JP7013951B2 - ラジアルフォイル軸受 - Google Patents

ラジアルフォイル軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP7013951B2
JP7013951B2 JP2018041287A JP2018041287A JP7013951B2 JP 7013951 B2 JP7013951 B2 JP 7013951B2 JP 2018041287 A JP2018041287 A JP 2018041287A JP 2018041287 A JP2018041287 A JP 2018041287A JP 7013951 B2 JP7013951 B2 JP 7013951B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foil
engaging member
bearing housing
groove
radial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018041287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019157900A (ja
Inventor
直陸 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2018041287A priority Critical patent/JP7013951B2/ja
Priority to EP19763293.8A priority patent/EP3763954B1/en
Priority to KR1020207028520A priority patent/KR20200123248A/ko
Priority to PCT/JP2019/008805 priority patent/WO2019172301A1/ja
Priority to US16/977,983 priority patent/US11293482B2/en
Priority to CN201980026202.4A priority patent/CN112041574B/zh
Publication of JP2019157900A publication Critical patent/JP2019157900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7013951B2 publication Critical patent/JP7013951B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/02Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
    • F16C17/024Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only with flexible leaves to create hydrodynamic wedge, e.g. radial foil bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C27/00Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
    • F16C27/02Sliding-contact bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/08Attachment of brasses, bushes or linings to the bearing housing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C43/00Assembling bearings
    • F16C43/02Assembling sliding-contact bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/23Gas turbine engines
    • F16C2360/24Turbochargers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

本開示は、ラジアルフォイル軸受に関するものである。
従来、高速回転体用の軸受として、回転軸に外挿されて用いられるラジアル軸受が知られている。このようなラジアル軸受としては、軸受面を形成する薄板状のトップフォイルと、このトップフォイルを弾性的に支持するバックフォイルと、前記トップフォイル及び前記バックフォイルを収容する円筒状の軸受ハウジングと、を備えたラジアルフォイル軸受がよく知られている。ラジアルフォイル軸受のバックフォイルとしては、薄板を波板状に成形したバンプフォイルが主として用いられている。
このようなラジアルフォイル軸受においては、バックフォイルがハウジングから脱落する虞があるために、例えば、溶接(スポット溶接)を用いて、ハウジングに取り付けることがある。 しかし、溶接(スポット溶接)を用いると、バックフォイルやハウジングが変形する虞がある。その結果、トップフォイルに歪みが生じ、軸受の負荷能力や動特性(剛性と減衰)に影響を及ぼし、十分な支持能力を得られない可能性がある。このため、下記特許文献1のラジアルフォイル軸受では、ハウジングの内周面の両側端部に係合凸部を設け、また、バックフォイルの両側周縁部に係合切欠を形成し、これら係合凸部と係合切欠とを係合させることによって、バックフォイルがハウジングから脱落することを抑制している。
特開2013-100885号公報
