JP2019148785A - 画像形成装置 - Google Patents

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恭輔 仲里
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Abstract

【課題】画像形成装置のトナー残量検出システムにおいて、システムの不具合を検出するものがあったが、システムを構成する不具合の発光素子や受光素子を具体的に特定できず、構成も複雑であった。【解決手段】最終トナー収容部31を備えた画像形成ユニット21を備える画像形成装置1において、画像形成装置1本体は、残量検知用LED201、残量検知用光センサ202、不具合検知用光センサ203、及び分光プリズム204を備え、画像形成ユニット21は、光路プリズム211を備え、分光プリズム204は、受けた光を、残量検知用光センサ202と、画像形成ユニット21の光路プリズム211とに導き、光路プリズム211は、受けた光を、最終トナー収容部31内において形成された所定の間隙を介して残量検知用光センサ202に導く第1の光路と、残量検知用光センサ202に直接導く第2の光路とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置におけるトナー残量検出システムに関し、特にトナー残量検出システムの不具合を検知するための構成に関する。
従来、この種の装置は、現像剤量検出システムに使用するLEDの近傍に、システム不具合を検出するための受光素子を実装し、現像剤量検出システムに使用する受光素子の近傍に、システム不具合を確認するためのLEDを実装し、LED及び受光素子に不具合がないかを確認するものであった(例えば、特許文献1参照)。
また、これ等のシステムを備えた画像形成装置において、システムを円滑に実行するために、システムの特性のばらつきを抑制するためのキャリブレーションが必要であることが知られている。
特開2016−161674号公報(第12頁、図1)
しかしながら、これらの現像剤量検出システムでは、より信頼性及び検出精度の高い装置が望まれている。
本発明による画像形成装置は、現像剤収容部を備え、現像剤像を形成する画像形成ユニットを着脱自在に備える画像形成装置であって、
前記画像形成装置本体は、発光素子と、第1の受光素子と、第2の受光素子と、第1のプリズムを備え、前記画像形成ユニットは、第2のプリズムを備え、
前記第1のプリズムは、前記発光素子の光を、前記第2の受光素子と、前記画像形成装置本体に装着された前記画像形成ユニットの前記第2のプリズムとに導き、
前記第2のプリズムは、前記第1のプリズムによって導かれた光を、前記現像剤収容部内において形成された所定の間隙を介して前記第2の受光素子に導く第1の光路と、前記第1の受光素子に直接導く第2の光路とを備えたことを特徴とする。
本発明による他の画像形成装置は、現像剤収容部を備え、現像剤像を形成する画像形成ユニットを着脱自在に備える画像形成装置であって、
前記画像形成装置本体は、発光素子と受光素子とを備え、
前記画像形成ユニットは、プリズムを備え、
前記プリズムは、前記発光素子の光を、前記現像剤収容部内において形成された所定の間隙を介して前記受光素子に導く第1の光路と、前記受光素子に直接導く第2の光路とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、現像剤量検出システムの信頼性を向上させ、且つ検出精度の高い画像形成装置を提供することが可能となる。
本発明による実施の形態1の画像形成装置の要部構成を示す要部構成図である。 画像形成装置が採用するトナー残量検出システムの要部構成を示す要部構成図であり、(a)はトナーローの状態を示し、(b)はトナーフルの状態を示し、(c)は画像形成装置本体から画像形成ユニットが外されている状態を示す。 画像形成装置の制御系の要部構成を示すブロック図である。 制御部によって制御される不具合検出回路を、制御部と共に示す回路図である。 3つの異なる状況A,B,Cにおいて制御部が入出力する信号の波形を示すタイムチャートである。 制御部が行う不具合検出処理の流れを示すフローチャートである。 トナーローの検出を行う場合の追加の処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2において、画像形成ユニットの投光率の測定方法の説明に供する構成図である。 実施の形態2において、キャリブレーション機能を備えた画像形成装置のキャリブレーションシステムの要部構成を示す要部構成図である。 実施の形態2において、制御部によって制御される、キャリブレーションシステムのキャリブレーション回路を制御部と共に示す回路図である。 実施の形態2において、制御部が行うキャリブレーション処理の流れを示すフローチャートである。 (a)、(b)は、実施の形態2において、キャリブレーション調整時の基準電圧信号Vfとキャリブレーション電圧信号Vcの変化を示すタイムチャートである。 実施の形態2において、測定器で測定した画像形成ユニットのトナーフル時の投光率と閾値の関係を示すグラフであり、横軸に投光率(%)を、縦軸に閾値(V)をとっている。 実施の形態3の画像形成装置におけるキャリブレーション機能付き不具合検出回路を、制御部と共に示す回路図である。 実施の形態4の画像形成装置が採用するトナー残量検出システムの要部構成を示す要部構成図であり、(a)はトナーロー状態を示し、(b)はトナーフル状態を示している。
実施の形態1.
図1は、本発明による実施の形態1の画像形成装置1の要部構成を示す要部構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式のプリンタとしての構成を備え、搬送ローラ対14,15、フィードローラ対16、排出ローラ対17を有する概ね直線状の用紙搬送経路が形成されており、この用紙搬送経路の最上流側端部にはロール紙セット部11にセットされたロール紙18が配置され、下流側端部には、用紙を外部に排出する排出ローラ対17が配置されている。ロール紙18が送り込まれる用紙搬送経路の上流部には、ロール紙18がセットされたことを検出する用紙セットセンサ36を備える。
用紙搬送経路には、送り込まれたロール紙18を搬送する搬送ローラ対14,15、フィードローラ対16、フィードローラ対16で搬送されてきたロール紙18を静電効果により転写ベルト43に付着させて搬送する転写ベルトユニット41、及びトナー画像をロール紙18に定着させる定着部46が配設されている。
更に、搬送ローラ対14の後段には、搬送ローラ対15とカッターギア33aとで構成され、ロール紙18を切断するカッターユニット33が配置され、フィードローラ対16の後段には、カットされたロール紙18の先端を検出し、後述する露光装置27の露光トリガとなる検出信号を出力する書込みセンサ38が配置され、定着部46の後段には、カットされて印刷が実行されたロール紙18の排出を検出する排出センサ39が配置されている。
カッターユニット33は、本実施の形態では用紙走行方向に回転する回転刃と、それに対向する固定刃を備えたロータリ方式カッターを使用している。尚、カッターユニット33でカットされたロール紙18を、以後、記録媒体としての記録用紙18と称す場合がある。また、書込みセンサ38は、光センサ38bとレバー38aとを備え、記録用紙18がレバーを回転移動させることにより、光センサ38bに向かう光を、遮光又は透光する各状態に変化させるよう構成されたフォトインタラプタである。
転写ベルトユニット41は、転写ローラ42C、42M、42Y(特に区別する必要がない場合は単に転写ローラ42と称す場合がある)と、ドライブローラ44及びテンションローラ45によって、張架した状態で図1中の矢印G方向へ走行可能に配設された転写ベルト43と、転写ベルト43に残留したトナー画像を掻き取るベルトクリーナ35を備えている。
転写ベルトユニット41とによって、転写ベルト43に付着して搬送される記録用紙18を挟む位置に、記録用紙18の搬送方向上流側より順に、シアン(C)のトナーを収容する画像形成ユニット21C、マゼンタ(M)のトナーを収容する画像形成ユニット21M、イエロー(Y)のトナーを収容する画像形成ユニット21Y(特に区別する必要がない場合には画像形成ユニット21と称す)が一列に配列されている。尚、これらの画像形成ユニット21は、図示せぬトナーカートリッジ部よりそれぞれのトナーが供給され、トナーカートリッジ部は、トナーが消費されて無くなると着脱可能に新品に交換できる構造となっている。
本実施の形態においては、これらの画像形成ユニット21C,21M,21Yは、画像形成装置1本体に対して着脱自在に配置されており、またこれ等の構成は同一であるため、ここでは画像形成ユニット21Cを例にとり、その内部構造を以下に説明する。尚、例えば画像形成装置1の画像形成ユニット21のような、画像形成装置1の構成要素の個々に対して、その構成要素を除いた部分を画像形成装置1本体と称す場合がある。
画像形成ユニット21Cには、感光体ドラム25、感光体ドラム25の表面を均一に帯電する帯電ローラ26、感光体ドラム25の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させ、トナー画像を形成する現像ローラ28、現像ブレード29、現像ローラ28に圧接させた供給ローラ30とが配置されている。
供給ローラ30は、現像剤収容部としての最終トナー収容部31Cに収容されたトナーを現像ローラ28に供給するローラである。現像ローラ28には、現像ブレード29が圧接されている。現像ブレード29は、現像ローラ28上において、供給ローラ30から供給されたトナーを薄層化するものである。感光体ドラム25の表面に圧接するクリーニングブレード32は、後述する転写後に感光体ドラム25上に残ったトナー(残留トナー)を掻き落とす。
