JP2019137140A - 車両のヘッドランプユニット - Google Patents

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智哉 西多
Tomoya Nishita
智哉 西多
岩崎 明
Akira Iwasaki
明 岩崎
祐輔 加納
Yusuke Kano
祐輔 加納
裕亮 河野
Yusuke Kono
裕亮 河野
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Abstract

【課題】衝突による衝撃を前輪に伝達可能にしつつ、車両前部の左右端部のバンパビームが設けられていない部分における衝撃吸収性能を向上させる機能を有した車両のヘッドランプユニットを提供する。【解決手段】車両(1)の前側に設けられた前輪(62)より前方且つ左右方向内側に対応して配設されるバンパビーム(32)より左右方向外側且つ前輪の前方に対応する位置に設けられる荷重伝達部材(61)と、バンパビームより左右方向外側に位置して設けられるヘッドランプ(68)と、ヘッドランプを車体(22)に支持する支持部材(66)と、を備えて構成されており、荷重伝達部材は、支持部材に設けられており、後方に押圧されて前輪に接触して前輪を押圧する。【選択図】図1

Description

本発明は車両のヘッドランプユニットに係り、特に前突時の衝撃吸収性能を有したヘッドランプユニットに関する。
車両の前部にはバンパビームが設けられており、車両の前突による車体やエンジンにかかるダメージを軽減することが広く行われている。
また、バンパビームの左右端部に前突による衝撃が集中するような場合に対応するよう、バンパビームの左右端部に荷重伝達部材を設けて前輪に該衝突による衝撃を伝達し、衝撃を緩和させる技術が開発されている(特許文献1)。
特開2005−119537号公報
ところで、バンパフェイシアの左右端部は、バンパビームとの前後方向の距離が近くなるデザインとなる場合がある。
上記特許文献1に開示される技術では、バンパビームを前輪前方まで延ばす必要がある。即ち、バンパフェイシアの可撓性を利用した衝撃吸収がバンパフェイシアの左右方向中央と比較して少ないままバンパビームによる衝撃の緩和が行われるので、更なる改善の余地があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、衝突による衝撃を前輪に伝達可能にしつつ、車両前部の左右端部のバンパビームが設けられていない部分における衝撃吸収性能を向上させることができる機能を有した車両のヘッドランプユニットを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の車両のヘッドランプユニットは、車両の前側に設けられた前輪より前方且つ左右方向内側に位置して配設されるバンパビームより左右方向外側且つ前記前輪の前方に位置して設けられる荷重伝達部材と、前記バンパビームより左右方向外側に位置して設けられるヘッドランプと、前記ヘッドランプを車体に支持する支持部材と、を備えて構成されており、前記荷重伝達部材は、前記支持部材に設けられており、後方に押圧されると前記前輪に接触して前輪を押圧することを特徴とする。
これにより、支持部材にバンパビームより左右方向外側且つ前輪の前方に位置するように設けられた荷重伝達部材が後方に押圧されると前輪に接触するので、車両(以下、自車という)前部の左右端部のバンパビームが設けられていない部分に例えば他車の前方左右端部と正面衝突するような自車から視て後方への押圧力が強い衝突があるとき、荷重伝達部材が他車と自車の前輪との間に位置する。即ち、自車に加わる他車との衝突による衝撃が前輪に伝達されるので、衝突による衝撃を前輪を利用して緩和することができる。
その他の態様として、前記荷重伝達部材は、前端が前記バンパビームの前端より後方に位置してなるのが好ましい。
これにより、歩行者が衝突するような軽い衝突の場合には、バンパフェイシアと荷重伝達部材との距離だけバンパフェイシアが後方に押圧されるので、荷重伝達部材に該衝突による衝撃を伝達させないようにして歩行者への衝撃を緩和させることが可能とされる。
その他の態様として、前記荷重伝達部材は、前記車両左右方向で視て外側の側面が前記前輪の左右方向中心より外側に位置してなるのが好ましい。
