JP2019148142A - スクリーン固定部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーンに取り付けられた被係止部が、スクリーンのバタつきに伴って外れることを防止できるスクリーン固定部材を提供する。【解決手段】巻き取られる方向に付勢されるスクリーン21を引き出した状態で屋外床部(固定部)15に固定するスクリーン固定部材1Aにおいて、屋外床部15に固定されてスクリーン21に取り付けられた固定バー(被係止部)262を係止可能な係止溝部(係止部)32と、固定バー262を通過させて係止溝部32へガイドする固定バー通路(通路)6を形成する通路形成部と、を有し、通路形成部は、固定バー通路6の少なくとも一部を固定バー262の外径(外形)よりも小さい幅の幅小部64に形成する幅小部形成部を有し、固定バー通路6は、固定バー262が幅小部64を押し広げて通過する。【選択図】図3

Description

本発明は、スクリーン固定部材に関する。
従来、窓などの開口部の屋外側に設けられ、日よけなどとして用いられるスクリーン装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなスクリーン装置は、開口部を遮蔽可能なスクリーンが不使用時は開口部の上方に巻き取られた状態で収容され、使用時には下側に引き出された状態で、開口部の枠体や屋外の土間やデッキなどの屋外床部に固定されている。
スクリーン装置は、例えば、スクリーンの下縁部に取り付けられたリングやバーなどの棒状の被係止部が、開口部の枠体や屋外床部に固定されたスクリーン固定部材に引っ掛けられることで、スクリーンがスクリーン固定部材に固定されるように構成されている。
特許第6176606号公報 特許第6216648号公報
しかしながら、強風時など、スクリーンが風にあおられてバタついてしまうと、被係止部も動いてスクリーン固定部材から外れてしまい、スクリーンが巻き上がってしまう虞がある。
そこで、本発明は、スクリーンに取り付けられた被係止部が、スクリーンのバタつきに伴って外れることを防止できるスクリーン固定部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るスクリーン固定部材は、巻き取られる方向に付勢されるスクリーンを引き出した状態で固定部に固定するスクリーン固定部材において、前記固定部に固定されて前記スクリーンに取り付けられた被係止部を係止可能な係止部と、前記被係止部を通過させて前記係止部へガイドする通路を形成する通路形成部と、を有し、前記通路形成部は、前記通路の少なくとも一部を前記被係止部の外形よりも小さい幅の幅小部に形成する幅小部形成部を有し、前記通路は、前記被係止部が前記幅小部を押し広げて通過することを特徴とする。
本発明では、被係止部が通路を通過するためには、幅小部を押し広げる必要がある。このため、被係止部が幅小部を押し広げるために必要な力を、強風などによってスクリーンがバタついた際に被係止部に作用する力よりも大きく設定することにより、強風などによってスクリーンがバタついた場合でも、係止部に係止された被係止部が通路通って係止部から外れてしまうことを防止することができる。
また、本発明に係るスクリーン固定部材では、前記固定部に固定されて前記被係止部を前記係止部に向けて付勢する付勢部材を有していてもよい。
このような構成とすることにより、被係止部が係止部に係止された状態を維持することができる。また、付勢部材が設けられていない既存のスクリーン固定部材に対しても、付勢部材を追加して設けることで、被係止部が係止部に係止された状態を維持することができる。
また、本発明に係るスクリーン固定部材では、前記付勢部材は、前記スクリーンが巻取られる方向と同じ方向に前記被係止部を付勢してもよい。
このような構成とすることにより、付勢部材の復元力、およびスクリーンが巻き取られる力の両方で被係止部を係止部に付勢するため、被係止部を係止部に係止された状態に維持することができる。
また、本発明に係るスクリーン固定部材では、前記通路形成部は、前記係止部と一体に設けられた第1通路形成部と、前記付勢部材に設けられた前記第2通路形成部と、を有し、前記第1通路形成部と前記第2通路形成部との間に前記通路が形成され、前記通路は、前記被係止部が前記第2通路形成部を、前記被係止部を前記係止部に付勢する方向と反対側に押すことで前記幅小部を押し広げて通過するように構成されていてもよい。
このような構成とすることにより、通路形成部を形成する第1通路形成部が係止部と一体に形成され、第2通路形成部が付勢部材に形成されているため、スクリーン固定部材を簡便な構造とすることができる。
また、本発明に係るスクリーン固定部材では、前記第2通路形成部には、前記係止部との境界部分に、弾性変形可能に構成されて前記第1通路形成部に向かう側に突出する突出部が形成されていてもよい。
このような構成とすることにより、被係止部が突出部を乗り越える際のクリック感によって被係止部が係止部に係止されているかどうかを確認することができる。
本発明によれば、スクリーンに取り付けられた被係止部が、スクリーンのバタつきに伴って外れることを防止できる。
