JP2019137992A - 作業機械の緊急停止装置及び緊急停止方法 - Google Patents

作業機械の緊急停止装置及び緊急停止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】建設機械の周囲で作業している作業者の安全を確保する。【解決手段】緊急停止装置500は、建設機械の周囲の所定範囲内に侵入した障害物を検知する検知装置520と、建設機械の車体又はこれと一体化された部材に固定されたアクチュエータ542と、アクチュエータ542の出力軸とブレーキペダルBPとを連結する連結部材544と、電子制御装置560と、を備えている。そして、電子制御装置560は、検知装置520によって障害物が検知されたとき、アクチュエータ542を作動させてブレーキペダルBPをサービスブレーキの作動方向に動かす。【選択図】図2

Description

本発明は、建設機械の緊急停止装置及び緊急停止方法に関する。
建設機械の周囲で作業している作業者の安全を確保するため、特開平10−237906号公報(特許文献1)に記載されるように、建設機械と作業者とが近付いたとき、音や光などで警報を発する技術が提案されている。
特開平10−237906号公報
しかしながら、夜間作業においては、騒音苦情となるおそれがあることから、音で警報を発することができず、作業者の安全を確保することが困難な場合があった。また、建設機械のオペレータ又は作業者は、警報が発せられることに慣れることで、警報の認知度が低下し、作業者の安全を確保できないおそれもあった。
そこで、本発明は、建設機械の周囲で作業している作業者の安全を確保することができる、建設機械の緊急停止装置及び緊急停止方法を提供することを目的とする。
このため、建設機械の緊急停止装置は、建設機械の周囲の所定範囲内に侵入した障害物を検知する検知装置と、建設機械の車体又はこれと一体化された部材に固定されたアクチュエータと、アクチュエータの出力軸とブレーキペダルとを連結する連結部材と、電子制御装置と、を備えている。そして、電子制御装置は、検知装置によって障害物が検知されたとき、アクチュエータを作動させてブレーキペダルをサービスブレーキの作動方向に動かす。
また、建設機械の緊急停止方法では、建設機械の周囲の所定範囲内に侵入した障害物を検知する検知装置の出力信号を読み込み可能であると共に、ブレーキペダルをサービスブレーキの作動方向に動かすアクチュエータに対して駆動信号を出力可能な電子制御装置が、所定範囲内に障害物が侵入したことを検知したとき、アクチュエータに駆動信号を出力することで、ブレーキペダルをサービスブレーキの作動方向に動かして建設機械を緊急停止させる。
本発明によれば、建設機械の周囲で作業している作業者の安全を確保することができる。
ホイールローダの一例を示す側面図である。 緊急停止装置の一例を示すブロック図である。 検知装置の障害物検知範囲の一例を説明する平面図である。 電子制御装置の一例を示す内部構造図である。 電子制御装置の筐体の一例を示す正面図である。 非作動状態の第1実施例に係る駆動装置の説明図である。 作動状態の第1実施例に係る駆動装置の説明図である。 非作動状態の第2実施例に係る駆動装置の説明図である。 作動状態の第2実施例に係る駆動装置の説明図である。 下方から見た非作動状態の第3実施例に係る駆動装置の説明図である。 側方から見た非作動状態の第3実施例に係る駆動装置の説明図である。 下方から見た作動状態の第3実施例に係る駆動装置の説明図である。 側方から見た作動状態の第3実施例に係る駆動装置の説明図である。 非作動状態の第4実施例に係る駆動装置の説明図である。 作動状態の第4実施例に係る駆動装置の説明図である。 非作動状態の第4実施例の変形例に係る駆動装置の説明図である。 作動状態の第4実施例の変形例に係る駆動装置の説明図である。 サービスブレーキが解除された状態において、パワーシリンダの作動範囲を制限する方法の説明図である。 サービスブレーキが作動した状態において、パワーシリンダの作動範囲を制限する方法の説明図である。 検知装置の他の例を示すシステム図である。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、車体の先端に装着したバケットによって砂利や砕石をすくってダンプトラックなどへ積載する、ホイールローダ100の一例を示す。なお、ホイールローダ100が、建設機械の一例として挙げられる。