ところで、バックフォイルは、回転軸がハウジングに挿通されているときは、トップフォイルによって上から押さえ付けられている。しかし、回転軸がハウジングに挿通される前は、当該押え付ける力が弱く、ハウジングの係合凸部からバックフォイルの係合切欠が外れてしまう可能性がある。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、バックフォイルのハウジングからの脱落を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示のラジアルフォイル軸受は、シャフトが挿通される挿通孔を有する軸受ハウジングと、前記挿通孔の内周面に配置されたバックフォイルと、前記バックフォイルと係合し、前記軸受ハウジングに取り付けられる係合部材と、を備え、前記係合部材は、前記挿通孔の径方向において前記バックフォイルと重なる、前記挿通孔の軸方向における端縁まで延伸する係合溝を備え、前記係合溝に前記バックフォイルが配置されている。
また、本開示においては、前記バックフォイルは、前記挿通孔の内周面の周方向に沿って山部及び谷部を交互に備え、前記係合部材は、前記係合溝の両側に設けられ、前記谷部の径方向内側に配置される第1爪部及び前記山部の径方向外側に配置される第2爪部を備えてもよい。
また、本開示においては、前記バックフォイルに支持されると共に、前記谷部の径方向内側に配置される溝部を備える中間フォイルを有し、前記第1爪部は、前記溝部の径方向内側に配置されていてもよい。
また、本開示においては、前記係合部材は、前記第2爪部を、前記第1爪部の両側に備えてもよい。
また、本開示においては、前記係合部材は、前記軸受ハウジングの軸方向における端面に、径方向において摺動可能に取り付けられていてもよい。
また、本開示においては、前記軸受ハウジングの軸方向における端面に設けられ、前記挿通孔の内周縁から径方向外側に向かって延伸する収容溝を備え、前記係合部材は、前記収容溝に配置されていてもよい。
また、本開示においては、前記軸受ハウジングの軸方向の端面に取り付けられ、前記係合部材を覆う蓋体を備えてもよい。
また、本開示においては、前記軸受ハウジングと前記蓋体との間で、前記係合部材に軸方向の予圧をかける予圧部を有してもよい。
また、本開示においては、前記予圧部は、前記係合部材、前記軸受ハウジング、前記蓋体の少なくとも一つから延設され、前記係合部材と前記軸受ハウジングとの間、もしくは、前記係合部材と前記蓋体との間に介在する突起部を有してもよい。
また、本開示においては、前記予圧部は、前記係合部材と前記軸受ハウジングとの間、または、前記係合部材と前記蓋体との間に配置される弾性体を有してもよい。
本開示によれば、バックフォイルの軸受ハウジングからの脱落を抑制することができる。
本開示のラジアルフォイル軸受が適用されるターボ機械の一例を示す側面図である。 本開示のラジアルフォイル軸受を示す正面図である。 本開示のラジアルフォイル軸受に蓋体を取り付けた状態を示す正面図である。 本開示のトップフォイルを展開した(a)平面図、(b)正面図である。 本開示の中間フォイル及びバックフォイルと係合し軸受ハウジングに取り付けられる係合部材を示す斜視図である。 本開示の係合部材のバックフォイルに対する配置を示す軸受ハウジングの展開平面図である。 本開示の係合部材の中間フォイル及びバックフォイルに対する配置を示す正面図である。 図7における矢視A-A断面図である。 本開示の一変形例に係る係合部材のバックフォイルに対する配置を示す軸受ハウジングの展開平面図である。 本開示の一変形例に係る係合部材の中間フォイル及びバックフォイルに対する配置を示す正面図である。 本開示の一変形例に係る(a)係合部材を示す軸方向に沿った断面図、(b)弾性体を示す軸方向に沿った断面図である。
以下、図面を参照して本開示のラジアルフォイル軸受を詳しく説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本開示のラジアルフォイル軸受が適用されるターボ機械の一例を示す側面図である。
図1中、符号1は回転軸(シャフト)、符号2は回転軸の軸方向の一方側の先端に設けられたインペラ、符号3は本開示に係るラジアルフォイル軸受である。なお、図1では省略してラジアルフォイル軸受を一つしか記載していないが、通常は回転軸1の軸方向にラジアルフォイル軸受が二つ設けられている。したがって、本実施形態においてもラジアルフォイル軸受3が二つ設けられている。
回転軸1には、ラジアルフォイル軸受3が外挿(挿通)されている。回転軸1のインペラ2とラジアルフォイル軸受3との間には、スラストカラー4が設けられている。このスラストカラー4の軸方向両側には、スラスト軸受5が配置(挿通)されている。インペラ2は、静止側となるハウジング6内に配置されており、ハウジング6との間にチップクリアランス7を有している。
図2は、本開示のラジアルフォイル軸受3を示す正面図である。図3は、本開示のラジアルフォイル軸受3に蓋体50を取り付けた状態を示す正面図である。
ラジアルフォイル軸受3は、回転軸1に外挿されて、該回転軸1を支持する軸受である。ラジアルフォイル軸受3は、トップフォイル9と、中間フォイル10と、バックフォイル11と、軸受ハウジング12と、を備える。軸受ハウジング12は、回転軸1が挿通される挿通孔12aを有する。
なお、以下の説明においては、挿通孔12aを基準に各部材の位置関係を説明することがある。具体的に、「軸方向」とは、挿通孔12aが延びる方向(回転軸1が挿通される方向)を言う。また、「径方向」とは、挿通孔12aの径方向を言う。また、「周方向」とは、挿通孔12aの内周面に沿った周方向を言う。
