JP2019150391A - 洗濯機用ろ過装置およびそれを取り付けた洗濯機 - Google Patents

洗濯機用ろ過装置およびそれを取り付けた洗濯機 Download PDF

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Abstract

【課題】捕集した糸くず等のゴミを簡単・清潔に廃棄することができる洗濯機用ろ過装置を提供する。【解決手段】洗濯水を導入する導入開口41が形成され、導入開口41から導入された洗濯水を洗濯槽に戻すフィルタ部33が形成されたケースを備える。ケースは、フィルタ部33が形成される表面板30と、表面板30に対向して配置され、当該表面板30に着脱自在に取り付けられる裏面板40と、を備える。表面板30には、裏面板40に付着した糸くずDを掻き取る掻き取り部35が設けられている。【選択図】図9

Description

本発明は、洗濯水に含まれる糸くず等のごみをろ過する洗濯機用ろ過装置およびこれを取り付けた洗濯機に関する。
糸くず捕集装置(ろ過装置)は、箱型の樹脂ケースとすることが主流であり、洗濯兼脱水層の内側側面に取り付けられている。糸くず捕集装置で捕集した糸くずは汚れの種類や放置時間に応じて不衛生になることから、手で触れずに糸くずを捨てることが可能な捕集装置が提案されている。例えば、特許文献1に記載の捕集装置は、後カバー(裏面板)に設けられた掻き取り部を前カバー(表面板)の裏面に押し付けながら摺動し、前カバーに付着した糸くずを指で擦ることなく除去できる構造となっている。
特開2013−141552号公報
しかしながら、洗濯をする際には基本的に脱水運転を行うことから、糸くず捕集装置の裏面板側に遠心力が働き、洗濯時に捕集した糸くずは裏面板側に押し付けられる。そうした場合、特許文献1に記載の糸くず捕集装置は、表面板を掻き取る構成であるため、裏面板に押し付けられた糸くずを除去するためには手で糸くずを掴んで捨てる必要がある。
そこで、本発明の課題は、捕集した糸くず等のゴミを簡単・清潔に廃棄することができる洗濯機用ろ過装置およびこれを取り付けた洗濯機を提供することにある。
本発明は、洗濯水を導入する導入開口が形成され、前記導入開口から導入された洗濯水を洗濯槽に戻すフィルタ部が形成されたケースを備え、前記ケースは、前記フィルタ部が形成される表面板と、前記表面板に対向して配置され、当該表面板に着脱自在に取り付けられる裏面板と、を備え、前記表面板には、前記裏面板に付着した異物を掻き取る掻き取り部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、捕集した糸くず等のゴミを簡単・清潔に廃棄することができる洗濯機用ろ過装置およびこれを取り付けた洗濯機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る洗濯機の構成説明図である。 ろ過装置収容ケースに組み付けた洗濯機用ろ過装置を示す正面図である。 ろ過装置収容ケースと、このろ過装置収容ケースから取り外された洗濯機用ろ過装置を示す斜視図である。 洗濯機用ろ過装置の表面板と裏面板とをスライドさせて分離した状態を示す斜視図である。 洗濯機用ろ過装置の裏面板を内面側から見たときの斜視図である。 図3の洗濯機用ろ過装置のVI−VI線断面図である。 ろ過装置収容ケースに組み付けた洗濯機用ろ過装置における洗濯水の流れを示す縦断面図である。 洗濯機用ろ過装置の案内板付近を拡大して示す部分拡大断面図である。 洗濯機用ろ過装置にて表面板と裏面板とをスライドさせて糸くず等のごみを掻き取る様子を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る洗濯機は、後記する洗濯機用ろ過装置を取り付けたものであり、以下では、洗濯機の全体構成について説明した後に、本実施形態の洗濯機用ろ過装置について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る洗濯機(洗濯乾燥機)の構成説明図である。
図1に示すように、洗濯乾燥機1(洗濯機)は、洗濯兼脱水槽8(内槽)の回転軸が略鉛直方向の縦型式洗濯機(縦型式洗濯乾燥機)である。この洗濯乾燥機1の筐体2の上部には上面カバー2aが設けられており、上面カバー2aには外蓋3が設けられている。外蓋3は、後ろ側に開くことにより、開口部2bを開口し、洗濯兼脱水槽8に衣類等(洗濯物)が出し入れ可能になっている。上面カバー2aの奥側(後側)には、水道栓からの給水ホース接続口4および風呂の残り湯を吸引する吸水ホース接続口(図示省略)が設けられている。