ホイールローダ100は、前部車体200と、後部車体300と、を備えている。前部車体200及び後部車体300は、上下方向に延びるセンターピン400を介して、相互に屈折可能に連結されている。
前部車体200の前方下部には、例えば、ゴムタイヤ及びホイールを含んだ、左右一対の前輪210が固定されている。また、前部車体200の両側面には、左右一対のリフトアーム220の基端部が、左右方向に延びる軸周りに回転可能に固定されている。左右一対のリフトアーム220の先端部には、左右方向に延びるバケット230が、左右方向に延びる軸周りに回転可能に固定されている。左右一対のリフトアーム220の中間部には、前部車体200に基端部が搖動可能に固定された左右一対のアームシリンダ(図示せず)の先端部が、左右方向に延びる軸周りに回転可能に固定されている。
さらに、バケット230の背面中央部には、チルトロッド240の一端が、左右方向に延びる軸周りに回転可能に固定されている。チルトロッド240の他端には、前部車体200に対して中間部が搖動可能に固定されたチルトアーム250の一端が、左右方向に延びる軸周りに回転可能に固定されている。チルトアーム250の他端には、前部車体200に対して基端部が搖動可能に固定されたバケットシリンダ260の先端部が、左右方向に延びる軸周りに回転可能に固定されている。
従って、アームシリンダを伸縮させると、左右一対のリフトアーム220の先端部が上下して、バケット230の高さを変更することができる。また、バケットシリンダ260を伸縮させると、チルトアーム250及びチルトロッド240を介して、左右一対のリフトアーム220に対するバケット230の角度を変更することができる。よって、アームシリンダ及びバケットシリンダ260を適宜制御することによって、前部車体200に対するバケット230の高さ及び姿勢を変更することができる。
後部車体300の中央下部には、例えば、ゴムタイヤ及びホイールを含んだ、左右一対の後輪310が固定されている。また、後部車体300の上部には、図示しない原動機としてのエンジンが搭載され、その上面及び両側面を覆うエンジンフード320が開閉可能に取り付けられている。エンジンの前方には、エンジンの燃料を貯蔵する燃料タンク330が、給油口を外部に露出する状態で固定されている。後部車体300の後部には、バケット230で砂利や砕石などをすくったとき、ホイールローダ100の後部が持ち上がることを抑制するためのカウンタウェイト340が搭載されている。
さらに、後部車体300には、左右一対のステアリングシリンダ350の基端部が、上下方向に延びる軸周りに回転可能に固定されている。左右一対のステアリングシリンダ350の先端部は、前部車体200の後部の離間した2位置に、上下方向に延びる軸周りに回転可能に固定されている。従って、左右一対のステアリングシリンダ350の一方を伸ばし、その他方を縮めるように作動させることで、後部車体300に対して前部車体200が折り曲げられ、ホイールローダ100を操舵することができる。また、後部車体300の前部上面には、ホイールローダ100のオペレータのための運転台360が固定されている。
なお、後部車体300に搭載されたエンジンは、アームシリンダ、バケットシリンダ260、ステアリングシリンダ350を動作させるための油圧を発生させると共に、前部車体200の前輪210及び後部車体300の後輪310を駆動する。ここで、前輪210及び後輪310は、油圧で駆動されるようにしてもよい。
図2は、ホイールローダ100に搭載された緊急停止装置500の一例を示す。
緊急停止装置500は、大別すると、ホイールローダ100周囲の所定範囲内に侵入した障害物を検知する検知装置520と、ホイールローダ100のブレーキペダルBPをサービスブレーキの作動方向に動かす駆動装置540と、マイクロコンピュータを内蔵した電子制御装置560と、を備えている。
検知装置520は、ホイールローダ100の所定箇所、例えば、後部車体300の後部上方に取り付けられている。そして、検知装置520は、ホイールローダ100の周囲の所定範囲内、具体的には、ホイールローダ100の後方の所定範囲内に侵入した障害物を検知する。障害物を検知する所定範囲は、現場状況などに応じて変化するが、例えば、幅2〜6m、ホイールローダ100から2〜10m、望ましくは、ホイールローダ100から4〜6mである。