軸受ハウジング12は、径方向におけるラジアルフォイル軸受3の最外部を構成する円筒状の部材である。軸受ハウジング12には、挿通孔12aが形成されている。挿通孔12aには、バックフォイル11、中間フォイル10、トップフォイル9が収容されている。具体的に、バックフォイル11は挿通孔12aの内周面に支持され、中間フォイル10はバックフォイル11に支持され、トップフォイル9は中間フォイル10に支持されている。なお、本開示の軸受ハウジング12は、挿通孔12aを備える円筒状の部材である。しかし、挿通孔12aを有すれば、軸受ハウジング12は、円筒状以外の部材(例えば角柱状の部材)であってもよい。
図4は、本開示のトップフォイル9を展開した(a)平面図、(b)正面図である。
トップフォイル9は、図4(a)に示すように、周方向を長辺とし、軸方向を短辺とする矩形状の金属箔である。このトップフォイル9は、図2に示すように、円筒状に巻かれて、回転軸1の周面に対向して配置されている。
トップフォイル9の長辺方向における一方の短辺には、図4(a)に示すように、長辺方向の一方側に突出する一つの凸部21aと、凸部21aの短辺方向両側に形成された二つの凹部22aとを有してなる第1の凹凸部23aが形成されている。すなわち、トップフォイル9の長辺方向における一方の短辺は、長辺方向の一方側に突出する一つの凸部21aと、凸部21aの短辺方向両側に延接する段差とを備える。
また、トップフォイル9の当該一方の短辺と反対の他方の短辺(長辺方向における他方側に位置する短辺)には、短辺方向において離隔する二つの凸部21bと、当該二つの凸部21bの間に位置する一つの凹部22bと、を有してなる第2の凹凸部23bが形成されている。あるいは、トップフォイル9の長辺方向の他方側に位置する短辺には、長辺方向の一方側に窪む凹部22bと、凹部22bの短辺方向両側に位置する段差とを備える。
第2の凹凸部23bの凹部22bは、第1の凹凸部23aの凸部21aに対応して形成されている。また、第1の凹凸部23aの凹部22aは、第2の凹凸部23bの凸部21bに対応して形成されている。つまり、凹部22bの短辺方向の間隔の最少が、凸部21aの短辺方向の幅の最大より大きい。本開示の凹部22bの長辺方向の間隔と、凸部21aの長辺方向の間隔は、長辺方向において一定である。
第2の凹凸部23bの凹部22bは、第1の凹凸部23aと第2の凹凸部23bとが重なるようにトップフォイル9を円筒状に巻いた際、凹部22b内を凸部21aが通り抜けるように形成されている。同様に、第1の凹凸部23aの凹部22aは、トップフォイル9を円筒状に巻いた際、該凹部22a内を凸部21bがそれぞれ通り抜けるように形成されている。
凹部22b、22aを通り抜けた凸部21a、21bは、図2に示すように、それぞれ軸受ハウジング12側に引き出される。すなわち、挿通孔12aの内周側に配されたトップフォイル9を軸方向から見ると、凸部21aと凸部21bが交差している。また、トップフォイル9の凸部21aは、軸方向において、2つの凸部21bの間に位置する。軸受ハウジング12には、挿通孔12aの内周面に、凸部21a、21bを収容する溝13が形成されている。溝13は、軸受ハウジング12の軸方向の一方の端面12bから他方の端面12bまで形成されている。
トップフォイル9は、図4(b)に示すように、第1の凹凸部23aを形成した側(一方の短辺側)と第2の凹凸部23bを形成した側(他方の短辺側)とに、これらの間の中央部に比べて薄厚(薄肉)な薄肉部24が形成されている。これら薄肉部24は、図2に示すように、その外周面(軸受ハウジング12側の面)が中央部の外周面より凹み、薄肉となっている。薄肉部24の周方向の長さLは、図2に示すように、溝13と、バックフォイル11の端部の山部11cの一つ分までに対応する長さとされている。本開示においては、軸受ハウジング12に配されたトップフォイル9は、外周面側に段差を備え、当該段差を介し薄肉となる。また、薄肉部24は、トップフォイル9の周方向の両端から最も近い山部11cを越える周方向位置まで延在している。
図2に示すように、軸受ハウジング12の軸方向のそれぞれの端面12bには、挿通孔12aの内周縁から径方向外側に向かって延伸する収容溝25が形成されている。つまり、軸受ハウジング12の軸方向における端面12bは、軸受ハウジング12の内周まで延在する凹部を備える。本開示の収容溝25は、軸受ハウジング12の端面12bを、周方向にほぼ3分割する位置に、それぞれ形成されている。そして、これら収容溝25には、後述する係合部材30(爪部材)が係合している。なお、本実施形態では、3つの収容溝25のうちの2つの収容溝25の間に、溝13が配置されている。また、収容溝25の一つは、径方向において溝13と対向している。
バックフォイル11は、軸受ハウジング12の挿通孔12aの内周面に配置されている。バックフォイル11は、中間フォイル10及びトップフォイル9を弾性的に支持するフォイル(薄板)である。このようなバックフォイル11としては、例えばバンプフォイルや、特開2006-57652号公報や特開2004-270904号公報などに記載されているスプリングフォイル、特開2009-299748号公報などに記載されているバックフォイルなどが用いられる。本実施形態では、バックフォイル11としてバンプフォイルを用いている。
本開示のバックフォイル11は、挿通孔12aの内周面に沿って配置された3つ(複数)のバックフォイル片11aによって構成されている。バックフォイル片11aは、フォイル(薄板)が周方向に波板状になっている。3つのバックフォイル片11aは、軸方向から見たとき、全体として略円筒状になるよう湾曲している。つまり、バックフォイル片11aは、挿通孔12aの内周面に支持される。本開示では、バックフォイル片11aの3つが全て同じ形状・寸法に形成されている。したがって、これらバックフォイル片11aは、挿通孔12aの内周面を周方向において略3分割して配置されている。
バックフォイル片11aは、径方向内側に突出する山部11cと、山部11cから見て径方向外側に突出する谷部11bと、が周方向において交互に形成されている。谷部11bの軸受ハウジング12と対向する平坦部は、挿通孔12aの内周面に当接可能である。また、山部11cは、中間フォイル10(中間フォイル片10a)に当接可能である。このように、バックフォイル片11aは、山部11cにより、中間フォイル片10aを介してトップフォイル9を弾性的に支持している。なお、バックフォイル片11aの周方向両端は、いずれも谷部11bとなっている。
