JP2019143060A - シリコーン、及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】親水性モノマーとの相溶性に優れる、両末端に重合性の基を有するとともに水酸基を3個又は4個含む親水性側鎖を有するシリコーン及びその製造方法を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表されるシリコーン
Figure 2019143060

[式(1)中、Rはアクリロキシ基末端のアルキレン基であり、Rは互いに独立に、炭素数1〜10の、置換又は非置換の一価炭化水素基であり、Rは互いに独立に、炭素数1〜6のアルキル基であり、Aは水酸基を3個又は4個有する、分岐していてもよいアルキル基でありaは1〜500の整数であり、bは1〜100の整数であり、ただし、a+bは50〜600である]。
【選択図】なし

Description

本発明は、シリコーン、およびその製造方法、特には眼科デバイス製造用シリコーン、およびその製造方法に関する。詳細には、両末端に(メタ)アクリレート基を有し眼科デバイス製造用の他のモノマーと、共重合させて架橋構造を形成することにより、コンタクトレンズ(親水性コンタクトレンズ、シリコーンハイドロゲル)、眼内レンズ、人工角膜等の眼科デバイスに好適な可撓性ポリマーを与えるシリコーン、およびその製造方法に関する。
酸素透過性と親水性を有する眼用デバイス、特にはコンタクトレンズの原材料として様々な重合性シリコーンモノマーが開発されている。特に、高い酸素透過性を与えるコンタクトレンズ材料として、両末端に重合性の基を有し、かつ、親水性側鎖を有するポリシロキサンが開発されている。
例えば特許文献1には、両末端に重合性の基を有し、かつ、親水性側鎖を有するポリシロキサンを重合成分として製造された親水性コンタクトレンズが記載されており、親水性側鎖として下記式(a)で示される基が記載されている。
Figure 2019143060
また特許文献2には、両末端に重合性の基を有し、かつ、親水性側鎖を有するシリコーンが記載されており、親水性側鎖として下記式(b)及び下記式(c)で示される基が記載されている。
Figure 2019143060
(式中、は結合部位を表す。)
特公昭62−29776号公報 特開2016−204534号公報
しかし、上記式(a)、(b)及び(c)に示されるような親水性側鎖を有するポリシロキサンは親水性が不十分である。そのため、より高い親水性を眼科デバイスに付与する目的で、他のモノマー、特には親水性モノマーを上記ポリシロキサンに高配合量で混合すると、濁りが生じ、これを用いた眼科デバイスも濁るという問題があった。
本発明は上記事情に鑑み、両末端に重合性の基を有し、親水性側鎖を有するシリコーンであって、着色がなく、透明であり、他のモノマー、特には親水性モノマーとの相溶性に優れるシリコーン及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討し、水酸基を3個又は4個有し、且つ、エーテル結合を含む親水性側鎖を有する、下記式(1)で表されるシリコーンは、着色がなく、他の親水性モノマーとの相溶性に優れるため、親水性の高いモノマーと重合して無色透明であり親水性の高い共重合体を与えることができることを見出し、本発明を成すに至った。
更には、本発明者らは、下記式(1)で表されるシリコーンは、下記式(4)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと下記式(5)で表される化合物とを付加反応させて得ることができることを見出し、本発明を成すに至った。
即ち、本発明は、下記式(1)で表されるシリコーン及び該シリコーンの製造方法を提供する。
Figure 2019143060
[式(1)中、Rは下記式(2)で表される基であり、
Figure 2019143060
(式(2)中、nは2〜8の整数であり、Rはメチル基又は水素原子である)
は互いに独立に、炭素数1〜10の、置換又は非置換の一価炭化水素基であり、Rは互いに独立に、炭素数1〜6のアルキル基であり、Aは下記式(3)で表される基であり、
Figure 2019143060
(式(3)中、mは2〜10の整数であり、Xは−C2p+1−q(OH)で示される、水酸基を3個又は4個有する、分岐していてもよいアルキル基であり、pは1〜6の整数であり、qは3又は4である)
aは1〜500の整数であり、bは1〜100の整数であり、ただし、a+bは50〜600であり、上記括弧内に示される各シロキサン単位はランダムに結合していてよい]。
上記式(1)で表されるシリコーンの製造方法は、下記式(4)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、
Figure 2019143060
(式(4)中、R、R、R、a、及びbは上記の通りである)
下記式(5)で表される化合物とを、
Figure 2019143060
