JP2011144585A - 開閉装置のガイド手段及び樹脂カバー部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度を向上できるとともに開閉体との接触音の低減を図れるガイド手段等を提供する。
【解決手段】開口部を開閉する金属製の開閉体(シャッターカーテン4)の両端部をガイドするガイドレール5と前記開閉体が収容される開閉体収容ケースとの連結部分に設けられて前記ガイドレールに引き続き前記開閉体の両端部をガイドする開閉装置のガイド手段30において、戸当たりを形成する一対の金属本体部32と、前記金属本体部に取り付けられた樹脂カバー部材33とを備え、前記金属本体部32が湾曲ガイド部36を備え、前記湾曲ガイド部36は、一端側が前記開閉体の表面より離れる方向に湾曲する湾曲表面51と、前記湾曲表面51より当該湾曲表面51よりも前記開閉体の表面に近付く方向に突出する突出面52とを備え、前記樹脂カバー部材33は、前記湾曲表面51を覆うとともに前記開閉体の表面と前記突出面52との接触を防止する接触防止部を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、ガイドレールに引き続き開閉体の両端部をガイドする開閉装置のガイド手段等に関する。
住宅、ビル、倉庫等の建物の出入り口等の開口部に設置される開閉装置としてのシャッター装置が知られている。このシャッター装置において、ガイドレールに引き続きシャッターカーテン(開閉体)の両端部をガイドする案内部材(ガイド手段)を備えたものが知られている。
特開2004−232399号公報
しかしながら、特許文献1では、案内部材の湾曲ガイド片の全体を合成樹脂により形成したので、湾曲ガイド片自体の強度が弱くなり、シャッターカーテンと湾曲ガイド片とが衝突を繰り返すことにより、湾曲ガイド片が湾曲ガイド片以外の部分(以下、土台部という)より外れやすくなったり、湾曲ガイド片と土台部との結合部が壊れやすくなってしまう可能性があった。
本発明は、上記課題に鑑み、強度を向上できるとともに開閉体(シャッターカーテン)との接触音の低減を図れるガイド手段等を提供する。
本発明に係る開閉装置のガイド手段は、開口部を開閉する金属製の開閉体の両端部をガイドするガイドレールと前記開閉体が収容される開閉体収容ケースとの連結部分に設けられて前記ガイドレールに引き続き前記開閉体の両端部をガイドする開閉装置のガイド手段において、戸当たりを形成する一対の金属本体部と、前記金属本体部に取り付けられた樹脂カバー部材とを備え、前記金属本体部が湾曲ガイド部を備え、前記湾曲ガイド部は、一端側が前記開閉体の表面より離れる方向に湾曲する湾曲表面と、前記湾曲表面より当該湾曲表面よりも前記開閉体の表面に近付く方向に突出する突出面とを備え、前記樹脂カバー部材は、前記湾曲表面を覆うとともに前記開閉体の表面と前記突出面との接触を防止する接触防止部を備えたことを特徴とする。
前記金属本体部が前記ガイドレールの開閉体収容ケース側の一端を止める規制部を備え、前記樹脂カバー部材は、前記湾曲表面を覆う湾曲部と、前記湾曲部の湾曲方向一端側に設けられて前記湾曲表面の一端側において前記湾曲表面の湾曲裏面に係止する一方係止片と、前記湾曲部の湾曲方向他端側に設けられて前記規制部に係止する他方係止片とを備えたことも特徴とする。
前記樹脂カバー部材の前記湾曲部の他端と前記開閉体の表面との間の最大離間距離aと前記規制部に係止する前記他方係止片の係止長さbとの関係が、a<bであることも特徴とする。
前記金属本体部の前記突出面は、前記規制部よりも前記ガイドレール側に延長する延長部を備え、前記他方係止片は、前記湾曲部の他端と前記開閉体の表面とが接触した場合において前記延長部と干渉し合う長さに形成されていて前記樹脂カバー部材の開閉体幅方向の移動を規制することも特徴とする。
前記湾曲部は、前記湾曲表面を覆うカバー部と、前記突出面を収容する空間を形成する除去部とを備え、前記樹脂カバー部材が金属本体部に取り付けられた状態において、前記突出面が前記カバー部の表面よりも突出しないように形成されたことにより、前記接触防止部が構成されたことも特徴とする。
本発明に係る樹脂カバー部材は、開口部を開閉する金属製の開閉体の両端部をガイドするガイドレールと前記開閉体が収容される開閉体収容ケースとの連結部分に設けられて前記ガイドレールに引き続き前記開閉体の両端部をガイドするガイド手段の金属本体部に取り付けられるガイド手段用の樹脂カバー部材であって、前記金属本体部に設けられて前記開閉体の表面より離れる方向に湾曲する湾曲表面を覆うとともに、前記湾曲表面より当該湾曲表面よりも前記開閉体の表面に近付く方向に突出するように設けられた突出面と前記開閉体の表面との接触を防止する湾曲部を備えたことを特徴とする。
本発明に係る開閉装置のガイド手段によれば、戸当たりを形成する一対の金属本体部と、金属本体部に取り付けられた樹脂カバー部材とを備え、樹脂カバー部材は、金属本体部の湾曲表面を覆うとともに開閉体の表面と金属本体部の突出面との接触を防止する接触防止部を備えるので、金属本体部と樹脂カバー部材とにより従来の湾曲ガイド片に相当する部位を形成でき、当該部位の強度を強くできるとともに、開閉体との接触音の低減を図れる。
金属本体部が規制部を備え、樹脂カバー部材は、湾曲部と、一方係止片と、他方係止片とを備えたので、金属本体部に対する樹脂カバー部材の取り付け安定性が向上する。
