JP2019150936A - ロボットの関節軸構造およびロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】可搬重量の異なるロボットの外形を大きく変更することなく、かつ、ロボットを構成する部品の少なくとも素材を共通化する。【解決手段】第1関節部材5と、第1軸線回りに回転可能に支持された第2関節部材と、第2関節部材に第1軸線と同軸に配置されたリング状の出力ハイポイドギヤ11と、第1関節部材5に取り付けられる歯車組立体12と、モータ13とを備え、歯車組立体12が、第1関節部材5の第1接合面14に固定される第2接合面17を備えるハウジング部材18と、ハウジング部材18に第2軸線回りに回転可能に支持された入力ハイポイドギヤ19と、モータ13の回転を減速して入力ハイポイドギヤ19に伝達する歯車22,23とを備え、第1接合面14が第1軸線に平行であり、第2接合面17が第2軸線Gに直交し、ボルトが、想定される複数種類の減速比の全ての歯車よりも径方向外側において締結されるロボットの関節軸構造10である。【選択図】図2

Description

本発明は、ロボットの関節軸構造およびロボットに関するものである。
従来、ロボットの前腕の先端において手首ユニットを前腕の長手軸回りに回転させる関節軸構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この関節軸構造においては、手首ユニットに連結されるリング状の出力ハイポイドギヤが、前腕の長手軸と同軸に軸受によって回転可能に前腕の基端部に支持されている。そして、入力ハイポイドギヤをハウジング部材に回転可能に支持させるとともに、モータおよびモータの回転を減速して入力ハイポイドギヤに伝達する歯車をハウジング部材に支持させたユニットを、前腕を構成する部品の基端側の側面に取り付けることにより、入力ハイポイドギヤと出力ハイポイドギヤとを噛み合わせている。
特開2017−185574号公報
このような関節軸構造を有する既存のロボットにおいて、可搬重量のより大きいアプリケーションに対応するためには、モータを高トルクのモータに変更するか、あるいは、減速比を増大させる必要がある。
より高トルクのモータを採用すると、モータの全長が長くなってロボットの外形が変化する。ロボットの外形が変化すると、周辺機器との干渉が大きくなり、設置や動作可能範囲の制約が生じる場合が発生する。一方、減速比を変更する場合にはロボットの外形変化は少なくて済むが、歯車の大きさや数が変化するため、前腕を構成する部品の形状から変更する必要があり、多種の部品の設計および管理が必要となる。
本発明は、可搬重量の異なるロボットの外形を大きく変更することなく、かつ、ロボットを構成する部品の少なくとも素材を共通化することができるロボットの関節軸構造およびロボットを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、第1関節部材と、該第1関節部材に第1軸線回りに回転可能に支持された第2関節部材と、該第2関節部材に固定され前記第1軸線と同軸に配置されたリング状の出力ハイポイドギヤと、前記第1関節部材に取り付けられる歯車組立体と、該歯車組立体に取り付けられるモータとを備え、前記歯車組立体が、前記第1関節部材の第1接合面にボルトによって密着状態に固定される第2接合面を備えるハウジング部材と、該ハウジング部材に第2軸線回りに回転可能に支持された入力ハイポイドギヤと、前記モータの回転を減速して前記入力ハイポイドギヤに伝達する歯車とを備え、前記第1接合面が、前記第1軸線に平行であり、前記第2接合面が、前記第2軸線に直交し、前記入力ハイポイドギヤは、前記ハウジング部材が前記第1関節部材に固定されたときに、前記出力ハイポイドギヤに噛み合う位置に配置され、前記ボルトが、想定される複数種類の減速比の全ての前記歯車よりも径方向外側において締結されるロボットの関節軸構造である。
本態様によれば、第1関節部材の第1接合面に歯車組立体を構成するハウジング部材の第2接合面を密着させると、ハウジング部材に回転可能に支持された入力ハイポイドギヤが、第1関節部材に回転可能に支持された第2関節部材に固定された出力ハイポイドギヤと噛み合わせられる。この状態でボルトを締結して第1関節部材に歯車組立体を固定するとともに、モータをハウジング部材に固定することにより、関節軸構造が構成される。