洗濯乾燥機1は、筐体2内に、洗濯兼脱水槽8、外槽9、駆動装置10、洗剤・仕上剤の投入装置11、給水ユニット7、乾燥ダクト12等を備えている。
洗濯兼脱水槽8は、有底円筒形状を呈し、ステンレス鋼板等で形成された胴板8aを有している。胴板8aには、通水および通風のための多数の貫通孔8a1(一部のみ図示)が形成されている。洗濯兼脱水槽8は、内側底面に回転翼8bを備える。
外槽9は、有底円筒形状を呈し、洗濯兼脱水槽8を同軸上に内包し、その上部に外槽カバー9aを備えて構成されている。洗濯乾燥機1のユーザは、外蓋3および外槽カバー9aの蓋部材9cを開くことにより、開口部2bから洗濯兼脱水槽8内に洗濯物の出し入れを行うことができる。
駆動装置10は、外槽9の底面の外側中央に配置されている。この駆動装置10は、モータ10aとクラッチ機構10bとを有し、駆動装置10の回転軸10cが外槽9を貫通し、洗濯兼脱水槽8および回転翼8bと結合するように構成されている。クラッチ機構10bは、モータ10aの回転動力を洗濯兼脱水槽8および回転翼8bの少なくともいずれかに伝達する機能を有する。モータ10aは、その回転を検出するホール素子あるいはフォトインタラプタ等で構成される回転検出装置5と、モータ10aに流れる電流を検出するモータ電流検出装置6を備える。
投入装置11は、上面カバー2aの手前側に備える。洗剤や仕上剤の投入は、投入ホース11aにより水道水とともに外槽9と洗濯兼脱水槽8との間に行われる。
給水ユニット7は、上面カバー2aの奥側に設けられる。この給水ユニット7は、給水ホース接続口4からの水道水を投入装置11、水冷除湿機構(図示省略)へ給水する。また、給水ユニット7は、給水ホース接続口4からの水道水や吸水ホース接続口からの風呂水を、注水ホース11bを介して、外槽9と洗濯兼脱水槽8の間から外槽9内に注水することができる。また、給水ユニット7は、給水ホース接続口4からの水道水を、洗浄ホース11cを介して洗濯兼脱水槽8の上部に注水することができる。
外槽9の底面に設けられた落込部9mは、排水弁14を介して、洗濯水排水路15と連通するように接続されている。そして、この洗濯水排水路15には、機外に排水を送り出す図示しない排水ホースが接続されている。ちなみに、排水弁14を閉弁することにより、外槽9内に洗い水やすすぎ水を貯水可能となる。また、排水弁14を開弁することにより、外槽9内の水(洗い水、すすぎ水)を、洗濯水排水路15を介して、洗濯乾燥機1の機外へ排水することができる。
乾燥ダクト12は、筐体2の背面内側に縦方向に設置され、ダクト下部は外槽9の落込部9mとゴム製の蛇腹管12aによって接続されている。乾燥ダクト12内には、水冷除湿機構(図示省略)が内蔵されており、給水ユニット7は、この水冷除湿機構に冷却水(水道水)を供給する。冷却水は乾燥ダクト12の壁面を伝わって流下して落込部9mに入り、洗濯水排水路15を通り機外へ排出される。
乾燥ダクト12の出口はファン13の吸気口と接続され、ファン13の出口はヒータ16と接続されている。ヒータ16の出口は、送風ダクト17およびゴム製の蛇腹管17aを介して、吹出ノズル18と接続されている。
つまり、ファン13が駆動すると、外槽9内の空気が落込部9mを介して乾燥ダクト12に流れ込む。そして、乾燥ダクト12で水冷除湿された空気は、ファン13から吐出され、次いでヒータ16で加熱された後、高温低湿の風となって吹出ノズル18から洗濯兼脱水槽8内に向けて吹き出される。
洗濯兼脱水槽8は、胴板8aの上端縁部に合成樹脂等で形成されたバランスリング(流体バランサともいう)8cを備える。このバランスリング8cは、その内部に比重の大きな流体を封入して構成され、洗濯兼脱水槽8の回転時に洗濯物の偏り等によって偏心が生じたときに、バランスリング8c内での流体の移動によって偏心をキャンセルし、回転のバランスを維持する働きを有する。
外槽カバー9aは、略半円形状の投入口を有し、外槽9の上端縁部に取り付けられる。なお、投入口には、開閉可能に取り付けられた蓋部材9cが設けられている。外槽カバー9aには、槽洗浄を行うための水路部材(不図示)が複数のねじを介して外槽カバー9aの下面に固定されている。この水路部材は、略環状に形成されており、外槽カバー9aの周縁部に沿って周回するように配置されている。
本実施形態の洗濯乾燥機1は、2組の洗濯機用ろ過装置F(以下、単に「ろ過装置F」という)を備える。ろ過装置F,F同士は、互いに対向するように、洗濯兼脱水槽8の内周面に取り付けられている。さらに詳しく説明すると、ろ過装置Fは、ろ過装置収容ケース50を介して洗濯兼脱水槽8の内周面に取り付けられている。