(式(5)中、k=m−2であり、m及びXは上記の通りである)
付加反応させることにより上記式(1)で表されるシリコーンを得る工程を含む。
本発明のシリコーンは、着色がなく、透明であり、他のモノマー、特には親水性モノマーとの相溶性に優れる。従って、本発明のシリコーンは、コンタクトレンズ材料、眼内レンズ材料、及び人工角膜材料等の、眼科デバイス製造用として好適かつ有用である。
本発明のシリコーンは、下記式(1)で表され、両末端に下記式(2)で表される重合性基を有すこと、及び、親水性側鎖として下記式(3)で表される基を有することを特徴とする。
Figure 2019143060
式(1)中、Rは下記式(2)で表される基であり、Rは互いに独立に、炭素数1〜10の、置換又は非置換の一価炭化水素基であり、Rは互いに独立に、炭素数1〜6のアルキル基であり、Aは下記式(3)で表される基である。
Figure 2019143060
Figure 2019143060
上記式(3)で表される基は、水酸基を3個又は4個有する炭化水素鎖であり、エーテル結合を有することを特徴とする親水性側鎖である。当該親水性側鎖を有することにより、本発明のシリコーンは親水性がより高くなり、他の親水性モノマーとの相溶性が極めて良好になる。親水性側鎖が有する水酸基の数が3個未満であったり、エーテル結合を有さないと、親水性が不十分となる。そのため、他の親水性モノマーと混合する際に濁りを生じ、無色透明の重合体を与えることができない。
式(3)中、mは2〜10の整数であり、好ましくは3〜6の整数である。Xは−C2p+1−q(OH)で示される、水酸基を3個又は4個有する分岐していてもよいアルキル基であり、pは1〜6の整数であり、好ましくは3〜6の整数であり、より好ましくは4又は5であり、qは3又は4である。
上記式(3)に示す通り、Xは酸素原子を介して−C2m−の基と結合して、エーテル結合を形成している。Xとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、メチルブチル基、ジメチルブチル基、ペンチル基、メチルペンチル基、及びヘキシル基等のアルキル基において、これらの基の炭素原子に結合している水素原子のうち3個または4個がそれぞれ水酸基に置換されているものが挙げられる。好ましくは、ブチル基、及びペンチル基の構造を有するものである。また、3個または4個の水酸基は同一の炭素原子に結合していてもよいが、一つの炭素原子に結合する水酸基は一つであることが好ましい。
上記式(3)において、Xは、より好ましくは、下記式(6)又は(7)で表される基である。これらの基を有することにより、シリコーンの親水性をより一層向上させることができる。
Figure 2019143060
Figure 2019143060
(式中、は結合部位を表す。)
上記式(2)中、nは2〜8の整数であり、好ましくは3又は4であり、Rはメチル基又は水素原子である。
上記式(1)において、Rは互いに独立に、炭素数1〜10の、好ましくは炭素数1〜6の、置換又は非置換の一価炭化水素基である。このような一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、及びヘキシル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基、及びナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、及びフェニルプロピル基等のアラルキル基、ビニル基及びアリル基等のアルケニル基が挙げられる。また、Rは、これらの一価炭化水素基において、炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部がフッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子で置換された基であってもよい。置換された一価炭化水素基としては、例えばトリフロロプロピル基が挙げられる。上記例示した基の中でも、メチル基が好ましい。
上記式(1)において、Rは互いに独立に、炭素数1〜6の、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基である。Rとしては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、及びヘキシル基が挙げられる。好ましくはメチル基である。
上記式(1)において、aは1〜500の整数、好ましくは50〜300の整数であり、bは1〜100の整数、好ましくは4〜40の整数である。ただし、a+bは50〜600、好ましくは80〜340、特に好ましくは100〜300である。a+bが50未満では、上記式(1)のシリコーンから所望の可撓性を有するポリマーを得ることが難しくなる。一方、a+bが600を超えると、上記式(1)のシリコーンが、他の親水性モノマーとの相溶性が悪いものとなる恐れがある。特には、a及びbが各々上記範囲内にあり、かつ、a/bが10〜50であることが、親水性とシロキサンの疎水性とのバランスの点で好ましい。尚、上記式(1)において、括弧内に示される各シロキサン単位の結合順序は制限されるものでなく、ランダムに結合していてよい。
