JP2019144335A - 微細構造体及びその製造方法、並びに光学機器 - Google Patents

微細構造体及びその製造方法、並びに光学機器 Download PDF

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Abstract

【課題】耐水性、耐湿性、及び防汚性を有し、長寿命で信頼性が向上した微細構造体及びその製造方法、並びに光学機器を提供すること。【解決手段】透明基板10上に使用帯域の光の波長よりも短いピッチで形成された格子12を有する素子2と、素子2の表面を覆う撥水層3と、を備える微細構造体1であって、撥水層3は、素子2側から順に、シリカからなるシリカ層13と、シランカップリング剤からなるシランカップリング層14と、を有する微細構造体1である。【選択図】図2

Description

本発明は、微細構造体及びその製造方法、並びに光学機器に関する。
従来、耐水性、耐湿性、及び防汚性を有する微細構造として、撥水膜を備える種々の微細構造が知られている。例えば、透明基板上に撥水膜の形成部と非形成部とを設ける技術(例えば、特許文献1参照)や、基板表面に有機系撥水膜を設け、その濃度が異なる領域を形成する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、下層が疎水基を有するポリマーからなり、上層がフッ素含有シランカップリング剤からなる撥水性及び撥油性を有する層を有する物品が開示されている(例えば、特許文献3参照)。この物品によれば、超撥水性/撥油性が発現するとされている。
特許第3367572号公報 特開2015−47832号公報 特開2007−196383号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、撥水膜の形成部と非形成部の境界部で撥水膜形成用塗布溶液と溶剤とを混合させるものであり、これを細かいパターンで制御するのは困難である。
また、特許文献2の技術は、インクジェットヘッドノズルへのインクの付着防止を目的としたものであり、水滴が全く着滴しない超撥水状態の撥水膜ではない。そのため、劣化は避けられず、長期的な信頼性は無い。
また、特許文献3の技術では、下層がポリマーからなる有機系の撥水膜を形成するものであり、耐熱性に難がある。そのため、例えば光学機器等に適用した場合には劣化は避けられず、長期的な信頼性は無い。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐水性、耐湿性、及び防汚性を有し、長寿命で信頼性が向上した微細構造体及びその製造方法、並びに光学機器を提供することにある。
(1)上記目的を達成するため本発明は、素子本体(例えば、後述の透明基板10)上に使用帯域の光の波長よりも短いピッチで形成された格子(例えば、後述の格子12)又は凹凸を有する素子(例えば、後述の素子2)と、前記素子の表面を覆う撥水層(例えば、後述の撥水層3)と、を備える微細構造体(例えば、後述の微細構造体1)であって、前記撥水層は、前記素子側から順に、シリカからなるシリカ層(例えば、後述のシリカ層13)と、シランカップリング剤からなるシランカップリング層(例えば、後述のシランカップリング層14)と、を有する微細構造体を提供する。
(2) (1)に記載の微細構造体において、前記微細構造体の表面における水の接触角が100度以上180度以下の超撥水性を有していてよい。
(3) (2)に記載の微細構造体において、前記微細構造体の表面における水の接触角が150度以上の超撥水性を有していてよい。
(4) (1)から(3)いずれかに記載の微細構造体において、前記シリカ層は、厚みが20nm以下であってよい。
(5) (1)から(4)いずれかに記載の微細構造体において、前記シランカップリング層は、フッ素を含んでいてよい。
(6) (1)から(5)いずれかに記載の微細構造体において、前記格子は、前記素子本体と同一材料で構成されていてよい。
(7) (1)から(5)いずれかに記載の微細構造体において、前記格子は、前記素子本体と異なる材料で構成されていてよい。
(8) (1)から(7)いずれかに記載の微細構造体において、前記格子の高さは、10nm以上であってよい。
