JP2019147305A - 熱転写シート及び印画物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐光性に優れた印画物を与える熱転写シート及び印画物の製造方法の提供。【解決手段】基材フィルムの一方の面に、シアン染料を含む染料層が形成されてなる熱転写シートにおいて、該シアン染料が、下記一般式(1)で表されるアントラキノン系染料を含む熱転写シート。この熱転写シートを用いて、熱転写方式によって画像を形成する。式中、R1〜R6は各々独立に炭素数1以上6以下のアルキル基を表す。【選択図】なし

Description

本発明は熱転写方式のプリンタに使用される熱転写シート及び印画物の製造方法に関し、詳しくは耐光性に優れた印画物を与える熱転写シートと、この熱転写シートを用いた印画物の製造方法に関する。
熱転写を利用した画像形成方法において使用される熱転写シートとして、基材フィルムの一方の面上に、色材層として、昇華性染料とバインダーからなる昇華転写型インク層(染料層)を設けた昇華型熱転写シートや、該昇華転写型インク層の代わりに顔料とワックスからなる溶融転写型インク層を設けた溶融型熱転写シートが知られている。
昇華型熱転写方式では、一般的に三原色、すなわちイエロー、マゼンタ、シアンの3色の染料層を設けた熱転写シートを使用し、それらの染料層を順次重ねて階調印画することにより、フルカラー表現を行っている。
近年、昇華型熱転写方式は、銀塩写真と同等の高画質の印画物を製造可能となり、それに伴い、光・熱・湿度等の環境因子による画質劣化防止への要求が高くなってきている。中でも耐光性の改善が強く要望されている。
従来、熱転写シートのシアン染料層に用いるシアン染料として、以下の通り、アントラキノン系染料が種々提案されている。例えば、特許文献1には、下記式(1)で表されるアントラキノン系染料が提案されている。
Figure 2019147305
上記式(1)中、R及びRは、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよいアリール基、置換されてもよいヘテロ環基、置換されてもよいアリル基又は置換されてもよいアリールアルキル基を表す。
特許文献1において、式(1)で表される化合物のR,Rとして、置換されていてもよいアリール基が挙げられているが、その例示基としては、1置換フェニル基又は2置換フェニル基の記載のみである。
特許文献2には、下記式(7)で表されるアントラキノン系染料が記載され、式(7)におけるR28,R29として置換されていてもよいアリール基の記載もあるが、具体的な置換基の例示はなされていない。
Figure 2019147305
特開平5−131765号公報 特開2000−103174号公報
本発明は、耐光性に優れた印画物を与える熱転写シートと、この熱転写シートを用いた印画物の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記の目的を達成するために検討を重ねた結果、特定のアントラキノン系染料が、耐光性に優れた印画物を与えることを見出した。本発明はかかる知見に基づくものである。
即ち、本発明の熱転写シートは、基材フィルムの一方の面に、シアン染料を含む染料層が形成されてなる熱転写シートにおいて、該シアン染料が、下記一般式(1)で表されるアントラキノン系染料を含むことを特徴とする。
Figure 2019147305
(一般式(1)中、R〜Rは各々独立に炭素数1以上6以下のアルキル基を表す。)
また、本発明の印画物の製造方法は、この熱転写シートを用いて、熱転写方式によって画像を形成する工程を有する。
本発明の一態様では、前記一般式(1)で表されるアントラキノン系染料が、下記構造式(1−1)で表される化合物及び下記構造式(1−2)で表される化合物のうち少なくともいずれか一方からなる。
Figure 2019147305
本発明の一態様では、前記基材フィルムと染料層との間にプライマー層が設けられている。このプライマー層は、バインダー樹脂と無機粒子とを含む。
本発明によれば、耐光性に優れた印画物を提供できる。また、本発明で用いるアントラキノン系染料は安価であるので、熱転写シート及び印画物の低コスト化を図ることができる。
以下に本発明の好ましい実施態様について詳細に説明する。
[熱転写シート]
本発明の熱転写シートは、基材フィルムの一方の面に、シアン染料を含む染料層が形成されてなる熱転写シートにおいて、該シアン染料が、下記一般式(1)で表されるアントラキノン系染料(以下、「本発明のアントラキノン系染料」と称す場合がある。)を含むことを特徴とする。
Figure 2019147305
(一般式(1)中、R〜Rは各々独立に炭素数1以上6以下のアルキル基を表す。)
