JP2019143710A - ブッシュ - Google Patents

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【課題】支持ピン(軸体)と筒体との間に異物が侵入することを効果的に防止する。【解決手段】連結体と被連結体とを相対回転可能に連結するブッシュ10であって、連結体に固定されると共に、軸部11A及び、軸部11Aの軸方向一端部に拡径して設けられたフランジ部11Bを有する軸体11と、被連結体に固定されると共に、その筒内に軸部11Aが回転可能に挿入されており、その一端面の少なくとも一部がフランジ部11Bの軸部11A側の内側面と摺接可能な筒体12と、筒体12の一端面のうち、フランジ部11Bの内側面との摺接部位Xよりも径方向外側の一端面から軸方向に筒状に突出して設けられると共に、その内筒面を摺接部位Xに対向させた筒状突起部14Bとを備えた。【選択図】図2

Description

本開示は、ブッシュに関し、特に、キャブオーバ型車両のキャブマウント機構等に用いられるブッシュに関する。
一般的に、トラック等のキャブオーバ型車両には、シャシフレームに対してキャブを傾動可能に支持するキャブマウント機構が設けられている。キャブマウント機構は、互いにリンク連結された複数のアームやブラケット等を備えており、これらの連結部にはブッシュが介設されている。
この種のブッシュの一例として、例えば、特許文献1、2には、連結体に固定された支持ピンと、該支持ピンを挿通させると共に被連結体に固定された円筒状の筒体とを備え、支持ピンの外周面と筒体の内周面とが互いに摺接することにより、これら連結体と被連結体との円滑な相対回転を可能にする構造が開示されている。
特開2006-76410号公報 特開2013-47559号公報
ところで、上記特許文献1,2に開示された構造においては、支持ピンと筒体との空隙の軸方向端部が外気に露出している。このため、当該端部から泥や水、砂埃等(以下、異物と称する)が侵入する虞がある。このような異物が空隙内のグリスに混入すると、連結体と被連結体とが相対回転する際に異音を生じさせたり、或は、グリスが異物によって空隙から押し出されることにより漏洩したりする課題がある。
また、上記特許文献2に開示された構造においては、筒体の軸方向端部に周方向に所定の間隔で設けられた複数の突起部が連結体と常時接触している。このため、筒体が支持ピンに対して相対回転すると、各突起部が連結体と摺接することより摩耗する虞がある。
本開示の技術は、支持ピン(軸体)と筒体との間に異物が侵入することを効果的に防止することを目的とする。
本開示の技術は、連結体と被連結体とを相対回転可能に連結するブッシュであって、前記連結体に固定されると共に、軸部及び、該軸部の軸方向一端部に拡径して設けられたフランジ部を有する軸体と、前記被連結体に固定されると共に、その筒内に前記軸部が回転可能に挿入されており、その一端面の少なくとも一部が前記フランジ部の前記軸部側の内側面と摺接可能な筒体と、前記筒体の前記一端面のうち、前記フランジ部の前記内側面との摺接部位よりも径方向外側の一端面から軸方向に筒状に突出して設けられると共に、その内筒面を前記摺接部位に対向させた筒状突起部と、を備えることを特徴とする。
また、前記筒状突起部の突出端が、前記フランジ部の外側面よりも軸方向内側に位置されていることが好ましい。
また、前記軸部の前記フランジ部とは反対側の軸方向他端部に取り付けられる円環状のサイドワッシャをさらに備えることが好ましい。
また、前記軸部の外周面の軸方向他端部に周方向に設けられた凹溝と、前記サイドワッシャの内周面に設けられて前記凹溝に嵌合可能な凸条とをさらに備えることが好ましい。
また、前記軸部の外周面と前記筒体の内周面との空隙に、円筒状のスリーブ及び、該スリーブを挟んで対向する一対のシールリングが介装されると共に、該一対のシールリング間の空隙にグリスが充填されていることが好ましい。
また、前記筒体が、径方向内側から順に、金属材料で形成された内筒部と、弾性材料で形成された中筒部と、金属材料で形成された外筒部とを備え、前記筒状突起部が前記中筒部と一体に形成されていることが好ましい。
本開示の技術によれば、支持ピン(軸体)と筒体との間に異物が侵入することを効果的に防止することができる。
