JP2011224228A - 洗濯乾燥機および洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】糸くずなどの異物の回収性能を高めることができる洗濯乾燥機および洗濯機を提供する。
【解決手段】外槽上カバー60の下面60aに、保持ケース81が固定されている。保持ケース81には、着脱可能な収容ケース83が支持されている。収容ケース83は、貫通孔101aが形成された収容部100と、収容部100の上部を塞ぐ蓋部110で構成されている。蓋部110には、ネット状のフィルタ82が接合されるフィルタ取付孔110aが形成されている。フィルタ82は、収容ケース83内に折り曲げて収容され、循環水の流れに対して平行に配置されている。また、フィルタ取付孔110aには、上方から循環水が導入されるように構成されている。
【選択図】図14

Description

本発明は、循環ポンプにて洗濯水や濯ぎ水を循環させながら洗濯を行う洗濯乾燥機および洗濯機に関する。
洗濯乾燥機や洗濯機では、洗濯工程時または濯ぎ工程時に、節水を目的として、洗濯水または濯ぎ水を循環ポンプにより循環させることが行われている。この種の洗濯乾燥機や洗濯機には、着用時に衣類に付着した糸くずなどを除去するために、糸くずなどの異物を回収するための異物回収装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−104541号公報(段落0010〜0012、図1および図3)
ところで、特許文献1のような循環ポンプによって洗濯水や濯ぎ水を循環させる洗濯機では、糸くずなどの異物を回収するためにネット状のフィルタを用いると、フィルタが直ちに目詰りするという問題があるので、樹脂製で格子形状のフィルタが一般的に用いられている。しかし、このような樹脂製のフィルタを用いると、洗濯時や濯ぎ時の循環水に含まれる糸くずなど格子よりも細かな糸くずなどが取れないという問題があった。
また、通常循環ポンプの入口側の流路径は出口側の流路径よりも大きく形成されているため、特許文献1に記載のように循環ポンプの手前にフィルタを配置すると、格子面やネット状のフィルタに糸くずなどが堆積して循環水の流速が低下し易くなるという問題もある。
本発明は、前記従来の問題を解決するものであり、糸くずなどの異物の回収性能を高めることができる洗濯乾燥機および洗濯機を提供することを課題とする。
本発明は、洗濯水および濯ぎ水を溜める外槽と、洗濯物を収容し、前記外槽に回転自在に支持される縦置きの内槽と、前記外槽の上部に位置し、洗濯物を出し入れする洗濯物出入口が設けられた外槽上カバーと、前記洗濯物出入口を開閉する内蓋と、前記外槽上カバーの下面に設けられ、洗濯水および濯ぎ水に含まれる糸くずなどの異物を捕集するネット状のフィルタを備えた異物捕集装置と、洗濯水および濯ぎ水を、前記異物捕集装置を通して循環させる循環手段と、前記内槽に収容された洗濯物を乾燥させる乾燥手段と、を備え、前記異物捕集装置は、前記異物と水とを分離する異物水分離部と、前記異物を回収する異物回収部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、異物水分離部によって洗濯水または濯ぎ水と異物とを分離した後、分離した異物を異物回収部によって回収することで、洗濯水や濯ぎ水を循環させる循環ポンプを用いた洗濯乾燥機や洗濯機において、ネット状のフィルタを用いたとしても、糸くずなどの異物が早期に目詰まりするのを回避することができ、異物の回収性能を高めることが可能になる。
本実施形態の洗濯乾燥機を示す外観斜視図である。 本実施形態の洗濯乾燥機の内部構造を示す側面図である。 循環ポンプと異物除去トラップを示し、トラップ外ケースからトラップ内ケースを外した状態を示す縦断面図である。 循環ポンプと異物除去トラップを示し、トラップ外ケースにトラップ内ケースを取り付けた状態を示す縦断面図である。 内蓋を備えた外槽上カバーを示す斜視図である。 異物捕集装置を取り外した状態の外槽上カバーを下面から見たときの平面図である。 収容ケースが装着された状態の保持ケースを上方から見たときの平面図である。 異物捕集装置を取り付けた状態の外槽上カバーを下面から見たときの平面図である。 蓋部を開いた状態の収容ケースの斜視図を示し、(a)は収容部からみたとき、(b)はハンドル側からみたときである。 収容ケースの着脱操作を示す説明図である。 ネット状のフィルタを示し、(a)は展開した状態、(b)は縫い合わせて袋状にした状態である。 フィルタの使用状態を示す断面図である。 図7のA−A線断面図である。 図7のB−B線断面図である。 フィルタを収容ケースに収容する場合のネットの状態を示す模式図である。 比較例としてのフィルタを示し、(a)は展開した状態、(b)は縫い合わせた状態、(c)はフィルタを収容ケースに収容する場合のネットの状態を示す模式図である。 フィルタの変形例を示し、(a)は展開した状態、(b)は縫い合わせた状態である。
以下、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の洗濯乾燥機1は、縦型の洗濯乾燥機であり、洗濯から乾燥まで通して行うことができるものである。この洗濯乾燥機1は、略四角箱型の外枠2を有し、外枠2の上部に設けられたトップカバー2aに洗濯物を出し入れするための折畳み式の外蓋3が開閉自在に設けられている。