これにより、自車に加わる他車との衝突による衝撃が荷重伝達部材を介して前輪に伝達されるとき、荷重伝達部材に加わる押圧力が前輪の左右方向中心より外側にまで伝達されるので、荷重伝達部材を的確に支持することが可能とされる。
その他の態様として、前記車両は、前記車体客室の左右両端の下部に前後方向に延びる骨格部材を有しており、前記荷重伝達部材の下端は、前記骨格部材の上端より下側に位置してなるのが好ましい。
これにより、自車に加わる他車との衝突による衝撃が荷重伝達部材を介して前輪に伝達され、前輪が更に後方に押圧されるような場合であっても、骨格部材によって前輪を支持することができる。特に、荷重伝達部材の下端は、骨格部材の上端より下側に位置しているので、該衝突による押圧力が骨格部材に的確に加わり、前輪を的確に支持することが可能とされる。
その他の態様として、前記荷重伝達部材は、内部に空間を設けた箱型に形成されてなるのが好ましい。
これにより、荷重伝達部材の内部に空間が設けられるようにして衝撃吸収部材の質量を軽量化することで、ヘッドランプを車体に支持する支持部材の強度を高めることなく荷重伝達部材を取付けることが可能とされる。
その他の態様として、前記荷重伝達部材は、前記内部に衝撃吸収材が充填されてなるのが好ましい。
これにより、荷重伝達部材の内部に衝撃吸収材が充填されるので、衝突による衝撃を衝撃吸収材によって吸収することが可能とされる。
その他の態様として、前記荷重伝達部材は、樹脂によって形成されてなるのが好ましい。
これにより、荷重伝達部材樹脂によって形成されるようにして荷重伝達部材の質量を軽量化することで、ヘッドランプを車体に支持する支持部材の強度を高めることなく荷重伝達部材を良好に取付けることが可能とされる。
その他の態様として、前記荷重伝達部材は、前記支持部材と一体に形成されてなるのが好ましい。
これにより、支持部材と荷重伝達部材とを取付ける例えばボルト等の締結部品が不要となり、より軽量にすることが可能とされる。
本発明の車両のヘッドランプユニットによれば、支持部材にバンパビームより左右方向外側且つ前輪の前方に位置するように設けられた荷重伝達部材が後方に押圧されると前輪に接触するので、車両前部の左右端部のバンパビームが設けられていない部分に例えば他車の前方左右端部と正面衝突するような自車から視て後方への押圧力が強い衝突があるとき、荷重伝達部材が他車と自車の前輪との間に位置する。即ち、自車に加わる他車との衝突による衝撃が前輪に伝達されるので、衝突による衝撃を前輪を利用して緩和することができる。
また、バンパユニットに他車が衝突する所謂オフセット衝突においても、自車の伝達荷重、エネルギー吸収が増加して自車の車体変形をより減少させることができ、加えて他車に対しても自車のタイヤ前方まで幅広い範囲で荷重伝達することで他車の車体変形も減らすことができる。
これにより、衝突による衝撃を前輪に伝達可能にしつつ、車両前部の左右端部のバンパビームが設けられていない部分における衝撃吸収性能を向上させることができる。
本発明に係るヘッドランプユニットが配設された車両の前端部の斜視図である。 図1中I-I断面における車両の前端部の上面図である。 図1中II-II断面における本発明に係るヘッドランプユニットが配設された車両の前端部の左側面図である。 図1中I-I断面における、他車がバンパユニットの左端部に衝突した場合の車両の前端部の上面図である。 図1中II-II断面における、他車がバンパユニットの左端部に衝突した場合の車両の前端部の左側面図である。 図1中I-I断面における、歩行者がバンパユニットの左端部に衝突した場合の車両の前端部の上面図である。 図1中II-II断面における、歩行者がバンパユニットの左端部に衝突した場合の車両の前端部の左側面図である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
図1は本発明におけるヘッドランプユニット60が配設された車両(自車)1の前端部の斜視図である。
同図に示すように、車両1の前端部は、大きくは、左右一対のフロントサイドメンバ10、フロントサイドメンバ10の先端部上部に接合されたラジエータコアサポート20、フロントサイドメンバ10の先端部に取付けられたバンパユニット30及びバンパフェイシャーリーンフォース40、ヘッドランプユニット60を有して構成されている。
また、車両1は、サイドシル90及びフロントピラー92を有している。