以下に本発明の熱転写シートを構成する各層毎に詳述する。
<基材フィルム>
本発明における基材フィルムとしては、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであれば何れのものでもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体フィルム、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等の樹脂フィルム;コンデンサー紙、パラフィン紙、合成紙等の紙類;不織布;紙や不織布と樹脂との複合体;等が挙げられる。
上記基材フィルムの厚さは通常約0.5μm以上50μm以下であり、好ましくは約3μm以上10μm以下である。
上記基材フィルムは、必要に応じ、その一方の面又は両面に接着層(プライマー層)を設ける等、接着処理を行ったものであってもよい。この接着処理としては、コロナ放電処理、放射線処理、粗面化処理、化学薬品処理、プラズマ処理、グラフト化処理等、公知の表面改質方法が挙げられる。
<シアン染料層>
本発明の熱転写シートは、基材フィルムの一方の面に、本発明のアントラキノン系染料を含むシアン染料層(以下、「本発明のシアン染料層」と称す場合がある。)が形成されたものである。
本発明のアントラキノン系染料を表す前記一般式(1)において、R〜Rのアルキル基としては、直鎖アルキル基でも、分岐鎖を有するアルキル基でもよく、また、シクロアルキル基であってもよいが、好ましくは各々独立に炭素数1〜3のアルキル基であり、特に好ましくは各々独立にメチル基又はエチル基である。本発明のアントラキノン系染料としては、特に下記構造式(1−1)で表される化合物又は下記構造式(1−2)で表される化合物が好ましい。
Figure 2019147305
本発明のシアン染料層は、本発明のアントラキノン系染料の1種のみを含むものであってもよく、2種以上を含むものであってもよい。
本発明のシアン染料層が本発明のアントラキノン系染料を含むことによって、得られる印画物の耐光性が向上するメカニズムの詳細は明らかではないが、本発明のアントラキノン系染料のアントラキノン骨格に置換するアミノ基が2,4,6−アルキルフェニル基を有するアミノ基であり、そのアルキル基がメチル基、エチル基等の低級アルキル基であることによると推測される。
また、本発明のシアン染料層は、本発明のアントラキノン系染料以外のシアン染料を含むものであってもよく、本発明のアントラキノン系染料以外のシアン系染料を含むことにより、印画物の高濃度化を図った上で、耐光性を高めることができる場合がある。その場合、他のシアン染料としては、後述の実施例の項に記載のSolvent Blue63、Disperse Blue354や、その他Disperse Blue24等のアントラキノン系染料、各種インドアニリン系染料等が挙げられる。これらのその他のシアン染料についても1種のみを用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
本発明のシアン染料層が本発明のアントラキノン系染料以外の他のシアン染料を含む場合、本発明のアントラキノン系染料による耐光性の向上効果とその他のシアン染料による高濃度化の効果をバランスよく得る上で、本発明のシアン染料層中のシアン染料の総質量に対して本発明のアントラキノン系染料が占める割合は35質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることが特に好ましい。
本発明のシアン染料層は、本発明のアントラキノン系染料を含むシアン染料に加え、バインダー樹脂を含有するものであってよい。
バインダー樹脂としては、特に限定されず、従来公知のものを使用することができ、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロース系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラールやポリビニルアセトアセタール等のポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂;ポリエステル系樹脂;フェノキシ樹脂;等が挙げられる。中でもポリビニルアセタールが好適に使用できる。
また、バインダー樹脂としては、更に、離型性グラフトコポリマーも挙げられる。離型性グラフトコポリマーは、離型剤として配合することもできる。
離型性グラフトコポリマーは、ポリシロキサンセグメント、フッ化炭素セグメント、フッ化炭化水素セグメント及び長鎖アルキルセグメントから選択された少なくとも1種の離型性セグメントを、上述のバインダー樹脂を構成するポリマー主鎖にグラフト重合させてなるものである。