本発明の第1実施形態によるスクリーン装置一例を示す図である。 本発明の第1実施形態によるスクリーン固定部材および固定部の斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 スクリーン固定部材および固定部の分解斜視図である。 付勢部材の平面図である。 付勢部材の側面図である。 図3の部分拡大図で、弾性変形した状態および弾性変形していない状態の両方の付勢部材を示した図である。 第2実施形態によるスクリーン固定部材を示す断面図である。 第2実施形態による付勢部材の斜視図である。 第3実施形態によるスクリーン固定部材を示す断面図である。 第3実施形態によるフック部材の斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態によるスクリーン固定部材について、図1−図7に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態によるスクリーン装置2は、建物11の壁部12の開口部13に設けられたサッシ14の屋外側に設けられている。本実施形態によるスクリーン装置2は、日よけとして用いられている。建物11の屋外には、土間やデッキなどの屋外床部(固定部)15が設けられている。
スクリーン装置2は、開口部13を開閉可能なスクリーン21と、開口部13の上部に設けられスクリーン21を巻取り・巻き出し可能な巻取り部22と、巻取り部22から巻き出されたスクリーン21を屋外床部15に固定可能なスクリーン固定部材1Aと、を有している。
以下では、壁部12に沿った水平方向を左右方向とする。また、屋外において室内側と室外側とを結ぶ方向で壁部12に直交する水平方向を前後方向とし、屋内(壁部12)に向かう側を後側、その反対の屋内(壁部12)と離間する側を前側とする。
図1−図3に示すように、スクリーン21は、矩形のシート状に形成され上縁部が巻取り部22(図1参照)に接続されたスクリーン本体23(図1および3参照)と、スクリーン本体23の下縁部に沿って設けられたボトムバー24と、ボトムバー24に取り付けられスクリーン固定部材1Aに固定される角形リング26と、を有している。
スクリーン本体23は、日射を遮蔽可能な布材で、巻取り部22が巻取り可能となるように可撓性を有している。スクリーン本体23は、上縁部および下縁部が左右方向に延びる向きに配置されている。
図1に示すように、スクリーン本体23は、日よけとして用いられる際には開口部13の屋外側で広げられて、下縁部が上縁部よりも前側に配置され、壁部12に対して傾斜した姿勢となっている。スクリーン本体23は、巻取り部22に上縁部から巻き取られ、下縁部まで巻き取られるとロール状となって開口部13の上に収容される。
スクリーン21は、巻取り部22によって巻き取られる方向に付勢されていて、巻取り部から巻き出されると、上方に引き上げられて巻き取られるように構成されている。
ボトムバー24は、直線状に延びる長尺の部材で、スクリーン本体23の下縁部の略全体にわたって左右方向に延びる向きに取り付けられている。
巻取り部22は、左右方向に延びる軸線回りに回転してスクリーン本体23を巻き取り・巻き出す軸部221と、軸部221を回転させる駆動部222と、軸部221を収容して回転可能に支持するとともに軸部221に巻き取られたスクリーン21を収容可能な箱状のスクリーンボックス223と、を有している。
軸部221には、スクリーン本体23の上縁部が接続されている。
角形リング26は、台座27を介してボトムバー24に取り付けられている。
角形リング26は、外径が矩形となるリング状に形成されている。
図4に示すように、本実施形態では、角形リング26は、完全なリング状(環状)ではなくリングの一部が切除されたC字形状となっているが、角形リング26と称して説明する。角形リング26は、その軸線に直交する断面形状が全体にわたってほぼ同じ円形となるように形成されている。
角形リング26は、台座27に取り付けられる一対の台座取り付け部261と、スクリーン固定部材1Aに係止される固定バー(被係止部)262と、一対の台座取り付け部261と固定バー262とを連結する一対の連結部263と、を有している。
固定バー262は、直線状に延びる棒状に形成されている。固定バー262は、スクリーン固定部材1Aのカバー部材5の左右方向の長さ寸法よりも長く形成されている。
一対の連結部263は、それぞれ直線状に延びる棒状に形成され、固定バー262の両端部から固定バー262と直交する方向に延びている。一対の連結部263は、同じ形状で平行に配置され、固定バー262に対して同じ側に延びている。
一対の台座取り付け部261は、それぞれ直線状に延びる棒状に形成され、一対の連結部263それぞれの固定バー262と接続されている側と反対側の端部から互いに近接する方向に延びている。一対の台座取り付け部261は、互いに同じ形状で、同一直線状に配置されている。一対の台座取り付け部261は、それぞれの連結部263と接続されている側と反対側の端部どうしが離間している。
固定バー262、一対の連結部263および一対の台座取り付け部261は、一体に形成されている。
角形リング26は、固定バー262および一対の台座取り付け部261が左右方向に延びる向きで、一対の台座取り付け部261が台座27に取り付けられている。台座27に取り付けられた角形リング26は、台座取り付け部261の軸線回りに回動可能に構成されている。
図3および図4に示すように、スクリーン固定部材1Aは、角形リング26の固定バー262を引っ掛け可能なフック部材3と、フック部材3に引っ掛けられた固定バー262をフック部材3から外れないように付勢する付勢部材4と、フック部材3および付勢部材4を覆うカバー部材5と、フック部材3、付勢部材4およびカバー部材5を屋外床部15に固定する2つの固定ネジ7(図3参照)と、を有している。
スクリーン固定部材1Aは、付勢部材4、フック部材3およびカバー部材5がこの順に下側から上側に重ねられた状態で、2つの固定ネジ7によって屋外床部15に固定されている。
以下のスクリーン固定部材1Aの説明では、スクリーン固定部材1Aが屋外床部15に固定されている際の姿勢であるものとする。
フック部材3は、例えばステンレスやスチールなどの金属板を加工して形成されている。
