JP2019153822A - 固体撮像素子、及び、固体撮像素子の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ画素列の2つの画素から同時に互いに異なる信号線を介して出力される信号間で生じる影響を可及的に低減する。【解決手段】複数の画素を列状に並設した画素列と、画素列を構成する画素の出力に用いられる並設された 3本以上の信号線と、画素が信号線に出力するアナログ電圧をデジタル値に変換するAD変換部 と、を備え、画素列が含む第1画素と第2画素は、接続先の信号線が互いに異なり、信号線への アナログ電圧出力タイミングが一致し、第1画素の接続先である信号線と第2画素の接続先であ る信号線の間に1以上の所定本数の信号線又はシールド線が介在しない場合、第1画素から信号 線への出力を許容し、第2画素から信号線への出力を無効化し、第1画素の接続先である信号線 と第2画素の接続先である信号線の間に所定本数以上の信号線又はシールド線が介在する場合、 第1画素及び第2画素から信号線への出力をいずれも許容する、固体撮像素子。【選択図】図8

Description

本技術は、固体撮像素子、及び、固体撮像素子の制御方法に関する。
従来、同じ画素列に属する複数の画素から同時に信号出力を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、画素アレイ部の画素列ごとに、当該画素列に対応して設けた複数の垂直信号線を通して出力される画素信号に対して所定の信号処理を施すカラム回路(信号処理回路)を各画素列につき2つ配置し、1つの画素から垂直信号線を通して出力される高感度の信号と低感度の信号を2つのカラム回路によって並列に処理する構成の固体撮像素子が開示されている。選択行の各画素から出力される信号は、垂直信号線の各々を通して、2つのカラム回路の何れかに供給される。
画素アレイ部の走査は、画素行の単位で行われる。走査としては、画素の光電変換素子に蓄積されている電荷を捨てるための電子シャッタ走査と、光電変換素子に蓄積されている電荷を読み出すための読み出し走査がある。特許文献1に記載の技術では、読み出し走査が2回行われる。
電子シャッタ走査が行われる画素行( 以下、「シャッタ行」)から1回目の読み出し走査が行われる画素行( 以下、「読み出し行1」)まで走査する時間を蓄積時間1とし、読み出し行1から2回目の読み出し走査が行われる画素行(以下、「読み出し行2」)まで走査する時間を蓄積時間2とした場合、蓄積時間1,2を異ならせることによって感度が異なる2つの信号、即ち低感度の信号と高感度の信号を得ることができる。
特開2006−333035号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、読み出し行1の出力期間と読み出し行2の出力期間とが一部重複しているため、読み出し行1から出力される低感度の信号の一部と、読み出し行2から出力される高感度の信号の一部とが、同時に出力される期間が存在する。すなわち、ある画素列に属する画素の1つ(以下、「画素1」)が低感度の信号を出力し、同じ画素列に属する画素の他の1つ(以下、「画素2」)が高感度の信号を出力する状態が発生する。
このため、同じ画素列に属する画素1及び画素2から同時に、画素1からは同画素列に対応して設けられた垂直信号線の1つ(以下、「垂直信号線1」)を介して一方のカラム回路へ信号出力され、画素2からは同画素列に対応して設けられた垂直信号線の他の1つ(以下、「垂直信号線2」)を介して他方のカラム回路へ出力される。
このとき、垂直信号線1と垂直信号線2を介して、互いに異なる行の信号が出力されるため、垂直信号線1と垂直信号線2の容量性カップリングにより、垂直信号線1を介して出力される信号と、垂直信号線2を介して出力される信号とが、互いに影響し合って画像に不具合が生じる可能性が有る。
本技術は、前記課題に鑑みてなされたもので、複数の画素を列状に並設した画素列を構成する画素の出力に用いられる並設された3本以上の信号線を備える固体撮像素子において、同じ画素列の2つの画素から同時に互いに異なる信号線を介して信号出力する場合に、一方の信号線を介して出力される信号と、他方の信号線を介して出力される信号との間で生じる影響を可及的に低減することを目的とする。
本技術の態様の1つは、複数の画素を列状に並設した画素列と、前記画素列を構成する画素の出力に用いられる並設された3本以上の信号線と、前記画素が前記信号線に出力するアナログ電圧をデジタル値に変換するAD変換部と、を備え、前記画素列が含む第1画素と第2画素は、接続先の信号線が互いに異なり、信号線へのアナログ電圧出力タイミングが一致し、前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に1以上の所定本数の前記信号線又はシールド線が介在しない場合、前記第1画素から前記信号線への出力を許容し、前記第2画素から前記信号線への出力を無効化し、前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に前記所定本数以上の前記信号線又はシールド線が介在する場合、前記第1画素及び前記第2画素から前記信号線への出力をいずれも許容する、固体撮像素子である。
また、本技術の他の態様の1つは、複数の画素を列状に並設した画素列と、前記画素列を構成する画素の出力に用いられる並設された3本以上の信号線と、前記画素が前記信号線に出力するアナログ電圧をデジタル値に変換するAD変換部と、を備え、前記画素列が含む第1画素と第2画素は、接続先の信号線が互いに異なり、信号線へのアナログ電圧の出力タイミングが一致している、固体撮像素子の制御方法であって、前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に1以上の所定本数の前記信号線又はシールド線が介在しない場合、前記第1画素から前記信号線への出力を許容し、前記第2画素から前記信号線への出力を無効化する工程と、前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に前記所定本数以上の前記信号線又はシールド線が介在する場合、前記第1画素及び前記第2画素から前記信号線への出力をいずれも許容する工程と、を含んで構成される固体撮像素子の制御方法である。
なお、以上説明した固体撮像素子は、他の機器に組み込まれた状態で実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含む。上述した固体撮像素子の制御方法は、他の方法の一環として実施されたり各工程に対応する手段を備えた撮像装置として実現されたりする等の各種の態様を含む。
