JP2019143349A - 装飾体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾体を製造する際の作業性を向上させる。【解決手段】本製造方法では、幅方向Wよりも長さ方向Lに長い矩形板状とされた複数の装飾材20が長さ方向Lに沿って並べられた列23が幅方向Wに複数並ぶように、複数の装飾材20を予め定められた配置パターンで長さ方向L及び幅方向Wに沿って配置する。このため、複数種類の非矩形多角形(長方形及び正方形を含まない多角形)の装飾材をジグソーパズル状に並べて装飾体を製造する製造方法(比較例)に比べ、装飾材20の向きや位置に規則性を持たせた配置パターンで装飾材20を配置できる。このため、装飾材20の位置等を図面等で確認しながら装飾材20を配置する場合でも、比較例に比べ、確認作業を短時間で行うことができる。したがって、本製造方法によれば、装飾壁10を製造する際の作業性を向上させることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、装飾体の製造方法に関する。
特許文献1には、以下の装飾体が開示されている。すなわち、特許文献1の装飾体では、複数種類の非矩形多角形の最小模様単位がジグソーパズル状に並べられて基本模様パターンが形成され、前記基本模様パターンは、その輪郭の上辺及び下辺が、長さ方向の中間を中心として点対称をなし、さらに前記基本模様パターンは前記中心の周りに点対称に上下に並んで全体模様を形成している。
特開2005−41035号公報
特許文献1の装飾体では、基本模様パターンは、複数種類の非矩形多角形(長方形及び正方形を含まない多角形)の装飾材(最小模様単位)をジグソーパズル状に並べて形成されている。このため、特許文献1の装飾体では、非幾何学的な模様の装飾を提供できるが、装飾材の向きや位置が不規則かつ多様であるため、図面等で装飾材の向きや位置を確認しながら施工する必要がある。また、装飾材の向きや位置が不規則かつ多様であるため、図面等で装飾材の向きや位置を確認する際の作業時間もかかる。このため、装飾体を形成する際の作業性が劣る。
さらに、特許文献1の装飾体では、基本模様パターンを点対称に上下に並べて全体模様を形成する。すなわち、基本模様パターンを180度回転させた状態で上下に並べて配置している。このため、最初に1つ目の基本模様パターンを形成した後に、その1つ目の基本模様パターンを見ながら、2つ目の基本模様パターンを形成すると装飾材の向きや位置を間違えやすい。したがって、基本模様パターンを形成するごとに装飾材の向きや位置を図面等で確認する必要がある。この点からも、装飾体を形成する際の作業性が劣る。
なお、装飾体を形成する行為は、装飾体を製造する行為ともいえるので、本明細書では、装飾体の「形成」を装飾体の「製造」という場合がある。
本発明は、上記事実を考慮し、装飾体を製造する際の作業性を向上させることができる装飾体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、幅方向よりも長さ方向に長い矩形板状とされ且つ長さ及び厚みが異なる複数の装飾材を、用いた装飾体の製造方法であって、前記長さ方向に沿って並べられた前記装飾材の列が前記幅方向に複数並ぶように、前記複数の装飾材を予め定められた配置パターンで前記長さ方向及び前記幅方向に沿って配置することで、装飾体を製造する。
第1態様によれば、幅方向よりも長さ方向に長い矩形板状とされた複数の装飾材が長さ方向に沿って並べられた列が幅方向に複数並ぶように、複数の装飾材を予め定められた配置パターンで長さ方向及び幅方向に沿って配置する。このため、複数種類の非矩形多角形(長方形及び正方形を含まない多角形)の装飾材をジグソーパズル状に並べて装飾体を製造する製造方法(第一比較例)に比べ、装飾材の向きや位置に規則性を持たせた配置パターンで装飾材を配置できる。
このため、装飾材の向きや位置を図面等で確認しながら装飾材を配置する場合でも、前述の第一比較例に比べ、確認作業を短時間で行うことができる。したがって、第1態様によれば、装飾体を製造する際の作業性を向上させることができる。
本発明の第2態様は、前記複数の装飾材で構成される複数の装飾材群のうち、一の前記装飾材群における前記列の各々の長さ方向端部に、他の前記装飾材群における前記列の各々の長さ方向端部が連なるように、前記複数の装飾材群を同じ向きで前記長さ方向に配置することで、前記装飾体を製造する。
第2態様によれば、一の装飾材群における列の各々の長さ方向端部に、他の装飾材群における列の各々の長さ方向端部が連なるように、複数の装飾材群を同じ向きで長さ方向に配置する。
このため、最初に配置された装飾材群の各列を見て、装飾材の配置を確認しながら、その列の長さ方向端部に、次の装飾材群(次に配置される装飾材群)の各列の長さ方向端部が連なるように、次の装飾材群を配置することができる。
また、複数の装飾材群を同じ向きで長さ方向に配置するので、装飾材群が長さ方向、幅方向及び厚み方向のいずれかに沿った軸線周りに180度回転させた状態で長さ方向に複数配置する製造方法(第二比較例)に比べ、装飾材の配置の確認作業がしやすく、装飾体を製造する際の作業性を向上させることができる。