モータの回転は歯車によって減速され、入力ハイポイドギヤに伝達される。入力ハイポイドギヤの回転は出力ハイポイドギヤとのギヤ比に応じて減速されて出力ハイポイドギヤに伝達され、第1関節部材に対して第2関節部材を第1軸線回りに回転させることができる。
この場合において、モータの大きさを変更することなく、可搬重量のより大きいアプリケーションに対応するために、歯車の大きさや数を変更すると、ハウジング部材の第2接合面に設けられている開口部の形状が変化する。本態様によれば、開口部の形状が異なるいずれの歯車組立体を第1関節部材に取り付ける場合においても、開口部よりも外側においてボルトを締結することができ、これによって、開口部を密閉することができる。
上記態様においては、前記歯車の少なくとも一部が前記第2接合面から突出し、前記第1関節部材が、減速比の異なる複数種類の前記歯車を収容する第1凹部を形成可能な形状を有し、前記第1接合面に、少なくとも1種類の前記歯車を収容可能な第2凹部を備えていてもよい。
この構成により、一の減速比の歯車を有する歯車組立体を第1関節部材に取り付けると、歯車の第2接合面から突出する部分が第1接合面に設けられた第2凹部に収容されて、第1接合面と第2接合面とを密着させることができる。これにより、ハウジング部材の第2軸線方向の厚さを抑えることができる。
この場合において、想定される全ての種類の歯車を収容可能な第2凹部が第1接合面に備えられている場合には、一の歯車組立体を取り外して他の歯車組立体を第1関節部材に取り付けることができる。これにより、可搬重量のより大きいアプリケーションに容易に対応することができる。
一方、いずれかの歯車を収容可能な第2凹部のみが第1接合面に備えられている場合には、他の減速比の歯車をも収容可能に凹部を加工することにより他の減速比の歯車を有する歯車組立体を第1関節部材に取り付けることができる。すなわち、減速比の異なる複数種類の歯車を収容する第1凹部を形成可能な形状を有する第1関節部材を用いることにより、第1関節部材の少なくとも加工前の素材については共通化することができる。
また、上記態様においては、第2凹部が、前記第1凹部に等しい大きさを有していてもよい。
この構成により、一の歯車組立体を取り外して他の歯車組立体を第1関節部材に取り付けることができる。これにより、可搬重量のより大きいアプリケーションに対応可能なロボットに容易に改造することができる。改造に際して第1関節部材の追加の加工が不要であり、現場において歯車組立体を交換して、可搬重量の増大を容易に図ることができる。
また、本発明の他の態様は、上記いずれかの関節軸構造を有する少なくとも1つの関節を備えるロボットである。
本発明によれば、可搬重量の異なるロボットの外形を大きく変更することなく、かつ、ロボットを構成する部品の少なくとも素材を共通化することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るロボットの一例を示す側面図である。 図1のロボットに備えられる本発明の一実施形態に係る関節軸構造の一例を示す部分的な縦断面図である。 図2の関節軸構造に備えられる歯車組立体を第2接合面側から見た斜視図である。 図2の関節軸構造に適用される大可搬重量の歯車組立体を第2接合面側から見た斜視図である。 図3の歯車組立体の第2接合面を入力ハイポイドギヤの軸線に沿う方向から見た正面図である。 図4の歯車組立体の第2接合面を入力ハイポイドギヤの軸線に沿う方向から見た正面図である。 図2の関節軸構造の変形例を示す部分的な縦断面図である。
本発明の一実施形態に係るロボット1の関節軸構造10およびロボット1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るロボット1は、図1に示されるように、直立多関節型ロボットである。このロボット1は、被設置面、例えば、床面に設置されるベース2と、鉛直な第1の軸線A回りにベース2に対して回転可能な旋回胴3と、水平な第2の軸線B回りに旋回胴3に対して揺動可能な第1アーム4と、第1アーム4の先端に、水平な第3の軸線C回りに第1アーム4に対して揺動可能な前腕(第1関節部材)5と、前腕5の先端に第3の軸線Cに直交する平面に沿って延びる第4の軸線(第1軸線)D回りに回転可能に設けられた円筒状の第2アーム(第2関節部材)6と、第2アーム6の先端に、第4の軸線Dに直交する第5の軸線E回りに揺動可能に設けられた第2手首要素7と、第5の軸線Eに直交する第6の軸線回りに回転可能に設けられた第3手首要素8とを備えている。