最大離間距離aと他方係止片の係止長さbとの関係を、a<bとしたので、樹脂カバー部材が金属本体部から外れてしまうことを防止できる。
金属本体部が延長部を備え、他方係止片は、湾曲部の他端と前記開閉体の表面とが接触した場合において前記延長部と干渉し合う長さに形成されているので、樹脂カバー部材の開閉体幅方向の移動を規制できる。
湾曲部は、カバー部と除去部とを備え、樹脂カバー部材が金属本体部に取り付けられた状態において、突出面がカバー部の表面よりも突出しないように形成されたことにより、接触防止部が構成されたので、開閉体との接触音を低減できるとともに、除去部の開口縁が突出面と接触することで、樹脂カバー部材の開閉体幅方向の移動を規制できるようになる。
本発明のガイド手段用樹脂カバー部材によれば、従来の湾曲ガイド片に相当する部位を形成でき、当該部位の強度を強くできるとともに、開閉体との接触音の低減を図れるガイド手段を形成できるようになる。
シャッター装置の斜視図(実施形態1)。 シャッターケースの断面図(図1のA−A断面図)(実施形態1)。 シャッターケースの骨組構成体を示す斜視図(実施形態1)。 ガイド手段とその周囲構成の斜視図(実施形態1)。 ガイド手段とその周囲構成の分解斜視図(実施形態1)。 金属本体部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)はB−B断面図(実施形態1)。 樹脂カバー部材を示す斜視図(実施形態1)。 樹脂カバー部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)はC−C断面図(実施形態1)。 ガイド手段とシャッターカーテンとの関係を示す図(実施形態1)。
実施形態1
図1に示すように、開閉装置としてのシャッター装置1は、開閉体収容ケースとしてのシャッターケース(以下、ケースと略す)2、開閉機構3、開閉体としてのシャッターカーテン4、ガイドレール5を備える。
ケース2は、開閉機構3及びシャッターカーテン4を収容し、建物の開口部13の上方に位置する躯体14に固定される。ガイドレール5;5は、開口部13を開閉するシャッターカーテン4の側端部4a;4a(両端部)をガイドする部材であって、開口部13の開口幅方向(左右方向)に互いに離隔して開口部13の左;右にそれぞれ立設され、開口部13の上下方向に延長するガイド溝5a;5aを備える。シャッターカーテン4におけるスラット部材10aの長手方向の両端部であるシャッターカーテン4の左右の側端部4a;4aが、ガイドレール5;5の相対向するガイド溝5a;5aを介して、シャッターカーテン4の開閉方向である上下方向にガイドされることで、シャッターカーテン4が上下方向に移動して開口部13を開閉する。即ち、シャッター装置1のシャッターカーテン4が巻取シャフト6に巻き取られることで建物の開口部13が開通し、シャッターカーテン4が巻取シャフト6から繰り出される(巻き出される)ことで開口部13が閉鎖される。図2中、想像線で示した円図形Fは、巻取シャフト6でシャッターカーテン4が完全に巻き取られた状態を示す。
ケース2内に設けられる開閉機構3は、シャッターカーテン4を巻き取る巻取シャフト6と、巻取シャフト6の回転中心線6aを回転中心として当該巻取シャフト6を回転させる図外の回転作動機構とを備える。
回転作動機構は、手動式シャッター装置の場合は、巻取シャフト6を巻取方向に回転させる図外のバネ及びバネに蓄えられた回転力を巻取シャフト6に伝達するプーリーのような動力伝達手段などにより構成され、電動式シャッター装置の場合は、巻取シャフト6を巻取方向及び繰出方向に回転させる図外の電動機及び電動機の回転力を巻取シャフト6に伝達する歯車伝達機構のような動力伝達機構などにより構成される。
巻取シャフト6は、両端がケース2の後述するブラケット(端部構成体22)に設けられた図外の軸受に回転可能に支持され、シャッターカーテン4を巻き取る方向、及び、シャッターカーテン4を繰り出す方向(巻き出す方向)に回転する。
シャッターカーテン4は、スラット10と水切11と吊元12とを備え、スチール等の金属により形成される。
スラット10は、複数のスラット部材10aにより形成される。スラット部材10aは、巻取シャフト6の中心線6aに沿った方向に長い長尺部材により形成される。スラット10は、複数のスラット部材10aがスラット部材10aの長手方向(スラット部材10aの長辺に沿った方向)と直交する方向に連続するように、隣り合うスラット部材10a同士の長手方向の両端位置を揃えて長辺同士が係合部10j(図2参照)によって互いに接続され、接続部分で折れ曲がり可能となった矩形板状に形成される。
水切11がスラット10におけるスラット部材10aの長手方向と直交する方向の一端に位置されるスラット部材10aの長辺に連結され、吊元12がスラット10におけるスラット部材10aの長手方向と直交する方向の他端に位置されるスラット部材10aの長辺に連結される。
水切11は、巻取シャフト6の中心線6aに沿った方向に長く、長手方向(水切11の長辺に沿った方向)と直交する断面形状が逆T字形状の長尺部材により形成され、下端に位置する断面逆T字の横辺に相当する部分が水平部11bとなる。水切11の長手方向の長さはスラット部材10aの長手方向の長さよりも短く、水切11の長手方向の中心位置とスラット部材10aの長手方向の中心位置とを揃えて水切11の逆T字の垂直部11aの長辺とスラット10の一端に位置されるスラット部材10aの長辺とが図外の係合部によって互いに接続される。