検知装置520としては、耐水性・防汚性・防塵性に優れたステレオカメラ、例えば、エウレカ株式会社が販売している「ブラクステール(商標)」などのステレオカメラを使用することができる。検知装置520は、図3に示すように、ホイールローダ100の直近に位置する範囲Aにおいて人(歩行者、作業者など)及びその他の物体の両方を検知するか、範囲Aより遠方に位置する範囲Bにおいて人のみを検知するかを任意に切り替えることができる。検知装置520としてステレオカメラを使用する場合には、ホイールローダ100の運転台360にモニタを設置し、ステレオカメラによって撮像された画像をモニタに表示するようにしてもよい。
なお、人及びその他の物体が、障害物の一例として挙げられる。また、検知装置520は、カメラによって撮像された画像を処理することで障害物を検知するため、障害物の検知範囲を自由に設定可能な機能を備えていてもよい。
駆動装置540は、後部車体300又はこれと一体化された部材(例えば、ブラケット)に固定されたアクチュエータ542と、アクチュエータ542の出力軸とブレーキペダルBPとを連結する連結部材544と、を有している。ここで、アクチュエータ542としては、ホイールローダ100に対して容易に後付け可能とすべく、電動式のアクチュエータを使用することが望ましい。
電子制御装置560は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ560Aと、不揮発性メモリ560Bと、揮発性メモリ560Cと、入出力回路560Dと、これらを相互通信可能に接続するバス560Eと、を内蔵している。不揮発性メモリ560Bは、例えば、電気的にデータを書き換え可能なフラッシュROM(Read Only Memory)などからなり、緊急停止装置500の制御プログラム及び制御変数などを格納する。揮発性メモリ560Cは、例えば、ダイナミックRAM(Random Access Memory)などからなり、プロセッサ560Aの演算過程における一時的な記憶領域を提供する。入出力回路560Dは、例えば、IC(Integrated Circuit)などからなり、外部機器とのアナログ信号及びデジタル信号の入出力機能を提供する。また、電子制御装置560の筐体には、図5に示すように、所定範囲内に障害物が侵入したことを報知するブザー562と、障害物の検知範囲を範囲A又は範囲Bに切り替えるスイッチ564と、が取り付けられている。なお、スイッチ564は、障害物の検知範囲を、範囲B、又は、範囲A及びBのいずれかに切り替えるようにしてもよい。
そして、電子制御装置560は、検知装置520から障害物検知信号を受信すると、駆動装置540のアクチュエータ542に駆動信号を出力すると共に、筐体に取り付けられたブザー562を作動させる。要するに、電子制御装置560は、検知装置520によって障害物が検知されたとき、アクチュエータ542を作動させてブレーキペダルBPをサービスブレーキの作動方向へと動かす。ブレーキペダルBPが作動方向に動かされると、ホイールローダ100のオペレータがブレーキペダルBPを踏み込まなくても、図示しないサービスブレーキが作動して制動が行われるので、ホイールローダ100を緊急停止させることができる。このとき、電子制御装置560は、例えば、ホイールローダ100の後部が慣性によってリフトすることを抑制すべく、ブレーキペダルBPを所定時間、例えば、0.5〜1.0秒かけて、サービスブレーキの非作動位置から作動位置まで徐々に動かすことが望ましい。
従って、ホイールローダ100が後退しているとき、死角や騒音などのためにオペレータが進行方向に侵入した障害物を認識できなくても、所定範囲内に障害物が検知されると、ブレーキペダルBPを介してサービスブレーキが自動的に作動し、ホイールローダ100を緊急停止させることができる。このため、例えば、作業者が作業に専念してホイールローダ100が近付いたことに気付かなくても、ホイールローダ100が自動的に緊急停止することから、ホイールローダ100の周囲で作業している作業者の安全を確保することができる。ここで、電子制御装置560は、ホイールローダ100が後退しているときのみ緊急停止装置500が作動するように、駆動装置540のアクチュエータ542を制御してもよい。
なお、ホイールローダ100が緊急停止した場合には、例えば、図示しないスイッチをオペレータが押し下げたことに応答して、電子制御装置560が、駆動装置540のアクチュエータ542を反対方向に作動させ、ブレーキペダルBPをサービスブレーキの非作動位置まで戻すようにすればよい。
ここで、駆動装置540の各種の実施例について説明する。