(9) (1)から(8)いずれかに記載の微細構造体において、前記素子は、偏光機能及び反射防止機能のうち少なくとも一方を有していてよい。
(10) (1)から(9)いずれかに記載の微細構造体の製造方法であって、可視光の波長よりも短いピッチの格子又は凹凸を有する素子を形成する素子形成工程と、前記素子形成工程により形成された素子の表面に、シリカからなるシリカ層を形成するシリカ層形成工程と、前記シリカ層形成工程により形成されたシリカ層の表面に、シランカップリング剤からなるシランカップリング層を形成するシランカップリング層形成工程と、を有する微細構造体の製造方法を提供する。
(11) また、(1)から(9)いずれかに記載の微細構造体を備える光学機器を提供する。
本発明によれば、耐水性、耐湿性、及び防汚性を有し、長寿命で信頼性が向上した微細構造体及びその製造方法、並びに光学機器を提供できる。
本発明の一実施形態に係る微細構造体の構成を示す斜視図である。 上記実施形態に係る微細構造体の構成を示す断面図である。 θ/2法を説明するための図である。 上記実施形態の変形例1に係る微細構造体の構成を示す斜視図である。 上記実施形態の変形例2に係る微細構造体の構成を示す斜視図である。 上記実施形態の変形例3に係る微細構造体の構成を示す斜視図である。 上記実施形態の変形例4に係る微細構造体の構成を示す斜視図である。 上記実施形態の変形例5に係る微細構造体の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
[微細構造体]
本発明の一実施形態に係る微細構造体は、本発明の微細構造体を偏光板に適用したものである。具体的には、本実施形態に係る微細構造体は、ワイヤグリッド構造を有する無機偏光板であって、素子本体上に使用帯域の光の波長よりも短いピッチで形成された格子を有する素子と、この素子の表面を覆う撥水層と、を備える。
図1は、本実施形態に係る微細構造体1の構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る微細構造体1の構成を示す断面図である。
図1及び図2に示すように、微細構造体1は、ワイヤグリッド構造11を有し、素子本体としての透明基板10上に使用帯域の光の波長よりも短いピッチ(周期)で形成された格子12を有する素子2と、この素子2の表面を覆う撥水層3と、を備える。
ここで、図1及び図2に示すように格子12の延在する方向(所定方向)を、Y軸方向と称する。また、Y軸方向に直交し、透明基板10の主面に沿って格子12が配列する方向を、X軸方向と称する。この場合、微細構造体1に入射する光は、透明基板10の格子12が形成されている側において、好適にはX軸方向及びY軸方向に直交する方向から入射する。
微細構造体1は、透過、反射、干渉及び光学異方性による偏光波の選択的光吸収の4つの作用を利用することで、Y軸方向に平行な電界成分をもつ偏光波(TE波(S波))を減衰させ、X軸方向に平行な電界成分をもつ偏光波(TM波(P波))を透過させる。従って、Y軸方向が微細構造体1の吸収軸の方向であり、X軸方向が微細構造体1の透過軸の方向である。
図2に示すように、素子2は、使用帯域の光に透明な透明基板10と、透明基板10の一方の面上に使用帯域の光の波長よりも短いピッチで一次元状に配列されて所定方向に延在する格子12と、を備える。
透明基板10としては、使用帯域の光に対して透光性を示す基板であれば特に制限されず、目的に応じて適宜選択することができる。「使用帯域の光に対して透光性を示す」とは、使用帯域の光の透過率が100%であることを意味するものではなく、偏光板としての機能を保持可能な透光性を示せばよい。使用帯域の光としては、例えば、波長380nm〜810nm程度の可視光が挙げられる。
透明基板10の主面形状は特に制限されず、目的に応じた形状(例えば、矩形形状)が適宜選択される。透明基板10の平均厚みは、例えば、0.3mm〜1mmが好ましい。