中間フォイル10は、トップフォイル9とバックフォイル11との間に配置されている。中間フォイル10は、本開示では、挿通孔12aの内周面に沿って配置された3つの中間フォイル片10aによって構成されている。3つの中間フォイル片10aは、展開形状が略矩形状であり、軸方向から見たとき、図2に示すように、全体として略円筒状になるよう湾曲している。本開示では、中間フォイル片10aの3つが全て同じ形状・寸法に形成されている。したがって、これら中間フォイル片10aは、挿通孔12aの内周面を周方向において略3分割して配置されている。
中間フォイル片10aの厚みは、バックフォイル片11aよりも薄い。中間フォイル10の剛性は、バックフォイル11の剛性の半分以下である。中間フォイル片10aの外形は、バックフォイル片11aの外形と略等しい大きさを有する。この中間フォイル片10aは、バックフォイル11の山部11cの頂部に接する平面部10bと、平面部10bによりも径方向外側に窪む(突出する)溝部10cと、を有する。すなわち、この溝部10cは、トップフォイル9から離隔している。溝部10cは、中間フォイル片10aの周方向両端の間の周方向位置(本開示では周方向における中間フォイル片10aの中央位置)に形成されている。中間フォイル片10aの溝部10cの両側の部位は、溝部10cが対向するバックフォイル片11aの谷部11bの両側の山部11cに当接可能となっている。
図5は、本開示の中間フォイル10及びバックフォイル11と係合し軸受ハウジング12に取り付けられる係合部材30を示す斜視図である。図6は、本開示の係合部材30のバックフォイル11に対する配置を示す軸受ハウジング12の展開平面図である。図7は、本開示の係合部材30の中間フォイル10及びバックフォイル11に対する配置を示す正面図である。図8は、図7における矢視A-A断面図である。
係合部材30は、図5に示すように、本体部31と、本体部31に対して屈曲した屈曲部32と、屈曲部32に設けられた複数の爪部33と、複数の爪部33の間に設けられた係合溝34と、を有する。本開示の係合部材30は、一つの板状の部材を曲げて形成されている。この係合部材30は、図6に示すように、軸受ハウジング12の軸方向の両端面12bのそれぞれに取り付けられている。
本体部31は、図7に示すように、軸受ハウジング12の収容溝25に配置されることで、軸受ハウジング12の軸方向の端面12bに取り付けられている。本開示の本体部31は、矩形の板状に形成されている。本体部31の幅は収容溝25の幅よりも僅かに小さく、本体部31は、収容溝25に対して径方向(図7における紙面上下方向)に摺動可能に係合している。
屈曲部32は、図8に示すように、本体部31の径方向内側の端部(上端部)に連設されている。屈曲部32は、本体部31からの屈曲を介し軸方向に延伸している部位である。屈曲部32は、本体部31に対して略直角に屈曲している。本体部31は、軸方向において軸受ハウジング12の端面12b(収容溝25の底面)と対向するのに対し、屈曲部32は、径方向において軸受ハウジング12の挿通孔12aの内周面と対向する。つまり、収容溝25に取り付けられた係合部材30は、収容溝25に配された径方向に延びる部位(本体部31)と、軸方向に延びる部位(屈曲部32)とを備えている。この屈曲部32の先端部は、本体部31が収容溝25に配置された状態で、軸方向(図8における紙面左右方向)におけるバックフォイル11(及び中間フォイル10)の配置範囲まで延伸している。つまり、係合部材30は、バックフォイル11(及び中間フォイル10)に係合した状態で、収容溝25に収容されている。
係合溝34は、図5に示すように、屈曲部32の先端部から本体部31まで延伸している。つまり、係合溝34は、屈曲部32を介し本体部31の内径側まで延伸している。このような係合溝34によれば、屈曲部32の曲げ断面が小さくなり、屈曲部32(爪部33)を曲げ加工により形成し易くなる。なお、係合溝34は、本体部31まで延伸せずに屈曲部32にのみ設けられていてもよい。つまり、係合溝34は、挿通孔12aの径方向においてバックフォイル11(及び中間フォイル10)と重なる、挿通孔12aの軸方向における端縁(屈曲部32の先端部)まで延伸していればよい。
この係合溝34には、図6に示すように、バックフォイル11(及び中間フォイル10)が配置される。バックフォイル11(及び中間フォイル10)は、軸方向(図6において紙面上下方向)において係合溝34に係合可能であり、また、周方向(図6において紙面左右方向)において係合溝34を挿通可能である。すなわち、周方向に沿って、バックフォイル11は、係合溝34を内周側から外周側に通過している。つまり、屈曲部32の係合溝34を挟んだ周方向一方側はバックフォイル11の内周側の面と対向し、係合溝34を挟んだ周方向他方側はバックフォイル11の外周側の面と対向している。
複数の爪部33は、図6に示すように、バックフォイル11の谷部11bの径方向内側(図6において紙面手前側)に配置される第1爪部33Aと、バックフォイル11の山部11cの径方向外側(図6において紙面奥側)に配置される第2爪部33Bと、を備える。第1爪部33Aと第2爪部33Bは、係合溝34の両側に設けられている。また、本開示において、バックフォイル11の山部11cは、谷部11bと周方向で隣接している。本開示の係合部材30は、第2爪部33Bを、第1爪部33Aの両側に備える三つ爪タイプであり、第1爪部33Aの両側に二つの係合溝34が形成されている。
