JP2019148348A - 温水ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス作業時などにおいて、制御ユニットの向きを変更させた仮支持状態を、構造が複雑な専用部品を用いるようなことなく、容易かつ適切に行なうことが可能な温水ユニットを提供する。【解決手段】外装ケース1内のうち、温水関連機器2よりも開口部10寄りの所定箇所に取付けられた制御ユニット3と、この制御ユニット3が前記所定箇所から取り外されたときに、制御ユニット3を通常の取付け状態時とは異なる向きで仮支持させるための仮支持手段と、を備えている、温水ユニットUであって、前記仮支持手段は、外装ケース1の一対の壁部11aに橋渡し状に取付けられ、かつ温水関連機器2よりも開口部10寄りに位置するステー4と、 制御ユニット3に設けられ、かつ制御ユニット3が前記所定箇所から取外されて向きを変更された状態においてステー4に係合可能なステー用係合部32と、を備えている。【選択図】 図10

Description

本発明は、温水関連機器が外装ケース内に収容されてユニット化された給湯装置ユニットなどの温水ユニットに関する。
本出願人は、温水ユニットの一例として、特許文献1,2に記載のものを先に提案している。
これらの文献に記載の温水ユニットは、温水関連機器が外装ケース内に収容されている。また、前記外装ケース内のうち、温水関連機器よりも手前側(外装ケースの開口部寄り)には、電源回路や制御回路などの電装基板を備えた制御ユニットが取り付けられている。このため、外装ケースの前面側を開けた際には、制御ユニットの操作や点検などを容易に実行することが可能である。一方、前記温水ユニットにおいては、制御ユニットを取り外した際には、この制御ユニットを約90度水平方向に回転させた向きとし、外装ケースの開口部の片側に仮支持させることが可能とされている。
このような構成によれば、温水関連機器のメンテナンス作業を行なう際には、制御ユニットを前記した仮支持状態とし、正面視において細幅な姿勢とすることにより、制御ユニットがメンテナンス作業の邪魔にならないようにすることが可能であり、便利である。
しかしながら、前記従来技術においては、制御ユニットを前記した仮支持状態に設定するための手段として、制御ユニットを回転可能に支持するための専用部品を用いている。このため、その専用部品を用いる分だけ、温水ユニットの全体の製造コストが高価となり、温水ユニットの製造コストの低減を促進する上では、これを解消することが望まれる。
特許第5573462号公報 特許第5582335号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、メンテナンス作業時などにおいて、制御ユニットの向きを変更させた仮支持状態を、構造が複雑な専用部品を用いるようなことなく、容易かつ適切に行なうことが可能な温水ユニットを提供することを、その課題としている。
前記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される温水ユニットは、一面が開口部とされ、かつ温水生成機能または温水貯留機能を有する温水関連機器を内部に収容する外装ケースと、この外装ケース内のうち、前記温水関連機器よりも前記開口部寄りの所定箇所に取付けられ、かつ前記温水関連機器の制御を行なうための制御ユニットと、この制御ユニットが前記所定箇所から取り外されたときに、前記制御ユニットを前記所定箇所への通常の取付け状態時とは異なる向きで仮支持させるための仮支持手段と、を備えている、温水ユニットであって、前記仮支持手段は、前記外装ケースの複数の壁部のうち、間隔を隔てて互いに対向する一対の壁部に橋渡し状に取付けられ、かつ前記温水関連機器よりも前記開口部寄りに位置するステーと、前記制御ユニットに設けられ、かつ前記制御ユニットが前記所定箇所から取外され
て向きを変更された状態において前記ステーに係合可能なステー用係合部と、を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、温水関連機器のメンテナンス作業などを行なう際には、制御ユニットを通常の取付け姿勢とは異なった向きの仮支持状態に設定し、制御ユニットがメンテナンス作業の邪魔にならないようにできるといった効果が得られることは勿論のこと、次のような効果がさらに得られる。