本実施形態に係るブッシュが適用されたキャブマウント機構の一例を模式的に示す側面図である。 本実施形態に係るブッシュを示す模式的な断面図であり、(A)は組み立て図、(B)は分解図をそれぞれ示している。 他の実施形態に係るブッシュを示す模式的な断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本実施形態に係るブッシュについて説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本実施形態に係るブッシュ10が適用されたキャブマウント機構50の一例を模式的に示す側面図である。同図に示すように、キャブマウント機構50は、車両前後方向に延びるシャシフレーム1に固定されたヒンジブラケット2と、キャブCの下部を構成するキャブメンバ6に固定されたアッパブラケット5と、これら各ブラケット2、5に回動可能にヒンジ連結されたリンクレバー3と、リンクレバー3とアッパブラケット5との間に介装されたエアスプリング7及び、ショックアブソーバ8とを備えている。
リンクレバー3とヒンジブラケット2との間、及びアッパブラケット5とリンクレバー3との間には、ブッシュ10がそれぞれ介装されている。具体的には、各ブッシュ10は、支持ピン11と、その筒内に支持ピン11が相対回転可能に挿入された略円筒状の筒体12とを備えている。
これら各ブッシュ10のうち、車体前側のブッシュ10は、支持ピン11をリンクレバー3に固定されると共に、筒体12をヒンジブラケット2に嵌入固定されている。すなわち、ヒンジブラケット2及びリンクレバー3が、車体前側のブッシュ10の支持ピン11を支点に筒体12を介して相対回転可能にヒンジ連結されている。また、車体後側のブッシュ10は、支持ピン11をアッパブラケット5に固定されると共に、筒体12をリンクレバー3に嵌入固定されている。すなわち、リンクレバー3及びアッパブラケット5が、車体後側のブッシュ10の支持ピン11を支点に筒体12を介して相対回転可能にヒンジ連結されている。
以上のように構成されたキャブマウント機構50においては、キャブCのチルト(前傾)時には、リンクレバー3が前側のブッシュ10のピン部材11を支点として図中反時計回り回動することで、キャブCが前傾するようになっている。また、車両走行時等のキャブCの非チルト時には、リンクレバー3と各ブラケット2,5とが、前後の各ブッシュ10のピン部材11を支点に揺動し、これらの揺動に追従してエアスプリング7及び、又はショックアブソーバ8が伸縮することにより、シャシフレーム1からキャブCに伝わる衝撃や振動を効果的に減衰させるようになっている。
次に、図2に基づいて、本実施形態に係るブッシュ10の詳細について説明する。図2は、本実施形態に係るブッシュ10を示す模式的な断面図である。同図に示すように、ブッシュ10は、支持ピン11と、筒体12と、スリーブ16と、Oリング17と、サイドワッシャ20とを備えている。
支持ピン11は、例えば金属材料等で略円筒状に形成されており、軸部11Aと、軸部11Aの軸方向一端側に拡径して形成されたフランジ部11Bとを一体に有している。軸部11Aの筒軸方向の長さは、その軸方向他端部が筒体12の端面よりも突出するように、筒体12の筒軸方向長さよりも長く形成されている。フランジ部11Bの外径は、その内側面11Cと後述する内筒部13の筒端面13Aとが当接可能となるように、内筒部13の内径よりも大径に形成されている。さらに、軸部11Aの筒軸方向他端部の外周面には、円環状の凹溝19が周方向の全周に亘って凹設されている。凹溝19の断面形状は、好ましくは、径方向内側に半円弧状に滑らかに窪むように形成されている。凹溝19は、後述するサイドワッシャ20の凸条23と嵌合される。
筒体12は、全体として略円筒状を呈しており、径方向内側から順に、内筒部13と、中筒部14と、外筒部15とを備えている。これら内筒部13、中筒部14及び、外筒部15は、好ましくは加硫接着等により互いに一体回転可能に固着されている。
