JP2019142602A - 容器搬送装置 - Google Patents

容器搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019142602A
JP2019142602A JP2018025528A JP2018025528A JP2019142602A JP 2019142602 A JP2019142602 A JP 2019142602A JP 2018025528 A JP2018025528 A JP 2018025528A JP 2018025528 A JP2018025528 A JP 2018025528A JP 2019142602 A JP2019142602 A JP 2019142602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
conveyor
row
downstream
upstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018025528A
Other languages
English (en)
Inventor
繁彦 穂坂
Shigehiko Hosaka
繁彦 穂坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority to JP2018025528A priority Critical patent/JP2019142602A/ja
Publication of JP2019142602A publication Critical patent/JP2019142602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Relays Between Conveyors (AREA)
  • Special Conveying (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】多列で搬送される容器群から、容器群の搬送方向と交差した方向へと単列で並んだ容器列を切り離し、単列用コンベヤへと移載する搬送装置にあって、切り離される容器列の整列がたとえ困難であったとしても、所定の列数ずつ確実に容器列を切り離して移載可能な容器搬送装置を提供すること。【解決手段】搬送装置1は、上流コンベヤ11と、上流コンベヤ11上の容器群200から容器列20が1列ずつ移載される下流コンベヤ12と、容器列20の下流側を係止するストッパ14と、後続容器列20Rを上流コンベヤ11、および上流コンベヤ11と下流コンベヤ12との間のデッドプレート18の少なくともいずれか一方に停留させる停留部15とを備える。ストッパ14による係止から解除されて下流コンベヤ12により搬送される容器列20が、停留部15により停留された状態の後続容器列20Rから切り離される。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば飲料容器等の容器を搬送する装置に関する。
飲料製品の製造や梱包のラインは、容器に対する種々の処理装置や検査装置、あるいは容器の貯留部の間で順次、容器を搬送する搬送コンベヤを備えている。かかる搬送コンベヤは、容器に対する処理や検査に要する時間、および装置間の移送に要する時間等、そして、ラインに要求される稼働能力等に応じて、容器の列数や容器間の間隔等の容器配列形態を適宜に変化させながら、上流工程から下流工程へと容器を搬送する。
容器が搬送される搬送方向と直交する方向に広い幅広のコンベヤにより、多列の密集状態で搬送される容器を、幅広コンベヤによる搬送方向と直交した方向へ容器を搬送する単列用コンベヤへと移載可能な容器搬送装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の容器搬送装置は、コンベヤとしては、一升瓶等の容器群を多列で搬送する上流コンベヤおよび下流コンベヤと、下流コンベヤの下流端から移載された容器を直交した方向へ搬送する単列用コンベヤとを備えている。上流コンベヤは間欠的に駆動され、下流コンベヤは連続的に駆動される。
また、特許文献1の容器搬送装置は、容器群から単列の容器を切り離すためのストッパと、切り離された容器列を単列用コンベヤへと移載するプッシャとを備えている。これらのストッパやプッシャはそれぞれ、上下方向に昇降可能かつ前進および後退が可能に構成されている。