すなわち、制御ユニットを仮支持させるための仮支持手段は、制御ユニットに設けられたステー用係合部と、外装ケースの一対の壁部に橋渡し状に取付けられたステーとを備えた構成とされているが、ステーは、本来的には、外装ケースのサイズを大きくするような場合に、外装ケースが不当に撓むことを防止するための補強部材としての役割をもつ。本発明においては、このようなステーに制御ユニットを係合させて仮支持を図るものであって、前記従来技術とは異なり、制御ユニットを仮支持させるための専用部品を用いる必要はない。したがって、前記従来技術よりも温水ユニットの製造コストを低減することが可能である。
また、本発明においては、制御ユニットを仮支持させる場合に、たとえば制御ユニットをビス止めするといった必要はなく、制御ユニットのステー用係合部をステーに係合させればよいため、制御ユニットの仮支持の設定、およびその解除作業も容易なものとすることが可能である。
本発明において、好ましくは、前記ステー用係合部は、前記ステーにその上方から係合させることが可能なフック状である。
このような構成によれば、ステー用係合部やステーの構成を簡素にしつつ、制御ユニットを仮支持状態に設定する際にステー用係合部をステーに係合させる作業を容易に行なうことができる。
本発明において、好ましくは、前記制御ユニットの前記仮支持の状態においては、前記制御ユニットは、前記外装ケースの底壁部上に載置され、かつ前記ステーの手前側において上下高さ方向に起立した姿勢とされ、かつ前記ステー用係合部が前記ステーに係合していることにより、前記制御ユニットが前記ステーの手前側に倒れることを阻止可能な構成とされている。
このような構成によれば、制御ユニットを仮支持状態に設定した際には、外装ケースの底壁部上において上下高さ方向に起立した姿勢とし、かつ不用意に倒れない状態に設定することが可能である。制御ユニットの重量は、外装ケースの底壁部によって受けさせることができ、ステー用係合部は、制御ユニットが倒れないようにステーに係合すればよいため、制御ユニットの重量がステーに殆ど作用しないようにすることが可能である。制御ユニットの重量をステーに大きく作用させる場合には、ステーの強度をかなり高める必要があるが、前記構成によれば、そのような必要をなくすことが可能である。
本発明において、好ましくは、前記制御ユニットの前記仮支持の状態においては、前記ステーに対する前記ステー用係合部の係合位置を、前記ステーの長手方向において変更可能とされている。
このような構成によれば、メンテナンス作業の位置などに応じて、制御ユニットが邪魔にならないように、その位置を変更することができるため、一層便利である。
本発明において、好ましくは、前記ステーに対する前記ステー用係合部の係合位置を変更することにより、前記制御ユニットを、前記開口部の左端寄り領域、および右端寄り領
域のいずれの領域にも選択的に配置することが可能とされている。
このような構成によれば、メンテナンス作業の位置などに応じて、制御ユニットが邪魔にならないように設定する上で、より好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、前記ステーは、前記外装ケースから取外し可能とされている。
このような構成によれば、メンテナンス作業に際して、ステーを外装ケースから取外すことにより、温水関連機器を外装ケースの外部に取り出すといった作業を好適に行なうことができる。
本発明において、好ましくは、前記ステーには、前記制御ユニットの前記通常の取付け状態時において、前記ステー用係合部が係合可能な被係合部が設けられている。
このような構成によれば、制御ユニットのステー用係合部を、制御ユニットを仮支持の状態に設定するのに利用するだけではなく、制御ユニットの通常の取付け状態時における制御ユニットの位置決め固定などにも利用することが可能となる。このことにより、たとえば制御ユニットのビス止め箇所を少なくするといった効果を得ることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る温水ユニットの一例を示す断面図である。 図1の概略斜視図である。 図1の要部分解斜視図である。 図1に示す温水ユニットの要部正面図である。 図4に示す構造の要部分解正面図である。 (a)は、図4のVIa−VIa断面図であり、(b)は、図4の VIb−VIb断面図である。 図4のVII−VII断面図である。 (a)は、図4の要部正面断面図であり、(b)は、(a)に示す箇所の要部概略斜視図である。 (a)は、図8(a)の要部分解正面断面図であり、(b)は、(a)に示す箇所の要部概略斜視図である。 図1に示す温水ユニットにおいて、制御ユニットを仮支持の状態に設定した場合の一例を示す要部概略斜視図である。 図10のXI−XI断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2に示す温水ユニットUは、外装ケース1、カバーパネル18(前面カバーパネル)、外装ケース1内に収容された温水関連機器2、制御ユニット3、ステー4、および一対のステー用差し込み保持部5を構成するブラケット部材50を備えている。