フック部材3は、屋外床部15に固定されるフック部材固定板部31と、フック部材固定板部31と接続され固定バー262を下側から引っ掛け可能な係止溝部32(係止部)が形成されたフック板部33と、を有している。フック部材固定板部31とフック板部33とは、一体に形成されている。
フック部材固定板部31は、板面が矩形となる平板状に形成され、板面が上下方向を向き、下面が屋外床部15の上面と平行となる向きに配置されている。フック部材固定板部31は、縁部が前後方向および左右方向に延びる向きに配置され、前後方向よりも左右方向に長い形状に形成されている。
フック部材固定板部31の前後方向の中間部には、上下方向に貫通し固定ネジ7が挿通されるフック部材ネジ孔311が左右方向に間隔をあけて2つ形成されている。
フック板部33は、フック部材固定板部31よりも左右方向の寸法が小さく形成されている。フック板部33は、フック部材固定板部31に対して左右方向の中間部に接続されている。フック板部33は、フック部材固定板部31の前縁部から上側に向かってやや室外側に向かう斜め方向に延びるフック後板部331と、フック後板部331の上端部から前側に向かって上側に突出する半円弧を描くように伸びる係止溝形成板部332と、係止溝形成板部332の前端部から室外側に向かってやや上側に向かう斜め方向に延びるフック前板部333と、を有している。
係止溝形成板部332の前端部は、フック部材固定板部31よりも上側に配置されている。
係止溝形成板部332の下面には、左右方向に延びて断面形状が下側に開口する略半円弧状の係止溝部32が形成されている。
係止溝形成板部332とフック前板部333とが接続されている部分は、下側に凸となるように湾曲している。以下では、係止溝形成板部332とフック前板部333とが接続されている湾曲している部分を係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334とする。
付勢部材4は、例えばステンレスやスチールなどの金属板を加工して形成されている。本実施形態では、付勢部材4のほうがフック部材3よりも薄い金属板で形成されている。本実施形態では、フック部材3および付勢部材4とも弾性変形可能に構成されているが、付勢部材4のほうがフック部材3よりも小さい力で弾性変形可能に構成されている。フック部材3および付勢部材4は、形状や材料を調整することで弾性変形の性能を調整している。
図3−図6に示すように、付勢部材4は、屋外床部15(図3参照)に固定される付勢部材固定板部41と、付勢部材固定板部41と接続されフック部材3の係止溝部32に引っ掛けられた固定バー262を上方に付勢するばね板部42と、を有している。付勢部材固定板部41と、ばね板部42とは一体に形成されている。
付勢部材固定板部41は、板面が矩形となる平板状に形成され、板面が上下方向を向き、下面が屋外床部15の上面と当接するように配置されている。付勢部材固定板部41は、縁部が前後方向および左右方向に延びる向きに配置され、前後方向よりも左右方向に長い形状に形成されている。
付勢部材固定板部41の前後方向の中間部には、上下方向に貫通し固定ネジ7(図3参照)が挿通される付勢部材ネジ孔411が左右方向に間隔をあけて2つ形成されている。
付勢部材固定板部41の後縁部には、上側に突出する突出板部412が形成されている。
ばね板部42は、付勢部材固定板部41よりも左右方向の寸法が小さく形成されている。ばね板部42は、付勢部材固定板部41に対して左右方向の中間部に接続されている。ばね板部42は、付勢部材固定板部41の前縁部から前側に向かってやや上側に向かう斜め方向に延びるばね下板部421と、ばね下板部421の前縁部から後側に向かうように屈曲する円弧版状の屈曲板部422と、屈曲板部422の後縁部から後側に向かって漸次上側に向かう斜め方向に延びる第1テーパー板部423と、第1テーパー板部423の後縁部から後側に延びる第1上板部424と、第1上板部424の後縁部から後側に向かって漸次上側に向かう斜め方向に延びる第2テーパー板部425と、第2テーパー板部425の後縁部から室内側に向かってやや下側に向かう斜め方向に延びる第2上板部426と、を有している。
第1テーパー板部423、第1上板部424、第2テーパー板部425、および第2上板部426は、ばね下板部421の上方に間隔をあけて配置されている。
第2テーパー板部425と第2上板部426との接続部分には、角部(突出部)427が形成されている。角部427は、前側上方に突出している。
ばね板部42は、上側から負荷がかかると、屈曲板部422、第1テーパー板部423、第1上板部424、第2テーパー板部425、および第2上板部426が下側に変位してばね下板部421との間隔が狭くなるように弾性変形するとともに、ばね下板部421が下側に変位するように弾性変形する。このため、ばね板部42には、上側から負荷がかかると復元力によって上側に向かう力が生じる。
ばね板部42は、上側から固定バー262から押されて弾性変形することでその復元力によって固定バー262を上側に付勢して押し付けるように構成されている。図7には、上側から固定バー262から押されて弾性変形したばね板部42を一点鎖線で示し、上側からの負荷を受けていないばね板部42を実線で示している。
図3に示すように、フック部材3と付勢部材4とは、付勢部材4の付勢部材固定板部41の上側にフック部材3のフック部材固定板部31が位置し、付勢部材4のばね板部42の上側にフック部材3のフック板部33が位置するように重ねられて屋外床部15に設置される。
付勢部材固定板部41の上面とフック部材固定板部31の下面とは、面接触している。フック部材ネジ孔311は、付勢部材固定板部41の2つの付勢部材ネジ孔411の上側に重なっている。
付勢部材固定板部41の突出板部412の前側の面は、フック部材固定板部31の後縁部と当接している。付勢部材固定板部41の突出板部412は、フック部材3と付勢部材4との位置決めを容易にするために設けられている。
