JP2019157599A - ホイールローダ - Google Patents

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Abstract

【課題】前窓の清掃作業がしやすい広い足場を確保しつつ、前フレームと足場との干渉を解消することが可能なホイールローダを提供する。【解決手段】運転室41の側方において上下方向に間隔を空けて配置された第1〜第4ステップ51〜54を備え、オペレータの正面に配置された正面部412Fと、左手前方に配置された左前面部412Lと、右手前方に配置された右前面部412Rと、を含む前窓412が運転室41に設けられたホイールローダ1において、前窓412を清掃する際に用いられる足場6と、第1ステップ51に設けられた格納部50と、前フェンダ210Lに設けられた固定部7と、を備え、足場6は、互いに連結された第1及び第2プレート61,62を有し、格納時において第1及び第2プレート61,62が重ねられた状態で格納され、使用時において第1及び第2プレート61,62が格納部50から前方に向かって展開されて固定部7に固定される。【選択図】図5

Description

本発明は、土砂や鉱物等を掘削してダンプトラック等へ積み込む荷役作業を行うホイールローダに関する。
ホイールローダや油圧ショベル等の建設機械には、運転室の前窓を清掃する際に用いる足場が設けられている。特に、ホイールローダでは、運転室の前窓が正面部、左前面部、及び右前面部の3つの面で構成されており、さらにワイパーが正面部にしか取り付けられていないことから、左前面部及び右前面部の清掃については作業員によって行うため、作業のしやすい広い足場が必要となる。
例えば、特許文献1には、窓拭きを行う際に、運転室の正面に配置された前窓の前方下側に設置される足場部材を備えた油圧ショベルが開示されている。この油圧ショベルでは、運転室の前窓の位置よりも前方に延出した延出部を有する通路が、運転室の一側方において前後方向に沿って設けられており、この通路の延出部の側部に足場部材が取り付けられている。
特開2000−144810号公報
特許文献1に記載の構成をホイールローダに適用することにより、前窓の清掃作業がしやすい広い足場を確保できると考えられるが、ホイールローダは、前フレームと後フレームとがセンタジョイントを介して連結されおり、前フレームが後フレームに対して左右方向に屈曲するため、特許文献1に記載の構成をホイールローダに適用しようとすると、通路の延出部や足場部材が前フレームに干渉してしまう。
そこで、本発明の目的は、前窓の清掃作業がしやすい広い足場を確保しつつ、前フレームと足場との干渉を解消することが可能なホイールローダを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、一対の前輪及び作業機が設けられ、前記一対の前輪をそれぞれ覆う前フェンダを有する前フレーム、ならびに一対の後輪及び運転室が設けられ、前記前フレームと左右方向に回動自在に連結された後フレームを有する車体と、前記運転室の側方において上下方向に間隔を空けて配置された複数のステップと、を備え、前記運転室には、運転席に着座したオペレータの正面に配置された正面部と、前記オペレータの左手前方に配置された左前面部と、前記オペレータの右手前方に配置された右前面部と、を含む前窓が設けられたホイールローダにおいて、前記前窓を清掃する際に用いられる足場と、前記複数のステップのうち最上段に位置する最上段ステップに設けられ、前記足場が格納される格納部と、前記前フェンダに設けられ、前記足場の使用時に前記足場を固定するための固定部と、を備え、前記足場は、互いに連結された複数のプレートを有し、格納時において、前記複数のプレートが重ねられた状態で前記格納部に格納され、使用時において、前記複数のプレートが前記格納部から前記車体の前方に向かって展開され、前記複数のプレートのうち最前位置に展開された先端プレートが、前記固定部に固定されることを特徴とする。
本発明によれば、前窓の清掃作業がしやすい広い足場を確保しつつ、前フレームと足場との干渉を解消することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施形態に係るホイールローダの一構成例を示す側面図である。 第1実施形態に係るホイールローダの上面図である。 第1実施形態に係るホイールローダの正面図である。 第1実施形態における足場が格納された状態のホイールローダを示す図である。 第1実施形態における足場が使用されている状態のホイールローダを示す図である。 第1実施形態における足場及び第1ステップの構成を示す図であり、下方から見上げる方向で示す図である。 (a)は第1プレートの前端部の拡大図であり、(b)は固定部の構成を示す斜視図であり、(c)は第1プレートが固定部に固定されている状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るホイールローダにおいて、足場が格納された状態を示す図である。 第2実施形態における格納部の内部を示す図である。 第2実施形態における足場の展開過程の前半を示す図である。 第2実施形態における足場の展開過程の後半を示す図である。 第2実施形態における足場の使用状態を示す図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係るホイールローダ1について、図1〜7を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係るホイールローダ1の一構成例を示す側面図である。図2は、ホイールローダ1の上面図である。図3は、ホイールローダ1の正面図である。図4は、足場6が格納された状態のホイールローダ1を示す図である。図5は、足場6が使用されている状態のホイールローダ1を示す図である。図6は、足場6及び第1ステップ51の構成を示す図であり、下方から見上げる方向で示す図である。図7(a)は、第1プレート61の前端部の拡大図であり、図7(b)は固定部7の構成を示す斜視図であり、図7(c)は第1プレート61が固定部7に固定されている状態を示す斜視図である。
(ホイールローダ1の全体構成)
まず、ホイールローダ1の全体構成について説明する。
ホイールローダ1は、車体が中心付近で中折れすることにより操舵するアーティキュレート式の建設機械であり、図1及び図2に示すように、車体の前部を構成する前フレーム101と、車体の後部を構成する後フレーム102と、を備えている。前フレーム101と後フレーム102とは、センタジョイント103によって左右方向(車幅方向)に回動自在に連結されており、前フレーム101が後フレーム102に対して左右方向に屈曲する。
前フレーム101には、左右一対の前輪21L,21Rと、荷役作業を行う作業機3と、が設けられている。また、前フレーム101は、左右一対の前輪21L,21Rを後側上方からそれぞれ覆う左右一対の前フェンダ210L,210Rを有している。
作業機3は、前フレーム101に回動可能に取り付けられたリフトアーム31と、リフトアーム31の先端部に回動可能に取り付けられたバケット32と、リフトアーム31に回動可能に連結されたベルクランク33と、を有している。
リフトアーム31は、図2に示す左右一対のリフトアームシリンダ310L,310Rのロッドが伸縮することによって、車体に対して上下方向に回動する。バケット32は、バケットシリンダ320のロッドが伸縮することによって、リフトアーム31に対して上下方向に回動する。ベルクランク33は、バケット32とバケットシリンダ320とのリンク機構を構成している。
後フレーム102には、左右一対の後輪22L,22Rと、オペレータが搭乗する運転室41と、エンジンやコントローラ等の各機器を収容する機械室42と、車体が傾倒しないようにバランスを保つためのカウンタウェイト43と、運転室41の左右側方の下側にそれぞれ配置された左右一対の昇降装置5L,5Rと、が設けられている。また、後フレーム102は、左右一対の後輪22L,22Rを上方からそれぞれ覆う左右一対の後フェンダ220L,220Rを有している。
なお、以下の説明において、ホイールローダ1の左右方向のうち、運転室41に設けられた運転席(不図示)に着座したオペレータの左手の方向を「左方向」とし、右手の方向を「右方向」とする。また、以下では、「車体の左右方向」を単に「左右方向」とし、「車体の前後方向」を単に「前後方向」とする場合がある。
運転室41は、運転席に着座したオペレータを囲むように前後左右にそれぞれ配置された窓を有している。図2及び図3に示すように、運転室41の前側に配置された前窓412は、運転席に着座したオペレータの正面に位置する正面部412Fと、オペレータの左手前方に位置する左前面部412Lと、オペレータの右手前方に位置する右前面部412Rと、を含んで構成されている。また、運転室41には、正面部412Fに付着した汚れ等を拭き取るワイパー413が、前窓412の下方に取り付けられている。
左右一対の昇降装置5L,5Rは、オペレータが運転室41に搭乗する際や、作業員が車体のメンテナンス作業及び清掃作業を行う際等に用いられる。なお、左右一対の昇降装置5L,5Rは同様の構成であるため、以下では、左側の昇降装置5Lを例に挙げて説明する。
図1、図4及び図5に示すように、昇降装置5Lは、上下方向に間隔を空けて配置された第1〜第4ステップ51〜54を有している。本実施形態では、第1〜第4ステップ51〜54は、上側から第1ステップ51、第2ステップ52、第3ステップ53、第4ステップ54の順に並んでおり、第1ステップ51が第1〜第4ステップ51〜54のうち最上段に位置する最上段ステップとなっている。