本発明の第3態様は、前記一の装飾材群における前記幅方向に隣接する前記列において、前記長さ方向端部を前記長さ方向にずらして配置する。
第3態様によれば、一の装飾材群における幅方向に隣接する列において、長さ方向端部を長さ方向にずらして配置するため、各装飾材群の区切りが認識されにくい。したがって、各装飾材群の装飾材が予め定められた配置パターンで配置されたことが認識されにくく、意匠性に優れる。
本発明の第4態様は、前記複数の装飾材で構成される複数の装飾材群を同じ向きで前記幅方向に配置することで、前記装飾体を製造する。
第4態様によれば、複数の装飾材群を同じ向きで幅方向に配置することで、装飾体を製造する。このため、最初に配置された装飾材群を見て、装飾材の配置を確認しながら、最初に配置された装飾材群の幅方向の一方側に、次の装飾材群を配置することができる。
また、複数の装飾材群を同じ向きで幅方向に配置するので、装飾材群が長さ方向、幅方向及び厚み方向のいずれかに沿った軸線周りに180度回転させた状態で幅方向に複数配置する製造方法(第三比較例)に比べ、装飾材の配置の確認作業がしやすく、装飾体を製造する際の作業性を向上させることができる。
本発明の第5態様は、前記複数の装飾材で構成される装飾材群における前記列の長さ方向端部に配置される装飾材を前記幅方向に切断して、複数の前記列の長さ方向端部を揃える。
第5態様によれば、複数の装飾材で構成される装飾材群における列の長さ方向端部に配置される装飾材を幅方向に切断して、複数の列の長さ方向端部を揃えるため、列の長さ方向端部が不揃いである装飾材群を用いて、列の長さ方向端部が揃った装飾体を製造できる。
本発明の第6態様は、前記装飾材群における前記列の長さ方向の一端部に配置される装飾材を前記幅方向に切断して、該切断部分を前記列の長さ方向の他端部に配置することで、矩形状の前記装飾体を製造する。
第6態様によれば、装飾材の切断部分を無駄なく使用して、矩形状の装飾体を製造できる。
本発明の第7態様は、前記装飾材の前記長さ方向の端面に、該端面に隣り合うべき装飾材を識別する識別符号が付された装飾材を、用いて装飾体を製造する。
第7態様によれば、識別符号を見ることで、装飾材の長さ方向の端面に隣り合うべき装飾材が分かるので、図面等で確認せずに、装飾材を配置することができる。この結果、装飾体を製造する際の作業性を向上させることができる。
本発明の第8態様は、前記複数の装飾材で構成され且つ一単位としてまとめられた装飾材群を、用いて装飾体を製造する。
第8態様によれば、装飾材群が一単位としてまとめられているので、他の装飾材群や他の部材と間違えて、装飾材を使用することを抑制できる。
本発明の第9態様は、木材で構成された前記装飾材における前記幅方向の一方側の端部に形成された雄実が、木材で構成された他の前記装飾材における前記幅方向の他方側の端部に形成された雌実に差し込まれるように、前記複数の装飾材を予め定められた配置パターンで前記長さ方向及び前記幅方向に沿って配置することで、装飾体を製造する。
第9態様によれば、木材で構成された装飾材から水分が放出されて装飾材が収縮し、幅方向に並んだ装飾材の間に隙間ができた場合でも、雄実によって壁下地が見えにくくできる。
本発明の構成によれば、装飾体を製造する際の作業性を向上させることができる。
本実施形態に係る装飾材を横方向に沿って配置した装飾壁を示す斜視図である。 本実施形態に係る装飾材を縦方向に沿って配置した装飾壁を示す斜視図である。 本実施形態に係る装飾材群を構成する装飾材を予め定められた配置パターンで配置した状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る装飾材群を構成する装飾材を予め定められた配置パターンで配置した状態を示す正面図(厚み方向に見た図)である。 本実施形態に係る装飾材の側面図(長さ方向に見た図)である。 各装飾材が予め定められた配置パターンで配置された装飾材群の各列の不足部分及び切断部分を示す正面図である。 製造された幅285mm×長さ2400mmの矩形状の装飾壁を示す正面図である。 製造された幅285mm×長さ2000mmの矩形状の装飾壁を示す正面図である。 製造された幅285mm×長さ1500mmの矩形状の装飾壁を示す正面図である。 第一装飾材群及び第二装飾材群を同じ向きで長さ方向に配置した状態を示す正面図である。 製造された幅285mm×長さ4800mmの矩形状の装飾壁を示す正面図である。 製造された幅570mm×長さ2400mmの矩形状の装飾壁を示す正面図である。 本実施形態に係る装飾材の長さ方向の端面に該端面に隣り合うべき装飾材を識別する識別符号を付した変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係る装飾材群を構成する装飾材を予め定められた配置パターンで配置した状態を示す正面図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。以下では、装飾体の一例としての装飾壁10、装飾壁10の製造に用いられる装飾材群12、及び、装飾壁10の製造方法について説明する。
