JP2016145246A - 代謝活性化剤 - Google Patents

代謝活性化剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2016145246A
JP2016145246A JP2016087672A JP2016087672A JP2016145246A JP 2016145246 A JP2016145246 A JP 2016145246A JP 2016087672 A JP2016087672 A JP 2016087672A JP 2016087672 A JP2016087672 A JP 2016087672A JP 2016145246 A JP2016145246 A JP 2016145246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salacia
extract
metabolic
metabolic activator
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016087672A
Other languages
English (en)
Inventor
信子 井池
Nobuko Iike
信子 井池
智彦 津田
Tomohiko Tsuda
智彦 津田
小林 正和
Masakazu Kobayashi
正和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Publication of JP2016145246A publication Critical patent/JP2016145246A/ja
Priority to JP2019086201A priority Critical patent/JP6985328B2/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、効果的であり、かつ安全性が高く継続的に摂取可能な代謝活性
化剤を提供することである。
【解決手段】本発明により、サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよび
サラシア・オブロンガから選択される植物の抽出物を有効成分として含む代謝活性化剤が
提供される。
【選択図】なし

Description

本発明は、効率的に脂質および糖質の代謝を活性化する方法、および代謝活性化剤に関
する。
サラシア・オブロンガ(Salacia oblonga)、サラシア・レティキュラ
ータ(Salacia reticulata)、サラシア・キネンシス(Salaci
a chinensis;サラシア・プリノイデス(Salacia prinoide
s)と同種)などのサラシア属の植物は、インド、スリランカ、タイ、ベトナム、中国南
部地域などに生育するニシキギ科のつる性多年生植物である。これらのサラシア属植物は
、インド、スリランカ、東南アジア諸国の伝承医学では天然の薬物として利用されてきて
おり、さらに近年になって、これらの植物の抽出物が血糖降下作用、リパーゼ阻害作用な
どの薬効を有することが報告されている(特許文献1〜5)。
効果的な肥満解消には、運動を行う際に脂質の代謝を優位にさせることが効果的とされ
ている。また、過栄養や運動不足を背景とした生活習慣病や心血管疾患は、高血糖や脂質
代謝異常と深く関わっている。植物由来の成分および植物の抽出物が脂質代謝促進作用を
有するとの報告がされている(特許文献6〜8)。
特開平9−301882号公報 特開平11−116496号公報 特開平11−29472号公報 特開2001−261569号公報 特開2005−8572号公報 特開2004−161616号公報 特開2005−232145号公報 特開2007−297343号公報
本発明の目的は、効果的であり、かつ安全性が高く継続的に摂取可能な代謝活性化剤、
特に脂質および糖質の代謝活性化剤を提供することである。
本発明者は、上記の課題解決のために鋭意研究を進めたところ、サラシア属植物の抽出
物に良好な脂質および糖質の代謝活性化効果を見いだし、本発明を完成させた。
本発明の一つの側面によれば、サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータお
よびサラシア・オブロンガから選択される植物の抽出物を有効成分として含む代謝活性化
剤が提供される。本発明の一つの態様において、本発明の代謝活性化剤は、脂質代謝およ
び/または糖質代謝を活性化する。
抽出原料として使用するサラシア属植物としては、例えば、採取後に乾燥した幹、根、
葉、または幹および根部の樹皮を裁断または粉砕したものを使用することができる。
抽出は慣用の方法を適宜利用して行うことができ、例えば、連続抽出、浸漬抽出、向流
抽出、超臨界抽出などの方法により行ってもよい。
抽出溶媒としては特に限定されないが、水、低級アルコール(メタノールおよびエタノ
ール)、アセトンなどの親水性溶媒、またはそれらの混合溶媒を用いることが好ましく、
特に水を使用することが好ましい。抽出時には加熱することが好ましく、例えば、抽出溶