本実施形態でのろ過装置収容ケース50およびろ過装置Fは、樹脂で形成されているが、所定の機械的強度、加工性が得られればこれに限定されることなく、金属等の他の材料で形成することもできる。
図2は、ろ過装置収容ケースに組み付けた洗濯機用ろ過装置を示す正面図である。
図2に示すように、ろ過装置収容ケース50は、洗濯兼脱水槽8の上下方向(深さ方向)に延在する正面視で矩形の略板状体で形成されている。なお、洗濯兼脱水槽8は、特許請求の範囲にいう「洗濯槽」に相当する。
このろ過装置収容ケース50は、洗濯兼脱水槽8の内周面との間に洗濯水が通流可能な間隙54(図3参照)を残して洗濯兼脱水槽8の内周面を所定幅Bで覆うように配置されている。そして、ろ過装置Fは、このろ過装置収容ケース50の所定幅B方向(洗濯兼脱水槽8の周方向)の中央部下方寄りに配置されている。
洗濯兼脱水槽8は、円筒形状の胴板8a(図1参照)の底側に、底板8dを備えている。この底板8dは、合成樹脂材料で形成され、外周側が上向きに湾曲した断面形状を有する。また、底板8dは、円盤形状の底部8eと、底部8eの周縁部から上方に立ち上がる側部8fと、を有し、胴板8aの下端部に固定されている。また、底部8eから側部8fに至る境界の内壁部8gは、R形状(湾曲形状)を有している。また、底板8dには、外槽9(図1参照)に通じる吸水口8hが複数形成されている。
そして、洗濯兼脱水槽8の底部であって底板8dの内周側には、回転自在な回転翼8b(図1参照)が設けられている。この回転翼8bは、底板8dの大部分を覆う大径であって、周縁部が迫り上がるように上向きに湾曲し、皿状形態に形成されており、洗濯物を受け支える状態で回転するような構成となっている。
図3は、ろ過装置収容ケースと、このろ過装置収容ケースから取り外された洗濯機用ろ過装置を示す斜視図である。
図3に示すように、ろ過装置収容ケース50は、ろ過装置Fが組み付けられる部分に、このろ過装置Fが収まる形状の凹部51が形成されている。そして、凹部51の深さは、ろ過装置Fの厚さに応じて設定されている。これにより、この凹部51に収められたろ過装置Fの前面は、凹部51の周囲でろ過装置収容ケース50と面一となる。
凹部51には、この凹部51に収められたろ過装置Fにおける後記の洗濯水の導入開口41(図6参照)に対応するように、ケース側開口52が形成されている。
このケース側開口52は、ろ過装置収容ケース50と、洗濯兼脱水槽8の内周面との間に形成される間隙54に連通している。この間隙54の横断面形状は、洗濯兼脱水槽8の周方向の円弧と、ろ過装置収容ケース50の後面の直線とで区画される、薄い三日月形状を呈している。また、間隙54は、ろ過装置収容ケース50の下端の洗濯水導入口55と連通している。この洗濯水導入口55の開口部は、洗濯兼脱水槽8の中央側を向いている。
また、凹部51内の上側には、ろ過装置Fの後記する係止爪32が嵌入されて係止される係止穴53が形成されている。凹部51内の下側には、ろ過装置Fの下端を受け止める位置に、ろ過装置Fの後記する嵌入部38が嵌入される嵌入穴42が形成されている。
次に、ろ過装置Fについて説明する。なお、以下のろ過装置Fの説明における上下左右前後の方向は、図3の前後左右上下を基準とする。つまり、ろ過装置Fを洗濯兼脱水槽8の内周面に取り付けた状態で、洗濯兼脱水槽8の径方向中心側から見た手前側をろ過装置Fの前側、向かって洗濯兼脱水槽8の周方向左側をろ過装置Fの左側、洗濯兼脱水槽8の上側をろ過装置Fの上側とした。
ろ過装置Fは、薄く上下に長い略直方体形状を有し、その内側は中空になっている。また、ろ過装置Fの上端中央には係止爪32を有し、下端中央には嵌入部38を有している。なお、本実施形態では、嵌入部38は、ろ過装置Fの下端中央部に設けられているが、嵌入部38の位置は特に制限はない。
係止爪32は、ろ過装置収容ケース50の係止穴53に嵌入されることにより、ろ過装置Fの上端がろ過装置収容ケース50に支持される。また、係止爪32は、板体を屈曲させて構成されており、ろ過装置Fの上端に接続される板体が後側に向けて延出し、途中で前側に向けて折り返されるように形成され、断面視で略U字状を呈している。この係止爪32は、バネ弾性を有しており、U字を形成する上板および下板が上下方向に弾発力をもって変位可能となっている。また、係止爪32の上板の上面には、突起32aが形成されている。なお、図示しないが、ろ過装置収容ケース50の係止穴53の上壁(天井)には、凹部51にろ過装置Fが配置された際に、係止爪32の突起32aを受け入れる穴が形成されている。