図6に示すように、第1ステップ51は、車体の左右方向に短辺を有し、かつ前後方向に長辺を有する踏板部511と、踏板部511の短辺方向の両端から下方に向かって立設した一対の側部512A,512Bと、踏板部511と対向して配置された底板部513と、を有する箱状に形成されている。
そして、一対の側部512A,512Bには、踏板部511の短辺方向に貫通する貫通孔514A,514Bが、それぞれ踏板部511の長辺方向に沿って延びて形成されている。なお、図6では、一対の貫通孔514A,514Bのうちの一方の貫通孔514A側のみを示している。また、第1ステップ51の前端には、開口部515が形成されている。
また、ホイールローダ1では、前述したように、前窓412が正面部412F、左前面部412L、及び右前面部412Rの3つのガラス面で構成されており、これらのガラス面のうち左前面部412L及び右前面部412Rにはワイパーが設けられていないことから、正面部412Fと比べて左前面部412L及び右前面部412Rに汚れが溜まりやすい。そこで、ホイールローダ1は、前窓412を清掃する際に用いられる足場6を備えており、特に左前面部412L及び右前面部412Rの清掃作業をしやすくしている。
この足場6は、図4に示すように、使用しない場合には第1ステップ51に設けられた格納部50(図6参照)に格納されて外部に露出しない状態となっている。一方、使用する場合には、足場6は、格納部50から前方に向かって展開されて、図5に示すように、昇降装置5Lの第1ステップ51と前フェンダ210Lとの間に配置される。
格納部50は、図6に示すように、踏板部511と一対の側部512A,512Bと底板部513とで囲まれた空間によって形成されている。なお、格納部50は、上下方向が閉塞された空間でなくともよく、少なくとも踏板部511と一対の側部512A,512Bとで囲まれた空間によって形成されていればよい。
具体的には、足場6は、互いに連結された長方形状の第1プレート61及び第2プレート62を有しており、使用時において、第1プレート61及び第2プレート62が格納部50から前方に向かって引き出されて、第1ステップ51と前フェンダ210Lとの間を架け渡すように前後方向に延在する。このとき、第1プレート61及び第2プレート62は、長辺方向が車体の前後方向に沿うように配置されている。本実施形態では、第1プレート61が最前位置(前フェンダ210L側)に展開される先端プレートであり、第2プレート62が第1ステップ51側に展開される基端プレートである。
第1プレート61は、薄板を屈曲して形成されており、図6に示すように、オペレータや作業者の足が載る長方形状の平板部611と、平板部611の短辺方向の両端から下方に向かって立設した一対の側部612A,612Bと、一対の側部612A,612Bの下端から平板部611の短辺方向の内側に向かってそれぞれ延出した延出部613A,613Bと、を有している。
図7(a)及び図7(c)に示すように、第1プレート61の側部612A,612Bには、平板部611の短辺方向に貫通する貫通孔614A,614Bが、それぞれ平板部611の長辺方向に沿って延びて形成されている。平板部611には、裏面611Aにおける長辺方向の一端部に、下方に向かって突出する突出片615が設けられている。この突出片615には、足場6を前フェンダ210Lに設けられた固定部7に固定するためのキャッチクリップ8のフック81が取り付けられている。
第1プレート61と同様に、第2プレート62は、薄板を屈曲して形成されており、平板部621と、一対の側部622A,622Bと、一対の延出部623A,623Bと、を有している。
第2プレート62の側部622A,622Bには、長辺方向の一端部に平板部621の短辺方向の内側に向かって突出する第1ピン624A,624Bが、長辺方向の他端部に平板部621の短辺方向の外側に向かって突出する第2ピン625A,625Bが、それぞれ設けられている。なお、図6では、一対の第1ピン624A,624Bのうち一方の第1ピン624B側を、一対の第2ピン625A,625Bのうち一方の第2ピン625A側を、示している。
また、図6に示すように、第2プレート62の短辺方向の内寸は、第1プレート61の短辺方向の外寸よりも大きく、さらに、昇降装置5Lの第1ステップ51の短辺方向の内寸は第2プレート62の短辺方向の外寸よりも大きく設定されている。
したがって、第2プレート62の内側に第1プレート61が配置された状態で、第2プレート62の第1ピン624A,624Bが第1プレート61の貫通孔614A,614Bに挿通されて、第1プレート61と第2プレート62とが嵌合する。そして、第2プレート62の第1ピン624A,624Bが第1プレート61の貫通孔614A,614Bに案内されることにより、第1プレート61が第2プレート62に対して前後方向に摺動可能となっている。
