JP2009166926A - 物品供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物品Wを積み重ねて収容するマガジン10の下方に、切り出しコンベヤ12が走行自在に配設される。切り出しコンベヤ12に、物品Wを所定個数単位で切り出す切り出し手段16が配設される。切り出し手段16は、物品搬送方向の後方に向けて下降傾斜する物品載置面30aを形成した複数の支持部材20,22,24,26と、水平な物品載置面34aを形成した支持部材28とを備える。各支持部材22,24,26,28の前端に、最下位の物品Wの後部を引掛けて押し出す押出部32,36が形成される。そして、切り出し手段16がマガジン10の下方を通過することで、物品Wが1個ずつ切り出されて下流側に搬送される。
【選択図】図3
Description
貯留手段に積み重ねた物品を、その下側から切り出す切り出しコンベヤを備え、
該切り出しコンベヤには、前記貯留手段の最下位の物品を個々に押し出す押出部と切り出した物品を前方が上方に向く斜状姿勢で載置すると共に、先行の物品の後部に後の物品の前部を部分的に重ねて支持し得る載置部との夫々を複数備えた切り出し手段が配設され、
前記切り出し手段は、前記貯留手段から切り出す物品が、載置部に支持された先行の切り出し物品における傾斜上面を案内されて後続する載置部に前記斜状姿勢で支持されるよう構成したことを特徴とする。
これによれば、切り出される物品は、載置部で支持されている先行の物品上を案内されて後続の載置部で支持されるから、切り出しに際して物品が落下することはなく、例えばビスケット等の脆い物品であっても、切り出し時の衝撃を回避して割れや欠けを防止して不良品の発生を抑制し得る。また、ビスケット等の厚み寸法に誤差がある物品でも、所定個数単位の確実な切り出しを高速で行なうことができる。しかも、切り出し後の物品の下流側での所定個数単位での段積み、その他の集合も容易にできる。
これによれば、所定個数単位での物品の段積みを連続的に行なうことができる。しかも、段積みは物品を落下することなく行ない得るから、例えばビスケット等の脆い物品であっても、段積み時に割れや欠けが発生するのを抑制し得る。
前記集合コンベヤから送り出される物品を前記搬送ベッドに載置して滑走させ、その物品の前方を前記支持片で規制しつつ搬送するよう構成したことを要旨とする。
これによれば、集合コンベヤから送り出されて搬送ベッド上を滑走する段積み物品が崩れるのを防止し得ると共に、該段積み物品を下流側に定間隔で高速に送り込むことができる。
これによれば、補助コンベヤから受け渡された段積み物品を低速でかつ物品搬送間隔を短かくして押送することで、下流側の搬送手段等に受け渡す際の衝撃を緩和して脆い物品の割れや欠けを未然に防止できる。
これによれば、段積み物品の押送部材による押送時に、該押送部材に蹴られて物品が崩れたりばらけたり、あるいは先走りした場合に、その姿勢や位置を矯正することができる。また、送りコンベヤから受け渡された際に段積み状態の姿勢が変化した物品についても、弾性部材によって段積み姿勢を矯正したもとで押送することができる。特に、弾性部材と物品との当接は弾力的に行なわれるので、物品に割れや欠けを発生させることがなく、段積み姿勢の矯正または維持を簡単な構成によって効果的に実施できる。
これによれば、補助コンベヤと送りコンベヤとの間の段積み物品の受け渡しを安定的に行ない得る。
次に、前述した実施例に係る包装機の物品供給装置の作用につき説明する。なお、マガジン10に収容されている物品Wについて、切り出し手段16によって切り出される最下位のものから順に1個目、2個目、・・・5個目と指称するものとする。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.実施例では、切り出し手段16によって5個の物品Wを切り出す場合で説明したが、物品Wの切り出し数はこれに限定されるものではなく、切り出し手段16を構成する支持部材や押出部の数を変更することで、切り出し数を任意に設定し得る。
2.実施例では、切り出し手段16について、最後尾の物品Wを押し出す押出部42を、第5支持部材28に連結した連結部材18に形成した場合で説明したが、第5支持部材28の後部に押出部42を形成する構成を採用し得る。
3.実施例では、切り出し手段16について、最後尾の物品Wを支持する第5支持部材28の物品載置面34aを水平に形成して物品Wを水平姿勢で支持するよう構成したが、全ての物品Wを斜状姿勢で支持する支持部材のみで構成してもよい。この場合は、例えば最後尾となる物品Wに載っている次位の物品Wの後端部を、連結部材18の上面まで案内する傾斜案内面を、最後部の支持部材の後部または連結部材の前部に形成することで対応し得る。