上記式(1)で表されるシリコーンは、下記式(4)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと下記式(5)で表される化合物との付加反応により得ることができる。以下、製造方法について、より詳細に説明する。
Figure 2019143060
式(4)中、R、R、R、a、及びbは上記の通りである。上記式(4)において、括弧内に示される各シロキサン単位の結合順序は制限されるものでなく、ランダムに結合していてよい。
Figure 2019143060
式(5)中、k=m−2であり、m及びXは上記の通りである。
上記式(5)において、k=m−2である。mは上記の通りであり、即ち、kは0〜8の整数であり、好ましくは1〜4の整数である。Xは上記式(3)で説明した通りであり、より好ましくは、下記式(6)又は(7)で表される基である。
Figure 2019143060
Figure 2019143060
(式中、は結合部位を表す。)
上記式(5)で表される化合物としては、例えば、下記式(8)又は式(9)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2019143060
Figure 2019143060
上記式(4)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンは従来公知の方法で製造することができる。特には、末端源である(メタ)アクリルシリコーンダイマーを出発原料とする方法で製造することが好ましい。(メタ)アクリルシリコーンダイマーは、例えば下記式で表されるものが挙げられる。
Figure 2019143060
(Rは上記の通りである)
上記式で表される(メタ)アクリルシリコーンダイマーとしては、例えば、下記式(10)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2019143060
例えば、上記式(10)で表される化合物と、1,1,3,3,5,5,7,7−オクタメチルテトラシロキサン及び1,3,5,7−テトラメチルテトラシロキサンを目的の構造となる量で仕込み、トリフロロメタンスルホン酸触媒で酸平衡反応させる。その後、中和し、低沸点物を減圧ストリップすることで、下記式(11)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンが得られる。
Figure 2019143060
(式中、は結合部位を表し、a及びbは上記の通りである)
上記式(4)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと上記式(5)で表される化合物との付加反応は、従来公知の方法に従って行えばよい。例えば、白金族化合物等の付加反応触媒の存在下で行う。その際、溶剤を使用してもよく、例えばヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、トルエン等の脂肪族、芳香族系溶剤、エタノール、IPA等のアルコール系溶剤を好適に使用することができる。
好ましい態様としては、例えば、上記式(5)で表される化合物を必要に応じて溶剤で希釈し、そこへ白金系ヒドロシリル化触媒を添加する。上記式(5)で表される化合物の量は、上記式(4)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン中のSiH基の個数に対する、上記式(5)で表される化合物の不飽和結合の個数の比が1〜2となる量が好ましい。白金系ヒドロシリル化触媒の種類は特に制限されず、従来公知のものが使用できる。白金の濃度は、反応基質及び溶媒の全量に対して2〜30ppmが好ましい。
次に、室温もしくはそれ以上の温度で、上記式(4)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを滴下して反応させる。滴下終了後、加温下で熟成し、その後、反応系中に残存するSiH基の量を常法に従い測定することで反応の完結を確認する。例えば、水素ガス発生量法が使用できる。その後、反応液から溶媒を留去する。反応の終点を上記のように確認することにより、上記式(4)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンが生成物中に残存しないため、高純度のシリコーンを得ることができる。なお、上記反応は一括で行ってもよい。
