JP2019147820A - 代謝活性化剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、効果的であり、かつ安全性が高く継続的に摂取可能な代謝活性化剤を提供することである。【解決手段】本発明により、サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよびサラシア・オブロンガから選択される植物の抽出物を有効成分として含む代謝活性化剤が提供される。【選択図】なし

Description

本発明は、効率的に脂質および糖質の代謝を活性化する方法、および代謝活性化剤に関する。
サラシア・オブロンガ(Salacia oblonga)、サラシア・レティキュラータ(Salacia reticulata)、サラシア・キネンシス(Salacia chinensis;サラシア・プリノイデス(Salacia prinoides)と同種)などのサラシア属の植物は、インド、スリランカ、タイ、ベトナム、中国南部地域などに生育するニシキギ科のつる性多年生植物である。これらのサラシア属植物は、インド、スリランカ、東南アジア諸国の伝承医学では天然の薬物として利用されてきており、さらに近年になって、これらの植物の抽出物が血糖降下作用、リパーゼ阻害作用などの薬効を有することが報告されている(特許文献1〜5)。
効果的な肥満解消には、運動を行う際に脂質の代謝を優位にさせることが効果的とされている。また、過栄養や運動不足を背景とした生活習慣病や心血管疾患は、高血糖や脂質代謝異常と深く関わっている。植物由来の成分および植物の抽出物が脂質代謝促進作用を有するとの報告がされている(特許文献6〜8)。
特開平9−301882号公報 特開平11−116496号公報 特開平11−29472号公報 特開2001−261569号公報 特開2005−8572号公報 特開2004−161616号公報 特開2005−232145号公報 特開2007−297343号公報
本発明の目的は、効果的であり、かつ安全性が高く継続的に摂取可能な代謝活性化剤、特に脂質および糖質の代謝活性化剤を提供することである。
本発明者は、上記の課題解決のために鋭意研究を進めたところ、サラシア属植物の抽出物に良好な脂質および糖質の代謝活性化効果を見いだし、本発明を完成させた。
本発明の一つの側面によれば、サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよびサラシア・オブロンガから選択される植物の抽出物を有効成分として含む代謝活性化剤が提供される。本発明の一つの態様において、本発明の代謝活性化剤は、脂質代謝および/または糖質代謝を活性化する。
抽出原料として使用するサラシア属植物としては、例えば、採取後に乾燥した幹、根、葉、または幹および根部の樹皮を裁断または粉砕したものを使用することができる。
抽出は慣用の方法を適宜利用して行うことができ、例えば、連続抽出、浸漬抽出、向流抽出、超臨界抽出などの方法により行ってもよい。
抽出溶媒としては特に限定されないが、水、低級アルコール(メタノールおよびエタノール)、アセトンなどの親水性溶媒、またはそれらの混合溶媒を用いることが好ましく、特に水を使用することが好ましい。抽出時には加熱することが好ましく、例えば、抽出溶媒の還流温度で抽出を行うことができる。水を溶媒として使用する場合は、例えば60〜110℃、好ましくは80〜98℃の温度下、例えば1〜24時間、好ましくは1〜4時間の抽出時間で抽出を行うことができる。
本発明で使用する抽出物として、抽出液の原液、抽出液の濃縮液または抽出液濃縮物を乾燥して得られる固体を使用することができ、摂取の効率性の観点から固体化した濃縮物を使用するのが好ましい。抽出液の濃縮方法としては従来技術を適宜利用することができ、例えば、減圧乾燥法、凍結乾燥法、噴霧乾燥法などを行うことができる。
サラシア属植物の抽出液は精製処理に付してもよい。精製処理としては、例えば、活性炭、イオン吸着樹脂などの吸着剤による処理、液−液向流分配処理などが挙げられる。
サラシア属植物の抽出物は市販品を購入したものを使用してもよい。
本発明の代謝活性化剤の摂取量は、対象の体型、年齢、体調などにより、適宜調節することができる。例えば、体重60kgの成人に対して、サラシア属植物の抽出物を300mg/日以上、好ましくは450mg/日以上、より好ましくは900mg/日以上の用量で、かつ例えば3000mg/日以下、好ましくは2400mg/日以下、より好ましくは1800mg/日以下の用量で投与することができる。
本発明の代謝活性化剤は、何らかの加工を加えて、またはそのままで医薬品として提供することができる。本発明の別の側面によれば、サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよびサラシア・オブロンガから選択される植物の抽出物を有効成分として含む代謝活性化剤を含んでなる医薬組成物が提供される。
