JP6841524B1 - 護岸構造物 - Google Patents

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【課題】都市部において護岸構造物を構築したときに、周囲の環境と調和できるようにする。【解決手段】護岸構造物1は、前壁板4を備える護岸ブロック3を千鳥状に積んで構築する。護岸ブロック3は、前壁板4の前面に装飾部8を有さないフラットタイプと、前壁板4の前面の左右方向の右側に上下に向かう装飾部8を有するライトタイプと、前壁板4の前面の左右方向の左側に上下に向かう装飾部8を有するレフトタイプの3種類の護岸ブロック3であり、3種類の護岸ブロック3において、ライトタイプの護岸ブロック3Rとレフトタイプの護岸ブロック3Lを2段以上交互に積んだときに、ライトタイプの護岸ブロック3Rの装飾部8とレフトタイプの護岸ブロック3Lの装飾部8が上下に連続して装飾ライン10を形成する護岸構造物1である。【選択図】図7

Description

本発明は、海岸や河岸などにおいて、護岸ブロックを千鳥状に積んで構築する護岸構造物に関する。
海岸や河岸などにおいて、護岸構造物は、複数の護岸ブロックを用いて構築する。護岸ブロックは、例えば、長方形の前壁板と、前壁板の後面から後方に突出する2つの控え脚を備えたものである。護岸構造物は、海岸や河岸などにおいて、護岸ブロックを傾斜面に沿って千鳥状に積むことで、護岸構造物を構築している(特許文献1参照)。
従来、護岸構造物に用いる護岸ブロックにあっては、周囲の自然環境と調和して、景観が損なわれないようにすることを目的とした自然環境配慮型の護岸ブロックが提案されている。自然環境配慮型の護岸ブロックは、例えば、前壁板の前面に石垣模様を形成することで、周囲の自然環境と調和するようにしている(特許文献2参照)。
ところで、自然の多い郊外などで、従来の自然環境配慮型の護岸ブロックを用いて護岸構造物を構築したときは、周囲の自然環境と調和することで、景観が損なわれないようにすることができる。
しかしながら、自然が少ない大都市などの都市部で、従来の自然環境配慮型の護岸ブロックを用いて護岸構造物を構築したときは、都市部の景観と調和することができず、景観が損なわれるという問題がある。
特開2017−008672号公報 特開2017−106233号公報
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、自然が少ない大都市などの都市部において、護岸ブロックを用いて護岸構造物を構築したときに、周囲の環境と調和することのできる護岸構造物を提供することである。
本発明は、長方形又は正方形又はひし形の前壁板を備える護岸ブロックを千鳥状に積んで構築する護岸構造物であって、護岸ブロックは、前壁板の前面に装飾部を有さないフラットタイプと、前壁板の前面の左右方向の右側に上下に向かう装飾部を有するライトタイプと、前壁板の前面の左右方向の左側に上下に向かう装飾部を有するレフトタイプの3種類の護岸ブロックであり、これら3種類の護岸ブロックにおいて、ライトタイプの護岸ブロックとレフトタイプの護岸ブロックを2段以上交互に積んだときに、ライトタイプの護岸ブロックの前記装飾部とレフトタイプの護岸ブロックの前記装飾部が上下に連続して装飾ラインを形成する護岸構造物である。
本発明によれば、護岸構造物に上下に向かう装飾ラインを形成し、この装飾ラインを基調としたデザインにすることで、護岸構造物を都市部の景観と調和する洗礼されたデザインにすることができ、これにより、自然の少ない大都市などの都市部において護岸構造物を構築したときに、周囲の環境と調和することができ、都市部の景観が損なわれないようにすることができる。