特許文献1では、上流コンベヤ上の容器群の先頭に並んだ容器列から順次、下流コンベヤへと1列だけ乗り移らせ、下流コンベヤ上でストッパに容器列を当接させながら上流コンベヤを数秒間駆動させることで容器列を整列させた後、上流コンベヤを停止させる。続いて、ストッパを前進させ、下流コンベヤによりストッパに規制されつつ前進する容器列と後続の容器列との間に隙間を作ることで、1列の容器を切り離したならば、ストッパを解除する。そして、切り離された容器を後方からプッシャにより単列用コンベヤまで押すことで移載させている。
特許文献1の記載によれば、上記の構成により、容器が千鳥状に配置された容器群からも1列ずつ容器を確実に切り離すことができ、装置構成が簡単であって、一升瓶等の大型の容器を扱う場合でも搬送の安定性が高いという。
ところで、多列の容器群から、一旦2列以上の容器列に切り離し、コンベヤによる搬送速度の増速により1列の容器列を得ることは容易であるが、特許文献1を含め、多列の容器群から、2列以上の状態を経ることなく1列の容器列を得るために、従来検討が重ねられている。
特開2017−65889号公報
ラインの高速化に伴い、搬送速度の高速化が要求されている。高速化に伴いサイクルタイムが短くなると、特許文献1のようにストッパの位置に容器列を整列させるために必要な時間を十分に確保することができない。
そのため、ストッパがあっても、ストッパに留められた容器列をきれいに整列させることが難しく、後続の容器列もきれいに並んでいない。そうすると、上流コンベヤから下流コンベヤへの移載時に、上流コンベヤと下流コンベヤとの境界部に位置する容器が下流側コンベヤに乗り移ったり、乗り移らなかったりして、所定の列数(例えば1列)の容器を後続の容器列から正常に切り離すことが困難となる。
特に、長角容器は、多列密集状態において向きが不揃いであるため、ストッパにより多少は整列されたとしても、円形容器と比べ、容器列の切り離しが非常に難しい。特許文献1の構成への長角容器の適用は困難と考えられる。
上流コンベヤと下流コンベヤとの境界部に取り残された容器は、次のサイクルで切り離される後続の容器列に影響する可能性がある。つまり、境界部に容器が取り残されているため、次のサイクルで上流コンベヤから下流コンベヤへと乗り移った容器列の一部で容器がダブってしまうと、容器の単列構成を実現できない。容器が重複していると、搬送装置の部材に容器が干渉する可能性もある。
さらには、境界部においてじわじわと下流側にせり出されてきた容器が他の容器よりも遅れて下流コンベヤへと乗り移ると、ストッパとの干渉を避けるため、遅れた容器の前進を待って復帰位置へとストッパを戻すといった処理が必要となる。その処理の遅れがサイクルタイムの増加に繋がりかねない。しかも、そうした処理を行うためには、特許文献1でも行っているような容器の位置検出が必須となる。
以上より、本発明は、多列で搬送される容器群から、容器群の搬送方向と交差した方向へと単列で並んだ容器列を切り離し、単列用コンベヤへと移載する搬送装置にあって、切り離される容器列の整列がたとえ困難であったとしても、所定の列数ずつ確実に容器列を切り離して移載可能な容器搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の容器搬送装置は、複数列の容器からなる容器群を所定の第1方向へと搬送する上流コンベヤと、上流コンベヤ上の容器群から、第1方向と交差した第2方向に沿って並ぶ容器列が所定の列数ずつ移載され、第1方向へ容器列を搬送する下流コンベヤと、上流コンベヤから下流コンベヤに移載された所定の列数の容器列の下流側を係止するストッパと、ストッパが係止する容器列の上流側に隣接した容器列である後続容器列を上流コンベヤ、および、上流コンベヤと下流コンベヤとの間の中間部の少なくともいずれか一方に停留させる停留部と、を備え、ストッパによる係止から解除されて下流コンベヤにより搬送される容器列が、停留部により上流コンベヤに停留された状態の後続容器列から切り離されることを特徴とする。
本発明の容器搬送装置は、第1方向へ容器列を搬送する下流コンベヤから移載される容器列を第2方向へ搬送する第2方向コンベヤをさらに備えることが好ましい。
本発明の容器搬送装置において、上流コンベヤ上の容器群から、第2方向に沿って並ぶ容器列が1列ずつ下流コンベヤへと移載されることが好ましい。
本発明の容器搬送装置において、停留部は、停止した状態の上流コンベヤおよび中間部の少なくともいずれか一方に後続容器列を停留させることが好ましい。
本発明の容器搬送装置において、停留部は、上方から降りて押さえることで後続容器列を停留することが好ましい。
本発明の容器搬送装置において、停留部は、後続容器列の下流側に出没可能であることが好ましい。
