JP2010215408A - 補助ホッパー付き部品供給装置 - Google Patents

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Yoshitaka Aoyama
好高 青山
Shoji Aoyama
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Abstract

【課題】補助ホッパーのほぼ真下にパーツフィーダを配置して、装置全体をスリム化して設置スペースを最小化することのできる補助ホッパー付き部品供給装置。
【解決手段】パーツフィーダ4の部品貯留容器2へ部品を補給する補助ホッパー7に下り傾斜の底板13が設けてあり、底板13に部品の落下開口14が補助ホッパー7の端部近くに片寄せられた状態で形成され、パーツフィーダ4は底板13の下側の位置に配置され、落下開口14から部品貯留容器2へ部品を移送するガイドシュータ18が設けられ、底板13における部品の移動方向に対してガイドシュータ18における部品の移動方向がほぼ逆向きに設定されている。これにより、補助ホッパー7の下側にパーツフィーダ4の配置スペース17が確保でき、装置がコンパクト化する。
【選択図】図1

Description

この発明は、設置に要するスペースを最小化した補助ホッパー付き部品供給装置に関している。
パーツフィーダの振動式ボウルへ部品を補給する補助ホッパーとして、種々なものが知られている。代表的なものとしては、特公平8−025606号公報に記載されたものがある。これは、補助ホッパーの底板に下り傾斜が付与してあり、この傾斜の延長方向にガイドシュータが接続され、このガイドシュータの先端部が振動式ボウルに達している。
特公平8−025606号公報
上述のような先行技術であると、部品の移動経路が補助ホッパーからガイドシュータを経てボウルに達するものであり、部品は補助ホッパーとガイドシュータを一方向に移動する形態となっている。したがって、補助ホッパーの端部からパーツフィーダの端部までの装置寸法が著しく大きなものとなり、スペース的に制約の多い工場では設置しにくいという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、補助ホッパーのほぼ真下にパーツフィーダを配置して、装置全体をスリム化して設置スペースを最小化することのできる補助ホッパー付き部品供給装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、パーツフィーダの部品貯留容器へ部品を補給する補助ホッパーに下り傾斜の底板が設けてあり、前記底板に部品の落下開口が補助ホッパーの端部近くに片寄せられた状態で形成され、パーツフィーダは前記底板の下側の位置に配置され、前記落下開口から前記部品貯留容器へ部品を移送するガイドシュータが設けられ、底板における部品の移動方向に対してガイドシュータにおける部品の移動方向がほぼ逆向きに設定されていることを特徴とする補助ホッパー付き部品供給装置である。
このように部品の落下開口が補助ホッパーの端部近くに配置され、底板における部品の移動方向に対してガイドシュータにおける部品の移動方向がほぼ逆向きに設定されているので、補助ホッパーのほぼ真下にパーツフィーダを配置することができる。つまり、補助ホッパーの底板の真下にガイドシュータを配置することができ、部品貯留容器はガイドシュータから部品補給を受けるので、補助ホッパー、ガイドシュータおよび部品貯留容器等の水平方向のスペース拡大が生じない。このため、補助ホッパーとパーツフィーダがほぼ上下に配置される状態となり、パーツフィーダあるいは補助ホッパーが水平方向に突出することが回避できる。したがって、装置全体がスリム化され設置スペースが最小化されて、狭い工場でも容易に設置することができる。
請求項2記載の発明は、前記底板は、傾斜方向で見て長尺な長底板と短尺な短底板によって形成され、前記落下開口は長底板と短底板の間に設けられ、パーツフィーダは長底板の下側に配置してある請求項1記載の補助ホッパー付き部品供給装置である。
上記のように、長底板と短底板の間に落下開口が配置されるので、落下開口は補助ホッパーの端部近くに位置づけることができ、ここから落下した部品がガイドシュータを通過して部品貯留容器に送られる。したがって、長底板の下側にパーツフィーダを配置することができて、上述のような作用効果がえられる。そして、長底板と短底板は落下開口側が低くなる傾斜とされているので、部品は円滑に落下開口へ流下する。
請求項3記載の発明は、前記短底板の下側にガイドシュータを振動させる起振ユニットが配置してある請求項1または請求項2記載の補助ホッパー付き部品供給装置である。
