JP2019155939A - 空調補助システム、空調補助プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員が煩わしさを感じる可能性が低いタイミングで空調装置作動時の窓の開放に関する報知を実施する技術の提供。【解決手段】車両の窓の開/閉状態を取得する開閉状態取得部と、前記車両の空調装置のオン/オフ状態を取得する空調状態取得部と、前記車両の電装品への電源供給が開始されてから既定期間が経過するまでの間は、前記空調装置がオン状態でかつ前記窓が開状態であっても、前記窓が開状態である旨の報知を実施せず、前記既定期間が経過して以降は、前記空調装置がオン状態であって前記窓が開状態である場合に前記報知を実施する、報知制御部と、を備える空調補助システムを構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、空調補助システム、空調補助プログラムに関する。
従来、車両の空調装置を始動させる際に窓の開閉状態を検出し、窓が開いている場合には警報を発することが知られている(例えば特許文献1)。
実開昭58−65110号公報
夏は車室内温度が高いため、車両に乗り込んだ直後に乗員が例えば意図的に窓を開けて換気し車室内温度を下げようとすることがある。このように乗員が意図的に窓を開けた際にも「窓が開いている」旨の報知が実施されると乗員が煩わしいと感じる可能性がある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、乗員が煩わしさを感じる可能性が低いタイミングで空調装置作動時の窓の開放に関する報知を実施する技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、空調補助システムは、車両の窓の開/閉状態を取得する開閉状態取得部と、前記車両の空調装置のオン/オフ状態を取得する空調状態取得部と、前記車両の電装品への電源供給が開始されてから既定期間が経過するまでの間は、前記空調装置がオン状態でかつ前記窓が開状態であっても、前記窓が開状態である旨の報知を実施せず、前記既定期間が経過して以降は、前記空調装置がオン状態であって前記窓が開状態である場合に前記報知を実施する、報知制御部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、空調補助プログラムは、コンピュータを、車両の窓の開/閉状態を取得する開閉状態取得部、前記車両の空調装置のオン/オフ状態を取得する空調状態取得部、前記車両の電装品への電源供給が開始されてから既定期間が経過するまでの間は、前記空調装置がオン状態でかつ前記窓が開状態であっても、前記窓が開状態である旨の報知を実施せず、前記既定期間が経過して以降は、前記空調装置がオン状態であって前記窓が開状態である場合に前記報知を実施する、報知制御部、として機能させる。
すなわち、空調補助システム、プログラムは、空調装置がオン状態であって窓が開状態であっても、電装品への電源供給が開始されてから既定期間が経過するまでの間は、窓が開いている旨の報知が実施されない。例えば夏期に車室内温度が高温に達している車両に乗り込んだ直後、乗員が換気のために意図的に窓を開けることがある。このような場合にも、本システム、プログラムによれば、既定期間が経過するまでの間は窓が開いている旨の報知は実施されない。このような場合にも報知がなされると乗員が煩わしく感じる可能性があるが、本システム、プログラムによればその可能性を低減できる。また本システム、プログラムによれば、既定期間経過後には空調装置がオン状態であって窓が開状態であれば窓が開いている旨の報知が実施される。既定期間後に窓が開状態のまま空調装置がオン状態である場合は、乗員がその状態を意図していない可能性があり、この報知によって、乗員が意図せず窓が開状態のまま空調装置が作動する可能性を低減できる。このように本システム、プログラムによれば、乗員が煩わしさを感じる可能性が低いタイミングで空調装置作動時の窓の開放に関する報知を実施することができる。
空調補助システムの構成を示すブロック図である。 空調補助処理を示すフローチャートである。 図3A〜図3Cは報知タイミングの例を示すタイミングチャートである。 図4A〜図4Cは報知タイミングの例を示すタイミングチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)空調補助システムの構成:
(2)空調補助処理:
(3)他の実施形態:
(1)空調補助システムの構成:
図1は、本発明にかかる空調補助システム10の構成を示すブロック図である。空調補助システム10は車両に搭載されている。空調補助システム10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20と図示しない記録媒体を備えており、記録媒体やROMに記憶されたプログラムを制御部20で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムとして空調補助プログラム21を実行可能である。
空調補助システム10が搭載された車両は、窓センサ41と窓ECU42と空調装置43と空調ECU44とユーザI/F部45を備えている。窓センサ41は、窓の開/閉状態を検知するセンサである。窓ECU42は、車両が備える各窓(パワーウィンドウ)を制御するECUである。窓ECU42は各窓の図示しない開閉スイッチに対する操作に応じて図示しない駆動部(窓の開閉を行う駆動部)に制御信号を出力し、駆動部は当該制御信号に応じて窓を開閉する。また窓ECU42は、各窓に対応して設けられた窓センサ41から窓の開/閉状態を示す信号を取得し、制御部20に出力する。本実施形態においては、各窓について当該窓が完全に閉まっている状態を閉状態とし、僅かでも開いている場合は開状態と見なすものとして説明を行う。
空調装置43は、車室内の冷房等を行うための装置である。空調装置43は、空調ECU44の制御に従って空調装置43の各部を稼働させる。空調ECU44は、空調装置を作動させるための図示しない各種の空調スイッチ(オン/オフスイッチ、温度設定スイッチ等)に対する操作に応じて空調装置43を制御するECUである。また空調ECU44は、空調装置43のオン/オフ状態を示す信号を制御部20に出力する。
ユーザI/F部45は、利用者の指示を入力し、また利用者に各種の情報を提供するためのインターフェース部であり、図示しないタッチパネルディスプレイからなる表示部やスイッチ等の入力部、スピーカ等の音声出力部を備えている。ユーザI/F部45は制御部20から制御信号を受信し、スピーカから様々な音声メッセージを出力することが可能であり、音声メッセージによって車両の乗員に様々な情報を報知することができる。
空調補助プログラム21は、窓が開状態かつ空調装置43がオン状態である場合に、窓が開いている旨の報知を実施する機能を実現するために、開閉状態取得部21aと空調状態取得部21bと報知制御部21cとを備えている。開閉状態取得部21aは、車両の窓の開/閉状態を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。開閉状態取得部21aの機能により制御部20は、各窓の窓センサ41から窓の開/閉状態を示す信号を取得する。本実施形態においては、開閉状態取得部21aの機能により制御部20は、全ての窓の窓センサ41が閉状態を示す信号を出力した場合は車両の窓は全て閉状態であると判断し、いずれか一つでも窓センサ41が開状態を示す信号を出力した場合は車両の窓が開状態であると判断する。
空調状態取得部21bは、車両の空調装置43のオン/オフ状態を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。空調状態取得部21bの機能により制御部20は、空調ECU44から空調装置43のオン/オフ状態を取得する。
報知制御部21cは、車両の電装品への電源供給が開始されてから既定期間が経過するまでの間は、空調装置43がオン状態でかつ窓が開状態であっても、窓が開状態である旨の報知を実施せず、既定期間が経過して以降は、空調装置43がオン状態であって窓が開状態である場合に当該報知を実施する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。
本実施形態においては、経過時間の計測を開始するトリガを、図示しない窓の駆動部や窓開閉スイッチ、窓センサ41、窓ECU42、空調スイッチ、空調装置43、空調ECU44(これらは本実施形態においては請求項に記載の電装品に相当する)への電源供給が開始されたこととする。すなわち、乗員が窓開閉スイッチを操作することによって窓を開閉可能であり、空調装置43も作動可能な状態となってからの経過時間を制御部20は計測する。なお既定期間は、車室内の空気を換気する目的で乗員が意図的に窓を開ける場合に、窓の開状態が継続することが想定される期間や、換気によって車室内温度が外気温に接近するのに必要な期間等に基づいて設定されてよい。具体的には例えば既定期間として120秒を想定してよい。
報知制御部21cの機能により制御部20は、経過時間が既定期間未満の間は、窓が開状態でかつ空調装置43がオン状態であっても、窓が開状態である旨の音声メッセージをスピーカから出力しない。したがって換気のために乗員が意図的に窓を開けることが想定される期間に窓が開いている旨の報知を行うことによって乗員に煩わしさを感じさせることを防止できる。また報知制御部21cの機能により制御部20は、経過時間が既定期間以上である場合は、窓が開状態でかつ空調装置43がオン状態である場合に、窓が開状態である旨の音声メッセージをスピーカから出力する。したがって、車両の乗員が煩わしさを感じる可能性が低いタイミングで空調装置作動時の窓の開放に関する報知を実施することができ、窓が閉め忘れられた状態で空調装置が作動し続けることを防止できる。