具体的には、例えば、停留部が、上流コンベヤと下流コンベヤとの間で、上流端に対して下流端が上方に位置するように傾斜可能であることが好ましい。この場合、停留部は、上流端および下流端を有する。
本発明の容器搬送装置において、ストッパによる停留が解除された容器列は、下流コンベヤから、容器の慣性により単列用コンベヤへと移載されることが好ましい。
本発明の容器搬送装置において、第1方向へ容器列を搬送する下流コンベヤから移載される容器列を第2方向へ搬送する第2方向コンベヤをさらに備え、第2方向コンベヤは、容器の幅よりも第1方向に広い支持領域を有することが好ましい。
その場合において、下流コンベヤから支持領域へと容器列が慣性により移載されることが好ましい。
本発明によれば、ストッパによる容器列の整列が不十分であるため、上流コンベヤと下流コンベヤとの境界部付近の容器の位置がばらついていたとしても、停留部により後続容器列が前方へと移動するのを阻止することにより、不用意なタイミングで下流コンベヤへと容器が乗り移ることを防いで、1列ずつ確実に容器列を切り離すことができる。
本発明の実施形態に係る容器搬送装置を模式的に示す側面図である。 図1に示す容器搬送装置の平面図である。 ストッパにより容器がきれいには整列されない状態を示す平面図である。 (a)〜(e)は、図1に示す容器搬送装置による容器搬送の過程を示す図である。 本発明の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1および図2に示す容器搬送装置(以下、搬送装置)1は、飲料製品の製造あるいは梱包を行うラインの一部を構成しており、飲料製品の容器2を搬送する。
搬送装置1は、多列で搬送される容器群200から、容器群200の搬送方向(D1)と直交した方向(D2)へと単列で並んだ容器列20を切り離して単列用コンベヤ13へと移載する。
本実施形態の容器2は、例えばPET(Polyethyleneterephthalate)等の樹脂材料から形成されたボトルであり、内容物(飲料液)が充填されている。
なお、容器2は、ガラス材料から形成された壜であってもよいし、金属材料から形成された缶やボトルであってもよい。また、必ずしも内容物が入れられている必要はない。
搬送装置1は、容器群200あるいは容器列20を第1方向D1へ搬送する上流コンベヤ11および下流コンベヤ12と、ストッパ14と、停留部15と、各部の動作を制御する図示しない制御部とを備えている。搬送装置1は、容器2を単列で搬送する単列用コンベヤ13を備えて構成されていることが好ましい。
搬送装置1は、高い処理能力が要求されるラインに好適である。各コンベヤ11,12,13により搬送される容器2の移動速度は高速の部類に該当する。したがって、容器列20の切り離しに必要な各処理が短いサイクルタイム(タクトタイム)内で行われる。
本実施形態は、多列で搬送される容器群200の先頭の行に相当する容器列20を容器群200から確実に切り離すため、ストッパ14および停留部15を備えることを主要な特徴としている。
本実施形態の上流コンベヤ11、下流コンベヤ12、および単列用コンベヤ13は、容器2を支持する無端状のチェーン、チェーンが掛け回されたスプロケット、およびスプロケットを駆動するモータ等の駆動源を備えたチェーンコンベヤである。
但し、上流コンベヤ11、下流コンベヤ12、および単列用コンベヤ13が、ベルトコンベヤ等の他の構造のコンベヤであってもよい。
〔上流コンベヤ〕
上流コンベヤ11は、多列の密集した容器2からなる容器群200を第1方向D1へと搬送する。上流コンベヤ11のチェーン11Cは、複数のスプロケット(一部の11A,11Bを図示)に掛け回されており、所定のスプロケットが駆動されることで、容器2を搬送する。
上流コンベヤ11は、図2に示すように、所定の列数の容器2を配置可能な幅を有した支持領域11D(チェーン)と、支持領域11Dの幅方向両側で容器2を第1方向D1に沿って案内するガイド16とを備えている。ガイド16の下流端16Aは、下流コンベヤ12まで延びている。
上流コンベヤ11は、図示しないモータにより間欠的に駆動される。一方、下流コンベヤ12は、図示しないモータにより連続的に駆動される。
〔下流コンベヤ〕
下流コンベヤ12は、上流コンベヤ11と直列に配置されており、上流コンベヤ11の下流端から1サイクル毎に1列ずつ移載される容器列20を第1方向D1へ搬送する。
下流コンベヤ12のチェーン12Cも、複数のスプロケット12A,12Bに掛け回されている。その他にもチェーン12Cを支持するスプロケットが存在していてもよい。
下流コンベヤ12も、上流コンベヤ11と同様に、支持領域12Dと、ガイド17とを備えている。