付加反応終了後に、反応液から過剰の上記式(5)で表される化合物を除去する。除去方法としては、減圧下ストリップ、又はイオン交換水もしくはぼう硝水で反応物を水洗して上記式(5)で表される化合物を水層へ抽出し除去する方法が挙げられる。この際、良好な2層分離を得る為に、トルエン、ヘキサン、アセトン等の溶剤を適当量使用するのが好ましい。更に、シリコーンあるいはシリコーン溶液は、精製のため活性炭、シリカゲル等の吸着剤による処理や、外観改善のため濾紙、濾過板等のフィルター(濾材)による処理を行うことが好ましい。上記式(4)と式(5)との付加反応により得られる生成物は着色している場合があるが、吸着材及び/又は濾材にて精製処理することにより無色透明な化合物を得ることができる。
また、上記反応において、必要に応じて重合禁止剤を添加してもよい。重合禁止剤としては(メタ)アクリル化合物に従来使用されているものであればよい。例えば、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、2−t−ブチルヒドロキノン、4−メトキシフェノール、及び2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)等のフェノール系重合禁止剤が挙げられる。これらの重合禁止剤は、1種単独でも2種以上を組み合わせて使用してもよい。重合禁止剤の量は特に制限されるものではないが、得られる化合物の質量に対して5〜500ppmとなる量が好ましく、より好ましくは10〜100ppmとなる量である。
上記式(1)で表される本発明のシリコーンは、他のモノマーと共重合させてポリマーを製造することができる。他のモノマーとしては、アクリル系モノマー、例えば(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート;アクリル酸誘導体、例えばN,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−アクリロイルモロホリン、N−メチル(メタ)アクリルアミド;その他の不飽和脂肪族もしくは芳香族化合物、例えばクロトン酸、桂皮酸、ビニル安息香酸;及び重合性基含有シリコーン化合物等が挙げられる。好ましくは、アクリル系モノマー及びアクリル酸誘導体である。上記他のモノマーから選ばれる1種以上と本発明のシリコーンを重合してポリマーを与える。
本発明のシリコーンは親水性が高く、親水性の高い他のモノマーとの相溶性にも優れる。従って、親水性の高い他のモノマーと混合する場合においても、濁りを生じず、無色透明であり、親水性の高い共重合体を与えることができる。本発明のシリコーンと他の重合性モノマーとから導かれる繰り返し単位を含む共重合体の製造において、本発明のシリコーンの配合割合は、本発明のシリコーンと他の重合性モノマーとの合計100質量部に対して、本発明のシリコーンの量が好ましくは1〜70質量部、より好ましくは10〜60質量部であるのがよい。尚、本発明のシリコーンを単独重合してポリマーを形成することもできる。
本発明の化合物と上記他の重合性モノマーとの共重合は従来公知の方法により行えばよい。例えば、熱重合開始剤や光重合開始剤など既知の重合開始剤を使用して行うことができる。該重合開始剤としては、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイドなどがあげられる。これら重合開始剤は単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。重合開始剤の配合量は、重合成分の合計100質量部に対して0.001〜2質量部、好ましくは0.01〜1質量部であるのがよい。
本発明の化合物から導かれる繰返し単位を含む重合体は、無色透明であり、親水性が高く、及び酸素透過性に優れる。従って、コンタクトレンズ(例えば、親水性コンタクトレンズ、シリコーンハイドロゲル)、眼内レンズ、人工角膜等の眼科デバイスを製造するのに好適である。該重合体を用いた眼科デバイスの製造方法は特に制限されるものでなく、従来公知の眼科デバイスの製造方法に従えばよい。例えば、コンタクトレンズ、眼内レンズなどレンズの形状に成形する際には、切削加工法や鋳型(モールド)法などを使用できる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明をより詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記実施例において、H−NMR分析は、JNM−ECP500(日本電子社製)を用い、測定溶媒として重アセトンを使用して実施した。
[実施例1]
下記式(8)で表される化合物20.7g(0.128モル、下記式(12)で表される化合物(オルガノハイドロジェンポリシロキサン)中のSiH基の個数に対する下記式(8)で表される化合物の不飽和結合の個数の比が1.5となる量)及びイソプロピルアルコール250.0gを、攪拌機、ジムロート、温度計、及び滴下ロートを付けた1リットルフラスコに仕込み、70℃まで昇温した。塩化白金酸アルカリ中和物とビニルシロキサンの反応物(錯体)のトルエン溶液(白金含有量0.5%)0.42g(反応基質及び溶媒の全量に対して白金濃度6ppm)を上記フラスコ中に添加した後、下記式(12)で表される化合物100.0g(0.0142モル)を、滴下ロートを用いて、2時間かけて上記フラスコ中へ滴下した。70℃で7時間熟成した後、反応系中の残存SiH基の量を水素ガス発生量法に従い測定したところ、反応前の水素ガス発生量の2%以下であった。これにより反応の完結を確認した。イソプロピルアルコールを減圧ストリップし、オイル状粗生成物111.0gを得た。