透明基板10の構成材料としては、屈折率が1.1〜2.2の材料が好ましく、ガラス、水晶、サファイア等が挙げられる。コスト及び透光率の観点からは、ガラス、特に石英ガラス(屈折率1.46)やソーダ石灰ガラス(屈折率1.51)を用いることが好ましい。ガラス材料の成分組成は特に制限されず、例えば光学ガラスとして広く流通しているケイ酸塩ガラス等の安価なガラス材料を用いることができる。
また、熱伝導性の観点からは、熱伝導性が高い水晶やサファイアを用いることが好ましい。これにより、強い光に対して高い耐光性が得られ、発熱量の多いプロジェクタの光学エンジン用の偏光板として好ましく用いられる。
なお、水晶等の光学活性の結晶からなる透明基板を用いる場合には、結晶の光学軸に対して平行方向又は垂直方向に格子12を配置することが好ましい。これにより、優れた光学特性が得られる。ここで、光学軸とは、その方向に進む光のO(常光線)とE(異常光線)の屈折率の差が最小となる方向軸である。
格子12は、透明基板10から垂直に延びる四角柱状に形成される。格子12は、透明基板10側から順に、いずれも図示しない反射層と、誘電体層と、吸収層と、が積層されて構成される。即ち、本実施形態に係る微細構造体1では、格子12は素子本体としての透明基板10とは異なる材料で構成されている。
そのため、微細構造体1の格子12が形成された側から入射した光は、吸収層及び誘電体層を通過する際に一部が吸収されて減衰する。吸収層及び誘電体層を透過した光のうち、偏光波(TM波(P波))は高い透過率で反射層を透過する。一方、吸収層及び誘電体層を透過した光のうち、偏光波(TE波(S波))は反射層で反射される。反射層で反射されたTE波は、吸収層及び誘電体層を通過する際に一部は吸収され、一部は反射して反射層に戻る。また、反射層で反射されたTE波は、吸収層及び誘電体層を通過する際に干渉して減衰する。以上のようにして、微細構造体1は、TE波の選択的減衰を行うことにより、所望の偏光特性が得られる。
ここで、格子12の高さとは、透明基板10の主面に垂直な方向の寸法を意味し、格子12の幅とは、格子12の延びる方向に沿うY軸方向から見たときに、高さ方向に直交するX軸方向の寸法を意味する。また、微細構造体1を格子12の延びる方向に沿うY軸方向から見たときに、格子12のX軸方向の繰り返し間隔をピッチPと称する。
格子12の高さは、10nm以上であることが好ましい。格子12の高さが10nm以上であることにより、所望の光学特性が得られるとともに、より確実に超撥水性が発現する。この格子12の高さは、走査型電子顕微鏡又は透過型電子顕微鏡で観察することにより測定することができる。例えば、走査型電子顕微鏡又は透過型電子顕微鏡を用いて、任意の4箇所について格子12の高さを測定し、その算術平均値を格子12の高さとすることができる。以下、この測定方法を電子顕微鏡法と称する。
格子12の幅は、35〜45nmであることが好ましい。格子12の幅がこの範囲内であることにより、所望の光学特性が得られるとともに、より確実に超撥水性が発現する。この格子12の幅は、例えば上述の電子顕微鏡法により測定可能である。
格子12のピッチPは、使用帯域の光の波長よりも短ければ特に制限されない。作製の容易性及び安定性の観点から、格子12のピッチPは、例えば、200nm以下であることが好ましい。格子12のピッチPがこの範囲内であることにより、所望の光学特性が得られるとともに、より確実に超撥水性が発現する。この格子12のピッチPは、例えば上述の電子顕微鏡法により測定可能である。
反射層は、吸収軸であるY軸方向に帯状に延びた金属膜で構成される。反射層は、反射層の長手方向に平行な方向に電界成分をもつ偏光波(TE波(S波))を減衰させ、反射層の長手方向に直交する方向に電界成分をもつ偏光波(TM波(P波))を透過させる。
反射層の構成材料としては、使用帯域の光に対して反射性を有する材料であれば特に制限されず、例えば、Al、Ag、Cu、Mo、Cr、Ti、Ni、W、Fe、Si、Ge、Te等の元素単体又はこれらの1種以上の元素を含む合金が挙げられる。中でも、反射層は、アルミニウム又はアルミニウム合金で構成されることが好ましい。なお、これらの金属材料以外にも、例えば着色等により表面の反射率が高く形成された金属以外の無機膜や樹脂膜で反射層を構成してもよい。