内筒部13は、例えば金属材料等で略円筒状に形成されている。内筒部13の内径は、支持ピン11の軸部11Aの外径よりも大径、且つ、フランジ部11Bの外径よりも小径に形成されている。すなわち、内筒部13と支持ピン11との間には、内筒部13の内周面13Cと、軸部11Aの外周面11Eと、フランジ部11Bの内側面11Cと、後述するサイドワッシャ20の内側面21Aとにより画定される所定の空隙S1が形成されている。この空隙S1には、後述するスリーブ16及びOリング17が介装される。
また、内筒部13の筒軸方向長さは、その内周面が凹溝19の開口と重ならないように、軸部11Aの筒軸方向長さよりも短く形成されている。具体的には、内筒部13の筒軸方向長さは、好ましくはその筒端面13Aとフランジ部11Bの内側面11Cとを当接可能にしつつ、且つ、その筒端面13Bがサイドワッシャ20の内側面21Aと僅かな空隙を隔てて対向(近接)するように、軸部11Aの筒軸方向長さからサイドワッシャ20の軸方向の厚さを減算した値よりも僅かに短く形成されている。本実施形態において、内筒部13の外径は、フランジ部11Bの外径よりも大径に形成されており、内筒部13の筒端面13Aがフランジ部11Bの内側面11Cと部分接触することにより、これらのメタル接触が効果的に低減されるようになっている。
中筒部14は、例えば弾性体材料等で略円筒状に形成されており、本体部14Aと、円筒突起部14Bとを一体に有している。本体部14Aの筒内径は、内筒部13の筒外径と略同径に形成されており、本体部14Aが内筒部13に外嵌されることにより、中筒部14及び内筒部13が一体回転可能に構成されている。本体部14Aの筒軸方向の一端面(筒端面)14Cには、円筒突起部14Bが設けられ、本体部14Aの筒軸方向の他端面14Dには、筒軸方向に半円弧状に窪む湾曲部が形成されている。
円筒突起部14Bは、中筒部14の筒端面14Cに周方向の全長に亘って筒軸方向に略円筒状に突出して形成されている。円筒突起部14Bの突出長さは、その内筒面14Eが内筒部13とフランジ部11Bとの接触部位Xに対して径方向外側に離間して対向しつつ、且つ、その突出端14Fが、フランジ部11Bの外端面11Dよりも僅かに軸方向内側に位置するように形成されている。すなわち、筒体12の径方向視において、内筒部13とフランジ部11Bとの接触部位Xが円筒突起部14Bによって遮蔽されるように構成されている。これにより、スプラッシュ等の接触部位Xへの到達が遮られるようになり、支持ピン11と内筒部13との間の空隙S1に異物が侵入することを効果的に防止することが可能になる。また、円筒突起部14Bの突出端14Fをフランジ部11Bの外端面11Dよりも僅かに内側に位置させたことで、少なくとも通常状態においては、円筒突起部14Bと連結体(図1に示すリンクレバー3又はアッパブラケット5)との接触が効果的に防止されるようになっている。
外筒部15は、例えば金属材料等で略円筒状に形成されている。外筒部15の筒内径は、中筒部14の本体部14Aの筒外径と略同径に形成されており、外筒部15が本体部14Aに外嵌されることにより、外筒部15及び中筒部14が一体回転可能に構成されている。また、外筒部15の筒軸方向長さは、内筒部13の筒軸方向長さと略同等、且つ、中筒部14の本体部14Aの筒軸方向長さよりも長く形成されている。すなわち、外筒部15の一端側内周面と、中筒部14の筒端面14Cと、円筒突起部14Bの筒外面とにより、連結体(図1に示すリンクレバー3又はアッパブラケット5)側に開放された所定の空間S2が画定され、外筒部15の他端側内周面と、中筒部14の筒端面14Dと、内筒部13の筒軸方向他端側の外周面と、後述するサイドワッシャ20の内側面22Aとにより所定の閉空間S3が画定されている。
スリーブ16は、例えば樹脂材料等で略円筒状に形成されている。スリーブ16の筒内径は、支持ピン11の筒外径よりも僅かに大径、且つ、スリーブ16の筒外径は、内筒部13の筒内径よりも僅かに小径に形成されている。すなわち、支持ピン11の外周面と内筒部13の内周面との間の空隙にスリーブ16が挿入されることにより、これら支持ピン11の外周面及び内筒部13の内周面がスリーブ16に摺接支持されるようになっている。また、スリーブ16の筒軸方向の長さは、内筒部13の筒軸方向の長さよりも短く形成されており、スリーブ16の両端に隣接する各空隙内には一対のOリング17が嵌め込まれている。