嵌入部38は、下方に突出するように形成されている。そして、嵌入部38は、ろ過装置収容ケース50に形成された嵌入穴42に嵌入されることにより、ろ過装置Fの下端がろ過装置収容ケース50に支持される。
また、ろ過装置Fの前側には、上下方向の少なくとも下半分を占めるようにフィルタ部33が形成されている。このフィルタ部33が形成されていないろ過装置Fの前側の上部には、左右横長の窪み形状の指掛部31が形成されている。
フィルタ部33は、略格子状の枠部33aによって複数の孔部33bが区画されている。これらの孔部33bは、中空のろ過装置Fの内外を連通させている。そして、各孔部33bを遮るようにメッシュ状のフィルタ材33c(図面上は省略)が配置されている。ちなみに、ろ過装置Fの前側に設けられるフィルタ部33の略格子状の枠部33aは、洗濯時に洗濯物が洗濯兼脱水槽8内で攪拌される際にこれに擦れることで、いわゆる洗濯板効果を発揮する。
なお、本実施形態での指掛部31は、ろ過装置Fの正面視で横長矩形状を呈しているが、その形状は特に制限はなく、横長の楕円形であってもよい。ちなみに、本実施形態での指掛部31は、ろ過装置収容ケース50に対するろ過装置Fの着脱時、ユーザの親指の腹を前記係止爪32にあてがった際に、少なくとも人さし指を挿し入れる幅および深さのものを想定している。この指掛部31の横幅は、人さし指および中指の二指、ないしは親指および小指を除く他の三指が挿し入れ可能な程度に設定されることが望ましいがこれに限定されるものではない。
また、本実施形態では、指掛部31を形成した場合を例に挙げて説明したが、突起部を形成してもよい。例えば、この突起部は、ろ過装置収容ケース50に対するろ過装置Fの着脱時、ユーザの親指の腹を前記係止爪32にあてがった際に、人差し指の腹をあてがって、係止爪32と突起部とで挟み込んで着脱できる位置および形状であればよい。これにより、指掛部31が不要になるので、フィルタ部33の設置面積を拡大できる。また、フィルタ部33の設置面積を拡大できることで、略格子状の枠部33aを拡大できるので、洗濯板効果をさらに向上できる。
また、ろ過装置収容ケース50に対するろ過装置Fの位置、ないしは、ろ過装置Fにおける指掛部31の位置Pは、図2に示すように、洗濯兼脱水槽8(洗濯槽)の深さD1の半分の位置よりも上方であることが望ましい。また、洗濯兼脱水槽8の上部開口からの距離D2は、20cm以内とすることが望ましい。ちなみに、本実施形態での指掛部31の位置Pは、指掛部31の縦幅の中央位置で規定している。これにより、通常よく利用される6割程度の容量で運転される場合において、ユーザがろ過装置Fを着脱し易くなるとともに、ろ過装置Fが水没した状態で運転されるのを抑制できる。
図4は、洗濯機用ろ過装置の表面板と裏面板とをスライドさせて分離した状態を示す斜視図である。
図4に示すように、ろ過装置Fは、前側に配置される表面板30と、後側に配置される裏面板40と、を備えて構成されている。なお、本実施形態では、表面板30と裏面板40とで特許請求の範囲のケースが構成されている。つまり、表面板30は、ろ過装置Fの前側半体を形成し、裏面板40は、ろ過装置Fの後側半体を形成している。また、裏面板40は、表面板30よりも上下方向の長さが半分程度の長さになるように短く形成されている。
表面板30は、フィルタ部33の幅方向(左右方向)の両端に側板30a,30bが形成されている。この側板30a,30bは、フィルタ部33および指掛部31(図3参照)を囲むようにして、係止爪32の下端まで延びている。また、側板30a,30bの上下方向中央より上側の側面部30a1,30b1は、上下方向中央より下側の側面部30a2,30b2よりも厚くかつ後方に長く形成されている。また、側面部30a1には、指掛部31(図3参照)の側方に、指を掛ける窪み部39が形成されている。なお、図4では、右側の窪み部39のみ図示しているが、左側にも同様な窪み部が形成されている。
側面部30a2の外面には、上下方向に沿ってガイドレール36が直線状に形成されている。このガイドレール36の前側の側壁面36aは、上端から下端の全体に形成されている。ガイドレール36の後側の側壁面36bは、上端から上下方向の略中央まで形成されている。また、ガイドレール36の上部近傍には、ガイドレール36の底面から立ち上がるリブ36cが形成されている。なお、側板30bについても、側板30aと同様な形状のガイドレールが形成されている。
リブ36cは、スライドする裏面板40のストッパーの役割を持ち、山状に形成されている。裏面部40の凸部43がリブ36cを乗り越えることによってストッパーの役割を果たしており、それによって表面板30から裏面板40が意図せず外れない構造になっている。
