JP2019154765A - クッション - Google Patents

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純一 高野
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Abstract

【課題】心地よい弾力性を与えることが可能なクッションを提供すること。【解決手段】本発明にかかるクッション1は、複数の収容部11a、12aと、収容部同士を連通する複数の連通部11b、12bとを有し、その内部に弾性部材13が収容された第1のクッション構造体10と、第1のクッション構造体10の下方において接し、複数の収容部21a、22aと、収容部同士を連通する複数の連通部21b、22bとを有し、その内部に弾性部材13が収容された第2のクッション構造体20とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、クッションに関し、特に使用者にとって、容易に設置でき、使い心地に優れたクッションに関する。
椅子やソファ等の座面に置いたり、ベッドのマットレスとして用いられるクッションは、長時間に亘って用いられる場合が多い。このため、使用中、少しでも心地よさが持続することが求められている。特に、患者が使用するクッションについては、患者への負担を軽減し、生活の質を高める上で大きな役割が期待されている。そこで、単にウレタン等の弾性部材からなる素材を用いたものではなく、圧力分散効果を発生させるために気体や液体を用いた様々な構造のクッションが提案されている。
本件の出願人は、快適性を向上させるような様々な構造のクッションを提案している(例えば、特許文献1、特許文献2等)。
再表2016−051832号公報 特開2014−226219号公報
クッションは、様々な用途で用いられるが、用途によっては、より薄く機能性に富んだクッションだけではなく、より大きな厚みを有するものが求められている。特許文献1、2等に開示された構造のクッションにおいて単純に上下方向の厚みを大きくすると、複数の収容部が上下方向に延在する構造となるため、使用者が水平方向へ重心を移動させると、収容部のそれぞれがその方向へ屈曲してしまう。かかる屈曲によって収容部の破損を招く他、使用者に対して快適な反力を与えられることができず、心地よい弾力性を与えることができない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、心地よい弾力性を与えることが可能なクッションを提供することを目的とする。
本発明にかかるクッションは、複数の収容部と、前記複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第1のクッション構造体と、前記第1のクッション構造体の下方において接し、複数の収容部と、当該複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第2のクッション構造体とを備えたものである。このような構成を有することによって、使用者の使い心地を維持したまま、厚みを増加させることができる。
さらに、前記第1のクッション構造体と、前記第2のクッション構造体とは、所定の範囲内で相互に水平方向にずれが生じることを許容する構造を有することが好ましい。このような構造を有することによって、使用者の重心が水平方向に移動したような場合にせん断力が発生したとしても、重心の移動に追従し、緩和することが可能となる。
また、前記第1のクッション構造体の収容部と、前記第2のクッション構造体の収容部とは、連通部によって連通されていることが望ましい。これにより、従来の水平方向だけでなく、上下方向にも分散され、圧力分散がより効果的に実行される。
さらに、前記第1のクッション構造体の収容部と、前記第2のクッション構造体の収容部とを連通する連通部は、近接する収容部を連通する複数の連通部より構成されることが望ましい。これにより、圧力分散がより迅速に行われる。
また、前記第1のクッション構造体の収容部よりも前記第2のクッション構造体の収容部の方が、上面視で大きいことが望ましい。このような構成により、クッション全体を安定化させることができる。
また、前記第1のクッション構造体において隣接する収容部同士の間隙の方が、前記第2のクッション構造体において隣接する収容部同士の間隙の方よりも大きくしてもよい。このような構成により、ユーザに近い第1のクッション構造体の収容部の方が倒れやすくなり、ユーザが動いた場合にも擦れが生じることなくその動きに追従できる。
さらに、前記第2のクッション構造体の下方において接し、複数の収容部と、当該複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第3のクッション構造体とを備えるとよい。このような構成により、使用者の使い心地を維持したまま、厚みを増加させることができる。
ここで、前記第3のクッション構造体は、前記第1のクッション構造体と前記第2のクッション構造体の収容部よりも水平方向外側に位置するエアタンクを備えるとよい。このような構成により、クッション全体を安定化させることができる。
前記第2のクッション構造体は、前記第1のクッション構造体よりも多くの収容部を有し、階段状に前記収容部を配置することで、クッション上面を傾斜面とするようにしてもよい。これにより、床面に対するクッション上面の傾斜角を容易に調整できる。
さらにシート状部材と、空気量調整手段を備え、前記シート状部材の上面に、前記第1のクッション構造体と前記第2のクッション構造体を少なくとも含むセルブロックを中央近傍が低くなるように複数配置し、前記空気量調整手段によって、各セルブロックに対する空気量を任意の量に調整するようにしてもよい。これにより、シート状部材に寝た状態のユーザの体位を容易に変換できる。
さらに、制御手段を備え、制御手段は、空気量調整手段による空気量の制御を実行するようにしてもよい。これにより、人手を介することなく、ユーザの体位を変換できる。
本発明にかかるクッションは、複数の収容部と、前記複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第1のクッション構造体と、前記第1のクッション構造体の下方において接し、複数の収容部と、当該複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第2のクッション構造体とを備えた第1のクッションを座面に備え、複数の収容部と、前記複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第4のクッション構造体と、前記第4のクッション構造体の下方において接し、複数の収容部と、当該複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第5のクッション構造体とを備えた第2のクッションを背面に備えた、座席用クッションである。このような構成を有するとき、座った際の快適性を向上させることができる。
ここで、前記第1のクッション構造体又は前記第2のクッション構造体と、前記第4のクッション構造体又は前記第5のクッション構造体とは、収容部同士が連通部によって連通されていることが望ましい。このような構成により、座ったユーザの動きによって、座面のみならず、背面もクッションの外形形状を変化させることができ、より快適性を向上させることができる。
