JP6750959B2 - 便器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便器の内側に便鉢及び台座部とは別体の便器構成機器を配置する便器装置に関する。
従来、便器装置において、蓄圧容器、タンク、ポンプ、電子機器等の便器構成機器を便器の内部に収容するレイアウトが知られている。この種の便器装置を開示するものとして例えば特許文献1や特許文献2がある。特許文献1には、蓄圧装置をデッドスペースである固定プレートの後部の下方に配置することが記載されている。特許文献2には、蓄圧装置の蓄圧容器が、水洗大便器の内部の便鉢部及びトラップ部の下方に配置されていることが記載されている。
特許第4515527号公報 特開2006−241698号公報
ところで、便器の内側に配置される便器装置を構成する機器の中には、重量が重いものがある。例えば、特許文献1や特許文献2に開示されるような蓄圧容器は、加圧手段が内蔵されることに加えて水を貯留する必要があるため、重量が重くなる。しかし、従来の技術では、蓄圧容器のような重量のある便器構成機器を便器の内側でぶら下げるように固定しており、便器構成機器を安定的に保持するという点で改善の余地があった。また、便鉢下部のスペースがデッドスペースとなっており、スペースの有効活用という点でも改善の余地があった。
本発明は、ポンプ、タンク、蓄圧装置、電子機器等の便器構成機器を便器の内側で安定的に支持固定するとともに便器内部のスペースを有効に活用する便器装置を提供することを目的とする。
本発明は、便鉢部(例えば、後述の便鉢部21)及び台座部(例えば、後述の台座部22)を有し、前記便鉢部の下方であって前記台座部の内側に収容空間(例えば、後述の収容空間100)が形成される便器(例えば、後述の便器2)と、前記収容空間を形成する壁(例えば、後述の陶器壁70、前側陶器壁71)に取り付けられる固定具(例えば、後述の固定金具60)と、前記便鉢部及び前記台座部とは別体であり、前記固定具を介して前記壁に支持固定される便器構成機器(例えば、後述の蓄圧装置40、ポンプ、タンク、電子機器等)と、を備える便器装置(例えば、後述の便器装置1,201)に関する。
前記固定具は、係合部(例えば、後述の係合部62)を有し、前記便器構成機器は、前記係合部に係合する被係合部(例えば、後述の被係合部52)を有し、該被係合部が前記係合部に係合して前記壁に支持固定されることが好ましい。
前記固定具は、前記収容空間の前側の前記壁に取り付けられ、前記便器構成機器は、前記収容空間の前側に位置することが好ましい。
前記便器構成機器は、前記固定具に上下二箇所の連結部(例えば、後述の被係合部52と装置側締結部53)で連結されることが好ましい。
上下二箇所の前記連結部の間で、前記便器構成機器側から前記固定具側に突出し、連結状態で前記固定具に接触可能又は、前記固定具側から前記便器構成機器側に突出し、連結状態で前記便器構成機器に接触可能な中間突起(例えば、後述の中間突起54)を備えることが好ましい。
前記便器構成機器は、蓄圧装置(例えば、後述の蓄圧装置40)であることが好ましい。
本発明の便器装置によれば、ポンプ、タンク、蓄圧装置、電子機器等の便器構成機器を便器の内側で安定的に支持固定できるとともに便器内部のスペースを有効に活用できる。
本発明の一実施形態に係る便器装置1を示す斜視図である。 本実施形態の便器装置1に内蔵される蓄圧装置40を示す斜視図である。 本実施形態の便器装置1の内部を示す底面図である。 本実施形態の蓄圧装置40を示す斜視図である。 本実施形態の便器装置1の側面断面図である。 本実施形態の蓄圧装置40が固定金具60に連結されている様子を示す斜視図である。 固定金具60に取り付けられる前の蓄圧装置40を示す斜視図である。 固定金具60を介して取り付けられる蓄圧装置40を前側から示す図である。 変形例の便器装置201の側面断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る便器装置1を示す図である。なお、以下の説明においては、便器装置1の便座(図示省略)に座った人から視た場合の前後の向きを前後方向とする。また、便器装置1の便座(図示省略)に座った人から視た場合の左右の向きを左右方向とする。また、鉛直方向に沿った上下の向きを上下方向とする。
図1及び図2に示すように、本実施形態の便器装置1は、陶器製の便器2と、便座(図示省略)と、便蓋3と、機能部4と、を備える。便座(図示省略)及び便蓋3は、便器2の上方において、便器2に対して回動可能に取り付けられる。