Oリング17は、例えば弾性体材料等で略リング状に形成されている。Oリング17は、スリーブ16の両端に隣接する空隙内に支持ピン11の外周面と内筒部13の内周面とに圧接状態で取り付けられている。スリーブ16を挟んで対向する一対のOリング17間の空隙内には、支持ピン11と内筒部13との相対回転を円滑にするグリスが充填されている。
サイドワッシャ20は、その内径を支持ピン11の軸部11Aの外径と略同径、且つ、その外径を外筒部15の外径よりも大径に形成された、全体として略円環状(円盤状)を呈している。具体的には、サイドワッシャ20は、外側円環部21と、内側円環部22とを備えている。
外側円環部21は、例えば弾性体材料等で形成されており、筒体12の軸方向の変位(衝撃)を効果的に吸収する機能を有している。外側円環部21の内径は、支持ピン11の軸部11Aの外径と略同径に形成されている。外側円環部21の外側面には、連結体(図1に示すリンクレバー3又はアッパブラケット5)との間にグリスを保持する一対の円環状の溝24が凹設されている。また、外側円環部21の内側部には、内側円環部22を嵌め込むための凹部25が凹設されている。さらに、外側円環部21の内周部には、径方向内側に突出する円環状の凸条23が周方向の全周に亘って凸設されている。凸条23の断面形状は、好ましくは、径方向内側に半円弧状に滑らかに突出するように形成されている。凸条23を凹溝19に嵌合させることにより、サイドワッシャ20を支持ピン11に対して仮保持(プレアッセンブリ)できるように構成されている。
内側円環部22は、例えば金属材料等で形成されている。内側円環部22の内径は、外側円環部21の内径よりも大径、且つ、内側円環部22の外径は、外側円環部21の外径よりも小径に形成されている。また、内側円環部22の軸方向の長さは、外側円環部21の径方向内側端の軸方向の長さの約半分程度とされている。内側円環部22を外側円環部21の凹部25内に嵌め込むことにより、これら内側円環部22及び外側円環部21が一体となるように構成されている。
以上のように構成された本実施形態によれば、中筒部14と一体形成された円筒突起部14Bの内筒面14Eが、内筒部13とフランジ部11Bとの接触部位Xに対して径方向外側に離間して対向配置されている。すなわち、筒体12の径方向視において、内筒部13とフランジ部11Bとの接触部位X及び、空隙S1の一端部が円筒突起部14Bによって全周に亘って遮蔽されるように構成されている。
また、凸条23を凹溝19に嵌合させて、サイドワッシャ20を支持ピン11の軸部11Aの軸方向他端部に組み付けると、外側円環部21の径方向内側の内側面21A及び、内側円環部22の径方向内側の内側面22Aが、内筒部13の筒端面13Bに近接しつつ、僅かな空隙を隔てて対向するように構成されている。すなわち、サイドワッシャ20の内側面21A,22Aによって、支持ピン11と内筒部13との空隙S1の他端部が遮蔽されるようになっている。
これにより、空隙S1内への異物の浸入、さらには、空隙S1内のグリスに異物が混入することを効果的に防止することが可能になる。また、グリス内に混入した異物によってOリング17(シール材)が摩滅することも効果的に防止することができる。さらに、キャブマウント機構50の動作時(特に、車両走行時の揺動)における異物の混入を起因とした異音の発生、さらには、異物の混入を起因とした支持ピン11や内筒部13の錆等も効果的に防止することが可能になる。
また、円筒突起部14Bの突出端14Fをフランジ部11Bの外端面11Dよりも僅かに内側に位置させたことで、通常状態においては、円筒突起部14Bと連結体(リンクレバー3又はアッパブラケット5)との接触が効果的に防止されるように構成されている。これにより、筒体12が支持ピン11に対して相対回転しても、これらの摺接を起因とした円筒突起部14Bの摩耗を効果的に防止することが可能になる。
また、凸条23を凹溝19に嵌合させることにより、サイドワッシャ20を支持ピン11の軸部11Aに仮保持できるため、車両組み立て現場においては、これらをプレアッセンブリすることにより作業の効率化が図られ、さらには、部品単体として搬送する際には、サイドワッシャ20が支持ピン11の軸部11Aから外れて紛失すること等を効果的に防止することが可能になる。