ばね板部42の第2上板部426の後縁部は、フック後板部331の前側に配置され、フック後板部331の前面と離間している。ばね板部42の第1テーパー板部423および第1上板部424は、フック前板部333の下側に間隔をあけて配置されている。ばね板部42の第2テーパー板部425は、係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334の下側に間隔をあけて配置されている。ばね板部42の第2上板部426は、係止溝形成板部332の下側に間隔をあけて配置されている。
上述したように、本実施形態のスクリーン固定部材1Aは、角形リング26の固定バー262をフック板部33の係止溝部32に下側から引っかけた状態に係止するように構成されている。
スクリーン固定部材1Aは、固定バー262を係止溝部32にガイドするための固定バー通路6(通路)が設けられている。固定バー通路6は、フック板部33のフック前板部333、および係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334と、ばね板部42の第1テーパー板部423、第1上板部424および第2テーパー板部425との間に形成されている。
フック板部33のフック前板部333、および係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334と、ばね板部42の第1テーパー板部423、第1上板部424および第2テーパー板部425と、が本発明の通路形成部に相当している。フック板部33のフック前板部333、および係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334が、本発明の第1通路形成部に相当し、ばね板部42の第1テーパー板部423、第1上板部424および第2テーパー板部425が、第2通路形成部に相当している。
固定バー通路6は、フック前板部333と第1テーパー板部423との間となる第1領域61と、第1領域61の後側でフック前板部333と第1上板部424との間となる第2領域62と、係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334と第2テーパー板部425との間となる第3領域63と、を有している。
以下の各領域61,62,63の説明では、スクリーン固定部材1Aが角形リング26の固定バー262を係止していない状態であるものとする。スクリーン固定部材1Aが角形リング26の固定バー262を係止していない状態では、付勢部材4のばね板部42は、図7におけて実線で示している形状となっている。
第1領域61では、フック前板部333と第1テーパー板部423との間隔が前側から後側に向かって漸次小さくなっている。フック前板部333と第1テーパー板部423との間隔は、固定バー262の外径よりも大きく設定されている。
第2領域62では、フック前板部333と第1上板部424との間隔が、前側から後側に向かって漸次小さくなっている。第2領域62の前側部分621では、フック前板部333と第1上板部424との間隔が固定バー262の径よりも大きく設定されている。第2領域62の後側部分622では、フック前板部333と第1上板部424との間隔が固定バー262の外径よりも小さく設定されている。
第3領域63では、係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334と第2テーパー板部425との間隔が固定バー262の外径よりも小さくなるように設定されている。
固定バー通路6のうちの第2領域62の後側部分622および第3領域63には、幅(フック部材3と付勢部材4との間隔)が固定バー262の外径よりも小さい幅小部64が形成されている。
第2領域62の後側部分622のフック前板部333および第1上板部424と、第3領域63の係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334および第2テーパー板部425が本発明の幅小部形成部に相当している。
第3領域63の後側で、係止溝部32とばね板部42の第2上板部426との間隔は、固定バー262の外径よりも小さくなるように設定されている。
図3および図4に示すように、カバー部材5は、金属や樹脂などで形成されている。
カバー部材5は、上下に重なったフック部材3および付勢部材4の上側に配置されるカバー上板部51と、フック部材3および付勢部材4の後側に配置されるカバー後板部52と、フック部材3および付勢部材4の前側に配置されるカバー前板部53と、フック部材3および付勢部材4の左右方向の両側に配置される一対のカバー側板部54と、を有している。
カバー上板部51、カバー後板部52、カバー前板部53およびカバー側板部54は、一体に形成されている。
カバー上板部51は、平板状に形成され板面が屋外床部15と平行となる向きに配置されている。カバー上板部51には、前後方向の中間部には、上下方向に貫通し固定ネジ7(図3参照)が挿通されるカバー部材ネジ孔511が左右方向に間隔をあけて2つ形成されている。カバー部材ネジ孔511は、フック部材ネジ孔311および付勢部材ネジ孔411と上下方向に重なった位置に配置される。
カバー後板部52は、カバー上板部51の後縁部から下側に向かってやや後側に向かう斜め方向に延びる平板状に形成されている。カバー後板部52は、下縁部が屋外床部15(図3参照)と当接するように配置される。