機能部4は、便器2の後部の上部に配置される。機能部4は、機能部材(図示省略)と、機能部材を覆うカバー部材6と、を有する。機能部材としては、例えば、図示を省略するが、ホースや、洗浄ノズルや、電源ユニットや、制御回路基板や、便座(図示省略)及び便蓋3を電動で開閉させる電動開閉ユニットや、バルブユニットや、各種配管等が挙げられる。
便器2は、その全体が衛生陶器で構成される。図2は、本実施形態の便器装置1に内蔵される蓄圧装置40を模式的に示した図である。図2に示すように、便器2の内部には、床面から接続される排水管5の前方に蓄圧装置40が配置される。
図3は、本実施形態の便器装置1の内部を示す底面図である。図4は、本実施形態の蓄圧装置40を示す斜視図である。図5は、本実施形態の便器装置1の側面断面図である。図3から図5に示すように、本実施形態の便器2は、便鉢部21及び台座部22を備える。
便鉢部21は、トラップ部25を介して排水管5に接続されている。台座部22は、便鉢部21の外周を囲うスカート状に構成される。便器2の内部には、便鉢部21の下方であって台座部22の内側に収容空間100が形成される。
収容空間100は、台座部22の内側であって便鉢部21の下方に形成される。収容空間100は、その前後左右が陶器壁70によって囲まれるスペースであり、便器構成機器としての蓄圧装置40が配置される。蓄圧装置40は、収容空間100における排水管5の前方に位置する。なお、便器構成機器とは、便鉢部21及び台座部22とは別体であって便器2に設けられるものであり、蓄圧装置40の他、洗浄水装置としてのポンプ、洗浄水を貯留するタンク、機能部4や外部と電気的に接続される電子機器等もこれに含まれるものとする。以下の説明では、蓄圧装置40を便器構成機器の例として説明する。
陶器壁70は、その内部が中空に形成されており、便鉢部21を囲う台座部22を構成する。以下の説明において、陶器壁70において、収容空間100の前側に位置する部位を前側陶器壁71、収容空間100の左側に位置する部位を左側陶器壁72、収容空間100の右側に位置する部位を右側陶器壁73として説明する。
前側陶器壁71は、台座部22の前部を形成しており、中空に形成される中空壁である。この前側陶器壁71の内側面には、蓄圧装置40を取り付けるための固定金具60が固定される。本実施形態では、固定金具60は前側陶器壁71の平面部分(断面視では直線の部分)に取り付けられる。
左側陶器壁72には左側開口部721が形成されるとともに、右側陶器壁73には右側開口部731が形成される。本実施形態の左側開口部721及び右側開口部731は、何れも陶器壁70の中空部に連通している。
蓄圧装置40は、貯留した洗浄水の水圧を蓄圧して洗浄の補助に用いる便器構成機器である。蓄圧装置40は、その一部が左側開口部721及び右側開口部731の少なくも何れかに入るように、収容空間100に配置される。例えば、図3に示す底面視において、左側開口部721及び右側開口部731に蓄圧装置40が重なるように配置される。
左側開口部721及び右側開口部731によって、左右方向の長さが長いものでも、便鉢部21の下方であって台座部22の内側に配置することが可能になっている。特に、便器2のように、平面視において前側に進むにつれてその幅が狭まる形状では収容スペースが限られてしまうが、左側開口部721及び右側開口部731によって陶器壁70に干渉させることなく蓄圧装置40を配置することが可能になっている。
蓄圧装置40の構成について説明する。本実施形態の蓄圧装置40は、洗浄水が貯留される蓄圧容器41と、蓄圧容器41の側面に巻き回される装置防露材43と、蓄圧容器41を便器2の内部に固定するための装置側金具50と、を備える。
蓄圧容器41は、その内部にスプリング等で構成される加圧手段(図示省略)が収容される。本実施形態の蓄圧容器41は、略円柱状に形成されており、その長手方向を左右方向(略水平方向)に向けた姿勢で便器2の内部に配置される。
蓄圧容器41には、給水源(図示省略)に接続される配管45を通じて洗浄水が供給され、蓄圧される。配管45の先にはバルブ(図示省略)が配置されており、該バルブの切替によって洗浄水の流れが制御される。便鉢部21側に洗浄水を供給する場合も同じ配管45を通じて送られる。このように、配管45は、蓄圧容器41に洗浄水を送るための経路として機能するとともに、蓄圧容器41から加圧した洗浄水を便鉢部21側に送る経路としても機能する。