離型性グラフトコポリマーとしては、なかでも、ポリビニルアセタールからなる主鎖にポリシロキサンセグメントをグラフト重合させて得られるグラフトコポリマーが好ましい。
これらのバインダー樹脂についても、1種のみを用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
本発明のシアン染料層は、所望により、離型剤、無機微粒子、有機微粒子等の添加剤を含有してもよい。
離型剤としては、上述の離型性グラフトコポリマー、シリコーンオイル、リン酸エステル等が挙げられる。
無機微粒子としては、カーボンブラック、アルミニウム、二硫化モリブデン等が挙げられる。有機微粒子としては、ポリエチレンワックス等が挙げられる。
本発明のシアン染料層は、本発明のアントラキノン系染料を含むシアン染料、バインダー樹脂及び所望により添加される添加剤と、溶剤とを含有するシアン染料層用塗工液により形成される。
溶剤としては、染料層用塗工液の材料として従来公知のものであれば特に限定されず、例えば、アセトン、メタノール、水、メチルエチルケトン、トルエン、エタノール、イソプロピルアルコール、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、酢酸エチル、これらの溶剤の混合溶剤等が使用でき、なかでも、メチルエチルケトンとトルエンとの混合溶剤が好ましい。
本発明のシアン染料層を形成するためのシアン染料層用塗工液において、シアン染料の割合は、バインダー樹脂100質量部に対し、通常50質量部以上300質量部以下、好ましくは100質量部以上200質量部以下である。
また、シアン染料層用塗工液は、塗工液中の固形分(溶剤以外の成分)濃度が2質量%以上30質量%以下であることが好ましく、5質量%以上15質量%以下であることがより好ましい。
シアン染料層用塗工液は、例えば、ペイントシェーカー、プロペラ型攪拌機、ディゾルバー、ホモミキサー、ボールミル、ビーズミル、サンドミル、2本ロールミル、3本ロールミル、超音波分散機、ニーダー、ラインミキサー、2軸押出機等の従来公知の製造方法を用いて調製できる。シアン染料を均一に分散させる点で、ビーズミル、ボールミル等の分散機を用いて調製することが好ましい。
本発明のシアン染料層は、上記のシアン染料層用塗工液を、例えば、ワイヤーバーコーティング法、グラビア印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の従来公知の方法で基材フィルムに塗布、乾燥することにより形成できる。
塗工後は、好ましくは60℃以上120℃以下の温度にて1秒以上5分以下乾燥処理される。
本発明のシアン染料層の厚さは、好ましくは0.2μm以上3.0μm以下、より好ましくは0.4μm以上1.0μm以下である。
<その他の染料層>
本発明の熱転写シートは、本発明のシアン染料層と、更に、イエロー染料層、マゼンタ染料層が形成されたものであってもよく、これらの各染料層が面順次に形成されたものであってもよい。
<溶融転写型インク層(溶融層)>
本発明の熱転写シートは、カーボンブラックなどの顔料とワックスからなる溶融転写型インク層(溶融層)を更に有していてもよい。
<プライマー層>
本発明の熱転写シートは、基材フィルムと上述の染料層との間に、バインダー樹脂と無機粒子とを含むプライマー層を有することが好ましい。
プライマー層に含まれるバインダー樹脂としては、親水性の熱可塑性樹脂が用いられ、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、スチレンアクリレート樹脂、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロース樹脂、ポリビニルアセトアセタールやポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂等が挙げられる。これらバインダー樹脂は1種のみを用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。特に、上記の親水性熱可塑性樹脂の中で、ポリビニルピロリドン系樹脂、またはポリビニルアルコール系樹脂が、基材フィルムと染料層との接着性の向上効果が高く、また染料による染着性が低いことから好ましく、特にポリビニルピロリドン系樹脂が好ましい。
ポリビニルピロリドン系樹脂としては、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニル−4−ピロリドン等のビニルピロリドンの単独重合体(ホモポリマー)またはこれらの共重合体が挙げられる。本発明で使用するポリビニルピロリドン系樹脂は、フィッケンチャーの公式におけるK値で、60以上のものを使用することが好ましく、特にK−60〜K−120のグレードのものが好ましく、数平均分子量では30,000以上280,000以下のものが好ましい。上記K値が60以上のポリビニルピロリドン系樹脂を用いると、印画における転写感度の向上効果を十分に得ることができる。