上述の収容部のうち一部の収容部には弾性部材が設けないようにしてもよい。即ち、複数の収容部は、弾性部材を入れた収容部と、弾性部材を入れない収容部とが混在するようにしてもよい。ここで、弾性部材は、収容部(セル)内の空気圧がゼロになった場合にもある程度の底付感を緩和させることができるという役割とともに、重心が移動した際に弾性部材の反発力によって圧縮されたエアーが復元する補助的な役割もある。さらに、複数の収容部に収容される弾性体の硬度を変えることによって使い心地感を向上させることもできる。
本発明によれば、心地よい弾力性を与えることが可能なクッションを提供することができる。
実施の形態1にかかるクッションの概略的な構造を示す断面図である。 実施の形態1にかかるクッションの概略的な構造を示す断面図である。 実施の形態1にかかるクッションの各構成要素の概略的な構造を示す上面図である。 実施の形態1にかかるクッションの各構成要素の概略的な構造を示す上面図である。 実施の形態1にかかるクッションの各構成要素の概略的な構造を示す上面図である。 実施の形態1にかかるクッションの一部断面図である。 実施の形態1にかかるクッションの一構成要素の構造を説明するための図である。 実施の形態1にかかるクッションの一構成要素の外観を示す図である。 実施の形態1にかかるクッションの一構成要素の外観を示す図である。 実施の形態1にかかるクッションの一構成要素の外観を示す図である。 実施の形態1にかかるクッションの一構成要素の外観を示す図である。 クッションの使用状態を示した説明図である。 実施の形態2にかかるクッションの外観を示す斜視図である。 実施の形態2にかかるクッションの外観を示す斜視図である。 実施の形態3にかかるクッションの外観を示す斜視図である。 実施の形態3にかかるクッションの配管構成を示す図である。 実施の形態4にかかるクッションの概略的な構造を示す断面図である。 実施の形態5にかかるクッションの概略的な構造を示す断面図である。 実施の形態6にかかるクッションの概略的な構造を示す断面図である。 実施の形態7にかかるクッションの概略的な構造を示す断面図である。
発明の実施の形態1.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。
図1は、実施の形態1にかかるクッションの構造を示す断面図である。図1では、説明の容易性の観点から概略的な構造を示している。クッション1は、例えば、椅子やソファの座面に置いて使用される。また、クッション1は、自動車や電車等の乗り物に設置された座椅子の座面や背面に設置され使用される場合もある。また、使用者が座る場合だけでなく、寝る場合にも用いる場合もあり、そのときは、ベッド等の寝具の上に載置される。さらにクッション1は、整形外科の病院において行われる手術で患者の姿勢固定のために用いられる場合もある。また、クッション1は、医療や介護の現場において患者や被介護者の体位を変換するために用いるパッドとして使用されることもある。つまり、本実施の形態にかかるクッション1は、人が座る姿勢やネル姿勢をとる際に使用されるありとあらゆるクッションに応用されうる。クッション1は、使用時に面ファスナー等の手段によって設置面に対して固定される場合もある。
クッション1は、図に示されるように、それぞれの主面が平行になり、互いに接するように配置された第1のクッション構造体10、第2のクッション構造体20及び第3のクッション構造体30を備えている。第3のクッション構造体30が最も下方に設けられ、その上側に第2のクッション構造体20が設けられている。そして、第2のクッション構造体20の上側に、第1のクッション構造体10が設けられている。
構造体10、20、30のそれぞれは、膨らんだ状態で、例えば、前後左右方向がそれぞれ400〜600mm、上下方向(厚み方向)が30〜60mmである。従って、クッション1の厚みは、例えば、90mm〜180mmである。
第1のクッション構造体10は、複数の収容部11a、12aが水平方向にそれぞれ離間して設けられている。収容部11a、12aは、エアーセルともいう。第1のクッション構造体10は、全体としては、平面視で四角形状を有しており、その上面は複数の凹凸を有する扁平形状を有している。複数の収容部11a、12aの内部には、弾性部材が収容されている。
弾性部材は、例えば、多孔質のウレタンからなる成形体である。弾性部材は、外部の圧力に応じて圧縮し、圧力の負荷が解除されると、膨らんで元の形状に復元する。弾性部材そのものを、いわゆるワッフル構造、格子構造、ハニカム構造等の形状を備えるようにしてもよい。弾性部材の硬度は、収容部毎若しくは複数の収容部からなるグループ毎に異なっていてもよく、また、同一であってもよい。弾性部材の形状も、収容部毎若しくは複数の収容部からなるグループ毎に異なっていてもよく、また、同一であってもよい。弾性部材については、第2のクッション構造体20及び第3のクッション構造体30においても備えているが、同じ素材であるため、説明を省略する。
第1のクッション構造体10は、基本的に、ともに、熱可塑性のウレタンフィルム等の樹脂製フィルムからなる下部シートと上部シートの所定部分を接合して形成されている。例えば、下部シートは、平面視で四角形のシートからなる。また、上部シートは、前後左右に四角柱状の凸部が離散的に並んで形成された凹凸シートからなる。尚、凸部の形状は四角柱状でなくとも、他の多角柱状でも円形ドーム状であってもよい。また、凸部の形状は台形状や側部に段差を有する階段形状であってもよい。本実施の形態1にかかる第1のクッション構造体10は、二組の構造体を組み合わせることによっても構成可能であり、その具体的な構造については後に詳述する。
第2のクッション構造体20は、複数の収容部21a、22aが水平方向にそれぞれ離間して設けられている。第2のクッション構造体20は、全体としては、平面視で四角形状を有しており、その上面は複数の凹凸を有する扁平形状を有している。複数の収容部21a、22aの内部には、弾性部材が収容されている。
第2のクッション構造体20は、基本的に、ともにEVAフィルムからなる下部シートと上部シートの所定部分を接合して形成されている。例えば、下部シートは、平面視で四角形のシートからなる。また、上部シートは、前後左右に四角柱状の凸部が離散的に並んで形成された凹凸シートからなる。尚、凸部の形状は四角柱状でなくとも、他の多角柱状でも円形ドーム状であってもよい。
第3のクッション構造体30は、複数の収容部31aと、複数のエアタンク32が水平方向にそれぞれ離間して設けられている。第2のクッション構造体20は、全体としては、平面視で四角形状を有しており、その上面は複数の凹凸を有する扁平形状を有している。複数の収容部31aと複数のエアタンク32の内部には、弾性部材が収容されている。
第3のクッション構造体30は、基本的に、ともにEVAフィルムからなる下部シートと上部シートの所定部分を接合して形成されている。例えば、下部シートは、平面視で四角形のシートからなる。また、上部シートは、左右に四角柱状の凸部が離散的に並んで形成された凹凸シートからなる。尚、凸部の形状は四角柱状でなくとも、他の多角柱状でも円形ドーム状であってもよい。
第3のクッション構造体30において、複数の収容部31aは、略同一の高さを有しているが、エアタンク32は、複数の収容部31aよりも高く、第1のクッション構造体10、第2のクッション構造体20が積み上げられた状態で、第1のクッション構造体10の上面と略同じ高さになる程度の厚さを有している。