また、支持ピン11に対して、筒体12の軸方向への移動を規制するかしめリングを取り付けたり、或は、かしめ用の加工を施したりする必要がなくなるため、支持ピン11を簡素な構造にすることが可能となり、加工工数を効果的に削減しつつ、コストを確実に抑えることもできる。
また、円筒突起部14Bを中筒部14と一体に形成したことにより、部品点数の増加に伴うコスト上昇も効果的に防止することができる。
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、図3に示すように、支持ピン11の両端にフランジ部11Bを設けて、円筒突起部14Bとは反対側のフランジ部11Bに、弾性体材料等で断面略L字状の円環状に形成されたカバー部材40を取り付けて、該カバー部材40により、支持ピン11と内筒部13との間の空隙S1の他端部を覆うように構成してもよい。この場合は、筒体12を支持ピン11の軸部11Aに外挿できるように、支持ピン11を互いに嵌め込み可能な2ピース構造(2分割構造)とすればよい。
また、円筒突起部14Bの個数は1個に限定されず、径方向に複数の円筒突起部14Bが二重又は三重以上に配置されるように構成してもよい。
また、サイドワッシャ20の内側面21A,22Aは、内筒部13の筒端面13Bに僅かな空隙を隔てて対向するものとして説明したが、サイドワッシャ20の内側面21A,22Aが、内筒部13の筒端面13Bと当接するように構成してもよい。この場合も、サイドワッシャ20の内側面21A,22Aによって、支持ピン11と内筒部13との空隙S1の他端部が閉塞されるようになり、空隙S1内への異物の浸入を効果的に防止することができる。
また、ブッシュ10の適用は、キャブマウント機構50を一例に説明したが、リーフスプリングをシャシフレームに支持するサスペンション機構等、連結体を被連結体に相対回転可能に連結する他の機構にも広く適用することが可能である。
1 シャシフレーム
2 ヒンジブラケット
3 リンクレバー
5 アッパブラケット
6 キャブメンバ
7 エアスプリング
8 ショックアブソーバ
10 ブッシュ
11 支持ピン
11A 軸部
11B フランジ部
12 筒体
13 内筒部
14 中筒部
14A 本体部
14B 円筒突起部
15 外筒部
16 スリーブ
17 Oリング
19 凹溝
20 サイドワッシャ
21 外側円環部
22 内側円環部
23 凸条
50 キャブマウント機構

Claims (6)

  1. 連結体と被連結体とを相対回転可能に連結するブッシュであって、
    前記連結体に固定されると共に、軸部及び、該軸部の軸方向一端部に拡径して設けられたフランジ部を有する軸体と、
    前記被連結体に固定されると共に、その筒内に前記軸部が回転可能に挿入されており、その一端面の少なくとも一部が前記フランジ部の前記軸部側の内側面と摺接可能な筒体と、
    前記筒体の前記一端面のうち、前記フランジ部の前記内側面との摺接部位よりも径方向外側の一端面から軸方向に筒状に突出して設けられると共に、その内筒面を前記摺接部位に対向させた筒状突起部と、を備える
    ことを特徴とするブッシュ。
  2. 前記筒状突起部の突出端が、前記フランジ部の外側面よりも軸方向内側に位置されている
    請求項1に記載のブッシュ。
  3. 前記軸部の前記フランジ部とは反対側の軸方向他端部に取り付けられる円環状のサイドワッシャをさらに備える
    請求項1又は2に記載のブッシュ。
  4. 前記軸部の外周面の軸方向他端部に周方向に設けられた凹溝と、前記サイドワッシャの内周面に設けられて前記凹溝に嵌合可能な凸条とをさらに備える
    請求項3に記載のブッシュ。
  5. 前記軸部の外周面と前記筒体の内周面との空隙に、円筒状のスリーブ及び、該スリーブを挟んで対向する一対のシールリングが介装されると共に、該一対のシールリング間の空隙にグリスが充填されている
    請求項1から4の何れか一項に記載のブッシュ。
  6. 前記筒体が、径方向内側から順に、金属材料で形成された内筒部と、弾性材料で形成された中筒部と、金属材料で形成された外筒部とを備え、前記筒状突起部が前記中筒部と一体に形成されている
    請求項1から5の何れか一項に記載のブッシュ。
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