なお、以下の説明においては、各実施例の混同を避ける目的から、新たな符号を付した駆動装置について説明する。
図6及び図7は、第1実施例に係る駆動装置600を示す。
駆動装置600は、アクチュエータの一例として挙げられる電動モータ610と、固定部材620と、可撓性を有するチェーン又はワイヤなどの線状部材630と、を有している。
電動モータ610は、例えば、ブレーキペダルBPの背面側のフロアパネルFPに対して、出力軸が左右方向に延びた状態で固定されている。固定部材620は、ブレーキペダルBPを挟み込んで固定可能な部材であって、例えば、ブレーキペダルBPを表裏から挟み込む一対の板材と、一対の板材を厚さ方向に連結するボルト、ワッシャ及びナットと、を有している。また、ブレーキペダルBPの背面側に位置する固定部材620の表面には、線状部材630を接続するためのリング620Aが固定されている。なお、リング620Aに代えて、突起などであってもよい。線状部材630は、電動モータ610の出力軸に巻き回され、その自由端が固定部材620のリング620Aに接続されている。このとき、線状部材630は、緊急停止装置500の非作動状態において、オペレータによるブレーキペダルBPの踏み込みを邪魔しないように、電動モータ610と固定部材620とを連結している(以下同様)。ここで、固定部材620及び線状部材630が、連結部材の一例として挙げられる。
第1実施例に係る駆動装置600によれば、緊急停止装置500の非作動状態において、ホイールローダ100のオペレータがブレーキペダルBPを踏み込むと、線状部材630が弛むことから、ブレーキペダルBPの操作を阻害することがない。従って、ホイールローダ100のオペレータは、自らの意思に応じてブレーキペダルBPを踏み込むことで、サービスブレーキを作動させることができる。
一方、ホイールローダ100の後方に位置する所定範囲内に障害物が侵入すると、電動モータ610が回転して、図7に示すように、線状部材630が出力軸に巻き込まれる。線状部材630が電動モータ610の出力軸に巻き込まれると、電動モータ610と固定部材620との相対距離が短くなり、ブレーキペダルBPが電動モータ610の方向へと引っ張られてサービスブレーキが作動する。
図8及び図9は、第2実施例に係る駆動装置650を示す。
駆動装置650は、アクチュエータの一例として挙げられるパワーシリンダ660と、固定部材670と、線状部材680と、を有している。パワーシリンダ660は、ブレーキペダルBPの背面側において、フロアパネルFPから上方に立ち上がるブラケットBKを介して、出力軸が下方に位置する状態で固定されている。パワーシリンダ660の出力軸の先端部には、線状部材680を接続するためのリング690が取り付けられている。なお、リング690に代えて、突起などであってもよい。固定部材670は、先の第1実施例と同様であるため、重複説明を排除する目的で、その説明を省略する。必要があれば、先の第1実施例の説明を参照されたい(以下同様)。線状部材680は、その一端がパワーシリンダ660の出力軸に取り付けられたリング690に接続され、その他端が固定部材670のリング670Aに接続されている。ここで、固定部材670及び線状部材680が、連結部材の一例として挙げられる。
第2実施例に係る駆動装置650によれば、緊急停止装置500の非作動状態において、ホイールローダ100のオペレータがブレーキペダルBPを踏み込むと、線状部材680が弛むことから、ブレーキペダルBPの操作を阻害することがない。従って、ホイールローダ100のオペレータは、自らの意思に応じてブレーキペダルBPを踏み込むことで、サービスブレーキを作動させることができる。
一方、ホイールローダ100の後方に位置する所定範囲内に障害物が侵入すると、パワーシリンダ660の出力軸が延びて、図9に示すように、線状部材680の一端がフロアパネルFPの方向、即ち、ブレーキペダルBPから離れる方向に移動する。線状部材680の一端がフロアパネルFPの方向に移動すると、線状部材680の長さが一定であることから、線状部材680の他端もフロアパネルFPの方向に移動する。線状部材680の他端がフロアパネルFPの方向に移動すると、ブレーキペダルBPがフロアパネルFPの方向へと引っ張られてサービスブレーキが作動する。
図10〜図13は、第3実施例に係る駆動装置700を示す。