エアタンク32に対しては、吸排気弁5を介してポンプ6が接続されている。ポンプ6は、手動ポンプであっても電動ポンプであってもよい。電動ポンプによりポンプ6を構成する場合には、さらにコントローラ(図示せず)を設け、電動ポンプの吸気・排気動作を制御してもよい。コントローラは、CPU(Central Processing Unit)、ROM、RAM等のメモリによって構成され、メモリに格納された制御プログラムをCPUが読み込んで実行することによって各種の機能を実現する。また、吸排気弁5の代わりに、特許文献2に開示されているように逆止弁と調圧弁を設けるようにしてもよい。
第1のクッション構造体10、第2のクッション構造体20及び第3のクッション構造体30は、相互に積み上げられた状態において、互いに固定する構造を有していても良く、また、単に接しているだけの構造であってもよい。さらには、これらの構造体10、20、30は、分離可能な状態で一時的に固定されていてもよい。このような関係は、一部の構造体間のみでもよく、全ての構造体間であってもよい。
これらの構造体10、20、30を互いに固定する構造としては、熱圧着による固定、接着剤による固定が例示される。また、構造体相互が互いに嵌合や係合する等によって固定することも実現可能である。但し、本実施の形態1では、構造体10、20、30を互いに固定した場合であっても、水平方向の相互のずれが所定範囲内で許容されることが望ましい。
これらの構造体10、20、30を互いに固定しない場合にも、構造体相互の相対的なずれを許容する。クッション1に使用者からの荷重が加えられた状態において、さらに荷重方向とは水平方向の力が加えられると、構造体間の静摩擦力を超えると相対的な移動が発生し、ずれが生じる。ずれの範囲については、例えば、クッション1を覆うカバー(図示せず)によって規制される。さらに、構造体間でずれが所定の範囲に収まるように、相互を弾性部材や非弾性部材によって連結するようにしてもよい。
これらの構造体10、20、30を分離可能な状態で一時的に固定するためには、例えば、面ファスナーを用いることができる。また、構造体相互が互いに嵌合や係合する等によって一時的に固定することも実現可能である。さらに、構造体10、20、30以外の別の部材によって、一時的に固定することも可能である。
図2は、クッション1の各構造体10、20、30相互の接続関係を説明するための図である。図に示されるように、各構造体10、20、30は相互に空気が移動可能なように接続されている。
第1のクッション構造体10と、第2のクッション構造体20との間には、複数の連通部41が設けられている。典型的な連通部41は、管状部材により構成され、第1のクッション構造体10の収容部11a、12aと、第2のクッション構造体20の収容部21a、22aを相互に連通する。より具体的には、連通部41の一端は、収容部11a、12aの底部に連通され、他端は、収容部21a、22aの上面に連通されている。なお、連通部41の連通部分は、底面や上面だけでなく、収容部の側面であってもよい。連通部41は、屈曲可能な弾性部材で形成されることが望ましいが、折れ曲がって空気の流動が遮断されることがない程度の硬度を有することが望ましい。連通部41は、例えば、合成樹脂より形成される。
第2のクッション構造体20と、第3のクッション構造体30との間には、複数の連通部42が設けられている。典型的な連通部42は、管状部材により構成され、第2のクッション構造体20の収容部21a、22aと、第3のクッション構造体30の収容部31aを相互に連通する。より具体的には、連通部42の一端は、収容部21a、22aの底部に連通され、他端は、収容部30に上面に連通されている。なお、連通部42の連通部分は、底面や上面だけでなく、収容部の側面であってもよい。連通部42は、屈曲可能な弾性部材で形成されることが望ましいが、折れ曲がって空気の流動が遮断されることがない程度の硬度を有することが望ましい。連通部42は、例えば、合成樹脂より形成される。
連通部41、42は、同じ内径の管状部材で構成してもよいが、異なっていてもよい。例えば、空気の通過量を高くしたい連通部41、42については、より内径の大きい、太い管状部材にする。
続いて、第1のクッション構造体10、第2のクッション構造体20及び第3のクッション構造体30の構成について、図3に示す上面図を用いてさらに説明する。
図3Aは、第1のクッション構造体10の上面図を示す。2種類の収容部11a、12aが前後左右に交互に配置されている。本例では、隣接する収容部11a、12aは等間隔に配置されている。また、本例では、前後方向に4個、左右方向に6個並び、合計で24個の収容部11a、12aが設けられているが、24個よりも多くしてもよく、また、24個未満であってもよい。
斜め方向に隣接する収容部11a同士は、連通部11bによって内部の空気が移動可能なように連通している。従って、第1のクッション構造体10における全ての収容部11aは、複数の連通部11bによって内部の空気が移動可能な状態にある。
また、斜め方向に隣接する収容部12a同士は、連通部12bによって内部の空気が移動可能なように連通している。従って、第1のクッション構造体10における全ての収容部12aは、複数の連通部12bによって内部の空気が移動可能な状態にある。
連通部11b、12bは、管状部材により構成されている。本例における連通部11b、12bは、上面視で四角柱状の収容部11a、12aの角部同士を接続するよう、斜め方向に延在している。このため、連通部11b、12b同士は、途中で上下に交差している。
図3AのIV−IV断面を図4に示す。図4に示されるように、第1のクッション構造体10は、下部シート102と上部シート101の所定部分を接合して形成されている。収容部11a、12aのそれぞれには、それらの内部形状よりも若干小さい形状の弾性部材13が収容されている。弾性部材13は、上部シート101、下部シート102のいずれとも接合はされておらず、収容部11a、12aの内部空間上で自由に動く。なお、弾性部材13は、収容部11a、12aの内部空間よりも上下方向に、例えば、1/2〜2/3の高さになるよう、小さくしてもよい。このような構成にした場合には、内部空気による弾性力が弾性部材13による弾性力よりも優先的に使用者に対して伝わることになる。また、収容部11a、12aの断面形状が、階段状に上方に向かうにつれて小さくなるようにしてもよい。この場合に、弾性部材13は、最も下段の内部空間に収まる外形状であって、その上段の内部空間よりも小さくする。こうすることで、収容部11a、12aの下段部分に弾性部材13が収まり、上段部分の内部空間を空気のみが存在するような構成にすることができる。
本例における第1のクッション構造体10は、図5に示されるように、二組の構造体110、120を組み合わせることによって構成するようにしてもよい。二組の構造体110、120に対して、それぞれ空気を出し入れ可能な連通部等を設けるようにできる。これにより、一方の構造体と他方の構造体の空気流入量を変えることができる。図5(a)は、下側構造体110を示す。下側構造体110は、複数の収容部11aと、それらを相互に連通させる連通部11bと、外側に位置する収容部11aと一体化された外枠体11cを備えている。上側構造体120は、複数の収容部12aと、それらを相互に連通させる連通部12bと、外側に位置する収容部12aと一体化された外枠体12cを備えている。
下側構造体110の上に上側構造体120を重ねると、下側構造体110の収容部11aが、上側構造体における複数の収容部12a間の隙間から突出する。このように重ねた状態で、外枠体11cと外枠体12c同士を接合することにより、第1のクッション構造体10を形成することができる。