吊元12は、スラット10の他端に位置されるスラット部材10aの長辺に沿って当該長辺に間欠的に設けられる連結板であり、後述するように建物の開口部13の上方に位置する躯体14に固定されたケース2におけるシャッターカーテン4の出口孔45を経由して巻取シャフト6に連結される。
ケース2は、開閉機構3及びシャッターカーテン4の収容空間20aを形成する箱体20と、左右のガイドレール5;5の上端部に位置するよう箱体20に設けられて左右のガイドレール5;5の上方においてシャッターカーテン4の左右の側端部4a;4aをガイドするガイド手段30;30とを備える。
箱体20は、開口部13の上方に位置する躯体14に固定される。例えば、開口部13の上縁13tに沿って延長するように開口部13の上方に位置する躯体14に図外のねじのような固定具や溶接等の固定手段により固定される。箱体20の開口部13の上縁13tに沿って延長する方向である長手方向の長さは、開口部13の左開口縁と右開口縁との間の長さである開口幅長さと対応する長さに形成される。ケース2は、箱体20の長手方向(ケース2内に回転可能に取り付けられる巻取シャフト6の中心線6aに沿った方向)の両端部の位置と開口部13の開口幅方向の両端部に設けられたガイドレール5;5の位置とが対応するように躯体14に固定される。箱体20は、長手方向と直交する断面形状が例えば四角形状である。
以下、一例として、長手方向と直交する断面形状が台形状に形成された箱体20を備えたケース2について詳細に説明する。
図1乃至図3に示すように、箱体20は、骨組構成体21と、カバー板22aとにより構成される。
図3に示すように、骨組構成体21は、箱体20の長手方向の両端に設けられるブラケットと呼ばれる一対の端部構成体22;22と、互いに対向するように配置された一対の端部構成体22;22を繋ぐ複数の補強材23;23…とにより構成される。
端部構成体22は、箱体20の長手方向の両端の端面を形成する台形状の端面板24と、端面板24の台形状に各辺より端面板24に対して直角に延長するように設けられて端面板24の周縁を囲む壁を形成する周縁壁部25とを備える。
端面板24の台形は、上底26の一端と下底27の一端とを繋ぐ一方の辺28が上底26及び下底27に対して直交な辺である。この一方の辺28を水平面に設置し、上底26及び下底27が水平面より垂直に立ち上がる状態に端面板24を設置した場合、上底26の他端と下底27の他端とを繋ぐ他方の辺29は、下底27の他端から上底26の他端に傾斜して下る辺となる。
周縁壁部25は、端面板24の台形の上底26より延長する上底側壁部25aと、端面板24の台形の一方の辺28より延長する一方辺側壁部25bと、端面板24の台形の下底27より延長する下底側壁部25cと、端面板24の台形の他方の辺29より延長する他方辺側壁部25dとを備える。
図5に示すように、一方辺側壁部25bは、下底27側が除去されている。この一方辺側壁部25bの下底27側の除去された空間を囲む、下底側壁部25cの一方の辺28側に位置する一端部25uと、端面板24の台形の一方の辺28の辺縁部28aと、一方辺側壁部25bの下底27側の一端部25nとにより、ガイド手段30を構成する一対のガイド部材31;31を端部構成体22に取り付けるための取付部40が構成される。
図4に示すように、ガイド手段30を構成する一対のガイド部材31;31の金属本体部32;32が当該取付部40に溶接によって連結される。
補強材23としては、延長方向と直交する断面形状が略C字形状に形成されたリップ溝形鋼、あるいは、アルミ製やステンレス製でリップ溝形鋼と同じ形状に形成された長尺材、あるいは、延長方向と直交する断面形状が矩形状に形成された長尺材が用いられる。例えば、補強材23は、図2;3に示すように、長尺板状の基部23aと、基部23aの各長辺より同一方向に基部23aに対して直角に延長する長尺板状の側部23b;23bと、各側部23b;23bの先端の長辺より互いに近付く方向に各側部23b;23bに対して直角に延長して基部23aと平行に対向する長尺板状の対向部23c;23cとを備え、対向部23c;23c間が長尺な開口23dに形成され、長手方向の両端が開口した構成である。
図3に示すように、互いに対向するように配置された各端部構成体22;22の各周縁壁部25;25の各角部、つまり、各端面板24;24の台形の4つの角部に補強材23の両端が位置するように、4本の補強材23が各端部構成体22;22間において互いに平行に掛け渡される。さらに、台形の一方の辺28における下底27の一端に近い側同士を繋ぐ補強材23が設けられる。各補強材23の両端部と各周縁壁部25とは、溶接又は図外の止めねじにより連結される。
以上のように、骨組構成体21は、互いに対向するように配置された各端部構成体22;22間に互いに平行に掛け渡された5本の補強材23間が開口となった構成である。
以下、各端面板24;24の台形の一方の辺28と台形の下底27との境界部分に連結される補強材23を第1補強材23A、各端面板24;24の台形の一方の辺28における中央部よりも下底27端に近い部分に連結される補強材23を第2補強材23B、各端面板24;24の台形の一方の辺28と台形の上底26との境界部分に連結される補強材23を第3補強材23C、各端面板24;24の台形の他方の辺29と台形の上底26との境界部分に連結される補強材23を第4補強材23D、各端面板24;24の台形の他方の辺29と台形の下底27との境界部分に連結される補強材23を第5補強材23Eとする。