護岸ブロックを積んで構築した護岸構造物の正面図である。 護岸ブロックを積んで構築した護岸構造物の側断面図である。 別の護岸ブロックを積んで構築した護岸構造物の正面図である。 図4Aは、護岸構造物におけるフラットタイプの護岸ブロックの平面図、図4Bは、図4Aの矢印Y方向からみたフラットタイプの護岸ブロックの側面図、図4Cは、図4Aの矢印X方向からみたフラットタイプの護岸ブロックの側面図である。 図5Aは、護岸構造物におけるライトタイプの護岸ブロックの平面図、図5Bは、図5Aの矢印Y方向からみたライトタイプの護岸ブロックの側面図、図5Cは、図5Aの矢印X方向からみたライトタイプの護岸ブロックの側面図である。 図6Aは、護岸構造物におけるレフトタイプの護岸ブロックの平面図、図6Bは、図6Aの矢印Y方向からみたレフトタイプの護岸ブロックの側面図、図6Cは、図6Aの矢印X方向からみたレフトタイプの護岸ブロックの側面図である。 護岸構造物の正面図である。 別の護岸構造物の正面図である。 別の護岸構造物の正面図である。 別の護岸構造物の正面図である。 図11Aは、別のライトタイプの護岸ブロックの平面図、図11Bは、図11Aの矢印Y方向からみたライトタイプの護岸ブロックの側面図である。 図12Aは、別のレフトタイプの護岸ブロックの平面図、図12Bは、図12Aの矢印Y方向からみたレフトタイプの護岸ブロックの側面図である。 図13Aは、別のライトタイプの護岸ブロックの平面図、図13Bは、図13Aの矢印Y方向からみたライトタイプの護岸ブロックの側面図である。 図14Aは、別のレフトタイプの護岸ブロックの平面図、図14Bは、図14Aの矢印Y方向からみたレフトタイプの護岸ブロックの側面図である。 図15Aは、別のライトタイプの護岸ブロックの平面図、図15Bは、図15Aの矢印Y方向からみたライトタイプの護岸ブロックの側面図である。 図16Aは、別のレフトタイプの護岸ブロックの平面図、図16Bは、図16Aの矢印Y方向からみたレフトタイプの護岸ブロックの側面図である。
本発明の護岸構造物の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、護岸ブロックを積んで構築した護岸構造物の正面図、図2は、護岸ブロックを積んで構築した護岸構造物の側断面図、図3は、別の護岸ブロックを積んで構築した護岸構造物の正面図である。
本実施形態に係る護岸構造物1は、図1、図2に示すように、海岸や河岸などに沿って左右に向かう基礎コンクリート2の上に護岸ブロック3を傾斜面に沿って千鳥状に積んで構築するものである。
護岸ブロック3は、例えば、左右方向に長い長方形の前壁板4と、前壁板4の後面から後方に突出する2つの控え脚5を備える。控え脚5には、その上面に嵌合用凸部6を、下面に嵌合用凹部7をそれぞれ設け、これにより、護岸ブロック3を積んだ際に、下側の護岸ブロック3の控え脚5の嵌合用凸部6と上側の護岸ブロック3の控え脚5の嵌合用凹部7とが嵌合する。
ただし、護岸ブロック3については、これに限らない。護岸ブロック3は、例えば、前壁板4と、前壁板4の後方に配置する後壁板と、前壁板4と後壁板を連結する1つ又は2つの連結板を備えるものでもよく、その他のものでもよい。護岸ブロック3の前壁板4の形状は、左右方向に長い長方形に限らず、上下方向に長い長方形又は正方形でもよい。また、護岸ブロック3の前壁板4の形状は、図3に示すように、ひし形でもよい。なお、前壁板4の形状は、これらに限らず、他の形状でもよい。
ここで、本明細書の説明中において使用する用語、「左右方向」及び「上下方向」について説明する。
左右方向とは、海岸や河岸などに沿って横に延びる方向、つまり海岸線あるいは河川の水の流れる方向であって、図1において、図面中に矢印Aで示す方向である。