前記短底板の下側に起振ユニットが配置してあるので、起振ユニットが補助ホッパーから外側への突出する寸法がわずかなものとなる。あるいは突出しないようにすることも可能である。短底板と落下開口が隣り合っていて、落下開口の下側にガイドシュータが配置されているので、起振ユニットをガイドシュータの近くに配置でき、ガイドシュータを確実に加振することができて、ガイドシュータにおける部品移送が正確になされる。
請求項4記載の発明は、前記短底板は長底板よりも低い位置に配置してある請求項1〜請求項3のいずれかに記載の補助ホッパー付き部品供給装置である。
長底板と短底板は落下開口側が低くなる傾斜とされているとともに、短底板は長底板よりも低い位置に配置してあるから、長底板における部品の移動方向が短底板において逆向きに変換され、ガイドシュータへ円滑に流下してゆく。したがって、部品の移動が滑らかになり、部品詰まり等の動作不良が発生したりしない。また、このように部品の移動方向が逆向きに変換されることにより、部品同士が適度に絡み合って過剰に落下開口からガイドシュータ上へ落下することが防止できて、部品供給の制御が良好なものとなる。
請求項5記載の発明は、前記補助ホッパーは、補助ホッパーの上部に配置された骨格部材に板金材料を固定した箱状のものとされ、前記骨格部材は静止部材から起立している支柱に支持されている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の補助ホッパー付き部品供給装置である。
前記骨格部材によって補助ホッパーに十分な剛性を付与することができて、補助ホッパーに大量の部品が収容されても、異常な変形等が発生しない。そして、この骨格部材が補助ホッパーの上部にあるので、支柱に補助ホッパーを支持することが構造的に行いやすくなり、安定した支持が可能となる。さらに、骨格部材を枠状にすることにより、部品が入っている補助ホッパーの荷重が骨格部材に作用することとなり、補助ホッパーの支持構造が剛性面で良好なものとなる。
請求項6記載の発明は、前記骨格部材にパーツフィーダを覆う保護カバーが取り付けられている請求項5記載の補助ホッパー付き部品供給装置である。
前記骨格部材による剛性向上機能と保護カバーの取付け箇所の形成が同時に成立するので、構造の簡素化にとって効果的である。
装置全体の側面図である。 装置全体の平面図である。 図2の(3)−(3)断面図である。 ガイドシュータの配置を示す平面図と部分的な斜視図である。 ガイドシュータの支持を示す側面図と正面図である。 保護カバーの外観図や断面図である。 着脱構造の断面図である。 傾斜角度調整機構の側面図と断面図である。 他の実施例を示す装置全体の側面図である。
つぎに、本発明の補助ホッパー付き部品供給装置を実施するための形態を説明する。
図1〜図7は、実施例1を示す。
対象となる部品について説明する。
通常、この種の補助ホッパー付き部品供給装置においては、鉄製のプロジェクションボルト、プロジェクションナットあるいはワッシャ等の小物部品である。例えば、プロジェクションナットであれば、縦・横・高さの各寸法が、13mm、13mmおよび5mmである。
つぎに、装置の構造概略を説明する。
基台1の上に、部品貯留容器2と起振部3を備えたパーツフィーダ4が防振ゴム5を介して固定されている。枠状に形成した骨格部材6の内側に板金材料で作られた補助ホッパー7が溶接してある。図2から明らかなように、骨格部材6は長方形とされており、それにともなって補助ホッパー7の平面形状も長方形である。骨格部材6は、四角い断面の骨材を溶接して構成されている。なお、この実施例では、骨格部材6の一辺が板金材料を屈曲させた細長い屈曲部8によって構成されている。これは、開閉蓋9のヒンジ10を取り付けるためである。符号11は、ヒンジ10の取付け穴である。この屈曲部8に換えて前記骨材を用いてもよい。
パーツフィーダ4の形式としては種々なものが採用されるが、ここでは、平面形状が円形のボウルの内側に螺旋形の部品移送通路が設けられたもので、ボウルに送出振動を付与する形式のものが図示されている。以下、このボウルにも符号2を付している。
つぎに、補助ホッパーとパーツフィーダの配置について説明する。
補助ホッパー7は箱状の形である。補助ホッパー7の底板13は下り傾斜とされ、この底板13に部品の落下開口14が補助ホッパー7の下側の端部近くに片寄せられた状態で形成されている。前記底板13は、傾斜方向すなわち部品の下降方向で見て長尺な長底板15と、傾斜方向すなわち部品の下降方向で見て短尺な短底板16によって形成され、前記落下開口14は長底板15と短底板16の間に設けられている。このように長底板15と短底板16は、落下開口14の側が低くなっている。