本技術によれば、複数の画素を列状に並設した画素列を構成する画素の出力に用いられる並設された3本以上の信号線を備える固体撮像素子において、同じ画素列の2つの画素から同時に互いに異なる信号線を介して信号出力する場合に、一方の信号線を介して出力される信号と、他方の信号線を介して出力される信号との間で生じる影響を可及的に低減することができる。なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また付加的な効果があってもよい。
固体撮像素子の構成を示すブロック図である。 画素の回路構成を説明する図である。 AD変換部の構成を示す図である。 固体撮像素子のAD変換動作を説明する図である。 複数フレームの並行出力を説明する図である。 複数フレームの並行出力における画素の出力タイミングを説明する図である。 画素の出力タイミングをより詳細に説明する図である。 画素の出力タイミングをより詳細に説明する図である。 リセット信号を用いた無効化を説明する図である。 電圧クランプ回路を用いた無効化を説明する図である。 撮像装置の構成を示すブロック図である。
以下、下記の順序に従って本技術を説明する。
(A)第1の実施形態:
(B)第2の実施形態:
(A)第1の実施形態:
図1は、固体撮像素子100の構成を示すブロック図である。本実施形態では、固体撮像素子として、X−Yアドレス型固体撮像素子の一種であるCMOSイメージセンサを例にとり説明を行う。以下、図1を参照しつつ、固体撮像素子の具体的な一例について説明する。
図1において、固体撮像素子100は、画素部10、垂直駆動部20、アナログデジタル変換部30a,30b(AD変換部30a,30b)、参照信号生成部40、水平駆動部50a,50b、通信・タイミング制御部60及び信号処理部70を備えている。
画素部10には、光電変換素子としてのフォトダイオードを含む複数の画素PXが二次元マトリクス状に配置されている。画素部10の受光面側には、各画素に対応してフィルタの色を区分された色フィルタアレイが設けられる。なお、画素PXの具体的な回路構成については、後に詳述する。
画素部10には、n本の画素駆動線HSLn(n=1,2,・・・)とm本の信号線としての垂直信号線VSLm(m=1,2,・・・)が配線されている。画素駆動線HSLnは、列方向である図の左右方向(画素行の画素配列方向/水平方向)に沿って配線され、行方向である図の上下方向に等間隔で並べて配設されている。垂直信号線VSLmは、図の上下方向(画素列の画素配列方向/垂直方向)に沿って配線され、図の左右方向に沿って並べて配設されている。垂直信号線VSLmは、画素列毎に3本以上(本実施形態では4本)が並設されている。
画素駆動線HSLnの一端は、垂直駆動部20の各行に対応した出力端子に接続されている。垂直信号線VSLmは対応する画素列の画素PXに接続されている。垂直信号線VSLmの一端は、AD変換部30a又はAD変換部30bに接続されている。垂直駆動部20や水平駆動部50a,50bは、通信・タイミング制御部60の制御の下、画素部10を構成する各画素PXからアナログ信号を順次に読み出す制御を行う。なお、各画素PXに対する画素駆動線HSLnと垂直信号線VSLmの具体的な接続については、画素PXの説明とともに後述する。
通信・タイミング制御部60は、例えば、タイミングジェネレータと通信インターフェースとを備える。タイミングジェネレータは、外部から入力されるクロック(マスタークロック)に基づいて、各種のクロック信号を生成する。通信インターフェースは、固体撮像素子12の外部から与えられる動作モードを指令するデータなどを受け取り、固体撮像素子12の内部情報を含むデータを外部へ出力する。
通信・タイミング制御部60は、マスタークロックに基づいて、マスタークロックと同じ周波数のクロック、それを2分周したクロック、より分周した低速のクロック、等を生成し、デバイス内の各部(垂直駆動部20、水平駆動部50a,50b、AD変換部30a,30b、参照信号生成部40、信号処理部70、等)に供給する。
垂直駆動部20は、例えば、シフトレジスタやアドレスデコーダ等によって構成されている。垂直駆動部20は、外部から入力される映像信号をデコードした信号に基づいて、行アドレスを制御するための垂直アドレス設定部や行走査を制御するための行走査制御部を備えている。
垂直駆動部20は、読み出し走査と掃き出し走査が可能である。
読み出し走査とは、信号を読み出す単位画素を順に選択する走査である。読み出し走査は、基本的には行単位で順に行われるが、所定の位置関係にある複数画素の出力を加算もしくは加算平均することにより画素の間引きを行う場合は、所定の順番により行われる。
掃き出し走査とは、読み出し走査にて読み出しを行う行又は画素組み合わせに対し、この読み出し走査よりもシャッタースピードの時間分だけ先行して、読み出しを行う行又は画素組み合わせに属する単位画素をリセットさせる走査である。
水平駆動部50a,50bは、通信・タイミング制御部60の出力するクロックに同期してAD変換部30a,30bを構成する各ADC回路を順番に選択する。AD変換部30a,30bは、垂直信号線VSLmごとに設けられたADC回路(m=1,2,・・・)を備え、各垂直信号線VSLmから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、水平駆動部50a,50bの制御に従って水平信号線Ltrfに出力する。
水平駆動部50a,50bは、例えば、水平アドレス設定部や水平走査部を備えており、水平アドレス設定部が規定した水平方向の読み出し列に対応するAD変換部30a,30bの個々のADC回路を選択することにより、選択されたADC回路において生成されたデジタル信号を水平信号線Ltrfに導く。
このようにしてAD変換部30a,30bから出力されたデジタル信号は、水平信号線Ltrfを介して信号処理部70へ入力される。信号処理部70は、画素部10からAD変換部30a,30bを経由して出力される信号を、演算処理にて、色フィルタアレイの色配列に対応した画像信号に変換する処理を行う。
また、信号処理部70は、必要に応じて、水平方向や垂直方向の画素信号を加算や加算平均等により間引く処理を行う。このようにして生成された画像信号は、固体撮像素子12の外部に出力される。
参照信号生成部40は、DAC(Digtal Analog Converter)を備えており、通信・タイミング制御部60から供給されるカウントクロックに同期して、参照信号Vramp(後述の図4等参照)を生成する。参照信号Vrampは、通信・タイミング制御部60から供給される初期値から階段状に時間変化する鋸歯状波(ランプ波形)である。この参照信号Vrampは、AD変換部30a,30bの個々のADC回路に供給される。