媒の還流温度で抽出を行うことができる。水を溶媒として使用する場合は、例えば60〜
110℃、好ましくは80〜98℃の温度下、例えば1〜24時間、好ましくは1〜4時
間の抽出時間で抽出を行うことができる。
本発明で使用する抽出物として、抽出液の原液、抽出液の濃縮液または抽出液濃縮物を
乾燥して得られる固体を使用することができ、摂取の効率性の観点から固体化した濃縮物
を使用するのが好ましい。抽出液の濃縮方法としては従来技術を適宜利用することができ
、例えば、減圧乾燥法、凍結乾燥法、噴霧乾燥法などを行うことができる。
サラシア属植物の抽出液は精製処理に付してもよい。精製処理としては、例えば、活性
炭、イオン吸着樹脂などの吸着剤による処理、液−液向流分配処理などが挙げられる。
サラシア属植物の抽出物は市販品を購入したものを使用してもよい。
本発明の代謝活性化剤の摂取量は、対象の体型、年齢、体調などにより、適宜調節する
ことができる。例えば、体重60kgの成人に対して、サラシア属植物の抽出物を300
mg/日以上、好ましくは450mg/日以上、より好ましくは900mg/日以上の用
量で、かつ例えば3000mg/日以下、好ましくは2400mg/日以下、より好まし
くは1800mg/日以下の用量で投与することができる。
本発明の代謝活性化剤は、何らかの加工を加えて、またはそのままで医薬品として提供
することができる。本発明の別の側面によれば、サラシア・キネンシス、サラシア・レテ
ィキュラータおよびサラシア・オブロンガから選択される植物の抽出物を有効成分として
含む代謝活性化剤を含んでなる医薬組成物が提供される。
本発明の代謝活性化剤は、何らかの加工を加えて、またはそのままで食品(健康食品(
栄養機能食品、特定保健用食品、サプリメントなど)、病者用食品など)または飲料(茶
、清涼飲料など)として使用することができる。したがって、本発明のさらに別の側面に
よれば、サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよびサラシア・オブロン
ガから選択される植物の抽出物を有効成分として含む代謝活性化剤を含んでなる飲食品が
提供される。
本発明のさらに別の側面によれば、サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラー
タおよびサラシア・オブロンガから選択される植物の抽出物を有効成分として含む代謝活
性化剤を含んでなる経口摂取用組成物が提供される。本発明の経口摂取用組成物は、本明
細書において定義される本発明の医薬組成物および飲食品を包含する。
前記医薬組成物および飲食品は、必要に応じ、従来公知の着色剤、保存剤、香料、風味
剤、コーティング剤などの成分を配合して調製することもできる。
また、本発明の医薬組成物および飲食品は、1以上の追加成分を配合して調製してもよ
い。追加成分の例としては、抗酸化剤、血糖降下剤、抗コレステロール剤、免疫賦活剤、
ビタミン、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、ミネラル分(鉄、亜鉛、マグネシウム、ヨ
ードなど)、脂肪酸(EPA、DHAなど)などを挙げることができる。
ここで、抗酸化剤の例としては、特に限定はされないが、乾燥酵母、グルタチオン、リ
ポ酸、ケルセチン、カテキン、コエンザイムQ10、エンゾジノール、プロアントシアニ
ジン類、アントシアニジン、アントシアニン、カロチン類、リコピン、フラボノイド、リ
ザベラトロール、イソフラボン類、亜鉛、メラトニン、および植物由来成分(例えば、イ
チョウ葉、月桃葉、ハイビスカス、またはそれらの抽出物)などが挙げられる。
血糖降下剤の例としては、特に限定はされないが、難消化性デキストリン、α−リノレ
ン酸、豆鼓エキス、小麦アルブミン、L−アラビノース、および植物由来成分(例えば、
グアバ葉、桑葉、しょうが、アマチャヅル、オオムギ、キダチアロエ、セイヨウタンポポ
、ダイダイ、チョウセンアザミ、ニンニク、ハトムギ、バナバ、ビルベリー、ブラックコ
ホシュ、マコモ、杜仲葉、月見草、カイアポ、ニガウリ、マデグルシルまたはそれらの抽
出物)などが挙げられる。
抗コレステロール剤の例としては、特に限定はされないが、大豆タンパク質、リン脂質
結合大豆ペプチド、キトサン、植物ステロール、植物ステロールエステル、植物スタノー
ルエステル、難消化性デキストリン、アルギン酸ナトリウム、サイリウム種皮、アスタキ
サンチン、イノシトール、コエンザイムA、カルシウム、マグネシウム、カルニチン、シ
ルクプロテイン、タウリン、メチオニン、α-リノレン酸、グアガム、コンドロイチン硫
酸、大豆サポニン、および植物由来成分(例えば、アマチャヅル、アルファルファ、イチ
ョウ、オオバコ、オオムギ、オーツ麦、オリーブ、ガジュツ、ギムネマ、キャッツクロー
、クコ、クロレラ、スピルリナ、西洋サンザシ、唐辛子、ニンニク、ビルベリー、ベニバ
ナ、ユッカ、ラフマ、アガリクス、紅麹、またはそれらの抽出物)などが挙げられる。
免疫賦活剤の例としては、特に限定はされないが、ラクトフェリン、アルギニン、トリ
プトファン、バリン、ロイシン、キチン、キトサン、および植物由来成分(例えば、アガ