本明細書において、上流コンベヤ11および下流コンベヤ12の下流側を「前」、上流側を「後」と定義する。
下流コンベヤ12の上流端に位置するスプロケット12Bの近傍に配置されたノーズバー12Nと、上流コンベヤ11の下流端に位置するスプロケット11Aの近傍に配置されたノーズバー11Nとの間には、デッドプレート18(渡し板ともいう)が配置されることが好ましい。図2および図3において、デッドプレート18の図示を省略している。
下流コンベヤ12は、上流コンベヤ11上の容器群200から下流コンベヤ12に切り離された容器列20を第1方向D1へ搬送する。
ここで、容器群200においては、容器2が第1方向D1に列をなしている。図2に示す例でいうと、容器2が第1方向D1に沿って、12列で並んでいる。
この容器群200の先頭に、容器群200の行の方向(D2)に並んだ12個の容器2が、下流コンベヤ12に切り離される。切り離された容器2は、第2方向D2に沿って1列で並んでいる。この状態に基づいて、「容器列」(20)というときは、第2方向D2に並んでいる容器2の集合を意味するものとする。
〔単列用コンベヤ〕
単列用コンベヤ13は、下流コンベヤ12から移載される1列の容器列20を、第1方向D1とは直交した第2方向D2へと搬送する。
単列用コンベヤ13は、図示しないモータ等の駆動源により連続的に駆動される。但し、必要に応じて、間欠的に駆動されていてもよい。
単列用コンベヤ13は、下流コンベヤ12の支持領域12Dに隣接した支持領域13Aと、支持領域13Aに支持した容器2を第2方向D2へと案内するガイド13B,13Cとを備えている。
本実施形態は、下流コンベヤ12に切り離された容器列20を、容器2の慣性により単列用コンベヤ13へと移載することも特徴としている。これは、下流コンベヤ12により搬送される容器2の移動速度が、移載を促す外力を容器2に加えなくとも、容器2自体の慣性により、下流コンベヤ12と単列用コンベヤ13との境界部を容器2が超えて単列用コンベヤ13へ到達する程度に、高速であることを前提としている。
つまり、本実施形態において、下流コンベヤ12上の容器2を後方から単列用コンベヤ13に向けて押すプッシャ等の部材は必ずしも必要ないため、搬送装置1はプッシャ等を備えていない。そのため、プッシャ等を備える場合と比べて構成が簡略である。
単列用コンベヤ13は、慣性により移動する容器列20をガイド13Bに衝突させずに受け入れるために、1つの容器2の幅(ここでは容器2の直径)よりも第1方向D1に広い支持領域13Aを有することが好ましい。
支持領域13Aの幅は、下流コンベヤ12の支持領域12Dや単列用コンベヤ13の支持領域13Aと容器2との摩擦や、下流コンベヤ12による容器2の移動速度等を考慮して定められる。
本実施形態の単列用コンベヤ13のチェーン131(図1)は、例えば、容器2の幅に対応する幅のチェーン要素131A〜131Cが第1方向D1に3つ連結されることによって構成されている。
支持領域13Aから下流コンベヤ12の下流端に位置するスプロケット12Aに向けて、チェーン131の端部に位置するチェーン要素131Cが延びている。そのため、単列用コンベヤ13とスプロケット12Aとの間にデッドプレートを配置する必要がない。
〔ストッパ〕
ストッパ14は、上流コンベヤ11上の容器群200の先頭から下流コンベヤ12に移載された1列の容器列20(図2で斜線パターンを付している)の前側を係止し、この容器列20を下流コンベヤ12に停留させながら第2方向D2に沿って整列させる。
ストッパ14は、容器2を前方から係止する第2方向D2と平行な係止部材141と、係止部材141を図1に破線で示す軌跡で駆動する図示しない機構とを含んで構成されている。
係止部材141は、下流コンベヤ12の上流端12Eから1つの容器2の幅の分だけ下流側(前方)の位置P11で待機し、上流コンベヤ11から供給された容器列20を停留させながら(留めながら)、第2方向D2に沿って整列させる。
さらに、係止部材141は、容器列20よりも前方かつ上方の退避位置P2へと移動することで容器2から退避する。それにより、ストッパ14による容器列20の停留が解除されるので、容器列20が下流コンベヤ12により第1方向D1の前方へと搬送される。すると、この容器列20は、停留部15により上流コンベヤ11およびデッドプレート18の少なくともいずれか一方に停留された状態の後続の容器列20Rに対して前進するので、後続の容器列20Rと、先頭の容器列20との間に隙間G(図4(b))があく。つまり、容器列20が後続容器列20Rから切り離される。