図7に示すように、中間フォイル10の溝部10cは、バックフォイル11の谷部11bの径方向内側(図7において紙面上側)に重なるように配置されている。第1爪部33Aは、谷部11bに重なった溝部10cの径方向内側に配置されている。周方向における第1爪部33Aの幅Wは、中間フォイル10の溝部10cの幅W1よりも小さい。本開示の溝部10cは、図5に示すように、平面部10bよりも径方向外側に位置し周方向に沿って平坦な底部と、当該底部の周方向両端に位置し平面部10bに向かって径方向内側に延伸するテーパ部と、を有する。溝部10cの幅W1とは、周方向におけるテーパ部の上端部から上端部までの間隔である。
また、図7に示すように、周方向における第1爪部33Aの幅Wは、バックフォイル11の谷部11bの幅W2よりも小さい。谷部11bの幅W2は、谷部11bの径方向外側(底部側)のピークである平坦部(図5参照)の幅ではなく、谷部11bの径方向内側のピーク、換言すると山部11cのピーク(頂点)からピーク(頂点)までの間隔である。谷部11bの幅W2は、溝部10cの幅W1よりも大きい。したがって、第1爪部33Aの幅Wと、溝部10cの幅W1と、谷部11bの幅W2との関係は、W<W1<W2の関係を満たす。また、屈曲部32は、谷部11bを挟み隣接する2つの山部11cのピーク(頂点)との間の周方向位置に位置している。
なお、第2爪部33Bも、第1爪部33Aと同じ幅に形成されているが、第2爪部33Bの幅は、第1爪部33Aの幅と異なっていてもよい。また、周方向における係合溝34の幅は、少なくとも中間フォイル10とバックフォイル11の合計の厚みよりも大きく、より好ましくは、中間フォイル10とバックフォイル11が斜めに挿通可能な大きさ、具体的には、中間フォイル10とバックフォイル11の合計の厚みよりも2~10倍程度の大きさを有することが好ましい。
図3に戻り、軸受ハウジング12の軸方向の両端面12bには、蓋体50が取り付けられている。蓋体50は、係合部材30を収容している収容溝25を覆っている。本開示の蓋体50は、軸受ハウジング12の周方向に沿う円環板状に形成されている。蓋体50の内周縁の径は、軸受ハウジング12の内周縁の径よりも大きく、蓋体50の外周縁の径は、軸受ハウジング12の外周縁の径よりも小さい。
蓋体50は、収容溝25の近傍に形成されたネジ孔52(図2参照)にネジ51によってネジ止めされている。本開示の蓋体50は、軸受ハウジング12の端面12bを、その周方向にほぼ3分割する位置に、それぞれネジ止めされている。上記構成によれば、軸受ハウジング12の端面12bに、係合部材30を収容している収容溝25を覆う蓋体50が取り付けられているため、係合部材30が軸受ハウジング12から軸方向に外れるのを抑制することができる。つまり、蓋体50は、係合部材30の本体部31と軸方向に対向している。また、係合部材30は、蓋体50と当接可能となっている。
次に、このような構成からなるラジアルフォイル軸受3の作用について説明する。
回転軸1が停止した状態では、トップフォイル9はバックフォイル11(3つのバックフォイル片11a)によって中間ファイル10(3つの中間フォイル片10a)を介して回転軸1側に付勢されることで回転軸1に密着している。なお、本実施形態では、トップフォイル9の両端部が薄肉部24となっているので、これら薄肉部24では回転軸1を締め付ける力(局所的なプリロード)が、薄肉部24がない場合と比べ緩和される。
そして、回転軸1を図2中の矢印P方向に始動させると、最初は低速で回転を始め、その後徐々に加速して高速で回転する。すると、図2中矢印Qで示すように、トップフォイル9、中間フォイル10、バックフォイル11のそれぞれの一端側から周囲流体が引き入れられ、トップフォイル9と回転軸1との間に流入する。これにより、トップフォイル9と回転軸1との間に流体潤滑膜が形成される。
この流体潤滑膜の膜圧は、トップフォイル9に作用し、該トップフォイル9に接する中間フォイル10を介してバックフォイル片11aの個々の山部11cを押圧する。すると、バックフォイル片11aは中間フォイル10に押圧されることにより、その山部11cが押し広げられ、これによってバックフォイル片11aは軸受ハウジング12上をその周方向に動こうとする。すなわち、バックフォイル片11a(バックフォイル11)は、中間フォイル10を介してトップフォイル9を弾性的に支持するため、トップフォイル9から荷重を受けた際にはその周方向に変形することで、トップフォイル9や中間フォイル10の撓みを許容し、これを支持する。
ここで、図6に示すように、バックフォイル片11aの軸方向の両端縁には、係合部材30が係合している。係合部材30は、爪部33の間に軸方向に延伸する係合溝34を有し、バックフォイル11は、係合溝34に対し軸方向から挿し込まれている。この係合部材30は、軸受ハウジング12の収容溝25に係合しており、周方向におけるバックフォイル片11aの回転が抑制される。したがって、バックフォイル片11aの個々の山部11cは、係合部材30が係合している位置を中心に周方向に変形する。
係合部材30の本体部31は、バックフォイル片11aと当接可能であり、軸方向におけるバックフォイル片11aの移動を抑制している。さらに、係合部材30は、図7に示すように、バックフォイル片11aの谷部11bの径方向内側に配置される第1爪部33Aを有しており、これが径方向におけるバックフォイル片11aの抜け止めとなっている。よって、バックフォイル片11aの脱落が抑制される。また、中間フォイル片10aについても、バックフォイル片11aと同様に、係合部材30の第1爪部33Aが係合している。このため、中間フォイル片10aも脱落が抑制される。
中間フォイル片10aは、トップフォイル9からバックフォイル片11aへ荷重を伝える際、トップフォイル9およびバックフォイル片11aと共に撓むが、このとき中間フォイル片10aとトップフォイル9やバックフォイル片11aとの間で「滑り」が生じる。すなわち、回転軸1の軸振動により流体潤滑膜に圧力変動が生じると、トップフォイル9に圧力変動が伝達し、当該「滑り」が生じる。この「滑り」が摩擦によるエネルギー散逸を引き起こし、膜圧変動を減衰させるので、回転軸1の軸振動が抑制される。