また、ポリビニルアルコール系樹脂としては、ケン化度が50モル%以上100モル%以下、重合度が200以上3500以下の範囲のものが好適である。ケン化度や、重合度が上記下限以上であると、基材フィルムや染料層との接着性を十分に得ることができ、また、上記上限以下であると粘度が高くなり過ぎず、塗工適性に優れたものとなる。
プライマー層に含まれるバインダー樹脂のガラス転移温度(Tg)は、60℃以上であることが好ましい。Tgが高いことで、熱転写記録時における染料層と被転写体との熱融着や、異常転写、シワ、および印画ムラ等の不具合発生を、より確実に防止することが可能となる。バインダー樹脂のTgが60℃以上であると、印画時の熱によりプライマー層のバインダー樹脂が流動しにくくり、異常転写が抑制され、また染料層中に含有される染料がプライマー層へ逆拡散することも防止され、転写感度が向上し易くなる。
なお、本発明において、「ガラス転移温度(Tg)」とは、JIS K 7121(2012年発行)に準拠して、DSC(示査走査熱量測定)によって求めた値である。
プライマー層に含まれる無機粒子として、従来公知のものが使用できる。例えば、シリカ(コロイダルシリカ)、アルミナ或はアルミナ水和物(アルミナゾル、コロイダルアルミナ、カチオン性アルミニウム酸化物又はその水和物、擬ベーマイト等)、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン等が挙げられる。特に、コロイダルシリカまたはアルミナゾル由来の粒子、とりわけアルミナゾル由来の粒子が好ましく用いられる。プライマー層には、これらの無機粒子を、同一種類の条件で使用するだけでなく、コロイダルシリカとアルミナゾルのように、異なる種類のものを混合してもよい。
これらの無機粒子の大きさは、平均粒径で100nm以下、好ましくは50nm以下であり、特に3nm以上30nm以下であることが好ましく、粒径がこの範囲であると、プライマー層の機能を充分に発揮できる。
無機粒子の形状は、球状、針状、板状、羽毛状や、無定形等、如何なる形状であってもよい。また、プライマー層の形成に用いる無機粒子は、コロイド状無機粒子であることが好ましく、水系溶媒にゾル状に分散しやすいように酸性タイプに処理したものや、微粒子電荷をカチオンにしたもの、微粒子を表面処理したもの等を使用することもできる。
プライマー層におけるバインダー樹脂と無機粒子の含有割合は、固形分としての質量基準で、無機粒子/バインダー樹脂=1/4以上10/1以下であることが好ましく、無機粒子/バインダー樹脂=1/4以上2/1以下であることがより好ましい。プライマー層における無機粒子の含有割合を所定値以下とすることにより、高温、高湿下に熱転写シートを放置、保存後の印画における受像シートとの離型性を良好なものとすることができる。プライマー層におけるバインダー樹脂の含有割合を所定値以下とすることにより、高温、高湿下に熱転写シートを放置、保存後の印画における受像シートとの離型性を良好なものとし、また染料層との接着性を十分なものとすることができる。
プライマー層を塗工により形成する場合には、その塗工適性を考慮して、プライマー層形成用塗工液の粘度を低めにして流動性をもたせることが好ましい。
プライマー層は、例えば、無機粒子が水系溶媒にゾル状に分散し、バインダー樹脂が水系溶媒に分散、あるいは溶解した塗工液をグラビアコーティング法、ロールコート法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の従来から公知の塗工手段により、基材フィルム上に塗工し、熱風乾燥等を行うことで、コロイド状無機粒子をゾル状からゲル状とし、バインダー樹脂により無機粒子を固着せて形成される。即ち、本発明に係るプライマー層は、一般的なゾル−ゲル法による焼成処理を行なうものではない。
プライマー層用塗工液における水系溶媒としては、特に限定されず、例えば、水;エタノール、プロパノール等のアルコール類と水との混合物;等が挙げられる。更に、上記水系溶媒として、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ類;トルエン、キシレン、クロルベンゼン等の芳香族系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;クロロホルム、トリクロルエチレン等の塩素系溶媒;ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等の含窒素系溶媒;ジメチルスルホキシド;等の有機溶媒と水との混合物も使用できるが、水、又は、水とアルコール類との混合物が好ましい。