外装ケース1は、前面に開口部10が形成された内部空洞状の略直方体であり、たとえば薄手の金属板を用いて形成されており、複数の壁部11(11a〜11d)を備えている。これら複数の壁部11は、具体的には、左右の一対の側壁部11a、底壁部11b、
上壁部11c、および後壁部11dである。外装ケース1は、通常時においては、その前面部にカバーパネル18がビス90などの締結部材を用いて取付けられ、開口部10は塞がれている。
温水関連機器2は、図面においては、その詳細を省略し、または不図示とされているが、たとえば瞬間式給湯器、あるいは貯湯タンクなどである。ただし、後述するように、これに限定されない。この温水関連機器2は、外装ケース1内の奥部寄りの位置に収容されている。
制御ユニット3は、樹脂製の偏平ケース状のホルダ30の表面側に、温水関連機器2の動作制御などを実行するための制御回路や電源回路などを搭載した電装基板31が取付けられた構成である。電装基板31についても、温水関連機器2と同様に、図面において、その詳細を省略し、または不図示とされている。制御ユニット3は、温水関連機器2およびステー4よりも手前側(開口部10寄り)に配されている。
ステー4は、本来的には、外装ケース1の左右一対の側壁部11aを補強し、これらが撓み変形することを防止するための部材である。本実施形態において、外装ケース1は、左右の横幅が比較的狭い一方、全体の上下高さ寸法が大きくされており、一対の側壁部11aが撓み変形を生じ易い。ステー4は、これを解消するのに役立つが、後述するように、制御ユニット3の取付けにも利用される。なお、一対の側壁部11aは、本発明でいう一対の壁部の一例に相当する。
図9によく表われているように、ステー4は、一定方向に延びる帯板状のステー本体部40、このステー本体部40の長手方向両端部に繋がり、かつ前記長手方向と交差する方向に突出する片状の一対の突出部41、ステー本体部40からその手前側に突出した突片状の被係合部42、およびビス止め用の孔部43を備えている。好ましくは、ステー4は、金属板にプレス加工を施すことによって各部が一体形成されたものとされている。ステー4の前記した各部の詳細については後述する。
各ステー用差し込み保持部5は、ステー4の各突出部41の差し込み保持が可能とされた部位であり、ブラケット部材50を側壁部11aの内面に溶接付けすることにより構成されている。ブラケット部材50は、ステー4と同様に、金属板にプレス加工を施すことにより形成されており、ベース部51、凸状段部52、およびステー4の差し込み用の隙間53を備えている。ベース部51は、側壁部11aの内面に当接するようにして側壁部11aへの前記溶接付けが図られる部位である。凸状段部52は、ベース部51よりも外装ケース1の内側寄りに突出するように形成された段押し加工部である。隙間53は、ベース部51と凸状段部52との相互間に形成されており、本実施形態では、上部および下部の双方が開口した形態とされているが、少なくとも上部が開口した構成とされる。このことにより、隙間53には、その上方からステー4の突出部41を差し込み可能である。
図8に示すように、前記した隙間53にその上方からステー4の突出部41を差し込んだ状態においては、凸状段部52上に、ステー本体部40の両端部を載せて支持させることが可能となっている。この状態において、ステー4が外装ケース1の前後方向および左右横幅方向に変位することは規制されている。このような設定がなされることにより、左右一対の側壁部11aの上下高さ方向途中部分であって、開口部10の近傍には、ステー4が略水平な姿勢の橋渡し状に取付けられる。ただし、隙間53に突出部41を差し込んだだけの状態では、ステー4を上方に抜き取ることが可能であり、ステー4が抜け外れることは阻止されていない。
図3〜図5によく表われているように、制御ユニット3のホルダ30には、外装ケース
1内における制御ユニット3の取付け、ならびにステー4との係合および連結を図るための手段として、ステー用係合部32、ステー用連結部33、および下向き突出部34が設けられている。