カバー前板部53は、カバー上板部51の後縁部から下側に向かってやや後側に向かう斜め方向に延びる平板状に形成されている。カバー前板部53は、カバー後板部52よりも上下方向に小さく形成されている。カバー前板部53は、フック部材3および付勢部材4の前側に配置され、下縁部が屋外床部15と離間し、屋外床部15との間に隙間が形成されるように設置される。カバー前板部53の下縁部は、フック部材3の係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334とほぼ同じ高さに配置されている。
カバー側板部54は、カバー上板部51の左右方向の両縁部から下側に延びる平板状に形成されている。カバー側板部54は、室外側のフック部材3のフック板部33および付勢部材4のばね板部42の側方となる前側部分541がフック部材3のフック部材固定板部31および付勢部材4の付勢部材固定板部41の側方となる後側部分542よりも上下方向に小さく形成されている。カバー側板部54は、後側部分542の下縁部が屋外床部15と当接し、前側部分541の下縁部が屋外床部15と離間し屋外床部15との間に隙間が形成されるように設置される。
カバー側板部54の前側部分541の下縁部は、左右方向から見てフック板部33の下面に沿った形状に形成されている。
図3に示すように、このようなスクリーン固定部材1Aは、下側から付勢部材4、フック部材3、カバー部材5の順に重ねられ、付勢部材固定板部41、カバー後板部52およびカバー側板部54の後側部分542が屋外床部15と当接するように屋外床部15の所定の位置に配置され、カバー部材ネジ孔511、フック部材ネジ孔311および付勢部材ネジ孔411に挿通された固定ネジ7で屋外床部15に固定されている。
スクリーン固定部材1Aが屋外床部15に固定されると、各部材は以下のように配置されている。
付勢部材固定板部41の後縁部の突出板部412は、カバー後板部52と当接し、フック部材固定板部31と、カバー後板部52とに前後方向から挟まれた状態となっている。フック板部33の前板部の前端面は、カバー前板部53の後面と当接している。
ばね板部42のばね下板部421は、付勢部材固定板部41と接続されている後縁部が屋外床部15と当接し、後縁部から前側に向かって上側に傾斜しているため、屋外床部15との間に隙間が形成されている。
なお、カバー上板部51とフック固定板部との間に間隔があるため、カバー部材5にはカバー上板部51から下側に突出し、フック固定板部の上面と当接する抑え部が設けられていてもよい。
続いて、スクリーン21をスクリーン固定部材1Aに固定する方法について説明する。
スクリーン21を巻取り部22から引き出し、角形リング26を屋外床部15に近づける。
角形リング26の固定バー262を、スクリーン固定部材1Aのフック部材3と付勢部材4との間の固定バー通路6に前側から挿入し、固定バー通路6に沿って後側に移動させる。
固定バー262は、まず、固定バー通路6の第1領域61を後側に向かって移動する。このとき、固定バー262がフック前板部333または第1テーパー板部423と当接すると、固定バー262を当接した板部に沿って後側に移動させることができる。
固定バー通路6の第1領域61を通過した固定バー262は、固定バー通路6の第2領域62を後側に向かって移動する。第2領域62では、後側部分622の幅小部64におけるフック前板部333と第1上板部424との間隔が固定バー262の外径よりも小さいため、途中でフック前板部333および第1上板部424の両方に当接し、第1上板部424を下側に押すように付勢部材4を弾性変形させながら後側に移動する。
なお、フック部材3も弾性変形可能であるが、フック部材3よりも付勢部材4のほうが小さい力で弾性変形可能であるため、フック部材3は弾性変形しないか、ほとんど弾性変形しないこととなる。
固定バー通路6の第2領域62を通過した固定バー262は、固定バー通路6の第3領域63を後側に向かって移動する。第3領域63は、係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334と第2テーパー板部425との間隔が固定バー262の外径よりも小さい幅小部64であるため、第2テーパー板部425を下側に押すように付勢部材4を弾性変形させながら後側に移動する。
固定バー通路6の第3領域63を通過した固定バー262は、係止溝形成板部332の係止溝部32とばね板部42の第2上板部426との間に入り込む。係止溝部32とばね板部42の第2上板部426との間隔は、固定バー262の外径よりも小さくなるように設定されているため、付勢部材4は、第2上板部426が固定バー262に下側に押されて弾性変形する。これにより、固定バー262は、付勢部材4の復元力によって上側(係止溝部32側)に付勢され、係止溝部32に収容された状態に維持される。
本実施形態では、付勢部材4によって固定バー262が付勢される方向は、スクリーン21が巻取り部22に引き上げられる方向と同じ方向となるように設定されている。
上述したように、第2テーパー板部425と第2上板部426との接続部分には、角部427が形成されている。これにより、第3領域63から係止溝部32とばね板部42の第2上板部426との間に移動する固定バー262は、角部427を乗り越えることになる。このため、角形リング26を移動させる使用者は、固定バー262が角部427を乗り越えた際にクリック感を感じることができ、クリック感によって固定バー262が係止溝部32に入ったことを確認することができる。
スクリーン固定部材1Aからスクリーン21を取り外すには、角形リング26を前方に移動させて固定バー262を係止溝部32から固定バー通路6に移動させ、さらに角形リング26を前方に移動させて固定バー262を固定バー通路6に沿って前側に移動させ、固定バー262をスクリーン固定部材1Aから取り外す。
固定バー262が固定バー通路6から取り外されることで、付勢部材4への負荷がなくなり、付勢部材4の姿勢が復元される。