[装飾壁10]
本実施形態に係る装飾壁10の構成を説明する。図1及び図2は、装飾壁10の構成を示す斜視図である。
装飾壁10は、図1に示されるように、例えば、建物100の内壁102等に装飾として用いられる壁(仕上材)である。装飾壁10は、長さ、幅及び厚みを有する矩形板状の装飾材20を複数有している。
装飾壁10は、例えば、図1に示されるように、装飾材20を横方向に沿って配置した装飾壁10として構成することができる。また、装飾壁10は、図2に示されるように、装飾材20を縦方向に沿って配置した装飾壁10として構成してもよい。
なお、各図のL方向は、装飾材20の長さ方向を示し、装飾材20における長さ方向に沿った寸法が長さである。また、各図のW方向は、装飾材20の幅方向を示し、装飾材20における幅方向に沿った寸法が幅である。また、各図のT方向は、装飾材20の厚み方向を示し、装飾材20における厚み方向に沿った寸法が厚みである。
装飾壁10では、長さ方向Lに沿って並べられた装飾材20の列が幅方向Wに複数並んで配置されている。装飾壁10は、厚み方向Tに見て、全体として、矩形状に形成されている。
[装飾材群12]
装飾材群12は、図3及び図4に示されるように、複数の装飾材20で構成されており、装飾壁10(図1及び図2参照)の製造に用いられる一単位である。したがって、製造される装飾壁10の面積が大きい場合には、複数の装飾材群12が用いられる。すなわち、製造される装飾壁10の面積によって、用いられる装飾材群12の数が変化する。
また、装飾壁10を製造する施工現場には、装飾材群12は、例えば、単一の箱(収容部の一例)に収容された状態で搬入される。すなわち、装飾材群12は、一単位としてまとめられた状態で、施工現場に搬入される。したがって、複数の装飾材群12が施工現場に搬入される場合には、装飾材群12ごとにまとめられた状態で、施工現場に搬入される。
なお、図3及び図4は、装飾壁10の製造時に用いられる配置パターンで装飾材群12を配置した状態を示すものである。したがって、装飾材群12を図3及び図4に示す配置パターンで配置した状態で施行現場に搬入する必要はない。
装飾材群12を構成する装飾材20は、前述のように、長さ、幅及び厚みを有する矩形板状に形成されている(図3参照)。具体的には、装飾材20は、幅方向Wよりも長さ方向Lに長い矩形板状に形成されている。
装飾材群12は、長さ及び厚みが異なる複数の装飾材20を含んでいる。装飾材20には、一例として、3種類の長さ(例えば900mm、600mm及び300mm)と、3種類の厚み(例えば20mm、15mm及び10mm)と、が用いられている。
具体的には、装飾材20として、例えば、厚み20mm長さ900mm、厚み20mm長さ600mm、厚み20mm長さ300mm、厚み15mm長さ900mm、厚み15mm長さ600mm、厚み15mm長さ300mm、及び厚み10mm長さ600mmの7種類の装飾材20が用いられている。
なお、図4における「t」及び「l」の表示は、表示された装飾材20の厚さ(単位mm)及び長さ(単位mm)を示している。したがって、例えば「t:20」の表示は、表示された装飾材20の厚さが20mmであることを示し、「l:300」の表示は、表示された装飾材20の長さが300mmであることを示す。また、図4を含む各図において寸法線にて示す長さや幅の単位は、mmである。
また、複数の装飾材20は、同一幅とされている。具体的には、装飾材20の幅は、例えば、57mmとされている。なお、複数の装飾材20は、許容される製造誤差を含む範囲で同一幅であればよい。
さらに、装飾材20は、木材で構成されている。具体的には、装飾材20は、無垢材で構成されている。木材で構成された装飾材20は、周囲の湿気が多い場合に水分を吸収し、周囲が乾燥している場合に水分を放出して、周囲の湿度を一定に保とうとする調湿作用を有している。
装飾材20は、意匠面27(壁下地に取り付けられる背面28とは反対側の面)における幅方向Wの一方側(図5の上方側)及び他方側(図5の下方側)の稜線部分29が面取りされている。また、装飾材20には、調湿作用を維持したまま、色味や木目を引き出し且つ表面を保護するために、浸透性塗料(オイル塗料)が塗布されている。
また、装飾材20は、図5に示されるように、幅方向Wの一方側の端部(図5の上端部)に幅方向の一方(上方)へ突出する雄実25が形成されている。また、装飾材20は、幅方向Wの他方側の端部(図5の下端部)に幅方向の一方(上方)へ凹む雌実26が形成されている。装飾材20の雄実25は、当該装飾材20の幅方向の一方(上方)へ配置される装飾材20の雌実26に差し込まれる。
この雄実25及び雌実26は、例えば、幅が8mmとされ、厚みが3mmとされている。また、雄実25及び雌実26は、装飾材20の全長にわたって長さ方向Lに沿って形成されている(図13参照)。さらに、雄実25及び雌実26は、装飾材群12を構成する全ての装飾材20に形成されている。