フィルタ部33の裏面には、複数の糸くず逆流防止リブ37が形成されている。本実施形態での糸くず逆流防止リブ37は、裏面板40と対向するフィルタ部33から垂直に立ち上がるように形成されている。また、糸くず逆流防止リブ37は、円柱状に形成され、枠部33aに形成されている。
太い径(大径)の糸くず逆流防止リブ37a(37)は、4つの孔部33bの中央に位置している。また、糸くず逆流防止リブ37aは、左右方向(幅方向)に離間して2箇所に形成されている。また、細い径(小径)の糸くず逆流防止リブ37b(37)は、上下の孔部33bの間の枠部33aに位置している。また、糸くず逆流防止リブ37bは、糸くず逆流防止リブ37aよりも左右方向外側に形成されている。
表面板30の下端には、板状の掻き取り部35が形成されている。この掻き取り部35は、表面板30および側板30a,30bと一体に形成されている。また、掻き取り部35は、前端がフィルタ部33の下端と接続され、右端が側板30aの下端と接続され、左端が側板30bの下端と接続されている。これにより、フィルタ部33と側板30a,30bと掻き取り部35とで囲まれる空間が形成される。また、掻き取り部35の後端は、側板30a,30bの後端と面一に形成されるとともに、左右方向(幅方向)に直線状に形成されている。
裏面板40は、フィルタ部33と対向して配置される後板40aと、この後板40aの左右両端から表面板30側に向けて起立する側板40b,40cと、を備えて構成されている。また、後板40aの下端には、嵌入部38が一体に形成されている。
後板40aの裏面には、上下方向に平行に延びる2本の補強リブ44が形成されている。側板40b,40cの下端の外面には、指を掛ける窪み部45,45が形成されている。
このように、ろ過装置Fでは、表面板30と裏面板40とを上下方向かつ反対方向にスライドさせることにより、表面板30と裏面板40とを着脱できるようになっている。また、表面板30と裏面板40とを組み合わせることで、側面部30a1,30b1の外面と側板40b,40cの外面とが面一となる(図3参照)。
図5は、洗濯機用ろ過装置の裏面板を内面側から見たときの斜視図である。
図5に示すように、裏面板40の側板40bの内壁面には複数の凸部43が上下方向に等間隔に形成されている。上端の凸部43は、側板40bの上端内壁面に突出して形成されている。なお、側板40cについても同様にして凸部が形成されている。
凸部43は、直方体形状または立法体形状を呈し、表面板30の側板30aに形成されたガイドレール36(図4参照)に摺動可能に挿通される。これにより、表面板30に対して裏面板40が上下方向(長手方向)にスライド可能になる。
後板40aは、矩形状に形成されるとともにほぼ全面が平坦に形成されている。また、裏面板40は、後板40aの嵌入部38の左右両側は、下方に向けて開放している。
なお、本実施形態では、複数の凸部43をガイドレール36(図4参照)に挿通することで、表面板30と裏面板40とをスライド可能に構成したが、複数の凸部43を1本の凸条に構成してもよい。
図6は、図3の洗濯機用ろ過装置のVI−VI線断面図である。なお、図6では、断面図のハッチングを省略している(図7以降の断面図についても同様)。
図6に示すように、これら表面板30および裏面板40同士は、互いに合わさることによりその内側に中空部Qを形成している。表面板30には、前記した指掛部31と、係止爪32と、フィルタ部33と、が形成されている。指掛部31の背面(裏面、後面)31sは、裏面板40の背面と略同一平面上に位置するように構成されている。
表面板30の背面31sの下端と裏面板40の上端40sとの間には、洗濯水が導入される導入開口41が形成されている。この導入開口41は、ろ過装置Fがろ過装置収容ケース50(図3参照)に収容された際にケース側開口52(図3参照)に対応する位置に形成されている。また、導入開口41は、中空のろ過装置Fの内外を連通させている。本実施形態での導入開口41は、糸くず捕集装置であるろ過装置Fの裏面の上下方向の略中央に形成されている。
糸くず逆流防止リブ37は、裏面板40と対向するフィルタ部33の裏面(後面)から垂直に立ち上がるように形成されている。具体的には、糸くず逆流防止リブ37は、導入開口41を介してろ過装置F内に導入された洗濯水がフィルタ部33からろ過装置F外に抜けて流れ出る流路途中に形成されている。このような糸くず逆流防止リブ37は、導入開口41からろ過装置Fの中空部Qに導入された糸くず(異物)が、再び導入開口41に向けて流れようとする逆流を遮る役割を有する。