洗濯乾燥機1のトップカバー2aには、水道水を供給するためのホースを接続する接続口4,風呂の残り湯(風呂水)を供給するためのホースを接続する接続口5を備えている。なお、トップカバー2aの内部には、風呂水を吸水するための吸水ポンプ5a(図2参照)が設けられている。
また、洗濯乾燥機1のトップカバー2aには、電源スイッチ6が設けられ、トップカバー2aに取り付けられた外蓋3には、操作パネル7が設けられている。この操作パネル7は、洗濯コース、洗濯〜乾燥コース、乾燥コースなどを選択する操作スイッチ7a、表示器7bなどを備えている。電源スイッチ6および操作パネル7は、外枠2の下部に設けられた制御装置(図示せず)と電気的に接続されている。
図2に示すように、トップカバー2aには、前側(手前側)に給水ボックス(図示せず)を有する。この給水ボックスは、水道水、風呂水を後記する外層10に供給するものである。洗剤や仕上剤を投入する投入装置2bは、トップカバー2aの前側に設けられ、洗剤や仕上剤が投入ホース2cにより、後記する外層10と内槽20との間に注がれるようになっている。
また、本実施形態の洗濯乾燥機1は、外槽10、内槽20、乾燥手段40、循環手段50、外槽上カバー60、内蓋70、異物捕集装置80などを備えて構成されている。
外槽10は、洗濯水および濯ぎ水が溜まる略有底円筒状に形成され、外枠2内に収容されるとともに、図示しない防振部材(コイルバネなど)を介して外枠2に防振支持されている。
内槽20は、略有底円筒状に形成され、胴板22、底蓋23、流体バランサ24などで構成されている。胴板22は、ステンレス鋼などを円筒状に折り曲げて形成され、周壁に脱水孔22aが複数個形成されて構成されている。胴板22の上部に流体バランサ24が設けられ、アルミダイカストなどで形成された底蓋23が設けられている。
また、内槽20は、外槽10内に収容されるとともに、外槽10に対して回転自在に支持されている。この内槽20は、脱水運転時に、駆動モータ30の駆動力によって、後記する攪拌翼21と一緒に高速回転し、内槽20内の洗濯物に含まれる水分が脱水され、脱水孔22aを介して外槽10に排出される。
また、内槽20の底部には、洗濯物を攪拌して洗う攪拌翼21が回転自在に支持されている。この攪拌翼21は、洗濯運転時および乾燥運転時に、駆動モータ30の駆動力によって、正転/逆転が繰り返される。
なお、駆動モータ30は、DCブラシレスモータなどで構成され、駆動モータ30の回転軸を介して攪拌翼21または内槽20に回転力を与える。
乾燥手段40は、内槽20内の洗濯物を乾かす乾燥用空気を循環させる乾燥用空気循環路41および乾燥用空気循環路を除湿する除湿機構42を備えて構成されている。
乾燥用空気循環路41は、外槽10の底部に連通するように接続される底部循環路41a、底部循環路41aから上方へ延びる除湿用縦通路41b、この除湿用縦通路41bに連通するように接続される温風ユニット41cを有する。温風ユニット41cは、送風ファン(図示せず)およびヒータ41dを有する。温風ユニット41cの吸込側(上流側)は、除湿用縦通路41bの上側に接続され、排出側(下流側)は戻り接続循環路41eと連通するように接続される。
戻り接続循環路41eは、上部蛇腹ホース41f有し、この上部蛇腹ホース41fを介して外槽10の上部に連通するように接続される。また、底部循環路41aは、下部蛇腹ホース41gを有し、この下部蛇腹ホース41gを介して外槽10の底部に連通するように接続される。
除湿機構42は、ステンレスやアルミなどの熱伝導性のよい金属材料などで形成された冷却フィン42aを有し、冷却フィン42aが除湿用縦通路41b内に設けられている。この冷却フィン42aに除湿用縦通路41bを下から上に向かって流れる乾燥用空気が触れて冷却されることで、乾燥用空気中に含まれる水分が除去される。
冷却フィン42aによって除湿された乾燥用空気は、温風ユニット41cの送風ファンによってヒータ41dに送られ、ヒータ41dで暖められた後、戻り接続循環路41eを介して外槽10に導入される。外槽10に導入された乾燥用空気は、内槽20内を通流することで、内槽20内の洗濯物から水分を除去する。このようにして乾燥用空気が循環されることにより、洗濯物が乾燥する。
循環手段50は、外槽10の外側の下部と上部とを連通する循環流路51、循環流路51に洗濯水または濯ぎ水(以下、必要に応じて循環水と表記する)を循環させる循環ポンプ52、異物除去トラップ53を有している。
循環流路51は、外槽10の外部に通って、外槽10の底部から上部にかけて循環させる第1連通管51a、第2連通管51b、第3連通管51cで構成されている。
第1連通管51aは、外槽10の下方に位置し、外枠2内において後部から前部に延びて形成されている。また、第1連通管51aは、上流側の端部が前記底部循環路41aの下部蛇腹ホース41gの近傍に接続され、下流側の端部が異物除去トラップ53と接続されている。
第2連通管51bは、外槽10の下方において前部から後部に延びて構成されている。また、第2連通管51bは、上流側の端部が循環ポンプ52の吐出口に接続され、下流側の端部が第3連通管51cの上流側の端部と接続されている。