第1のクッション構造体10の外観を図6に示す。図6Aは上面図、同Bは前側側面図、同Cは右側側面図、同Dは斜視図である。本例における第1のクッション構造体10の収容部11a、12aは、角部が丸みを帯びている。
図3Bは、第2のクッション構造体20の構成を示す上面図である。2種類の収容部21a、22aが前後左右に交互に配置されている。本例では、隣接する収容部21a、22aは等間隔に配置されている。また、本例では、前後方向に2個、左右方向に3個並び、合計で6個の収容部21a、22aが設けられているが、6個よりも多くしてもよく、また、6個未満であってもよい。
斜め方向に隣接する収容部21a同士は、連通部21bによって内部の空気が移動可能なように連通している。従って、第2のクッション構造体20における全ての収容部21aは、複数の連通部21bによって内部の空気が移動可能な状態にある。
また、斜め方向に隣接する収容部22a同士は、連通部22bによって内部の空気が移動可能なように連通している。従って、第2のクッション構造体20における全ての収容部22aは、複数の連通部22bによって内部の空気が移動可能な状態にある。
連通部21b、22bは、管状部材により構成されている。本例における連通部21b、22bは、上面視で四角柱状の収容部21a、22aの角部同士を接続するよう、斜め方向に延在している。このため、連通部21b、22b同士は、途中で上下に交差している。
収容部21a、22aは、それぞれ同じ大きさを有している。収容部21a、22aのそれぞれは、上面視で第1のクッション構造体10の収容部11a、12aよりも大きい。本例では、配置された状態の4つの収容部11a、12aの外側面が収容部21a、22aの一つ分の外側面と一致する大きさを有している。つまり、本例における収容部21a、22aのそれぞれの大きさは、収容部11a、12aの一つの4倍以上の大きさを有している。このように、下段に位置する第2のクッション構造体20の収容部21a、22aの大きさは、上段に位置する第1のクッション構造体10の収容部11a、12aの大きさよりも大きくしたため、第2のクッション構造体20によって、第1のクッション構造体10をより安定的に保持することが可能となる。
収容部21a、22aのそれぞれには、それらの内部形状よりも若干小さい形状の弾性部材が収容されている。弾性部材は、上部シート、下部シートのいずれとも接合はされておらず、収容部21a、22aの内部空間上で自由に動く。なお、弾性部材は、収容部21a、22aの内部空間よりも上下方向に、例えば、1/2〜2/3の高さになるよう、小さくしてもよい。このような構成にした場合には、内部空気による弾性力が弾性部材による弾性力よりも優先的に使用者に対して伝わることになる。また、収容部21a、22aの断面形状が、階段状に上方に向かうにつれて小さくなるようにしてもよい。この場合に、弾性部材は、最も下段の内部空間に収まる外形状であって、その上段の内部空間よりも小さくする。こうすることで、収容部21a、22aの下段部分に弾性部材が収まり、上段部分の内部空間を空気のみが存在するような構成にすることができる。
第2のクッション構造体20も第1のクッション構造体10と同様に二組の構造体を組み合わせることによって構成してもよい。
図3Cは、第3のクッション構造体30の構成を示す上面図である。二つの収容部31aが左右に配置されている。さらに収容部31aの外側にエアタンク32aが設けられている。本例では、隣接する収容部31aは等間隔に配置されている。また、本例では、左右方向に2個の収容部31aが設けられているが、2個よりも多くてもよい。収容部31a同士は、連通部31bによって内部の空気が移動可能なように連通している。主要部31aとエアタンク32aも、連通部31cによって内部の空気が移動可能なように連通している。連通部31b、31cは、管状部材により構成されている。
収容部31aは、それぞれ同じ大きさを有している。収容部31aのそれぞれは、上面視で第1のクッション構造体10の収容部11a、12aよりも大きく、さらに、第2のクッション構造体20の収容部21a、22aよりも大きい。本例における収容部31aのそれぞれの大きさは、収容部21a、12aの一つの2倍以上の大きさを有している。このように、下段に位置する第3のクッション構造体30の収容部31aの大きさは、上段に位置する第2のクッション構造体20の収容部21a、22aの大きさよりも大きくしたため、第3のクッション構造体30によって、第1のクッション構造体10及び第2のクッション構造体20をより安定的に保持することが可能となる。
収容部31a、エアタンク32aのそれぞれには、それらの内部形状よりも若干小さい形状の弾性部材が収容されている。弾性部材は、上部シート、下部シートのいずれとも接合はされておらず、収容部31a、エアタンク32aの内部空間上で自由に動く。なお、弾性部材は、収容部31a、エアタンク32aの内部空間よりも上下方向に、例えば、1/2〜2/3の高さになるよう、小さくしてもよい。このような構成にした場合には、内部空気による弾性力が弾性部材による弾性力よりも優先的に使用者に対して伝わることになる。また、収容部31a、エアタンク32aの断面形状が、階段状に上方に向かうにつれて小さくなるようにしてもよい。この場合に、弾性部材は、最も下段の内部空間に収まる外形状であって、その上段の内部空間よりも小さくする。こうすることで、収容部31a、エアタンク32aの下段部分に弾性部材が収まり、上段部分の内部空間を空気のみが存在するような構成にすることができる。
以上説明した通り、上下方向に積み重ねられた第1のクッション構造体10、第2のクッション構造体20及び第3のクッション構造体30のそれぞれは、弾性部材を収容する収容部を複数備えている。これら複数の収容部は、連通部材によって空気が移動可能なように連通している。さらに、各構造体10、20、30の間も連通部によって空気が移動可能なように連通している。クッション1は、このような構造を有するため、多層状に積み重ねられた構造体の収容部の全てが空気の移動が可能な一つの空間を形成している。それゆえ、クッション1に使用者の体重が加わった場合には、クッション1に接する使用者の一部の外形状がどのようなものであっても、いわゆるパスカルの原理によって圧力分散効果が発生し、同等の圧力が加わる。
また、第1のクッション構造体10と第2のクッション構造体20の間、並びに第2のクッション構造体20と第3のクッション構造体30の間はそれぞれ複数の連通部によって連通され、特に、連通部が短くなるように近接する収容部間を連通するようにしているため、空気の流れを最小限度に抑えることができ、より迅速に圧力分散を達成することが可能となる。
ここで、図7を用いて、使用者が、本実施の形態にかかるクッション1を使用する場合の状態について説明する。
クッション1に対しては、使用可能な状態にするために、ポンプ6を作動させ、収容部に対して空気を供給する。基本的に、全ての収容部に対して空気が供給され、所定の空気圧に至ると、ポンプ6を停止させる。このとき、クッション1は、負荷が加わっておらず、膨らんだ状態になっている。
図7は、クッション1に対して使用者が座った状態を示す。クッション1の上に使用者が座ると、使用者の体重Wによってクッション1は上下方向に圧縮される。詳細には、使用者の臀部の下方及びその周辺に位置するクッション1の収容部に収容された弾性部材が上下方向に圧縮される。これは、第1のクッション構造体10のみならず、第2のクッション構造体20や第3のクッション構造体30の収容部に収容された弾性部材も上下方向に圧縮される。