駆動装置700は、アクチュエータの一例として挙げられるパワーシリンダ710と、リンク機構720と、固定部材730と、線状部材740と、を有している。パワーシリンダ710は、ブレーキペダルBPの背面側において、軸線が左右方向に延びた状態でフロアパネルFPに固定されている。リンク機構720は、上下方向に延びる回転軸720Aと、回転軸720Aの中間部に片持ち状態で固定された第1のレバー720Bと、回転軸720Aの上端部に片持ち状態で固定された第2のレバー720Cと、回転軸720Aを回転自由に軸支すると共にフロアパネルFPに固定されるホルダー720Dと、を有している。
第1のレバー720Bの自由端は、回転軸720Aと同様に上下方向に延びるピン部材720Eを介して、パワーシリンダ710の出力軸に回転可能に固定されている。第2のレバー720Cは、例えば、側面視で第1のレバー720Bと略90度の角度をなす状態で回転軸720Aに固定され、その自由端に線状部材740を接続するためのリング720Fが固定されている。線状部材740は、その一端が第2のレバー720Cのリング720Fに接続され、その他端が固定部材730のリング730Aに接続されている。なお、第1のレバー720B及び第2のレバー720Cは、上記のように別体型ではなく、側面視でL字形状を有する一体型のレバーであってもよい。ここで、固定部材730及び線状部材740が、連結部材の一例として挙げられる。
第3実施例に係る駆動装置700によれば、緊急停止装置500の非作動状態において、ホイールローダ100のオペレータがブレーキペダルBPを踏み込むと、線状部材740が弛むことから、ブレーキペダルBPの操作を阻害することがない。従って、ホイールローダ100のオペレータは、自らの意思に応じてブレーキペダルBPを踏み込むことで、サービスブレーキを作動させることができる。
一方、ホイールローダ100の後方に位置する所定範囲内に障害物が侵入すると、パワーシリンダ710の出力軸が延びて、図12及び図13に示すように、リンク機構720の第1のレバー720Bを介して回転軸720Aが回転する。回転軸720Aが回転すると、第1のレバー720Bとは異なる方向に向かって延びる第2のレバー720Cが、ブレーキペダルBPから離れる方向に回転する。第2のレバー720Cが回転すると、その自由端がブレーキペダルBPから離れるので、線状部材740を介してブレーキペダルBPがフロアパネルFPの方向に引っ張られてサービスブレーキが作動する。
従って、図10及び図12を比較すると容易に理解できるように、リンク機構720は、パワーシリンダ710の作動方向(伸縮方向)を略90度変向する機能を発揮し、例えば、緊急停止装置500を設置するスペースが狭い、小型のホイールローダ100であっても対応可能となる。なお、第1のレバー720B及び第2のレバー720Cの長さ又は角度を異ならせることで、ブレーキペダルBPを引っ張る距離を変えることもできる。
図14及び図15は、第4実施例に係る駆動装置750を示す。
駆動装置750は、アクチュエータの一例として挙げられるパワーシリンダ760と、押圧部材770と、を有している。パワーシリンダ760の基端部は、ブレーキペダルBPの表面、即ち、オペレータが踏み込む面を臨む位置において、例えば、運転台360のインナパネルに固定されたブラケット(図示せず)を介して、左右方向に延びる軸周りに所定角度内で搖動可能に固定されている。また、パワーシリンダ760の出力軸の先端部には、ブレーキペダルBPの表面に離接可能な、例えば、ブレーキペダルBPの接合面にゴムなどの弾性部材が貼り付けられた押圧部材770が固定されている。押圧部材770は、例えば、ブレーキペダルBPの両側面を挟み込むチャンネル形状(コ字形状)、直方体形状、円柱形状、半球形状など、任意の形状とすることができる。ここで、押圧部材770が、連結部材の一例としても挙げられる。
第4実施例に係る駆動装置750によれば、緊急停止装置500の非作動状態において、ホイールローダ100のオペレータがブレーキペダルBPを踏み込むと、押圧部材770がブレーキペダルBPから離接可能であるため、駆動装置750が非作動状態であっても、ブレーキペダルBPの操作を阻害することがない。従って、ホイールローダ100のオペレータは、自らの意思に応じてブレーキペダルBPを踏み込むことで、サービスブレーキを作動させることができる。
一方、ホイールローダ100の後方に位置する所定範囲内に障害物が侵入すると、パワーシリンダ760の出力軸が延びて、図15に示すように、押圧部材770がブレーキペダルBPを押し込んでサービスブレーキを作動させる。このとき、パワーシリンダ760の基端部が所定範囲内で搖動可能に固定されているため、ブレーキペダルBPの回転に応じてパワーシリンダ760も搖動し、ブレーキペダルBPの表面から押圧部材770が外れることが抑制される。