第1補強材23Aの両端部は、一対のガイド部材31;31のうちの一方のガイド部材31における後述する金属本体部32のベース部34上に載置され、第2補強材23Bの両端部は、一対のガイド部材31;31のうちの他方のガイド部材31における金属本体部32のベース部34上に載置される。
図2に示すように、カバー板22aは、第1カバー板22b、第2カバー板22c、第3カバー板22d、第4カバー板22e、一対の座板止めカバー板77;77により構成される。
骨組構成体21の両端の各周縁壁部25の先端間において各補強材23間の開口を塞ぐため各カバー板が取り付けられる。即ち、骨組構成体21の外側から第1補強材23Aと第5補強材23Eとの間の開口を塞ぐように第1カバー板22bが第1補強材23Aと第5補強材23Eとに図外の止めねじなどで取り付けられる。また、骨組構成体21の外側から第5補強材23Eと第4補強材23Dとの間の開口を塞ぐように第2カバー板22cが第5補強材23Eと第4補強材23Dとに図外の止めねじなどで取り付けられる。また、骨組構成体21の外側から第4補強材23Dと第3補強材23Cとの間の開口を塞ぐように第3カバー板22dが第4補強材23Dと第3補強材23Cとに図外の止めねじなどで取り付けられる。また、骨組構成体21の外側から第3補強材23Cと第2補強材23Bとの間の開口を塞ぐように第4カバー板22eが第3補強材23Cと第2補強材23Bとに図外の止めねじなどで取り付けられる。各カバー板22b〜22eの外面と各周縁壁部25の外面とが面一となるように各カバー板22b〜22eが補強材23に取り付けられる。
また、骨組構成体21の外側から第2補強材23Bと第1補強材23Aとの間を覆うようにシャッターカーテン4の出口孔75と水切11の水平部11bを収納する収納凹部76とを形成する一対の座板止めカバー板77;77がそれぞれ第2補強材23B及び第1補強材23Aに図外の止めねじなどで取り付けられる。これにより、座板止めカバー板77の長手方向両端にガイド手段30を構成する各ガイド部材31;31が位置することになる。一対の座板止めカバー板77;77は、シャッターカーテン4の出口孔75及び水平部11bを収納する収納凹部76が、第1補強材23A;第2補強材23Bに沿って連続して延長するように形成される。
尚、ケース2の組み立ては、シャッターカーテン4を巻き付けた巻取シャフト6の両端に端面板24の図外の軸受を対応させ、各端部構成体22;22にガイド手段30を溶接などで固定するとともに、端面板24;24間に複数の補強材23を配置して固定する。この際、シャッターカーテン4の水切11を骨組構成体21の外側に出しておく。そして、一対の座板止めカバー板77;77を第2補強材23B及び第1補強材23Aに取り付け、さらに、各カバー板22b〜22eを各補強材23に取り付ける。尚、電動式シャッター装置の場合は、一方の端面板24に図外のモータなどを取り付ける。
以上の構成からなるケース2は、第1カバー板22bの板面を躯体14に向けて第1カバー板22bの板面と躯体14とを接するように対向させた状態で、端部構成体22;22の台形の下底27より延長する下底側壁部25c;第1補強材23A;第5補強材23Eなどが溶接又は図外のねじ等の固定手段によって躯体14に取り付けられる。これにより、第2カバー板22cが上カバー板となり、上カバー板の上面が箱体20の上面20tとなる。尚、上カバー板の第5補強材23E側の辺縁部には、躯体14の面に面接触させるための当板20yが溶接などで取り付けられる。第4カバー板22e及び座板止めカバー板77;77が下カバー板となり、下カバー板の下面が箱体20の下面20uとなる。そして、第1;第2補強材23A;23Bは、シャッターカーテン4の出口孔75を構成する開口の見切部材であるまぐさとして機能する。第1補強材23Aは外まぐさ、第2補強材23Bは内まぐさと呼ばれる。
次に、図4乃至図9を参照し、ガイド手段30について詳説する。
ガイド手段30は、ガイドレール5;5とケース2との連結部分に設けられてガイドレール5;5に引き続きシャッターカーテン4の側端部4a;4a(両端部)をガイドする手段である。
図4に示すように、ガイド手段30は、一対のガイド部材31;31により形成される。
図5に示すように、ガイド部材31は、スチールなどの金属により形成された金属本体部32と、硬質ポリエチレン等の合成樹脂により形成されて金属本体部32に取り付けられる樹脂カバー部材33とから構成される。
金属本体部32は、ベース部34と、ガイドレール5の上端部5tを収容する収容部35と、湾曲ガイド部36と、ジョイント部37とを備える。
ベース部34は、端面板24の一方の辺28の辺縁部28aに溶接により連結される直線状の第1の端縁41と、第1の端縁41と隣り合って第1の端縁41に対して直角な直線状の第2の端縁42と、第2の端縁42と隣り合って第1の端縁41と平行な直線状の第3の端縁43と、第2の端縁42と対向する折れ線状の第4の端縁44とを備えた平板により形成される。
収容部35は、ベース部34の第4の端縁44よりベース部34の板面と垂直に延長する平板により形成された立ち上がり部45と、上規制部46とを備える。尚、板面とは、板において面積の一番大きい面を言う。