第3連通管51cは、外槽10の背面側において下側から上側に延びて構成されている。また、第3連通管51cの下流側の端部は、後記する外槽上カバー60に接続されている。
なお、第1連通管51aには、循環水を洗濯乾燥機1の外部(機外)に排出する排水管55が接続されている。排水管55には、図示しない制御装置によって開閉される排水弁56が設けられている。
また、洗濯乾燥機1には、外槽10に溜まる洗濯水や濯ぎ水の水位を検知する水位センサ57が設けられている。この水位センサ57は、外槽10の底部近傍に設けられたエアートラップ58と、エアーチューブ59を介して接続されている。
図3に示すように、異物除去トラップ53は、トラップ外ケース530と、トラップ内ケース540とで構成され、循環ポンプ52の手前(上流側)に設けられている。
トラップ外ケース530は、トラップ内ケース540が挿入される筒体531を有し、筒体531の流入口532が第1連通管51aと接続され、排出口533が循環ポンプ52を介して第2連通管51bと接続されている。また、筒体531には、トラップ内ケース540が挿入される挿入口534が形成されている。この挿入口534には、シールパッキングが備えられ、装着されるトラップ内ケース540との接合部からの漏水防止が図られている。
図4に示すように、トラップ内ケース540は、筒体531に挿入されるトラップ部541と、摘んで筒体531に対して出し入れする摘み部542とを有する。トラップ部541は、有底筒状に形成され、流入口532に向けて開口する導入口543を備えている。
また、トラップ内ケース540のトラップ部541は、導入口543と反対側の周壁面に小孔544が形成されている。この小孔544は、トラップ内ケース540をトラップ外ケース530に対して捩じり回して装着が完了したときに、排出口533と対向する位置となるように構成されている。
なお、トラップ外ケース530とトラップ内ケース540とは、捩じり回しで装着、離脱ができるバヨネット式着脱機構を備えている。
循環ポンプ52は、ポンプケーシング520とポンプランナ521を備える遠心ポンプ部522と、駆動用の電動機523とを有している。ポンプケーシング520の吸込口524は、異物除去トラップ53に連通している。ポンプケーシング520の吐出口は、第2連通管51bに連通している。なお、電動機523は、回転速度を変えることができるDCインバータ駆動の可変速電動機である。電動機523の回転速度を変化させることで、ポンプランナ521の回転速度が変化して、循環する洗濯水量または濯ぎ水量(循環水量)が変化するようになっている。
これにより、第1連通管51aから導入口543を介してトラップ部541内に異物が流入したとしても、出口側に設けた小孔544によってトラップされる。このため、循環ポンプ52には、異物が除去された循環水が導入され、循環ポンプ52を異物から保護することができる。
図5に示すように、外槽上カバー60は、外槽10の上部に形成された開口10aを覆う略円盤形状を呈している。また、外槽上カバー60は、合成樹脂やステンレス板などが組み合わせて形成され、洗濯物を出し入れするための略半円状の洗濯物出入口61を備えている。この洗濯物出入口61は、外槽上カバー60の手前側に形成され、前側(手前側)に曲線部61aが位置し、後側(奥側)に左右方向に延びる直線部61bが位置している。
外槽上カバー60の下面60aには、直線部61bの後方に、異物捕集装置80が取り付けられている。図5に示すように、内蓋70を開いたときに、異物捕集装置80の一部が露出するようになっている。
内蓋70は、外槽上カバー60に形成された洗濯物出入口61を開閉するように構成された半円盤形状である。この内蓋70は、ヒンジ部71を介して手前側を上げ下げするように回動自在に支持され、洗濯物出入口61を密閉できるように構成されている。
図6に示すように、外槽上カバー60の下面60aには、異物捕集装置80を取り付けるための取付面60bが形成されている。なお、図6は、外槽上カバー60から異物捕集装置80を取り外し、下面60a側から見たときを図示している。この取付面60bには、後記する異物捕集装置80の保持ケース81の縁部が挿入される溝部60cが形成されている。
溝部60cは、無端状の溝で形成され、外槽上カバー60の外周縁寄りに第3連通管51c(図2参照)が接続される循環水導入溝60dを有している。この循環水導入溝60dの内側端部には、異物捕集装置80に循環水(洗濯水、濯ぎ水)を導入する循環水導入孔60eが形成されている。また、溝部60cは、循環水導入溝60dよりも左右方向の中心側、かつ、循環水導入溝60dよりも内蓋70寄りに循環水導出溝60fが形成されている。
また、溝部60cの内側には、循環水導入溝60dと循環水導出溝60fとの間に、蓋押さえリブ60gが突出して形成されている。この蓋押さえリブ60gは、前側に位置する溝部60c(60c1)と接し、後側に位置する溝部60c(60c2)と接するように直線状に延びて形成されている。