プライマー層用塗工液は、水系溶媒を用いて、固形分濃度が1質量%以上10質量%以下となるように調製することが好ましい。
このようにして形成されるプライマー層の厚さは、好ましくは0.02μm以上1μm以下、より好ましくは0.03μm以上0.15μm以下である。
以上のように形成されるプライマー層は、バインダー樹脂である熱可塑性樹脂と無機粒子が主成分となって、その他の成分を含まないか、または溶媒が少し残存している程度であることが望ましい。このように熱可塑性樹脂と無機粒子からなるプライマー層は、基材フィルムと染料層との間で皮膜として形成され、基材フィルムと染料層との接着性を高めることができ、熱転写受像シートと組み合わせて加熱して熱転写する際に、受像シートへ染料層が異常転写することを防止する。
さらに、プライマー層は、染料層からの染料が染着しにくい熱可塑性樹脂と無機粒子とから構成されているために、印画時の染料層からプライマー層への染料の移行を防止し、受像シートの受容層側への染料拡散を有効に行なうことにより、印画における転写感度が高く、印画濃度を高めることができる。また、本発明におけるプライマー層は、無機粒子のみで構成する場合と比べ、高温、高湿下で熱転写シートを保存した後に発生する、印画時の受像シートとの離型性の低下といった不具合発生を防止できる。
<その他の層>
≪耐熱滑性層≫
本発明の熱転写シートは、更に、上述の染料層を形成する面と反対側の基材フィルム面上に、耐熱滑性層を設けてなるものであってもよい。耐熱滑性層は、スティッキングや印画シワ等、熱転写時にサーマルヘッドの熱が原因で生じる問題を防止するために設けるものである。
耐熱滑性層は、主に耐熱性樹脂から構成される。耐熱性樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエーテル系樹脂、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン又はエポキシのプレポリマー、ニトロセルロース系樹脂、セルロースナイトレート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテート−ヒドロジエンフタレート、酢酸セルロース、芳香族ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリカーボネート、塩素化ポリオレフィン等の1種又は2種以上が挙げられる。
耐熱滑性層は、上記の耐熱性樹脂に加え、滑り性付与剤、架橋剤、離型剤、有機粒子、無機粒子等の添加剤を含有するものであってもよい。
耐熱滑性層は、通常上述の耐熱性樹脂と、所望により添加される上記滑り性付与剤等の添加剤を溶剤に加え、各成分を溶解又は分散させて耐熱滑性層用塗工液を調製し、この耐熱滑性層用塗工液を、ワイヤーバーコーティング法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等といった従来公知の方法によって基材フィルムに塗布し、乾燥することにより形成される。なかでも、グラビアコーティング法が好的に使用できる。
耐熱滑性層用塗工液における溶剤としては、上述のシアン染料層用塗工液における溶剤と同様のものを使用できる。
耐熱滑性層の厚さは、好ましくは0.1μm以上3μm以下、より好ましくは0.1μm以上1.5μm以下である。
≪転写性保護層≫
本発明の熱転写シートは、画像形成後に印画面を保護するための保護層を形成できるよう、更に、上述の染料層と面順次に転写性保護層を形成したものであってもよい。
転写性保護層は、特に限定されず、使用する基材フィルム、染料層等の特徴に応じて、従来公知のものから選択して使用できる。基材フィルムが離型性能を有さない場合、基材フィルムと転写性保護層との間に離型層を設けて、転写性保護層の転写性を向上させることが好ましい。
[印画物の製造方法]
本発明の印画物の製造方法は、本発明の熱転写シートを用いて、熱転写方式によって画像を形成する工程を有する。
即ち、本発明の熱転写シートは、基材フィルムの染料層と反対側の面の所定箇所をサーマルヘッド等により加熱・加圧し、染料層のうち印画部に相当する箇所の染料を被転写体に移行させて印画することができる。
被転写体としては熱転写受像シート、中間転写媒体等を使用できる。熱転写受像シートとしては、記録面が染料受容性を有するものであれば特に限定されず、例えば、紙、金属、ガラス、合成樹脂等の基材の少なくとも一方の面に染料受容層を形成したものが挙げられる。
熱転写を行う際に使用するプリンタとしては、特に限定されず、公知の熱転写プリンタを使用できる。
以下、本発明の実施例及び比較例に基づいて本発明をさらに具体的に説明する。なお、以下において、「部」とあるのは特に断りのない限り質量基準とする。