吊り下げ式のブレーキペダルBPの場合には、図16及び図17に示すように、パワーシリンダ760は、押圧部材770を介してペダルアームPAを押圧することもできる。即ち、パワーシリンダ760は、ブレーキペダルBP又はこれと一体化された可動部材を押圧し、サービスブレーキを作動させてもよい。
ところで、既存のホイールローダ100に緊急停止装置500を後付けする場合、ホイールローダ100の仕様、サイズなどに応じて、ブレーキペダルBPの操作角度が異なることが考えられる。そこで、図18及び図19に示すように、パワーシリンダ800の出力軸に、例えば、出力軸の軸線に対して垂直方向に延びる被検知部材810が取り付けられる。また、後部車体300又はこれと一体化された部材に、例えば、近接スイッチ、リミットスイッチなどの第1のセンサ820及び第2のセンサ830が取り付けられる。ここで、被検知部材810は、第1のセンサ820及び第2のセンサ830が検知可能な材料からなり、例えば、円環形状、立方体形状、レバー形状などの任意形状とすることができる。
第1のセンサ820は、図18に示すように、パワーシリンダ800の出力軸が縮んでサービスブレーキが解除された状態になったときに、被検知部材810を検知する位置に取り付けられている。第2のセンサ830は、図19に示すように、パワーシリンダ800の出力軸が延びてサービスブレーキを作動させる状態になったときに、被検知部材810を検知する位置に取り付けられている。
第1のセンサ820及び第2のセンサ830の各出力信号は、電子制御装置560に入力されている。そして、電子制御装置560は、パワーシリンダ800の出力軸を伸ばすとき、第2のセンサ830によって被検知部材810が検知されると、パワーシリンダ800の作動を停止させる。また、電子制御装置560は、パワーシリンダ800の出力軸を縮めるとき、第1のセンサ820によって被検知部材810が検知されると、パワーシリンダ800の作動を停止させる。
従って、ホイールローダ100の特性に合わせた位置に第1のセンサ820及び第2のセンサ830を取り付けることで、パワーシリンダ800の作動範囲を任意に変更することができる。このため、ホイールローダ100の仕様、サイズなどに応じて、ブレーキペダルBPの操作角度が異なっていても、容易に対応することができるようになる。なお、パワーシリンダ800の作動範囲は、その出力軸が縮んでサービスブレーキが解除された状態とその出力軸が延びてサービスブレーキが作動した状態との少なくとも一方を規定するようにしてもよい。
このとき、第1のセンサ820及び第2のセンサ830の取付位置を調整可能とするため、例えば、パワーシリンダ800と一体化されたブラケットに、パワーシリンダ800の出力軸が伸縮する方向に延びる長孔を形成し、その長孔を利用して第1のセンサ820及び第2のセンサ830を取り付けてもよい。このようにすれば、ホイールローダ100の特性に合わせた部材を使用しなくても、長孔の範囲内で第1のセンサ820及び第2のセンサ830の取付位置を任意に変更することができる。
検知装置520としては、所定範囲内の障害物を検知する機能を備えたステレオカメラに限らず、本出願人が以前提案した特開2016−153558号公報に記載された技術を利用してもよい。即ち、検知装置520は、図20に示すように、2つの磁界発生装置520Aと、ホイールローダ100の周囲で作業する作業者850が装着するICタグ520Bと、磁界発生装置520Aが発生する磁界に呼応してICタグ520Bから発信された電波を受信する受信装置520Cと、を有している。
2つ磁界発生装置520Aは、ホイールローダ100の後部の左右端部に設置され、図20に示すように、ホイールローダ100の後方の所定範囲Cに磁界を発生させる。ここで、2つの磁界発生装置520Aは、電子制御装置560によって制御され、例えば、電子制御装置560からの制御信号に応じて磁界の強さを変化させることで、磁界を発生させる所定範囲Cを任意に変更することができる。
ICタグ520Bは、磁界を検知したときに起動するセミアクティブ型を採用することで、内蔵電池の消耗を抑制することができる。また、ICタグ520Bは、小型・軽量であるため、作業者850のヘルメットに取り付けたり、作業者850のポケットに入れたりすることができる。受信装置520Cは、ホイールローダ100の後部の中央部に取り付けられ、その出力信号が電子制御装置560に入力されている。
