップフォイル9の軸方向中央付近の撓みを効果的に抑制できる。なお、支持剛性を変更する方法は様々であり、例えば、材質、厚み、ピッチ幅、単一山の幅(泡状のバンプフォイルの場合、泡の径)、また、場合により山(泡)の高さなどを変更してもよい。
また、上記第2実施形態において、複数の突出部40は挿通孔12aの内周面に点在させてもよい。また、バックフォイル11の突出部40に対応する位置に形成される孔部11dは、切欠(凹み)ではなく貫通孔であってもよい。
1 回転軸(シャフト)
3 ラジアルフォイル軸受
9 トップフォイル
11 バックフォイル
11b 谷部
11c 山部
11c1 頂部
11d 孔部
11A 第1支持部
11B 第2支持部
11C 接続部
12 軸受ハウジング
12a 挿通孔
40 突出部
40a 頂壁部
P1 軸方向中央位置
S 隙間

Claims (8)

  1. シャフトが挿通される挿通孔を有する軸受ハウジングと、
    前記挿通孔の内周面に配置されるバックフォイルと、
    前記バックフォイルに支持されるトップフォイルと、
    前記挿通孔の内周面から前記挿通孔の径方向内側に向かって突出し、前記トップフォイルを支持可能な突出部と、を備える、ラジアルフォイル軸受。
  2. 前記バックフォイルは、前記突出部が嵌合される孔部を備える、請求項1に記載のラジアルフォイル軸受。
  3. 前記突出部は、前記挿通孔の軸方向中央位置より±5%の範囲の軸方向位置に頂壁部を備える、請求項1または2に記載のラジアルフォイル軸受。
  4. 前記突出部は、前記挿通孔の内周面の周方向に沿ってリング状に形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のラジアルフォイル軸受。
  5. 前記突出部は、前記挿通孔の内周面の周方向に沿って間隔をあけて複数形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のラジアルフォイル軸受。
  6. 前記バックフォイルは、前記挿通孔の軸方向において分離した、第1のバックフォイルと、第2のバックフォイルとを備え、
    前記第1のバックフォイルと、前記第2のバックフォイルとは、前記突出部を挟み軸方向で対向している、請求項1〜5のいずれか一項に記載のラジアルフォイル軸受。
  7. 前記第1のバックフォイルと、前記第2のバックフォイルとは、前記トップフォイルを支持する支持剛性が異なる、請求項6に記載のラジアルフォイル軸受。
  8. 前記バックフォイルは、
    前記突出部に対し軸方向一方側に配置された第1支持部と、
    前記突出部に対し軸方向他方側に配置された第2支持部と、
    前記突出部と前記突出部との隙間に配置され、前記第1支持部と前記第2支持部との間を接続する接続部と、を備える、請求項5に記載のラジアルフォイル軸受。
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