「後続容器列20R」は、ストッパ14により下流コンベヤ12に停留されている容器列20の後側に隣接した上流コンベヤ11上およびデッドプレート18上の少なくともいずれか一方に位置する容器列20を言うものとする。後続容器列20Rは、次のサイクルでは容器群200の先頭に位置する。図1に示すように、後続容器列20Rがデッドプレート18と上流コンベヤ11とに跨り、停留部15によりデッドプレート18と上流コンベヤ11との両方に停留される場合もある。
本実施形態のストッパ14は、容器2を前方から係止する係止位置P11と、係止位置P11よりも前方の位置P12と、退避位置P2とを係止部材141が順次に繰り返し移動するように構成されている。係止部材141を駆動する機構は、軸、プーリ、ベルト等の機械要素を適宜に組み合わせることで実現することができる。ストッパ14が、上述の特許文献1に記載されたストッパと同様に構成されていてもよい。
〔停留部〕
停留部15は、後続容器列20Rを上流コンベヤ11およびデッドプレート18の少なくともいずれか一方に停留させる。
本実施形態の停留部15は、上方から降りて後続容器列20Rを押さえることによって後続容器列20Rを停留させる。
停留部15は、容器2の頭部(蓋)に突き当てられるパッド151と、パッド151を上下方向に昇降可能に駆動するエアシリンダ等の駆動装置152とを備えている。駆動装置152により上方から降ろされたパッド151が容器2の頭部に接触するよりも前に、上流コンベヤ11を停止させておくと、パッド151や上流コンベヤ11との摩擦により容器2の姿勢が不安定となるのを避けることができる。
後続容器列20Rを安定して停留するため、本実施形態のパッド151は、後続容器列20Rに加え、後続容器列20Rの後側に隣接した容器列20R´をも押さえる。つまり、容器群200の先頭の容器列20を1番目とすると、パッド151により、2番目および3番目の容器列20R,20R´が押さえられる。4番目以降の容器列20がパッド151により押さえられていてもよい。
但し、3番目以降の容器列20をパッド151により必ずしも停留させる必要はなく、少なくとも2番目の後続容器列20Rがパッド151により押さえられていれば足りる。
図2に二点鎖線で示すように、パッド151は、上流コンベヤ11の支持領域11Dの幅と同等の大きさに形成されており、後続容器列20Rおよび容器列20R´の全体を押さえている。
〔切り離し前の容器の挙動〕
さて、容器群200や容器列20は、必ずしも図2に示すように規則的に並ぶとは限らず、むしろ、例えば図3に示すように、不規則に並ぶ場合が多い。
図3には、容器群200から切り離された容器列20をなしている個々の容器2が、第2方向D2と平行な直線Lに対して前後にずれている様子を示している。仮に、上流コンベヤ11上の容器群200の容器2が図2に示すように規則的に正規配列をなしており、下流コンベヤ12の上流端12Eに同時に到達したとしても、密集している個々の容器2の周囲(他の容器2やガイド16、コンベヤ11,12およびデッドプレート18)との摩擦力の僅かな違いにより、上流コンベヤ11から下流コンベヤ12へと乗り移るときの速度変化や、ストッパ14による停留が解除されて容器2が前進するときの速度変化の状況が容器2毎に異なることが、容器列20の位置のばらつきの主な要因となる。
ましてや、上流コンベヤ11上の容器群200の段階から容器2が不規則に並んでいるとすれば、容器列20の切り離しが一層難しくなり、下流コンベヤ12に切り離された容器列20における容器2の位置のずれが顕著となる。容器2の肉厚が薄いと容器群200の密集した容器2が変形する場合があり、それも上流コンベヤ11やデッドプレート18上に容器2が不規則に並ぶ一因となり、容器列20の切り離しを難しくする。
ここで、ストッパ14により容器列20を整列させてはいるものの、整列させるために必要な時間を確保するのが難しいため、きれいには整列させることが困難である。整列させるために上流コンベヤ11を駆動させた状態で、ストッパ14に容器列20を後方から押し付ける時間を十分に確保することができれば良いが、サイクルタイムに処理時間を収めるため、容器2の1列分だけ上流コンベヤ11を駆動した後に、すぐに上流コンベヤ11を停止させている。