上下方向とは、傾斜面に沿った方向であって、図1において、図面中に矢印Bで示す方向である。
護岸ブロック3は、タイプの異なる複数の護岸ブロック3であり、つまり、フラットタイプの護岸ブロック3Fと、ライトタイプの護岸ブロック3Rと、レフトタイプの護岸ブロック3Lの3種類である。3種類の護岸ブロック3は、左右方向に長い長方形の前壁板4と、前壁板4の後面から後方に突出する2つの控え脚5を備える点では同じであるが、それぞれ異なる前壁板4の前面を備える。
なお、前壁板4の大きさは、3種類の護岸ブロック3すべて同じで、左右寸法が約1000mm、上下寸法が約500mmである。ただし、寸法は、これに限らない。
図4Aは、護岸構造物におけるフラットタイプの護岸ブロック3Fの平面図、図4Bは、図4Aの矢印Y方向からみたフラットタイプの護岸ブロック3Fの側面図、図4Cは、図4Aの矢印X方向からみたフラットタイプの護岸ブロック3Fの側面図である。図5Aは、護岸構造物におけるライトタイプの護岸ブロック3Rの平面図、図5Bは、図5Aの矢印Y方向からみたライトタイプの護岸ブロック3Rの側面図、図5Cは、図5Aの矢印X方向からみたライトタイプの護岸ブロック3Rの側面図である。図6Aは、護岸構造物におけるレフトタイプの護岸ブロック3Lの平面図、図6Bは、図6Aの矢印Y方向からみたレフトタイプの護岸ブロック3Lの側面図、図6Cは、図6Aの矢印X方向からみたレフトタイプの護岸ブロック3Lの側面図である。
フラットタイプの護岸ブロック3Fは、図4A、図4B、図4Cに示すように、平面視が左右方向に長い長方形の前壁板4と、前壁板4の後面から後方に突出する2つの控え脚5を備えるが、前壁板4の前面には、装飾部8を有さない、つまり、前面を平坦な面にしている。
ライトタイプの護岸ブロック3Rは、図5A、図5B、図5Cに示すように、平面視が左右方向に長い長方形の前壁板4と、前壁板4の後面から後方に突出する2つの控え脚5を備える点ではフラットタイプの護岸ブロック3Fと同じであるが、前壁板4の前面には、その前面の左右方向の右側、例えば右端部から左に前面の左右寸法の4分の1ずれた位置P1に上下に向かう帯状の装飾部8を有している、つまり、この実施形態では、前面の右端部から左に約250mmずれた位置に装飾部8を有している。
レフトタイプの護岸ブロック3Lは、図6A、図6B、図6Cに示すように、平面視が左右方向に長い長方形の前壁板4と、前壁板4の後面から後方に突出する2つの控え脚5を備える点ではフラットタイプ又はライトタイプの護岸ブロック3F、3Rと同じであるが、前壁板4の前面には、その前面の左右方向の左側、例えば左端部から右に前面の左右寸法の4分の1ずれた位置P2に上下に向かう帯状の装飾部8を有している、つまり、本実施形態では、前面の左端部から右に約250mmずれた位置に装飾部8を有している。
ライトタイプの護岸ブロック3Rの装飾部8とレフトタイプの護岸ブロック3Lの装飾部8は、ともに前壁板4の前面から前方に突き出た凸状部である。その形状および大きさも同じであり、本実施形態では、例えば、前壁板4の前面から約100mm突き出て、その突き出た先端が平坦面になり、平坦面の幅(図5A、図6A中にWで示す)は約100mmである。ただし、寸法は、これに限らない。
次に、3種類の護岸ブロック3を積んで構築する護岸構造物1について説明する。
護岸構造物1は、フラットタイプの護岸ブロック3Fとライトタイプの護岸ブロック3Rとレフトタイプの護岸ブロック3Lの3種類の護岸ブロック3を、傾斜面に沿って千鳥状に積んで構築する。護岸構造物1では、ライトタイプの護岸ブロック3Rとレフトタイプの護岸ブロック3Lを2段以上交互に積んだときに、ライトタイプの護岸ブロック3Rの装飾部8とレフトタイプの護岸ブロック3Lの装飾部8が上下に連続することで、上下に向かう装飾ライン10を形成する。