AD変換部30a,30bは、複数のADC回路を備えている。ADC回路は、各画素PXから出力されるアナログ電圧をAD変換するにあたり、所定のAD変換期間(後述するP相期間やD相期間)に参照信号Vrampと垂直信号線VSLmの電圧とを比較器にて比較し、参照信号Vrampと垂直信号線VSLmの電圧の電圧(画素電圧)との大小関係が反転する前後いずれかの時間をカウンタにてカウントする。これにより、アナログの画素電圧に応じたデジタル信号を生成することができる。なお、AD変換部30a,30bの具体例については後述する。
図2は、画素の回路構成を説明する図である。同図には、一般的な4トランジスタ方式の構成の画素の等価回路を示してある。同図に示す画素は、フォトダイオードPDと、4つのトランジスタ(転送トランジスタTR1、リセットトランジスタTR2、増幅トランジスタTR3、選択トランジスタTR4)を備えている。
フォトダイオードPDは、受光した光量に応じた電流を光電変換によって発生させる。フォトダイオードPDのアノードはグランドに接続され、そのカソードは転送トランジスタTR1のドレインに接続される。
画素PXには、垂直駆動部20のリセット信号生成回路や各種ドライバから、信号線Ltrg,Lrst,Lselを介して、各種の制御信号が入力される。
転送トランジスタTR1のゲートには、転送ゲート信号を伝送するための信号線Ltrgが接続される。転送トランジスタTR1のソースは、リセットトランジスタTR2のソースと、増幅トランジスタTR3のゲートとの接続点に対して接続される。この接続点は信号電荷を蓄積する容量であるフローティングディフュージョンFDを構成する。
転送トランジスタTR1は、ゲートに信号線Ltrgを通じて転送信号が入力されるとオンし、フォトダイオードPDの光電変換によって蓄積された信号電荷(ここでは、光電子)をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタTR2のゲートには、リセット信号を伝送するための信号線Lrstが接続され、ドレインに定電圧源VDDが接続される。リセットトランジスタTR2は、信号線Lrstを通じてゲートにリセット信号が入力されるとオンし、フローティングディフュージョンFDを定電圧源VDDの電圧にリセットする。一方、信号線Lrstを通じてゲートにリセット信号が入力されていない場合は、リセットトランジスタTR2はオフし、フローティングディフュージョンFDと定電圧源VDDとの間に所定のポテンシャル障壁を形成する。
増幅トランジスタTR3は、ゲートをフローティングディフュージョンFDに接続され、ドレインを定電圧源VDDに接続され、ソースを選択トランジスタTR4のドレインに接続されている。
選択トランジスタTR4は、ゲートに選択信号の信号線Lselが接続され、ソースが垂直信号線VSLに接続される。選択トランジスタTR4は、信号線Lselを通じてゲートに制御信号(アドレス信号またはセレクト信号)を入力されるとオンし、信号線Lselを通じてゲートにこの制御信号を入力されていない場合はオフする。
選択トランジスタTR4がオンすると、増幅トランジスタTR3は、フローティングディフュージョンFDの電圧を増幅して垂直信号線VSLに出力する。垂直信号線VSLを通じて各画素から出力された電圧は、AD変換部30a,30bに入力される。
なお、画素の回路構成は、図2に示した構成のみならず、3トランジスタ方式の構成や、他の4トランジスタ方式の構成等、公知の種々の構成を採用可能である。例えば、他の4トランジスタ方式の構成としては、増幅トランジスタTR3と定電圧源VDDとの間に選択トランジスタTR4を配置した構成が挙げられる。また、フローティングディフュージョンFDを複数画素で共有する構成としてもよい。
図3は、AD変換部30a又はAD変換部30bの構成を示す図である。同図に示すように、AD変換部30a又はAD変換部30bを構成する各ADC回路は、垂直信号線VSLm毎に設けられた比較器31やカウンタ32と、ラッチ33を備えている。
比較器31は、2つの入力端子T1,T2と1つの出力端子T3を備えている。一方の入力端子T1は、参照信号生成部40から参照信号Vrampを入力され、他方の入力端子T2は、垂直信号線VSLのアナログ電圧(垂直信号線の電圧Vvsl)を入力されている。
比較器31は、垂直信号線VSLにフローティングディフュージョンFDの電圧に応じた電圧が出力されているときに、これら参照信号Vrampと電圧Vvslを比較する。比較器31は、参照信号Vrampと電圧Vvslとの大小関係に応じてハイレベルもしくはローレベルの信号を出力するようになっており、参照信号Vrampと電圧Vvslの大小関係が入れ替わると、出力端子T3の出力が、ハイレベルとローレベルの間で反転する。
カウンタ32は、通信・タイミング制御部60からクロックを供給されており、当該クロックを利用してAD変換の開始から終了までの時間をカウントしている。AD変換の開始と終了のタイミングは、通信・タイミング制御部60の出力する制御信号(例えば、クロック信号CLKの入力有無等)と比較器31の出力反転とに基づいて特定する。
また、カウンタ32は、いわゆる相関2重サンプリング(CDS)により、入射光量に応じてフォトダイオードPDが生成してフローティングディフュージョンFDに転送された電荷に応じた電圧(信号電圧)をA/D変換する。具体的には、カウンタ32は、通信・タイミング制御部60の制御に従い、垂直信号線VSLmからリセット直後のフローティングディフュージョンFDの電圧(リセット電圧)に相当するアナログ信号が出力されている間(後述するP相期間に対応)はダウンカウントを行う。そして、このダウンカウントにより得られたカウント値を初期値とし、垂直信号線VSLmから信号電圧が出力されている間(後述するD相期間に対応)にアップカウントを行う。
このようにして生成されるカウント値は、信号電圧とリセット電圧の差分に相当するデジタル値(画素信号)となる。すなわち、画素信号は、垂直信号線VSLmを通して画素からAD変換部30a又はAD変換部30bへ入力されたアナログの信号電圧に相当するデジタル値を、リセット電圧にて較正した値となる。
カウンタ32が生成した画素信号としてのデジタル値は、ラッチ33に記憶され、水平走査部の制御に従って順次にラッチ33から出力され、水平信号線Ltrfを介して信号処理部70へ出力される。
次に、図4を参照しつつ、固体撮像素子のAD変換動作について説明する。同図に示すAD変換動作は、複数の画素の画素信号を順次に読み出す間に繰り返し実行されている。同図に示す画素の読み出し動作は、主として、リセット動作、AZ動作、リセットレベル取得動作、画素信号レベル取得動作、により構成される。