次に、上述した第1実施形態によるスクリーン固定部材の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した第1実施形態によるスクリーン固定部材1Aでは、固定バー262が固定バー通路6を通過するためには、幅小部64を押し広げる必要がある。このため、固定バー262が幅小部64を押し広げるために必要な力を、強風などによってスクリーン21がバタついた際に固定バー262に作用する力よりも大きく設定することにより、強風などによってスクリーン21がバタついた場合でも、係止溝部32に係止された固定バー262が固定バー通路6を通って係止溝部32から外れてしまうことを防止することができる。
また、スクリーン固定部材1Aには、固定バー262を係止溝部32に付勢する付勢部材4が設けられていることにより、固定バー262が係止溝部32に係止された状態を維持することができる。また、付勢部材4が設けられていない既存のスクリーン固定部材に対しても、付勢部材4を追加して設けることで、固定バー262が係止溝部32に係止された状態を維持することができる。
また、付勢部材4は、スクリーン21が巻取られる方向と同じ方向に固定バー262を付勢していることにより、付勢部材4の復元力、およびスクリーン21が巻き取られる力の両方で固定バー262を係止溝部32に付勢するため、固定バー262を係止溝部32係止された状態に維持することができる。
また、固定バー通路6は、固定バー262を係止するフック部材3と固定バー262係止溝部32に付勢する付勢部材4によって形成されていることにより、固定バー通路6を形成するための部材が必要なく、スクリーン固定部材1Aを簡便な構造とすることができる。
また、固定バー通路6には、係止溝部32との境界部分に内側に突出する角部427が形成されていることにより、固定バー262が角部427を乗り越える際のクリック感によって固定バー262が角部427よりも係止溝部32側に位置し、係止溝部32に係止されているかどうかを確認することができる。
(第2実施形態)
次に、他の実施形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図8に示すように、第2実施形態によるスクリーン固定部材1Bは、付勢部材4Bのばね板部42Bの形状が、図9に示す第1実施形態によるスクリーン固定部材1Aの付勢部材4のばね板部42の形状と異なっている。付勢部材4Bの付勢部材固定板部41は第1実施形態によるスクリーン固定部材1Aの付勢部材4の付勢部材固定板部41と同様の形態である。
図8および図9に示すように、付勢部材4Bのばね板部42Bは、付勢部材固定板部41の前縁部から前側に延びる第1ばね板部431と、第1ばね板部431の前縁部から後側に向かって漸次上側に向かう斜め方向に延びる第2ばね板部432と、を有している。第1ばね板部431と第2ばね板部432との接続部がばね板部42Bの前縁部となっている。
図8に示すように、ばね板部42Bの前縁部は、フック部材3の係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334の下側に配置されている。フック前板部333の前側部分の下側には、ばね板部42Bがなく、フック前板部333の前側部分の下側には屋外床部15が配置されている。第1ばね板部431および第2ばね板部432は、係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334および係止溝形成板部332の下側に配置されている。
第1ばね板部431は、上面および下面が付勢部材固定板部41と面一で、下面が屋外床部15と当接するように設定されている。
第2ばね板部432の後縁部は、フック後板部331よりも前側に配置されている。第2実施形態では、フック前板部333と屋外床部15との間、および第2ばね板部432と、係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334との間に、固定バー262が通過する固定バー通路6Bが形成されている。
第2実施形態では、フック前板部333、係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334、および第2ばね板部432が本発明の通路形成部に相当している。フック前板部333、係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334が、本発明の第1通路形成部に相当し、第2ばね板部432が第2通路形成部に相当している。
固定バー通路6Bは、前側部分のフック前板部333と屋外床部15との間、および第2ばね板部432とフック前板部333の後縁部近傍との間隔が固定バー262の外径よりも大きく形成され、後側部分の第2ばね板部432と係止溝形成板部332の前縁部近傍との間隔が固定バー262の外径よりも小さい幅小部64Bに形成されている。
第2ばね板部432および係止溝形成板部332の前縁部近傍が、本発明の幅小部形成部に相当している。
続いて、スクリーン21をスクリーン固定部材1Bに固定する方法について説明する。
スクリーン21を巻取り部22から引き出し、角形リング26を屋外床部15に近づける。
角形リング26の固定バー262を、固定バー通路6Bに前側から挿入し、後側に移動させる。このとき、固定バー262がフック前板部333と当接すると、固定バー262をフック前板部333に沿って後側に移動させることができる。
屋外床部15とフック前板部333との間を通過した固定バー262を、係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334と第2ばね板部432との間を後側に向かって移動させる。