弾性部材が圧縮されると、弾性部材の内部にある空気aも圧縮されながら、負荷の小さい方、すなわち、弾性部材の凹みが少ない方に移動していく。空気aはさらに第1のクッション構造体10、第2のクッション構造体20及び第3のクッション構造体30の間でも移動する。
そして、使用者の体重Wと、弾性部材の弾性力sfと空気aの圧力afを合算した力とが釣り合った状態に至ると、クッション1のクッション性は一定に維持されるとともに、クッション1と臀部との接触面積が増大して体圧が分散されるため、使用者に対して心地よさを与えることができる。
さらに、使用者は、体重Wの加わる上下方向(通常は鉛直方向)のみならず、重心を移動させるような動きをすると、前後左右方向(水平方向)の力がクッション1に加わる。このような力が加わったときに、クッションが底面で固定されていると、一時的にせん断力が発生する。比較的厚みのある一体構成のクッションの場合には、クッション自体の柔軟性が高いと、せん断力によって大きく変形しすぎてしまい、使用者の使い心地を悪化させる。また、クッション自体の硬度が高いと、せん断力によっても変形が殆ど起こらず、底面の滑りが発生してしまい、これによっても使用者の使い心地を悪化させる。
本実施の形態にかかるクッション1では、1のクッション構造体10、第2のクッション構造体20及び第3のクッション構造体30の間で所定の範囲内で水平方向のずれを許容しうる構成を有しているため、一時的にせん断力が加わったとしても、これを緩和することができ、使用者の使い心地の悪化を防ぐことが可能となる。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2にかかるクッションは、手術台において患者の下半身を所定の角度だけ持ち上げるために用いられる。より具体的には、患者は、俯せに寝た状態において、大腿部からつま先にかけて脚の下側に、つま先がより高くなるように、このクッションを置く。このクッションを用いることにより、患者の体が側面視で自然なS字カーブを形成することができる。
図8、9を用いて、本実施形態にかかるクッション1の構成について説明する。図8に示されるように、クッション1は、10個のクッション構造体10〜100から構成されている。クッション構造体10は、一列に並んで配置された6個の収容部を有している。クッション構造体20は、二列に並んで配置された12個の収容部を有している。クッション構造体30は、三列に並んで配置された18個の収容部を有している。同様にして、クッション構造体40〜100も下方にいくほど、一列ずつ増えるように収容部が増加して配置されている。収容部の構成は、発明の実施の形態1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
10個のクッション構造体10〜100は、使用状態において上下方向に積み重なるように配置されている。このとき、クッション構造体10〜100は下方にいくほど一列ずつ増加しているため、図8において最も右側の列は、10段の収容部が積み重なっている。そのすぐ左横の列は、9段の収容部が積み重なっている。同様に左側にいくにつれて段数が減少している。このように、本実施形態にかかるクッション1は、階段上に傾斜した傾斜面を構成している。
クッション1の傾斜面には、患者支持台7が搭載されている。患者支持台7と、最も下方に位置するクッション構造体100とは、両者の角度が可変な態様で、それぞれの端部において接合されている。患者支持台7の下面は、それぞれのクッション構造体10〜90の収容部の上面角部と接しているが、両者は接合されていない。
クッション1の収容部は、発明の実施の形態1と同様に、ポンプ及びバルブ等を用いて内部の空気圧の調整が可能である。ここで、収容部のそれぞれは、一つのポンプ及びバルブによって空気圧の調整が可能なように、全体が一つの管状部材に接続されていてもよく、複数のパルプ及びバルブ等に幾つかのまとまり毎に接続されていてもよい。
クッション1の収容部の空気圧を調整すると、患者支持台7の角度を調整することができる。つまり、収容部の空気圧を高くするよう、ポンプから空気を供給すると、収容部が大きく膨らみ、その分だけ、高くなる。本実施の形態にかかるクッション1は、収容部の段数が右側にいくほど多くなるため、右側にいくほど高さの増加分は大きくなる。列ごとに、収容部の数は増加しているため、高さの増加分もその分大きくなる。つまり、収容部の空気圧を高くすると、クッション1の上面は、側面視で直線を維持したまま、その分だけ、床面に対する角度が大きくなる。換言すれば、空気の注入量と、クッション1の上面の角度(患者支持台7の主面の角度)は、実質的に正比例する。図8に示す状態では、床面に対する患者支持台7の主面の角度は、約20度である。クッション1の上面の角度が約20度になったとき、患者の脚は、約20度だけ股関節等を中心に踵側に持ち上がることになる。図9に示す状態では、床面に対する患者支持台7の主面の角度は、約30度である。クッション1の上面の角度が約30度になったとき、患者の脚は、約30度だけ股関節等を中心に踵側に持ち上がることになる。
以上、説明したように、本実施の形態にかかるクッションによれば、複数の収容部を有するクッション構造体を複数層に積み重ね、かつ、当該クッションの上面を構成する収容部が階段状になるように、それぞれのクッション構造体が備える収容部の数を異ならせたため、収容部の空気圧を調整することで、当該クッションの上面の傾斜角を極めて容易に調整することができる。従来は、ウレタンより構成される複数枚のクッションを何枚も積み上げさらにずらしたりすることにより傾斜面を形成させていたが、これに比べれば、極めて正確かつ容易に傾斜面を形成できる。
特に複数の収容部に対する空気の流れが連通されるよう配管を構成すると、複数の収容部を同一の空気圧に調整することが容易となるため、傾斜面をより平面に近づけることができ、さらに、重力が加わった場合にも同一の反力を生じさせることができる。
なお、図8、9に示す例では、右側から左側にいくにつれて、1列毎に1段少なくなるよう、収容部の数を設定しているが、これに限らず、1列毎に2段以上少なくなるようにしてもよい。また、複数列毎に1段又は2段以上少なくなるようにしてもよい。さらには、クッションの上面によって形成される傾斜面が平面でなくとも、任意の面(曲面や段差面等)にすることも、それぞれのクッション構造体の収容部の数及び位置を変更することにより可能である。
さらに、図8、9に示す例では、収容部の大きさは各クッション構造体で同じであったが、下方にいくほど、大きくするとよい。即ち、上側の方が下方のクッション構造体よりも小さい収容部とする。そして、特に比較的大きな収容部のクッション構造体に対して空気を供給してすこしずつ上側のクッション構造体に対して伝わるようにするとよい。このような構造を有すると、体積が大きい収容部が先に膨らんでくるため、患者支持台7の低い方に接するクッション構造体(例えば、クッション構造体90や100)側から先に膨らむ。従って、患者支持台7の低い、いわば根元位置から少しずつ高くなる位置に対して下からの持ち上げ力がクッション構造体より伝わる構成になる。このため、患者支持台7がある程度の柔軟性を有する場合に、患者は、低い部分の大腿部分から高い部分の足先部分に順々に少しずつ持ち上げられるような感触を受けるので、より優しく持ち上げられた感触を受けることができる。
発明の実施の形態3.