リセット動作は、図4に示すリセット期間(t0〜t1)において実行され、リセットレベル取得動作は、図4に示すP相期間(t3〜t4)において実行され、信号電圧レベル取得動作は、図4に示すD相期間(t5〜t6)において実行される。リセット期間とP相期間の間には、比較器31の入力端子T1,T2の間の電位差を解消するためのAZ期間(t1〜t2)が設けられる。
P相期間の直前にはP相準備期間(t2〜t3)が設けられ、D相期間の直前にはD相準備期間(t4〜t5)が設けられる。これらP相準備期間やD相準備期間においては、参照信号Vrampを初期値に戻す等といったP相期間やD相期間に行うAD変換動作の準備が行われる。以下、順に各期間について説明する。
なお、図4においては、P相準備期間が開始されるt2やD相準備期間が開始されるt4において参照信号Vrampが鋭角に立ち上がっているように記載しているが、実際には、後述する配線容量があるため、配線容量に応じた所定の時定数で徐々に立ち上がることになる。
リセット期間においては、フローティングディフュージョンFDに蓄積されている電荷を掃き出して所定の基準電圧にリセットする。具体的には、処理対象の画素のリセットトランジスタTR2に対して上述したリセットオン電圧に相当するリセットパルスを印加する。すると、リセットトランジスタTR2がオン状態となり、フローティングディフュージョンFDが定電圧源VDDと電気的に接続され、フローティングディフュージョンFDが所定のレベルにリセットされる。
リセット期間が終了すると、次に、AZ期間、P相準備期間を経て、P相期間となる。P相期間においては、リセットされた画素に蓄積されている電荷量に応じたアナログ電圧をデジタル値に変換するリセットレベル取得動作が実行される。
具体的には、処理対象画素のリセットトランジスタTR2と転送トランジスタTR1に、それぞれ、上述したリセットオフ電圧に相当するリセットパルス、上述した転送オフ電圧に相当する転送パルス、を印加する。一方、選択トランジスタTR4に対しては、上述した選択オン電圧に相当する選択パルスを印加する。
これにより、処理対象の画素のリセットトランジスタTR2と転送トランジスタTR1はオフ状態となり、選択トランジスタTR4はオン状態となる。このとき、電圧Vvslは、リセットされた直後のフローティングディフュージョンFDにおける電圧を、増幅トランジスタTR3にて増幅した電圧となる。
このとき、比較器31は、参照信号Vrampと電圧Vvslとを入力され、参照信号Vrampと電圧Vvslとの大小関係に応じた比較出力Vcoを出力する。電圧Vvslは、AD変換の対象画素に接続されている垂直信号線VSLの電圧であり、参照信号Vrampは、所定の基準値を初期値として、AD変換が開始から終了までの一定期間に時間の経過と共に初期値から徐々に変化する電圧である。
比較出力Vcoは、参照信号Vrampと電圧Vvslとが交差して大小関係が反転すると、ハイレベルとローレベルの間で変化する。図4に示す例では、比較出力Vcoは、参照信号Vrampが電圧Vvslに比べて大きい場合はハイレベルの電圧となり、参照信号Vrampが電圧Vvslに比べて小さい場合はローレベルの電圧となる。このようにして生成される比較出力Vcoは、カウンタ32に入力される。
カウンタ32は、参照信号Vrampと電圧Vvslとが交差して大小関係が反転するまでの期間にカウントを行う。すなわち、本実施形態において、カウンタ32は、P相期間において比較出力Vcoがハイレベルとなる期間においてカウントを行い、比較出力Vcoがローレベルの場合にはカウントを行わない。
これにより、カウンタ32は、P相期間のAD変換を開始してから、比較出力Vcoと参照信号Vrampとが交差する前までの時間をカウントすることができる。このカウント値は、リセット状態の画素に蓄積された電荷に相当するデジタル値となる。なお、上述したように、P相期間において、カウンタ32はダウンカウントを行う。
P相期間が終了すると、参照信号Vrampを初期値に戻す等のためのD相準備期間を経た後、D相期間において、フォトダイオードPDが受光量に応じて生成する電荷量に応じた電圧(アナログ電圧)をデジタル値に変換する信号電圧レベル取得動作が実行される。
具体的には、処理対象の画素のリセットトランジスタTR2に、上述したリセットオフ電圧に相当するリセットパルスを印加する。さらに、転送トランジスタTR1には上述した転送オフ電圧に相当する転送パルスを印加し、選択トランジスタTR4には上述した選択オン電圧に相当する選択パルスを印加する。
これにより、処理対象の画素のリセットトランジスタTR2はオフ状態となり、転送トランジスタTR1と選択トランジスタTR4はオン状態となる。このとき、フローティングディフュージョンFDには、フォトダイオードPDが受光量に応じて生成した電荷が転送され、電圧Vvslは、このフローティングディフュージョンFDの電圧を増幅トランジスタTR3が増幅した電圧となる。
このとき、比較器31は、上述したP相期間と同様に、参照信号Vrampと電圧Vvslとを入力されている。比較器31は、参照信号Vrampと電圧Vvslとの大小関係に応じた電圧を出力する。比較出力Vcoは、参照信号Vrampと電圧Vvslとがクロスして大小関係が反転すると、ハイレベルとローレベルの間で変化する。
カウンタ32は、P相期間と同様に、参照信号Vrampと電圧Vvslとが交差して大小関係が反転するまでの期間にカウントを行う。すなわち、本実施形態において、カウンタ32は、D相期間において比較出力Vcoがハイレベルとなる期間においてカウントを行い、比較出力Vcoがローレベルの場合にはカウントを行わない。
これにより、カウンタ32は、D相期間のAD変換を開始してから比較出力Vcoと参照信号Vrampとが交差する前までの時間をカウントすることができる。このときのカウント値は、フォトダイオードPDが受光量に応じて生成する電荷量に相当するデジタル値である。なお、上述したように、D相期間において、カウンタ32はP相期間と逆のアップカウントを行う。
また、カウンタ32は、D相期間においては、P相期間のカウント結果を初期値としてカウントを行う。これにより、D相期間の終了時にカウンタ32が保持するカウント値は、フォトダイオードPDが受光量に応じて生成する電荷に応じた電圧に相当するカウント値から、リセット状態の画素に蓄積された電荷に応じた電圧に相当するカウント値を差し引いたデジタル値となる。すなわち、カウンタ32の保持する値は、いわゆる相関2重サンプリングによって固定ノイズ成分を除去された値になる。
このようにしてカウンタ32に生成されたデジタル値は、通信・タイミング制御部60の制御によりラッチ33に転送され、比較器31やカウンタ32において次の画素値をAD変換している間に、水平駆動部50a,50bによって水平信号線Ltrfを介して順次に信号処理部70へ出力される。図4に示す例では、次の画素値のAD変換期間のリセット期間において水平駆動部50a,50bから転送指示Stが入力され、P相期間やD相期間を実行している間にデータ転送が行われる。