Figure 2019143060
Figure 2019143060
なお、水素ガス発生量は以下の方法により測定したものである。
清浄な100mlマイヤーフラスコに、試料10gを正確に取り、次にn−ブタノール10mlに溶解した液に20%苛性ソーダ水溶液を20ml徐々に添加し、発生した水素ガス量をガスビュレットで測定した。下記式に当てはめて、0℃、1気圧におけるガス発生量に換算した。
水素ガス発生量(ml/g)=0.359 × P × V / T × S
(P:測定時の気圧(mmHg)、V:発生水素ガス量(ml)、T:273+t℃(t℃:発生水素ガス温度=測定時の温度)、S:試料量)
上記の粗生成物にアセトン170g及び水40gを添加し、撹拌した後、静置、分液し、下層のシリコーン層を得た。この洗浄操作をさらに2回繰り返し、水/アセトン層に上記式(8)で表される化合物を抽出して除去した。白濁した下層134gに1−プロパノール40g、4−メトキシフェノール0.01g(100ppm)及び2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール0.01g(100ppm)を加えた後、濾過板濾過を行った。得られた濾液を減圧ストリップすることで無色透明の高粘稠オイル状生成物87.5gを得た(収率77.7%)。H−NMR分析により、この生成物は下記式(13)で表されるシリコーン(シリコーン1)であることが確認された。
Figure 2019143060
得られたシリコーン1のH−NMRスペクトルデータを以下に示す。
0.1ppm(540H)、0.5〜0.7ppm(16H)、1.6〜1.8ppm(16H)、1.9ppm(6H)、3.4〜3.8ppm(48H)、4.1ppm(4H)、5.5ppm(2H)、6.1ppm(2H)
得られたシリコーン1、メタクリル酸メチル、及びN,N−ジメチルアクリルアミドをそれぞれ同量ずつ混合したところ透明溶解した。
[実施例2]
上記式(8)で表される化合物を、下記式(9)で表される化合物24.6g(0.128モル、上記式(12)で表される化合物(オルガノハイドロジェンポリシロキサン)中のSiH基の個数に対する下記式(9)で表される化合物の不飽和結合の個数の比が1.5となる量)に変えた他は実施例1を繰り返し、無色透明の高粘稠オイル状生成物90.2gを得た(収率77.6%)。H−NMR分析により、該生成物は下記式(14)で表されるシリコーン(シリコーン2)であることが確認された。
Figure 2019143060
Figure 2019143060
得られたシリコーン2のH−NMRスペクトルデータを以下に示す。
0.1ppm(540H)、0.5〜0.7ppm(16H)、1.6〜1.8ppm(16H)、1.9ppm(6H)、3.4〜3.8ppm(54H)、4.1ppm(4H)、5.5ppm(2H)、6.1ppm(2H)
得られたシリコーン2、メタクリル酸メチル、及びN,N−ジメチルアクリルアミドをそれぞれ同量ずつ混合したところ透明溶解した。
[比較例1]
上記式(8)で表される化合物を、下記式(15)で表される化合物16.9g(0.128モル、上記式(12)で表される化合物(オルガノハイドロジェンポリシロキサン)中のSiH基の個数に対する、下記式(15)で表される化合物の不飽和結合の個数の比が1.5となる量)に変えた他は実施例1を繰り返し、淡褐色透明のオイル状生成物81.9gを得た(収率73.7%)。H−NMR分析により、この生成物は下記式(16)で表されるシリコーン(シリコーン3)であることが確認された。尚、比較例1の製造方法にて得られた化合物は実施例と同じく濾過板濾過による精製処理を行ったが無色透明にならなかった。
Figure 2019143060
Figure 2019143060
得られたシリコーン3のH−NMRスペクトルデータを以下に示す。
0.1ppm(540H)、0.5〜0.7ppm(16H)、1.6〜1.8ppm(16H)、1.9ppm(6H)、3.4〜3.5ppm(24H)、3.6ppm(12H)、3.8ppm(6H)、4.1ppm(4H)、5.5ppm(2H)、6.1ppm(2H)
得られたシリコーン3、メタクリル酸メチル、及びN,N−ジメチルアクリルアミドをそれぞれ同量ずつ混合したところ微白濁した。
[比較例2]
特開2016−204534号公報(特許文献2)の実施例1記載の方法により、下記式(17)で表される無色透明なシリコーンを合成した。
Figure 2019143060