また、第1ステップ51の内側(格納部50)に第2プレート62が配置された状態で、第2プレート62の第2ピン625A,625Bが第1ステップ51の貫通孔514A,514Bに挿通されて、第2プレート62と第1ステップ51とが嵌合する。そして、第2プレート62の第2ピン625A,625Bが第1ステップ51の貫通孔514A,514Bに案内されることにより、第2プレート62が第1ステップ51に対して前後方向に摺動可能となっている。
足場6は、格納時において、第1ステップ51の内側(格納部50)に第2プレート62が、第2プレート62の内側に第1プレート61が、それぞれ格納されることにより、第1プレート61と第2プレート62とが重ねられた状態で格納部50に格納される。一方、足場6は、使用時において、第1プレート61及び第2プレート62が格納部50から開口部515を介して前方に向かって水平に引き出され、第1プレート61が前フェンダ210Lの固定部7に固定される。
固定部7は、長方形状の薄板を屈曲して形成され、図7(b)に示すように、短辺方向が車体の前後方向に沿うように延在する水平部71と、水平部71の短辺方向の一端から下方に向かって延在する垂下部72と、を有している。水平部71は、第1プレート61を下方から支持する支持面71Aを有している。水平部71の前端及び垂下部72の下端はそれぞれ、前フェンダ210Lの外表面に溶接にて固定されている。
この固定部7は、足場6を下方から支持する構成となっており、第1プレート61は、平板部611の裏面611Aが水平部71の支持面71Aに接触した状態で、キャッチクリップ8を用いて固定される。
キャッチクリップ8は、図7(a)〜(c)に示すように、第1プレート61の突出片615側に取り付けられたフック81と、固定部7の垂下部72に取り付けられたロック部82と、ロック部82と回動可能にピン結合された係合部83と、を有している。ロック部82は、内部にバネ(不図示)を備えており、当該バネの付勢力によって係合部83がフック81に係合された状態でロックされる。具体的には、係合部83をフック81に引っ掛けた上で、ロック部82を下方に向かって回動させることによりロックが掛かり、一方、ロック部82を上方に向かって回動させるとロックが解除される。
(前窓412の清掃作業の手順)
次に、オペレータや作業者(以下、単に「作業者」とする)が前窓412の清掃作業を行う場合の手順について説明する。
前窓412の清掃作業を行う場合、まず、作業者は、ホイールローダ1の姿勢を、前フレーム101と後フレーム102とが左右方向に屈曲していない状態に戻し、エンジンを停止する。次に、作業者は、格納部50に格納されている第1プレート61の突出片615を手で掴んで第1プレート61を前方に向かって引っ張る。これにより、格納されている第1プレート61及び第2プレート62が、摺動しながら前方に向かって水平に引き出される。そして、作業者は、第1プレート61を固定部7の支持面71A上に載置し、キャッチクリップ8で第1プレート61を固定部7に固定させる。
足場6の準備を終わらせた作業者は、昇降装置5Lの第1ステップ51上まで上り、前窓412の左前面部412Lの脇に取り付けられた手摺り414(図1参照)を掴んだまま足場6上を歩く。そして、作業者は、左前面部412Lの側方まで進んで、前窓412の清掃作業を行う。なお、前窓412の清掃作業が終了して足場6を格納する場合については、逆の手順により作業を行えばよい。
このように、足場6は、昇降装置5Lの第1ステップ51と前フェンダ210Lとの間に常設されているわけではなく、前窓412の清掃作業を行う場合に格納部50から前方に向かって引き出されて、第1ステップ51と前フェンダ210Lとの間に設けられるものであり、ホイールローダ1が通常作業を行っている間は第1ステップ51に設けられた格納部50に格納されており、外部に露出していない。そのため、ホイールローダ1の通常作業に伴って前フレーム101が後フレーム102に対して左右方向に屈曲した場合であっても、足場6が前フレーム101に干渉してしまうといった事態が生じない。
仮に、ホイールローダ1が足場6を備えていない場合には、前窓412の清掃作業を行う際に、例えば作業員の手が届く場所まで前窓412を近づけるように、後フレーム102に対して前フレーム101を左右方向に屈曲させることがあり、この場合、屈曲させた前フレーム101が他の車両等に接触しない程度に広い清掃作業場を用意する必要がある。
しかしながら、本実施形態では、足場6は、前フレーム101が後フレーム102に対して左右方向に屈曲していない状態で、昇降装置5Lの第1ステップ51と前フェンダ210Lとの間に設けられるものであるため、例えば狭い駐機場においても、作業員が両足で立てる程度に広い足場を確保することができ、清掃作業がしやすい。