前記落下開口14が、補助ホッパー7の端部近くに片寄せられているので、パーツフィーダ4の配置スペース17が底板13の下側に確保されている。つまり、パーツフィーダ4は底板13の下側に配置されている。具体的な構成としては、長底板15と短底板16によって落下開口14が補助ホッパー7の端部側に片寄せてあるので、前記配置スペース17は長底板15の下側に確保され、パーツフィーダ4は長底板15の下側に配置されている。
水平面に対する長底板15の傾斜角度は、10〜35度の範囲内に設定されている。長底板15の傾斜角度が10度未満であると、傾斜による部品の下降が緩慢になって落下開口14への部品移行が不十分なものとなるとともに、補助ホッパー7の収容容積も小さくなる。長底板15の傾斜角度が35度を超えると、傾斜による部品の下降が過度になって落下開口14への部品移行が過剰なものとなる。つまり、落下開口14から出過ぎるのである。同時に、補助ホッパー7の上下寸法が過大になって、装置の全高が異常に高くなるという問題が生じる。長底板15の傾斜角度は、好ましくは15〜30度の範囲であり、さらに好ましくは18〜27度の範囲である。実施例のものは、25度である。このように、長底板15の傾斜角度が10〜35度の範囲内に設定されていることは、部品の下降や部品の収容量にとって好ましい値であるとともに、パーツフィーダ4の設置スペースの確保にとっても良好なものである。
一方、水平面に対する短底板16の傾斜角度は、長底板15と同様に設定されており、長底板15と同様な観点で設定される。
部品を落下開口14からボウル2へ補給するために、ガイドシュータ18が設けてある。このガイドシュータ18は、図4から明らかなように、平たい滑動板19の両側に縦側板20が形成された断面コ字型の形状であり、その出口21は縦側板20を屈曲させて間口幅が狭くしてある。この出口21の部分には滑動板19の下側に電磁石22が取り付けられ、電磁吸引力の断続によって、部品の流出を制御するようになっている。
短底板16は長底板15よりも低い位置に配置され、両底板15、16傾斜方向は落下開口14の側が低くなっている。ガイドシュータ18はボウル2の側が低くなっている。そして、長底板15における部品の移動方向に対して、ガイドシュータ18の移動方向が逆向きになっている。
ガイドシュータ18の滑動板19の傾斜角度は、前記長底板15の傾斜角度よりも小さく設定されている。このように小さく設定されているのは、後述のようにガイドシュータ18には送出振動が付与されること、および落下開口14からの部品量を抑え気味にしてボウル2へ補給すること等の理由によるものである。抑え気味にするのは、補助ホッパー7には大量に部品が貯留してあるので、落下開口14からは過剰に落下する傾向があるからである。この実施例では、3度である。0〜10度の範囲内で設定するのが望ましい。
図4および図5に示すように、落下開口14の両横側にガイド側板23が下方に延びた状態で形成されている。補助ホッパー7の幅寸法は、ガイドシュータ18の幅寸法すなわち両縦側板20の間隔寸法よりも小さく設定されている。したがって、図4(B)に示すように、補助ホッパー7のガイド側板23がガイドシュータ18の内側に挿入された状態になっている。図4に示すように、ガイドシュータ18の後端部には、部品が後方へこぼれるのを防止する停止版27が取り付けられている。そして、補助ホッパー7は静止状態であり、ガイドシュータ18は後述の起振ユニットによって送出振動が付与されるので、補助ホッパー7とガイドシュータ18は無接触状態で組み合わされている。ガイド側板23が設置されていることにより、ガイドシュータ18と補助ホッパー7が無接触とされている状態で、ガイドシュータ18に落下する部品がガイドシュータ18からこぼれるのを防止する効果がある。
つぎに、補助ホッパーの支持について説明する。
基台1に固定した支柱24が4本起立しており、この支柱24は四角い中空断面の骨材で作られている。支柱24の上端部に枠状の骨格部材6が結合してある。この結合部分は、着脱可能な構造とされている。この着脱構造としては色々なものが採用できるが、ここでは図7に示したものが採用されている。骨格部材6に溶接した下向きのピン25を支柱24内に挿入し、外側からねじ込んだ固定ボルト26を締め付けて、骨格部材6と支柱24の一体化が図られている。このような着脱式とすることにより、補助ホッパー7を簡単に上方へ外すことができ、パーツフィーダ4の点検保守が行いやすくなるという効果がある。
つぎに、保護カバーについて説明する。