なお、ここでは、車体部材であるフロントサイドメンバ10、ラジエータコアサポート20、バンパユニット30、バンパフェイシャーリーンフォース40、サイドシル90及びフロントピラー92についてのみ説明するが、車両1の前端部には、図示しないものの、フロントサイドメンバ10の車両1外側に位置してそれぞれフロントフェンダが配設され、ラジエータコアサポート20及びバンパフェイシャーリーンフォース40の上側に位置してフードが配設されている。
フロントサイドメンバ10は、フロントサイドメンバ部材12、12の各先端にフランジ14が形成されて構成され、ラジエータコアサポート20は、アッパサポート部材(車体)22と左右一対のサイドサポート部材24から構成されている。
そして、車両1の前端部は、フロントサイドメンバ部材12、12の先端部上面にサイドサポート部材24が接合されて構成されている。
バンパフェイシャーリーンフォース40は、左右一対のサイドブラケット42、一対の細長部材からなるステー44、バンパフェイシャーリーンフォース部材46から構成されている。詳しくは、バンパフェイシャーリーンフォース40は、バンパフェイシャーリーンフォース部材46の両端がサイドサポート部材24から車両1前方に延びるサイドブラケット42の先端部に接合されるとともに、バンパフェイシャーリーンフォース部材46の中央部近傍とアッパサポート部材22とを連結するように、一対のステー44の先端がバンパフェイシャーリーンフォース部材46に接合され、後端がアッパサポート部材22に接合されて構成されている。
サイドシル(骨格部材)90は、車体客室の左右両端の下部に前後方向に延び、フロントピラー92の他、図示しないセンターピラーやフロアパネルと接合される車体の骨格部材である。また、サイドシル90は、前輪62の後方に位置している。
フロントピラー92は、サイドシル90の前側端部から上方に向かって延び、図示しないルーフと接合される車体の骨格部材である。
バンパユニット30は、バンパビーム部材(バンパビーム)32、クラッシュ部材36、クッション部材39、バンパフェイシア50、荷重伝達部材61によって構成されており、図示しないエンジンを冷却するラジエータ21の前方に配設されている。
バンパビーム部材32は、前輪62より前方且つ左右方向内側に位置して配設される金属製の部材である。このバンパビーム部材32は、クラッシュ部材36に接合されて車両1に配設されている。クラッシュ部材36は、フロントサイドメンバ部材12の各先端に設けられたフランジ14から車両1前方に突出し、潰れることで衝撃を吸収する左右一対の部材である。
クッション部材39は、バンパビーム部材32の前側に設けられた例えば発泡ポリプロピレン製の部材である。即ち、クッション部材39は、後述する歩行者72と車両1とが前突するとき、歩行者72にかかる衝撃を緩和させることが可能となっている。
バンパフェイシア50は、左右端部が図示しないフェンダに取付けられ中央部分が前方に突出し、バンパビーム部材32及びクッション部材39を車両1の前方から覆うよう車両1前部の最前部に位置する樹脂製のカバーである。このバンパフェイシア50は、可撓性を有しており、後述する歩行者72と車両1とが前突するとき、歩行者72にかかる衝撃を緩和させることが可能となっている。
バンパビーム部材32の左右方向外側には、ヘッドランプユニット60が設けられている。ヘッドランプユニット60は、ヘッドランプ(ランプ)68、支持部材66、荷重伝達部材61によって構成されている。詳しくは、ヘッドランプユニット60は、バンパビーム部材32の左右方向外側且つ上側にヘッドランプ68が支持部材66を介して例えばアッパサポート部材22に取付けられ構成されている。
図2を参照すると、図1中I-I断面における車両の前端部の上面図が示されている。また、図3を参照すると、図1中II-II断面における車両1のバンパユニット30が配設された車両1の前端部の左側面図が示されている。
ヘッドランプ68の下側であって前輪62及びサイドシル90の前方に対応する位置には、荷重伝達部材61が支持部材66に組み付けられて配設されている。詳しくは、荷重伝達部材61は、前面(前端)61aがバンパビーム部材32の前面(前端)32aより後方かつ、ヘッドランプ68前端より後方に位置し、左右方向中心部が前輪62の左右方向中心部と同一(図2中の中心線C1)、換言すると、車両1左右方向で視て外側の端面(側端)61bが前輪62の左右方向中心部より外側に位置し、下面(下端)61cがサイドシル90の上面(上端、図3中の二点点線L1)90aより下側に位置する。