感光体ドラム25の上方には、露光装置27が、感光体ドラム25と対向する位置に配設されている。露光装置27は、対応する色の画像データに従って、感光体ドラム25を露光し、その表面に静電潜像を形成する。
転写ベルトユニット41の各転写ローラ42は、転写ベルト43を介してそれぞれ対応する、感光体ドラム25に圧接して配置され、このニップ部において記録用紙18をトナーと逆の極性に帯電させ、対応する感光体ドラム25に形成されたトナー画像を記録用紙18に転写する。
定着部46は、用紙搬送経路に沿ってヒートローラ46aと加圧ローラ46bとの間に搬送される、トナー画像が転写された記録用紙18上のトナーを加熱及び溶解し、記録用紙上にトナー画像を定着させる。排出センサ39は、定着部46におけるジャムや記録用紙18のヒートローラ等への巻き付きを監視し、排出ローラ対17は、トナー画像が定着されて定着部46から排出される印刷済みの記録用紙18を装置外に排出する。
排出センサ39は、書込みセンサ38と同様に、光センサ39bとレバー39aとを備え、記録用紙18がレバー39aを回転移動させることにより、光センサ39bに向かう光を、遮光又は透光する各状態に変化させるよう構成されたフォトインタラプタである。また画像形成装置1は、その外筐部に操作パネル109を備えている。
尚、図1中のX、Y、Zの各軸は、ロール紙18が各画像形成ユニット21を通過する際の搬送方向にX軸をとり、各感光体ドラム25の回転軸方向にY軸をとり、これら両軸と直交する方向にZ軸をとっている。また、後述する他の図においてX、Y、Zの各軸が示される場合、これらの軸方向は、共通する方向を示すものとする。即ち、各図のX、Y、Z軸は、各図の描写部分が、図1に示す画像形成装置1を構成する際の配置方向を示している。またここでは、Z軸が略鉛直方向となるように配置されるものとする。
図2は、画像形成装置1が採用するトナー残量検出システムの要部構成を示す要部構成図である。同図を参照しながらトナー残量検出システムの構成について以下に説明する。
同図(a),(b)は、画像形成装置1本体に画像形成ユニット21が装着されている状態を示し、同図(c)は、画像形成装置1本体から画像形成ユニット21が外されている状態を示す。即ち、同図において、点線の内側は、画像形成ユニット21が配置される領域を示し、点線の外側が、画像形成装置1本体内の領域を示している。
尚、図2に示すトナー残量検出システムは、3つの画像形成ユニット21C,21M,21Yにそれぞれ備えられるものであるが、構成が同一であるため、特に区別しないで説明する。従って、各画像形成ユニット21に対応する、3つの残量検知用LED201C,201M,201Y、残量検知用光センサ202C,202M,202Y、不具合検知用光センサ203C,203M,203Yも、ここでは特に区別しない場合の符号、201、202、203を付す。
同図(a)に示すように、画像形成装置1本体には、発光素子としての残量検知用LED201、第1のプリズムとしての分光プリズム204、第2の受光素子としての不具合検知用光センサ203、第1の受光素子としての残量検知用光センサ202が配置され、画像形成ユニット21には、発光側レンズ部212、受光側レンズ部213、及び通しレンズ部214からなる第2のプリズムとしての光路プリズム211が配置されている。
発光側レンズ部212と受光側レンズ部213とは、その中央部で所定の間隔を介してクランク状に形成され、これにより発光側レンズ部212の一方の側面である発光側透過窓212aと受光側レンズ部213の一側面である受光側透過窓213aとが、所定の間隔で対向している。同図に示すように、光路プリズム211は、クランク状に形成されたその中央部が最終トナー収容部31内に位置し、後述するように最終トナー収容部31内のトナー残量を検出する。尚、図2において、画像形成ユニット21は、光路プリズム211と最終トナー収容部31のみが示され、他の構成部分は省略されている。
分光プリズム204は、発光側レンズ部212の他方の側面である受光窓212bに対向する位置に配置され、残量検知用LED201から出力された光を受けて、光路プリズム211に導くと共に、内部反射により、画像形成装置1本体に配置された不具合検知用光センサ203に導く。残量検知用光センサ202は、受光側レンズ部213の他方の側面である出光窓213bに対向する位置に配置され、出光窓213bから出る光を受光する。このように、不具合検知用光センサ203と残量検知用光センサ202とは、Y軸方向において、画像形成ユニット21の両側に配置されている。
以上の構成において、残量検知用LED201から出力された光の通過経路について説明する。
図2(a)は、画像形成ユニット21の最終トナー収容部31内のトナー220の残量が規定量より少ないと判定されるトナーロー状態を示している。
このとき、残量検知用LED201から放出された光の一部は、光軸路R101を通過して分光プリズム204に入り、光軸路R102を通過して分光プリズム204の反射面で反射して光軸路R103を通過し、分光プリズム204の反射面で再度反射して光軸路R104を通過し、不具合検知用光センサ203に入る。
また、残量検知用LED201から放出された光の一部は、光軸路R111に沿って分光プリズム204に入り、分光プリズム204を突き抜けて画像形成ユニット21に配列された光路プリズム211の発光側レンズ部212の反射面で反射して光軸路R112を通過し、発光側レンズ部212の反射面で再度反射して光軸路R113に沿って受光側レンズ部213に入る。受光側レンズ部213に入った光は、受光側レンズ部213の反射面で反射して光軸路R114を通過し、受光側レンズ部213の反射面で再度反射して光軸路R115に沿って残量検知用光センサ202に入る。
尚、ここでは、最終トナー収容部31内のトナー220の残量が、僅かと判定する閾値より少ないトナーロー状態にあって、トナーが、最終トナー収容部31内に形成される光軸路R113を妨げないため、ここを通過する光が、残量検知用光センサ202に入ることができる。
また、残量検知用LED201から放出された光の一部は、光軸路R121を通過して分光プリズム204に入り、光軸路R122に沿って、分光プリズム204及び光路プリズム211の通しレンズ部214を突き抜けて、光軸路R123を通過して残量検知用光センサ202に入る。
尚、光軸路R111,R112,R113、R114,R115が第1の光路に相当し、光軸路R121,R122,R123が第2の光路に相当する。
図2(b)は、画像形成ユニット21の最終トナー収容部31内のトナー220の残量が僅かと判定する閾値を超えているトナーフル状態を示している。
ここでは、最終トナー収容部31内のトナー220がトナーフル状態にあって、最終トナー収容部31内に形成される、発光側透過窓212aと受光側透過窓213aとの隙間をトナー220が塞ぐために光軸路R113が遮断され、光軸路R113に至った光がここを通過できない。このため、光軸路R114,R115が形成されず、ここを通過して光が残量検知用光センサ202に入ることはない。一方、図2(a)に示すトナーロー状態の場合と同様に、光軸路R101を通過する光は不具合検知用光センサ203に入り、光軸路R121を通過する光は、残量検知用光センサ202に入る。
図2(c)は、画像形成ユニット21が画像形成装置1本体に装着されていない状態を示している。
このとき、光軸路R112、R113、R114、R115、及びR112を形成する光路プリズム211がないため、これらの光軸路は形成されず、光軸路R111に沿って分光プリズム204を突き抜けた光が直接、残量検知用光センサ202に入る。一方、図2(a)に示すトナーロー状態の場合と同様に、光軸路R101を通過する光は不具合検知用光センサ203に入る。尚、このとき残量検知用光センサ202に入る光は、後述するように、図2(a)に示すトナーローの時より少なく、図2(b)に示すトナーフルの時より多い。
図3は、画像形成装置1の制御系の要部構成を示すブロック図である。
制御部100は、印刷動作にかかわるすべての動作を制御する。用紙セットセンサ36は、ロール紙18が所定の状態にセットされているか否かの用紙セット情報を制御部100に送信し、書込みセンサ38は、用紙搬送経路を搬送される記録用紙18の先端部が所定の検出位置に至ったか否かを検出して搬送される記録用紙18の位置情報を制御部100に送信し、排出センサ39は、転写、定着等の印刷処理された記録用紙18が排出位置に至ったことを検出し、その排出検出情報を制御部100に送信する。
搬送モータ101は、制御部100によって回転制御されるステッピングモータで、制御部100から与えられるパルスの周波数によって回転速度が制御される。搬送クラッチ105は、搬送モータ101と搬送ローラ対14,15とにそれぞれギア列で接続されており、制御部100によってオン・オフ制御され、オン状態のときに搬送モータ101の回転を搬送ローラ対14,15に伝達する。
カッタークラッチ106は、搬送モータ101とカッターギア33a(図1)とにそれぞれギア列で接続されており、制御部100によってオン・オフ制御され、オン状態のときに搬送モータ101の回転をカッターギア33aに伝達する。フィードローラ対16(図1)は、搬送モータ101とギア列で接続されており、搬送モータ101の回転に伴って所定の回転速度で回転する。
ベルトモータ102は、制御部100によって回転制御されるブラシレスDCモータで、転写ベルト43を矢印G方向に移送するために、ギア列で接続されたドライブローラ44を回転駆動する。IDモータ103は、3つの画像形成ユニット21にそれぞれ対応して個別に備えられ、それぞれが、各画像形成ユニット21の感光体ドラム25とギア列で接続されており、制御部100によって回転制御されて、各画像形成ユニット21を矢印方向に回転駆動するブラシレスDCモータである。