図5は、複数フレームの並行出力を説明する図である。同図には、2フレームを並行出力する例を示してあり、第1フレームF1の出力期間と第2フレームF2の出力期間とが一部重複する出力重複期間が存在している、同図には、第1フレームF1の後半部分と第2フレームF2の前半部分とが一部重複する例を示してある。
重複出力期間においては、図6に示すように、ある画素列PLに含まれる1つの画素PX1と他の画素PX2とが同時に信号を出力する。このとき、本実施形態に係る技術を適用する前であれば、一方の画素PX1は第1フレームF1を構成する信号S1を出力し、他方の画素PX2からは第2フレームF2を構成する信号S2を出力する。画素PX1は垂直信号線VSLa〜VSLdの何れか(図では垂直信号線VSLb)に接続され、画素PX2は垂直信号線VSLa〜VSLdの他の何れか(図では垂直信号線VSLa)に接続されている。なお、本実施形態において、画素PX1は第1画素を構成し、画素PX2は第2画素を構成する。
画素PX1と画素PX2は、互いに異なる垂直信号線に接続されているため、当然ながら垂直信号線へ出力される信号が直接に重複することは無いが、接続先の垂直信号線の間の容量性カップリングにより互いに信号が影響し合うことはある。この影響が許容値を超えると、重複出力期間中に画素PX1,PX2から出力された信号に基づいて描画される画像において、一方のフレームが他方のフレームに影響して映り込み等の不具合が発生することになる。なお、垂直信号線間の容量性カップリングによる影響は、垂直信号線の間にシールド配線を設けることである程度低減することは可能であるが完全に抑制することは難しい。
本実施形態では、画素PX1が接続された垂直信号線と画素PX2が接続された垂直信号線の間の容量性カップリングが一定値を超える場合に、画素PX2から垂直信号線への出力を無効化し、当該容量性カップリングが一定値未満の場合には画素PX2から垂直信号線への出力を許容する構成を採用している。
基準となる容量性カップリングの閾値の基準は様々であるが、例えば、垂直信号線VSlaと垂直信号線VSLdのように間に1以上の所定本数の前記信号線又はシールド線が介在する場合は容量性カップリングが一定値未満とし、垂直信号線VSlaと垂直信号線VSLdのように間に1以上の所定本数の前記信号線又はシールド線が介在しない場合は容量性カップリングが一定値を超えるものとする。以下では一例として、図6に示す垂直信号線VSLaと垂直信号線VSLdは容量性カップリングが一定値未満、図6に示すその他の垂直信号線の組み合わせについては容量性カップリングが一定値を超えるものとして説明を行う。
具体的には、画素PX1と画素PX2が垂直信号線VSLa,VSLbにそれぞれ接続されている場合、画素PX1から垂直信号線VSLaへの出力については許容し、画素PX2から垂直信号線VSLbへの出力については無効化する。また、画素PX1と画素PX2が垂直信号線VSLa,VSLdにそれぞれ接続されている場合、画素PX1及び画素PX2から垂直信号線VSLa,VSLdへの出力をいずれも許容する。
以下、図7,図8に即してより具体的に説明する。
図7,図8に示す例では、画素列PLは列状に並設された複数の画素P1〜Pnを含んで構成され、画素列PLの並設方向に沿って延びるように垂直信号線VSLa〜VSLdが設けられている。画素P1〜Pnは、垂直信号線VSLa〜VSLdの何れか1つに接続されており、垂直信号線VSLa〜VSLdに対して万遍なく接続されている。垂直信号線は、L1〜VSLdの順に並設されている。
第1フレームF1の出力画素と第2フレームF2の出力画素とは、第k出力期間の時刻t1、t2、t3、t4において出力タイミングが重複している。
時刻t1は、画素PX2に相当する画素P1が第2フレームF2の信号を出力し、画素PX1に相当する画素Pn−3が第1フレームF1の信号を出力するタイミングである。画素P1が接続されている垂直信号線VSLaと画素Pn−3が接続されている垂直信号線VSLbは隣り合って設けられているため、画素Pn−3から垂直信号線VSLbへの出力を許容し、画素P1から垂直信号線VSLaへの出力を無効化する。
時刻t2は、画素PX2に相当する画素P2が第2フレームF2の信号を出力し、画素PX1に相当する画素Pn−2が第1フレームF1の信号を出力するタイミングである。画素P2が接続されている垂直信号線VSLbと画素Pn−2が接続されている垂直信号線VSLcは隣り合って設けられているため、画素Pn−2から垂直信号線VSLcへの出力を許容し、画素P3から垂直信号線VSLbへの出力を無効化する。
時刻t3は、画素PX2に相当する画素P3が第2フレームF2の信号を出力し、画素PX1に相当する画素Pn−1が第1フレームF1の信号を出力するタイミングである。画素P3が接続されている垂直信号線VSLcと画素Pn−1が接続されている垂直信号線VSLdは隣り合って設けられているため、画素Pn−1から垂直信号線VSLdへの出力を許容し、画素P3から垂直信号線VSLcへの出力を無効化する。
時刻t4は、画素PX2に相当する画素P4が第2フレームF2の信号を出力し、画素PX1に相当する画素Pnが第1フレームF1の信号を出力するタイミングである。画素P4が接続されている垂直信号線VSLdと画素Pnが接続されている垂直信号線VSLaは隣接しない位置関係で設けられているため、画素Pnから垂直信号線VSLaへの出力を許容し、画素P4から垂直信号線VSLaへの出力も許容する。
ここで、図9を参照して、画素PX2から垂直信号線への出力を無効化する方法を説明する。この無効化は、P相期間及びD相期間の少なくとも一部において行われ、例えば、P相期間とD相期間の少なくとも一方を含む信号出力期間中に行われる。
図9は、信号線Lrstを通じて画素PX2のリセットトランジスタTR2のゲートに入力されるリセット信号Vrstを用いた無効化を説明する図である。同図には、画素PX2を無効化する際に用いるリセット信号のバリエーションとしてリセット信号Vrst1,Vrst2,Vrst3、及び、各リセット信号Vrst1,Vrst2,Vrst3の入力時の垂直信号線の電圧Vvsl1,Vvsl2,Vvsl3を示してある。なお、同図には、出力を無効化しない場合(出力を許容する場合)の通常のリセット信号Vrst及びこのリセット信号Vrstの入力時の垂直信号線VSLの電圧Vvslも併記してある。