本発明の代謝活性化剤は、何らかの加工を加えて、またはそのままで食品(健康食品(栄養機能食品、特定保健用食品、サプリメントなど)、病者用食品など)または飲料(茶、清涼飲料など)として使用することができる。したがって、本発明のさらに別の側面によれば、サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよびサラシア・オブロンガから選択される植物の抽出物を有効成分として含む代謝活性化剤を含んでなる飲食品が提供される。
本発明のさらに別の側面によれば、サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよびサラシア・オブロンガから選択される植物の抽出物を有効成分として含む代謝活性化剤を含んでなる経口摂取用組成物が提供される。本発明の経口摂取用組成物は、本明細書において定義される本発明の医薬組成物および飲食品を包含する。
前記医薬組成物および飲食品は、必要に応じ、従来公知の着色剤、保存剤、香料、風味剤、コーティング剤などの成分を配合して調製することもできる。
また、本発明の医薬組成物および飲食品は、1以上の追加成分を配合して調製してもよい。追加成分の例としては、抗酸化剤、血糖降下剤、抗コレステロール剤、免疫賦活剤、ビタミン、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、ミネラル分(鉄、亜鉛、マグネシウム、ヨードなど)、脂肪酸(EPA、DHAなど)などを挙げることができる。
ここで、抗酸化剤の例としては、特に限定はされないが、乾燥酵母、グルタチオン、リポ酸、ケルセチン、カテキン、コエンザイムQ10、エンゾジノール、プロアントシアニジン類、アントシアニジン、アントシアニン、カロチン類、リコピン、フラボノイド、リ
ザベラトロール、イソフラボン類、亜鉛、メラトニン、および植物由来成分(例えば、イチョウ葉、月桃葉、ハイビスカス、またはそれらの抽出物)などが挙げられる。
血糖降下剤の例としては、特に限定はされないが、難消化性デキストリン、α−リノレン酸、豆鼓エキス、小麦アルブミン、L−アラビノース、および植物由来成分(例えば、グアバ葉、桑葉、しょうが、アマチャヅル、オオムギ、キダチアロエ、セイヨウタンポポ、ダイダイ、チョウセンアザミ、ニンニク、ハトムギ、バナバ、ビルベリー、ブラックコホシュ、マコモ、杜仲葉、月見草、カイアポ、ニガウリ、マデグルシルまたはそれらの抽出物)などが挙げられる。
抗コレステロール剤の例としては、特に限定はされないが、大豆タンパク質、リン脂質結合大豆ペプチド、キトサン、植物ステロール、植物ステロールエステル、植物スタノールエステル、難消化性デキストリン、アルギン酸ナトリウム、サイリウム種皮、アスタキサンチン、イノシトール、コエンザイムA、カルシウム、マグネシウム、カルニチン、シルクプロテイン、タウリン、メチオニン、α-リノレン酸、グアガム、コンドロイチン硫
酸、大豆サポニン、および植物由来成分(例えば、アマチャヅル、アルファルファ、イチョウ、オオバコ、オオムギ、オーツ麦、オリーブ、ガジュツ、ギムネマ、キャッツクロー、クコ、クロレラ、スピルリナ、西洋サンザシ、唐辛子、ニンニク、ビルベリー、ベニバナ、ユッカ、ラフマ、アガリクス、紅麹、またはそれらの抽出物)などが挙げられる。
免疫賦活剤の例としては、特に限定はされないが、ラクトフェリン、アルギニン、トリプトファン、バリン、ロイシン、キチン、キトサン、および植物由来成分(例えば、アガリクス、冬虫夏草、アロエ、キダチアロエ、エキナセア、オウギ、キャッツクロー、クコ、スピルリナ、ハトムギ、紅花、マカ、マコモ、ラフマ、またはそれらの抽出物)などが挙げられる。
ビタミンの例としては、特に限定はされないが、ビタミンA群に属するビタミン[例えば、レチナール、レチノール、レチノイン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピンおよび薬理学的に許容されるそれらの塩類(例えば、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールなど)など]、ビタミンB群に属するビタミン[例えば、チアミン、チアミンジスルフィド、ジセチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、プロスルチアミン、ベンフォチアミン、フルスルチアミン、リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサール、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチルコバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチニックアルコール、パントテン酸、パンテノール、ビオチン、コリン、イノシトール、パンガミン酸および薬理学的に許容されるそれらの塩類(例えば、塩酸チアミン、