この保護カバーは、電気抵抗溶接のスパッタや切削加工の切削屑などがボウル2内に侵入することを防止したり、パーツフィーダ4の騒音を遮断したりする。そのため、保護カバー28は骨格部材6を包囲した状態でボウル2よりも下側まで垂れ下がっている。保護カバー28は、柔軟性のある合成樹脂製膜であればよく、ここでは透明な塩化ビニール製のシート材が使用されている。柔軟性のある細長い芯材29が塩化ビニールで作られ、これに保護カバー28の上部が接着してある。弾性クリップ30が芯材29と保護カバー28を貫通し、さらに骨格部材6に差し込まれることにより、保護カバー28が骨格部材6に取付けられる。
前記弾性クリップ30は、鋼線を屈曲させたものや合成樹脂製のものなど種々な形状のものがある。ここでは、後者のタイプであり、頭部31に拡開脚32が設けられたもので、ポリプロピレン樹脂製である。骨格部材6に所定間隔であけた取付け穴33に拡開脚32を差し込み、保護カバー28の取付けがなされる。このような構造により、骨格部材6が補助ホッパー7の剛性維持と保護カバー28の取付けの2つの機能を果たし、構造簡素化に役立っている。
つぎに、起振ユニットについて説明する。
前述のように、ガイドシュータ18は、支持ゴム35,37を介して振動可能な状態で静止部材に支持されている。ここでの静止部材は、支柱24や補助ホッパー7である。図1および図5に示すように、ガイドシュータ18は弾性支持部材である支持ゴムで振動可能な状態で支持されている。2本の支柱24に内側に延びるブラケット34が溶接され、両ブラケット34とガイドシュータ18の下面との間に、支持ゴム35が取り付けてある。また、ガイドシュータ18の後端に溶接したブラケット36と補助ホッパー7の後部下面との間に、支持ゴム37が取り付けてある。したがって、ガイドシュータ18は弾性部材によって3点で支持されている。
起振ユニットとしては、電磁石による吸引力を直接ガイドシュータ18に作用させる形式のものや、電磁振動を板ばねで増幅してガイドシュータ18に作用させる形式のもの等種々なものが採用できる。ここでは、後者の形式である。
ガイドシュータ18の下面に溶接したブラケット40に、鉄片41が固定されている。この鉄片41に下方に延びる板ばね42が結合されている。この板ばね42の下端に支持部材43が固定され、この支持部材43に電磁石44が取り付けてある。この電磁石44と鉄片41との間に所定の空隙が形成され、電磁石44が吸引動作をすると、板ばね42が図1の右側に撓む。通電を切って吸引動作が消滅すると、今度は、板ばね42が蓄積弾力で左側に撓む。電磁石44への通電の断続でこのような左右の撓み現象が反復する。板ばね42が右側に撓むときには、ガイドシュータ18の滑動板19と部品の摩擦が大きくなるので、部品には送出方向の力が作用する。板ばね42が左側に撓むときには、ガイドシュータ18の滑動板19と部品の摩擦が小さくなるので、部品には送出方向の力が作用しない。このような挙動が反復して、ガイドシュータ18に部品の送出振動が投入される。
上述のような起振ユニット39は、図1に示すように、短底板16の下側に配置してある。このような配置は、ブラケット40をガイドシュータ18の下面に取り付ける位置を選定することによって実行されている。したがって、この実施例では、起振ユニット39はその板ばね42がわずかに支柱24や補助ホッパー7から左側に突き出ている程度で、装置のコンパクト化が十分に達成されている。図1において、ブラケット40の取付け位置をもっと右側に移動させることにより、起振ユニット39をボウル2に接近させて、左側への突出をなくすことができる。
図4に示すように、ガイドシュータ18の中心線X−Xがボウル2の中心点Oから距離Lだけずれている。このようなオフセットLを設けることにより、ガイドシュータ18からボウル2に補給された部品が円周方向に円滑に移動でき、部品送出が良好になるという効果がある。
つぎに、ガイドシュータの傾斜角度調整機構について説明する。
図8は、ガイドシュータの傾斜角度調整機構を示す。角度調整の機構としては種々なものが採用できる。ここでは、前記ブラケット34を改造した形式のものである。支柱24に溶接した固定板47に円弧状の長穴48があけられ、固定板47に密着させたL字型断面の可動片49とガイドシュータ18との間に前記支持ゴム35を配置したもので、長穴48を貫通する固定ボルト50を可動片49にねじ込んだものである。固定ボルト50は、可動片49に溶接したナット51にしっかりとねじ込まれている。固定ボルト50を緩めて可動片49を上下に移動させると、支持ゴム35や37が弾性的に変形してガイドシュータ18の傾斜角度が変わり、再び固定ボルト50を締め込んで角度設定が完了する。