また、本実施形態では、足場6は、第1プレート61が固定部7の支持面71Aの上に載置された状態でキャッチクリップ8を用いることにより固定部7に固定されるため、足場6に荷重がかかった場合でも、固定部7は第1プレート61を下方から支持することができる。これにより、作業員が第1プレート61の上に乗り、足場6に荷重がかかった状態においても、足場6が安定するため、作業員は、足元が安定した状態で清掃作業を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、第1プレート61と第2プレート62とが前後方向に摺動可能に嵌合されると共に、第2プレート62が第1ステップ51に対して前後方向に摺動可能に嵌合されており、いわゆるスライド機構を利用して足場6を出し入れすることができる。したがって、足場6を格納部50から出し入れする作業がスムーズかつ容易となる。さらに、足場6が格納される格納部50が第1ステップ51に設けられているため、格納部50を設ける場所を別途用意する必要がない。
なお、足場6は、必ずしもスライド機構を利用して第1プレート61及び第2プレート62を格納部50から出し入れする必要はなく、次の第2実施形態において、第1プレート61及び第2プレート62の出し入れ方法の他の一例を説明する。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るホイールローダについて、図8〜12を参照して説明する。なお、図8〜12において、第1実施形態に係るホイールローダ1について説明したものと共通する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は、第2実施形態に係るホイールローダにおいて、足場6Aが格納された状態を示す図である。図9は、格納部50Aの内部を示す図である。図10は、足場6Aの展開過程の前半を示す図である。図11は、足場6Aの展開過程の後半を示す図である。図12は、足場6Aの使用状態を示す図である。
本実施形態では、昇降装置5Lの第1ステップ51Aは、左右方向に短辺を有し、かつ前後方向に長辺を有する底部516と、底部516の左端から上方に向かって立設された側部517と、底部516に対向して配置された蓋部518と、を有している。格納部50Aは、底部516と側部517と蓋部518とで囲まれた空間によって形成されている。
なお、図9〜11に示すように、蓋部518は、第1ステップ51の前端面を構成する部分518Aも含んで構成されているが、少なくとも底部516に対向する部分518Bで形成されていればよい。この場合、格納部50Aは、底部516と底部516に対向する部分518Bとの間の空間で形成される。
図9〜12に示すように、足場6Aは、長板状の第1プレート61A及び第2プレート62Aを有しており、第1プレート61Aと第2プレート62Aとは、長辺方向の一端部に設けられたヒンジを介して回動自在に連結されている。そして、第2プレート62Aは、長辺方向の他端部に設けられたヒンジを介して第1ステップ51Aの底部516に対して回動自在に連結されている。
足場6Aは、図9に示すように、格納時において、第1プレート61Aが第2プレート62Aの上に折り畳まれて重ねられた状態で格納部50Aに格納される。一方、足場6Aは、使用時において、第1プレート61A及び第2プレート62が各ヒンジを中心として回転しながら前方に展開され、第1プレート61Aが前フェンダ210Lの固定部7に固定される。
足場6Aを使用する際の具体的な手順は、まず、図9に示すように、作業者は、第1ステップ51Aの蓋部518を上方に向かって開ける。次に、作業者は、格納部50Aにおいて折り畳まれた状態の第1プレート61Aの前端部を斜め上前方に向かって引っ張り出す。これにより、第2プレート62Aが第1ステップ51とのヒンジを中心として前方に向かって180°回転し、第1プレート61Aが第2プレート62Aとのヒンジを中心として前方に向かって180°回転し、第1ステップ51と前フェンダ210Lとの間に第1プレート61A及び第2プレート62Aを延在させる。
本実施形態においても、第1実施形態における作用及び効果と同様に、前窓412の清掃作業がしやすい広い足場6Aを確保しつつ、前フレーム101と足場6Aとの干渉を解消することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、本実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、本実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。またさらに、本実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、上記実施形態では、昇降装置5Lは、第1〜第4ステップ51〜54の4つのステップを有していたが、必ずしも4つのステップを有している必要はなく、複数のステップを有していればその数について特に制限はない。