[実施例1]
<熱転写シートの作製>
基材フィルム(東レ(株)製ポリエチレンテレフタレートフィルム「5AF56」、厚さ4.5μm)の一方の面上に、下記組成の耐熱滑性層用塗工液を乾燥後の厚さが0.5μmになるようにグラビアコーティング法にて塗布し、乾燥して耐熱滑性層を形成した。更に、上記基材フィルムの、耐熱滑性層と反対側の面上に、下記組成のプライマー層用塗工液を、乾燥後の厚さが0.50μmになるようにグラビアコーティング法にて塗布し、乾燥してプライマー層を形成した。
このプライマー層上に、下記組成のシアン染料層用塗工液を、乾燥後の厚さが0.6μmになるように塗布し、乾燥してシアン染料層を形成し、実施例1の熱転写シートを作製した。
<耐熱滑性層用塗工液>
・ポリアミドイミド樹脂(HR−15ET、東洋紡(株)製) :50.0部
・ポリアミドイミドシリコーン樹脂(HR−14ET、東洋紡(株)製) :50.0部
・ステアリル燐酸亜鉛(LBT−1830精製、堺化学工業(株)製) :10.0部
・ステアリン酸亜鉛(GF−200、日本油脂(株)製) :10.0部
・ポリエステル樹脂(バイロン(登録商標)220、東洋紡(株)製) :3.0部
・無機フィラー(ミクロエース(登録商標)P3、日本タルク(株)製) :10.0部
<プライマー層用塗工液>
・アルミナゾル(アルミナゾル200、羽毛状形態、日産化学工業(株)製、固形分10%)(固形分として) :3.5部
・ポリビニルピロリドン(K−90、アイエスピー・ジャパン社製) :1.5部
・水 :47.5部
・イソプロピルアルコール :47.5部
<シアン染料層用塗工液>
・シアン染料(前記構造式(1−1)で表される化合物) :2.5部
・ポリビニルアセタール(エスレック(登録商標)KS−5、積水化学工業(株)製)
:3.5部
・トルエン :47.0部
・メチルエチルケトン :47.0部
[実施例2〜4,比較例1〜5]
実施例2〜4及び比較例1〜5は、シアン染料層用塗工液をそれぞれ下記組成に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
<実施例2のシアン染料層用塗工液>
・シアン染料(前記構造式(1−2)で表される化合物) :2.5部
・ポリビニルアセタール(エスレック(登録商標)KS−5、積水化学工業(株)製)
:3.5部
・トルエン :47.0部
・メチルエチルケトン :47.0部
<実施例3のシアン染料層用塗工液>
・シアン染料(前記構造式(1−1)で表される化合物) :2.0部
・シアン染料(前記構造式(1−2)で表される化合物) :2.0部
・シアン染料(下記構造式(2−1)で表される化合物) :2.0部
・ポリビニルアセタール(エスレック(登録商標)KS−5、積水化学工業(株)製)
:3.5部
・トルエン :45.25部
・メチルエチルケトン :45.25部
Figure 2019147305
<実施例4のシアン染料層用塗工液>
・シアン染料(前記構造式(1−2)で表される化合物) :3.5部
・シアン染料(Solvent Blue63(構造式は下記の通り)) :3.5部
・ポリビニルアセタール(エスレック(登録商標)KS−5、積水化学工業(株)製)
:3.5部
・トルエン :44.75部
・メチルエチルケトン :44.75部
Figure 2019147305
<比較例1のシアン染料層用塗工液>
・シアン染料(Solvent Blue63) :2.5部
・ポリビニルアセタール(エスレック(登録商標)KS−5、積水化学工業(株)製)
:3.5部
・トルエン :47.0部
・メチルエチルケトン :47.0部
<比較例2のシアン染料層用塗工液>
・シアン染料(前記構造式(2−1)で表される化合物) :2.5部
・ポリビニルアセタール(エスレック(登録商標)KS−5、積水化学工業(株)製)
:3.5部
・トルエン :47.0部
・メチルエチルケトン :47.0部
<比較例3のシアン染料層用塗工液>
・シアン染料(Disperse Blue354(構造式は下記の通り)):2.5部
・ポリビニルアセタール(エスレック(登録商標)KS−5、積水化学工業(株)製)
:3.5部・トルエン :47.0部
・メチルエチルケトン :47.0部
Figure 2019147305
<比較例4のシアン染料層用塗工液>
・シアン染料(前記構造式(2−1)で表される化合物) :2.0部
・シアン染料(Solvent Blue63) :4.0部
・ポリビニルアセタール(エスレック(登録商標)KS−5、積水化学工業(株)製)
:3.5部
・トルエン :45.25部
・メチルエチルケトン :45.25部
<比較例5のシアン染料層用塗工液>
・シアン染料(前記構造式(2−1)で表される化合物) :1.5部