立ち上がり部45は、収容部35内に収容されたガイドレール5の上端部5tの前後方向(シャッターカーテン4の厚さ方向)の動きを規制する前後規制部47と、収容部35内に収容されたガイドレール5の上端部5tの左右方向(箱体20の長手方向)の動きを規制する左右規制部48とを備える。
前後規制部47は、第2の端縁42と平行な平板により形成され、第1の端縁41と同一平面上から第3の端縁43の方向にガイドレール5の左右幅に対応する長さ分だけ延長する。左右規制部48は、前後規制部47の第3の端縁43側の端より第3の端縁43の方向に向けて第2の端縁42側とは反対方向に傾斜して延長する。
上規制部46は、立ち上がり部45の先端(上端)45aより第2の端縁42側とは反対方向に延長して立ち上がり部45の板面と垂直な平板により形成される。当該上規制部46は、ガイドレール5の上端(ケース2側の一端)を止める規制部として機能する。
湾曲ガイド部36は、上規制部46の先端46aより湾曲して立ち上がる平板により形成される。湾曲ガイド部36の湾曲形態は、平板が上規制部46の先端46aよりベース部34から離れる方向に立ち上がって第2の端縁42のある方に向かうように反る形態である。即ち、第2の端縁42側を円の中心とした円弧状の湾曲である。湾曲ガイド部36の左右の端部の位置は、前後規制部47の左右の端部の位置と対応する。湾曲ガイド部36において、ベース部34と向かい合う面を裏面とし、この裏面と反対側の面を表面49とした場合、湾曲ガイド部36の表面49は、湾曲表面51と湾曲表面51よりも突出する突出面52とを備える。湾曲表面51の裏面が湾曲裏面58となる。つまり、湾曲ガイド部36は、一端側がシャッターカーテン4の表面より離れる方向に湾曲する湾曲表面51と、湾曲表面51より当該湾曲表面51よりもシャッターカーテン4の表面に近付く方向に突出する突出面52とを備える。
突出面52は、湾曲ガイド部36の表面49において端面板24に近い側となる一方側縁55と当該一方側縁55と平行に対向する他方側縁56との間における中央位置よりも他方側縁56に近い位置に設けられ、湾曲ガイド部36の湾曲方向に沿って延長するように設けられる。突出面52は、湾曲ガイド部36の固定端(基端)53側の端部(他端)52aが固定端53よりもベース部34側に突出し、湾曲ガイド部36の自由端(先端)57側の端部(一端)52bが自由端57まで到達しない構成である。即ち、突出面52は、湾曲ガイド部36の固定端53よりもベース部34側に突出してガイドレール5の内側に位置されることになる垂れ下がり部54を備える。
ジョイント部37は、湾曲ガイド部36の他方側縁56と上規制部46の先端46aと左右規制部48の先端48aと第4の端縁44とから第3の端縁43と同一平面上の位置まで延長し、かつ、ベース部34の板面と垂直な板により形成される。ジョイント部37の立ち上がり方向(立ち上がり部45の立ち上がり方向)の長さ寸法は、ベース部34から上規制部46までの高さ距離よりも長く、かつ、ベース部34から湾曲ガイド部36の自由端57までの高さ距離よりも低い。
突出面52は、例えば、収容部35、湾曲ガイド部36、ジョイント部37を形成するための平板材に垂れ下がり部54を形成するための切り込み59を形成しておき、突出面52を形成する部分において一方の板面側からプレス加工して他方の板面を隆起させることで形成する。また、収容部35、湾曲ガイド部36、ジョイント部37を折曲加工により形成する。このように収容部35、湾曲ガイド部36及びジョイント部37が形成された加工物と、ベース部34となる平板とを溶接により連結することで金属本体部32を製作可能である。また、専用の成形型を用いて金属本体部32を製作することも可能である。
各端部構成体22;22には、それぞれ一対の金属本体部32;32が溶接により連結される。即ち、一対の一対の金属本体部32;32は、端面板24の板面と一方辺側壁部25bの板面とに直交する面を基準として面対称となるように配置可能な形状に形成される。
つまり、金属本体部32は、上述したように面対称に配置される二種類の一対の金属本体部32;32により構成され、一対の金属本体部32;32は、湾曲ガイド部36;36の表面49;49同士が互いに向き合い、湾曲ガイド部36;36の固定端53;53間の距離よりも湾曲ガイド部36;36の自由端57;57間の距離の方が長くなるように設置される。
このように、端部構成体22に取り付けられた一対の金属本体部32;32による構成は、通称、戸当たりと呼ばれている。
具体的には、一対の金属本体部32;32のうちの一方の金属本体部32は、第1の端縁41と端面板24の一方の辺28の辺縁部28aとが溶接により連結され、第2の端縁42と端部構成体22の下底側壁部25cにおける一方の辺28側の一端部25uとが溶接により連結される。また、一対の金属本体部32;32のうちの他方の金属本体部32は、第1の端縁41と端面板24の一方の辺28の辺縁部28aとが溶接により連結され、第2の端縁42と端部構成体22の一方辺側壁部25bにおける下底27側の一端部25nとが溶接により連結される。