4.実施例では、切り出し手段16の第1支持部材20における前側の第1案内部38について、連結部材18の上面と同一レベルの水平面38bを形成したが、第1案内部38の前後寸法を、案内面38aの傾斜上縁が連結部材18の上面に整合する長さに設定して、水平面38bを省略してもよい。また第1案内部38自体を省略し、第2案内部40を、案内面40aが連結部材18の上面まで延在する前後寸法とする構成を採用可能である。
5.実施例では、切り出し手段16の物品載置面30a,34aを、平面で形成した場合で説明したが、載置部は、各物品Wの傾斜上端の位置が略同一で斜状姿勢に支持し得るものであれば、例えば凹凸形状等、その他各種形状を採用し得る。
6.実施例では、切り出し手段16を複数の支持部材20,22,24,26,28で構成した場合で説明したが、例えば1つの支持部材に、載置部および該載置部の傾斜下端側に設けられる押出部を、所定間隔毎に形成する構成を採用できる。
7.実施例では、切り出し手段16で切り出した所定個数単位の物品Wを下流側にて上下に段積みするよう構成したが、物品の集合形態は段積みに限定されるものではない。例えば、複数の物品Wを立てた状態で前後に集積する横並び集合形態、あるいは切り出された刺身重ね状のままの集合形態等であってもよく、これら各種の集合形態の物品を、例えば、実施例に示した横形製袋充填機の供給コンベヤに送り込む構成を採用し得る。
8.実施例では、集合コンベヤ44、補助コンベヤ46および送りコンベヤ52は、一対の無端ベルト44a,44a,46a,46a,52a,52aを備える構成としたが、その他の公知の各種方式を採用できる。例えば、物品搬送経路の上方または下方に無端索体を循環走行するよう配設し、該無端索体に所定間隔毎に押送片または支持片を設けて物品Wの左右を支持して下流側に移送し得るようにした構成等を採用し得る。
9.実施例では、1組の弾性部材58,58を配設した場合で説明したが、一対の弾性部材58,58からなる弾性部材組を物品搬送方向に所定間隔毎に配設することが好ましく、複数の弾性部材組を設けることで、段積み物品Wの段積み状態や押送位置の乱れをより好適に修正して安定した物品供給が達成される。
30a 物品載置面(載置部),32 押出部,34a 物品載置面(載置部)
36 押出部,42 押出部,44 集合コンベヤ,44b 押送片
46 補助コンベヤ,46b 支持片,50 搬送ベッド,52 送りコンベヤ
52b 押送片,54 渡りコンベヤ,56 供給コンベヤ,64b 押送部材
58 弾性部材,W 物品
Claims (6)
- 貯留手段(10)に積み重ねた物品(W)を、その下側から切り出す切り出しコンベヤ(12)を備え、
該切り出しコンベヤ(12)には、前記貯留手段(10)の最下位の物品(W)を個々に押し出す押出部(32,36,42)と切り出した物品(W)を前方が上方に向く斜状姿勢で載置すると共に、先行の物品(W)の後部に後の物品(W)の前部を部分的に重ねて支持し得る載置部(30a,34a)との夫々を複数備えた切り出し手段(16)が配設され、
前記切り出し手段(16)は、前記貯留手段(10)から切り出す物品(W)が、載置部(30a,34a)に支持された先行の切り出し物品(W)における傾斜上面を案内されて後続する載置部(30a,34a)に前記斜状姿勢で支持されるよう構成した
ことを特徴とする物品供給装置。 - 前記切り出しコンベヤ(12)より高速で移動し、最後尾の物品(W)より後方から各物品(W)に順次当接して先行の物品(W)上にせり上げる押送片(44b)を所定間隔毎に設けた集合コンベヤ(44)を備える請求項1記載の物品供給装置。
- 前記切り出しコンベヤ(12)の下流側に設けた搬送ベッド(50)と、前記集合コンベヤ(44)の下流側に接続され、該集合コンベヤ(44)の速度より低速に設定された補助コンベヤ(46)と、該補助コンベヤ(46)に所定間隔毎に設けた支持片(46b)とを有し、
前記集合コンベヤ(44)から送り出される物品(W)を前記搬送ベッド(50)に載置して滑走させ、その物品(W)の前方を前記支持片(46b)で規制しつつ搬送するよう構成した請求項2記載の物品供給装置。 - 前記補助コンベヤ(46)の下流側に、該補助コンベヤ(46)の速度より低速に設定されて、前記支持片(46b)での物品搬送間隔より狭い間隔で物品(W)を押送する押送片(52b)を所定間隔毎に設けた送りコンベヤ(52)を配設した請求項3記載の物品供給装置。
- 前記送りコンベヤ(52)の下流側に、物品(W)を所定間隔毎に搬送する押送部材(64b)を備える供給コンベヤ(56)を配設し、該供給コンベヤ(56)の両側方から延出し、前記押送部材(64b)で押送される物品(W)に当接して変形することで該物品(W)を押送部材(64b)に押し付けると共に物品(W)の下流側への移動を許容する一対の弾性部材(58,58)が設けられる請求項4記載の物品供給装置。
- 前記補助コンベヤ(46)から送りコンベヤ(52)への物品渡し部に、前記物品(W)の下面を支持して搬送する渡りコンベヤ(54)を配設した請求項4または5記載の物品供給装置。
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