電子制御装置560は、受信装置520Cの出力信号をモニタし、例えば、その変化に応じてICタグ520Bから発信された電波を検知する。そして、電子制御装置560は、ICタグ520Bから発信された電波を検知したとき、ホイールローダ100の後方の所定範囲Cに作業者850が侵入したと判断して、緊急停止装置500を作動させる。
以上の実施形態においては、建設機械の一例であるホイールローダ100について説明したが、他の建設機械としては、例えば、グレーダ、アスファルトディストリビュータ、切削機、ロードスイーパ、タイヤローラなどであってもよい。
当業者であれば、上記実施形態の技術的思想について、その一部を省略したり、その一部を適宜組み合わせたり、その一部を置換したりすることによって、新たな実施形態を生み出せることを容易に理解できるであろう。
100 ホイールローダ(建設機械)
300 後部車体(車体)
500 緊急停止装置
520 検知装置
520A 磁界発生装置
520B ICタグ
520C 受信装置
542 アクチュエータ
544 連結部材
560 電子制御装置
610 電動モータ(アクチュエータ)
620 固定部材(連結部材)
630 線状部材(連結部材)
660 パワーシリンダ(アクチュエータ)
670 固定部材(連結部材)
680 線状部材(連結部材)
710 パワーシリンダ(アクチュエータ)
720 リンク機構
730 固定部材(連結部材)
740 線状部材(連結部材)
760 パワーシリンダ(アクチュエータ)
770 押圧部材(連結部材)
800 パワーシリンダ(アクチュエータ)
810 被検知部材
820 第1のセンサ
830 第2のセンサ
850 作業者
BP ブレーキペダル
PA ペダルアーム
作業機械の周囲で作業している作業者の安全を確保するため、特開平10−237906号公報(特許文献1)に記載されるように、作業機械と作業者とが近付いたとき、音や光などで警報を発する技術が提案されている。
しかしながら、夜間作業においては、騒音苦情となるおそれがあることから、音で警報を発することができず、作業者の安全を確保することが困難な場合があった。また、作業機械のオペレータ又は作業者は、警報が発せられることに慣れることで、警報の認知度が低下し、作業者の安全を確保できないおそれもあった。
そこで、本発明は、作業機械の周囲で作業している作業者の安全を確保することができる、作業機械の緊急停止装置及び緊急停止方法を提供することを目的とする。
このため、作業機械の緊急停止装置は、作業機械の周囲の所定範囲内に侵入した障害物を検知する検知装置と、作業機械の車体又はこれと一体化された部材に固定されたアクチュエータと、アクチュエータの出力軸とブレーキペダルとを連結する連結部材と、電子制御装置と、を備えている。そして、電子制御装置は、検知装置によって障害物が検知されたとき、アクチュエータを作動させてブレーキペダルをサービスブレーキの作動方向に動かす。
また、作業機械の緊急停止方法では、作業機械の周囲の所定範囲内に侵入した障害物を検知する検知装置の出力信号を読み込み可能であると共に、ブレーキペダルをサービスブレーキの作動方向に動かすアクチュエータに対して駆動信号を出力可能な電子制御装置が、所定範囲内に障害物が侵入したことを検知したとき、アクチュエータに駆動信号を出力することで、ブレーキペダルをサービスブレーキの作動方向に動かして作業機械を緊急停止させる。
本発明によれば、作業機械の周囲で作業している作業者の安全を確保することができる。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、車体の先端に装着したバケットによって砂利や砕石をすくってダンプトラックなどへ積載する、ホイールローダ100の一例を示す。なお、ホイールローダ100が、作業機械の一例として挙げられる。
以上の実施形態においては、作業機械の一例であるホイールローダ100について説明したが、他の作業機械としては、例えば、グレーダ、アスファルトディストリビュータ、切削機、ロードスイーパ、タイヤローラなどであってもよい。
100 ホイールローダ(作業機械
300 後部車体(車体)
500 緊急停止装置
520 検知装置
520A 磁界発生装置
520B ICタグ
520C 受信装置
542 アクチュエータ
544 連結部材