樹脂カバー部材33は、湾曲ガイド部36の表面49のうち突出面52を除いた湾曲表面51を覆うことが可能なように形成された部材であり、湾曲ガイド部36の湾曲形状に対応した湾曲形状に形成されて突出面52に対応する部分が除去された突出面52を収容する空間を形成する除去部61を有した湾曲カバー部62と、湾曲カバー部62の湾曲方向一端62a側に設けられて湾曲ガイド部36の自由端57側の湾曲裏面58に係止する一方係止片63と、湾曲カバー部62の湾曲方向他端62b側に設けられて湾曲ガイド部36の固定端53側に係止する他方係止片64とを備える。湾曲カバー部62の表面が湾曲表面66となり、湾曲カバー部62の裏面が湾曲ガイド部36の湾曲表面51と接する湾曲裏面65となる。
一方係止片63は、湾曲カバー部62の湾曲方向一端62aより湾曲方向他端62b側に折り返すように延長して湾曲ガイド部36の湾曲裏面58に係止し、湾曲カバー部62の湾曲方向一端62a側の湾曲裏面65と平行に対向して当該湾曲裏面65とで湾曲ガイド部36の自由端57側を挟み込む係止片により形成される。
除去部61は、湾曲カバー部62の湾曲方向他端62bに到達して湾曲方向一端62aに到達しない切欠開口で区画された空間により形成され、樹脂カバー部材33が湾曲ガイド部36に取り付けられた場合に当該空間内に突出面52が収容される。
他方係止片64は、湾曲カバー部62の除去部61の両側に位置する湾曲方向他端62b;62bより湾曲カバー部62の湾曲裏面65側に折れ曲がるように延長して上規制部46の下面となる内面46uに係止する係止面を備えた係止片により形成される。
湾曲カバー部62の湾曲面(湾曲裏面65及び湾曲表面66)が平面に近付くように樹脂カバー部材33の他方係止片64側を撓ませて、湾曲ガイド部36の自由端57側を一方係止片63と湾曲カバー部62の湾曲裏面65との間に嵌め込んだ後に、他方係止片64側の撓みを解消させることで、他方係止片64が樹脂カバー部材33の弾性により上規制部46の内面46uに係止するので、樹脂カバー部材33が湾曲ガイド部36に取り付けられる。
樹脂カバー部材33の湾曲した湾曲裏面65と湾曲ガイド部36の湾曲表面51とが接触するように樹脂カバー部材33が湾曲ガイド部36に取り付けられたことで、各ガイド部材31;31が構成される。
ガイド部材31は、図9に示すように、樹脂カバー部材33の湾曲表面66が湾曲ガイド部36の突出面52よりもシャッターカーテン4側に突出する。
即ち、樹脂カバー部材33の湾曲カバー部62により湾曲ガイド部36の湾曲表面51が覆われ、かつ、湾曲カバー部62で覆われていない湾曲ガイド部36の突出面52が樹脂カバー部材33の湾曲表面66よりもシャッターカーテン4側に突出しない構成のガイド部材31となる。
つまり、実施形態1の樹脂カバー部材33は、湾曲ガイド部36の湾曲表面51を覆うカバー部としての湾曲カバー部62と突出面52を収容する空間を形成する除去部61とを有した湾曲部60と、一方係止片63と、他方係止片64とを備え、湾曲ガイド部36に取り付けられた状態において、突出面52が湾曲カバー部62の表面よりも突出しないように形成されたことにより、シャッターカーテン4の表面と突出面52との接触を防止する接触防止部を構成する。
このように一対のガイド部材31;31により構成されたガイド手段30を箱体20の長手方向の両端部にそれぞれ備えたケース2が構成される。この場合、一対のガイド部材31;31の樹脂カバー部材33;33間にシャッターカーテン4の左右の側端部4a;4aが位置されることになる。
開口部13の開口幅方向の両端部に設けられた各ガイドレール5;5の上端部5tと、ケース2の長手方向両端部に設けられた各ガイド手段30;30とを対応させ、そして、ガイド手段30を構成する一対のガイド部材31;31の各収容部35と端面板24とで囲まれた空間内にガイドレール5の上端部5tが嵌め込まれた状態で、上述のように、ケース2を躯体14に取り付けることでシャッター装置1が構築される。
このようにシャッター装置1が構築された場合、ガイドレール5の上下方向(開口部13の上下方向)の移動がガイド手段30の各上規制部46;46により規制され、ガイドレール5の前後方向(開口部13を閉鎖するシャッターカーテン4の厚さ方向)の移動がガイド手段30の各前後規制部47;47により規制され、ガイドレール5の左右方向(開口部13の左右の幅方向)の移動が端面板24とガイド手段30の各左右規制部48;48とにより規制されることになる。
上述のようにシャッター装置1が構築された状態において、図9に示すように、樹脂カバー部材33の湾曲表面66が湾曲ガイド部36の突出面52よりもシャッターカーテン4側に突出するので、シャッターカーテン4と樹脂カバー部材33の湾曲表面66とが接触することがあっても、シャッターカーテン4と湾曲ガイド部36の表面49(突出面52及び湾曲表面51)とが接触することはなくなるので、シャッターカーテン4と湾曲ガイド部36の突出面52とのメタルタッチによる接触音の発生を防止でき、また、シャッターカーテン4と突出面52との接触によってシャッターカーテン4の表面に傷が生じるようなことも防止できる。尚、スチールのような金属により形成されるガイドレール5のガイド溝5aの開口縁には、開口縁とシャッターカーテン4の側端部4aとのメタルタッチを防止するための合成樹脂製の長尺材5dが取り付けられている。
即ち、実施形態1によれば、戸当たりを形成する一対の金属本体部32;32と、金属本体部32;32に取り付けられた樹脂カバー部材33;33とを備え、樹脂カバー部材33は、金属本体部32の湾曲表面51を覆うとともにシャッターカーテン4の表面と金属本体部32の突出面52との接触を防止する接触防止部を備えるので、金属本体部32と樹脂カバー部材33とにより従来の湾曲ガイド片に相当する部位を形成でき、当該部位の強度を強くできるとともに、シャッターカーテン4との接触音の低減を図れる金属本体部32;32と樹脂カバー部材33とによるガイド手段30及び樹脂カバー部材33が得られる。