図7に示すように、異物捕集装置80は、保持ケース81と、フィルタ82を収容する収容ケース83とで構成されている。なお、図7は、収容ケース83が装着された保持ケース81を外槽上カバー60から取り外し、上面から見たときを図示している。収容ケース83は、ハンドル84を備えており、このハンドル84を操作することにより保持ケース81に対して着脱可能に構成されている。
保持ケース81は、底壁81aと、この底壁81aから立ち上がる周壁81bとを有し、収容ケース83の上下方向の高さよりも深く皿状(凹状)に形成されている。周壁81bは、収容ケース83の右側方の縁部s1に沿って形成される起立壁81b1と、前側(手前側)の縁部s3に沿って形成される起立壁81b2と、後側(奥側)の縁部s4に沿って形成される起立壁81b3と、起立壁81b1および起立壁81b3と連続して形成され、前記循環水導入溝60dに沿って形成される起立壁81b4と、起立壁81b2および起立壁81b3と連続して形成され、循環水導出溝60fに沿って形成される起立壁81b5とを有している。
起立壁81b4で囲まれる底壁81cは、前記収容ケース83の上面110sよりも上方に位置している。また、起立壁81b4は、収容ケース83に向かって細長い流路となるように形成されており、循環水導入孔60eから導入された循環水が勢いよく(速い流速)で流れるようになっている。起立壁81b5は、循環水導出孔81eの縁部に沿って形成される略円筒部81b6と、循環水の流路を絞る絞り部81b7と、を有している。
また、保持ケース81は、周壁81bの外側に、ねじ止め用のねじ挿通孔81fが形成された複数の固定部81g,81h,81i,81jが形成されている。各ねじ挿通孔81fにねじが下側から挿通されて、外槽上カバー60に形成されたねじ穴60h(図6参照)にねじ止めされることで、保持ケース81が外槽上カバー60の下面に固定される。
また、図示されているように、保持ケース81に収容ケース83が装着されたときに、保持ケース81の起立壁81b1と収容ケース83の縁部s1との間に隙間δaが形成されるように構成されている。
なお、収容ケース83の詳細な形状については後記するが、収容ケース83の上面110sには、前後方向に延びる嵌合溝110dが形成されており、この嵌合溝110dに、前記した外槽上カバー60に形成された蓋押さえリブ60gが挿入されるようになっている。
図8に示すように、保持ケース81の正面(図示前側)には、収容ケース83が挿入される装着孔81kが形成されている。なお、図8は、収容ケース83が装着された保持ケース81を外槽上カバー60に取り付けて、下面から見たときを図示している。この装着孔81kは、収容ケース83が挿通可能な扁平四角形状の貫通孔であり、保持ケース81内と連通している。また、装着孔81kには、シール部材81s(図13参照)が設けられており、このシール部材81sを介して収容ケース83が保持ケース81に装着されることで、循環水が保持ケース81の外部に漏れ出ないようになっている。
また、保持ケース81には、装着孔81kの左右両側に、収容ケース83から前方に突出する一対の突出リブ81m,81mが形成されている。この突出リブ81mは、ハンドル84の両端に対向する位置まで延びて形成され、その内面には、内向きに突出するピン形状の係止部81n,81nが形成されている。なお、ハンドル84の構造および収容ケース83の着脱操作については後記する。
図9(a)および(b)に示すように、収容ケース83は、合成樹脂などで形成され、収容部100、蓋部110、ハンドル84により構成されている。なお、図9(b)では、フィルタ82の図示を省略している。
収容部100は、上方が開放した凹形状であり、略台形状に形成された底壁101と、この底壁101の周縁部から上方へ立ち上がる側壁102とで構成されている。すなわち、収容部100内は、上流側の流路断面が下流側の流路断面よりも広く形成されている。
底壁101には、複数の円形の貫通孔101aが互いに間隔を開けて、底壁101の一面に形成されている。なお、図9では、貫通孔101aが左右方向および前後方向に並んで形成されているが、左右方向または前後方向に向けて千鳥状に形成されていてもよい。
なお、貫通孔101aは、その直径rが7mm以上であることが好ましい。直径rを7mm以上とすることにより、循環水の循環を停止したときに、フィルタ82内に残った循環水を確実に排出でき、残留水が残らないようにすることができる。
側壁102は、縁部s1,s2側が垂直上方に立ち上がる垂直壁102a,102bを有し、縁部s4側が外側に傾斜して立ち上がる傾斜壁102cを有している。なお、図示していないが、縁部s3側(図9(b)参照)の側壁102は、垂直上方に立ち上がる垂直壁を有している。
図9(b)に示すように、蓋部110は、その外形が収容部100に倣う略台径状に形成されている。また、蓋部110には、左右方向の右寄りに、フィルタ82が取り付けられるフィルタ取付孔110aが形成されている。このフィルタ取付孔110aの孔の形状は、蓋部110の縁部s1,s3,s4に沿って形成される略台形状を呈している。
また、蓋部110には、フィルタ取付孔110aに対して左側(下流側)に(図9(b)参照)、略四角形状に形成された開口部110b,110bが貫通して形成されている。この開口部110b,110bは、縁部s2に沿って、並んで形成されている。また、それぞれの開口部110bには、収容部100内に向けてL字状に形成された爪部110cが形成されている(図9(a)参照)。この爪部110cにフィルタ82の閉じ部82b(先部)が引っ掛かって保持されるようになっている(図9(a)参照)。