誘電体層は、反射層上に形成され、吸収軸であるY軸方向に帯状に延びた誘電体膜が配列されてなる。誘電体層を構成する材料としては、SiO等のSi酸化物、Al、酸化ベリリウム、酸化ビスマス、等の金属酸化物、MgF、氷晶石、ゲルマニウム、二酸化チタン、ケイ素、フッ化マグネシウム、窒化ボロン、酸化ボロン、酸化タンタル、炭素、又はこれらの組み合わせ等の一般的な材料が挙げられる。中でも、誘電体層は、Si酸化物で構成されることが好ましい。
吸収層は、誘電体層上に形成され、吸収軸であるY軸方向に帯状に延びて配列されたものである。吸収層の構成材料としては、金属材料や半導体材料等の光学定数の消衰定数が零でない、光吸収作用を持つ物質の1種以上が挙げられ、適用される光の波長範囲によって適宜選択される。金属材料としては、Ta、Al、Ag、Cu、Au、Mo、Cr、Ti、W、Ni、Fe、Sn等の元素単体又はこれらの1種以上の元素を含む合金が挙げられる。また、半導体材料としては、Si、Ge、Te、ZnO、シリサイド材料(β−FeSi、MgSi、NiSi、BaSi、CrSi、CoSi、TaSi等)が挙げられる。これらの材料を用いることにより、微細構造体1は、適用される可視光域に対して高い消光比が得られる。中でも、吸収層は、Fe又はTaを含むとともに、Siを含んで構成されることが好ましい。
撥水層3は、素子2側から順に、シリカからなるシリカ層13と、シランカップリング剤からなるシランカップリング層14と、を有する。
シリカ層13は、シリカで構成される。図2に示すように、シリカ層13は、素子2の表面全体を覆うように形成される。このシリカ層13の表面には、シラノール基が存在しており、シリカ層13の表面を覆うように積層される後述のシランカップリング層14中のシランカップリング剤と縮合反応する。これにより、シランカップリング層14がシリカ層13上に強固に結合される結果、シランカップリング層14の剥離を防止できる。従って、本実施形態に係る微細構造体1は、優れた耐水性、耐湿性、及び防汚性を長期間維持できるようになっている。
シリカ層13は、コートすることにより微細構造が乱れない程度に薄ければよい。シリカ層13の厚みは、ピッチPの1/10以下(即ち、ピッチPが200nm以下である場合には20nm以下)であることが好ましい。なお、このシリカ層13は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)やALD(Atomic Layer Deposition)を利用することにより形成可能である。
シランカップリング層14は、シランカップリング剤で構成される。図2に示すように、シランカップリング層14は、シリカ層13の表面全体を覆うように形成される。上述したように、シランカップリング層14を構成するシランカップリング剤は、シリカ層13の表面に存在するシラノール基との縮合反応により、強固に結合している。
シランカップリング層14は、撥水・撥油性の点から、長鎖長を有するアルキル鎖や、さらに好ましくはフッ素等の原子で置換されたアルキル鎖を有する物質で構成される事が好ましい。より具体的には、シランカップリング層14は、パーフルオロデシルトリエトキシシラン(FDTS)等のフッ素系シランカップリング剤の他、オクタデシルトリクロロシラン(OTS)等で構成されることが好ましい。これにより、より優れた耐水性、耐湿性、及び防汚性が長期間得られる。なお、このシランカップリング層14は、例えば上述のCVDやALDの他、ディピング等を利用することにより形成可能である。
ここで、本実施形態に係る微細構造体1は、その表面における水の接触角(撥水角)が100度以上の超撥水性を有する。これにより、本実施形態に係る微細構造体1は、優れた耐水性、耐湿性、及び防汚性を有する。本実施形態における超撥水性は、表面における水の接触角が100度以上180度以下であることが好ましく、例えば表面における水の接触角が180度に迫るほど高く、接触角測定の際に表面に水滴を着滴できない(接触角測定器のノズルの先端から微細構造体1の表面に水滴が付着しない)、接触角が150度以上の超撥水状態も含まれる。
本実施形態に係る微細構造体1の表面における水の接触角は、以下の測定条件により測定可能である。
[接触角測定条件]
測定機器:協和界面科学株式会社製接触角測定器「DM−501」
解析ソフト:FAMAS(画像処理方式)