定着モータ104は、制御部100によって回転制御されるブラシレスDCモータで、定着部46のヒートローラ46aとギア列で接続されており、ヒートローラ46aを矢印方向に回転駆動する。排出クラッチ107は、搬送モータ101と排出ローラ対17とにそれぞれギア列で接続されており、制御部100によってオン・オフ制御され、オン状態のときに搬送モータ101の回転を排出ローラ対17に伝達する。
露光装置27C,27M,27Yは、制御部100によって発光制御され、対応する感光体ドラム25の表面に静電潜像を形成し、高圧回路108は、制御部100によって高電圧印加が制御され、必要に応じて、供給ローラ30、現像ローラ28、帯電ローラ26、現像ブレード29、及び転写ローラ42等に高電圧を印加する。
定着ヒータ110は、制御部100によって発熱が制御され、必要に応じて定着部46のヒートローラ46aを所定の温度に加熱する。操作パネル109(図1参照)は、操作者によって入力された入力情報を制御部100に送信すると共に、後述するように、画像形成装置1の状態を表示する表示部を有する。
更に制御部100は、後述する不具合検出回路111を駆動制御するために、出力端子151からLEDオン信号を、出力端子152からFETオン信号をそれぞれ不具合検出回路111に出力し、入力端子153に不具合検出回路111からチェック情報(チェック電圧信号Vch)を、また入力端子154にトナー情報(トナー残量の電圧信号Vto)をそれぞれ受信し、これらの入力情報に基づいて、後述する不具合検出処理を実行する。
図4は、制御部100によって制御される、トナー残量検出システムの不具合検出回路111を、制御部100と共に示す回路図である。尚、制御部100は、不具合検出回路111と直接関係する部分のみを示している。
同図に示すように、不具合検出回路111は、発光素子回路としてのLED駆動回路301、3つの残量検知用LED201C,201M,201Y、及び3つの受光素子回路としてのセンサ回路302C,302M,302Yによって構成されている。
先ずLED駆動回路301について説明する。トランジスタTR1の、ベースは制御部100の出力端子151に接続され、コレクタは抵抗R11、R10を介して電源(3.3V)に接続され、エミッタは電源(0V)に接続されている。FET1の、ゲートは抵抗R11とR10の接続部に接続され、ソースは電源(3.3V)に接続され、ドレインは抵抗R1とR2を介して電源(0V)に接続されている。オペアンプOP1の、非反転入力端子は抵抗R1とR2の接続部に接続され、反転入力端子は抵抗を介して電源(3.3V)に接続されると共に抵抗R3を介して電源(0V)に接続され、出力端子はトランジスタTR2のベースに接続されている。トランジスタTR2の、コレクタは抵抗を介して電源(24V)に接続され、エミッタは抵抗R12を介してベースに接続されている。
トランジスタTR2のエミッタは残量検知用LED201Cのアノードに接続され、残量検知用LED201Cのカソードは、残量検知用LED201Mのアノードに接続され、残量検知用LED201Mのカソードは、残量検知用LED201Yのアノードに接続され、残量検知用LED201YのカソードはオペアンプOP1の反転入力端子に接続されている。
LED駆動回路301は、以上の構成において、トランジスタTR1が、制御部100のLEDon信号によってオン・オフ制御され、LEDon信号が「High」(以後「H」と記す)出力の時にオンとなり「Low」(以後「L」と記す)出力の時にオフとなる。トランジスタTR1がオンのときにはFET1がオンとなり、オペアンプOP1の非反転端子には、抵抗R1とR2で分圧された電圧Von
Von=(3.3V)×R2/(R1+R2)
が印加され、トランジスタTR1がオフのときにはFET1がオフとなり、オペアンプOP1の非反転端子には、0Vの電圧Voffが印加される。
オペアンプOP1は、トランジスタTR2、直列に接続された3つの残量検知用LED201C,201M,201Y(図2参照)、抵抗R3等と負帰還の定電流回路を構成し、2つの入力端子が同電位となるように動作する。従って、LEDon信号が「H」の時に各残量検知用LED201に流れる電流をIfとすると、
If×R3=Von
となり、
If=(3.3V)/R3×R2/(R1+R2)
となる。一方、LEDon信号が「L」の時には、電流は流れない。
従って、制御部100がLEDon信号として「H」を出力するとき、残量検知用LED201C,201M,201Yには電流Ifが流れ、残量検知用LED201C,201M,201Yは、それぞれ所定の発光量で発光する。このとき図2に示すように残量検知用光センサ202と不具合検知用光センサ203は、状況に応じてこの光を受光することになる。
図4に示すように、残量検知用光センサ202Cと不具合検知用光センサ203Cは、センサ回路302Cを構成し、センサ回路302Cは、それぞれが受光した光量に応じて第2の受光信号としてのチェック電圧信号Vch(C)と第1の受光信号としてのトナー残量の電圧信号Vto(C)を制御部100に送信する。
尚、センサ回路302C,302M,302Yは、3つの画像形成ユニット21にそれぞれ対応して備えられるが、これらの回路は同一であるため、図4に示すように、センサ回路302Cを参照しながら更に説明する。
ここでは、残量検知用光センサ202C及び不具合検知用光センサ203Cは、フォトトランジスタで構成され、不具合検知用光センサ203C(図2参照)のコレクタは電源(3.3V)に接続され、エミッタは抵抗R13を介して電源(0V)に接続されると共に、制御部100の入力端子153に接続されている。残量検知用光センサ202C(図2参照)のコレクタは電源(3.3V)に接続され、エミッタは抵抗R6を介して電源(0V)に接続されると共に、オペアンプOP2の非反転入力端子に接続されている。
オペアンプOP2の反転端子は抵抗R5を介してその出力端子に接続されると共に抵抗R4を介してFET2のドレインに接続され、オペアンプOP2の出力端子は制御部100の入力端子154に接続されている。FET2の、ゲートは制御部100の出力端子152に接続され、ソースは電源(0V)に接続されている。
以上の構成において、不具合検知用光センサ203Cは、残量検知用LED201Cの光の受光量に応じて抵抗R13に電流を流す。センサ回路302Cは、この時の抵抗R13の端子電圧をチェック電圧信号Vch(H)として制御部100の入力端子153に送信する。ここでは、受光時には3.3Vを送信し、受光しないときは0Vを送信する。
残量検知用光センサ202Cは、残量検知用LED201Cの光の受光量に応じて抵抗R6に受光時電流Irを流す。従って、オペアンプOP2の非反転入力端子には、その端子電圧(Ir×R6)が印加される。
オペアンプOP2は、FET2がオフの時、第1変換率に相当するゲイン1のボルテージフォロアとして動作し、またFET2がオンの時、第2変換率に相当するゲインが(R4+R5)/R4の非反転増幅器として動作する。FET2は、制御部100のFETon信号によってオン・オフ制御され、FETon信号が「H」の時にオンとなり「L」の時にオフとなる。
従って、センサ回路302Cは、
制御部100のFETon信号が「L」のとき、トナー残量の電圧信号Vto(C)として、
Vto1(C)=Ir×R6 (1)
を制御部100の入力端子154に送信し、
制御部100のFETon信号が「H」のとき、トナー残量の電圧信号Vto(C)として、
Vto2(C)=(Ir×R6)×(R4+R5)/R4 (2)
を制御部100の入力端子154に送信する。
但し、Vto(C)≦3.3Vであり、残量検知用LED201Cが発光しないとき、Vto(C)は0Vである。
他のセンサ回路302M,302Yも同様にして、チェック電圧信号Vch(M),Vch(Y)を制御部100の入力端子153に送信し、トナー残量の電圧信号Vto(M),Vto(Y)を制御部100の入力端子154に送信する。尚、これらの電圧信号において、特に区別する必要がない場合には、Vch、Vtoと記す場合がある。
以上の構成において、図4に示す不具合検出回路111の動作について、図5のタイムチャートを参照しながら更に説明する。
図5のタイムチャートは、3つの異なる状況A,B,Cにおいて制御部100が入出力する信号の波形を示す。
状況Aは、画像形成ユニット21Cが装着されていて、トナーフルの状況であり、前記した図2(b)の設定に該当し、
状況Bは、画像形成ユニット21Cが装着されていて、トナーフルからトナーローに移行する時の状況であり、図2(b)から図2(a)に移行する設定に該当し、
状況Cは、画像形成ユニット21Cが装着されていない状況であり、図2(c)の設定に該当する。
図2(b)に該当する状況Aにおける時刻t11では、LEDon信号が「L」であるため、残量検知用LED201が発光しておらず、このため、制御部100が入力するチェック電圧信号Vch、トナー残量の電圧信号Vtoが共に0Vとなっている。
状況Aにおいて、時刻t12でLEDon信号が「H」となると、残量検知用LED201が発光するため、不具合検知用光センサ203が光軸路R104(図2(b))を経由した光を受光し、残量検知用光センサ202Cは、光軸路R123(図2(b))を経由した光を受光する。このため、制御部100が入力するチェック電圧信号Vchは3.3Vとなり、トナー残量の電圧信号Vtoの電圧値V(1)は、この時の受光時電流Irの電流値をI(1)とすると、上記した(1)式により、
電圧値V(1)=I(1)×R6
となる。尚、この時、電圧値V(1)が
0<V(1)<閾値2
となるように、抵抗R6の値が設定される。
尚、チェック電圧信号Vchのレベルを判定する閾値1は、ここでは3.3Vの半分程度に設定されている。
状況Aにおいて、時刻t13でFETon信号が「H」になると、トナー残量の電圧信号Vtoの電圧値V(2)は、上記した(2)式により、
電圧値V(2)=V(1)×(R4+R5)/R4となる。