リセット信号Vrst1は、P相期間及びD相期間の双方を通じて画素PX2からの出力を無効化するリセット信号の例である。具体的には、リセット信号Vrst1は、画素PX2のリセット期間の開始後、D相期間の終了までの間、画素PX2のリセットを継続的に行う信号となっている。これにより、画素PX2が接続された垂直信号線の電圧Vvsl1は、P相期間及びD相期間の双方を通じてリセット電圧に維持される。
このようなリセット信号Vrst1を用いることで、P相期間及びD相期間の双方を通じて総合的に、画素PX2から垂直信号線へ出力される電圧が、画素PX1から垂直信号線へ出力される信号に影響することを防止できる。
まず、P相期間において画素PX2からの出力を無効化すると、具体的には、次のようなメリットがある。すなわち、画素PX2へ高輝度光が入射してフォトダイオードから電荷が溢れて発生するブルーミングにより、リセット期間に行うリセット動作では画素PX2のフローティングディフュージョンFDの電圧をリセットできない場合がある。
この場合、画素PX2から垂直信号線へリセット電圧を出力すべきP相期間中に、高輝度光の信号電圧が垂直信号線へ出力されてしまう。この問題に対処するべく、従来、アナログダミー画素をつかってAZ期間においては垂直信号線の電圧をクランプし、P相期間においては垂直信号線の電圧のクランプを解除し、その状態でP相期間がフルカウントした場合にはブルーミングと判定して適切な信号値に置換する処理を行っていた。すなわち、従来、画素PX2の出力値については適切な信号に修正されていた。
しかしながら、P相期間中に画素PX2から垂直信号線へ出力される電圧は、画素PX1から垂直信号線へ出力されるリセット電圧に対しても上述した容量性カップリングによって影響を与えてしまい、画素PX1の出力信号の基準であるリセット電圧を低く判定してしまう可能性が有る。画素PX1のリセット信号が正常な値よりも低く判定されると、第1フレームF1の画像に黒沈みが発生する。そこで、容量性カップリングが一定値を超える場合に、P相期間において画素PX2からの出力を無効化することで、第1フレームF1の画像に発生する黒沈みを防止することができる。
また、D相期間において画素PX2からの出力を無効化すると、第1フレームF1と第2フレームF2の間の干渉により発生する第1フレームF1の色ずれ及び第2フレームF2の色ずれを抑制できるメリットがある。すなわち、画素PX2から垂直信号線へ出力される信号電圧と、画素PX1から垂直信号線へ出力される信号電圧とは、上述した容量性カップリングによって相互に影響し合う。そこで、容量性カップリングが一定値を超える場合に、D相期間において画素PX2からの出力を無効化することで、このような第1フレームF1の画像に発生する色ずれを防止することができる。
リセット信号Vrst2は、P相期間において画素PX2からの出力を無効化するリセット信号の1例である。具体的には、リセット信号Vrst2は、画素PX2のリセット期間の開始後、P相期間の終了までの間、画素PX2のリセットを継続的に行う信号である。
このリセット信号Vrst2を用いることで、画素PX2が接続された垂直信号線の電圧Vvsl2は、P相期間においてリセット電圧に維持される。よって、P相期間に画素PX2から垂直信号線へ出力される電圧が画素PX1から垂直信号線へ出力される信号に影響することを防止できる。
リセット信号Vrst3は、D相期間において画素PX2からの出力を無効化するリセット信号の1例である。具体的には、リセット信号Vrst3は、画素PX2のD相期間の開始後、D相期間の終了までの間、画素PX2のリセットを継続的に行う信号である。
このリセット信号Vrst3を用いることで、画素PX2が接続された垂直信号線の電圧Vvsl3は、D相期間においてリセット電圧に維持される。よって、D相期間に画素PX2から垂直信号線へ出力される電圧が画素PX1から垂直信号線へ出力される信号に影響することを防止できる。
図10は、各垂直信号線に接続された電圧クランプ回路CLa〜CLdを用いた無効化を説明する図である。画素PX2を無効化する電圧クランプ回路CLa〜CLdのオン期間のバリエーションは、上述したリセット信号のオン期間と同様であり、その際の垂直信号線の電圧Vvsl1,Vvsl2,Vvsl3も同様である。
電圧クランプ回路CLa〜CLdは、例えばMOSトランジスタを用いたソースフォロワ回路により構成される。このMOSトランジスタは、ドレインが定電圧源に接続され、ソースが垂直信号線に接続され、ゲートへの入力によりオン/オフ切替わる。電圧クランプ回路CLa〜CLdは、MOSトランジスタがターンオンすると垂直信号線を定電圧源の電圧にクランプし、MOSトランジスタがターンオフすると垂直信号線の電圧から切り離される。
電圧クランプ回路CLa〜CLdは、垂直信号線の電圧をクランプするために専用に設けてもよいし、固体撮像素子が従来有する構成を利用して実現してもよい。具体的には、第1フレームF1や第2フレームF2の画像を構成する画素以外の画素(例えば、有効なオプティカルブラック画素、無効なオプティカルブラック画素、有効画素領域の不使用画素、等)を用いてもよい。この場合、上述したリセット電圧Vrst1,Vrst2,Vrst3と同様のリセット電圧を、電圧クランプ回路CLa〜CLdとして用いる画素に入力する。また、アナログダミー領域に予め設けてある電圧クランプ回路CLa〜CLdと同様のソースフォロワ回路を利用してもよい。
なお、画素PX1及び画素PX2に接続されていない他の垂直信号線については、例えばハイインピーダンス状態とする。当該他の垂直信号線をハイインピーダンス状態とすることで、画素PX1及び画素PX2に接続された垂直信号線の電圧が、画素PX1や画素PX2のフローティングディフュージョンの電圧と略一致するまでの時間を短縮できる。
逆に、画素PX1及び画素PX2に接続されていない他の垂直信号線について、例えばローインピーダンス状態としてもよい。当該他の垂直信号線をローインピーダンス状態とすることで、画素PX1と画素PX2の双方が垂直信号線へ信号出力する際に、当該他の垂直信号線が、画素PX1に接続された垂直信号線と画素PX2に接続された垂直信号線との間で、容量性カップリングの影響を緩和するシールドとして機能する。これにより、黒沈み防止効果や色ずれ防止効果がより向上する。