解析方法:θ/2法
ここで、θ/2法について説明する。
図3は、θ/2法を説明するための図であり、ある表面上の液滴を模式的に示す図である。図3に示すように、θ/2法では、液滴の一部を円弧の一部と仮定する。すると、θ1=θ2(PS//QR)、θ2=θ3(PQ=QR)であるから、θ1=θ3となり、tanθ1=h/rと表せる。従って、θ1とθ3の和である液滴の接触角θは、θ=2arctanh/rと表すことができ、これにより、液滴の接触角θを求めることが可能となっている。
なお、本実施形態に係る微細構造体1は、上記の超撥水性に加えて、高い撥油性も有する。これにより、本実施形態に係る微細構造体1は、高い耐油性及び防汚性をも発現する。この撥油性については、超撥水性と同様に、上述の測定条件に従って表面における油(例えばオレイン酸(CH(CHCH=CH(CHCOOH))の接触角を測定することにより評価可能である。
以上の構成を備える本実施形態に係る微細構造体1の表面における超撥水性について、検証結果に基づいて以下にさらに詳しく説明する。
先ず、上述した構成を備える微細構造体1について、上述の測定条件に従って、表面における水の接触角を測定した。その結果、表面に水滴が着滴しないことが分かった。即ち、本実施形態に係る微細構造体1は、その表面が超撥水性を示すことが確認された。よってこの構造を撥水性が要求される各種表面に適用することで、高い撥水性を有する表面を実現できることが確認された。
ここで、本実施形態に係る微細構造体1における格子構造のような微細構造を有していない平坦なガラス基板上に、本実施形態と同様にシリカ層、シランカップリング層を順に形成したものについて、上述の測定条件に従って、表面における水の接触角の測定を実施した。その結果、表面に対する水滴の着滴が確認され、その接触角は105度であることが分かった。この結果から、本実施形態のように微細構造を表面に有する微細構造体に対して、素子側から順に、シリカ層、シランカップリング層を形成することにより、はじめて超撥水性が発現されることが確認された。
即ち、本実施形態に係る微細構造体1を備える事で、少なくとも同じ層構成を有する平坦な面より高い105度以上の接触角を有し、また、微細構造体1には着滴出来なかった事から、180°以下の範囲で高い接触角を有しており、超撥水性を有するといえる。
ここで、以下の表1は、90℃の純水に4時間浸漬したときのシリカ層の有無と撥水角との関係と、350℃の高温下で24時間大気中に放置したときのシリカ層の有無と撥水角との関係を示している。即ち、シリカ層有りの場合(シリカ層上にシランカップリング層を形成した場合)と、シリカ層無しの場合(シリカ層を形成せずにシランカップリング層を形成した場合)とにおける撥水角の変化を示している。
Figure 2019144335
シリカ層を有していない微細構造体にシランカップリング層を形成した場合、その初期状態においては、表面に水滴が着滴しない着滴不可の状態である超撥水性を示すことが確認されている。しかしながら、表1に示すように、これを90℃の純水に浸漬したときや350℃以上の高温下で大気に放置したときには、シリカ層の有無により撥水性能が大きく異なったものとなることが分かった。具体的には、シリカ層を有する場合には着滴不可の状態で変化無かったのに対して、シリカ層を有していない場合には撥水角が大きく低下することが確認され、その撥水性能が大きく低下することが分かった。この結果から、本実施形態のように微細構造を表面に有する微細構造体に対して、素子側から順に、シリカ層、シランカップリング層を形成することにより、超撥水性を持続できることが確認された。
次に、本実施形態に係る微細構造体1の表面における撥油性について、検証結果に基づいて以下に説明する。
先ず、上述した構成を備える微細構造体1について、上述の測定条件に従って、表面における油(オレイン酸(CH(CHCH=CH(CHCOOH))の接触角を測定した。その結果、表面における油滴の着滴が認められ、格子12の延びる方向(図1のY方向)から見た油滴の接触角は133.7度であり、格子12の延びる方向と直交する方向(図1のX方向)から見た油滴の接触角は105.4度であった。即ち、いずれの接触角も100度以上であり、毛管現象は認められないことが分かった。