また、蓋部110の上面110sに形成された嵌合溝110dは、後側の端部は、外側に開放する形状となっている。また、嵌合溝110dの前側の端部は、前記した図示しない垂直壁まで延びて形成されている。
また、蓋部110の手前側の左右両端には、外側方に突出する軸部110e,110eが形成され、この軸部110e,110eが、収容部100側に形成された軸受100e,100eに回動自在に支持されて、蓋部110がその前側が上下するように収容部100に対して開閉可能に構成されている(図9(a)、(b)参照)。
なお、フィルタ82は、袋状に形成され、その開口82aの全体がフィルタ取付孔110aに溶着や接着剤などによって接合され、フィルタ取付孔110a内に導入された循環水はすべてフィルタ82内を通過するようになっている。
なお、フィルタ82は、前記したように、収容部100に収容したときに、フィルタ82の閉じ部82b側が爪部110c,110cに引っ掛かる長さで形成されているので、フィルタ82に糸くずなどが堆積したときに、フィルタが底壁101の貫通孔101aを塞ぐのを回避することができ、循環水の流れが阻害されるのを防止できる。
ハンドル84は、手で握ることのできる横長形状の握り部84aを有し、正面視において時計周り方向および反時計周り方向に回動自在に収容部100に支持されている。
また、ハンドル84の握り部84aには、その両側面に前記係止部81nと係合する縦長の溝状の係合部84b、84cが形成されている。図9(b)に示す右側の係合部84bは、上下方向の中央部から下端部にかけて形成され、図9(a)に示す左側の係合部84cは、上下方向の中央部から上端部にかけて形成されている。
図10(a)および(b)に示すように、収容ケース83(図9参照)が保持ケース81に装着されている場合、ハンドル84に形成された一方の係合部84bの上端部84b1(図10(b)参照)に係止部81nが当接するとともに、他方の係合部84cの下端部84c1が係止部81nに当接することで、収容ケース83が保持ケース81から抜け出ないようにロックされる。
また、図10(c)に示すように、フィルタ82に回収された糸くずなどを除去するために収容ケース83を保持ケース81から引き出す場合には、ハンドル84を反時計回り方向に回動させることで、係合部84b,84cと係止部81n,81nとの係合状態が解除されて、ハンドル84を手前側に引き出すことが可能になる。
図11(a)に示すように、フィルタ82は、一枚の略山型状に形成されたネットで形成され、長辺部t1、側辺部t2,t2、斜辺部t3,t3、頂辺部t4で形成された6角形状である。また、フィルタ82には、長辺部t1と側辺部t2,t2に沿って、所定の幅で縫い代82d,82e,82eが形成されている。
図11(a)に示す展開状態のフィルタ82において、一点鎖線82c,82cで折り返して、縫い代82e同士が重なるように、かつ、折り返した縫い代82d同士が重なるようにし、重なった縫い代82d,82eを縫い合わせることで、図11(b)に示すような袋状のフィルタ82となる。これにより、フィルタ82には、斜辺部t3,t3および頂辺部t4によって開口82aが形成される。
また、図11(a)に示すように、フィルタ82の一方の斜辺部t3の長さをA、頂辺部t4の長さをB、他方の斜辺部t3の長さをCとしたときに、開口82aの周長(A+B+C)は、フィルタ取付孔110a(図9(b)参照)の周縁部のトータルの長さに等しくなるように設定される。
また、フィルタ82の開口82aは、符号T1で示す縁部が、フィルタ取付孔110aの嵌合溝110dに沿う開口縁部s10(図7参照)に接合され、符号T2で示す縁部が、フィルタ取付孔110aの縁部s1に接合される。すなわち、フィルタ82は、閉じ部82b側(先部)まで短い側がフィルタ取付孔110aの下流側の縁部に接合され、長い側がフィルタ取付孔110aの上流側の縁部に接合される。
図12に示すように、縫製によって形成されたフィルタ82は(図11(b)参照)、ネットの裏と表をひっくり返して、縫い代82d,82eが形成されている側を内側にして、内側が糸くずなどの異物を回収する回収面側Q1となるようにする。したがって、フィルタ82の外側は、非回収面側Q2となる。
このように、縫い代82d,82e側を回収面側Q1にすることで、縫い跡からのほつれやフィルタ82のネット同士の隙間82f(図12参照)を無くすことができ、隙間82fに糸くずが詰まって取り除き難くなるといった不都合を防止することができ、メンテナンス性を向上できる。
また、フィルタ82の目の粗さは、20デニール以上であることが好ましい。20デニール以下(15デニール、10デニールなど)では、フィルタ82に回収した糸くずが絡み合い、また、回収した糸くずが外側(非回収面側S2)に回り込んで糸くずが絡み合い、フィルタ82のメンテナンス時に糸くずがフィルタ82から引き剥がし難くなる。