ストッパ14に留められた容器列20をきれいに整列させることが難しいと、後続の容器列20Rもきれいに並んでいない。そうすると、ストッパ14による先頭の容器列20の切り離し後、上流コンベヤ11を駆動させて後続容器列20Rを前進させた際に、容器2が下流側コンベヤに乗り移ったり、乗り移らなかったりする。そのとき、一部の容器2が上流コンベヤ11と下流コンベヤ12との境界部B(デッドプレート18)に取り残され、他の容器2から遅れて、不用意なタイミングで下流コンベヤ12へ乗り移ると、後の処理に影響したり、取り残された容器2が後続の容器2に押し出されて連なることで2列となったりしてしまう。こうした処理の異常や容器配列の異常を避けるため、本実施形態の搬送装置1は、ストッパ14に加えて停留部15を備えている。
なお、図3に示す例では、上流コンベヤ11の下流端から下流コンベヤ12の上流端へと容器群200の先頭の12個の容器2の全てが下流コンベヤ12へと乗り移り、後続の容器列とは切り離されて下流コンベヤ12を搬送されていく様子を示しているが、容器列20の一部の容器2が、下流コンベヤ12へと乗り移れない場合もあり得る。その場合は、容器列20の一部において容器2が欠損している状態となる。しかし、容器2が不用意なタイミングで下流コンベヤ12へと乗り移らない限りは、容器列20で容器2が欠損しているからといって後続の容器2の処理に影響するものではない。
ストッパ14による容器列20の整列が不十分であることで、境界部B付近の容器2の位置がばらついているとしても、停留部15により後続容器列20Rが前進するのを阻止することにより、不用意なタイミングで下流コンベヤ12へと容器2が乗り移ることを防いで、1列ずつ確実に容器列を切り離すことができる。
本実施形態の搬送装置1は、次のように動作させることができる。
図4を参照し、搬送装置1の動作を説明する。
図4(a)は、ストッパ14により整列させた容器列20を後続容器列20Rから切り離す準備が完了した状態を示している。このとき、停留部15により後続容器列20Rを押さえている。上流コンベヤ11は停止させている。
上流コンベヤ11は、図4(e)に示すように次のサイクルで上流コンベヤ11やデッドプレート18上の容器列20を下流コンベヤ12へと移載する時を除いて、停止させておく。上流コンベヤ11は、容器群200の先頭列を下流コンベヤ12へと移載させる時にのみ駆動させる。
停留部15は、この上流コンベヤ11を駆動させる時(図4(e))を除いて、後続容器列20Rを押さえるものとする。
切り離しの準備完了に続いて、図4(b)に示すように、ストッパ14を位置P11から位置P12まで前進させると、ストッパ14に係止されつつ容器列20が下流コンベヤ12の搬送力により前進するため、容器列20が後続容器列20Rに対して切り離される。その後、図4(c)に示すように、ストッパ14を退避位置P2へと退避させて、容器列20の停留を解除すると、下流コンベヤ12により容器列20が前方へと移動する。容器列20は、容器2の慣性により、図4(d)に示すように、単列用コンベヤ13へと移載される。この間、ストッパ14を位置P11へと復帰させる。
なお、図3に示すように、切り離された容器列20の容器2の位置がばらついていても、単列であるので問題ない。必要に応じて、ガイド19等を使用して容器列20を整列させることができる。
図4(e)に示すように、ストッパ14が復帰したならば、停留部15を上昇させて容器2から退避させた状態で、上流コンベヤ11を駆動させ、停止させる。ストッパ14の位置に容器列20が整列される。上流コンベヤ11は少なくとも容器2の1列分だけ駆動すれば足りる。
その後、停留部15を降ろして後続容器列20Rを押さえると、図4(a)に示す切り離し準備完了の状態に戻り、以降、同様のサイクルが繰り返される。
以上の搬送装置1の動作によれば、上流コンベヤ11から下流コンベヤ12への容器列20の移載時にのみ、停留部15による後続容器列20Rの停留を解除しているため、不用意なタイミングでは、後続容器列20Rが下流コンベヤ12へと乗り移らない。
つまり、上流コンベヤ11から下流コンベヤ12へと容器2が乗り移るタイミングを意図したタイミングに定めることができる。その結果、常に単列の容器列20を得ることができる。また、ストッパ14と容器2が干渉しないように容器2の位置を検出するといった処理を必ずしも行わないで、1列ずつ確実に容器列を切り離すことができる。
以上で説明した本実施形態の搬送装置1および搬送方法は、十分に整列させることが困難な形状、例えば、平面視で長方形を呈する長角状の容器にも適用することができる。
図5は、後続容器列20Rを上流コンベヤ11に停留させる停留部25を示す。
停留部25は、上流コンベヤ11と下流コンベヤ12との間に配置された板状の部材であって、上流端25Aに対して下流端25Bが上方に位置するように傾斜可能であることにより、後続容器列20Rの下流側に出没可能である。
停留部25は、例えば、プレートと、プレートを傾斜した状態と水平な状態との間で駆動する図示しない駆動部とから構成することができる。