本実施形態に係る関節軸構造10は、例えば、前腕5に対して第2アーム6を回転駆動する構造である。すなわち、本実施形態に係る関節軸構造10は、図2および図3に示されるように、前腕5と、第2アーム6と、第2アーム6の基端に第4の軸線Dと同軸に固定されたリング状の出力ハイポイドギヤ11と、前腕5に取り付けられる歯車組立体12と、歯車組立体12に取り付けられるモータ13とを備えている。
前腕5の側面には、第4の軸線Dと平行に延び、歯車組立体12を取り付ける第1接合面14が設けられている。第1接合面14には、後述する入力ハイポイドギヤ19を貫通させる貫通孔15と、後述する歯車群21を収容可能な凹部(第1凹部、第2凹部)16とが設けられている。
歯車組立体12は、前腕5の第1接合面14に密着状態に取り付けられる第2接合面17を有するハウジング部材18と、ハウジング部材18の第2接合面17に直交する方向に延びる軸線(第2軸線)G回りに回転可能に支持された入力ハイポイドギヤ19と、モータ13を取り付けるモータ取付部20と、モータ13の回転を減速して入力ハイポイドギヤ19に伝達する歯車群(歯車)21とを備えている。
歯車群21は、標準の可搬重量の場合には、例えば、モータ13のシャフトに取り付けられる平歯車からなる小歯車(歯車)22と、入力ハイポイドギヤ19に同軸に固定される平歯車からなる大歯車(歯車)23とを備えている。入力ハイポイドギヤ19は、ベアリング24によってハウジング部材18に軸線G回りに回転可能に支持されている。
モータ取付部20は、第2接合面17と平行な取付面25を備え、取付面25にはモータ13を固定するためのボルト(図示略)を締結するネジ孔(図示略)が設けられている。また、モータ取付部20には、モータ13のインロー部を嵌合させる嵌合孔26と、シャフトおよび小歯車22を貫通させる貫通孔27が設けられている。シャフトおよび小歯車22を貫通孔27に貫通させ、モータ13のインロー部を嵌合孔26に嵌合させ、かつ、モータ13のフランジを取付面25に密着させることにより、小歯車22を大歯車23に噛み合わせることができる。そして、この状態で、ボルトをネジ孔に締結することによりモータ13をハウジング部材18に固定することができる。
ハウジング部材18の第2接合面17には、図3に示されるように、相互に噛み合う小歯車22および大歯車23を露出させる開口部28が設けられている。開口部28は、小歯車22および大歯車23の径方向外方に所定の隙間をあけて取り囲む形状を有している。
大歯車23を備える入力ハイポイドギヤ19および小歯車22を備えるモータ13がハウジング部材18に取り付けられた状態では、入力ハイポイドギヤ19、大歯車23および小歯車22の少なくとも一部が第2接合面17に直交する方向に突出して配置される。
ところで、本実施形態に係るロボット1およびロボット1の関節軸構造10において、モータ13を変更することなく、可搬重量を増大するアプリケーション(大可搬重量)に対応するために、歯車群21による減速比を変更する必要がある。例えば、図4に示されるように、モータ13に取り付けた小歯車22と入力ハイポイドギヤ19に取り付けた大歯車23との間に、2段歯車29を配置する。
この場合、2段歯車29は、小歯車22に噛み合う第2の大歯車30と、大歯車23に噛み合う第2の小歯車31とを一体的に備えている。2段歯車29は、図示しないベアリングによって、ハウジング部材18とは異なるハウジング部材33に、入力ハイポイドギヤ19の軸線Gと平行な軸線回りに回転可能に支持される。
そして、この場合に、ハウジング部材33の第2接合面17には、図4に示されるように、小歯車22、大歯車23および2段歯車29を露出させる形状の開口部32が設けられる。
前腕5の側面の第1接合面14に設けられた凹部16は、図3に示される標準の可搬重量の場合の第2接合面17の開口部28と、図4に示される大可搬重量の場合の第2接合面17の開口部32の両方を含む範囲に形成されている。また、第1接合面14に設けられた凹部16の第1接合面14からの深さは、ハウジング部材33の第2接合面17から突出している歯車群21の突出量よりも大きく設定されている。
そして、第1接合面14と第2接合面17とを密着させた状態で、前腕5に歯車組立体12を固定するボルトは、第1接合面14の凹部16よりも外側に配置されたネジ孔に締結される。ネジ孔は凹部16よりも外側に間隔を空けて配置されており、その間隔位置に、図示しないシール部材が挟まれることにより、第1接合面14と第2接合面17とが液密状態に密封される。