また、フィルタ82の材質は、ポリエステル系の樹脂で形成されていることが好ましい。例えば、フィルタ82は、ポリエチレンテレフタレートからなる糸状の樹脂(繊維)をネット状に形成したものである。このように、ポリエステル系の樹脂は伸縮性に優れているので、使用者がフィルタ82を裏返して糸くずを取り除く場合などのメンテナンス時の取り扱い性が向上する。
図13は、収容ケース83を保持ケース81に装着した状態である。このように、収容ケース83を装着したときに、収容ケース83と保持ケース81の起立壁81b3との間には隙間δbが形成されている。また、収容ケース83と保持ケース81の底壁81aとの間には隙間δcが形成されている。この隙間δb、δcは、前記した隙間δaとともに、フィルタ82内を通らないで循環水が流れる流路として構成されている。
次に本実施形態の洗濯乾燥機1の動作について説明する。例えば、洗濯から乾燥までを通して行なう洗濯乾燥運転では、洗い工程、1回目の濯ぎ工程、2回目の濯ぎ工程、最終脱水工程の順で運転し、洗濯運転を終了し、その後、乾燥運転を行う。
図示していないが、洗い工程では、布量を計測するステップ、洗い給水ステップ、洗い攪拌ステップが順番に行われる。この洗い攪拌ステップでは、外槽10に溜まっている洗濯水(循環水)が、循環ポンプ52によって吸い上げられ、図2において矢印で示すように、外槽10の底から第1連通管51a、第2連通管51b、第3連通管51c、異物捕集装置80を通って内槽20内に注がれる。
図14において、矢印(a)で示すように、第3連通管51cから循環水導入孔60e(図6参照)に導入された洗濯水は、外槽上カバー60、保持ケース81の起立壁81b4(図7参照)および底壁81cによって形成される細長い流路Wを通り、矢印(b)で示すように、収容ケース83のフィルタ取付孔110aの上方からフィルタ82内に注がれる。このとき、洗濯水は、底壁81cなどで構成された細長い流路Wから、収容ケース83が収容された広い空間(流路)に流れ込むので、洗濯水が勢いよくフィルタ取付孔100a内に注がれる。
そして、フィルタ82内に注がれた洗濯水は、糸くずなどの異物が取り除かれて、矢印(c)、(d)に示すように、フィルタ82を通り抜け、収容部100に形成された貫通孔101aを通って、収容部100と保持ケース81の底壁81aとの間の隙間δc(図13参照)を通って下流側へと流れる。また、異物とともにフィルタ82の先部に流れた洗濯水は、矢印(g)に示すように、蓋部110に形成された開口部110bを通って下流側へと流れる。なお、洗濯水に含まれる異物(糸くずなど)は、洗濯水が上流側から下流側に流れることによってフィルタ82の先部に溜まっていく。
そして、異物を回収して収容ケース83から抜け出た洗濯水は、矢印(h)、(i)に示すように、保持ケース81の起立壁81b5〜81b7(図7参照)で形成される流路を通って循環水導出孔81eに向かって流れ、そして、矢印(j)で示すように、循環水導出孔81eから内槽20内に注がれる。
なお、矢印(f)で示すように、収容ケース83の上方を上流側から下流側に流れた洗濯水は、蓋押さえリブ60gに当たることで、フィルタ取付孔110aに導入され、フィルタ82内を通って流れるようになっている。これにより、洗濯水に含まれる糸くずなどの異物を効率的に回収できるようになる。
また、収容ケース83は、保持ケース81に対して底側において隙間δc(図13参照)、側方側において隙間δa,δc(図7、図13参照)が形成されているので、フィルタ取付孔110aに入らなかった洗濯水は、前記隙間δa〜δcを通って、フィルタ82内を迂回して(フィルタ82内を通らずに)、保持ケース81内を下流側に向かって流れた後、循環水導出孔81eから内槽20内に注がれる。
このようにして、洗濯水が異物捕集装置80を介して循環することで、洗濯物に付着していた糸くずなどの異物が洗濯水を介してフィルタ82によって捕集される。
そして、洗い工程が終了した後、1回目の濯ぎ工程に移行する。1回目の濯ぎ工程は、洗濯水の排水ステップ、脱水ステップ、濯ぎ水の給水ステップ、攪拌ステップが順番に行われる。この1回目の濯ぎ工程の攪拌ステップにおいても、洗い工程の攪拌ステップと同様にして、循環ポンプ52によって濯ぎ水を、異物捕集装置80を介して循環させて糸くずなどの異物を回収する。
1回目の濯ぎ工程が終了後、2回目の濯ぎ工程に移行する。この2回目の濯ぎ工程についても、濯ぎ水の排水ステップ、脱水ステップ、濯ぎ水の給水ステップ、攪拌ステップが順番に行われる。この2回目の濯ぎ工程の攪拌ステップにおいても、前記と同様にして異物を回収する。そして、最終脱水工程に移行し、濯ぎ水の排水ステップ、最終脱水ステップを行う。
また、洗濯終了後の乾燥運転では、送風ファン(図示せず)およびヒータ41dをオンにするとともに、除湿機構に供給する冷却水をオンにする。また、駆動モータ30を駆動して、攪拌翼21を正転逆転させて衣類を攪拌しながら乾燥する。
以上説明したように、本実施形態では、図14において一点鎖線で示す右側(上流側)の領域が異物水分離部R1として構成され、一点鎖線で示す左側(下流側)の領域が異物回収部R2として構成されている。つまり、異物水分離部R1と異物回収部R2とが洗濯水(濯ぎ水)の流れに対して平行に配置され、異物水分離部R1に対して上方から洗濯水(濯ぎ水)が流れ込むように構成することで、フィルタ取付孔110aに供給された洗濯水(濯ぎ水)が、フィルタ取付孔110aと対向するフィルタ82の底側に位置する領域R3に一度当たり、この領域R3で乱流が発生することで、領域R3のフィルタ82の表面(上面)が洗い流され、糸くずなどの異物をフィルタ82の閉じ部82b(先部)側へと流れ込ませることができる。