停留部25は、上流コンベヤ11と下流コンベヤ12との間に水平に配置されている時は、上流コンベヤ11から下流コンベヤ12へと容器2を通過させる。このとき後続容器列20Rの下流側に対して停留部25は没した位置に退避している。この時、上流コンベヤ11を駆動させる(図4(e))。
停留部25を図5に示すように傾斜させると、停留部25の下流端25Bが後続容器列20Rの下流側に突出する。そうすると、上流端25Aにより容器2の前方への移動が妨げられるので、後続容器列20Rを停留することができる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
本発明の搬送装置は、容器を高速で搬送するコンベヤへの適用に限られるものではなく、比較的低速で容器を搬送するコンベヤを備えたものにも適用が可能である。その場合は、下流コンベヤ12から単列用コンベヤ13への容器2の移載を促すプッシャを備えることができる。
また、上記実施形態では、下流コンベヤ12に容器2が1列ずつ切り離されるが、2列以上の所定の列数の容器列が下流コンベヤ12に切り離されるように構成することもできる。
1 容器搬送装置
2 容器
11 上流コンベヤ
11A,11B スプロケット
11C チェーン
11D 支持領域
11N ノーズバー
12 下流コンベヤ
12A,12B スプロケット
12C チェーン
12D 支持領域
12E 上流端
12N ノーズバー
13 単列用コンベヤ(第2方向コンベヤ)
13A 支持領域
13B,13C ガイド
14 ストッパ
15 停留部
16 ガイド
16A 下流端
17 ガイド
18 デッドプレート(中間部)
19 ガイド
20 容器列
20R 後続容器列
25 停留部
25A 上流端
25B 下流端
131 チェーン
131A〜131C チェーン要素
141 係止部材
151 パッド
152 駆動装置
200 容器群
B 境界部(中間部)
D1 第1方向
D2 第2方向
G 隙間
L 直線
P11 係止位置
P12 位置
P2 退避位置

Claims (8)

  1. 複数列の容器からなる容器群を所定の第1方向へと搬送する上流コンベヤと、
    前記上流コンベヤ上の前記容器群から、前記第1方向と交差した第2方向に沿って並ぶ容器列が所定の列数ずつ移載され、前記第1方向へ前記容器列を搬送する下流コンベヤと、
    前記上流コンベヤから前記下流コンベヤに移載された所定の列数の前記容器列の下流側を係止するストッパと、
    前記ストッパが係止する前記容器列の上流側に隣接した前記容器列である後続容器列を前記上流コンベヤ、および、前記上流コンベヤと前記下流コンベヤとの間の中間部の少なくともいずれか一方に停留させる停留部と、を備え、
    前記ストッパによる係止から解除されて前記下流コンベヤにより搬送される前記容器列が、前記停留部により前記上流コンベヤに停留された状態の前記後続容器列から切り離される、
    ことを特徴とする容器搬送装置。
  2. 前記第1方向へ前記容器列を搬送する前記下流コンベヤから移載される前記容器列を前記第2方向へ搬送する第2方向コンベヤをさらに備える、
    請求項1に記載の容器搬送装置。
  3. 前記上流コンベヤ上の前記容器群から、前記第2方向に沿って並ぶ容器列が1列ずつ前記下流コンベヤへと移載される、
    請求項1または2に記載の容器搬送装置。
  4. 前記停留部は、
    停止した状態の前記上流コンベヤおよび前記中間部の少なくともいずれか一方に前記後続容器列を停留させる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の容器搬送装置。
  5. 前記停留部は、
    上方から降りて押さえることで前記後続容器列を停留する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の容器搬送装置。
  6. 前記停留部は、
    前記後続容器列の下流側に出没可能である、請求項1から4のいずれか一項に記載の容器搬送装置。
  7. 前記停留部は、上流端および下流端を有しており、前記上流コンベヤと前記下流コンベヤとの間で、前記上流端に対して前記下流端が上方に位置するように傾斜可能である、
    請求項6に記載の容器搬送装置。
  8. 前記第1方向へ前記容器列を搬送する前記下流コンベヤから移載される前記容器列を前記第2方向へ搬送する第2方向コンベヤをさらに備え、
    前記第2方向コンベヤは、
    前記容器の幅よりも前記第1方向に広い支持領域を有する、