また、上記実施形態では、足場6,6Aは、第1プレート61,61Aと第2プレート62,62Aの2つのプレートを有していたが、必ずしも2つのプレートを有している必要はなく、複数のプレートを有していればその数について特に制限はない。
また、上記実施形態では、前フェンダ210Lに設けられた固定部7は、足場6,6Aの第1プレート61,61Aを下方から支持する支持面71Aを有していたが、必ずしも足場6,6Aを下方から支持する構造である必要はなく、足場6を固定することができればよい。
また、上記実施形態では、車体の左側方にのみ足場6,6Aが設けられていたが、これに限らず、車体の右側方にのみ足場6,6Aが設けられていてもよいし、両側方に足場6,6Aがそれぞれ設けられていてもよい。
1:ホイールローダ
3:作業機
6,6A:足場
7:固定部
21L,21R:前輪
22L,22R:後輪
41:運転室
50,50A:格納部
51:第1ステップ(最上段ステップ)
52:第2ステップ
53:第3ステップ
54:第4ステップ
61:第1プレート(先端プレート)
62:第2プレート(基端プレート)
71A:支持面
101:前フレーム
102:後フレーム
210L,210R:前フェンダ
412:前窓
412F:正面部
412L:左前面部
412R:右前面部
511:踏板部
512A,512B:一対の側部
516:底部
518:蓋部

Claims (4)

  1. 一対の前輪及び作業機が設けられ、前記一対の前輪をそれぞれ覆う前フェンダを有する前フレーム、ならびに一対の後輪及び運転室が設けられ、前記前フレームと左右方向に回動自在に連結された後フレームを有する車体と、前記運転室の側方において上下方向に間隔を空けて配置された複数のステップと、を備え、前記運転室には、運転席に着座したオペレータの正面に配置された正面部と、前記オペレータの左手前方に配置された左前面部と、前記オペレータの右手前方に配置された右前面部と、を含む前窓が設けられたホイールローダにおいて、
    前記前窓を清掃する際に用いられる足場と、
    前記複数のステップのうち最上段に位置する最上段ステップに設けられ、前記足場が格納される格納部と、
    前記前フェンダに設けられ、前記足場の使用時に前記足場を固定するための固定部と、を備え、
    前記足場は、
    互いに連結された複数のプレートを有し、
    格納時において、前記複数のプレートが重ねられた状態で前記格納部に格納され、
    使用時において、前記複数のプレートが前記格納部から前記車体の前方に向かって展開され、前記複数のプレートのうち最前位置に展開された先端プレートが、前記固定部に固定される
    ことを特徴とするホイールローダ。
  2. 請求項1に記載のホイールローダにおいて、
    前記固定部は、前記先端プレートを下方から支持する支持面を有している
    ことを特徴とするホイールローダ。
  3. 請求項1に記載のホイールローダにおいて、
    前記最上段ステップは、
    前記車体の左右方向に短辺を有し、かつ前記車体の前後方向に長辺を有する踏板部と、
    前記踏板部の短辺方向の両端から下方に向かって立設した一対の側部と、を備え、
    前記格納部は、前記踏板部と前記一対の側部とによって囲まれた空間で形成され、
    前記複数のプレートは、隣り合うプレート同士が前記車体の前後方向に摺動可能に嵌合されると共に、前記最上段ステップ側に展開される基端プレートが前記最上段ステップに対して前記車体の前後方向に摺動可能に嵌合されており、使用時において前記格納部から前記車体の前方に向かって水平に引き出される
    ことを特徴とするホイールローダ。
  4. 請求項1に記載のホイールローダにおいて、
    前記最上段ステップは、
    前記車体の左右方向に短辺を有し、かつ前記車体の前後方向に長辺を有する底部と、
    前記底部に対向して配置された蓋部と、を備え、
    前記格納部は、前記底部と前記蓋部との間の空間で形成され、
    前記複数のプレートは、隣り合うプレート同士がヒンジを介して回動自在に連結されると共に、前記最上段ステップ側に展開される基端プレートがヒンジを介して前記底部に対して回動自在に連結されており、格納時において折り畳まれて重ねられる
    ことを特徴とするホイールローダ。
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