また、回転軸1の軸振動による変動荷重(負荷と除荷の繰り返し)がバックフォイル片11aに作用し、荷重が除荷側になったとき、バックフォイル片11aは、軸受ハウジング12の挿通孔12aの内周面から僅かに浮き上がる。このとき、係合部材30の第1爪部33Aが、バックフォイル片11a(中間フォイル片10a)に引っ掛かり、バックフォイル片11aと一緒に係合部材30が持ち上げられる。ここで、係合部材30の本体部31は、軸受ハウジング12の収容溝25に軸方向で当接しているため、本体部31と収容溝25との間で「滑り」が生じ、これが摩擦によるエネルギー散逸を引き起こし、減衰として寄与する。
一方、バックフォイル片11aに作用する荷重が負荷側になると、バックフォイル片11aは元の位置へ戻ることになる。このとき、係合部材30の第2爪部33Bが、バックフォイル片11a(中間フォイル片10a)に引っ掛かり、バックフォイル片11aと一緒に係合部材30が元の位置へ戻る。この際にも、本体部31と収容溝25との間で「滑り」が生じ、これが摩擦によるエネルギー散逸を引き起こし、減衰として寄与する。また、第2爪部33Bは、第1爪部33Aの両側に左右対称に設けられているため、係合部材30がバックフォイル片11aと一緒に摺動する際に、係合部材30が径方向に対して斜めになることが抑制され、収容溝25に沿った径方向の摺動を円滑に行うことができる。
このように、上述の本実施形態によれば、本開示のラジアルフォイル軸受3は、回転軸1が挿通される挿通孔12aを有する軸受ハウジング12と、挿通孔12aの内周面に配置されたバックフォイル11と、バックフォイル11と係合し、軸受ハウジング12に取り付けられる係合部材30と、を備え、係合部材30は、挿通孔12aの軸方向に延伸し、バックフォイル11が配置される係合溝34を備える、という構成を採用することによって、バックフォイル11の軸受ハウジング12からの脱落を抑制することができる。
以上、図面を参照しながら本開示の1つの実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、変形例として、図9~図11に示すような形態を採用し得る。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図9は、本開示の一変形例に係る係合部材30Aのバックフォイル11に対する配置を示す軸受ハウジング12の展開平面図である。図10は、本開示の一変形例に係る係合部材30Aの中間フォイル10及びバックフォイル11に対する配置を示す正面図である。
図9及び図10に示す係合部材30Aは、第1爪部33A及び第2爪部33Bを一つずつ備える二つ爪タイプであり、係合溝34が一つ形成されている。
なお、二つ爪タイプの係合部材30Aの爪部33の形状及びその寸法は、上述した三つ爪タイプの係合部材30の爪部33の形状及びその寸法と同じである。すなわち、図7で説明したように、周方向における第1爪部33Aの幅Wは、バックフォイル11の谷部11bの幅W2よりも小さい。谷部11bの幅W2は、谷部11bの径方向外側(底部側)のピークである平坦部(図5参照)の幅ではなく、谷部11bの径方向内側のピーク、換言すると山部11cのピーク(頂点)からピーク(頂点)までの間隔である。谷部11bの幅W2は、溝部10cの幅W1よりも大きい。したがって、第1爪部33Aの幅Wと、溝部10cの幅W1と、谷部11bの幅W2との関係は、W<W1<W2の関係を満たす。また、屈曲部32は、谷部11bを挟み隣接する2つの山部11cのピーク(頂点)との間の周方向位置に位置している。
なお、軸受ハウジング12の収容溝25Aは、二つ爪タイプの係合部材30Aに対応して幅が狭くなっている。このような係合部材30Aであっても、上述した形態と同様にバックフォイル11及び中間フォイル10の抜けを抑制でき、且つ、摩擦によるエネルギー散逸による回転軸1の振動の減衰に寄与できる。この係合部材30Aは、上述した三つ爪タイプの係合部材30よりも爪部33の数が少ないので作り易く、低コスト化に寄与できる。
図11は、本開示の一変形例に係る(a)係合部材30Bを示す軸方向に沿った断面図、(b)弾性体40を示す軸方向に沿った断面図である。
図11(a)に示す係合部材30Bは、本体部31から蓋体50に向かって軸方向に突出する突起部35(予圧部)を備える。この突起部35は、例えば、プレス加工、切り起こし加工、曲げ加工等によって形成できる。軸方向において突起部35のピーク(頂点)を通る係合部材30Bの厚みは、軸方向における収容溝25の深さ(長さ)よりも僅かに大きくなっている。この構成によれば、軸受ハウジング12と蓋体50との間で、係合部材30Bに対し軸方向の予圧をかけて、上述した摩擦によるエネルギー散逸を大きくすることができる。
なお、この突起部35は、蓋体50側、または、係合部材30B及び蓋体50の両側に形成されていてもよい。また、この突起部35は、係合部材30Bと軸受ハウジング12(収容溝25)との間において、係合部材30Bと軸受ハウジング12の少なくともいずれか一方側に形成されていてもよい。但し、摩擦面積を大きく確保するため、少なくとも係合部材30B(本体部31)の片方の面は、軸受ハウジング12または蓋体50と面接触していることが好ましい。
図11(b)に示す変形例では、係合部材30と蓋体50との間に、板状の弾性体40(予圧部)が配置されている。この弾性体40は、例えば、ゴム等の弾性材から形成され、好ましくは100~300℃程度まで耐え得る耐熱性ゴムから形成するとよい。軸方向における弾性体40の厚みは、軸方向における収容溝25の深さ(長さ)から係合部材30の厚みを除した長さよりも僅かに大きくなっている。この構成によれば、軸受ハウジング12と蓋体50との間で、係合部材30に対し軸方向の予圧をかけて、上述した摩擦によるエネルギー散逸を大きくすることができる。