係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334と第2ばね板部432との間における前側部分は、固定バー262の外径よりも大きいが、後側部分は固定バー262の外径よりも小さい幅小部64Bであるため、固定バー262が幅小部64Bに達すると、係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334および第2ばね板部432と当接し、第2ばね板部432を下側に押すように付勢部材4Bを弾性変形させながら後側に移動する。
なお、フック部材3も弾性変形可能であるが、フック部材3よりも付勢部材4Bのほうが小さい力で弾性変形可能であるため、フック部材3は弾性変形しないか、ほとんど弾性変形しないこととなる。
固定バー通路6Bを通過した固定バー262は、係止溝形成板部332の係止溝部32と第2ばね板部432との間に入り込む。係止溝部32と第2ばね板部432との間隔は、固定バー262の外径よりも小さくなるように設定されているため、付勢部材4Bは、第2ばね板部432が固定バー262に下側に押されることで弾性変形する。固定バー262は、付勢部材4Bの復元力によって上側(係止溝部32側)に付勢され、係止溝部32に収容された状態に維持される。
第2実施形態でも、付勢部材4Bによって固定バー262が付勢される方向は、スクリーン21が巻取り部22(図1参照)に引き上げられる方向と同じ方向となるように設定されている。
スクリーン固定部材1Bからスクリーン21を取り外すには、角形リング26を前方に移動させて固定バー262を係止溝部32から固定バー通路6Bに移動させ、さらに角形リング26を前方に移動させて固定バー262を固定バー通路6Bに沿って前側に移動させ、固定バー262をスクリーン固定部材1Bから取り外す。
固定バー262が固定バー通路6Bから取り外されることで、付勢部材4Bへの負荷がなくなり、付勢部材4Bの姿勢が復元される。
第2実施形態によるスクリーン固定部材1Bでは、第1実施形態と同様の効果を奏する。
また、第2実施形態によるスクリーン固定部材1Bは、付勢部材4Bのばね板部42Bの形状を簡便な形状とすることができるため、スクリーン固定部材1Bを容易に製作することができる。
(第3実施形態)
図10に示すように、第3実施形態によるスクリーン固定部材1Cは、第1実施形態および第2実施形態のスクリーン固定部材1A,1Bが備える付勢部材4を備えていないとともに、フック部材3Cの形状が第1実施形態および第2実施形態のスクリーン固定部材1A,1Bのフック部材3の形状と異なっている。
図10および図11に示すように、第3実施形態によるスクリーン固定部材1Cのフック部材3Cは、第1実施形態および第2実施形態のフック部材3と同様のフック部材固定板部31およびフック板部33を有するとともに、フック部材固定板部31の前縁部における、フック後板部331が接続されている部分の左右方向の両側それぞれから前側にのびるフック下板部34を有している。
フック下板部34は、フック部材固定板部31と同じ厚さでフック部材固定板部31と同一面内に配置されるように形成されている。
フック下板部34は、フック後板部331、係止溝形成板部332、フック前板部333と上下方向に重ならない位置に配置されている。
第3実施形態のスクリーン固定部材1Cは、フック部材3Cのフック部材固定板部31、フック下板部34の下面が屋外床部15と当接し、フック部材3Cの上部にカバー部材5が配置された状態で屋外床部15に固定されている。
スクリーン21の固定部材は、固定バー262がフック下板部34とフック前板部333との間に前側から挿入され、係止溝部32の下側に達した固定バー262を係止溝部32に係止するように構成されている。第3実施形態では、フック下板部34とフック前板部333および係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334との間に固定バー通路6Cが形成されている。
第3実施形態では、フック下板部34、フック前板部333、および係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334が、本発明の通路形成部に相当している。
固定バー通路6Cは、係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334とフック下板部34と間に、幅寸法が固定バー262の外径よりも小さく設定された幅小部64Cが形成されている。
係止溝形成板部332とフック前板部333との接続部分334、およびフック下板部34が、本発明の幅小部形成部に相当している。
固定バー262は、スクリーン固定部材1Cのカバー部材5の左右方向の長さ寸法よりも大きく形成されていることにより、フック部材3Cの左右方向の長さ寸法よりも大きく形成されている。このため、スクリーン固定部材1Cは、固定バー262がフック下板部34とフック前板部333との間に挿入されると、フック前板部333の下側に固定バー262の左右方向の中間部が配置され、フック下板部34の上側に固定バー262の幅方向の外側部分(上側にフック前板部333が配置された部分の両側方の部分)が配置されるように構成されている。
続いて、スクリーン21をスクリーン固定部材1Cに固定する方法について説明する。
スクリーン21を巻取り部22(図1参照)から引き出し、角形リング26を屋外床部15に近づける。
角形リング26の固定バー262を、スクリーン固定部材1Cのフック部材3Cのフック前板部333フック下板部34との間の固定バー通路6Cに前側から後側に向かって挿入する。このとき、固定バー262がフック前板部333またはフック下板部34と当接すると、固定バー262を当接した板部に沿って後側に移動させることができる。