このように構成された本実施形態に係るロボット1の関節軸構造10およびロボット1の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係るロボット1において、前腕5に対して第2アーム6を第4の軸線D回りに回転させるときには、モータ13を作動させる。
モータ13の回転はモータ13のシャフトに固定されている小歯車22から大歯車23に伝達される際に小歯車22と大歯車23との歯数比に等しい減速比で減速される。これにより、大歯車23に固定されている入力ハイポイドギヤ19が回転させられ、入力ハイポイドギヤ19に噛み合っている出力ハイポイドギヤ11が第4の軸線D回りに回転させられる。そして、これにより、出力ハイポイドギヤ11が固定されている第2アーム6を、前腕5に対して第4の軸線D回りに回転させることができる。
この場合において、本実施形態に係るロボット1の関節軸構造10およびロボット1によれば、可搬重量のより大きなアプリケーションに対応するために、第2アーム6のトルクを増大させる必要が生じた場合に、歯車組立体12を交換する。
歯車組立体12を交換するには、第2アーム6をトルクが最小となる角度まで回転させた状態で、モータ13をハウジング部材18から取り外し、ハウジング部材18を前腕5に固定しているボルトを取り外して、歯車組立体12を前腕5から取り外す。
次いで、減速比の異なる歯車群21を有する他の歯車組立体12を前腕5に取り付ける。歯車組立体12のハウジング部材18の第2接合面17からは、入力ハイポイドギヤ19および歯車群21の少なくとも一部が突出しているが、前腕5の第1接合面14には、新たな歯車群21をも収容可能な寸法の凹部16が設けられているので、入力ハイポイドギヤ19を前腕5に設けられた貫通孔15に位置合わせして第1接合面14に第2接合面17を近接させて行くことにより、歯車群21が第1接合面14の凹部16内に収容される。そして、第1接合面14と第2接合面17とが密着する位置で、入力ハイポイドギヤ19が出力ハイポイドギヤ11と噛み合うので、ボルトを締結することにより、歯車組立体12を前腕5に固定することができる。
その後、取り外しておいたモータ13をモータ取付部20の取付面25に固定することにより、モータ13のシャフトに固定されている小歯車22を、ハウジング部材33に取り付けられている第2の大歯車30に噛み合わせることができる。これにより、モータ13の回転はさらに大きく減速されて入力ハイポイドギヤ19に伝達されるようになり、可搬重量のより大きなアプリケーションに対応できる。
すなわち、本実施形態に係るロボット1の関節軸構造10およびロボット1によれば、歯車組立体12を交換するだけで、可搬重量の異なるアプリケーションに対応可能に改造することができる。この場合において、出力ハイポイドギヤ11に噛み合う入力ハイポイドギヤ19は、2つの歯車組立体12において同一であり、入力ハイポイドギヤ19に固定された大歯車23、および、これらを回転可能にハウジング部材18,33に取り付ける軸受等の部品は共通化することができる。
また、2つの歯車組立体12においては、図5および図6に示されるように、減速比を異ならせるための2段歯車29の有無により、第2接合面17から突出する歯車22,23,30,31の位置および大きさが異なる。これに対応して、第1接合面14の凹部16がいずれの歯車22,23,30,31をも収容可能な大きさに形成されている。また、歯車組立体12を前腕5に固定するためのボルトが、両歯車22,23,30,31を収容する開口部28,32よりも外側において締結される位置に配置されている。これにより、いずれの歯車組立体12についても第1接合面14と第2接合面17とを密封した状態に密着させることができる。
その結果、本実施形態に係るロボット1の関節軸構造10およびロボット1によれば、ロボット1が設置されている現場において歯車組立体12のみを交換することにより、可搬重量の異なるアプリケーションに対応可能に改造することができるという利点がある。すなわち、可搬重量の異なる2種類のロボット1において前腕5の部品を共通化することができる。また、モータ13を共通化できるので、外形を大きく変化させずに済むという利点がある。