図7は、護岸構造物1の正面図である。
即ち、護岸構造物1を構築する際に、図示のように、ライトタイプの護岸ブロック3Rとレフトタイプの護岸ブロック3Lを、最下段から上に向かって3段、4段、5段、6段、7段、8段というように複数段交互に積むことで、最下段から上に向かう長さの異なる複数の装飾ライン10をそれぞれ形成する。この複数の装飾ライン10は、護岸構造物1の任意の位置に形成する。
ここでは、ライトタイプの護岸ブロック3Rとレフトタイプの護岸ブロック3Lを3段以上積んでいるが、これに限らず、2段以上であればよい。
以上のように、護岸構造物1において、ライトタイプの護岸ブロック3Rとレフトタイプの護岸ブロック3Lを、3段から8段交互に積んで、上下の長さの異なる複数の装飾ライン10をそれぞれ形成し、この装飾ライン10を基調としたデザインにすることで、護岸構造物1を都市部の景観と調和する洗礼されたデザインにすることができる。
また、護岸構造物1に形成する上下に向かう装飾ライン10は、護岸ブロック3の前壁板4の前面から前方に突き出た凸状部であることから、この凸状部に太陽光などが当たると、ここに陰影ができ、その陰影が、朝、昼、夕方と時間の経過とともに変化することで、護岸構造物1において異なる印象を作り出すこともできる。
また、護岸構造物1を構築する際のライトタイプの護岸ブロック3Rとレフトタイプの護岸ブロック3Lの積み方については、前述のものに限らず、その他のものでもよい。
図8は、別の護岸構造物1の正面図である。図9は、別の護岸構造物1の正面図である。図10は、別の護岸構造物1の正面図である。
例えば、護岸構造物1を構築する際に、図8に示すように、ライトタイプの護岸ブロック3Rとレフトタイプの護岸ブロック3Lを、最上段から下に向かって3段、4段、5段、6段、7段、8段というように複数段交互に積むことで、最上段から下に向かう長さの異なる複数の装飾ライン10をそれぞれ形成するようにしてもよい。このときも、複数の装飾ライン10は、護岸構造物1の任意の位置に形成する。
また、護岸構造物1を構築する際に、図9に示すように、ライトタイプの護岸ブロック3Rとレフトタイプの護岸ブロック3Lを、最下段から上にあるいは最上段から下に向かって複数段交互に積むだけでなく、その中間の段から複数段交互に積むことで、上下の長さが異なる複数の装飾ライン10をそれぞれ形成するようにしてもよい。このときも、複数の装飾ライン10は、護岸構造物1の任意の位置に形成する。
また、護岸構造物1を構築する際に、図10に示すように、ライトタイプの護岸ブロック3Rとレフトタイプの護岸ブロック3Lを、最下段から最上段に向かって交互に積むことで、上下の長さが同じになる複数の装飾ライン10をそれぞれ形成するようにしてもよい。このときも、複数の装飾ライン10は、護岸構造物1の任意の位置に形成する。
なお、護岸構造物1を構築する際のライトタイプの護岸ブロック3Rとレフトタイプの護岸ブロック3Lの積み方は、前述のものに限らず、任意であり、種々のパターンで積むことが可能である。これにより、それぞれの現場に応じて、最適な装飾ライン10を備えた護岸構造物1を構築することができる。
以上説明したように、護岸構造物1に複数の上下に向かう装飾ライン10を形成し、この装飾ライン10を基調としたデザインにすることで、護岸構造物1を都市部の景観と調和する洗礼されたデザインにすることができる。これにより、自然の少ない大都市などの都市部において護岸構造物1を構築したときに、海岸や河岸などを防護する機能に加え、周囲の環境と調和することができ、都市部の景観が損なわれないようにすることができる。