装置防露材43は、蓄圧容器41の周面の一部に貼り付けられる。装置防露材43は、例えば、発泡スチロールのような材料で構成され、外部と熱のやりとり断絶することで、蓄圧容器41の外面に結露が生じる事態を防止する。
装置側金具50について説明する。本実施形態では、蓄圧装置40は、後述する固定金具60を介して陶器壁70(前側陶器壁71)に支持固定される。装置側金具50は、蓄圧容器41の外側面の前側に設けられ、固定金具60に連結する部分となる。
本実施形態の装置側金具50は、板状の係合本体部51と、係合本体部51の上部に配置される被係合部52と、係合本体部51の下部に配置される装置側締結部53と、被係合部52と装置側締結部53の間に配置される中間突起54と、を備える。
次に、固定金具60の構成について説明する。図6は、本実施形態の蓄圧装置40が固定金具60に連結されている様子を示す斜視図である。図7は、固定金具60に取り付けられる前の蓄圧装置40を示す斜視図である。
図6及び図7に示すように、固定金具60は、平板状の固定金具本体61と、固定金具本体61の上部に形成される係合部62と、固定金具本体61の下部に形成される金具側締結部63と、を備える。
固定金具本体61は、ボルト90によって陶器壁70に締結される部位である。本実施形態では、前側陶器壁71における固定金具60を取り付ける位置には、ボルト90を締結するための複数の反転ナット91がアンカー部材として水平方向に埋設される。
図8は、固定金具60を介して取り付けられる蓄圧装置40を前側から示す図である。図8に示すように、反転ナット91は、上方に2箇所、下方に1箇所の計3つが前側陶器壁71に埋設される。反転ナット91は、前側から見たときにちょうど三角形の頂点に対応する位置に配置されている。
図6及び図7に示すように、係合部62は、側面視において、固定金具本体61の上部から後方(蓄圧装置40側)に突出した後、上方に屈曲し、その後、若干後側に傾斜しながら上方に延びる形状となっている。一方、蓄圧装置40側の被係合部52は、係合本体部51の上部から前側に突出した後、下方に屈曲して固定金具60の係合部62に上から覆い被さるように形成されている。被係合部52が係合部62に被さるように嵌合することで、固定金具60と装置側金具50の上部が連結される状態となる。即ち、被係合部52は、装置側金具50の上側の連結部である。
金具側締結部63は、側面視において、固定金具本体61の下部から後方(蓄圧装置40側)に突出している。一方、蓄圧装置40側の装置側締結部53は、係合本体部51の下部から前側に突出し、連結状態では金具側締結部63の下面に重なってビス55の受け面となる。金具側締結部63の下面に装置側締結部53の上面が対面している状態でビス55が締結されることにより、固定金具60と装置側金具50の下部が連結される状態となる。即ち、被係合部52は、装置側金具50の下側の連結部である。
中間突起54は、装置側金具50における上下方向の中央から前方に突出している。固定金具60と装置側金具50が上下2箇所で連結されている状態で固定金具本体61に接触する。本実施形態の中間突起54は、板状の部分を折り曲げ形成されており、端面の部分が固定金具本体61に接触することで、接触面積を水平方向で広く確保されている。
以上説明した固定金具60に蓄圧装置40が固定されることによって、蓄圧装置40が強度のある陶器壁70に安定的に支持された状態となる。図8に示すように、蓄圧装置40は、その左右方向の中央部分が固定金具60を介して支持されており、左右のバランスという観点からも安定的な支持となっている。そして、背面視においても蓄圧装置40が陶器壁70に干渉していないことがわかる。
本実施形態の蓄圧装置40(蓄圧容器41)の固定位置及びその周囲の空間について説明する。図5に示すように、蓄圧装置40の上方は上下方向に係合可能なようにスペースが形成されている。また、蓄圧装置40は床に接しないように固定されており、その下方にはスペースが形成される。このスペースを利用して防露材を配置することができる(第2実施形態の防露材210参照)。また、蓄圧装置40は、便器2の前後方向の中央より前側であって、トラップ部25よりも下側に位置する。