また、本実施形態においては、第2接合面17から歯車22,23の少なくとも一部を突出させ、突出した歯車22,23を収容する凹部16を第1接合面14に設けたので、ハウジング部材18側に歯車22,23全体を収容する必要がなく、交換されるハウジング部材18を薄型にすることができる。これにより歯車組立体12を軽量化して交換容易性を向上することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、減速比の異なる歯車群21を有する2つの歯車組立体12を交換する場合について例示したが、これに代えて、3以上の歯車組立体12を交換する場合に適用してもよい。この場合においても、全ての歯車組立体12の歯車22,23を収容可能な凹部16を前腕5の第1接合面14に設け、歯車22,23を収容するために第2接合面17に設けた全ての開口部28よりも外側においてボルトが締結されることにすればよい。
また、上述したように、歯車22,23の少なくとも一部を第2接合面17から突出させることに代えて、図7に示されるように、入力ハイポイドギヤ19のみを第2接合面17から突出させ、他の歯車22,23を第2接合面17から突出させないように開口部28内に収容してもよい。これにより、第1接合面14に歯車22,23を収容するための凹部16を設ける必要がなく、前腕5を簡易に構成することができる。
また、本実施形態においては、前腕5の第1接合面14に、想定される複数の歯車組立体12の歯車群21を収容可能な形状の凹部16を設けることとしたが、これに代えて、第1接合面14には、いずれか1つの歯車組立体12の歯車群21を収容可能な形状の凹部(第2凹部)16を設けることとし、前腕5として、想定される他の歯車組立体12の歯車群21を収容可能な凹部(第1凹部)16を形成可能な形状を有していればよい。すなわち、この構成により、可搬重量の異なるロボット1の前腕5の少なくとも素材を共通化することができ、部品を容易に管理することができる。
この場合、可搬重量の異なるロボット1への現場での改造は困難であるが、前腕5の第1接合面14に凹部16を追加工し、歯車組立体12を変更するだけで、可搬重量の異なるロボット1に改造することができる。
また、歯車群21を構成する歯車22,23として平歯車を例示したが、他の任意の歯車を採用してもよい。
1 ロボット
5 前腕(第1関節部材)
6 第2アーム(第2関節部材)
10 関節軸構造
11 出力ハイポイドギヤ
12 歯車組立体
13 モータ
14 第1接合面
16 凹部(第1凹部、第2凹部)
17 第2接合面
18,33 ハウジング部材
19 入力ハイポイドギヤ
21 歯車群(歯車)
22 小歯車(歯車)
23 大歯車(歯車)
D 第4の軸線(第1軸線)
G 軸線(第2軸線)

Claims (4)

  1. 第1関節部材と、
    該第1関節部材に第1軸線回りに回転可能に支持された第2関節部材と、
    該第2関節部材に固定され前記第1軸線と同軸に配置されたリング状の出力ハイポイドギヤと、
    前記第1関節部材に取り付けられる歯車組立体と、
    該歯車組立体に取り付けられるモータとを備え、
    前記歯車組立体が、前記第1関節部材の第1接合面にボルトによって密着状態に固定される第2接合面を備えるハウジング部材と、該ハウジング部材に第2軸線回りに回転可能に支持された入力ハイポイドギヤと、前記モータの回転を減速して前記入力ハイポイドギヤに伝達する歯車とを備え、
    前記第1接合面が、前記第1軸線に平行であり、
    前記第2接合面が、前記第2軸線に直交し、
    前記入力ハイポイドギヤは、前記ハウジング部材が前記第1関節部材に固定されたときに、前記出力ハイポイドギヤに噛み合う位置に配置され、
    前記ボルトが、想定される複数種類の減速比の全ての前記歯車よりも径方向外側において締結されるロボットの関節軸構造。
  2. 前記歯車の少なくとも一部が前記第2接合面から突出し、
    前記第1関節部材が、減速比の異なる複数種類の前記歯車を収容する第1凹部を形成可能な形状を有し、
    前記第1接合面に、少なくとも1種類の前記歯車を収容可能な第2凹部を備える請求項1に記載のロボットの関節軸構造。
  3. 第2凹部が、前記第1凹部に等しい大きさを有する請求項2に記載のロボットの関節軸構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の関節軸構造を有する少なくとも1つの関節を備えるロボット。

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