また、護岸構造物1を構築するときに、上下に向かう装飾ライン10が真っ直ぐかどうかを見るだけで、積み上げた護岸ブロック3の左右へのずれを簡単に確認することができ、これにより、護岸ブロック3を正確に積み上げることができる。
また、護岸構造物1構築後においても、地震発生時や台風発生時に護岸構造物1に大きな力が作用し、積み上げた護岸ブロック3がずれても、上下に向かう装飾ライン10が真っ直ぐかどうかを見ることで、一見わかりにくい護岸ブロック3のずれであっても、ずれの有無を簡単に確認することができる。これにより、護岸構造物1の補修を速やかに行うことができ、護岸構造物1を長期間にわたって良好に維持することができる。
次に、護岸構造物1において、ライトタイプの護岸ブロック3Rの装飾部8及びレフトタイプの護岸ブロック3Lの装飾部8の別の例について説明する。
図11Aは、別のライトタイプの護岸ブロック3Rの平面図、図11Bは、図11Aの矢印Y方向からみたライトタイプの護岸ブロック3Rの側面図、図12Aは、別のレフトタイプの護岸ブロック3Lの平面図、図12Bは、図12Aの矢印Y方向からみたレフトタイプの護岸ブロック3Lの側面図である。
また、図13Aは、別のライトタイプの護岸ブロック3Rの平面図、図13Bは、図13Aの矢印Y方向からみたライトタイプの護岸ブロック3Rの側面図、図14Aは、別のレフトタイプの護岸ブロック3Lの平面図、図14Bは、図14Aの矢印Y方向からみたレフトタイプの護岸ブロック3Lの側面図である。
また、図15Aは、別のライトタイプの護岸ブロック3Rの平面図、図15Bは、図15Aの矢印Y方向からみたライトタイプの護岸ブロック3Rの側面図、図16Aは、別のレフトタイプの護岸ブロック3Lの平面図、図16Bは、図16Aの矢印Y方向からみたレフトタイプの護岸ブロック3Lの側面図である。
ライトタイプの護岸ブロック3Rの装飾部8及びレフトタイプの護岸ブロック3Lの装飾部8は、図11A、図11B、図12A、図12Bに示すように、前壁板4の前面から窪んだ凹状部であり、護岸ブロック3の上下に向かって帯状に設けている。なお、装飾部8(凹状部)は、前壁板4の前面から窪んで、その窪んだ底の部分が平坦面になり、平坦面の幅(図11A、図12A中にWで示す)は、この実施形態においては、例えば100mmである。
このライトタイプの護岸ブロック3R及びレフトタイプの護岸ブロック3Lを用いて護岸構造物1を構築したとき、上下に位置する装飾部8により上下に向かう装飾ライン10が形成される。つまり、護岸構造物1において、上下に向かう装飾ライン10が形成されることで、護岸構造物1をデザイン的に洗礼されたものにすることができる。これとともに、装飾ライン10を、護岸ブロック3の前壁板4の前面から窪んだ凹状部にすることで、この凹状部に太陽光などが当たると、ここに陰影ができ、その陰影が、朝、昼、夕方と時間の経過とともに変化して、護岸構造物1において異なる印象を作り出すことができる。
また、別のライトタイプの護岸ブロック3Rの装飾部8及びレフトタイプの護岸ブロック3Lの装飾部8は、図13A、図13B、図14A、図14Bに示すように、前壁板4の前面にショットブラスト加工を施して作成した微細凹凸部であり、護岸ブロック3の上下に向かって帯状に設けている。なお、装飾部8(微細凹凸部)の幅(図13A、図14A中にWで示す)は、この実施形態においては、例えば100mmである。
このライトタイプの護岸ブロック3R及びレフトタイプの護岸ブロック3Lを用いて護岸構造物1を構築したとき、上下に位置する装飾部8により上下に向かう装飾ライン10が形成される。これにより、護岸構造物1において、装飾ライン10とその他の場所とで明度の違いが表れ、この明度の違いにより、護岸構造物1をデザイン的に洗礼されたものにすることができる。