リクス、冬虫夏草、アロエ、キダチアロエ、エキナセア、オウギ、キャッツクロー、クコ
、スピルリナ、ハトムギ、紅花、マカ、マコモ、ラフマ、またはそれらの抽出物)などが
挙げられる。
ビタミンの例としては、特に限定はされないが、ビタミンA群に属するビタミン[例え
ば、レチナール、レチノール、レチノイン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピン
および薬理学的に許容されるそれらの塩類(例えば、酢酸レチノール、パルミチン酸レチ
ノールなど)など]、ビタミンB群に属するビタミン[例えば、チアミン、チアミンジス
ルフィド、ジセチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチアミン、ビスベン
チアミン、プロスルチアミン、ベンフォチアミン、フルスルチアミン、リボフラビン、フ
ラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサール、ヒドロキソコバラミン
、シアノコバラミン、メチルコバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラヒド
ロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチニックアルコール、パン
トテン酸、パンテノール、ビオチン、コリン、イノシトール、パンガミン酸および薬理学
的に許容されるそれらの塩類(例えば、塩酸チアミン、硝酸チアミン、塩酸ジセチアミン
、塩酸フルスルチアミン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウ
ム、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール、リン酸ピリドキサールカルシウム、塩酸
ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソコバラミン、パントテン酸カルシウム、パントテ
ン酸ナトリウムなど)など]、ビタミンC群に属するビタミン[アスコルビン酸及びその
誘導体、エリソルビン酸及びその誘導体、および薬理学的に許容されるそれらの塩類(例
えば、アスコルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸ナトリウムなど)など]、ビタミンD
群に属するビタミン[例えば、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ヒドロ
キシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロタキステロー
ル、および薬理学的に許容されるそれらの塩類など]、ビタミンE群に属するビタミン[
例えば、トコフェロール及びその誘導体、ユビキノン誘導体及びそれらの薬理学的に許容
される塩類(酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール
、コハク酸トコフェロールカルシウムなど)など]、その他のビタミン[例えば、カルニ
チン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン(ビタミンP)、エリオシト
リン、ヘスペリジン、および薬理学的に許容されるそれらの塩類(塩化カルニチンなど)
など〕などが挙げられる。
アミノ酸の例としては、特に限定はされないが、ロイシン、イソロイシン、バリン、メ
チオニン、トレオニン、アラニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシ
ン、アスパラギン、アスパラギン酸、セリン、グルタミン、グルタミン酸、プロリン、チ
ロシン、システイン、ヒスチジン、オルニチン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン
、グリシルグリシン、アミノエチルスルホン酸(タウリン)、シスチン、または薬理学的
に許容されるそれらの塩類(例えばアスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウ
ム、塩酸システインなど)などが挙げられる。好ましい例は、バリン、ロイシンおよびイ
ソロイシン等の分岐鎖アミノ酸、グルタチオン、システイン、グルタミン酸、グリシン、
セリン、トリプトファン、チロシン、フェニルアラニン、ヒスチジン、メチオニン、スレ
オニン、リジン、シスチン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、プロリン、アミノ
エチルスルホン酸である。
本発明の代謝活性化剤は、医薬組成物または飲食品(特に、機能性食品、健康食品、サ
プリメントなど)として継続的な摂取が行いやすいように、例えば顆粒剤(ドライシロッ
プを含む)、カプセル剤(軟カプセル剤、硬カプセル剤)、錠剤(チュアブル剤などを含
む)、散剤(粉末剤)、丸剤などの各種の固形製剤、または内服用液剤(液剤、懸濁剤、
シロップ剤を含む)などの液状製剤などの形態で調製することができ、成分の安定性や摂
取の簡便さの点からカプセル剤または錠剤の形態が好ましいが、特に限定されるものでは