このような糸くず逆流防止リブ37は、洗濯運転時、衣類が遠心力によって外側に寄った際の力により、ろ過装置Fの表面板30が撓むことのないように補強リブとしての効果も持っている。具体的には、衣類によって表面板30に力が加わった際に、糸くず逆流防止リブ37の先端が裏面板40に当たることで、それ以上撓まないように支えている。また、糸くず逆流防止リブ37は、乾燥運転時に発生する熱によって、フィルタ部33が変形するのを抑える効果も有している。
ろ過装置Fは、表面板30のフィルタ部33および側板30a,30b(図4参照)と裏面板40の後板40aおよび側板40b,40c(図4参照)とで囲まれることで中空部Qが形成されている。また、中空部Qの前面を構成するフィルタ部33は、糸くず逆流防止リブ37より下方において、中空部Qが徐々に狭くなるように構成されている。
指掛部31は、断面視において、指の腹が掛けられる天面31aと、この天面31aの後端から下方に延びる底面31bと、を有している。また、底面31bの下端とフィルタ部33の上端との間には、前方(手前側)に向けて下降しながら傾斜する形状の案内板34が形成されている。この案内板34の裏面は、表面と平行に、傾斜面34sを有している。換言すると、案内板34は、後端部34aが前端部34bよりも上方に位置し、案内板34の前端部34bがフィルタ部33の上端と繋がっている。
本実施形態での案内板34は、導入開口41の直ぐ上方で隣接するように表面板30の内壁に立設されている。具体的には、導入開口41の直ぐ上方からフィルタ部33の上端に向けて延出している。ちなみに、本実施形態での導入開口41の上縁は、フィルタ部33よりも上方に位置している。このため、案内板34は、表面板30の内壁から下り勾配となるように傾斜している。このような案内板34は、導入開口41からろ過装置Fの内側に導入された洗濯水をフィルタ部33に向けて流れるように誘導する。
次に、本発明の実施形態に係るろ過装置Fおよびこれを備える洗濯乾燥機1の作用効果について説明する。
ユーザがろ過装置Fを洗濯乾燥機1(図1参照)に取り付ける場合には、図3に示すろ過装置Fを把持する。ユーザは、例えば人さし指を指掛部31に差し込み、親指の腹を係止爪32の上面にあてがってろ過装置Fを把持する。次に、ユーザは、ろ過装置Fを把持したまま、その嵌入部38をろ過装置収容ケース50の嵌入穴42に嵌入した後、係止爪32をろ過装置収容ケース50の係止穴53に嵌入する。これにより、ろ過装置Fはろ過装置収容ケース50に収容・支持される。そして、ろ過装置収容ケース50と洗濯兼脱水槽8の内周面との間に形成される間隙54(図3参照)は、ケース側開口52および導入開口41(図6参照)を介してろ過装置Fの内側(中空部Q、図4参照)と連通することとなる。
図7は、ろ過装置収容ケースに組み付けた洗濯機用ろ過装置における洗濯水の流れを示す側面断面図である。図8は、洗濯機用ろ過装置の案内板付近を拡大して示す部分拡大側面断面図である。
本実施形態の洗濯乾燥機1(図1参照)では、外槽9(図1参照)内に洗濯水が溜められて洗濯兼脱水槽8(図1参照)内で洗濯物の洗濯が行われる際に、回転翼8b(図1参照)が洗濯兼脱水槽8内の洗濯水を攪拌する。
図7に示すように、洗濯時における回転翼8b(図1参照)の煽りによって、糸くず等のごみ(異物)を含む洗濯水Wは、ろ過装置収容ケース50(図3参照)の下端の洗濯水導入口55(図3参照)を介してろ過装置収容ケース50と洗濯兼脱水槽8の内周面との間の間隙54(図3参照)内に導かれる。
そして、糸くず等を同伴する洗濯水Wは、間隙54内を上行し、ろ過装置収容ケース50のケース側開口52およびろ過装置Fの導入開口41を通過してろ過装置F内に導入された後、フィルタ部33からろ過装置F外に送り出される。なお、ろ過装置収容ケース50のケース側開口52には、導入開口41と対向する高さ位置に、洗濯水Wを導入開口41に案内する案内路56が形成されている。
この際、洗濯水Wは、図8に示すように、案内板34によって導入開口41からフィルタ部33に円滑に向きが変えられる。そのため、ろ過装置F内に導入された洗濯水Wは、フィルタ部33から効率よくろ過装置F外に送り出される。本実施形態のろ過装置Fによれば、洗濯水Wに含まれる糸くず等のごみをフィルタ部33で効率よく捕集することができる。
次に、ろ過装置Fで捕集した糸くず等のごみを廃棄する手順について説明する。