固定バー262が固定バー通路6Cの幅小部64Cに達すると、固定バー262がフック前板部333とフック下板部34との間隔を押し広げようとする。フック下板部34が屋外床部15と当接していて下側へ移動できないため、フック前板部333が上側に押されるようにしてフック部材3Cが弾性変形し、フック前板部333とフック下板部34との間隔が押し広げられる。
これにより、固定バー262は、幅小部64Cを通過し、係止溝部32の下側に配置される。スクリーン21は上方に巻きとられる方向に付勢されているため、使用者が角形リング26を離すと角形リング26が上側に移動し、固定バー262が係止溝部32に下側からひっかけられた状態となる。
フック部材3Cは、固定バー262が幅小部64Cを通過した後には、弾性変形が復元される。
スクリーン固定部材1Cからスクリーン21を取り外すには、まず、角形リング26を前方に移動させて固定バー262を係止溝部32から固定バー通路6Cに移動させ、固定バー通路6Cを前側に移動させてスクリーン固定部材1Cから取り外す。固定バー262が幅小部64を通過する際には、フック部材3Cが弾性変形して幅小部64Cが押し広げられて固定バー262が幅小部64Cを通過することができる。
第3実施形態によるスクリーン固定部材1Cでは、固定バー262が固定バー通路6Cを通過するためには、幅小部64Cを押し広げる必要がある。このため、固定バー262が幅小部64Cを押し広げるために必要な力を、強風などによってスクリーン21がバタついた際に固定バー262に作用する力よりも大きく設定することにより、強風などによってスクリーン21がバタついた場合でも、係止溝部32に係止された固定バー262が固定バー通路6Cを通って係止溝部32から外れてしまうことを防止することができる。
以上、本発明によるスクリーン固定部材の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の第1実施形態および第2では、付勢部材4,4Bは、スクリーン21が巻取られる方向と同じ方向に固定バー262を付勢しているが、付勢部材4,4Bが固定バー262を付勢する方向は、固定バー262が係止される方向であれば、スクリーン21が巻取られる方向と異なっていてもよい。
また、上記の第1実施形態では、固定バー通路6には、係止溝部32との境界部分に内側に突出する角部427が形成され、固定バー262が角部427を乗り越える際のクリック感によって固定バー262が角部427よりも係止溝部32側に位置し、係止溝部32に係止されているかどうかを確認できるように構成されているが、固定バー通路6に角部427が形成されていなくてもよい。また、固定バー通路6に角部427が形成されている場合は、角部の形状や位置は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、スクリーン21が屋外に設けられ、スクリーン固定部材1A〜1Cが屋外床部15に取り付けられているが、スクリーン21が屋内に設けられ、スクリーン固定部材1A〜1Cが屋内の床部に取り付けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、スクリーン21は、上方に巻き取られていて、下方に引き出されるように構成されているが、水平方向に巻き取り・巻き出されるように構成されていてもよい。このような場合は、スクリーン固定部材1A〜1Cが壁部や柱などに取り付けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、スクリーン固定部材1A〜1Cは、角形リング26の固定バー262を係止可能に構成されているが、スクリーン固定部材1A〜1Cが係止する被係止部の形態は、適宜設定されてよい。
1A〜1C スクリーン固定部材
3,3C フック部材
4,4B 付勢部材
6 固定バー通路(通路)
15 屋外床部(固定部)
21 スクリーン
25 固定部
32 係止溝部
64,64B,64C 幅小部
262 固定バー(被係止部)
427 角部

Claims (5)

  1. 巻き取られる方向に付勢されるスクリーンを引き出した状態で固定部に固定するスクリーン固定部材において、
    前記固定部に固定されて前記スクリーンに取り付けられた被係止部を係止可能な係止部と、
    前記被係止部を通過させて前記係止部へガイドする通路を形成する通路形成部と、を有し、
    前記通路形成部は、前記通路の少なくとも一部を前記被係止部の外形よりも小さい幅の幅小部に形成する幅小部形成部を有し、
    前記通路は、前記被係止部が前記幅小部を押し広げて通過することを特徴とするスクリーン固定部材。
  2. 前記固定部に固定されて前記被係止部を前記係止部に向けて付勢する付勢部材を有する請求項1に記載のスクリーン固定部材。
  3. 前記付勢部材は、前記スクリーンが巻取られる方向と同じ方向に前記被係止部を付勢する請求項2に記載のスクリーン固定部材。
  4. 前記通路形成部は、前記係止部と一体に設けられた第1通路形成部と、
    前記付勢部材に設けられた第2通路形成部と、を有し、
    前記第1通路形成部と前記第2通路形成部との間に前記通路が形成され、
    前記通路は、前記被係止部が前記第2通路形成部を、前記被係止部を前記係止部に付勢する方向と反対側に押すことで前記幅小部を押し広げて通過する請求項2または3に記載のスクリーン固定部材。
  5. 前記第2通路形成部には、前記係止部との境界部分に、弾性変形可能に構成されて前記第1通路形成部に向かう側に突出する突出部が形成されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載のスクリーン固定部材。
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