なお、図11(b)に示すように弾性体40を配置した場合、摩擦によるエネルギー散逸は、係合部材30と軸受ハウジング12との間で生じ、弾性体40は径方向における弾性変形範囲内で係合部材30の摺動に追従する。なお、弾性体40は、係合部材30と軸受ハウジング12との間に配置してもよい。この場合、摩擦によるエネルギー散逸は、係合部材30と蓋体50との間で生じる。但し、この構成においても、摩擦面積を大きく確保するため、少なくとも係合部材30(本体部31)の片方の面は、軸受ハウジング12または蓋体50と面接触していることが好ましい。
また、上記実施形態では、中間フォイル10を備えるラジアルフォイル軸受3を例示した。しかし、中間フォイル10が無く、係合部材30がバックフォイル11にのみ引っ掛かる構成であってもよい。
また、例えば、収容溝25に、摩擦を調整するコーティングがされていてもよい。このコーティングとしては、銅コーティングを用いることができる。
また、上記実施形態では、例えば、軸受ハウジング12の軸方向の両端面12bに、挿通孔12aの内周縁から径方向外側に向かって延伸する一対の収容溝25が形成されている構成について例示したが、軸受ハウジング12の一方の端面12bが、例えば取付対象物(支持フランジなど)に取り付けられているとき、収容溝25は、軸受ハウジング12の軸方向の他方の端面12bにのみ形成される構成であってもよい。また、当該他方の端面12bにのみ蓋体50が取り付けられる構成であってもよい。
1 回転軸(シャフト)
3 ラジアルフォイル軸受
9 トップフォイル
10 中間フォイル
10a 中間フォイル片
10b 平面部
10c 溝部
11 バックフォイル
11a バックフォイル片
11b 谷部
11c 山部
12 軸受ハウジング
12a 挿通孔
12b 端面
25 収容溝
30 係合部材
33 爪部
33A 第1爪部
33B 第2爪部
34 係合溝
35 突起部(予圧部)
40 弾性体(予圧部)
50 蓋体

Claims (9)

  1. シャフトが挿通される挿通孔を有する軸受ハウジングと、
    前記挿通孔の内周面に配置されたバックフォイルと、
    前記バックフォイルと係合し、前記軸受ハウジングに取り付けられる係合部材と、を備え、
    前記係合部材は、前記挿通孔の径方向において前記バックフォイルと重なる、前記挿通孔の軸方向における端縁まで延伸する係合溝を備え、
    前記係合溝に前記バックフォイルが配置されており、
    前記バックフォイルは、前記挿通孔の内周面の周方向に沿って山部及び谷部を交互に備え、
    前記係合部材は、前記係合溝の両側に設けられ、前記谷部の径方向内側に配置される第1爪部及び前記山部の径方向外側に配置される第2爪部を備える、ラジアルフォイル軸受。
  2. 前記バックフォイルに支持されると共に、前記谷部の径方向内側に配置される溝部を備える中間フォイルを有し、
    前記第1爪部は、前記溝部の径方向内側に配置されている、請求項1に記載のラジアルフォイル軸受。
  3. 前記係合部材は、前記第2爪部を、前記第1爪部の両側に備える、請求項1または2に記載のラジアルフォイル軸受。
  4. 前記係合部材は、前記軸受ハウジングの軸方向における端面に、径方向において摺動可能に取り付けられている、請求項1~3のいずれか一項に記載のラジアルフォイル軸受。
  5. 前記軸受ハウジングの軸方向における端面に設けられ、前記挿通孔の内周縁から径方向外側に向かって延伸する収容溝を備え、
    前記係合部材は、前記収容溝に配置されている、請求項1~4のいずれか一項に記載のラジアルフォイル軸受。
  6. 前記軸受ハウジングの軸方向の端面に取り付けられ、前記係合部材を覆う蓋体を備える、請求項1~5のいずれか一項に記載のラジアルフォイル軸受。
  7. 前記軸受ハウジングと前記蓋体との間で、前記係合部材に軸方向の予圧をかける予圧部を有する、請求項6に記載のラジアルフォイル軸受。
  8. 前記予圧部は、前記係合部材、前記軸受ハウジング、前記蓋体の少なくとも一つから延設され、前記係合部材と前記軸受ハウジングとの間、もしくは、前記係合部材と前記蓋体との間に介在する突起部を有する、請求項7に記載のラジアルフォイル軸受。
  9. 前記予圧部は、前記係合部材と前記軸受ハウジングとの間、または、前記係合部材と前記蓋体との間に配置される弾性体を有する、請求項7または8に記載のラジアルフォイル軸受。
JP2018041287A 2018-03-07 2018-03-07 ラジアルフォイル軸受 Active JP7013951B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018041287A JP7013951B2 (ja) 2018-03-07 2018-03-07 ラジアルフォイル軸受
EP19763293.8A EP3763954B1 (en) 2018-03-07 2019-03-06 Radial foil bearing
KR1020207028520A KR20200123248A (ko) 2018-03-07 2019-03-06 래디얼 호일 베어링
PCT/JP2019/008805 WO2019172301A1 (ja) 2018-03-07 2019-03-06 ラジアルフォイル軸受
US16/977,983 US11293482B2 (en) 2018-03-07 2019-03-06 Radial foil bearing
CN201980026202.4A CN112041574B (zh) 2018-03-07 2019-03-06 径向箔轴承