したがって、領域R3のフィルタ82の表面に糸くずなどの異物が堆積することがなく、フィルタ82の閉じ部82b(先部)側に異物が溜まることになる。したがって、洗濯時に循環ポンプ52を用いて洗濯水(濯ぎ水)を循環させる洗濯乾燥機1において、循環ポンプ52の下流にこれまで採用されなかったネット状のフィルタ82を用いたとしても、フィルタ82が早期に目詰まりするといった不都合を防止することが可能になる。よって、本実施形態では、糸くずなどの異物の回収性能を高めることが可能になる。
また、本実施形態では、フィルタ82を収容する収容ケース83と、この収容ケース83を着脱可能に支持する保持ケース81とを備えることで、糸くずなどを取り除くなどのメンテナンス時に収容ケース83を保持ケース81から引き出す際に、フィルタ82を保護することができる。
また、本実施形態では、収容ケース83と保持ケース81との間に洗濯水(濯ぎ水)がフィルタ82内を通らずに流れる隙間δa〜δcが形成されているので、仮にフィルタ82内が完全に詰まってしまったとしても、完全に洗濯水(濯ぎ水)の流路が塞がれてしまうことがなく、洗濯性能を維持することが可能になる。
また、本実施形態では、収容ケース83が、収容部100と開閉可能な蓋部110とで構成されているので、メンテナンス時に蓋部110を開くことで、メンテナンス性を向上できる。
また、本実施形態では、蓋部110に開口部110bを形成したので、糸くずなどが溜まっていない洗濯初期には、洗濯水(濯ぎ水)の流れを良好にすることができる。また、フィルタ82の閉じ部82b(先部)に開口部110bを設けることで、洗濯水(濯ぎ水)の流れがフィルタ82の閉じ部82bに向かう方向にも形成されるので、糸くずなどをフィルタ82の閉じ部82b側に誘導し易くなり、フィルタ82の閉じ部82bから順に溜まるようになる。
また、本実施形態では、図15に示すように、収容ケース83内において折り畳まれる方向のフィルタ82の長さLaが折り畳まれる方向とは逆側のフィルタ82の長さLbよりも短くなるように形成されているので、フィルタ82を収容ケース83に収容したときに、丸印で囲んだ部分P1がフィルタ取付孔110a側に折れ曲がることがないので、フィルタ取付孔110aから導入される洗濯水(濯ぎ水)の経路がフィルタ82によって塞がれるのを回避することが可能になる。
ちなみに、比較例として、図16(a)に示すように、長方形状のネット状のフィルタ200を用いた場合について説明する。このフィルタ200は、長辺部t10を除くもう一方の長辺部t11、短辺部t12,t12の縁部に縫い代201,202,202を形成したものである。そして、長手方向の中央部において折り返して、図16(b)に示すように、縫い代201、202同士を縫い合わせることで、開口200aが形成された袋形状のフィルタ200となる。なお、フィルタ200の開口200aの縁部の周長Dは、前記したA+B+Cと同じである。
このように形成されたフィルタ200を用いると、図16(c)に示すように、開口200aをフィルタ取付孔110aに接合したときに、折り畳まれる方向のフィルタ200の長さLcと折り畳まれる方向とは逆側のフィルタ200の長さLdとが同じ長さになる。これにより、フィルタ200を折り畳んで収容ケース83に収容したときに、丸印で囲んだ部分P2において、フィルタ200がフィルタ取付孔110a側に折れ曲がり、フィルタ取付孔110aの洗濯水(濯ぎ水)の経路の一部が塞がれることになる。したがって、洗濯水(濯ぎ水)の流れが阻害されることになり、糸くずなどの異物がフィルタ取付孔110a内に入り難くなり、異物の回収性能が損なわれることになる。
なお、フィルタ82は、前記した実施形態に限定されるものではなく、図17(b)に示すような形状のフィルタ82Aとしてもよい。このフィルタ82Aは、図17(a)に示すように、辺部t5,t6,t6,t7で形成される四角形状と辺部t7,t8,t8,t9,t9,t10で形成される六角形状を組み合わせた8角形状である。また、フィルタ82Aは、辺部t6,t6に縫い代82f,82fが形成され、辺部t8,t8に縫い代82g,82gが形成されている。なお、辺部t5,t9,t9,t10の長さをA’、B’、C’、D’としたときに、周長(A’+B’+C’+D’)は、比較例での周長Dと同じに設定される。
そして、図17(b)に示すように、それぞれの縫い代82fと縫い代82gとを縫い合わせることで、開口82aが形成される。この開口82aの縁部T1を、フィルタ取付孔110aに対して折り畳まれる方向に接合し、縁部T2を折り畳まれる方向とは逆側に接合することで、図15で説明したように、フィルタ82Aを収容ケース83に折畳んで収容したときに、フィルタ82Aによってフィルタ取付孔110aの開口が塞がれて、洗濯水(濯ぎ水)の流れが阻害されるのを防止できる。
なお、前記した実施形態では洗濯乾燥機1を例に挙げて説明したが、洗濯(洗い工程、濯ぎ工程、脱水工程)のみを行う洗濯機(いわゆる全自動洗濯機、二層式の洗濯機)にも適用することができる。