なお、上述した実施形態では、高解像度の第1フレームF1を先に撮像し、低解像度の第2フレームF2を後で撮像する例を説明したが、先に撮像する第1フレームF1が低解像度、後で撮像する第2フレームF2が高解像度であってもよい。解像度が互いに異なる第1フレームF1と第2フレームF2の利用態様は様々であり、例えば、第2フレームF2はフラッシュの瞬間を撮像して輝度情報のみ利用し、第1フレームF1から実際の絵作りに用いる色情報を取得する利用法が考えられる。また、第2フレームF2で出力を許容する画素を像面位相差画素とし、実際の絵作りに用いる色情報及び輝度情報は第1フレームF1から取得する利用法も考えられる。また、第2フレームF2として得られる低解像度のデータはプレビュー画像として用い、第1フレームF1として得られる高解像のデータを保存する利用法も考えられる。また、第1フレームF1と第2フレームF2の一方が画素部10の有効画素領域全体である必要は無く、第1フレームF1と第2フレームF2の少なくとも一方が画素部10の有効画素領域の一部範囲(第1フレームF1と第2フレームF2とで少なくとも一部が重複)の画素から取得されたデータにより構成されてもよい。
(B)第2の実施形態:
図11は、固体撮像素子を備える撮像装置200の構成を示すブロック図である。同図に示す撮像装置200は、電子機器の一例である。
なお、本明細書において、撮像装置とは、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置や、撮像機能を有する携帯電話機などの携帯端末装置など、画像取込部(光電変換部)に固体撮像装置を用いる電子機器全般を指す。むろん、画像取込部に固体撮像装置を用いる電子機器には、画像読取部に固体撮像装置を用いる複写機も含まれる。また、撮像装置は、上述した電子機器に搭載するために固体撮像素子を含めてモジュール化されたモジュールであってもよい。
図11において、撮像装置200は、レンズ群を含む光学系211、固体撮像素子100、DSP213(Digital Signal Processor)、フレームメモリ214、表示装置215、記録装置216、操作系217、電源系218及び制御部219を備えている。
DSP213、フレームメモリ214、表示装置215、記録装置216、操作系217、電源系218及び制御部219は、通信バスを介して、互いにデータや信号を送受信できるように接続されている。
光学系211は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで固体撮像素子12の撮像面上に結像する。固体撮像素子12は、光学系211によって撮像面上に結像された入射光の受光量に応じた電気信号を画素単位で生成し、画素信号として出力する。この画素信号はDSP213に入力され、適宜に各種の画像処理を行った後、フレームメモリ214に記憶されたり、記録装置216の記録媒体に記録されたり、表示装置215に出力されたりする。
表示装置215は、液晶表示装置や有機EL(electro luminescence)表示装置等のパネル型表示装置からなり、固体撮像素子12によって撮像された動画や静止画、その他の情報を表示する。記録装置216は、固体撮像素子12によって撮像された動画や静止画を、DVD(Digital Versatile Disk)やHD(Hard Disk)、半導体メモリ等の記録媒体に記録する。
操作系217は、ユーザから各種の操作を受け付けるものであり、ユーザの操作に応じた操作命令を通信バスを介して各部213,214,215,216,218,219へ送信する。電源系218は、駆動電源となる各種の電源電圧を生成して供給対象(各部212,213,214,215,216,217,219)へ適宜に供給する。
制御部219は、演算処理を行うCPUや撮像装置200の制御プログラムを記憶するROM、CPUのワークエリアとして機能するRAM、等を備えている。制御部219は、RAMをワークエアリアとして利用しつつROMに記憶されている制御プログラムをCPUが実行することにより、通信バスを介して各部213,214,215,216,217,218を制御する。また、制御部219は、不図示のタイミングジェネレータを制御して各種のタイミング信号を生成させ、各部へ供給する制御を行ったりする。
なお、本技術は上述した各実施形態に限られず、上述した各実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した各実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。また,本技術の技術的範囲は上述した実施形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
そして、本技術は、以下のような構成を取ることができる。
(1)
複数の画素を列状に並設した画素列と、
前記画素列を構成する画素の出力に用いられる並設された3本以上の信号線と、
前記画素が前記信号線に出力するアナログ電圧をデジタル値に変換するAD変換部と、
を備え、
前記画素列が含む第1画素と第2画素は、接続先の信号線が互いに異なり、信号線へのアナログ電圧出力タイミングが一致し、
前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に1以上の所定本数の前記信号線又はシールド線が介在しない場合、前記第1画素から前記信号線への出力を許容し、前記第2画素から前記信号線への出力を無効化し、
前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に前記所定本数以上の前記信号線又はシールド線が介在する場合、前記第1画素及び前記第2画素から前記信号線への出力をいずれも許容する、固体撮像素子。
(2)
前記第2画素から前記信号線へのリセット電圧の出力期間及び前記第2画素から前記信号線への信号電圧の出力期間の少なくとも一部において前記第2画素のフローティングディフュージョンをリセットすることにより前記第2画素から前記信号線への出力を無効化する、
(1)に記載の固体撮像素子。
(3)
前記第2画素の接続先の信号線を定電圧源に接続することにより前記第2画素から前記信号線への出力を無効化する、
(1)に記載の固体撮像素子。
(4)
前記第2画素から前記信号線へのリセット電圧の出力を無効化する、
(1)〜(3)の何れか1つに記載の固体撮像素子。
(5)
前記第2画素のフローティングディフュージョンがリセットされた後、当該フローティングディフュージョンのリセット電位の前記信号線への出力が終了するまでの間、前記第2画素から前記信号線への出力を継続的に無効化する、
(4)に記載の固体撮像素子。
(6)
前記第2画素から前記信号線への信号電圧の出力を無効化する、
(1)〜(4)の何れか1つに記載の固体撮像素子。
(7)
前記第2画素のフローティングディフュージョンがリセットされた後、当該フローティングディフュージョンへ転送された信号電圧の前記信号線への出力が終了するまでの間、前記第2画素から前記信号線への出力を継続的に無効化する、
(6)に記載の固体撮像素子。
(8)
前記第1画素及び前記第2画素に接続された前記信号線を除く前記信号線がハイインピーダンスに制御されている、
(1)〜(7)の何れか1つに記載の固体撮像素子。