ない。
カプセル剤または錠剤の形態の本発明の代謝活性化剤は、医薬または食品として許容さ
れる公知の添加物を用いて製造することができ、医薬または食品の分野で採用されている
通常の製剤化手法を適用することができる。例えば、錠剤は、各成分を処方に従って添加
配合し、粉砕、造粒、乾燥、整粒および混合を行い、得られた調製混合物を打錠すること
によって調製することができる。
製剤化のための添加物としては、限定はされないが、例えば、賦形剤、滑沢剤、結合剤
、崩壊剤、流動化剤、分散剤、湿潤剤、防腐剤、粘稠剤、pH調整剤、着色剤、矯味矯臭
剤、界面活性剤、溶解補助剤などが挙げられる。また、液剤の形態にする場合は、ペクチ
ン、キサンタンガム、グアガムなどの増粘剤を配合することができる。また、コーティン
グ剤を用いてコーティング錠剤にしたり、ペースト状の膠剤とすることもできる。さらに
、他の形態に調製する場合であっても、従来の方法に従えばよい。
さらに、本発明の代謝活性化剤は、例えば、飲料、菓子類、パン類、スープ類などの各
種飲食品またはその添加成分として;またはドッグフード、キャットフードなどの各種ペ
ットフードまたはその添加成分として使用することができる。これらの飲食品の製造方法
は、本発明の効果を損なわないものであれば特に限定されず、各用途で当業者によって使
用されている方法に従えばよい。
本発明の代謝活性化剤は、優れた代謝活性化作用を有する。本発明の代謝活性化剤は、
安全性が高く継続的に摂取することに適している。
以下、本発明の好適な実施例についてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。なお、本明細書において示されるパーセンテージは特に言
及がなければ重量%を意味する。
試験に使用したサラシア・キネンシス水抽出物は以下の方法で調製した。サラシア・キ
ネンシスの幹の部分を5mm角に裁断したチップ(1kg)に熱水(20kg)を加え、
98℃で120分攪拌抽出した。得られた抽出液を、ロータリーエバポレーターを用いて
減圧濃縮(濃縮温度45℃、Brix=30になるまで)し、濃縮液を凍結乾燥させて本
発明のサラシア・キネンシス抽出物(98.5g)を得た。
試験に使用したサラシア・オブロンガ水抽出物は、サラシア・キネンシス水抽出物と同
様の方法で調製した。すなわち、サラシア・オブロンガの幹の部分を5mm角に裁断した
チップ(1kg)に熱水(20kg)を加え、98℃で120分攪拌抽出した。得られた
抽出液を、ロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮(濃縮温度45℃、Brix=3
0になるまで)し、濃縮液を凍結乾燥させて本発明のサラシア・オブロンガ抽出物(97
.0g)を得た。
サラシア・レティキュラータ水抽出物として「サラシアレティキュラータエキス粉末」
(株式会社モナ製)を使用した。また、比較例として茶抽出物であるサンフェノン100
S(太陽化学株式会社製)を使用した。
[試験例1]
常法に従ってサラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよびサラシア・オ
ブロンガの水抽出物(それぞれ300mg)を含むカプセルを調製した。4群に分かれた
被験者(n=7)の3群はそれぞれのカプセルを1日3回毎食後に服用し、それを1週間
継続した。プラセボ群の被験者には結晶セルロース(商品名:セオラスPH−101、旭
化成ケミカルズ製、300mg)を含むカプセルを投与した。
投与開始前と1週間経過後に、各被験者において運動による脂質代謝量および糖質代謝
量の測定試験を行った。4km/hでウォーキングを30分間行い、30分間の脂質代謝
量および糖質代謝量を呼吸代謝測定装置(VO2000、Medical Graphi
cs Corporation製)により計測(単位:Kcal)し、摂取前の測定値に
対する増加量の割合(%)を算出した。結果を表1および表2に示す。
Figure 2016145246
Figure 2016145246
本試験例から、サラシア抽出物を摂取することにより、脂質および糖質の代謝が活性化
されることが確認された。また、特に、サラシア属植物抽出物の脂質に対する代謝活性化
効果が顕著であり、代謝増加量はプラセボの60〜97倍であることが確認された。
[試験例2]
サラシア・キネンシスの水抽出物を、150mg、300mg、450mgおよび60
0mg含むカプセルを調製し、プラセボ群(結晶セルロース、300mg)および茶抽出
物(サンフェノン100S、300mg)を含む6群に分かれた被験者(n=7)に試験
例1と同様の方法で投与した。投与開始前と1週間経過後に、各被験者において運動によ
る脂質代謝量および糖質代謝量の測定試験を試験例1と同様の方法で行った。結果を表3
および表4に示す。
Figure 2016145246
Figure 2016145246
本試験例から、サラシア・キネンシス抽出物を摂取することにより、脂質および糖質の
代謝が活性化されることが確認された。また、サラシア・キネンシス抽出物の代謝活性化
効果は特に脂質に対して顕著であることが確認された。