このような洗濯機では、外槽と、内槽と、異物水分離部および異物回収部を備えたネット状のフィルタを備えた異物捕集装置と、洗濯水および濯ぎ水を、異物捕集装置を通して循環させる循環手段(循環ポンプ、循環流路など)と、を備えている。なお、洗濯機の場合には、外槽上カバーや内蓋が設けられていないので、内槽の上部に、異物捕集装置を通過した洗濯水や濯ぎ水が内槽内に注がれる注ぎ口が設けられているものとする。
1 洗濯乾燥機
10 外槽
20 内槽
30 駆動モータ
40 乾燥手段
50 循環手段
60 外槽上カバー
60a 下面
70 内蓋
80 異物捕集装置
81 保持ケース
82,82A フィルタ
82a 開口
82b 閉じ部
82d,82e,82f,82g 縫い代
83 収容ケース
100 収容部
110 蓋部
101a 貫通孔
110b 開口部
r 直径
R1 異物水分離部
R2 異物回収部
δa,δb,δc 隙間

Claims (13)

  1. 洗濯水および濯ぎ水を溜める外槽と、
    洗濯物を収容し、前記外槽に回転自在に支持される縦置きの内槽と、
    前記外槽の上部に位置し、洗濯物を出し入れする洗濯物出入口が設けられた外槽上カバーと、
    前記洗濯物出入口を開閉する内蓋と、
    前記外槽上カバーの下面に設けられ、洗濯水および濯ぎ水に含まれる糸くずなどの異物を捕集するネット状のフィルタを備えた異物捕集装置と、
    洗濯水および濯ぎ水を、前記異物捕集装置を通して循環させる循環手段と、
    前記内槽に収容された洗濯物を乾燥させる乾燥手段と、を備え、
    前記異物捕集装置は、前記異物と水とを分離する異物水分離部と、前記異物を回収する異物回収部とを有することを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記異物水分離部および前記異物回収部は、洗濯水および濯ぎ水の流れに対して互いに平行に配置され、
    前記異物水分離部に対して、洗濯水および濯ぎ水が上方から導入されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記異物捕集装置は、
    洗濯水または濯ぎ水を通過させるとともに前記フィルタを収容する収容ケースと、
    前記外槽上カバーの下面に取り付けられ、前記収容ケースを着脱可能に支持する保持ケースと、を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記フィルタは、袋状に形成されるとともに前記収容ケース内に折り畳んで収容され、
    前記フィルタの開口を接合するフィルタ取付孔に対して、折り畳まれる方向のフィルタの長さを、折り畳まれる方向とは逆側のフィルタの長さよりも短くなるように形成したことを特徴とする請求項3に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記収容ケースと前記保持ケースとの間には、洗濯水または濯ぎ水が前記フィルタ内を通らずに流れる隙間が形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記収容ケースは、
    前記フィルタが収容される凹状の収容部と、
    前記取付孔が形成され、前記収容部に対して開閉可能に取り付けられる蓋部と、を備えることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  7. 前記蓋部には、前記フィルタを通過した洗濯水または濯ぎ水が排出される開口部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の洗濯乾燥機。
  8. 前記収容部には、前記保持ケースと対向する面に複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の洗濯乾燥機。
  9. 前記貫通孔の直径は、7mm以上であることを特徴とする請求項8に記載の洗濯乾燥機。
  10. 前記フィルタの目の粗さは、20デニール以上であることを特徴とする請求項1から請求項9に記載の洗濯乾燥機。
  11. 前記フィルタは、ポリエステル系の繊維で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  12. 前記フィルタは、縫製により袋状に形成され、縫い代側を前記異物の回収面側にしたことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  13. 洗濯水および濯ぎ水を溜める外槽と、
    洗濯物を収容し、前記外槽に回転自在に支持される縦置きの内槽と、
    前記内槽の上方に設けられ、洗濯水および濯ぎ水に含まれる糸くずなどの異物を捕集するネット状のフィルタを備えた異物捕集装置と、
    洗濯水および濯ぎ水を、前記異物捕集装置を通して循環させる循環手段と、を備え、
    前記異物捕集装置は、前記異物と水とを分離する異物水分離部と、前記異物を回収する異物回収部とを有することを特徴とする洗濯機。
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