尚、この時、電圧値V(2)が
閾値3<V(2)≦3.3V (但し、閾値3>閾値2)
となるように、抵抗R4,R5の値が設定されている。
次に、図2(b)から図2(a)に移行する設定に該当する状況Bでは、時刻t21の段階では、図2(b)のトナーフルの状態であるため、不具合検知用光センサ203Cが光軸路R104(図2(b))を経由した光を受光し、残量検知用光センサ202Cは、光軸路R123(図2(b))を経由した光を受光する。このため、制御部100が入力するチェック電圧信号Vchは3.3Vであり、トナー残量の電圧信号Vtoの電圧値V(3)は、前記した電圧値V(1)と同値となる。
状況Bにおいて、トナーフルからトナーローとなる時刻t22において、図2(a)に示すように、残量検知用光センサ202Cは、光軸路R123(図2(b))を経由した光に加え、光軸路R115を経由した光を受光する。このため、残量検知用光センサ202Cがオン状態となって、ゲイン1のボルテージフォロアとして動作するオペアンプOP2の非反転入力端子に3.3Vが印加されるため、この時のトナー残量の電圧信号Vtoの電圧値V(4)も3.3Vとなる。
次に、図2(c)の設定に該当する状況Cでは、不具合検知用光センサ203Cが光軸路R104(図2(c))を経由した光を受光し、残量検知用光センサ202Cは、光路プリズム211を介さない、光軸路R111を経由した光を受光する。このため、制御部100が入力するチェック電圧信号Vchは3.3Vとなっている。
一方、この時残量検知用光センサ202Cが受光する光量は、図2(b)に示すように光軸路R123のみを経由する光を受光する場合より多く、図2(a)に示すように、光軸路R123とR115を経由する光を同時に受光する場合より少ない。
従って、この時のトナー残量の電圧信号Vtoの電圧値V(5)は、この時の受光電流値をI(2)(>I(1))とすると、
電圧値V(5)=I(2)×R6
となる。尚、この時、電圧値V(5)が
閾値2≦V(5)≦閾値3
となるように、抵抗R6の値が設定されている。従って、抵抗R6は、
0<V(1)<閾値2≦V(5)≦閾値3
を満たすように設定されるものである。
従って、残量検知用LED201、残量検知用光センサ202、及び不具合検知用光センサ203を含む不具合検出回路111が正常に動作しているとき、状況Bの時刻t22において生じるように、トナー残量の電圧信号Vtoが閾値3を超えるのを監視することによって、トナーローを検出することができる。
以上に説明した不具合検出回路111の動作を踏まえて、制御部100が行う不具合検出処理について、図5のタイムチャート、及び図6のフローチャートを参照しながら説明する。図6のフローチャートは、制御部100が行う不具合検出処理の流れを示す。尚、この不具合検出処理は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各画像形成ユニット21C,21M.21Yにおいて個別に行うものであるが、処理の内容は同じで共通するため、特に色を限定しないで説明する。
処理が開始すると、LEDon信号が「H」となるが(ステップS101)、その前の開始時は、LEDon信号及びFETon信号が共に「L」となっており、このため、タイムチャート(図5)の状況Aでの時刻t11と同様に、チェック電圧信号Vch、トナー残量の電圧信号Vtoが共に0Vとなっている。この状態でLEDon信号を「H」とし、チェック電圧信号Vchの電圧値が閾値1以上か否かを判定する(ステップS102)。
ここで、チェック電圧信号Vchが閾値1以上の場合(ステップS102、Yes)、例えばタイムチャート(図5)の時刻t12、t13、t21、t22がすべて該当するように、少なくとも残量検知用LED201と不具合検知用光センサ203が正常であることを確認し、次にトナー残量の電圧信号Vtoが、閾値2以上で閾値3未満か否かを判定する(ステップS103)。
ここでトナー残量の電圧信号Vtoが閾値2以上で閾値3未満の場合(ステップS103、Yes)、例えばタイムチャート(図5)の状況Cが相当するように、画像形成ユニット21Cが装着されていないと判断し(ステップS104)、該当する画像形成ユニット21が未装着であることを操作パネル109の表示部に表示し(ステップS105)、LEDon信号を「L」として3つの残量検知用LED201を消灯させ(ステップS106)、不具合検出フローを終了する。
画像形成ユニット21Cが装着されている場合、トナー残量の電圧信号Vtoは、閾値2未満か、閾値3以上となる(ステップS103、No)。尚、トナー残量の電圧信号Vtoが閾値2未満となるのは、例えばタイムチャート(図5)の状況Bの時刻t21が該当するトナーフルの場合か、残量検知用光センサ202が不良の場合などであり、閾値3以上となるのは、例えばタイムチャート(図5)の状況Bの時刻t22以降が該当するトナーローの場合である。このためFETon信号を「H」とし(ステップS107)、トナー残量の電圧信号Vtoが閾値3以上か否かを判定する(ステップS108)。
ここでトナー残量の電圧信号Vtoが閾値3以上の場合(ステップS108、Yes)、例えば、タイムチャート(図5)の時刻t13の変化後や、トナーローの場合が相当するように、トナー残量検出システムが正常に動作していると判断し(ステップS109)、LEDon信号を「L」として3つの残量検知用LED201を消灯させ、FETon信号を「L」に戻し(ステップS116)、不具合検出フローを終了する。
尚、タイムチャート(図5)の状況Bの時刻t22以降に相当するトナーローの場合、すでにトナー残量の電圧信号Vto(C)が3.3Vになっている状態でFET2(図4)がオンとなるが、ここではオペアンプOP2の出力であるトナー残量の電圧信号Vto(C)の上限は、3.3Vに制限されている。
ステップS108でトナー残量の電圧信号Vtoが閾値3未満の場合(ステップS108、No)、残量検知用光センサ202が不良であると判断し(ステップS110)、残量検知用光センサ202が不良であることを操作パネル109の表示部に表示し(ステップS111)、FETon信号及びLEDon信号を共に「L」とする前記したステップS116を経由して不具合検出フローを終了する。
前記したステップS102で、チェック電圧信号Vchが閾値1未満の場合(ステップS102、No)、FETon信号を「H」として(ステップS112)、トナー残量の電圧信号Vtoが閾値3以上か否かを判定する(ステップS108)。
ここでトナー残量の電圧信号Vtoが閾値3以上の場合(ステップS108、Yes)、例えば、タイムチャート(図5)の状況Bや状況Cにおいて、FETon信号が「H」となっている場合に相当し、少なくとも残量検知用LEDが正常に発光していることが確認できるため、チェック電圧信号Vchが閾値1未満となっている原因が、不具合検知用光センサ203が不良のためであると判断し(ステップS114)、不具合検知用光センサ203が不良であることを操作パネル109の表示部に表示し(ステップS111)、FETon信号及びLEDon信号を共に「L」とする前記したステップS116を経由して不具合検出フローを終了する。
一方、ステップS113で、トナー残量の電圧信号Vtoが閾値3未満の場合(ステップS108、No)、残量検知用LED201が不良であると判断(ステップS115)し、残量検知用LED201が不良であることを操作パネル109の表示部に表示し(ステップS111)、FETon信号及びLEDon信号を共に「L」とする前記したステップS116を経由して不具合検出フローを終了する。
上記したトナー残量検出システムの不具合検出処理は、例えば画像形成装置の電源投入時や印刷開始時、或は電源投入後の定期的なタイミングで実行することが好ましい。また、タイムチャート(図5)の状況Bにおける時刻t22以後に相当するトナーローの検出は、ここでは、上記したトナー残量検出システムの不具合検出処理とは別の所定のタイミングで行う。この場合、FETon信号を「L」とした状態で、トナー残量の電圧信号Vtoが閾値3以上の場合が相当するため、上記条件のもとでトナー残量の電圧信号Vtoが閾値3以上となるタイミングを監視することで実行できる。
尚、トナーローの検出を、上記したトナー残量検出システムの不具合検出処理の過程で行う場合は、例えば、図7に示すように、ステップS103(No)とステップS107の間に、ステップ103−1からステップS103−3を追加し、トナー残量の電圧信号Vtoが、閾値3以上か否かを判定する(ステップS103−1)。
ここでトナー残量の電圧信号Vtoが閾値3以上の場合(ステップS103−1、Yes)、例えば、タイムチャート(図5)の状況Bの時刻t22以後が相当するように、トナーローと判断し(ステップS103−2)、トナーローの状態であることを操作パネル109の表示部に表示し(ステップS103−3)、LEDon信号を「L」として3つの残量検知用LED201を消灯させ(ステップS106)、不具合検出フローを終了する。以上の処理を加えることにより、トナーローの検出を、上記したトナー残量検出システムの不具合検出処理の過程で行うことができる。
従来の方法では、現像剤量検出システムに使用する各LED及び受光素子、又はシステム不具合を検知・確認するための各LED及び受光素子に不具合が生じた場合、どの部品に不具合が生じているかが判別不可能であった。しかしながら本実施の形態の画像形成装置1によれば、以上のように、トナー残量や画像形成ユニット21の装着の有無を検出できるだけでなく、トナー残量検出システムに使用する残量検知用LED201、残量検知用光センサ202及び不具合検知用光センサ203に不具合が生じた場合に、どの部品に不具合が生じているかを特定することが可能となる。また発光素子と受光素子を1つずつ備えた通常のトナー残量検出システムに受光素子を1つ追加するだけなので、構成が簡素で、コストアップを抑制することができる。
実施の形態2.