また、図9に示すように、樹脂カバー部材33の湾曲裏面65と湾曲ガイド部36の湾曲表面51とが接触するように樹脂カバー部材33が湾曲ガイド部36に取り付けられた状態において、一方の樹脂カバー部材33の湾曲表面66の湾曲方向他端62b(湾曲部60の他端)と他方の樹脂カバー部材33と接触した状態のシャッターカーテン4との間の距離aと、樹脂カバー部材33の湾曲裏面65の湾曲方向他端62bから他方係止片64の先端64tまでの距離bとの関係は、a<bである。換言すれば、樹脂カバー部材33の湾曲部60の他端とシャッターカーテン4の表面との間の最大離間距離aと上規制部46の内面46uに係止する他方係止片64の係止長さbとの関係が、a<bである。
よって、何らかの要因で樹脂カバー部材33の他方係止片64側が一方係止片63側を回転中心としてシャッターカーテン4に近付くように回転した場合でも、他方係止片64と上規制部46の内面46uとの係止状態が解除される前に樹脂カバー部材33の湾曲表面66の湾曲方向他端62bとシャッターカーテン4とが接触するので、他方係止片64と上規制部46の内面46uとの係止状態が解除されて樹脂カバー部材33が湾曲ガイド部36から外れてしまうことを防止できる。
また、何らかの要因で樹脂カバー部材33の他方係止片64側が一方係止片63側を回転中心としてシャッターカーテン4に近付くように回転し、樹脂カバー部材33の湾曲方向他端62bとシャッターカーテン4とが接触した状態において、他方係止片64の先端64tが垂れ下がり部54の突出面52よりもシャッターカーテン4から離れた所に位置するように他方係止片64の長さ(=距離b)を設定したので、樹脂カバー部材33の他方係止片64側が一方係止片63側を回転中心としてシャッターカーテン4に近付くように回転したとしても、他方係止片64と垂れ下がり部54とが接触するので、樹脂カバー部材33のシャッターカーテン4の幅方向(開口部13の幅方向)への位置ずれを防止できる。
換言すれば、突出面52が、湾曲ガイド部36の固定端53よりもベース部34側に突出することで上規制部46よりも下方に延長しガイドレール5の内側に位置されることになる延長部としての垂れ下がり部54を備え、他方係止片64は、何らかの要因で樹脂カバー部材33の他方係止片64側が一方係止片63側を回転中心としてシャッターカーテン4に近付くように回転し、樹脂カバー部材33の湾曲方向他端62bとシャッターカーテン4とが接触した状態において、垂れ下がり部54と干渉し合う長さに形成されている。つまり、他方係止片64と垂れ下がり部54とが接触して樹脂カバー部材33がシャッターカーテン4の幅方向に位置ずれしないように、樹脂カバー部材33の湾曲裏面65の湾曲方向他端62bから他方係止片64の先端64tまでの距離bが設定されている。以上の構成により、樹脂カバー部材33のシャッターカーテン幅方向の移動が規制される。
また、樹脂カバー部材33は、湾曲カバー部62の湾曲方向一端62a側の湾曲裏面65とで湾曲ガイド部36の自由端57側を挟み込む一方係止片63を備えたので、湾曲裏面65と一方係止片63との挟み込みによって湾曲ガイド部36に対する樹脂カバー部材33の取り付けが安定する。よって、上記距離aと距離bとの関係をa>bとした場合でも、樹脂カバー部材33が湾曲ガイド部36から外れにくくなる。このように上記距離aと距離bとの関係をa>bとした場合、湾曲ガイド部36に樹脂カバー部材33を取り付ける際の樹脂カバー部材33の撓ませ量を小さくできるので、湾曲ガイド部36に対する樹脂カバー部材33の取り付けが容易となる。
また、金属本体部32が上規制部46を備え、樹脂カバー部材33は、湾曲部60と、一方係止片63と、他方係止片64とを備えたので、金属本体部32に対する樹脂カバー部材33の取り付け安定性が向上する。
また、湾曲部60は、湾曲カバー部62と除去部61とを備え、除去部61の開口縁61a;61aが突出面52と接触することで、樹脂カバー部材33のシャッターカーテン幅方向の移動を規制でき、金属本体部32に対する樹脂カバー部材33の外れ防止が図れる。
実施形態2
シャッターカーテン4の表面は塗装されている。実施形態2では当該塗装のための塗料として、ガラス転移温度が50℃以上の塗料を用いる。従来は、シャッターカーテン4の表面は塗装するための塗料としてガラス転移温度が20℃程度の塗料を用いていたため、シャッターカーテン4の周囲の温度が20℃以上になると塗料が軟化し、その後、シャッターカーテン4の周囲の温度が20℃以下になると塗料が硬化するので、当該軟化から硬化した塗料によりシャッターカーテンのスラット部材10a同士が接着することがあり、この状態でシャッターカーテン4を開閉したり、シャッターカーテン4に何らかの外力が加わってシャッターカーテン4が揺れたりすると、スラット部材10a同士の塗料による接着が剥離し、この際、音が発生する。実施形態2では当該塗装のための塗料として、ガラス転移温度が50℃以上の塗料を用いたので、シャッターカーテン4の周囲の温度が50℃以上にならない限り、塗料が軟化しない。即ち、通常の使用条件下においては、塗料が軟化しないので、上述した音の発生を防止できる。