また、雄実25及び雌実26は、装飾材20の厚みに関わらず、装飾材20の背面28に対する厚み方向Tの距離(位置)が同じとされている。当該距離T1は、例えば、3mmとされている。そして、雄実25及び雌実26は、厚みが最小である装飾材20(厚み10mmの装飾材20)において、厚み方向Tの略中央部に形成されている。なお、図3及び図4では、雄実25及び雌実26を省略して装飾材20を図示している。
そして、装飾材群12の複数の装飾材20が、図4に示す予め定められた配置パターンで長さ方向L及び幅方向Wに沿って配置されることで、装飾壁10が製造される。配置パターンは、長さ方向L、幅方向W及び厚み方向Tに規則性を有する配置パターンとされている。
具体的には、配置パターンは、長さ方向Lに沿って並べられた装飾材20の列23が、幅方向Wに複数並ぶパターンとされている。さらに具体的には、配置パターンは、5つの列23(列231、232、233、234、235)で構成されている。配置パターンの全体の幅は、285mmとされている。
配置パターンにおける各列23の長さは、同じとされており、具体的には、2400mmとされている。また、配置パターンにおける各列23において、長さ方向Lに隣接する装飾材20は、厚さが異なっている。
さらに、配置パターンにおける列23同士は、長さ方向Lにずれて配置されている。これにより、配置パターンにおける列23の長さ方向一端部同士は、長さ方向Lにずれて配置されている。
具体的には、列231の長さ方向一端部(図4の左端部)は、配置パターンの長さ方向一端部に設定された基準線K1に対して、長さ方向Lの一方側(図4の右側)へ100mmずれている。すなわち、列231は、基準線K1に対して、長さが100mm分不足している。
列232の長さ方向一端部は、基準線K1に対して、長さ方向Lの他方側(図4の左側)へ100mmずれている。すなわち、列232は、基準線K1に対して、長さが100mm分超過している。列233の長さ方向一端部は、基準線K1に対して、長さ方向Lの他方側(図4の左側)へ250mmずれている。すなわち、列233は、基準線K1に対して、長さが250mm分超過している。
列234の長さ方向一端部は、基準線K1に対して、長さ方向Lの他方側(図4の左側)へ150mmずれている。すなわち、列234は、基準線K1に対して、長さが150mm分超過している。列235の長さ方向一端部は、基準線K1上に配置されている。すなわち、列235は、基準線K1に対して、過不足がない長さとされている。
一方、列231の長さ方向他端部(図4の右端部)は、配置パターンの長さ方向他端部に設定された基準線K2に対して、長さ方向Lの一方側(図4の右側)へ100mmずれている。すなわち、列231は、基準線K2に対して、長さが100mm分超過している。
列232の長さ方向他端部は、基準線K2に対して、長さ方向Lの他方側(図4の左側)へ100mmずれている。すなわち、列232は、基準線K2に対して、長さが100mm分不足している。
列233の長さ方向他端部は、基準線K2に対して、長さ方向Lの他方側(図4の左側)へ250mmずれている。すなわち、列233は、基準線K2に対して、長さが250mm分不足している。
列234の長さ方向他端部は、基準線K2に対して、長さ方向Lの他方側(図4の左側)へ150mmずれている。すなわち、列234は、基準線K2に対して、長さが150mm分不足している。
列235の長さ方向他端部は、基準線K2上に配置されている。すなわち、列235は、基準線K2に対して、過不足がない長さとされている。
[装飾壁10の製造方法]
次に、装飾壁10を製造する装飾壁10の製造方法の一例について説明する。以下では、幅285mm×長さ2400mmの矩形状の装飾壁10、幅285mm×長さ4800mmの矩形状の装飾壁10、幅570mm×長さ2400mmの矩形状の装飾壁10のそれぞれを製造する装飾壁10の製造方法の一例について説明する。
なお、装飾壁10は、建物の内壁等に装飾として用いられる壁(仕上材)であり、装飾材20の製造行為は、装飾壁10の施工を行う施工現場(例えば、建物内)にて行われる行為である。
[幅285mm×長さ2400mmの矩形状の装飾壁10の第一製造方法]
第一製造方法では、単一の装飾材群12が用いられる。なお、装飾材群12は、一単位としてまとめられた状態で、施工現場に搬入される。
本第一製造方法では、例えば、装飾材20の壁下地への配置前に、配置パターンにおける列232、233、234の長さ方向一端部(図6の左端部)を構成する装飾材20を基準線K1にて切断する。これにより、図6に示す配置パターンにおける列235、234、233、232、231(以下、列235〜231いう)の長さ方向一端部(図6の左端部)の長さが揃えられる。なお、図6に示す配置パターンは、図4に示す配置パターンと同じである。
また、装飾材20の壁下地への配置前に、配置パターンにおける列231の長さ方向他端部(図6の右端部)を構成する装飾材20を基準線K2にて切断する。さらに、列231に用いられる装飾材20の雄実25が除去される。なお、列231に用いられる装飾材20としては、最初から雄実25が形成されていないものを用いてもよい。また、列235に用いられる装飾材20としては、最初から雌実26が形成されていないものを用いてもよい。