[微細構造体1の製造方法]
本実施形態に係る微細構造体1の製造方法は、素子形成工程と、シリカ層形成工程と、シランカップリング層形成工程と、を有する。
素子形成工程では、可視光の波長よりも短いピッチの格子又は凹凸を有する素子を形成する。この素子形成工程は、例えば偏光板の場合、反射層形成工程と、誘電体層形成工程と、吸収層形成工程と、エッチング工程と、を含む。
反射層形成工程では、素子本体としての透明基板10上に、反射層を形成する。誘電体層形成工程では、反射層形成工程で形成された反射層上に、誘電体層を形成する。吸収層形成工程では、誘電体層形成工程で形成された誘電体層上に、吸収層を形成する。これらの各層形成工程では、例えばスパッタ法や蒸着法により、各層を形成可能である。
エッチング工程では、例えば偏光板の場合、上述の各層形成工程を経て形成された積層体を選択的にエッチングすることにより、使用帯域の光の波長よりも短いピッチで透明基板10上に配列される格子12を形成する。具体的には、例えばフォトリソグラフィ法やナノインプリント法により、一次元格子状のマスクパターンを形成する。そして、上記積層体を選択的にエッチングすることにより、使用帯域の光の波長よりも短いピッチで透明基板10上に配列される格子12を形成する。エッチング方法としては、例えば、エッチング対象に対応したエッチングガスを用いたドライエッチング法が挙げられる。
シリカ層形成工程では、素子形成工程により形成された素子の表面に、シリカからなるシリカ層13を形成する。具体的には、例えば上述のCVDやALDを利用することにより、シリカ層13を形成する。
シランカップリング層形成工程では、シリカ層形成工程により形成されたシリカ層13の表面に、シランカップリング剤からなるシランカップリング層14を形成する。具体的には、例えば上述のCVDやALDの他、ディピング等を利用することにより、シランカップリング層14形成する。
以上により、本実施形態に係る微細構造体1が製造される。
[光学機器]
本実施形態に係る光学機器は、上述した本実施形態に係る微細構造体1を備える。光学機器としては、液晶プロジェクタ、ヘッドアップディスプレイ、デジタルカメラ等が挙げられる。本実施形態に係る微細構造体1は、有機偏光板に比べて耐熱性に優れる無機偏光板であるため、耐熱性が要求される液晶プロジェクタ、ヘッドアップディスプレイ等の用途に好適である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形及び改良は本発明に含まれる。
上記実施形態の説明では、格子12を反射層、誘電体層、吸収層の積層体で構成した例について説明したが、これに限定されない。例えば、格子12を、アルミニウム等の単一の金属で構成してもよい。また、格子12を、素子本体としてのガラス等の透明基板10と同一の材料で構成してもよい。
即ち、上記実施形態では、微細構造体1を偏光板に適用したが、これに限定されない。例えば、反射防止機能を有する反射防止板、反射防止フィルム、モスアイフィルムに適用してもよい。あるいは、プリンター、磁気ヘッド等用の各種ミラーや窓に適用してもよい。なお、モスアイフィルムとは、微細な凹凸の平均ピッチが可視光帯域の波長以下(例えば100nm〜350nm)である凹凸構造(モスアイ構造)を有するフィルムである。
また、上記実施形態では、図1や図2に示すように微細構造を一次元格子で構成したが、これに限定されない。例えば偏光板やモスアイフィルムにおいて、各種形状の格子又は凹凸で微細構造を構成してもよい。以下、各種形状の格子又は凹凸で微細構造を構成した微細構造体の例を示す。ただし、いずれにおいても、撥水層の構成材料は上記実施形態と同一である。
例えば、図4Aは、上記実施形態の変形例1に係る微細構造体1Aの構成を示す斜視図である。図4Aに示す変形例1に係る微細構造体1Aでは、素子2A上に形成される微細構造11Aが、各格子の幅や高さが異なる一次元格子状に構成された例である。素子2A上には、素子2Aの表面を覆う撥水層3Aが形成されている。この他、一次元格子のピッチが異なるように構成してもよい。