本実施の形態にかかるクッションは、医療や介護において使用する体位変換パッドとして機能する。好適には、このクッションは、褥瘡予防のために寝姿勢を例えば2時間おきに変える必要がある患者や被介護者に使用される。
図10に、本実施形態にかかるクッションの斜視図を示す。図に示されるように、シート状部材800の上面に、6個のセルブロック8a〜8fが設置されている。一つ一つのセルブロック8a〜8fは、基本的に同じ構成を有しているため、代表してセルブロック8aについて説明する。
セルブロック8aは、3つのクッション構造体より構成され、それぞれが上下方向に積み重なっている。最も上層に位置するクッション構造体は、3つの収容部が1列に並ぶ構造を有する。中間に位置するクッション構造体は、3つの収容部が2列に並ぶ構造を有する。下層に位置するクッション構造体は、3つの収容部が3列に並ぶ構造を有する。これら3つのクッション構造体は、上下方向に収容部が3段重なる列と、2段重なる列と、1段のみの列が並ぶように配置され、一体化されている。これにより、セルブロック8aは図10に示されるように階段状になる。収容部は、実施の形態1等と同様に弾性部材を収容している。
セルブロック8a、8c、8eは、シート状部材800の側部に沿って長手方向に並んでいる。そして、これらのセルブロック8a、8c、8eは、シート状部材800の中央付近に向かって上面が低くなるような方向に並べられている。セルブロック8b、8d、8fは、シート状部材800の側部に沿って長手方向に並んでいる。そして、これらのセルブロック8b、8d、8fは、シート状部材800の中央付近に向かって上面が低くなるような方向に並べられている。
クッション1は、いわゆるマットレスのようにして用いられ、患者等はクッション1の長手方向に寝るようにして使用する。つまり、患者等の頭がセルブロック8a、8bよりも長手方向の端部側に位置し、セルブロック8a、8b付近に患者等の肩部付近が位置する。セルブロック8c、8dが患者等の腰部付近を支持する。また、セルブロック8e、8fが患者等の上脚部から膝部付近を支持する。
図11にクッション1の配管及びポンプの接続状態を示す。図11(a)は上面図、同図(b)は側面図を示す。セルブロック8a〜8fのそれぞれは、図に示されるように、配管部材9によってポンプ6に接続されており、独立に空気圧を調整することができる。
つまり、好適な例において、ポンプ6は、セルブロック8a〜8f毎に設けられており、ここでは6つ設けられることになる。但し、各セルブロック8a〜8fへ供給する空気の量及び排気量を調整できれば、ポンプの数は必ずしもセルブロックの数と同じでなくてもよい。ポンプによる空気圧(量)の調整は、図示しない制御部によって自動的に行うことが可能である。例えば、所定時間ごとに各セルブロックの空気量を調整するような制御を実行する。
一つのセルブロック8において、上層の収容部81、中層の収容部821、822、下層の収容部831、832、833は、いずれも配管部材9によってポンプ6に接続されている。
患者等がクッション1に寝た状態において、セルブロック8a〜8fの空気圧(空気量)を調整することによって、患者等に対してクッション1から加わる力及びその接点の位置を変えることができる。例えば、図10において左側に位置するセルブロック8a、8c、8eの空気量を、右側に位置するセルブロック8b、8d、8fよりも多くすることよって、左側の収容部の上面を、右側の収容部の上面よりも高くすることができる。このとき、左側の収容部の上面の傾斜角は、右側の収容部の上面の傾斜角よりも大きくなるため、患者等は自身の左側が下になるように体位を変換させることができる。
さらには、頭側のセルブロック8a、8bの高さを他のブロックよりも高くすれば、患者等が仰向けに寝ていれば、起き上がらせる方向に、下から力を加えることができる。
本実施の形態によれば、セルブロック8の高さや傾斜角を変えることができるため、容易に患者等の体位を変えることができる。これにより、被介護者等の褥瘡予防を実現できかつ、介護者等の負担を軽減することも可能である。
発明の実施の形態4.