そして、図6に示す配置パターンにて、装飾材20を長さ方向Lに沿って一列に配置することで列235を形成する。同様に、装飾材20を長さ方向Lに沿って一列に配置することで、列234、233、232、231の順で、下側から各列を形成する。このとき、装飾材20の雌実26(図5参照)に装飾材20の雄実25(図5参照)が差しこまれるように、各装飾材20を配置する。また、列235〜231の長さ方向一端部(図6の左端部)が揃うように、基準線K1にて切断された装飾材20を配置する。
列231の基準線K1に対して長さが不足している不足部分231Aに、例えば、列232の装飾材20の切断部分232Bを配置する。また、列232の基準線K2に対して長さが不足している不足部分232Aに、例えば、列231の装飾材20の切断部分231Bを配置する。なお、不足部分231Aに切断部分231Bを配置し、不足部分232Aに切断部分232Bを配置してもよい。
また、列233の基準線K2に対して長さが不足している不足部分233Aに、例えば、列233の装飾材20の切断部分233Bを配置する。また、列234の基準線K2に対して長さが不足している不足部分234Aに、例えば、列234の装飾材20の切断部分234Bを配置する。
なお、不足部分233Aに切断部分233Bを配置する配置行為、不足部分234Aに切断部分234Bを配置する配置行為は、請求項6で特定する配置行為に該当する。また、不足部分231A及び不足部分232Aのいずれかに、切断部分232B及び切断部分231Bのいずれを配置する行為も、請求項6で特定する配置行為に該当する。
なお、図6に示す配置パターンにて装飾材20を配置する際には、例えば、図面等により配置パターンを確認しながら配置する。また、装飾材20を壁下地に対して接着剤等により接着することで固定する。
以上のように、長さ方向Lに沿って並べられた装飾材20の列23が幅方向Wに複数並ぶように、複数の装飾材20を予め定められた配置パターンで長さ方向L及び幅方向Wに沿って配置することで、図7に示されるように、幅285mm×長さ2400mmの矩形状の装飾壁10を製造する。
[第一製造方法の作用効果]
第一製造方法によれば、幅方向Wよりも長さ方向Lに長い矩形板状とされた複数の装飾材20を予め定められた配置パターンで長さ方向L及び幅方向Wに沿って配置する。このため、施工者によらず、同じ仕上りの装飾壁10を製造できる。
ここで、複数種類の非矩形多角形(長方形及び正方形を含まない多角形)の装飾材をジグソーパズル状に並べて装飾壁を製造する製造方法(第一比較例)では、装飾材の向きや位置が不規則かつ多様であるため、図面等で装飾材の向きや位置を確認しながら施工する必要がある。また、第一比較例では、装飾材の向きや位置が不規則かつ多様であるため、図面等で装飾材の向きや位置を確認する際の作業時間もかかる。このため、装飾体を形成する際の作業性が劣る。なお、第一比較例のような製造方法として、特開2005−41035号公報に開示される製造方法がある。
これに対して、第一製造方法では、幅方向Wよりも長さ方向Lに長い矩形板状とされた複数の装飾材20が長さ方向Lに沿って並べられた列23が幅方向Wに複数並ぶように、装飾材20が予め定められた配置パターンで長さ方向L及び幅方向Wに沿って配置するので、第一比較例に比べ、装飾材20の向きや位置に規則性を持たせた配置パターンで装飾材20を配置できる。
このため、装飾材20の位置等を図面等で確認しながら装飾材20を配置する場合でも、第一比較例に比べ、確認作業を短時間で行うことができる。したがって、第一製造方法によれば、装飾壁10を製造する際の作業性を向上させることができる。
また、第一製造方法によれば、装飾材群12における列232、233、234の長さ方向一端部(図6の左端部)に配置される装飾材20を基準線K1にて切断する。これにより、図6に示す配置パターンにおける列235〜231の長さ方向一端部(図6の左端部)の長さが揃えられる。このため、列235〜231の長さ方向端部が不揃いである装飾材群12を用いて、列235〜231の長さ方向端部が揃った装飾壁10を製造できる。
また、第一製造方法では、不足部分231A、232A、233A、234Aのそれぞれに対して、切断部分232B、231B、233B、234Bのそれぞれを配置する。このため、装飾材20の切断部分を無駄なく使用して、矩形状の装飾壁10を製造できる。特に、第一製造方法では、全ての切断部分232B、231B、233B、234Bが使用されるので、装飾材群12の材料が無駄にならない。
また、第一製造方法では、装飾材20の雌実26(図5参照)に装飾材20の雄実25(図5参照)が差しこまれるように、各装飾材20を配置する。このため、木材で構成された装飾材20から水分が放出されて装飾材20が収縮し、幅方向Wに並んだ装飾材20の間に隙間ができた場合でも、雄実25によって壁下地が見えにくくできる。この結果、意匠性が向上する。
また、第一製造方法に用いられる装飾材20は一単位としてまとめられているので、施工現場にある他の部材と間違えて、装飾材20を使用することを抑制できる。