(2)空調補助処理:
次に、制御部20が実行する空調補助処理を、図2を参照しながら説明する。空調補助処理は、空調装置43や空調ECU44、窓センサ41、窓ECU42等の電装品への電源供給が開始された際に開始される。なお電装品への電源供給が開始されると、電源供給が開始されてからの経過時間の計測も開始される。
空調補助処理が開始されると、制御部20は、報知制御部20cの機能により、電装品への電源供給開始から既定期間が経過したか否かを判定する(ステップS100)。すなわち制御部20は、電装品への電源供給開始からの経過時間が既定期間以上であるか否かを判定し、経過時間が規定期間以上である場合、電装品への電源供給開始から既定期間が経過したと判定する。ステップS100において既定期間が経過したと判定されない場合、制御部20はステップS100に戻り既定期間が経過したと判定されるまで待機する。したがって既定期間が経過するまでの間、仮に窓が開状態であって空調装置43がオン状態であっても窓が開状態である旨の報知は実施されない。
ステップS100において電装品への電源供給開始から既定期間が経過したと判定される場合、制御部20は空調状態取得部21bの機能により、空調装置43がオン状態であるか否かを判定する(ステップS105)。すなわち制御部20は、空調ECU44から空調装置43のオン/オフ状態を示す信号を取得し、当該信号が、空調装置43がオン状態であることを示す場合、ステップS105において空調装置43がオン状態であると判定する。当該信号が、空調装置43がオフ状態であることを示す場合、制御部20はステップS105において空調装置43がオン状態であると判定しない。
ステップS105において空調装置がオン状態であると判定されない場合は、ステップS120の処理に進む。ステップS105において空調装置43がオン状態であると判定される場合、制御部20は開閉状態取得部21aの機能により、窓は開状態であるか否かを判定する(ステップS110)。すなわち制御部20は、窓ECU42から各窓の開/閉状態を示す信号を取得し、当該信号が、少なくとも一つの窓が開状態であることを示す場合、制御部20はステップS110において窓は開状態であると判定する。当該信号が、全ての窓が閉状態であることを示す場合、制御部20はステップS110において窓は開状態であると判定しない。
ステップS110において窓は開状態であると判定されない場合、制御部20はステップS120の処理に進む。ステップS110において窓は開状態であると判定される場合、制御部20は報知制御部21cの機能により、窓が開状態である旨の報知を実施する。具体的には例えば、制御部20は「窓が開いています」等の音声メッセージをスピーカから発生させる。したがって例えば仮に既定期間経過前から窓が開状態でかつ空調装置43がオン状態であった場合、既定期間が経過したタイミングで窓が開状態である旨の報知が実施されることとなる。
ステップS115の実行後、または、ステップS105において空調装置43がオン状態であると判定されない場合、または、ステップS110において窓は開状態であると判定されない場合に、制御部20は、空調装置43がオフ状態からオン状態に切り替わったか否かを判定する(ステップS120)。すなわち制御部20は、空調ECU44から空調装置43のオン/オフ状態を示す信号を取得し、前回空調ECU44から取得した当該信号と比較する。前回空調ECU44から取得した信号が、空調装置43がオフ状態であることを示す信号であり、かつ、今回空調ECU44から取得した信号が、空調装置43がオン状態であることを示す信号である場合、制御部20はステップS120において空調装置43がオフ状態からオン状態に切り替わったと判定する。
ステップS120において、空調装置43がオフ状態からオン状態に切り替わったと判定されない場合は、制御部20はステップS120の処理に戻る。ステップS120において空調装置43がオフ状態からオン状態に切り替わったと判定されない場合とはすなわち、空調装置43のオフ状態が継続している場合、または、空調装置43のオン状態が継続している場合、または、空調装置43がオン状態からオフ状態に切り替わった場合である。