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018041287A JP7013951B2 (ja) 2018-03-07 2018-03-07 ラジアルフォイル軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019157900A JP2019157900A (ja) 2019-09-19
JP7013951B2 true JP7013951B2 (ja) 2022-02-15

Family

ID=67845722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018041287A Active JP7013951B2 (ja) 2018-03-07 2018-03-07 ラジアルフォイル軸受

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11293482B2 (ja)
EP (1) EP3763954B1 (ja)
JP (1) JP7013951B2 (ja)
KR (1) KR20200123248A (ja)
CN (1) CN112041574B (ja)
WO (1) WO2019172301A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021108887B3 (de) 2021-04-09 2022-09-15 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Radial-Folienlager mit stirnseitg verschweißten Folienpaketen

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3215480A (en) * 1963-08-29 1965-11-02 David J Marley Hydrodynamic foil bearings with bearing foil retaining means
JPS63166719U (ja) * 1987-04-20 1988-10-31
JP2004011839A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd フォイルガス軸受
JP2004270904A (ja) 2003-03-12 2004-09-30 Honda Motor Co Ltd フォイル式流体軸受
JP3636328B1 (ja) 2004-08-17 2005-04-06 川崎重工業株式会社 動圧流体軸受
JP2006057828A (ja) 2004-12-02 2006-03-02 Kawasaki Heavy Ind Ltd トップフォイル係止機構
JP5286955B2 (ja) 2008-06-12 2013-09-11 株式会社Ihi フォイル軸受
JP5765122B2 (ja) 2011-08-01 2015-08-19 株式会社Ihi ラジアルフォイル軸受
JP5817449B2 (ja) 2011-11-09 2015-11-18 株式会社Ihi ラジアルフォイル軸受
JP6136135B2 (ja) * 2012-07-18 2017-05-31 株式会社Ihi ラジアルフォイル軸受
WO2015087675A1 (ja) 2013-12-12 2015-06-18 Ntn株式会社 フォイル軸受と、これを有するフォイル軸受ユニット及びターボ機械
JP6479456B2 (ja) 2013-12-24 2019-03-06 Ntn株式会社 フォイル、フォイル軸受、及びフォイル軸受の組立方法
JP2018041287A (ja) 2016-09-07 2018-03-15 富士通株式会社 スケジュール表示プログラム、スケジュール表示方法およびスケジュール表示装置
JP6658959B2 (ja) * 2017-03-15 2020-03-04 株式会社Ihi ラジアルフォイル軸受

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019157900A (ja) 2019-09-19
US20210054875A1 (en) 2021-02-25
CN112041574B (zh) 2022-06-14
EP3763954A4 (en) 2021-12-15
CN112041574A (zh) 2020-12-04
US11293482B2 (en) 2022-04-05
WO2019172301A1 (ja) 2019-09-12
EP3763954B1 (en) 2023-01-11
EP3763954A1 (en) 2021-01-13
KR20200123248A (ko) 2020-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5862186B2 (ja) ラジアルフォイル軸受
WO2014027635A1 (ja) ラジアルフォイル軸受
JP6965797B2 (ja) ラジアルフォイル軸受
WO2020202793A1 (ja) ラジアルフォイル軸受
JP6891665B2 (ja) ラジアルフォイル軸受
JP7027968B2 (ja) ラジアルフォイル軸受
JP7013951B2 (ja) ラジアルフォイル軸受
JP6828802B2 (ja) ラジアルフォイル軸受
JP6806251B2 (ja) ラジアルフォイル軸受
JP6225684B2 (ja) ダンパ装置
JP2021165576A (ja) ラジアルフォイル軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220103

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7013951

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151