次に、固定金具60を介して陶器壁70に蓄圧装置40を支持固定する作業の一例について説明する。この例では、便器2を裏返しにして上下逆さまにした状態で作業を行うものとする。まず、反転ナット91を陶器壁70に埋設してボルト90によって固定金具60を陶器壁70に取り付ける。次に、固定金具60の係合部62に蓄圧装置40(装置側金具50)の被係合部52を被せるようにして係合部62と被係合部52を連結する。そして、装置側締結部53から金具側締結部63を締結する締結部材としてのビス55を締結し、上下2箇所を連結する。係合部62と被係合部52の係合時に中間突起54が固定金具60に接触することにより、よじれるようなガタつき等が防止され、締結作業もスムーズに行うことができる。なお、ここでは便器2を裏返しにして蓄圧装置40を陶器壁70に支持固定させる例を説明したが、裏返しにすることなく、下方から取り付ける作業とした場合にも、係合部62と被係合部52の係合を利用できるので、同様に作業効率を向上させることができる。このように、係合を利用することや上下で連結されていることにより、固定部材としての固定金具60を2か所以上設けなくても蓄圧装置40を便器2の内側で安定的に保持することが可能となっている。なお、上述の締結部材としては、ビス55に限られずボルト等、他の種類のものを用いることもできる。
以上説明した実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の便器装置1は、便鉢部21及び台座部22を有し、便鉢部21の下方であって台座部22の内側に収容空間100が形成される便器2と、収容空間100を形成する陶器壁70(前側陶器壁71)に取り付けられる固定金具60と、便鉢部21及び台座部22とは別体であり、固定金具60を介して陶器壁70に支持固定される便器構成機器としての蓄圧装置40と、を備える。
これにより、便器装置1の便鉢部21の下方に形成されるスペース(収容空間100)を有効に活用しつつ、便器構成機器としての蓄圧装置40を強度のある陶器壁70によって安定的に収容空間100に保持することができる。また、機能部4を構成するような樹脂製の部材に取り付ける場合に比べ、振動耐性の点からも有利である。そして、蓄圧装置40を陶器壁70に支持するための作業が固定金具60を利用できるので、蓄圧装置40を内部に固定する作業も容易に行うことができる。
本実施形態の固定金具60は、上方に突出する係合部62を有し、蓄圧装置40は、係合部62に係合する被係合部52を有し、該被係合部52が係合部62に係合して陶器壁70に支持固定される。
これにより、係合部62に被係合部52を引っ掛けるだけで固定金具60と蓄圧装置40の上部を連結することができるので、蓄圧装置40を固定金具60に取り付ける作業をより効率的にすることができる。例えば、製造工程において、便器2を逆さまにして蓄圧装置40を固定金具60に取り付けるような場合でも、係合部62に被係合部52を引っ掛けた後に、上から締結部材としてのビス55によって装置側締結部53と金具側締結部63を連結することで、上下二箇所で連結する作業をスムーズに行うことができる。また、ビス55等の締結部材の数も少なくできるので、部品の削減及び取り付ける作業の効率化に寄与できる。
本実施形態の固定金具60は、収容空間100の前側陶器壁71に取り付けられ、蓄圧装置40は、収容空間100の前側に位置する。
これにより、前側に配置されることにより、便鉢部21の下方であって台座部22の内側に形成されるスペースを有効に活用することができる。
本実施形態の蓄圧装置40は、固定金具60に上下二箇所の連結部(被係合部52と装置側締結部53)で連結される。
これにより、上下二箇所で連結して蓄圧装置40の支持固定をより強固なものにすることができる。
上下二箇所の被係合部52と装置側締結部53の間で蓄圧装置40側から固定金具60側に突出し、連結状態で固定金具60に接触可能な中間突起54を有する。
これにより、中間突起によって固定金具60に対する蓄圧装置40の姿勢も安定し、固定状態の蓄圧装置40の姿勢も適切な位置に調節し易くなり、蓄圧装置40の固定状態をより安定化することができる。
本実施形態の便器構成機器は、蓄圧装置40である。これにより、加圧手段が内蔵されることに加えて水を貯留する必要があるため、その重量が重くなる蓄圧装置40についても、強度のある陶器壁70によって固定金具60を介して安定的に支持することができる。
次に、変形例の便器装置201について説明する。図9は、変形例の便器装置201の側面断面図である。図9に示すように、変形例の便器装置201は、便器2の内部に蓄圧装置40の下方に防露材210が配置される点が上記実施形態と異なっている。防露材210は、便器2の収容空間100の蓄圧装置40の下側をカバーするように配置される。この防露材210によって、収容空間100における蓄圧装置40が位置する側の空間が外部から密閉されたような状態となり、外気から隔離される。なお、本実施形態では、左側開口部721及び右側開口部731よりも下方に防露材210が配置される。また、防露材210は、蓄圧装置40への配管を通すために便器2の内側に形成される開口80や配管も塞ぐように配置されている。