また、第一製造方法における配置パターンでは、各列235〜231において長さ方向Lに隣接する装飾材20の厚さが異なっている。このため、規則性を持たせた配置パターンで装飾材20を配置できる。さらに、長さ方向Lに沿って厚み方向Tに凹凸を有するデザインとなるため、意匠性が向上する。また、長さ方向Lに沿って厚み方向Tに凹凸を有するデザインとなるため、表面積を大きくでき、調湿機能を向上させることができる。
なお、幅285mm×長さ2000mmの矩形状の装飾壁10を製造する場合には、第一製造方法における装飾材群12の装飾材20を基準線K2にて切断するのに替えて、列231、232、233、234の長さ方向他端部(図6の右端部)側に配置される装飾材20を切断線S2にて切断する。そして、前述の第一製造方法と同様に、図6に示す配置パターンにて装飾材20を配置することで、図8に示されるように、幅285mm×長さ2000mmの矩形状の装飾壁10を製造する。なお、切断部分233B、234B及び、各列235〜231における切断線S2よりも長さ方向Lの他方側(図6における右側)の部分は、使用されない。
さらに、幅285mm×長さ1500mmの矩形状の装飾壁10を製造する場合には、第一製造方法における装飾材群12の装飾材20を基準線K2にて切断するのに替えて、列231、232、233、234の長さ方向他端部(図6の右端部)側に配置される装飾材20を切断線S1にて切断する。そして、前述の第一製造方法と同様に、図6に示す配置パターンにて装飾材20を配置することで、図9に示されるように、幅285mm×長さ1500mmの矩形状の装飾壁10を製造する。なお、切断部分233B、234B及び、各列235〜231における切断線S1よりも長さ方向Lの他方側(図6における右側)の部分は、使用されない。
[幅285mm×長さ4800mmの矩形状の装飾壁10の第二製造方法]
第二製造方法では、2つの装飾材群12(第一装飾材群12A及び第二装飾材群12B)が用いられる。具体的には、第二製造方法では、装飾材20の壁下地への配置前に、第一装飾材群12Aにおける列232、233、234の長さ方向一端部(図10の左端部)を構成する装飾材20を基準線K1にて切断する。これにより、第一装飾材群12Aにおける列235〜231の長さ方向一端部(図10の左端部)の長さが揃えられる。
また、装飾材20の壁下地への配置前に、第二装飾材群12Bにおける列231の長さ方向他端部(図10の右端部)を構成する装飾材20を基準線K2にて切断する。なお、図10に示す第一装飾材群12A及び第二装飾材群12Bの各々配置パターンは、図4に示す配置パターンと同じである。また、図10において、第一装飾材群12A及び第二装飾材群12Bの境界が太線にて示されている。
そして、図10に示す配置パターンにて、第一装飾材群12Aにおける装飾材20を長さ方向Lに沿って一列に配置することで列235を形成する。同様に、第一装飾材群12Aにおける装飾材20を長さ方向Lに沿って一列に配置することで、列234、233、232、231の順で、下側から各列を形成する。このとき、装飾材20の雌実26(図5参照)に装飾材20の雄実25(図5参照)が差し込まれるように、各装飾材20を配置する。また、列235〜231の長さ方向一端部(図10の左端部)が揃うように、基準線K1にて切断された装飾材20を配置する。
第一装飾材群12Aにおける列231の基準線K1に対して長さが不足している不足部分231Aに、例えば、列232の装飾材20の切断部分232Bを配置する。
次に、第二装飾材群12Bにおける装飾材20を長さ方向Lに沿って一列に配置することで列235を形成する。同様に、第二装飾材群12Bにおける装飾材20を長さ方向Lに沿って一列に配置することで、列234、233、232、231の順で、下側から各列を形成する。このとき、装飾材20の雌実26(図5参照)に装飾材20の雄実25(図5参照)が差し込まれるように、各装飾材20を配置する。
また、第二装飾材群12Bの各列235〜231の長さ方向端部(図10の左端部)が、第一装飾材群12Aの各列235〜231の長さ方向端部(図10の右端部)に連なるように、第一装飾材群12A及び第二装飾材群12Bを同じ向きで長さ方向Lに配置する。
なお、同じ向きでの配置とは、厚み方向Tに沿って見た場合の配置が同じ状態をいう。したがって、長さ方向L、幅方向W及び厚み方向Tのいずれかに沿った軸線周りに180度回転させた状態で長さ方向Lに複数配置する場合が除かれる。
また、第二装飾材群12Bにおける列232の基準線K2に対して長さが不足している不足部分232Aに、例えば、列231の装飾材20の切断部分231Bを配置する。なお、第一装飾材群12Aの不足部分231Aに、第二装飾材群12Bの切断部分231Bを配置し、第二装飾材群12Bの不足部分232Aに、第一装飾材群12Aの切断部分232Bを配置してもよい。
また、第二装飾材群12Bにおける列233の基準線K2に対して長さが不足している不足部分233Aに、例えば、第一装飾材群12Aにおける列233の装飾材20の切断部分233Bを配置する。また、第二装飾材群12Bにおける列234の基準線K2に対して長さが不足している不足部分234Aに、例えば、第一装飾材群12Aにおける列234の装飾材20の切断部分234Bを配置する。また、装飾材20を、壁下地に対して接着剤等により、接着することで固定する。