・シアン染料:(Solvent Blue63) :2.5部
・シアン染料:(Disperse Blue354) :0.5部
・ポリビニルアセタール(エスレック(登録商標)KS−5、積水化学工業(株)製)
:3.5部
・トルエン :46.0部
・メチルエチルケトン :46.0部
<印画物の作製>
各実施例・比較例の熱転写シートを使用し、ライン周期中に、1ライン周期を256等分割したパルス長を持つ分割パルスの数を0から255まで可変できるマルチパルス方式の下記評価プリンタにて、大日本印刷(株)のDS620(ただし、実施例3,4および比較例4,5では、大日本印刷(株)のDS40)用ポストカードサイズメディアの受像シートへ、印画エネルギーが等間隔となるシアンの階調画像を印画した。
≪評価プリンタ≫
・サーマルヘッド:F3598(東芝ホクト電子(株)製)
・発熱体平均抵抗値:5176(Ω)
・主走査方向印字密度:300(dpi)
・副走査方向印字密度:300(dpi)
・印字電力:0.21(W/dot)
・ライン周期:2(msec./line)
・パルスDuty:85%
次いで、上記プリンタ及び条件(ただし印字電力:0.12(W/dot))にて階調画像上に、大日本印刷(株)のDS620(ただし、実施例3,4および比較例4,5では、大日本印刷(株)のDS40)用ポストカードサイズメディアを用いて保護層の転写を行い、階調画像印画物を作製した。
<光学濃度測定>
各実施例・比較例の熱転写シートを使用して得られた階調画像印画物について、光学濃度(OD)を測定し、最も高いエネルギーを与えて印画した箇所の濃度をMAX濃度とした。結果を表1に示す。なお、側色条件は以下の通りとした。
≪測色条件≫
・測色器:分光測定器i1Pro2(X−Rite社製)
・光源:D65
・視野角:2°
・濃度測定用フィルター:ANSI Status A
<耐光性試験>
各実施例・比較例の熱転写シートを使用して得られた階調画像印画物のうち、OD=1.0±15%の箇所について、色相L*、a*およびb*を測定した(L*、a*およびb*は、CIE1976L*a*b*表色系(JIS Z 8729(1980年発行))に基づくものであり、L*は明度を、a*及びb*は、知覚色度指数を表す)。次いで、キセノンウェザーメーター(Ci4000、アトラス社製)にて、下記照射条件で96時間照射を行い、再び同一領域の光学濃度と色相を測定する事で、濃度残存率(照射後濃度/照射前濃度×100)、および色相変化(ΔE*ab=((照射後L*−照射前L*)+(照射後a*−照射前a*)+(照射後b*−照射前b*)1/2)を算出した。結果を表1に示す。
≪照射条件≫
・ブラックパネル温度:45℃
・フィルター:(Inner)石英、(Outer)SodaLime+CIRA
・試験機内環境:温度30℃、湿度30%
・照射制御:波長420nmの紫外線を1.2W/m(一定)にて照射
Figure 2019147305
本発明のアントラキノン系染料である構造式(1−1),(1−2)で表される化合物を用いた実施例1,2で得られた印画物は、従来のシアン染料を用いた比較例1〜3のものに比べて濃度は劣るものの実用上十分な濃度を持ち、かつ高耐光性(濃度残存率が高い、色相変化が少ない)であることが分かる。
また、実施例3,4および比較例3〜5の結果から、本発明のアントラキノン系染料を他のシアン染料と併用することにより、従来の染料と同レベルの濃度において、耐光性をより高めることができることが分かる。

Claims (5)

  1. 基材フィルムの一方の面に、シアン染料を含む染料層が形成されてなる熱転写シートにおいて、前記シアン染料が、下記一般式(1)で表されるアントラキノン系染料を含むことを特徴とする熱転写シート。
    Figure 2019147305
    (一般式(1)中、R〜Rは各々独立に炭素数1以上6以下のアルキル基を表す。)
  2. 前記一般式(1)で表されるアントラキノン系染料が、下記構造式(1−1)で表される化合物及び下記構造式(1−2)で表される化合物のうち少なくともいずれか一方からなる請求項1に記載の熱転写シート。
    Figure 2019147305
  3. 前記基材フィルムと前記染料層との間にプライマー層が設けられている請求項1又は2に記載の熱転写シート。
  4. 前記プライマー層が、バインダー樹脂と無機粒子とを含む請求項3に記載の熱転写シート。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱転写シートを用いて、熱転写方式によって画像を形成する工程を有する印画物の製造方法。
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