Claims (7)

  1. サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよびサラシア・オブロンガから
    選択される植物の抽出物を有効成分として含む代謝活性化剤。
  2. 脂質の代謝を活性化させる、請求項1に記載の代謝活性化剤。
  3. 糖質の代謝を活性化させる、請求項1に記載の代謝活性化剤。
  4. 前記抽出物が熱水抽出物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の代謝活性化剤。
  5. 前記抽出物を1日あたりの摂取量が450mg以上となる量で含む、請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の代謝活性化剤。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の代謝活性化剤を含む医薬組成物。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の代謝活性化剤を含む飲食品。
JP2016087672A 2008-09-30 2016-04-26 代謝活性化剤 Pending JP2016145246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019086201A JP6985328B2 (ja) 2008-09-30 2019-04-26 代謝活性化剤

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008252712 2008-09-30
JP2008252712 2008-09-30

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009038969A Division JP5973119B2 (ja) 2008-09-30 2009-02-23 代謝活性化剤

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019086201A Division JP6985328B2 (ja) 2008-09-30 2019-04-26 代謝活性化剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016145246A true JP2016145246A (ja) 2016-08-12

Family

ID=42295814

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009038969A Active JP5973119B2 (ja) 2008-09-30 2009-02-23 代謝活性化剤
JP2016087672A Pending JP2016145246A (ja) 2008-09-30 2016-04-26 代謝活性化剤
JP2019086201A Active JP6985328B2 (ja) 2008-09-30 2019-04-26 代謝活性化剤

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009038969A Active JP5973119B2 (ja) 2008-09-30 2009-02-23 代謝活性化剤

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019086201A Active JP6985328B2 (ja) 2008-09-30 2019-04-26 代謝活性化剤

Country Status (1)

Country Link
JP (3) JP5973119B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6167357B1 (ja) * 2017-02-13 2017-07-26 忠義 中上 糖尿病の改善予防剤

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012167049A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Fujifilm Corp がん関連遺伝子発現抑制剤
AT17991U1 (de) * 2022-09-08 2023-09-15 Braun De Praun Karin Funktionelles lebensmittel

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001288099A (ja) * 2000-04-11 2001-10-16 Takama:Kk 抗高脂血症剤
JP2002267655A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Morishita Jintan Kk ニシキギ科サラキア属の植物および/またはそれからの抽出物の品質判定方法
JP2003063974A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Nippon Bio Kk 抗酸化剤、一酸化窒素産生抑制剤、抗潰瘍剤およびその薬剤成分を含有する加工食品
JP2005021006A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Bc:Kk アルコールによる影響を短時間で解消する飲食品用材料、飲食品、及び解毒剤

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3794669B2 (ja) * 2000-03-22 2006-07-05 大崎 義雄 抗肥満症剤
JP5064652B2 (ja) * 2004-12-10 2012-10-31 株式会社 日本薬用食品研究所 糖尿病の予防・治療用組成物およびその有効成分を含む健康食品

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001288099A (ja) * 2000-04-11 2001-10-16 Takama:Kk 抗高脂血症剤
JP2002267655A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Morishita Jintan Kk ニシキギ科サラキア属の植物および/またはそれからの抽出物の品質判定方法
JP2003063974A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Nippon Bio Kk 抗酸化剤、一酸化窒素産生抑制剤、抗潰瘍剤およびその薬剤成分を含有する加工食品
JP2005021006A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Bc:Kk アルコールによる影響を短時間で解消する飲食品用材料、飲食品、及び解毒剤