図8は、画像形成ユニット21の投光率の測定方法の説明に供する構成図である。
同図は、画像形成ユニット21が、その投光率を測定するための測定装置600に装着された状態を示している。同図に示すように、測定装置600には、投光率測定のための、投光用LED601、投光用分光プリズム604、投光量検知用光センサ602が配置され、画像形成ユニット21には、前記したように、発光側レンズ部212、受光側レンズ部213、及び通しレンズ部214からなる光路プリズム211が配置されている。これらの構成は前記した通りなので、ここでの説明は省略する。
同図(a),(b)は、測定装置600に画像形成ユニット21が装着されている状態を示す。即ち、同図において、点線の内側は、画像形成ユニット21が配置される領域を示し、点線の外側が、測定装置600の領域を示している。
画像形成ユニット21の投光率を得るために、先ず図8(a)に示すように画像形成ユニット21の最終トナー収容部31内のトナーを空(或はトナーロー)状態とし、この状態で投光用LED601を発光させたとき、投光量検知用光センサ602が受光した受光量の値を投光率100%として記憶する。
尚、このとき投光量検知用光センサ602は、光軸路R111、R112,R113,R114,及びR115を通過した光と、光軸路R121,R122,及びR123を通過した光を受光し、その受光量はトナーロー時の受光量に相当する。
次に、図8(b)に示すように、画像形成ユニット21の最終トナー収容部31内のトナーをトナーフル状態(或はトナーフルと同等の環境)とし、この状態で投光用LED601を発光させたとき、投光量検知用光センサ602が受光した受光量の値を記憶する。ここでは、トナーフルと同等の状態とすればよいため、例えば光軸路R113に遮蔽物を配置して光路を塞いだ状態としてもよい。
尚、このとき投光量検知用光センサ602は、光軸路R121,R122,及びR123を通過した光のみを受光し、その光量はトナーフル時の受光量に相当する。
そして下式に基づいて、測定した画像形成ユニット21のトナーフル時の投光率を算出する。
トナーフル時の投光率=
(トナーフル時の受光量の値)/(投光率100%の受光量の値) (3)
以上のように、ここで行う画像形成ユニット21の投光率測定は、例えば画像形成ユニット21の製造工程において、トナーロー状態及びトナーフル状態を再現して行うものである。このトナーフル時の投光率は、画像形成ユニット21の製造時のばらつきによって一定とはならず、所定の範囲内で、製造される画像形成ユニット21毎に異なる値を示す。
ここで算出されたトナーフル時の投光率は、その画像形成ユニット21に固有の数値として、その画像形成ユニット21に実装するタグに書き込まれ、この画像形成ユニット21が画像形成装置本体に装着される際に画像形成装置本体によって読み込まれる。
次に、このタグを備えた画像形成ユニット21が本実施の形態2の画像形成装置401本体に装着された際のキャリブレーション処理について説明する。
このキャリブレーション処理は、本来実施の形態1の画像形成装置1のような不具合検出処理を実行できる画像形成装置が、付加機能として実行する処理であるが、ここでは簡単のため、先ずキャリブレーション処理を実行するための必要最小限の構成を示して説明し、後の実施の形態3で、不具合検出処理を実行できる画像形成装置がキャリブレーション処理を実行するための構成について説明する。
図9は、キャリブレーション機能を備えた画像形成装置401のキャリブレーションシステムの要部構成を示す要部構成図である。同図を参照しながらキャリブレーションシステムの構成について以下に説明する。
尚、この画像形成装置401が、前記した図1に示す実施の形態1の画像形成装置1と主に異なる点は、不具合検出処理ではなくキャリブレーション処理を行う点である。従って、このキャリブレーション処理を行う画像形成装置が、前記した実施の形態1の不具合検出処理を行う画像形成装置1(図1)と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。尚、本実施の形態の画像形成装置401の要部構成は、これらの処理システム以外において図1に示す実施の形態1の画像形成装置1の要部構成と共通するため、必要に応じて図1を参照する。
同図は、画像形成装置401本体に、前記したタグを実装した画像形成ユニット21が装着されている状態を示している。即ち、同図において、点線の内側は、画像形成ユニット21が配置される領域を示し、点線の外側が、画像形成装置401本体内の領域を示している。
尚、図9に示すキャリブレーションシステムは、3つの画像形成ユニット21C,21M,21Yにそれぞれ備えられるものであるが、構成が同一であるため、特に区別しないで説明する。従って、各画像形成ユニット21に対応する、3つの残量検知用LED201C,201M,201Y、残量検知用光センサ202C,202M,202Yも、ここでは特に区別しない場合の符号、201、202、203を付す。
同図に示すように、画像形成装置401本体には、発光素子としての残量検知用LED201、分光プリズム204、受光素子としての残量検知用光センサ202が配置され、画像形成ユニット21には、前記したように、発光側レンズ部212、受光側レンズ部213、及び通しレンズ部214からなるプリズムとしての光路プリズム211が配置されている。これらの構成は実施の形態1で説明した通りなので、ここでの説明は省略する。尚、図9において、画像形成ユニット21は、光路プリズム211と最終トナー収容部31のみが示され、他の構成部分は省略されている。
ここで行うキャリブレーション処理は、後述するように、画像形成ユニット21を新たに装着したときで且つ図9に示すようにトナーフルの状態で行う。このとき、投光量検知用光センサ202は、残量検知用LED201から放出された光のうち、光軸路R121,R122,及びR123を通過した光のみを受光する。
尚、画像形成ユニット21がトナーローの場合には、残量検知用LED201から放出された光の一部が、光軸路R111に沿って分光プリズム204に入り、分光プリズム204を突き抜けて画像形成ユニット21に配列された光路プリズム211の発光側レンズ部212の反射面で反射して光軸路R112を通過し、発光側レンズ部212の反射面で再度反射して光軸路R113に沿って受光側レンズ部213に入り、受光側レンズ部213に入った光が、受光側レンズ部213の反射面で反射して光軸路R114を通過し、受光側レンズ部213の反射面で再度反射して光軸路R115に沿って残量検知用光センサ202に入る。
光軸路R111,R112,R113、R114,R115が第1の光路に相当し、光軸路R121,R122,R123が第2の光路に相当する。
図10は、制御部410によって制御される、キャリブレーションシステムのキャリブレーション回路411を制御部410と共に示す回路図である。尚、制御部410は、図3のブロック図で説明した制御部100に対応するもので、制御部100の入力端子154の代わりに入力端子432を設け、制御部100の出力端子151の代わりに出力端子431を設けている。
同図に示すように、キャリブレーション回路411は、3つの発光素子回路としてのLED駆動回路421C、421M、421Y、及び3つの受光素子回路としてのセンサ回路422C,422M,422Yによって構成されている。ここでは、各LED駆動回路421には残量検知用LED201が含まれ、各センサ回路422には、残量検知用光センサ202が含まれている。
先ずLED駆動回路421について説明する。LED駆動回路421は、3つの残量検知用LED201に対応して設けられ、残量検知用LED201Cを含むLED駆動回路421C、残量検知用LED201Mを含むLED駆動回路421M、残量検知用LED201Yを含むLED駆動回路421Yの3回路となっている。これらの3つの回路は、構成的には全く同じなので、ここではLED駆動回路421Cについて説明する。
同図に示すように、オペアンプOP401の非反転入力端子は、制御部410の出力端子431Cに接続されると共に抵抗R404を介して電源(0V)に接続され、オペアンプOP401の出力端子は、抵抗R401を介してトランジスタTR402のベースに接続されている。トランジスタTR402のコレクタは残量検知用LED201Cのカソードに接続され、残量検知用LED201Cのアノードは電源(5V)に接続されている。
トランジスタTR402のエミッタは、抵抗R402を介してオペアンプOP401の反転入力端子に接続されると共に抵抗R403を介して電源(0V)に接続されている。
LED駆動回路421Cは、以上の構成において、オペアンプOP401がトランジスタTR402、残量検知用LED201C、抵抗403、抵抗402等と負帰還の定電流回路を構成し、2つの入力端子が同電位となるように動作する。従って、制御部410から印加される非反転入力端子の基準電圧信号をVfCとし、残量検知用LED201Cに流れる駆動電流をIfCとすると、
VfC=IfC×R403
となり、
IfC=VfC/R403
となる。