ステー用係合部32は、先端が下向きの側面視略L字状のフックとして構成され、かつホルダ30の上部または上下高さ方向途中部分の横幅方向片側に設けられており、ステー4の被係合部42に係合させることが可能である。被係合部42は、図8および図9によく表われているように、ステー本体部40の一部に切り起こし加工(符号40aは、切り起こしに伴って形成される孔部)を施すことにより形成されており、ステー4の手前側に向けて突出している。この被係合部42は、水平方向に屈曲した先端屈曲部42aが形成されている。図4に示すように、制御ユニット3は、ステー用係合部32が被係合部42に対してその上側から係合するように設定される。この係合状態においては、図7によく表われているように、ステー用係合部32は、前後方向において先端屈曲部42aとステー本体部40との相互間に位置し、被係合部42は、横幅方向においてステー用係合部32とホルダ30の本体部分との相互間に位置する。このため、ステー4に相対して、制御ユニット3が外装ケース1の左右横幅方向および前後方向に変位することが規制される。
なお、図示された構成では、ステー用係合部32の幅Waは、ホルダ30の幅Wbよりも小さくされており、小サイズ化が図られている。これは、図10および図11を参照して後述する制御ユニット3の仮保持状態の設定時において、ステー用係合部32をステー4に係合させ易くするのに役立つ。また、幅Waを過小にせず、ある程度の大きさの寸法に設定しておくことにより、制御ユニット3の仮保持状態の設定時に、制御ユニット3が水平方向に回転するようにがたつくことを防止することが可能である。
図3〜図5において、ステー用連結部33は、ホルダ30の上部または上下高さ方向途中部分のうち、前記したステー用係合部32とは横幅方向反対側の位置に設けられており、かつビス止め用の孔部33aを備えた突出片状のブラケット部として構成されている。このステー用連結部33は、ステー4のビス止め用の孔部43の手前側に配され、かつステー4にビス91を介して締結されている。
制御ユニット3のホルダ30の下部には、ビス止め用の孔部35が設けられている。一方、外装ケース1の底壁部11b上には、制御ユニット3を固定するためのブラケット部19が起立して設けられている。制御ユニット3の下部は、ビス止め用の孔部35を挿通するビス92を利用してブラケット部19に固定されている(図6(a)も参照)。
制御ユニット3の下向き突出部34は、ホルダ30の下面部から下向きに突出したボス部として形成されている。この下向き突出部34は、少なくとも1つ設けられるが、本実施形態では、横幅方向に間隔を隔てて2つ設けられている。外装ケース1の底壁部11bには、下向き突出部34に対応する2つの位置決め用の孔部18が設けられており、外装ケース1内への制御ユニット3の取付けは、それら位置決め用の孔部18に下向き突出部34を差し込んだ状態で行なわれている(図6(b)も参照)。このような構成によれば、下向き突出部34と位置決め用の孔部18との嵌合作用により、外装ケース1内における制御ユニット3の位置決めを図ることができ、制御ユニット3を所定位置に正確に、かつ迅速に配置させて取付ける作業の容易化を図ることができる。
前記した温水ユニットUは、図10および図11に示すように、制御ユニット3を仮支持の状態に設定可能とされている。以下、この点についてより具体的に説明する。
すなわち、制御ユニット3を前記した所定箇所から取り外した状態では、この制御ユニット3が正面視細幅状となるようにその向きを変更した上で、ステー用係合部32をステ
ー4に係合させることが可能となっている。このことにより、外装ケース1の開口部10を大きな面積で開放し得るように、制御ユニット3を開口部10またはその近傍において仮支持の状態に設定することができる。ステー4、および制御ユニット3のステー用係合部32は、本発明でいう仮支持手段を構成している。
好ましくは、ステー4に対するステー用係合部32の係合箇所をステー4の長手方向(外装ケース1の横幅方向)に位置ずれさせることが可能とされている。このことにより、制御ユニット3を、たとえば開口部10の左端寄り領域から右端寄り領域のいずれの位置にも選択的に配置できるように構成されている。
また、制御ユニット3の前記した仮支持の状態においては、下向き突出部34は、位置決め用の孔部18には差し込まれておらず、外装ケース1の底壁部11b上に載せられている。一方、ステー用係合部32は、ステー4に対して制御ユニット3の重量がその上方から作用しないようにステー4に対して係合している。このような構成によれば、制御ユニット3の重量は、外装ケース1の底壁部11bによって受けられることとなり、ステー4に大きな荷重が作用しないようにすることができる。ステー4に大きな荷重が作用すると、これに対応すべくステー4の厚肉化を図るなどしてその強度を高める必要があるが、本実施形態によれば、そのような必要をなくすことが可能である。ステー4に対するステー用係合部32の係合は、制御ユニット3がステー4の手前側に倒れないように係合していればよい。また、下向き突出部34は、制御ユニット3の他の部分と比較して、機械的強度が高い部分とすることができるため、この下向き突出部34が底壁部11bに当接して重量が受けられる構成を採用すれば、制御ユニット3の機械的強度の弱い他の部分に、不当な力が作用しないようにすることもできる。