荷重伝達部材61は、硬質樹脂で形成され、内部に空洞が設けられた箱型の形状となっている。また、荷重伝達部材61の前後方向後側の面は、前輪62の周縁と同一の円弧形状である円弧部63が設けられている。また更に、荷重伝達部材61の内部には、例えば発泡ポリプロピレン製の部材である衝撃吸収材64が充填される。
支持部材66は、荷重伝達部材61と同様に硬質樹脂で形成されており、アッパサポート部材22等の車体に取付く車体取付部66a、ヘッドランプ68が取付くランプ取付部66b、荷重伝達部材61の円弧部63が取付く円弧取付部66cによって構成されている。また、円弧取付部66cは、円弧部63を覆うような形状をしている。
図4を参照すると、図1中I-I断面における、他車70がバンパユニット30の左端部に衝突した場合の車両1の前端部の上面図が示されている。また、図5を参照すると、図1中II-II断面における、他車70がバンパユニット30の左端部に衝突した場合の車両1の前端部の左側面図が示されている。以下、図4および図5を用いてバンパユニット30の左端部に他車70が衝突した場合の本発明に係るヘッドランプユニット60の作用について説明する。
他車70がバンパユニット30の左端部に衝突するとき、荷重伝達部材61が押圧されて前輪62に接触し、前輪62を押圧する。詳しくは、他車70がバンパフェイシア50の左端に衝突すると、バンパフェイシア50の左端が変形しながら前後方向後方に押圧される。これに伴い、荷重伝達部材61もまた前後方向後方に押圧されて前輪62に円弧部63が支持部材66の円弧取付部66cを介して接触する。その後も該衝突によって荷重伝達部材61が前後方向後方に押圧されると、前輪62が荷重伝達部材61によって押圧され、前輪62がサイドシル90に押圧される。
即ち、他車70がバンパフェイシア50の左端に衝突するとき、該衝突による車両1に加わる前後方向後方への押圧力は、荷重伝達部材61を介して前輪62に伝達され、前輪62を介してサイドシル90に伝達される。故に、該衝突による衝撃は、荷重伝達部材61によって前輪62及びサイドシル90を利用して緩和させることができる。特に、荷重伝達部材61に加わる後方への押圧力が前輪62の左右方向中心より外側に伝達されるので、荷重伝達部材61を的確に支持することができる。また、荷重伝達部材61の円弧部63が支持部材66の円弧取付部66cを介して前輪62に押圧されるので、円弧部63が直接前輪62に接触して破損しないように円弧取付部66cによって補強することができる。
図6を参照すると、図1中I-I断面における、歩行者72がバンパユニット30の左端部に衝突した場合の車両1の前端部の上面図が示されている。また、図7を参照すると、図1中II-II断面における、歩行者72がバンパユニット30の左端部に衝突した場合の車両1の前端部の左側面図が示されている。以下、図6および図7を用いてバンパユニット30の左端部に歩行者72が衝突した場合の本発明に係るヘッドランプユニット60の作用について説明する。
歩行者72がバンパユニット30の左端部に衝突するとき、歩行者72がヘッドランプ60に接触しても荷重伝達部材61が押圧されない。詳しくは、歩行者72がバンパフェイシア50の左端に衝突すると、バンパフェイシア50の左端が変形しながら前後方向後方に押圧される。このとき、他車70が衝突するときのような強い衝撃ではないので、バンパフェイシア50は、荷重伝達部材61に接触しない。
即ち、歩行者72がバンパフェイシア50の左端に衝突するとき、該衝突による衝撃は、前輪62及びサイドシル90に伝達されない。故に、歩行者72が衝突するような軽い衝突の場合には、バンパフェイシア50と荷重伝達部材61との距離だけバンパフェイシア50が後方に押圧されて撓みながら歩行者72を支持し、歩行者72がヘッドランプ60に接触する場合であっても荷重伝達部材61に該衝突による衝撃を伝達させないようにして歩行者への衝撃を緩和させることができる。
以上説明したように、本発明に係る車両のヘッドランプユニットでは、車両1の前側に設けられた前輪62より前方且つ左右方向内側に位置して配設されるバンパビーム部材32より左右方向外側且つ前輪62の前方に位置して設けられる荷重伝達部材61と、バンパビーム部材32より左右方向外側に位置して設けられるヘッドランプ68と、ヘッドランプ68を車体に支持する支持部材66と、を備えて構成されており、荷重伝達部材61は、バンパフェイシア50の後側の面52に設けられており、後方に押圧されて前輪62に接触して前輪62を押圧する。