尚、上記したように、簡単のため、電圧信号の記号をその電圧(値)として記し、電流信号の記号をその電流(値)として記す場合がある。例えば基準電圧信号VfCと記す場合と基準電圧VfCと記す場合がある。
同様にしてLED駆動回路421Mでは、制御部410から入力する基準電圧信号をVfM、残量検知用LED201Mに流れる電流をIfMとすると、
VfM=IfM×R403
となり、
IfM=VfM/R403
となる。
同様にしてLED駆動回路421Yでは、制御部410から入力する基準電圧信号をVfY、残量検知用LED201Yに流れる電流をIfYとすると。
VfY=IfY×R403
となり、
IfY=VfY/R403
となる。
従って、制御部410が基準電圧信号VfYを出力するとき、残量検知用LED201Cには電流IfCが流れ、残量検知用LED201Cは、その電流IfCに応じて発光する。このとき図9に示すように残量検知用光センサ202Cは、この光を受光することになる。
図10に示すように、残量検知用光センサ202Cは、センサ回路422Cを構成し、センサ回路422Cは、残量検知用光センサ202Cが受光した光量に応じてキャリブレーション電圧信号VcCを制御部410に送信する。
尚、センサ回路422C,422M,422Yは、3つの画像形成ユニット21にそれぞれ対応して備えられるが、これらの回路は同一であるため、ここではセンサ回路302Cを例にして更に説明する。
ここでは、残量検知用光センサ202Cは、フォトトランジスタで構成され、残量検知用光センサ202C(図9参照)のコレクタは電源(3.3V)に接続され、エミッタは抵抗R405を介して電源(0V)に接続されると共に、オペアンプOP402の非反転入力端子に接続されている。オペアンプOP402の反転端子は直接その出力端子に接続され、出力端子は制御部410の入力端子432Cに接続されている。
以上の構成において、残量検知用光センサ202Cは、残量検知用LED201Cの光の受光量に応じて抵抗R405に電流IrCを流す。従って、オペアンプOP402の非反転入力端子には、その端子電圧(IrC×R405)が印加される。
オペアンプOP402が、ゲイン1のボルテージフォロアとして動作するため、センサ回路422Cは、
キャリブレーション時のキャリブレーション電圧信号VcCとして、
VcC=IrC×R405
を制御部410の入力端子432Cに送信する。
但し、VcC≦3.3Vであり、残量検知用LED201Cが発光しないとき、VcCは0Vである。
同様にしてセンサ回路Mでは、キャリブレーション時のキャリブレーション電圧信号VcMとして、
VcM=IrM×R405
を制御部410の入力端子432Mに送信し、
センサ回路Yでは、キャリブレーション時のキャリブレーション電圧信号VcYとして、
VcY=IrY×R405
を制御部410の入力端子432Yに送信する。
制御部410は、後述するキャリブレーション処理を実行するが、その過程で、出力端子431から、8ビットのD/A変換器で変換したアナログの基準電圧信号Vfを出力し、また入力端子432から入力したキャリブレーション電圧信号VcをA/D変換器でデジタル値に変換して信号処理を実行する。
上記したキャリブレーション回路411の動作を踏まえて、制御部410が行うキャリブレーション処理について、図11のフローチャート、及び図12のタイムチャートを参照しながら説明する。図11のフローチャートは、制御部410が行うキャリブレーション処理の流れを示し、図12のタイムチャートは、キャリブレーション調整時の基準電圧信号Vfとキャリブレーション電圧信号Vcの変化を示している。
制御部410は、所定のタイミング、ここではユーザーが新品の画像形成ユニット21を画像形成装置401本体に装着して電源をオンしたときのタイミングでフローを開始し、画像形成ユニット21に備えられたタグの情報を取得し(ステップS201)、装着されている画像形成ユニット21が新品か否かを判定し、新品の場合(ステップS202、Yes)には、キャリブレーションを実行すべくステップ203に進み、新品でない場合(ステップS202、No)には、キャリブレーションを実行することなくフローを終了する。尚、図11のフローチャートでは、「画像形成ユニット」を「ID」と略して表記している。
尚、ここでの画像形成装置401は、例えば図示しないアッパーカバーに備えられ、アッパーカバーが閉じられた時、各画像形成ユニット21C,21M,21Yの上部に実装されたタグ452(図10)に接触し、各タグ452に書き込まれた情報を読み取ることができるリーダー450C,450M,450Y(図10)を備え、制御部410は、これ等のタグ452C,452M,452Yから、上記した所定のタイミングで情報を取得する。
キャリブレーションを実行する場合、先ず各画像形成ユニット21C,21M,21Yのタグに記憶されたトナーフル時の投光率を読み込み(ステップS203)、それぞれの投光率から、各画像形成ユニット21C,21M,21Yに対応するキャリブレーション用の閾値を決定する(ステップS204)。尚、キャリブレーション用の閾値については、後で詳しく説明する。
次に、LED駆動回路421Cに印加する基準電圧VfC、LED駆動回路421Mに印加する基準電圧VfM、LED駆動回路421Yに印加する基準電圧VfYの各電圧値をそれぞれデフォルト値として各LED駆動回路421のそれぞれの残量検知用LED201を発光させる(ステップS205)。
この状態から、順次各画像形成ユニット21のキャリブレーションを実行する。先ずステップS206とステップS207とで、画像形成ユニット21Cのキャリブレーションを実行する。図12のタイムチャートを参照しながら、このとき実行されるキャリブレーションについて説明する。
基準電圧VfCをデフォルト値にした段階で、残量検知用LED201Cが発光し、残量検知用光センサ202Cは、トナーフル時であるため、図9に示す光軸路R121,R122,及びR123を通過した光のみを受光し、センサ回路422Cは、この時の受光量に応じた電圧値のキャリブレーション電圧VcCを出力する。
図12(a)に示すように、このときのキャリブレーション電圧VcCが閾値(C)より低い場合、基準電圧VfCを上げて残量検知用LED201Cの発光量を多くし、逆に、図12(b)に示すように、このときのキャリブレーション電圧VcCが閾値(C)より高い場合、基準電圧VfCを下げて残量検知用LED201Cの発光量を少なくする処理を繰り返すことによって、キャリブレーション電圧VcCが、閾値(C)と一致するようにステップS206(No)とステップS207とを繰り返して調整する。
キャリブレーション電圧VcCと閾値(C)とが一致(実際には所定の差以内)したとき(ステップS206、Yes)、その時の基準電圧VfCの電圧値Vf(r)Cを動作電圧値とする(ステップS208)。この動作電圧値Vf(r)Cについては、後で更に説明する。
同様にして、キャリブレーション電圧VcMが、閾値(M)と一致するようにステップS209(No)とステップS210とを繰り返して調整し、一致(実際には所定の差以内)したとき(ステップS209、Yes)、その時の基準電圧VfMの電圧値Vf(r)Mを動作電圧値とする(ステップS211)。
同様にして、キャリブレーション電圧VcYが、閾値(Y)と一致するようにステップS212(No)とステップS213とを繰り返して調整し、一致(実際には所定の差以内)したとき(ステップS212、Yes)、その時の基準電圧VfYの電圧値Vf(r)Yを動作電圧値とする(ステップS214)。
ここで、ステップS204で定める閾値について説明する。図13は、測定装置600で測定した画像形成ユニット21のトナーフル時の投光率と閾値の関係を示すグラフであり、横軸に投光率(%)を、縦軸に閾値(V)をとっている。
同グラフに示すように、閾値(v)は、投光率(%)に対して略正比例の関係に設定され、例えば投光率が20%の場合には、閾値が1.0Vに設定され、投光率が、10%未満、或は30%以上の場合には、該当する画像形成ユニット21を不良品として処理する。
このような閾値設定に基づくキャリブレーション処理や、不良品処理することによって、例えば前記した実施の形態1における不具合検出処理時に検出されるトナーフル時のトナー残量の電圧信号Vto、例えば図5に電圧値V(1)、V(3)で示される値を、画像形成ユニット21の光特性のバラツキに拘わらず略一定に設定することが可能となる。また、キャリブレーション不可(発光電流を上げても受光電圧が上がらない、又はキャリブレーションした結果、極端に発光電流値が小さくなり、トナーローを検出できない)といった不具合を防ぐようにしている。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置によれば、画像形成ユニット21の光学特性のバラツキを、実際に使用する光路を用いてキャリブレーションするため、光学的な測定に基づく検出システム、例えば実施の形態1におけるトナー残量検出システムにおける検出レベルのバラツキを精度よく抑制し、トナー残量検出の精度を上げることが可能となる。
実施の形態3.