以上のように、長さ方向Lに沿って並べられた装飾材20の列23が幅方向Wに複数並ぶように、複数の装飾材20を予め定められた配置パターンで長さ方向L及び幅方向Wに沿って配置することで、図11に示されるように、幅285mm×長さ4800mmの矩形状の装飾壁10を製造する。
なお、前述の第二製造方法では、第一装飾材群12A、第二装飾材群12Bの順で、装飾材20が配置されたが、これに限られない。例えば、第一装飾材群12Aの列235、第二装飾材群12Bの列235、第一装飾材群12Aの列234、第二装飾材群12Bの列234、第一装飾材群12Aの列233、第二装飾材群12Bの列233、第一装飾材群12Aの列232、第二装飾材群12Bの列232、第一装飾材群12Aの列231、第二装飾材群12Bの列231の順で、装飾材20を配置してもよい。
[第二製造方法の作用効果]
第二製造方法によれば、第一製造方法と同様の作用効果を有する。加えて、第二製造方法では、第二装飾材群12Bの各列235〜231の長さ方向端部(図10の左端部)が、第一装飾材群12Aの各列235〜231の長さ方向端部(図10の右端部)に連なるように、第一装飾材群12A及び第二装飾材群12Bを同じ向きで配置する。
このため、最初に配置された第一装飾材群12Aの各列235〜231を見て、装飾材20の配置を確認しながら、その列235〜231の長さ方向端部に、第二装飾材群12Bの各列235〜231の長さ方向端部が連なるように、第二装飾材群12Bを配置することができる。
また、第一装飾材群12A及び第二装飾材群12Bを同じ向きで長さ方向Lに配置するので、第二装飾材群12Bを第一装飾材群12Aに対して長さ方向、幅方向及び厚み方向のいずれかに沿った軸線周りに180度回転させた状態で長さ方向Lに配置する製造方法(第二比較例)に比べ、装飾材20の配置の確認作業がしやすく、装飾壁10を製造する際の作業性を向上させることができる。
また、第二製造方法では、第一装飾材群12Aにおける幅方向Wに隣接する列23において、長さ方向端部を長さ方向にずらして配置するため、第一装飾材群12A及び第二装飾材群12Bの区切りが認識されにくい。したがって、各装飾材群12の装飾材20が予め定められた配置パターンで配置されたことが認識されにくく、意匠性に優れる。
[幅570mm×長さ2400mmの矩形状の装飾壁10の第三製造方法]
第三製造方法では、2つの装飾材群12(第一装飾材群12A及び第二装飾材群12B)が用いられる。具体的には、第三製造方法では、前述の第一製造方法に基づき、第一装飾材群12Aの各装飾材20を配置する。次に、各装飾材20が配置された第一装飾材群12Aの幅方向Wの一方側(上方側)に、前述の第一製造方法に基づき、第二装飾材群12Bの各装飾材20を配置する。すなわち、第一装飾材群12A及び第二装飾材群12Bが同じ向きで幅方向Wに配置される。
これにより、図12に示されるように、幅570mm×長さ2400mmの矩形状の装飾壁10を製造する。
[第三製造方法の作用効果]
第三製造方法によれば、第一製造方法と同様の作用効果を有する。加えて、第三製造方法では、第一装飾材群12A及び第二装飾材群12Bを同じ向きで幅方向Wに配置する。このため、最初に配置された第一装飾材群12Aの各列235〜231を見て、装飾材20の配置を確認しながら、第一装飾材群12Aの幅方向Wの一方側(上方側)に、第二装飾材群12Bを配置することができる。
また、第一装飾材群12A及び第二装飾材群12Bを同じ向きで幅方向Wに配置するので、第二装飾材群12Bを第一装飾材群12Aに対して長さ方向、幅方向及び厚み方向のいずれかに沿った軸線周りに180度回転させた状態で幅方向Wに配置する製造方法(第三比較例)に比べ、装飾材20の配置の確認作業がしやすく、装飾壁10を製造する際の作業性を向上させることができる。
なお、装飾壁10の幅をさらに広くしたい場合には、装飾壁10を構成する複数の装飾材20の幅方向Wの一方側(上方側)に、前述の第一製造方法に基づき、装飾材20を配置することで、装飾壁10の幅を広くすることができる。
また、幅285mm×長さ2000mmの矩形状の装飾壁10及び、幅285mm×長さ1500mmの矩形状の装飾壁10においても、装飾壁10を構成する複数の装飾材20の幅方向Wの一方側(上方側)に、同様に装飾材20を配置することで、装飾壁10の幅を広くすることができる。
また、幅285mm×長さ4800mmの矩形状の装飾壁10においても、第二製造方法に基づき配置された複数の装飾材20の幅方向Wの一方側(上方側)に、前述の第二製造方法に基づき、装飾材20を配置することで、装飾壁10の幅を広くすることができる。
[装飾材20に識別符号を付す変形例]
装飾材20の長さ方向Lの端面に、図13に示されるように、該端面に隣り合うべき装飾材20を識別する識別符号を付してもよい。
図13に示す例では、例えば、装飾材20の長さ方向Lの一方側の端面21に、自身の識別符号が付されている。また、装飾材の長さ方向Lの他方側の端面22には、端面22に隣り合うべき装飾材20の識別符号が付されている。