洗濯終了後、ユーザは、ろ過装置Fをろ過装置収容ケース50から取り外す。この際、ユーザは、前記したろ過装置収容ケース50に対するろ過装置Fの取り付けと逆の工程を辿る。具体的には、ユーザは、例えば、人さし指を指掛部31に挿し入れ、親指の腹を係止爪32の上面にあてがう。そして、親指で係止爪32の上面を押し下げることで係止穴53に対する係止爪32の係止を解くとともに、親指と人さし指とで把持したろ過装置Fを引き上げるようにして嵌入部38を嵌入穴42から抜き出してろ過装置Fをろ過装置収容ケース50から取り外す。
この際、指掛部31の位置P(図2参照)が洗濯兼脱水槽8(洗濯槽)の深さD1(図2参照)の半分の位置よりも上方となるように設定されるか、あるいは指掛部31の位置Pが洗濯兼脱水槽8の開口から20cm以内に設定される。これによって、ユーザは、ろ過装置Fを洗濯兼脱水槽8から容易に取り外すことが可能になる。
ろ過装置Fの表面板30と裏面板40とを互いに反対方向にスライドすると、図4に示すように、表面板30と裏面板40とが分離される。すなわち、裏面板40の上端(一端)に位置する凸部43(図5参照)がガイドレール36(図4参照)に形成されたリブ36cを乗り越えることで、表面板30と裏面板40との係合状態(ロック状態)が解除される。このように、リブ36cを形成することで、簡単な構造によって裏面板40に対して表面板30を着脱することができる。
図9は洗濯機用ろ過装置にて表面板と裏面板とをスライドさせて糸くず等のごみを掻き取る様子を示す断面図である。図9(a)は、表面板30と裏面板40とをスライドさせる前の状態、図9(b)は表面板30と裏面板40とがスライド途中の状態、図9(c)は表面板30と裏面板40とが分離された状態である。
図9(a)に示すように、洗い運転やすすぎ運転によって中空部Qに捕集された糸くずDは、洗濯乾燥機1(図1参照)の脱水運転による遠心力によって裏面板40側に押し付けられる(集められる)。
そして、ユーザは、図9(b)に示すように、表面板30を地面に対して上側にした状態(フィルタ部33の表面を上向きにした状態)にする。そして、ユーザは、一方の手で表面板30の窪み部39(図4参照)に指を当てて把持し、他方の手で裏面板40の窪み部45(図4参照)に指を当てて把持し、表面板30と裏面板40を互い逆方向(上下方向)にスライドさせる。これにより、表面板30に設けられた糸くずの掻き取り部35が、裏面板40の後板40aの表面を摺動することにより、裏面板40に溜まった糸くずDをかき集めることができる。
図9(c)に示すように、図9(b)の状態からさらに表面板30と裏面板40とをスライドさせる。これにより、裏面板40の凸部43(図5参照)がガイドレール36(図4参照)から抜け出ることで、表面板30と裏面板40とが分離する。表面板30と裏面板40とが分離すると(スライド動作を完了させると)、後板40aから集められた糸くずDは自重により下側に落ちる。よって、ユーザは洗濯水Wからろ過された糸くず等のごみに直接触れることなく廃棄することができる。
そして、フィルタ部33のごみを除去した後、再び表面板30と裏面板40とを合わせる際には、表面板30のガイドレール36(図4参照)に裏面板40の凸部43を沿わせてスライドすることによって、表面板30と裏面板40とが閉じ合った状態が維持されることとなる。またこのとき、ガイドレール36は、側壁面36b(図4参照)が側壁面36a(図4参照)より短く形成され、ガイドレール36が途中で切れている。これにより、表面板30と裏面板40とを組み合わせる際に、先端(上端)の凸部43をガイドレール36に挿入し易くなる。なお、ガイドレール36は、側壁面36bの下端が外側に広がるように曲面状に形成されているので、凸部43をガイドレール36にさらに挿入し易くなる。
以上説明したように、本実施形態のろ過装置Fでは、洗濯水Wを導入する導入開口41が形成され、導入開口41から導入された洗濯水Wを洗濯兼脱水槽8(洗濯槽)に戻すフィルタ部33が形成されたケース(表面板30および裏面板40)を備えている。ケースは、フィルタ部33が形成される表面板30と、表面板30に対向して配置され、当該表面板30に着脱自在に取り付けられる裏面板40と、を備えている。表面板30には、裏面板40に付着した糸くずD(異物)を掻き取る掻き取り部35が設けられている。これにより、脱水運転によって裏面板40に集められた糸くずDを掻き取り部35によって掻き取ることができるので、糸くずDを簡単・清潔に廃棄することができる。
また、本実施形態では、表面板30が裏面板40の後板40aの面方向に対してスライド自在に構成されている。これにより、掻き取り部35を裏面板40に常に摺動させることができるので、糸くずDを容易に集めることができる。