次に、前記した温水ユニットUの作用について説明する。
図10および図11に示した制御ユニット3の仮支持の状態に設定すれば、外装ケース1の開口部10を大きな面積で開放することができる。したがって、外装ケース1の開口部10から外装ケース1内の奥部に工具を差し入れるなどして、温水関連機器2のメンテナンス作業を容易に行なうことができる。とくに、制御ユニット3の位置は、外装ケース1の横幅方向に変更可能とされており、メンテナンス作業の都合に合わせて外装ケース1が邪魔にならない配置とすることができるため、メンテナンス作業を行なう上で、より便利となる。
制御ユニット3を、前記した図10および図11に示したような態様で仮支持させるための手段としては、制御ユニット3に設けられたステー用係合部32と、ステー4とが利用されている。ここで、ステー4は、本来的には、外装ケース1の一対の側壁部11aの不当な撓みを防止するための補強部材である。したがって、そのようなステー4を利用して制御ユニット3の仮支持を図る構成は、合理的であり、制御ユニット3を仮支持させるための専用部品を別途用いる必要はない。その結果、温水ユニットUの製造コストを低減することが可能である。
また、制御ユニット3の仮支持を図る場合、ステー用係合部32をステー4に係合させるだけでよいため、その作業性は良好である。また、仮支持状態の解除も容易に行なうことが可能であり、便利である。
さらに、本実施形態においては、次のような作用も得られる。
すなわち、ステー4は、その突出部41がステー用差し込み保持部5の隙間53にその上方から差し込まれて保持されているのに対し、制御ユニット3は、通常の取付け状態時においては、ステー4が上方に変位することを規制する役割を果たす。したがって、ステ
ー4を適切に、かつ安定的に固定させた状態でステー用差し込み保持部5に取付けることが可能である。また、ステー用差し込み保持部5にその上方からステー4が差し込まれた構成によれば、制御ユニット3を仮支持の状態に設定し、ステー4の上方への変位が制御ユニット3によって阻止されていない際に、ステー4がステー用差し込み保持部5から抜け外れ難くすることが可能である。たとえば、ステー4を水平方向の差し込み方式とした場合には、ステー4が水平方向に変位して落下する虞が大きくなるが、本実施形態では、そのような虞をなくすことが可能である。
温水関連機器2を外装ケース1の外部に取り出すなどのメンテナンス作業を行なう場合において、ステー4を取外す際には、制御ユニット3を取り外した後に、ステー4をステー用差し込み保持部5の上方に容易に抜き外すことが可能である。したがって、ステー4の取外し作業も容易である。ステー用差し込み保持部5を構成するブラケット部材50は、薄型に形成されており、外装ケース1の側壁部11aの内側に大きく突出しないようにされている。このため、ステー4を取り外した状態において、温水関連機器2を外装ケース1内に出し入れする際に、ステー用差し込み保持部5がその作業の邪魔になるようなことも適切に回避することが可能である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る温水ユニットの各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
上述の実施形態においては、制御ユニット3を仮支持の状態に設定した際に、制御ユニット3の重量がステー4に大きく作用しないように構成しているが、これに代えて、たとえば制御ユニット3の重量の殆どがステー用係合部32を介してステー4に作用するように構成することも可能である。ステー用係合部32は、仮支持の状態を設定する際に、ステー4に係合可能な構成であればよく、上述したフック状以外の形態とすることも可能である。
ステー4は、前記したようなステー用差し込み保持部5への差し込み方向に限定されず、たとえばビス止め手段などを用いて外装ケース1に取付けられた構成とすることも可能である。
ステーが取付けられる外装ケースの一対の壁部は、左右一対の側壁部に限定されず、間隔を隔てて対向する一対の壁部どうしであれば、これらをステーの取付け対象の壁部とすることが可能である。ステーの具体的な形状、サイズ、材質は、限定されない。外装ケースは、前面部が開口部とされた構成に代えて、たとえば側面部あるいは後面部が開口部とされた構成とすることもできる。