例えば、装飾材群12の列235を構成する装飾材20A、20B、20C、20D、20E(図14参照)における長さ方向Lの一方側(図14における左側)の端面21には、自身の識別符号として、例えば「A1」、「A2」、「A3」、「A4」、「A5」が付される。
装飾材20A、20B、20C、20D(図14参照)における長さ方向Lの他方側(図14における右側)の端面22には、隣り合うべき装飾材20の識別符号として、例えば「A2」、「A3」、「A4」、「A5」が付される。なお、図13には、列235を構成する装飾材20A、20Bが示されている。
これにより、列235を構成する装飾材20を配置する際には、最初に装飾材20Aを配置した後、各装飾材20に付された識別符号を確認しながら、識別符号が向かい合うように、配置することができる。
すなわち、本変形例では、識別符号を見ることで、装飾材20の長さ方向Lの端面に隣り合うべき装飾材20の種類が分かるので、図面等で確認せずに、装飾材20を配置することができる。この結果、装飾材20を製造する際の作業性を向上させることができる。
なお、装飾材20の端面に隣り合うべき装飾材20を識別する識別符号としては、記号に限らず、色などであってもよい。また、識別記号として、装飾材20の端面に隣り合うべき装飾材20の厚さ及び長さを記載してもよい。
[他の変形例]
本実施形態では、装飾体の一例として、装飾壁10について説明したが、これに限られない。装飾体の一例としては、天井材であってもよく、装飾が施される構造物であればよい。
本実施形態では、装飾材20は、木材で構成されていたが、これに限られない。装飾材20は、金属材料や樹脂材料で形成されていてもよい。なお、装飾材20を金属材料や樹脂材料で形成する場合は、雄実25及び雌実26を形成する必要はない。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した実施形態及び変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
10 装飾壁(装飾体の一例)
12 装飾材群
20 装飾材
23 列
25 雄実
26 雌実

Claims (9)

  1. 幅方向よりも長さ方向に長い矩形板状とされ且つ長さ及び厚みが異なる複数の装飾材を、用いた装飾体の製造方法であって、
    前記長さ方向に沿って並べられた前記装飾材の列が前記幅方向に複数並ぶように、前記複数の装飾材を予め定められた配置パターンで前記長さ方向及び前記幅方向に沿って配置することで、装飾体を製造する
    装飾体の製造方法。
  2. 前記複数の装飾材で構成される複数の装飾材群のうち、一の前記装飾材群における前記列の各々の長さ方向端部に、他の前記装飾材群における前記列の各々の長さ方向端部が連なるように、
    前記複数の装飾材群を同じ向きで前記長さ方向に配置することで、前記装飾体を製造する
    請求項1に記載の装飾体の製造方法。
  3. 前記一の装飾材群における前記幅方向に隣接する前記列において、前記長さ方向端部を前記長さ方向にずらして配置する
    請求項2に記載の装飾体の製造方法。
  4. 前記複数の装飾材で構成される複数の装飾材群を同じ向きで前記幅方向に配置することで、前記装飾体を製造する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の装飾体の製造方法。
  5. 前記複数の装飾材で構成される装飾材群における前記列の長さ方向端部に配置される装飾材を前記幅方向に切断して、複数の前記列の長さ方向端部を揃える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の装飾体の製造方法。
  6. 前記装飾材群における前記列の長さ方向の一端部に配置される装飾材を前記幅方向に切断して、該切断部分を前記列の長さ方向の他端部に配置することで、矩形状の前記装飾体を製造する
    請求項5に記載の装飾体の製造方法。
  7. 前記装飾材の前記長さ方向の端面に、該端面に隣り合うべき装飾材を識別する識別符号が付された装飾材を、
    用いて装飾体を製造する請求項1〜6のいずれか1項に記載の装飾体の製造方法。
  8. 前記複数の装飾材で構成され且つ一単位としてまとめられた装飾材群を、
    用いて装飾体を製造する請求項1〜7のいずれか1項に記載の装飾体の製造方法。
  9. 木材で構成された前記装飾材における前記幅方向の一方側の端部に形成された雄実が、木材で構成された他の前記装飾材における前記幅方向の他方側の端部に形成された雌実に差し込まれるように、前記複数の装飾材を予め定められた配置パターンで前記長さ方向及び前記幅方向に沿って配置することで、前記装飾体を製造する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の装飾体の製造方法。
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