ステップS120において空調装置43がオフ状態からオン状態に切り替わったと判定される場合、制御部20は開閉状態取得部21aの機能により、窓は開状態であるか否かを判定する(ステップS125)。すなわち制御部20は、窓ECU42から窓の開/閉状態を示す信号を取得し、当該信号が、少なくとも一つの窓が開状態であることを示す場合は、窓が開状態であると判定し、当該信号が、全ての窓が閉状態であることを示す場合は、窓が開状態であると判定しない。
ステップS125において窓は開状態であると判定されない場合、制御部20はステップS120の処理に戻る。ステップS125において窓は開状態であると判定される場合、制御部20は報知制御部21cの機能により、窓が開状態である旨の報知を実施する(ステップS130)。具体的には例えばステップS115と同様に、制御部20は「窓が開いています」等の音声メッセージをスピーカから発生させる。
図3および図4は、以上の空調補助処理による報知タイミングの例を示すタイミングチャートである。図3Aは、電装品への電源供給が開始されたタイミングにおいては、空調装置43は既にオン状態(例えば前回空調装置43がオン状態のまま空調装置43への電源供給が終了したため電装品への電源供給開始とともに空調装置43が再度オン状態になったため)であるが、窓は閉状態であることを示している。この後、既定期間が経過するまでの間に乗員が意図的に窓を開けても、既定期間内に窓を閉めれば、上記の空調補助処理によって、図3Aに示すように報知はなされない。したがって意図的に窓を開けている乗員が煩わしいと感じる可能性を低減できる。なお、仮に乗員が既定期間内に窓を閉めなかった場合は、図3Bに示すように、既定期間が経過したタイミングで、窓が開状態である旨の報知が実施される。そのため、この報知によって空調装置43作動時の窓の閉め忘れの可能性を低減できる。
図3Cは、電装品への電源供給が開始されたタイミングにおいて、空調装置43は既にオン状態であり窓も開状態(窓ECU42等への電源供給が開始される前から窓が開いていた)であることを示している。この場合、図3Cに示すように、既定期間が経過したタイミングで窓が開状態である旨の報知が実施される。したがって、この報知によって空調装置43作動時の窓の閉め忘れの可能性を低減できる。閉め忘れを認識させるための当該報知を乗員が煩わしいと感じる可能性は少ない。
図4Aおよび図4Bは、電装品への電源供給が開始されたタイミングにおいて、空調装置43はオフ状態であるが、窓は開状態(窓ECU42等への電源供給が開始される前から窓が開いていた)であることを示している。乗員が、既定時間が経過する前に空調装置43をオン状態に切り替えたとしても、上記の空調補助処理によって窓が開状態である旨の報知は図4Aに示すように既定期間が経過したタイミングまで実施されない(既定期間が経過したタイミングで実施される)。この報知によって乗員は窓の閉め忘れに気付いて窓を閉めることが可能である。
なお、既定期間経過後に乗員が空調装置43をオン状態に切り替えた場合は、上記の空調補助処理によって、図4Bに示すように直ちに窓が開状態である旨の報知が実施される。そのため、例えば窓が開いた状態で車両が走行中に、乗員が空調装置43をオフからオンに切り替えると直ちに報知が実施されることとなる。したがってこの報知によって乗員は窓の閉め忘れに気付いて窓を閉めることが可能である。
なお図4Cは、電装品への電源供給が開始されたタイミングにおいて、空調装置43はオフ状態であり、窓は閉状態であるが、既定期間内に乗員が空調装置43をオン状態に切り替えなおかつ窓を開状態にした場合を示している。この場合は、上記の空調補助処理により、図4Cに示すように既定時間が経過したタイミングで窓が開状態である旨の報知が実施される。なお既定期間内において、乗員が空調装置をオフ状態からオン状態に切り替える前に窓を開けた場合も同様に、既定期間が経過したタイミングで報知が実施される。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、車両の電装品への電源供給が開始されてから既定期間が経過するまでの間は空調装置がオン状態でかつ窓が開状態であっても窓が開状態である旨の報知を実施せず、既定期間が経過して以降は、空調装置がオン状態であって窓が開状態である場合に報知を実施する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、空調補助システムは、車両等に搭載された装置であっても良いし、空調ECUや窓ECU等と無線通信が可能な可搬型の端末によって実現される装置であっても良いし、複数の装置(例えば、クライアントとサーバ)によって実現される装置であっても良い。
さらに、空調補助システムを構成する開閉状態取得部21a、空調状態取得部21b、報知制御部21cの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。例えば、開閉状態取得部21aの一部の機能が窓ECU42で実現されてもよい。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