560 電子制御装置
610 電動モータ(アクチュエータ)
620 固定部材(連結部材)
630 線状部材(連結部材)
660 パワーシリンダ(アクチュエータ)
670 固定部材(連結部材)
680 線状部材(連結部材)
710 パワーシリンダ(アクチュエータ)
720 リンク機構
730 固定部材(連結部材)
740 線状部材(連結部材)
760 パワーシリンダ(アクチュエータ)
770 押圧部材(連結部材)
800 パワーシリンダ(アクチュエータ)
810 被検知部材
820 第1のセンサ
830 第2のセンサ
850 作業者
BP ブレーキペダル
PA ペダルアーム

Claims (10)

  1. 建設機械の周囲の所定範囲内に侵入した障害物を検知する検知装置と、
    前記建設機械の車体又はこれと一体化された部材に固定されたアクチュエータと、
    前記アクチュエータの出力軸とブレーキペダルとを連結する連結部材と、
    前記検知装置によって障害物が検知されたとき、前記アクチュエータを作動させて前記ブレーキペダルをサービスブレーキの作動方向に動かす電子制御装置と、
    を備えた、建設機械の緊急停止装置。
  2. 前記アクチュエータは、パワーシリンダである、
    請求項1に記載の建設機械の緊急停止装置。
  3. 前記パワーシリンダの出力軸に取り付けられた被検知部材と、
    前記パワーシリンダの出力軸の伸縮方向に対する位置を調整可能なように、前記建設機械の車体又はこれと一体化された部材に固定され、前記被検知部材を検知する少なくとも1つのセンサと、
    を備え、
    前記電子制御装置は、前記少なくとも1つのセンサの出力信号に応じて、前記パワーシリンダの作動範囲を制御する、
    請求項2に記載の建設機械の緊急停止装置。
  4. 前記連結部材は、可撓性を有する部材からなり、
    前記アクチュエータは、前記部材を介して、前記ブレーキペダルを引っ張って前記ブレーキペダルを動かす、
    請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の建設機械の緊急停止装置。
  5. 前記連結部材は、前記ブレーキペダルの表面に離接可能な押圧部材からなり、
    前記アクチュエータは、前記押圧部材を介して、前記ブレーキペダルを押し込んで前記ブレーキペダルを動かす、
    請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の建設機械の緊急停止装置。
  6. 前記アクチュエータの出力軸と前記連結部材とは、前記アクチュエータの出力軸の作動方向を変向するリンク機構を介して接続された、
    請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の建設機械の緊急停止装置。
  7. 前記電子制御装置は、前記ブレーキペダルを0.5〜1.0秒かけて、サービスブレーキの非作動位置から作動位置まで徐々に動かす、
    請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の建設機械の緊急停止装置。
  8. 前記検知装置は、障害物を検知する機能を有するステレオカメラからなる、
    請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の建設機械の緊急停止装置。
  9. 前記検知装置は、
    磁界発生装置と、
    作業者が装着するICタグと、
    前記磁界発生装置が発生する磁界に呼応して前記ICタグから発信された電波を受信する受信装置と、
    を有する、請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の建設機械の緊急停止装置。
  10. 建設機械の周囲の所定範囲内に侵入した障害物を検知する検知装置の出力信号を読み込み可能であると共に、ブレーキペダルをサービスブレーキの作動方向に動かすアクチュエータに対して駆動信号を出力可能な電子制御装置が、
    前記所定範囲内に障害物が侵入したことを検知したとき、前記アクチュエータに駆動信号を出力することで、前記ブレーキペダルをサービスブレーキの作動方向に動かして前記建設機械を緊急停止させる、
    建設機械の緊急停止方法。
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