即ち、変形例の便器装置201は、収容空間100に位置する便器構成機器としての蓄圧装置40を外気と隔離するように陶器壁70の間に設置される防露材210を備える。
これにより、防露材210によって収容空間100の蓄圧装置40と外部が隔離されるので、外気の影響を抑制して蓄圧装置40の結露が生じる事態を効果的に防止できる。従って、比較的熱伝導性が高い金属で構成される固定金具60を介して陶器壁70に蓄圧装置40を支持固定させる場合でも、その影響を低減でき、結露によって水滴が床に落ちて溜まってしまう事態も効果的に防止できる。
防露材210は、左側開口部721及び右側開口部731よりも下方に設けられる。また、空気を抜く機構(図示省略)は、防露材210によって密閉される空間の外側で空気を抜く処理を行わせることが好ましい。
以上、本発明の好ましい実施形態及び変形例について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、上記実施形態では、便器構成機器として、蓄圧装置40を例に説明したが、洗浄水を送るポンプやタンク等の洗浄水装置や、上記実施形態の機能部4等に電気的に接続される電子機器等を便器構成機器として便器2の内部に配置することができる。
上記実施形態では、前側、側面、後側等、その配置場所は適宜変更することができる。例えば、蓄圧装置40が空間の左右方向に位置する左側陶器壁72又は右側陶器壁73に支持固定される構成としてもよい。この場合、陶器壁に形成される開口部も、前側陶器壁又は後方に位置する後側陶器壁等、異なる場所に形成することができる。
上記実施形態では、中空の陶器壁70を例に説明したが、中実の陶器壁にすることもできる。
上記実施形態では、蓄圧装置40は、その一部が左側開口部721及び右側開口部731の少なくとも何れかに入り込むように構成されているが、収容空間100を大きくしてこれらの開口部を省略することもできる。
上記実施形態では、中間突起54は蓄圧装置40側に配置される構成であるが、固定金具60側から便器構成機器としての蓄圧装置40側に突出し、連結状態で蓄圧装置40に接触可能な中間突起を備える構成に変更することもできる。
上記実施形態では、係合部62に被係合部52を係合させる構成としているが、係合部62又はその付近をビス固定する構成とすることもできる。
1,201 便器装置
2 便器(陶器製便器)
21 便鉢部
22 台座部
40 蓄圧装置(便器構成機器)
52 被係合部
53 締結部
54 中間突起
60 固定金具(固定具)
62 係合部
70 陶器壁(壁)
71 前側陶器壁(壁)
72 左側陶器壁(壁)
73 右側陶器壁(壁)
100 収容空間
210 防露材

Claims (7)

  1. 便鉢部及び中空に形成される台座部を有し、前記便鉢部の下方であって前記台座部の内側に収容空間が形成される便器と、
    前記収容空間を形成する台座部の壁の内側面に取り付けられる固定具と、
    前記便鉢部及び前記台座部とは別体であり、前記固定具を介して前記壁に支持固定される便器構成機器と、
    を備える便器装置。
  2. 前記固定具は、前記便器構成機器を前記壁の内側面への対向部位のみで前記壁に片持ち支持形態で固定する請求項1に記載の便器装置。
  3. 前記固定具は、係合部を有し、
    前記便器構成機器は、前記係合部に係合する被係合部を有し、該被係合部が前記係合部に係合して前記壁に支持固定される請求項1又は2に記載の便器装置。
  4. 前記固定具は、前記収容空間の前側の前記壁に取り付けられ、前記便器構成機器は、前記収容空間の前側に位置する請求項1から3の何れかに記載の便器装置。
  5. 前記便器構成機器は、前記固定具に上下二箇所の連結部で連結される請求項1からの何れかに記載の便器装置。
  6. 上下二箇所の前記連結部の間で、
    前記便器構成機器側から前記固定具側に突出し、連結状態で前記固定具に接触可能又は、前記固定具側から前記便器構成機器側に突出し、連結状態で前記便器構成機器に接触可能な中間突起を備える請求項に記載の便器装置。
  7. 前記便器構成機器は、蓄圧装置である請求項1からの何れかに記載の便器装置。
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