    請求項2から7のいずれか一項の容器搬送装置。
JP2018025528A 2018-02-16 2018-02-16 容器搬送装置 Pending JP2019142602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018025528A JP2019142602A (ja) 2018-02-16 2018-02-16 容器搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018025528A JP2019142602A (ja) 2018-02-16 2018-02-16 容器搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019142602A true JP2019142602A (ja) 2019-08-29

Family

ID=67773513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018025528A Pending JP2019142602A (ja) 2018-02-16 2018-02-16 容器搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019142602A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102660256B1 (ko) * 2023-11-23 2024-04-24 주식회사 에이치디팩 슬라이딩 컨베이어 시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102660256B1 (ko) * 2023-11-23 2024-04-24 주식회사 에이치디팩 슬라이딩 컨베이어 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6772872B2 (en) Apparatus for diverting successive articles in a single lane to plural lanes
US8739960B2 (en) Method and device for deflecting and aligning piece goods or articles
US10822175B2 (en) Device and method for buffering piece goods
JPS62168818A (ja) スリーブ形容器用物品装填装置
US11377306B2 (en) Device for grouping containers
US9221615B2 (en) Apparatus for completing a format set of products
US9340369B2 (en) Device and method for horizontal movement of layers of articles between adjacent conveyor modules
US20090312865A1 (en) Article metering system
US20100043355A1 (en) Integrated secondary and tertiary packaging machine
JP5728741B2 (ja) カートナー
US20200156882A1 (en) Multiline transfer of product
JP4853052B2 (ja) グルーピング装置
JP2013542149A (ja) コンベヤ上に品物グループを形成する装置および方法
JP2019142602A (ja) 容器搬送装置
JP2016179858A (ja) 物品を運搬するための機械および方法
JP5680276B2 (ja) 物品搬送装置
JP2009166926A (ja) 物品供給装置
JP4945085B2 (ja) 容器整列装置、及び容器整列方法
JP2005239226A (ja) 製品搬送装置および段ボールケーサ
JP2012246079A (ja) 物品搬送装置
JP2004203598A (ja) 容器の間隔形成装置
JPH08231041A (ja) 物品の整列搬送方法及び装置
US5482427A (en) Horizontal loading apparatus
JP5511195B2 (ja) 物品搬送装置
JP6381923B2 (ja) 集積装置