本発明でいう温水関連機器とは、温水生成機能または温水貯留機能を有する機器を意味するが、その具体的な種類や数は問わない。温水関連機器には、貯湯タンクや瞬間式の給湯器などの他に、たとえばヒートホンプやコージェネレーションシステム機器なども該当する。したがって、本発明に係る温水ユニットは、たとえば貯湯タンクユニット、給湯器ユニット、ヒートポンプユニット、コージェネレーションシステムなどとして構成することができる。本発明でいう制御ユニットは、温水関連機器を制御する機能を備えたユニットであり、やはりその具体的な構成は限定されない。
U 温水ユニット
1 外装ケース
10 開口部
11a 側壁部(外装ケースの壁部)
2 温水関連機器
3 制御ユニット
32 ステー用係合部(仮支持手段)
33 ステー用連結部
34 下向き突出部
4 ステー(仮支持手段)
41 突出部
42 被係合部

Claims (7)

  1. 一面が開口部とされ、かつ温水生成機能または温水貯留機能を有する温水関連機器を内部に収容する外装ケースと、
    この外装ケース内のうち、前記温水関連機器よりも前記開口部寄りの所定箇所に取付けられ、かつ前記温水関連機器の制御を行なうための制御ユニットと、
    この制御ユニットが前記所定箇所から取り外されたときに、前記制御ユニットを前記所定箇所への通常の取付け状態時とは異なる向きで仮支持させるための仮支持手段と、
    を備えている、温水ユニットであって、
    前記仮支持手段は、
    前記外装ケースの複数の壁部のうち、間隔を隔てて互いに対向する一対の壁部に橋渡し状に取付けられ、かつ前記温水関連機器よりも前記開口部寄りに位置するステーと、
    前記制御ユニットに設けられ、かつ前記制御ユニットが前記所定箇所から取外されて向きを変更された状態において前記ステーに係合可能なステー用係合部と、
    を備えていることを特徴とする、温水ユニット。
  2. 請求項1に記載の温水ユニットであって、
    前記ステー用係合部は、前記ステーにその上方から係合させることが可能なフック状である、温水ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の温水ユニットであって、
    前記制御ユニットの前記仮支持の状態においては、前記制御ユニットは、前記外装ケースの底壁部上に載置され、かつ前記ステーの手前側において上下高さ方向に起立した姿勢とされ、かつ前記ステー用係合部が前記ステーに係合していることにより、前記制御ユニットが前記ステーの手前側に倒れることを阻止可能な構成とされている、温水ユニット。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の温水ユニットであって、
    前記制御ユニットの前記仮支持の状態においては、前記ステーに対する前記ステー用係合部の係合位置を、前記ステーの長手方向において変更可能とされている、温水ユニット。
  5. 請求項4に記載の温水ユニットであって、
    前記ステーに対する前記ステー用係合部の係合位置を変更することにより、前記制御ユニットを、前記開口部の左端寄り領域、および右端寄り領域のいずれの領域にも選択的に配置することが可能とされている、温水ユニット。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の温水ユニットであって、
    前記ステーは、前記外装ケースから取外し可能とされている、温水ユニット。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の温水ユニットであって、
    前記ステーには、前記制御ユニットの前記通常の取付け状態時において、前記ステー用係合部が係合可能な被係合部が設けられている、温水ユニット。
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Citations (3)

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JPS50123540U (ja) * 1974-03-27 1975-10-09
JPS63172863U (ja) * 1987-04-30 1988-11-10
JP2011169517A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Noritz Corp 熱源機

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