図12は、本実施の形態4にかかるクッションの断面図である。本実施の形態4にかかるクッションは、例えば、患者が寝るベッドに用いられるクッションである。このクッションはマットレスと同様のサイズを有する。図12は、長手方向の断面を模式的に示している。短手方向の断面も同様の構造を有する。図に示されるように、本クッションは、クッション構造体201〜203の3層構造を有している。
クッション構造体201は、最下層に位置し、複数の収容部を有している。クッション構造体202は、中間層に位置し、その収容部は、クッション構造体201の収容部よりも小さい。クッション構造体203は、最上層に位置し、その収容部は、クッション構造体202の収容部よりも小さい。クッション構造体201とクッション構造体202間の収容部は連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。クッション構造体202とクッション構造体203間の収容部も連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。クッション構造体201〜203のそれぞれの構造体における収容部同士も連通部材によって連通されている。
クッション構造体201〜203のいずれかには、手動や電動のポンプに接続するようにしてもよい。また、ポンプは接続せずに、大気と同一の空気圧を保つような弁を設けるようにしてもよい。
また、クッション構造体203において隣接する収容部同士の間隙は、クッション構造体202やクッション構造体201においてそれぞれ隣接する収容部同士の間隙よりも大きい。従って、クッションに対して水平方向の力、つまりせん断力が加わった場合に、最上層のクッション構造体203の収容部の方が、クッション構造体202や201の収容部よりも横に倒れやすい。
従って、このようなせん断力が加わった場合に、クッション構造体201やクッション構造体202の収容部は横に倒れにくいため、安定的に患者を支持することができる。その一方で、クッション構造体203の収容部は比較的横に倒れやすいため、患者がベッド上で横へ動いた場合にもクッション構造体203の収容部はその動きの方向へ追従しやすい。このため、クッション構造体203の上面と患者の体との間で、擦れが生じにくいので患者の皮膚を守ることができる。
また、上層にいく程、クッション構造体の収容部は小さいため、最下層又は中層のクッション構造体201、202より空気を流入させると、最上層のクッション構造体203が最後に膨らむ。換言すると、クッション構造体203は、最下層又は中層のクッション構造体201、202よりも膨らみ方が遅く、後に膨らんでいく。これは収容部が小さく、またより多くの収容部が存在するため、空気の流れを妨げる壁面がより多く存在することになる等の理由による。そのため、全てのクッション構造体201〜203の収容部に対して完全に膨らむ前に空気の流入を停止させると、クッション構造体201とクッション構造体202がほぼ完全に膨らんだ状態であっても、クッション構造体203は柔らかい状態にある。このため、患者等の体の外形に沿う形に最上層のクッション構造体203の形状が変化するため、いわゆるグリップ感が生じ、患者は、包まれた感覚をクッションから受けることができる。
クッション構造体201〜203の内部には、発明の実施の形態1等と同じように弾性部材が収容されている。弾性部材としては、異なる弾性力を有する素材を用いることができる。例えば、弾性力の異なるウレタン素材、スチロール素材、3Dメッシュ素材、ブレスエア素材、中空糸素材を用いることができる。異なる弾性力を有する素材を用いることによって、空気を流入させたときの大きさの変化を変えることができる。例えば、空気を抜いた状態から空気を流入させる場合には、弾性力が相対的に大きい弾性部材を収容する収容部の方が、弾性力が相対的に小さい弾性部材を収容する収容部よりも早く、膨らむことになる。
例えば、上層に行くほど、収容部に収容された弾性部材の弾性力を小さくすると、下層から先に膨らみ、中層、上層にいくにつれて後に膨らむ。このような構造にすることによって、下層が安定的に膨らんだ後に、最後に患者と接する収容部が膨らむことになるため、最上層の収容部は患者の体に沿った形状に変化することが可能となる。
発明の実施の形態5.
図13は、本実施の形態5にかかるクッションの断面図である。本実施の形態5にかかるクッションは、例えば、電車や航空機の座席に取りつけられる。また、本クッションは、大きさや取り付け位置等は異なるが、乗用車、トラック等の座席や、さらには椅子に取りつけるようにしてもよい。
本クッションは、座板300aと、背板400aに取りつけられる。つまり、座席の座面と背面に、本クッションが設置される。座板300aと背板400aは、図示しないリクライニング機構によって両者の角度を可変にしてもよい。
座板300aの上面には4層のクッション構造体301〜304が設けられている。基本的に、上層のクッション構造体ほど、収容部の大きさは小さい。クッション構造体301とクッション構造体302間の収容部は連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。クッション構造体302とクッション構造体303間の収容部も連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。クッション構造体303とクッション構造体304間の収容部も連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。クッション構造体301〜304のそれぞれの構造体における収容部同士も連通部材によって連通されている。
背板400aの上面には3層のクッション構造体401〜403が設けられている。基本的に、上層のクッション構造体(ユーザの背中に近い側のクッション構造体)ほど、収容部の大きさは小さい。クッション構造体401とクッション構造体402間の収容部は連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。クッション構造体402とクッション構造体403間の収容部も連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。クッション構造体401〜403のそれぞれの構造体における収容部同士も連通部材によって連通されている。収容部は、実施の形態1等と同様に弾性部材を収容している。
さらに、座板300aに取りつけられたクッション構造体301〜304と、背板400aに取りつけられたクッション構造体401〜403との間も連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。例えば、連通部材は、クッション構造体301とクッション構造体401との間に設けられる。
本クッションは、このような構造を有しているため、例えば、ユーザが座り、座板上のクッション構造体に圧力が加わると、空気は背板に取りつけられたクッション構造体側に流れる。ユーザが座りなおすような動作を行うと、複数の収容部間で空気の流れが生じるため収容部のそれぞれはユーザの座り姿勢に応じた形状に変化する。これによりクッションからユーザが受ける力が変化するため、長時間、クッションに座る場合にも快適性を保つことができる。
また、上層にいく程、クッション構造体の収容部は小さいため、最下層又は中層のクッション構造体301、302より空気を流入させると、それらよりも上層のクッション構造体303、304が後に膨らむ。そのため、全てのクッション構造体301〜304の収容部に対して完全に膨らむ前に空気の流入を停止させると、クッション構造体301とクッション構造体302がほぼ完全に膨らんだ状態であっても、クッション構造体303、304は柔らかい状態にある。このため、ユーザの体の外形に沿う形にクッション構造体303、304の形状が変化するため、いわゆるグリップ感が生じ、ユーザは、包まれた感覚をクッションから受けることができる。
発明の実施の形態6.
図14に示す本実施の形態にかかるクッションは、客船のマットレスとして用いられる。図に示されるように、本クッションは、クッション構造体501〜503の3層構造を有している。
クッション構造体501は、最下層に位置し、複数の収容部を有している。クッション構造体502は、中間層に位置し、その収容部は、クッション構造体501の収容部よりも小さい。クッション構造体503は、最上層に位置し、その収容部は、クッション構造体502の収容部よりも小さい。クッション構造体501とクッション構造体502間の収容部は連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。クッション構造体502とクッション構造体503間の収容部も連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。クッション構造体501〜503のそれぞれの構造体における収容部同士も連通部材によって連通されている。収容部は、実施の形態1等と同様に弾性部材を収容している。
クッション構造体501〜503は、ポンプに接続されておらず、大気と同一の空気圧を保つような弁が設けられている。
本実施の形態にかかるクッションも発明の実施の形態5,6と同様の効果を奏することができる。
発明の実施の形態7.