つぎに、部品の挙動を説明する。
開閉蓋9をあけて補助ホッパー7に大量の部品が投入される。部品は矢線46で示すように、長底板15に沿って下降し、長底板15よりも低く配置された短底板16に乗り移ると、補助ホッパー7の内壁47に当たってそこで移動方向が逆向きに反転する。その後、落下開口14からガイドシュータ18上に落下し、今度は長底板15の移動方向とは逆の方向へ移動して、ボウル2内へ補給される。前記電磁石22の吸引動作を中止し、ガイドシュータ18を起振ユニット39で加振すると、十分な量の部品がボウル2へ補給される。起振ユニット39を停止し、電磁石22の吸引動作を行うと、ガイドシュータ18からの部品補給は停止する。
部品が補給される容器は、この実施例のように容器自体を振動させて部品送出を行うタイプのものや、図示していないが、静止した容器内の部品を磁石付きの回転板で上昇させて部品送出を行うタイプのもののように、容器の形式には種々なものがある。したがって、本発明においては、部品の送出方式を特定することなく容器を機能的に見て「部品貯留容器」と表現している。
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
このように部品の落下開口14が補助ホッパー7の端部近くに配置され、底板13における部品の移動方向に対してガイドシュータ18における部品の移動方向がほぼ逆向きに設定されているので、補助ホッパー7のほぼ真下にパーツフィーダ4を配置することができる。つまり、補助ホッパー7の底板13の真下にガイドシュータ18を配置することができ、部品貯留容器2はガイドシュータ18から部品補給を受けるので、補助ホッパー7、ガイドシュータ18および部品貯留容器2等の水平方向のスペース拡大が生じない。このため、補助ホッパー7とパーツフィーダ4がほぼ上下に配置される状態となり、パーツフィーダ4あるいは補助ホッパー7が水平方向に突出することが回避できる。したがって、装置全体がスリム化され設置スペースが最小化されて、狭い工場でも容易に設置することができる。
前記底板13は、傾斜方向で見て長尺な長底板15と短尺な短底板16によって形成され、前記落下開口14は長底板15と短底板16の間に設けられ、パーツフィーダ4は長底板15の下側に配置してある。
上記のように、長底板15と短底板16の間に落下開口14が配置されるので、落下開口14は補助ホッパー7の端部近くに位置づけることができ、ここから落下した部品がガイドシュータ18を通過して部品貯留容器2に送られる。したがって、長底板15の下側にパーツフィーダ4を配置することができて、上述のような作用効果がえられる。そして、長底板15と短底板16は落下開口14側が低くなる傾斜とされているので、部品は円滑に落下開口14へ流下する。
前記短底板16の下側にガイドシュータ18を振動させる起振ユニット39が配置してある。
前記短底板16の下側に起振ユニット39が配置してあるので、起振ユニット39が補助ホッパー7から外側への突出する寸法がわずかなものとなる。あるいは突出しないようにすることも可能である。短底板16と落下開口14が隣り合っていて、落下開口14の下側にガイドシュータ18が配置されているので、起振ユニット39をガイドシュータ18の近くに配置でき、ガイドシュータ18を確実に加振することができて、ガイドシュータ18における部品移送が正確になされる。そして、ガイドシュータ18が支持ゴム35,37で3点支持とされ、この支持箇所の下側に起振ユニット39が配置されている。したがって、ガイドシュータ18の支持構造部と起振ユニット39の配置構造が、補助ホッパー7の端部下側においてコンパクトに形成され、パーツフィーダ4の配置スペース17が確実に形成される。
前記短底板16は、長底板15よりも低い位置に配置してある。
長底板15と短底板16は落下開口14側が低くなる傾斜とされているとともに、短底板16は長底板15よりも低い位置に配置してあるから、長底板15における部品の移動方向が短底板16において逆向きに変換され、ガイドシュータ18へ円滑に流下してゆく。したがって、部品の移動が滑らかになり、部品詰まり等の動作不良が発生したりしない。また、このように部品の移動方向が逆向きに変換されることにより、部品同士が適度に絡み合って過剰に落下開口14からガイドシュータ18上へ落下することが防止できて、部品供給の制御が良好なものとなる。
前記補助ホッパー7は、補助ホッパー7の上部に配置された骨格部材6に板金材料を固定した箱状のものとされ、前記骨格部材6は静止部材から起立している支柱24に支持されている。