また、本実施形態では、ケースには、洗濯水を導入開口41からフィルタ部33に案内する案内板34が設けられている。これにより、ケースの下方から上昇してきた洗濯水Wを下向きの流れに円滑に変えることができ、フィルタ部33の下端まで洗濯水Wを流すことができ、糸くずDの捕集性能を向上できる。
また、本実施形態では、フィルタ部33は、略格子状に形成されている。これにより、枠部33aに糸くず逆流防止リブ37を形成することができ、フィルタ部33の変形を抑えることができる。また、洗濯時に洗濯物が洗濯兼脱水槽8内で攪拌される際にこれに擦れることで、いわゆる洗濯板効果を発揮することができる。
また、本実施形態では、掻き取り部35が表面板30の下端に位置している。これにより、裏面板40に集められた糸くずの全体を掻き取ることができるとともに、導入開口41から導入された洗濯水Wをフィルタ部33の下端まで送ることができる。
また、本実施形態では、ろ過装置Fが洗濯兼脱水槽8に取り付けられた洗濯乾燥機において、ケースを洗濯兼脱水槽8に着脱する際の指掛部31が洗濯兼脱水槽8の深さの半分の位置よりも上方に位置している。これにより、ろ過装置Fを洗濯兼脱水槽8に対して着脱し易くなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態では、表面板30と裏面板40とを長手方向(上下方向)にスライドさせる構成にしたが、表面板30と裏面板40とを左右方向にスライドさせる構成にしてもよい。
また、本実施形態では、導入開口41がフィルタ部33の上部と一部重なる構成にしたが、裏面板40の上端40sをフィルタ部33の上端と略同じ高さ位置になるようにしてもよい。これにより、フィルタ部33の上端に糸くずが付着していた場合、脱水運転によって、裏面板40に集めることができ、ろ過装置Fの糸くずの捕集性を高めることができる。
また、本実施形態では、裏面板40が表面板30より上下方向の半分程度の長さに構成された場合を例に挙げてが、その逆であってもよい。その場合には、裏面板40に指掛部31や係止爪32が形成されるとともに、矩形状の導入開口が形成される。
1 洗濯乾燥機
8 洗濯兼脱水槽(洗濯槽)
30 表面板(ケース)
30a,30b 側板
31 指掛部
32 係止爪
33 フィルタ部
33a 枠部
33b 孔部
33c フィルタ材
34 案内板
35 掻き取り部
36 ガイドレール
37,37a,37b 糸くず逆流防止リブ
38 嵌入部
40 裏面板(ケース)
40a 後板
40b,40c 側板
41 導入開口
42 嵌入穴
50 ろ過装置収容ケース
52 ケース側開口
53 係止穴
D 糸くず(異物)
F 洗濯機用ろ過装置
Q 中空部
W 洗濯水

Claims (6)

  1. 洗濯水を導入する導入開口が形成され、前記導入開口から導入された洗濯水を洗濯槽に戻すフィルタ部が形成されたケースを備え、
    前記ケースは、
    前記フィルタ部が形成される表面板と、
    前記表面板に対向して配置され、当該表面板に着脱自在に取り付けられる裏面板と、を備え、
    前記表面板には、前記裏面板に付着した異物を掻き取る掻き取り部が設けられていることを特徴とする洗濯機用ろ過装置。
  2. 請求項1に記載の洗濯機用ろ過装置において、
    前記表面板は、前記裏面板の面方向に沿ってスライド自在に構成されていることを特徴とする洗濯機用ろ過装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の洗濯機用ろ過装置において、
    前記表面板には、洗濯水を前記導入開口から前記フィルタ部に案内する案内板が設けられていることを特徴とする洗濯機用ろ過装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗濯機用ろ過装置において、
    前記フィルタ部は、略格子状に形成されていることを特徴とする洗濯機用ろ過装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の洗濯機用ろ過装置において、
    前記掻き取り部は、前記表面板の下端に位置していることを特徴とする洗濯用ろ過装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の洗濯機用ろ過装置が洗濯槽に取り付けられた洗濯機であって、
    前記ケースを前記洗濯槽に着脱する際の指掛部が前記洗濯槽の深さの半分の位置よりも上方に位置していることを特徴とする洗濯機。
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