硝酸チアミン、塩酸ジセチアミン、塩酸フルスルチアミン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール、リン酸ピリドキサールカルシウム、塩酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソコバラミン、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウムなど)など]、ビタミンC群に属するビタミン[アスコルビン酸及びその誘導体、エリソルビン酸及びその誘導体、および薬理学的に許容されるそれらの塩類(例えば、アスコルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸ナトリウムなど)など]、ビタミンD群に属するビタミン[例えば、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロタキステロール、および薬理学的に許容されるそれらの塩類など]、ビタミンE群に属するビタミン[例えば、トコフェロール及びその誘導体、ユビキノン誘導体及びそれらの薬理学的に許容される塩類(酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、コハク酸トコフェロールカルシウムなど)など]、その他のビタミン[例えば、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン(ビタミンP)、エリオシト
リン、ヘスペリジン、および薬理学的に許容されるそれらの塩類(塩化カルニチンなど)など〕などが挙げられる。
アミノ酸の例としては、特に限定はされないが、ロイシン、イソロイシン、バリン、メチオニン、トレオニン、アラニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アスパラギン、アスパラギン酸、セリン、グルタミン、グルタミン酸、プロリン、チロシン、システイン、ヒスチジン、オルニチン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、グリシルグリシン、アミノエチルスルホン酸(タウリン)、シスチン、または薬理学的に許容されるそれらの塩類(例えばアスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウム、塩酸システインなど)などが挙げられる。好ましい例は、バリン、ロイシンおよびイソロイシン等の分岐鎖アミノ酸、グルタチオン、システイン、グルタミン酸、グリシン、セリン、トリプトファン、チロシン、フェニルアラニン、ヒスチジン、メチオニン、スレオニン、リジン、シスチン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、プロリン、アミノエチルスルホン酸である。
本発明の代謝活性化剤は、医薬組成物または飲食品(特に、機能性食品、健康食品、サプリメントなど)として継続的な摂取が行いやすいように、例えば顆粒剤(ドライシロップを含む)、カプセル剤(軟カプセル剤、硬カプセル剤)、錠剤(チュアブル剤などを含む)、散剤(粉末剤)、丸剤などの各種の固形製剤、または内服用液剤(液剤、懸濁剤、シロップ剤を含む)などの液状製剤などの形態で調製することができ、成分の安定性や摂取の簡便さの点からカプセル剤または錠剤の形態が好ましいが、特に限定されるものではない。
カプセル剤または錠剤の形態の本発明の代謝活性化剤は、医薬または食品として許容される公知の添加物を用いて製造することができ、医薬または食品の分野で採用されている通常の製剤化手法を適用することができる。例えば、錠剤は、各成分を処方に従って添加配合し、粉砕、造粒、乾燥、整粒および混合を行い、得られた調製混合物を打錠することによって調製することができる。
製剤化のための添加物としては、限定はされないが、例えば、賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、流動化剤、分散剤、湿潤剤、防腐剤、粘稠剤、pH調整剤、着色剤、矯味矯臭剤、界面活性剤、溶解補助剤などが挙げられる。また、液剤の形態にする場合は、ペクチン、キサンタンガム、グアガムなどの増粘剤を配合することができる。また、コーティング剤を用いてコーティング錠剤にしたり、ペースト状の膠剤とすることもできる。さらに、他の形態に調製する場合であっても、従来の方法に従えばよい。
さらに、本発明の代謝活性化剤は、例えば、飲料、菓子類、パン類、スープ類などの各種飲食品またはその添加成分として;またはドッグフード、キャットフードなどの各種ペットフードまたはその添加成分として使用することができる。これらの飲食品の製造方法は、本発明の効果を損なわないものであれば特に限定されず、各用途で当業者によって使用されている方法に従えばよい。
本発明の代謝活性化剤は、優れた代謝活性化作用を有する。本発明の代謝活性化剤は、安全性が高く継続的に摂取することに適している。