図14は、実施の形態1で説明したトナー残量検出システムに、実施の形態2で説明したキャリブレーションシステムを追加した、実施の形態3の画像形成装置におけるキャリブレーション機能付き不具合検出回路511を制御部510と共に示す回路図である。尚、制御部510は、キャリブレーション機能付き不具合検出回路511と直接関係する部分のみを示している。
本実施の形態の画像形成装置が、前記した図1に示す実施の形態1の画像形成装置1と主に異なる点は、実施の形態1で説明した不具合検出処理と実施の形態2で説明したキャリブレーション処理を行う点である。従って、この画像形成装置が、前記した実施の形態1の画像形成装置1、或は前記した実施の形態2の画像形成装置401と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
尚、本実施の形態の画像形成装置の要部構成は、これらの処理システム以外において図1に示す実施の形態1の画像形成装置1の要部構成と共通するため、必要に応じて図1を参照する。またここでは、実施の形態2で説明した投光率を書き込んだタグ452(図14)を実装した画像形成ユニット21を使用するものとする。
図14に示すように、ここで採用するLED駆動回路421は、前記した実施の形態2で説明した図10に示すLED駆動回路421と同一の構成を有し、ここで採用するセンサ回路302は、前記した実施の形態1で説明した図4に示すセンサ回路302と同一の構成を有するものである。
キャリブレーション機能付き不具合検出回路511を制御して実施の形態2で説明したキャリブレーション処理を行う場合、制御部510は、先ず出力端子532から出力するFETon信号を「L」にしてオペアンプOP2(図4参照)をボルテージフォロアとして動作させ、図10に示すキャリブレーション回路411のセンサ回路422と同一の構成とする。尚、ここでは、抵抗R6=R405(図10)とする。
この状態で制御部510は、出力端子531から基準電圧信号Vfを出力しながら、入力端子534に入力する各トナー残量の電圧信号Vtoをキャリブレーション電圧信号VcY,VcM,VcCとして入力し、前記した図11のフローチャートに示すキャリブレーション処理を実行し、このキャリブレーション処理によって求めた基準電圧Vfの各動作電圧値Vf(r)C,Vf(r)M,Vf(r)Yを確定する。
一方、キャリブレーション機能付き不具合検出回路511を制御して実施の形態1で説明した不具合検出処理を行う場合、制御部510は、3つの画像形成ユニット21に対して、前記した図6のフローチャートに示す不具合検出処理を実行する。但し、ステップS101では、LEDon信号を「H」とするのに代えて、先のキャリブレーション処理で確定した、動作電圧値Vf(r)C,Vf(r)M,Vf(r)Yを、基準電圧信号Vfとして出力端子531から出力する。またここでは、各センサ回路302から出力されるチェック電圧信号Vchを入力端子533に入力する。
以下の処理は同じなので、ここでの説明は省略するが、この不具合検出処理によって、前記したように、トナー残量や画像形成ユニット21の装着の有無の検出、トナー残量検出システムに使用する残量検知用LED201、残量検知用光センサ202及び不具合検知用光センサ203に不具合が生じた場合に、どの部品に不具合が生じているかを特定する。
ここでは、残量検知用LED201C,201M,201Yに、前記した実施の形態1で行ったように、各LEDに、直列に同一の電流を流すのではなく、キャリブレーションに基づいて、各画像形成ユニット21C,21M,21Yの光学特性に合わせた最適の電流が流れるように、基準電圧信号Vfを設定している。
従来の方法でキャリブレーションを実施する場合、キャリブレーションのための機構を新たに追加する必要があり、装置の小型化には向かないという欠点があった。またトナー収容部に実装される、トナーローを検出するための光学部材と、キャリブレーションを実施するための光学部材とが異なる場合にはキャリブレーション精度が落ちるという問題があった。
しかしながら本実施の形態の画像形成装置によれば、以上のように、画像形成ユニット21の光学特性のバラツキを、実際に使用する光路を用いてキャリブレーションするため、バラツキ、特にトナーフル時のトナー残量の電圧信号Vtoを所望のレベルに精度よく揃えることができるため、トナー残量検出システムにおけるトナー残量や、不具合検出を正確に行うことが可能となる。
また、キャリブレーションのための装置を増設する必要がないため、装置の小型化に寄与できる。
実施の形態4.
図15は、実施の形態4の画像形成装置が採用するトナー残量検出システムの要部構成を示す要部構成図である。このトナー残量検出システムが、前記した実施の形態1で説明した図2に示すトナー残量検出システムに対して主に異なる点は、光路プリズム561の形状と、残量検知用LED201Cと残量検知用光センサ202の配置方法である。従って、この画像形成装置が、前記した実施の形態1の画像形成装置1と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
同図(a),(b)は、画像形成装置701本体に画像形成ユニット571が装着されている状態を示し、同図において、点線の上側は、画像形成ユニット21が配置される領域を示し、点線の下側が、画像形成装置701本体内の領域を示している。
同図(a)に示すように、画像形成装置701本体には、発光素子としての残量検知用LED201、残量検知用光センサ202が配置され、画像形成ユニット571には、発光側レンズ部562、受光側レンズ部563、及び通しレンズ部564からなる光路プリズム561が配置されている。
発光側レンズ部562と受光側レンズ部563とは、その中央部で所定の間隔を介してクランク状に形成され、これにより発光側レンズ部562の一方の側面である発光側透過窓562aと受光側レンズ部563の一側面である受光側透過窓563aとが、所定の間隔で対向している。同図に示すように、光路プリズム561は、クランク状に形成されたその中央部が最終トナー収容部581内に位置し、最終トナー収容部581内のトナー残量を検出する。尚、図15において、画像形成ユニット571は、光路プリズム561と最終トナー収容部581のみが示され、他の構成部分は省略されている。
残量検知用LED201は、発光側レンズ部562の底面(X−Y平面)に平行に形成された発光側レンズ部562の受光窓562bに対向して配置され、受光窓562bに向けて光を出力する。残量検知用光センサ202は、発光側レンズ部562の受光窓562bと平行に形成された受光側レンズ部563の出光窓563bに対向する位置に配置され、出光窓563bから出る光を受光する。このように、不具合検知用光センサ203と残量検知用光センサ202とは、画像形成ユニット571より下方にあって、Z軸方向において並列配置されている。
以上の構成において、残量検知用LED201から出力された光の通過経路について説明する。
図15(a)は、画像形成ユニット571の最終トナー収容部581内のトナー220の残量が規定量より少ないと判定されるトナーロー状態を示している。
このとき、残量検知用LED201から放出された光の一部は、光軸路R511に沿って画像形成ユニット571に配列された光路プリズム561の発光側レンズ部562の反射面で反射して光軸路R512に沿って受光側レンズ部563に入る。受光側レンズ部563に入った光は、受光側レンズ部563の反射面で反射して光軸路R513に沿って残量検知用光センサ202に入る。
尚、ここでは、最終トナー収容部581内のトナー220の残量が、僅かと判定する閾値より少ないトナーロー状態にあって、トナーが、最終トナー収容部581内に形成される光軸路R512を妨げないため、ここを通過する光が、残量検知用光センサ202に入ることができる。
また、残量検知用LED201から放出された光の一部は、光軸路R521に沿って発光側レンズ部562に入り、発光側レンズ部562の反射面で反射して光軸路R522に沿って光路プリズム561の通しレンズ部564を突き抜け、受光側レンズ部563の反射面で反射して光軸路R523に沿って残量検知用光センサ202に入る。
図15(b)は、画像形成ユニット571の最終トナー収容部581内のトナー220の残量が僅かと判定する閾値を超えているトナーフル状態を示している。
ここでは、最終トナー収容部581内のトナー220がトナーフル状態にあって、最終トナー収容部581内に形成される、発光側透過窓562aと受光側透過窓563aとの隙間をトナー220が塞ぐために光軸路R512が遮断され、光軸路R512に至った光がここを通過できない。このため、光軸路R513が形成されず、ここを通過して光が残量検知用光センサ202に入ることはない。一方、図2(a)に示すトナーロー状態の場合と同様に、光軸路R522を通過する光は、残量検知用光センサ202に入る。
以上の構成の画像形成ユニット571を採用した場合、前記した実施の形態1で説明したトナー残量の判定、及び実施の形態2で説明したキャリブレーションシステムを構築することができる。
尚、実施の形態1で説明した不具合検知用光センサ203(図2)を設け、残量検知用LED201から出た光が、発光側レンズ部562内で反射して、不具合検知用光センサ203で受光できるような光路を発光側レンズ部562内に設けることによって、前記したトナー残量の判定に加え、実施の形態1で説明した各部の不具合の判定を行うことも可能である。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置によれば、画像形成装置本体側に分光プリズムを設ける必要がなく、また画像形成ユニットの長手方向に両側に、残量検知用LEDや残量検知用光センサを配置する必要がないため、スペース効率の向上、構成の簡素化に寄与できる。