また、図4Bは、上記実施形態の変形例2に係る微細構造体1Bの構成を示す斜視図である。図4Bに示す変形例2に係る微細構造体1Bでは、素子2B上に形成される微細構造11Bが、各格子の幅や高さが異なる微細凹凸で構成された例である。素子2B上には、素子2Bの表面を覆う撥水層3Bが形成されている。
また、図4Cは、上記実施形態の変形例3に係る微細構造体1Cの構成を示す斜視図である。図4Cに示す変形例3に係る微細構造体1Cでは、素子2C上に形成される微細構造11Cが、各格子の延びる方向に直交する断面の形状が三角形となる三角錐からなる一次元格子状に構成された例である。素子2C上には、素子2Cの表面を覆う撥水層3Cが形成されている。
また、図4Dは、上記実施形態の変形例4に係る微細構造体1Dの構成を示す斜視図である。図4Dに示す変形例4に係る微細構造体1Dでは、素子2D上に形成される微細構造11Dが、径や高さがそれぞれ異なる複数の円柱からなる微細凹凸で構成された例である。素子2D上には、素子2Dの表面を覆う撥水層3Dが形成されている。
また、図4Eは、上記実施形態の変形例5に係る微細構造体1Eの構成を示す斜視図である。図4Eに示す変形例5に係る微細構造体1Eでは、素子2E上に形成される微細構造11Eが、径や高さがそれぞれ異なる複数の円錐からなる微細凹凸で構成された例である。素子2E上には、素子2Eの表面を覆う撥水層3Eが形成されている。
以上説明した各変形例に係る微細構造体いずれにおいても、上記実施形態と同様に超撥水性が発現され、上記実施形態と同様の効果が奏される。
1 微細構造体
2 素子
3 撥水層
10 透明基板(素子本体)
11 ワイヤグリッド構造
12 格子
13 シリカ層
14 シランカップリング層
シリカ層13は、コートすることにより微細構造が乱れない程度に薄ければよい。シリカ層13の厚みは、ピッチPの1/10以下(即ち、ピッチPが200nmである場合には20nm以下)であることが好ましい。なお、このシリカ層13は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)やALD(Atomic Layer Deposition)を利用することにより形成可能である。

Claims (11)

  1. 素子本体上に使用帯域の光の波長よりも短いピッチで形成された格子又は凹凸を有する素子と、前記素子の表面を覆う撥水層と、を備える微細構造体であって、
    前記撥水層は、前記素子側から順に、シリカからなるシリカ層と、シランカップリング剤からなるシランカップリング層と、を有する微細構造体。
  2. 前記微細構造体の表面における水の接触角が100度以上180度以下の超撥水性を有する請求項1に記載の微細構造体。
  3. 前記微細構造体の表面における水の接触角が150度以上の超撥水性を有する請求項2に記載の微細構造体。
  4. 前記シリカ層は、厚みが20nm以下である請求項1から3いずれかに記載の微細構造体。
  5. 前記シランカップリング層は、フッ素を含む請求項1から4いずれかに記載の微細構造体。
  6. 前記格子は、前記素子本体と同一材料で構成される請求項1から5いずれかに記載の微細構造体。
  7. 前記格子は、前記素子本体と異なる材料で構成される請求項1から5いずれかに記載の微細構造体。
  8. 前記格子の高さは、10nm以上である請求項1から7いずれかに記載の微細構造体。
  9. 前記素子は、偏光機能及び反射防止機能のうち少なくとも一方を有する請求項1から8いずれかに記載の微細構造体。
  10. 請求項1から9いずれかに記載の微細構造体の製造方法であって、
    可視光の波長よりも短いピッチの格子又は凹凸を有する素子を形成する素子形成工程と、
    前記素子形成工程により形成された素子の表面に、シリカからなるシリカ層を形成するシリカ層形成工程と、
    前記シリカ層形成工程により形成されたシリカ層の表面に、シランカップリング剤からなるシランカップリング層を形成するシランカップリング層形成工程と、を有する微細構造体の製造方法。
  11. 請求項1から9いずれかに記載の微細構造体を備える光学機器。
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