(9)
前記第1画素及び前記第2画素に接続された前記信号線を除く前記信号線がローインピーダンスに制御されている、
(1)〜(7)の何れか1つに記載の固体撮像素子。
(10)
複数の画素を列状に並設した画素列と、前記画素列を構成する画素の出力に用いられる並設された3本以上の信号線と、前記画素が前記信号線に出力するアナログ電圧をデジタル値に変換するAD変換部と、を備え、前記画素列が含む第1画素と第2画素は、接続先の信号線が互いに異なり、信号線へのアナログ電圧の出力タイミングが一致している、固体撮像素子の制御方法であって、
前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に1以上の所定本数の前記信号線又はシールド線が介在しない場合、前記第1画素から前記信号線への出力を許容し、前記第2画素から前記信号線への出力を無効化する工程と、
前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に前記所定本数以上の前記信号線又はシールド線が介在する場合、前記第1画素及び前記第2画素から前記信号線への出力をいずれも許容する工程と、
を含んで構成される固体撮像素子の制御方法。
10…画素部、20…垂直駆動部、30a,30b…アナログデジタル変換部(AD変換部)、31…比較器、32…カウンタ、33…ラッチ、40…参照信号生成部、50a,50b…水平駆動部、60…タイミング制御部、70…信号処理部、100…固体撮像素子、200…撮像装置、211…光学系、212…固体撮像素子、213…DSP、214…フレームメモリ、215…表示装置、216…記録装置、217…操作系、218…電源系、219…制御部、CLa〜CLd…電圧クランプ回路、F1…第1フレーム、F2…第2フレーム、FD…フローティングディフュージョン、HSLn…画素駆動線、Lrst…信号線、Lsel…信号線、Ltrf…水平信号線、Ltrg…信号線、P1〜Pn,PX1,PX2…画素、PD…フォトダイオード、PL…画素列、St…転送指示、T1…入力端子、T2…入力端子、T3…出力端子、TR1…転送トランジスタ、TR2…リセットトランジスタ、TR3…増幅トランジスタ、TR4…選択トランジスタ、VDD…定電圧源、VSL,VSLm,VSLa,VSLb,VSLc,VSLd…垂直信号線

Claims (10)

  1. 複数の画素を列状に並設した画素列と、
    前記画素列を構成する画素の出力に用いられる並設された3本以上の信号線と、
    前記画素が前記信号線に出力するアナログ電圧をデジタル値に変換するAD変換部と、
    を備え、
    前記画素列が含む第1画素と第2画素は、接続先の信号線が互いに異なり、信号線へのアナログ電圧出力タイミングが一致し、
    前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に1以上の所定本数の前記信号線又はシールド線が介在しない場合、前記第1画素から前記信号線への出力を許容し、前記第2画素から前記信号線への出力を無効化し、
    前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に前記所定本数以上の前記信号線又はシールド線が介在する場合、前記第1画素及び前記第2画素から前記信号線への出力をいずれも許容する、固体撮像素子。
  2. 前記第2画素から前記信号線へのリセット電圧の出力期間及び前記第2画素から前記信号線への信号電圧の出力期間の少なくとも一部において前記第2画素のフローティングディフュージョンをリセットすることにより前記第2画素から前記信号線への出力を無効化する、
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記第2画素の接続先の信号線を定電圧源に接続することにより前記第2画素から前記信号線への出力を無効化する、
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  4. 前記第2画素から前記信号線へのリセット電圧の出力を無効化する、
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  5. 前記第2画素のフローティングディフュージョンがリセットされた後、当該フローティングディフュージョンのリセット電圧の前記信号線への出力が終了するまでの間、前記第2画素から前記信号線への出力を継続的に無効化する、
    請求項4に記載の固体撮像素子。
  6. 前記第2画素から前記信号線への信号電圧の出力を無効化する、
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  7. 前記第2画素のフローティングディフュージョンがリセットされた後、当該フローティングディフュージョンへ転送された信号電圧の前記信号線への出力が終了するまでの間、前記第2画素から前記信号線への出力を継続的に無効化する、
    請求項6に記載の固体撮像素子。
  8. 前記第1画素及び前記第2画素に接続された前記信号線を除く前記信号線がハイインピーダンスに制御されている、
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  9. 前記第1画素及び前記第2画素に接続された前記信号線を除く前記信号線がローインピーダンスに制御されている、
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  10. 複数の画素を列状に並設した画素列と、前記画素列を構成する画素の出力に用いられる並設された3本以上の信号線と、前記画素が前記信号線に出力するアナログ電圧をデジタル値に変換するAD変換部と、を備え、前記画素列が含む第1画素と第2画素は、接続先の信号線が互いに異なり、信号線へのアナログ電圧の出力タイミングが一致している、固体撮像素子の制御方法であって、
    前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に1以上の所定本数の前記信号線又はシールド線が介在しない場合、前記第1画素から前記信号線への出力を許容し、前記第2画素から前記信号線への出力を無効化する工程と、
    前記第1画素の接続先である前記信号線と前記第2画素の接続先である前記信号線の間に前記所定本数以上の前記信号線又はシールド線が介在する場合、前記第1画素及び前記第2画素から前記信号線への出力をいずれも許容する工程と、
    を含んで構成される固体撮像素子の制御方法。
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