以下、本発明の好適な実施例についてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、本明細書において示されるパーセンテージは特に言及がなければ重量%を意味する。
試験に使用したサラシア・キネンシス水抽出物は以下の方法で調製した。サラシア・キネンシスの幹の部分を5mm角に裁断したチップ(1kg)に熱水(20kg)を加え、98℃で120分攪拌抽出した。得られた抽出液を、ロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮(濃縮温度45℃、Brix=30になるまで)し、濃縮液を凍結乾燥させて本発明のサラシア・キネンシス抽出物(98.5g)を得た。
試験に使用したサラシア・オブロンガ水抽出物は、サラシア・キネンシス水抽出物と同様の方法で調製した。すなわち、サラシア・オブロンガの幹の部分を5mm角に裁断したチップ(1kg)に熱水(20kg)を加え、98℃で120分攪拌抽出した。得られた抽出液を、ロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮(濃縮温度45℃、Brix=30になるまで)し、濃縮液を凍結乾燥させて本発明のサラシア・オブロンガ抽出物(97.0g)を得た。
サラシア・レティキュラータ水抽出物として「サラシアレティキュラータエキス粉末」(株式会社モナ製)を使用した。また、比較例として茶抽出物であるサンフェノン100S(太陽化学株式会社製)を使用した。
[試験例1]
常法に従ってサラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよびサラシア・オブロンガの水抽出物(それぞれ300mg)を含むカプセルを調製した。4群に分かれた被験者(n=7)の3群はそれぞれのカプセルを1日3回毎食後に服用し、それを1週間継続した。プラセボ群の被験者には結晶セルロース(商品名:セオラスPH−101、旭化成ケミカルズ製、300mg)を含むカプセルを投与した。
投与開始前と1週間経過後に、各被験者において運動による脂質代謝量および糖質代謝量の測定試験を行った。4km/hでウォーキングを30分間行い、30分間の脂質代謝量および糖質代謝量を呼吸代謝測定装置(VO2000、Medical Graphics Corporation製)により計測(単位:Kcal)し、摂取前の測定値に対する増加量の割合(%)を算出した。結果を表1および表2に示す。
Figure 2019147820
Figure 2019147820
本試験例から、サラシア抽出物を摂取することにより、脂質および糖質の代謝が活性化されることが確認された。また、特に、サラシア属植物抽出物の脂質に対する代謝活性化効果が顕著であり、代謝増加量はプラセボの60〜97倍であることが確認された。
[試験例2]
サラシア・キネンシスの水抽出物を、150mg、300mg、450mgおよび600mg含むカプセルを調製し、プラセボ群(結晶セルロース、300mg)および茶抽出物(サンフェノン100S、300mg)を含む6群に分かれた被験者(n=7)に試験例1と同様の方法で投与した。投与開始前と1週間経過後に、各被験者において運動による脂質代謝量および糖質代謝量の測定試験を試験例1と同様の方法で行った。結果を表3および表4に示す。
Figure 2019147820
Figure 2019147820
本試験例から、サラシア・キネンシス抽出物を摂取することにより、脂質および糖質の代謝が活性化されることが確認された。また、サラシア・キネンシス抽出物の代謝活性化効果は特に脂質に対して顕著であることが確認された。

Claims (7)

  1. サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよびサラシア・オブロンガから選択される植物の抽出物を有効成分として含む代謝活性化剤。
  2. 脂質の代謝を活性化させる、請求項1に記載の代謝活性化剤。
  3. 糖質の代謝を活性化させる、請求項1に記載の代謝活性化剤。
  4. 前記抽出物が熱水抽出物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の代謝活性化剤。
  5. 前記抽出物を1日あたりの摂取量が450mg以上となる量で含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の代謝活性化剤。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の代謝活性化剤を含む医薬組成物。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の代謝活性化剤を含む飲食品。
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