上記では、突出面52を覆わない樹脂カバー部材33としたが、突出面52を覆う樹脂カバー部材、即ち、湾曲ガイド部36の表面49をすべて覆う樹脂カバー部材としてもよい。
尚、ガイド手段30の金属本体部32は、ガイドレール5の上端部5tとケース2との連結部分に設けられればよい。例えば、ガイドレール5の上端部5tに取り付けられる構成の金属本体部であってもよい。また、ケース2が天井裏に設置される場合においては、シャッターカーテン4をケース2内にガイドできるように天井板に取り付けられる構成の金属本体部であってもよい。
また、金属本体部32は、止めねじのような溶接以外の他の取付手段によりケース2等に取り付けられる構成のものでもよい。
箱体20は、長手方向と直交する断面形状が三角形状、あるいは、多角形状に形成された構成でもよい。
箱体20は、骨組構成体21を形成する補強材として少なくも第2補強材23B(内まぐさ)を備えた構成であればよい。
本発明の適用対象となる開閉装置の開閉体をシャッターカーテン4とした場合、その構成態様としては、所謂スラットを上下方向に複数連設した態様だけではなく、パイプ、パネル、シート状物又はネット状物を単数もしくは複数連設して成る態様のシャッターカーテン、あるいは、スラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物を適宜に組合せたシャッターカーテンでもよい。所謂、オーバヘッドタイプのシャッターカーテンにも適用できる。
本発明は、ガイドレールを備え、このガイドレールに開閉体が案内されるようなブラインド、ロールスクリーン装置、防煙垂れ幕などの開閉装置にも適用可能である。
1 シャッター装置(開閉装置)、2 シャッターケース(開閉体収容ケース)、
4 シャッターカーテン(開閉体)、5 ガイドレール、13 開口部、
30 ガイド手段、31 ガイド部材、32 金属本体部、
33 樹脂カバー部材、36 湾曲ガイド部、46 上規制部(規制部)、
51 湾曲表面、52 突出面、60 湾曲部、
62 湾曲カバー部(カバー部)、63 一方係止片、64 他方係止片。

Claims (6)

  1. 開口部を開閉する金属製の開閉体の両端部をガイドするガイドレールと前記開閉体が収容される開閉体収容ケースとの連結部分に設けられて前記ガイドレールに引き続き前記開閉体の両端部をガイドする開閉装置のガイド手段において、
    戸当たりを形成する一対の金属本体部と、前記金属本体部に取り付けられた樹脂カバー部材とを備え、
    前記金属本体部が湾曲ガイド部を備え、前記湾曲ガイド部は、一端側が前記開閉体の表面より離れる方向に湾曲する湾曲表面と、前記湾曲表面より当該湾曲表面よりも前記開閉体の表面に近付く方向に突出する突出面とを備え、
    前記樹脂カバー部材は、前記湾曲表面を覆うとともに前記開閉体の表面と前記突出面との接触を防止する接触防止部を備えたことを特徴とする開閉装置のガイド手段。
  2. 前記金属本体部が前記ガイドレールの開閉体収容ケース側の一端を止める規制部を備え、前記樹脂カバー部材は、前記湾曲表面を覆う湾曲部と、前記湾曲部の湾曲方向一端側に設けられて前記湾曲表面の一端側において前記湾曲表面の湾曲裏面に係止する一方係止片と、前記湾曲部の湾曲方向他端側に設けられて前記規制部に係止する他方係止片とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置のガイド手段。
  3. 前記樹脂カバー部材の前記湾曲部の他端と前記開閉体の表面との間の最大離間距離aと前記規制部に係止する前記他方係止片の係止長さbとの関係が、a<bであることを特徴とする請求項2に記載の開閉装置のガイド手段。
  4. 前記金属本体部の前記突出面は、前記規制部よりも前記ガイドレール側に延長する延長部を備え、前記他方係止片は、前記湾曲部の他端と前記開閉体の表面とが接触した場合において前記延長部と干渉し合う長さに形成されていて前記樹脂カバー部材の開閉体幅方向の移動を規制することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の開閉装置のガイド手段。
  5. 前記湾曲部は、前記湾曲表面を覆うカバー部と、前記突出面を収容する空間を形成する除去部とを備え、前記樹脂カバー部材が金属本体部に取り付けられた状態において、前記突出面が前記カバー部の表面よりも突出しないように形成されたことにより、前記接触防止部が構成されたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の開閉装置のガイド手段。
  6. 開口部を開閉する金属製の開閉体の両端部をガイドするガイドレールと前記開閉体が収容される開閉体収容ケースとの連結部分に設けられて前記ガイドレールに引き続き前記開閉体の両端部をガイドするガイド手段の金属本体部に取り付けられるガイド手段用の樹脂カバー部材であって、
    前記金属本体部に設けられて前記開閉体の表面より離れる方向に湾曲する湾曲表面を覆うとともに、前記湾曲表面より当該湾曲表面よりも前記開閉体の表面に近付く方向に突出するように設けられた突出面と前記開閉体の表面との接触を防止する湾曲部を備えたことを特徴とする樹脂カバー部材。
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