図15は、本実施の形態7にかかるクッションの断面図である。本実施の形態7にかかるクッションは、患者の寝るベッドのマットレスとして機能する。本実施の形態7のクッションが取りつけられるベッドは、患者が座ったときに背中を支える背板を有している。
本クッションは、床板600aと、背板700aに取りつけられる。床板600aと背板700aは、図示しないリクライニング機構によって両者の角度を可変にしてもよい。
床板600aの上面には2層のクッション構造体601、602が設けられている。基本的に、上層のクッション構造体ほど、収容部の大きさは小さい。クッション構造体601とクッション構造体602間の収容部は連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。クッション構造体601、602のそれぞれの構造体における収容部同士も連通部材によって連通されている。
背板700aの上面には2層のクッション構造体701、702が設けられている。基本的に、上層のクッション構造体(患者の背中に近い側のクッション構造体)ほど、収容部の大きさは小さい。クッション構造体701とクッション構造体702間の収容部は連通部材によって空気の流入及び流出が可能なような構造を有している。クッション構造体701、702のそれぞれの構造体における収容部同士も連通部材によって連通されている。
本実施の形態にかかるクッションも発明の実施の形態5,6と同様の効果を奏することができる。さらに、本実施の形態によれば、ベッドとしての機能のみならず、座椅子としての機能も有し、特に患者は寝た状態から座る状態へ容易に移動することができる。
その他の実施形態.
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、クッション1は、気体として空気を用いたが、これに限らず、窒素、ヘリウム、人体に無害な他の気体を用いてもよく、また、それらの気体を混合したものを用いてもよい。
本実施の形態1にかかるクッション1では、図1に示されるようにエアタンク32に対してポンプ6から空気を供給するようにしたが、その他の構造体の収容部に対して供給するようにしてもよい。また、ポンプ6等により構成される空気供給手段は、一つでなくても複数であってもよい。例えば、第1のクッション構造体10、第2のクッション構造体20及び第3のクッション構造体30のそれぞれに対して空気供給体を設けるようにしてもよい。さらには、一つの空気供給体から分岐管を用いて複数の箇所に空気を供給するようにしてもよい。
本実施の形態1にかかるクッション1では、凸状の収容部はいずれも上方を向いた状態で構造体同士を接続したが、これに限られない。例えば、第1のクッション構造体10と第3のクッション構造体では収容部が上面に位置するようにし、第2のクッション構造体20では収容部が下面に位置するように組み合わせてもよい。
本実施の形態1にかかるクッション1では、第1のクッション構造体10、第2のクッション構造体20及び第3のクッション構造体30の3つの構造体が組み合わされた構成されているが、2つ以上であればよい。例えば、4つの構造体や、5つの構造体を組み合わせることも可能である。
本実施の形態1にかかるクッション1では、第1のクッション構造体10、第2のクッション構造体20及び第3のクッション構造体30のそれぞれの収容部の大きさを構造体毎に変えているが、これに限らず、任意の二つの構造体が同じであってもよく、また、全てが同じ大きさにすることも可能である。
1 クッション、10 第1のクッション構造体、20 第2のクッション構造体、30 第3のクッション構造体、11a,12a,21a,22a,31a 収容部、32 エアタンク、11b,12b,21b,22b,31b,31c 連通部、41,42 連通部

Claims (14)

  1. 複数の収容部と、前記複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第1のクッション構造体と、
    前記第1のクッション構造体の下方において接し、複数の収容部と、当該複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第2のクッション構造体とを備えたクッション。
  2. 前記第1のクッション構造体と、前記第2のクッション構造体とは、所定の範囲内で相互に水平方向にずれが生じることを許容する構造を有することを特徴とする請求項1記載のクッション。
  3. 前記第1のクッション構造体の収容部と、前記第2のクッション構造体の収容部とは、連通部によって連通されていることを特徴とする請求項1又は2記載のクッション。
  4. 前記第1のクッション構造体の収容部と、前記第2のクッション構造体の収容部とを連通する連通部は、近接する収容部を連通する複数の連通部より構成されることを特徴とする請求項3記載のクッション。
  5. 前記第1のクッション構造体の収容部よりも前記第2のクッション構造体の収容部の方が、上面視で大きいことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のクッション。
  6. 前記第1のクッション構造体において隣接する収容部同士の間隙の方が、前記第2のクッション構造体において隣接する収容部同士の間隙の方よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のクッション。
  7. さらに、前記第2のクッション構造体の下方において接し、複数の収容部と、当該複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第3のクッション構造体とを備えた請求項1乃至6いずれかに記載のクッション。
  8. 前記第3のクッション構造体は、前記第1のクッション構造体と前記第2のクッション構造体の収容部よりも水平方向外側に位置するエアタンクを備えることを特徴とする請求項7記載のクッション。
  9. 前記第2のクッション構造体は、前記第1のクッション構造体よりも多くの収容部を有し、階段状に前記収容部を配置することで、クッション上面を傾斜面としたことを特徴とする請求項1記載のクッション。
  10. さらにシート状部材と、空気量調整手段を備え、
    前記シート状部材の上面に、請求項9にかかる前記第1のクッション構造体と前記第2のクッション構造体を少なくとも含むセルブロックを中央近傍が低くなるように複数配置し、前記空気量調整手段によって、各セルブロックに対する空気量を任意の量に調整したクッション。
  11. さらに、制御手段を備え、
    制御手段は、空気量調整手段による空気量の制御を実行する請求項10記載のクッション。
  12. 複数の収容部と、前記複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第1のクッション構造体と、
    前記第1のクッション構造体の下方において接し、複数の収容部と、当該複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第2のクッション構造体とを備えた第1のクッションを座面に備え、
    複数の収容部と、前記複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第4のクッション構造体と、
    前記第4のクッション構造体の下方において接し、複数の収容部と、当該複数の収容部のうちの所定の収容部同士を連通する複数の連通部とを有し、当該収容部内部に弾性部材が収容された第5のクッション構造体とを備えた第2のクッションを背面に備えた、
    座席用のクッション。
  13. 前記第1のクッション構造体又は前記第2のクッション構造体と、前記第4のクッション構造体又は前記第5のクッション構造体とは、収容部同士が連通部によって連通されていることを特徴とする請求項12記載の座席用のクッション。
  14. 前記収容部のうち一部の収容部には弾性部材が設けられていないことを特徴とする請求項1乃至13いずれかに記載のクッション。
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