従って、支持部材66にバンパビーム部材32より左右方向外側且つ前輪62の前方に位置するように設けられた荷重伝達部材61が後方に押圧されると前輪62に接触するようにしたので、車両1前部の左右端部のようなバンパビーム部材32が設けられていない部分に例えば他車70の前方左右端部と正面衝突するような自車から視て後方への押圧力が強い衝突があるとき、荷重伝達部材61が他車70と自車の前輪62との間に位置する。これにより、自車に加わる他車70との衝突による衝撃が前輪62に伝達するので、衝突による衝撃を前輪62を利用して緩和させることができる。
特に、車両1は、車体の左右両端の下部に前後方向に延びるサイドシル90を有しており、荷重伝達部材61は、サイドシル90の前方に対応する位置に配設されているので、車両1に加わる他車70との衝突による衝撃が荷重伝達部材61を介して前輪62に伝達され、前輪62が更に後方に押圧されるような場合であっても、サイドシル90によって前輪62を支持することで、前輪62を該衝突による衝撃の伝達経路にすることができる。
そして荷重伝達部材61は、内部に空間を設けた箱型に形成されているので軽いため、ヘッドランプ68をアッパサポート部材22に支持する支持部材66の強度を高めることなく荷重伝達部材61を取付けることができる。
そして、荷重伝達部材61は、内部に衝撃吸収材64が充填されているので、衝突による衝撃を衝撃吸収材64によって吸収することが可能とされる。
そして、荷重伝達部材61は、樹脂によって形成されているので、ヘッドランプ68をアッパサポート部材22に支持する支持部材66の強度を高めることなく荷重伝達部材61を良好に取付けることが可能とされる。
以上で本発明に係る車両のヘッドランプユニットの説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、荷重伝達部材61が樹脂によって形成されているが、アルミ、板金等の金属であってもよい。
また、本実施形態では、荷重伝達部材61が支持部材66に取付けられて構成されているが、支持部材66と荷重伝達部材61とを一体に形成するようにしてもよく、支持部材66もまた本実施形態のような形状でなくてもよい。
1 車両(自車)
22 アッパサポート部材(車体)
30 バンパユニット
32 バンパビーム部材
50 バンパフェイシア
52 後側の面
60 ヘッドランプユニット
61 荷重伝達部材
62 前輪
63 円弧部
64 衝撃吸収材
66 支持部材
68 ヘッドランプ
70 他車
72 歩行者
90 サイドシル(骨格部材)

Claims (8)

  1. 車両の前側に設けられた前輪より前方且つ左右方向内側に位置して配設されるバンパビームより左右方向外側且つ前記前輪の前方に位置して設けられる荷重伝達部材と、
    前記バンパビームより左右方向外側に位置して設けられるヘッドランプと、
    前記ランプを車体に支持する支持部材と、
    を備えて構成されており、
    前記荷重伝達部材は、前記支持部材に設けられており、後方に押圧されて前記前輪に接触して前輪を押圧する車両のヘッドランプユニット。
  2. 前記荷重伝達部材は、前端が前記バンパビームの前端より後方に位置してなる、請求項1に記載の車両のヘッドランプユニット。
  3. 前記荷重伝達部材は、前記車両左右方向で視て外側の側面が前記前輪の左右方向中心より外側に位置してなる、請求項1に記載の車両のヘッドランプユニット。
  4. 前記車両は、前記車体の左右両端の下部に前後方向に延びる骨格部材を有しており、
    前記荷重伝達部材は、下端が骨格部材の上端より下側に位置してなる、請求項1に記載の車両のヘッドランプユニット。
  5. 前記荷重伝達部材は、内部に空間を設けた箱型に形成されてなる、請求項1に記載の車両のヘッドランプユニット。
  6. 前記荷重伝達部材は、前記内部に衝撃吸収材が充填されてなる、請求項5に記載の車両のヘッドランプユニット。
  7. 前記荷重伝達部材は、樹脂によって形成されてなる、請求項1に記載の車両のヘッドランプユニット。
  8. 前記荷重伝達部材は、前記支持部材と一体に形成されてなる、請求項1に記載の車両のヘッドランプユニット。
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