また、別のライトタイプの護岸ブロック3Rの装飾部8及びレフトタイプの護岸ブロック3Lの装飾部8は、図15A、図15B、図16A、図16Bに示すように、前壁板4の前面に樹脂塗料を塗装して作成した樹脂塗装部であり、護岸ブロック3の上下に向かって帯状に設けている。なお、この実施形態においては、装飾部8(樹脂塗装部)の幅(図15A、図16A中にWで示す)は、例えば100mmである。
このライトタイプの護岸ブロック3R及びレフトタイプの護岸ブロック3Lを用いて護岸構造物1を構築したとき、上下に位置する装飾部8により上下に向かう装飾ライン10が形成される。これにより、護岸構造物1において、装飾ライン10とその他の場所とで色相の違いが表れ、この色相の違いにより、護岸構造物1をデザイン的に洗礼されたものにすることができる。
なお、以上の説明では、ライトタイプの護岸ブロック3R及びレフトタイプの護岸ブロック3Lにおいて、前壁板4の前面の左右端部から反対側端部に向かってそれぞれ前面の左右寸法の4分の1ずれた位置に上下に向かう帯状の装飾部8を有しているものとして説明したが、必ずしもこれに限定されない。ライトタイプの護岸ブロック3Rの装飾部8及びレフトタイプの護岸ブロック3Lの装飾部8は、各護岸プレートを千鳥状に積み上げたときに、装飾部8が上下に連続するようにそれぞれの配置位置を決めればよい。
1…護岸構造物、2…基礎コンクリート、3…護岸ブロック、3F…フラットタイプの護岸ブロック、3R…ライトタイプの護岸ブロック、3L…レフトタイプの護岸ブロック、4…前壁板、5…控え脚、6…嵌合用凸部、7…嵌合用凹部、8…装飾部、10…装飾ライン。

Claims (5)

  1. 長方形又は正方形又はひし形の前壁板を備える護岸ブロックを千鳥状に積んで構築する護岸構造物であって、
    護岸ブロックは、前壁板の前面に装飾部を有さないフラットタイプと、前壁板の前面の左右方向の右側に上下に向かう装飾部を有するライトタイプと、前壁板の前面の左右方向の左側に上下に向かう装飾部を有するレフトタイプの3種類の護岸ブロックであり、
    これら3種類の護岸ブロックにおいて、ライトタイプの護岸ブロックとレフトタイプの護岸ブロックを2段以上交互に積んだときに、ライトタイプの護岸ブロックの前記装飾部とレフトタイプの護岸ブロックの前記装飾部が上下に連続して装飾ラインを形成することを特徴とする護岸構造物。
  2. 請求項1に記載された護岸構造物において、
    ライトタイプの護岸ブロックは、装飾部を前壁板の前面の左右方向の右端部から左に前面の左右寸法の4分の1ずれた位置に有するとともに、レフトタイプの護岸ブロックは、装飾部を前壁板の前面の左右方向の左端部から右に前面の左右寸法の4分の1ずれた位置に有することを特徴とする護岸構造物。
  3. 請求項1又は2に記載された護岸構造物において、
    ライトタイプの護岸ブロックの装飾部及びレフトタイプの護岸ブロックの装飾部は、前壁板の前面から前方に突き出た凸状部又は前壁板の前面から窪んだ凹状部であることを特徴とする護岸構造物。
  4. 請求項1又は2に記載された護岸構造物において、
    ライトタイプの護岸ブロックの装飾部及びレフトタイプの護岸ブロックの装飾部は、前壁板の前面にショットブラスト加工を施して作成した微細凹凸部であることを特徴とする護岸構造物。
  5. 請求項1又は2に記載された護岸構造物において、
    ライトタイプの護岸ブロックの装飾部及びレフトタイプの護岸ブロックの装飾部は、前壁板の前面に樹脂塗料を塗装して作成した樹脂塗装部であることを特徴とする護岸構造物。
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