前記骨格部材6によって補助ホッパー7に十分な剛性を付与することができて、補助ホッパー7に大量の部品が収容されても、異常な変形等が発生しない。そして、この骨格部材6が補助ホッパー7の上部にあるので、支柱24に補助ホッパー7を支持することが構造的に行いやすくなり、安定した支持が可能となる。さらに、骨格部材6を枠状にすることにより、部品が入っている補助ホッパー7の荷重が骨格部材6に作用することとなり、補助ホッパー7の支持構造が剛性面で良好なものとなる。
前記骨格部材6にパーツフィーダ4を覆う保護カバー28が取り付けられている。
前記骨格部材6による剛性向上機能と保護カバー28の取付け箇所の形成が同時に成立するので、構造の簡素化にとって効果的である。
図9は、実施例2を示す。
この実施例2は、前記短底板16のない場合である。したがって、落下開口14は補助ホッパー7の下側の端部に開口しており、ガイドシュータ18の端部が落下開口14の真下に位置している。そして、起振ユニット39は、落下開口14のほぼ下側に配置してある。この場合は、パーツフィーダ4は底板13の下側に取り付けてある。なお、図9は簡略的な図示であり、ここでは支持ゴムや起振ユニット39の具体構造の図示は省略してある。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の実施例1と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
この実施例2の作用効果は、先の実施例1と同じである。
上述のように、本発明によれば、補助ホッパーのほぼ真下にパーツフィーダを配置して、装置全体をスリム化して設置スペースを最小化することのできる補助ホッパー付き部品供給装置であるから、プロジェクションボルト等の溶接部品を首尾よく供給することもでき、自動車の車体溶接工程や、家庭電化製品の板金溶接工程などの広い産業分野で利用できる。
1 基台
2 部品貯留容器、ボウル
4 パーツフィーダ
6 骨格部材
7 補助ホッパー
13 底板
14 落下開口
15 長底板
16 短底板
17 配置スペース
18 ガイドシュータ
24 支柱
28 保護カバー
39 起振ユニット
46 矢線
X−X ガイドシュータの中心線
O ボウル中心
L オフセット長さ

Claims (6)

  1. パーツフィーダの部品貯留容器へ部品を補給する補助ホッパーに下り傾斜の底板が設けてあり、前記底板に部品の落下開口が補助ホッパーの端部近くに片寄せられた状態で形成され、パーツフィーダは前記底板の下側の位置に配置され、前記落下開口から前記部品貯留容器へ部品を移送するガイドシュータが設けられ、底板における部品の移動方向に対してガイドシュータにおける部品の移動方向がほぼ逆向きに設定されていることを特徴とする補助ホッパー付き部品供給装置。
  2. 前記底板は、傾斜方向で見て長尺な長底板と短尺な短底板によって形成され、前記落下開口は長底板と短底板の間に設けられ、パーツフィーダは長底板の下側に配置してある請求項1記載の補助ホッパー付き部品供給装置。
  3. 前記短底板の下側にガイドシュータを振動させる起振ユニットが配置してある請求項1または請求項2記載の補助ホッパー付き部品供給装置。
  4. 前記短底板は長底板よりも低い位置に配置してある請求項1〜請求項3のいずれかに記載の補助ホッパー付き部品供給装置。
  5. 前記補助ホッパーは、補助ホッパーの上部に配置された骨格部材に板金材料を固定した箱状のものとされ、前記骨格部材は静止部材から起立している支柱に支持されている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の補助ホッパー付き部品供給装置。
  6. 前記骨格部材にパーツフィーダを覆う保護カバーが取り付けられている請求項5記載の補助ホッパー付き部品供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101079164B1 (ko) 2009-02-27 2011-11-02 주식회사 심텍 라우터 비트 정렬 분리 장치
US9671417B2 (en) 2013-03-28 2017-06-06 Sysmex Corporation Analyzer and analyzing method
CN109813883A (zh) * 2019-02-20 2019-05-28 重庆科斯迈生物科技有限公司 用于免疫分析仪的排杯系统
US11632885B2 (en) * 2017-09-22 2023-04-18 Fuji Corporation Component supply device

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