開閉状態取得部は、車両の窓の開/閉状態を取得することができればよい。例えば、窓はパワーウィンドウでなくてもよい。また例えば、開閉状態取得部は窓の開/閉状態を取得するのみならず開状態の度合いを取得することができてもよい。その場合に、窓の開状態の度合いに応じて既定期間が可変に設定されてもよい。例えば、窓の開状態が全開の場合は、窓の開状態が全開でない場合よりも、換気による車室内温度の車外温度への接近が早いことが予想されることから、窓の開状態が全開の場合は窓の開状態が全開でない場合よりも、既定期間が短く設定されてもよい。
空調状態取得部は、車両の空調装置のオン/オフ状態を取得することができればよい。冷房に限らず暖房機能やその他の空調機能がオン状態であり、かつ窓が開状態の場合も、既定時間が経過するまでは窓が開状態である旨の報知が実施されない構成を採用してもよい。その場合、空調状態取得部は、冷房に限らず暖房機能やその他の空調機能のオン/オフ状態を取得することができればよい。
報知制御部は、車両の電装品への電源供給が開始されてから既定期間が経過するまでの間は、空調装置がオン状態でかる窓が開状態であっても、窓が開状態である旨の報知を実施せず、既定期間が経過して以降は、空調装置がオン状態であって窓が開状態である場合に報知を実施することができればよい。例えば、既定期間経過後に空調装置がオン状態において窓(例えば運転席以外の窓)が閉状態から開状態に変化した場合に、窓が開いている旨を報知する構成を採用してもよい。
なお上記実施形態においては、空調装置やパワーウィンドウに電源供給が開始されてから(例:IG ON)の経過時間を計測し既定期間と比較する構成を採用していたが、経過時間の計測開始のトリガはこのタイミングに限定されない。例えば、空調装置やパワーウィンドウ以外の電装品への電源供給が開始されたタイミング(例:ACC ON)から経過時間を計測する構成であってもよい。また、空調装置やパワーウィンドウに電源供給されているがエンジンはスタートしていない状態からエンジンスタート状態に切り替わる際に、空調装置やパワーウィンドウへの電源供給が一時停止しエンジンスタート後に再開する車両の場合は、経過時間の計測は電源供給再開後も一時停止前の値から継続されてもよいし、電源供給再開後に経過時間の計測はリセット(0から計測し直し)されてもよい。
また、窓が開状態であることに加え、空調装置が作動中であることも報知されてよい。なお、これらの報知は音声メッセージによってなされることに限定されない。例えばブザー音によって報知される態様であってもよい。また、車両に備えられた表示部に窓が開状態である旨が表示されてもよい。
さらに、本発明のように、車両の電装品への電源供給が開始されてから既定期間が経過するまでの間は空調装置がオン状態でかつ窓が開状態であっても窓が開状態である旨の報知を実施せず、既定期間が経過して以降は、空調装置がオン状態であって窓が開状態である場合に報知を実施する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…空調補助システム、20…制御部、20c…報知制御部、21…空調補助プログラム、21a…開閉状態取得部、21b…空調状態取得部、21c…報知制御部、41…窓センサ、42…窓ECU、43…空調装置、44…空調ECU、45…ユーザI/F部

Claims (2)

  1. 車両の窓の開/閉状態を取得する開閉状態取得部と、
    前記車両の空調装置のオン/オフ状態を取得する空調状態取得部と、
    前記車両の電装品への電源供給が開始されてから既定期間が経過するまでの間は、前記空調装置がオン状態でかつ前記窓が開状態であっても、前記窓が開状態である旨の報知を実施せず、
    前記既定期間が経過して以降は、前記空調装置がオン状態であって前記窓が開状態である場合に前記報知を実施する、報知制御部と、
    を備える空調補助システム。
  2. コンピュータを、
    車両の窓の開/閉状態を取得する開閉状態取得部、
    前記車両の空調装置のオン/オフ状態を取得する空調状態取得部、
    前記車両の電装品への電源供給が開始されてから既定期間が経過するまでの間は、前記空調装置がオン状態でかつ前記窓が開状態であっても、前記窓が開状態である旨の報知を実施せず、
    前記既定期間が経過して以降は、前記空調装置がオン状態であって前記窓が開状態である場合に前記報知を実施する、報知制御部、
    として機能させる空調補助プログラム。
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