上記シリコーン、メタクリル酸メチル、及びN,N−ジメチルアクリルアミドをそれぞれ同量ずつ混合したところ微白濁した。
[比較例3]
特開2016−204534号公報(特許文献2)の実施例2記載の方法により、下記式(18)で表される無色透明なシリコーンを合成した。
Figure 2019143060
上記シリコーン、メタクリル酸メチル、及びN,N−ジメチルアクリルアミドをそれぞれ同量ずつ混合したところ微白濁した。
上記比較例1に示す通り、親水性側鎖に有する水酸基の数が2個であるシリコーンは、着色を有し、さらに、他の親水性モノマーとの相溶性に劣り無色透明な共重合体を提供できない。また、比較例2及び3に示す通り、親水性側鎖がエーテル結合を有さないシリコーンは、親水性モノマーとの相溶性に劣るため無色透明な共重合体を提供できない。これに対し、実施例1〜3に示す通り、本発明のシリコーンは、着色がなく、透明であり、また、他の親水性モノマーとの相溶性に優れるため無色透明な共重合体を与えることができる。従って、本発明のシリコーンは眼科デバイス製造用シリコーンとして好適である。
本発明のシリコーンは、無色透明であり、親水性及び酸素透過性に優れる重合体を与える。従って、コンタクトレンズ(例えば、親水性コンタクトレンズ、シリコーンハイドロゲル)、眼内レンズ、人工角膜等の眼科デバイスを製造するのに好適である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。

Claims (7)

  1. 下記式(1)で表されるシリコーン
    Figure 2019143060
    [式(1)中、Rは下記式(2)で表される基であり、
    Figure 2019143060
    (式(2)中、nは2〜8の整数であり、Rはメチル基又は水素原子である)
    は互いに独立に、炭素数1〜10の、置換又は非置換の一価炭化水素基であり、Rは互いに独立に、炭素数1〜6のアルキル基であり、Aは下記式(3)で表される基であり、
    Figure 2019143060
    (式(3)中、mは2〜10の整数であり、Xは−C2p+1−q(OH)で示される、水酸基を3個又は4個有する、分岐していてもよいアルキル基であり、pは1〜6の整数であり、qは3又は4である)
    aは1〜500の整数であり、bは1〜100の整数であり、ただし、a+bは50〜600であり、上記括弧内に示される各シロキサン単位はランダムに結合していてよい]。
  2. 前記Xが、下記式(6)又は(7)で表される基である、請求項1に記載のシリコーン。
    Figure 2019143060
    Figure 2019143060
    (式中、は結合部位を表す)
  3. 下記式(1)で表されるシリコーンの製造方法であって、
    Figure 2019143060
    [式(1)中、Rは下記式(2)で表される基であり、
    Figure 2019143060
    (式(2)中、nは2〜8の整数であり、Rはメチル基又は水素原子である)
    は互いに独立に、炭素数1〜10の、置換又は非置換の一価炭化水素基であり、Rは互いに独立に、炭素数1〜6のアルキル基であり、Aは下記式(3)で表される基であり、
    Figure 2019143060
    (式(3)中、mは2〜10の整数であり、Xは−C2p+1−q(OH)で示される、水酸基を3個又は4個有する、分岐していてもよいアルキル基であり、pは1〜6の整数であり、qは3又は4である)
    aは1〜500の整数であり、bは1〜100の整数であり、ただし、a+bは50〜600であり、上記括弧内に示される各シロキサン単位はランダムに結合していてよい]
    下記式(4)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、
    Figure 2019143060
    (式(4)中、R、R、R、a、及びbは上記の通りである)
    下記式(5)で表される化合物とを、
    Figure 2019143060
    (式(5)中、k=m−2であり、m及びXは上記の通りである)
    付加反応させることにより上記式(1)で表されるシリコーンを得る工程を含む、前記製造方法。
  4. 前記Xが、下記式(6)又は(7)で表される基である、請求項3に記載の製造方法
    Figure 2019143060
    Figure 2019143060
    (式中、は結合部位を表す)。
  5. 前記付加反応工程の後に吸着材及び/又は濾材による精製処理工程を含む、請求項3又は4記載の製造方法。
  6. 請求項1又は2記載のシリコーンから導かれる繰り返し単位を含む重合体。
  7. 請求項1又は2記載のシリコーンと、これと重合性の他の化合物とから導かれる繰り返し単位を含む、請求項6記載の重合体。
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