本実施の形態では、画像形成装置として複数の現像ユニットを備えたタンデム型カラープリンタを例に説明したが、カラープリンタの他、複写機、FAX、或いはこれらの装置の機能を複合させたMFP(Multi Function Peripheral)等の画像形成装置についても有用である。また、1つの画像形成ユニットによるモノクロの画像形成装置についても有用である。
1 画像形成装置、 11 ロール紙セット部、 14 搬送ローラ対、 15 搬送ローラ対、 16 フィードローラ対、 17 排出ローラ対、 18 ロール紙(記録用紙)、 21 画像形成ユニット、 25 感光体ドラム、 26 帯電ローラ、 27 露光装置、 28 現像ローラ、 29 現像ブレード、 30 供給ローラ、 31 最終トナー収容部、 32 クリーニングブレード、 33 カッターユニット、 33a カッターギア、 35 ベルトクリーナ、 36 用紙セットセンサ、 38 書込みセンサ、 38a レバー、 38b 光センサ、 39 排出センサ、 39a レバー、 39b 光センサ、 41 転写ベルトユニット、 42 転写ローラ、 43 転写ベルト、 44 ドライブローラ、 45 テンションローラ、 46 定着部、 46a ヒートローラ、 46b 加圧ローラ、 100 制御部、 101 搬送モータ、 102 ベルトモータ、 103 IDモータ、 104 定着モータ、 105 搬送クラッチ、 106 カッタークラッチ、 107 排出クラッチ、 108 高圧回路、 109 操作パネル、 110 定着ヒータ、 111 不具合検出回路、 151 出力端子、 152 出力端子、 153 入力端子、 154 入力端子、 201 残量検知用LED、 202 残量検知用光センサ、 203 不具合検知用光センサ、 204 分光プリズム、 211 光路プリズム、 212 発光側レンズ部、 212a 発光側透過窓、 212b 受光窓、 213 受光側レンズ部、 213a 受光側透過窓、 213b 出光窓、 214 通しレンズ部、 301 LED駆動回路、 302 センサ回路、 401 画像形成装置、 410 制御部、 411 キャリブレーション回路、 421 LED駆動回路、 422 センサ回路、 431 出力端子、 432 入力端子、 450 リーダー、 452 タグ、 510 制御部、 511 キャリブレーション機能付き不具合検出回路、 531 出力端子、 532 出力端子、 533 入力端子、 534 入力端子、 561 光路プリズム、 562 発光側レンズ部、 562b 受光窓、 563 受光側レンズ部、 563a 受光側透過窓、 563b 出光窓、 564 通しレンズ部、 571 画像形成ユニット、 581 最終トナー収容部、 600 測定装置、 601 投光用LED、 602 投光量検知用光センサ、 604 投光用分光プリズム、 701 画像形成装置。

Claims (16)

  1. 現像剤収容部を備え、現像剤像を形成する画像形成ユニットを着脱自在に備える画像形成装置において、
    前記画像形成装置本体は、発光素子と、第1の受光素子と、第2の受光素子と、第1のプリズムを備え、
    前記画像形成ユニットは、第2のプリズムを備え、
    前記第1のプリズムは、前記発光素子の光を、前記第2の受光素子と、前記画像形成装置本体に装着された前記画像形成ユニットの前記第2のプリズムとに導き、
    前記第2のプリズムは、前記第1のプリズムによって導かれた光を、前記現像剤収容部内において形成された所定の間隙を介して前記第2の受光素子に導く第1の光路と、前記第1の受光素子に直接導く第2の光路とを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 制御部と、
    前記制御部の指示に応じて、前記発光素子を発光させる発光素子回路と、
    前記第1の受光素子の受光量に応じたレベルを有する第1の受光信号と、前記第2の受光素子の受光量に応じたレベルを有する第2の受光信号とを前記制御部に送信する受光素子回路とを備え、
    前記制御部は、前記第1の受光信号及び前記第2の受光信号に基づいて、前記第1の受光素子、前記第2の受光素子、及び前記発光素子の不良を検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記受光素子回路は、前記制御部の指示で、第1変換率又は該第1変換率より高い第2変換率に基づくレベルを有する前記第1の受光信号を前記制御部に送信することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記第2の受光信号のレベルと第1の閾値とを比較し、前記第1の受光信号のレベルと、第2の閾値及び第2の閾値より高い第3の閾値とを比較して前記不良を検出することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の受光信号のレベルが前記第1の閾値以上で、前記第1変換率の前記第1の受光信号のレベルが、前記第3の閾値以上又は前記第2の閾値未満で、前記第2変換率の前記第1の受光信号のレベルが前記第3の閾値未満のとき、前記第1の受光素子が不良であると判断することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第2の受光信号のレベルが前記第1の閾値未満で、前記第2変換率の前記第1の受光信号のレベルが前記第3の閾値以上のとき、前記第2の受光素子が不良であると判断することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第2の受光信号のレベルが前記第1の閾値未満で、前記第2変換率の前記第1の受光信号のレベルが前記第3の閾値未満のとき、前記発光素子が不良であると判断することを特徴とする請求項4から6までの何れかに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記第2の受光信号のレベルが前記第1の閾値以上で、前記第1変換率の前記第1の受光信号のレベルが、前記第3の閾値未満且つ前記第2の閾値以上のとき、前記画像形成ユニットが未装着であると判断することを特徴とする請求項4から7までの何れかに記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記第2の受光信号のレベルが前記第1の閾値以上で、前記第1変換率の前記第1の受光信号のレベルが、前記第3の閾値以上或いは前記第2の閾値未満で、前記第1変換率の前記第1の受光信号のレベルが前記第3の閾値以上のとき、前記現像剤収容部内の現像剤の量が所定量以下であると判断することを特徴とする請求項4から8までの何れかに記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記第2のプリズムが受光窓から光を受けた時、前記第1の光路を経由する光と前記第2の光路を経由する光の総光量に対する前記第2の光路を経由する光の光量の比をトナーフル時の投光率としたとき、
    該トナーフル時の投光率に応じて、前記発光素子回路による前記発光素子の発光量を調整することを特徴とする請求項2から9までの何れかに記載の画像形成装置。
  11. 前記発光素子と前記第1の受光素子とは、前記画像形成装置本体に装着された前記画像形成ユニットの長手方向における一方の側に配置され、前記第2の受光素子は、前記画像形成装置本体に装着された前記画像形成ユニットの長手方向における他方の側に配置されたことを特徴とする請求項1から10までの何れかに記載の画像形成装置。
  12. 現像剤収容部を備え、現像剤像を形成する画像形成ユニットを着脱自在に備える画像形成装置において、
    前記画像形成装置本体は、発光素子と受光素子とを備え、
    前記画像形成ユニットは、プリズムを備え、
    前記プリズムは、前記発光素子の光を、前記現像剤収容部内において形成された所定の間隙を介して前記受光素子に導く第1の光路と、前記受光素子に直接導く第2の光路とを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 制御部と、
    前記制御部の指示に応じて、前記発光素子を発光させる発光素子回路と、
    前記受光素子の受光量に応じたレベルを有する受光信号を前記制御部に送信する受光素子回路とを備え、
    前記制御部は、前記プリズムが受光窓から光を受けた時、前記第1の光路を経由する光と前記第2の光路を経由する光の総光量に対する前記第2の光路を経由する光の光量の比をトナーフル時の投光率としたとき、
    該トナーフル時の投光率に応じて、前記発光素子回路による前記発光素子の発光量を調整して定めることを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成ユニットは、前記トナーフル時の投光率をデータとして備え、前記制御部は、前記データを取得して前記発光素子の発光量を調整して定めることを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、前記トナーフル時の投光率にほぼ比例する閾値と、前記総光量を受光したときの前記受光信号のレベルとを比較し、前記発光素子回路による前記発光素子の発光量を調整して定めることを特徴とする請求項13又は14に記載の画像形成装置。
  16. 前記発光素子と前記受光素子とは、前記画像形成装置本体に装着された前記画像形成ユニットの長手方向と直交する方向における一方の側に配置されたことを特徴とする請求項12から15までの何れかに記載の画像形成装置。
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