Non-Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
BIOL.PHARM.BULL., vol. 24(9), JPN6017015555, 2001, pages 1091 - 1092, ISSN: 0003549322 *
BIOMEDICAL RESEARCH, vol. 21(4), JPN6017015553, 2000, pages 221 - 223, ISSN: 0003549321 *
J.TRADIT.MED., vol. 22, no. 1, JPN6015047751, 2005, pages 145 - 153, ISSN: 0003608054 *
OVERVIEW-ENCYCLOPEDIA OF LIFE, JPN6018002835, ISSN: 0003728717 *
SHIN KI OK ET AL: "コタラヒム抽出エキス末のエネルギー代謝及び自律神経活動動態に及ぼす効果", NEW DIET THERAPY, vol. 23, no. 1, JPN6013024345, 2007, pages 41 - 47, ISSN: 0003497044 *
TOXICOLOGY, vol. 228(2-3), JPN6017015557, 2006, pages 135 - 139, ISSN: 0003549323 *
任良赫 他: "スリランカ原産植物コタラヒムブツ(Salacia reticulata)による糖質代謝促進作用", 日本栄養・食糧学会大会講演要旨集, vol. 61, JPN6013024342, 2007, pages 139, ISSN: 0003497043 *
原沢友紀子 他: "メタボリックシンドローム諸症状を発症する病態動物(TSODマウス)に対するSalacia reticulataの効果", J TRADIT MED, vol. 25, JPN6013024347, August 2008 (2008-08-01), pages 104, ISSN: 0003497045 *
吉川雅之 他: "タイ天然薬物 (1) Salacia chinensisの抗糖尿病および抗炎症作用", 日本薬学会年会要旨集, vol. 121, no. 2, JPN6013024352, 2001, pages 156, ISSN: 0003497047 *
吉川雅之 他: "タイ産Salacia chinensisの生物活性:α-グルコシダーゼ阻害活性を指標として品質評価", YAKUGAKU ZASSHI, vol. 123, no. 10, JPN6018002838, 2003, pages 871 - 880, ISSN: 0003728716 *
赤瀬智子 他: "メタボリックシンドロームに対するコタラヒムブツ(Salacia reticulata)の予防効果", 薬理と治療, vol. 36, no. 1, JPN6013024350, January 2008 (2008-01-01), pages 39 - 48, ISSN: 0003497046 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6167357B1 (ja) * 2017-02-13 2017-07-26 忠義 中上 糖尿病の改善予防剤
JP2018131386A (ja) * 2017-02-13 2018-08-23 忠義 中上 糖尿病の改善予防剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP6985328B2 (ja) 2021-12-22
JP2019147820A (ja) 2019-09-05
JP2010106006A (ja) 2010-05-13
JP5973119B2 (ja) 2016-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI759260B (zh) 多元補充品組成物
RU2335925C2 (ru) Биологически активный препарат и способ его получения
JPH11500725A (ja) ピペリンのバイオアベイラビリティ増強剤としての使用
TW202103574A (zh) 運動及營養補充調配物
JP5765879B2 (ja) 蜂の子、プロポリス、およびローヤルゼリーを含有する経口摂取用組成物
JP6985328B2 (ja) 代謝活性化剤
JPWO2016163245A1 (ja) 筋肉細胞におけるエネルギー代謝活性化剤
JP5264107B2 (ja) 抗酸化作用を有する組成物
CA2731282C (en) Anti-fatigue composition
JP2017031121A (ja) Ampk活性化剤
JP5405067B2 (ja) 蜂の子を含有する抗酸化組成物
JP5989960B2 (ja) サラシア含有組成物
US20180125795A1 (en) Cinnamaldehyde compositions and methods
JP5881360B2 (ja) サラシア属植物抽出物を含有する飲料の製造方法
JP5191150B2 (ja) ミチヤナギを有効成分とする固形製剤形態を有する食品組成物
JP5171080B2 (ja) 抗酸化作用を有する組成物
JP5341422B2 (ja) 蜂の子およびローヤルゼリーを含有する抗酸化組成物
JP5854578B2 (ja) 筋肉増強剤または基礎代謝増強剤
JP2012065607A (ja) サプリメント
JP5414316B2 (ja) 肝障害抑制剤
JP5264106B2 (ja) 抗酸化作用を有する組成物
Rao et al. A review on dietary supplements: Delivery systems, applications and regulations
JP2008081475A (ja) 虚弱体質改善または滋養強壮剤
JP6030284B2 (ja) Glp−1活性増強剤
ES2343119T3 (es) Composicion para la activacion del sistema inmune.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171030

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20171030

C11 Written invitation by the commissioner to file amendments

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C11

Effective date: 20171108

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20171116

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20171117

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20180202

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20180206

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20180604

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20180802

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20190125

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20190301

C28A Non-patent document cited

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C2838

Effective date: 20190301

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20190412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190507

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20190806

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20190830

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20190924

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20190924